1: 2012/03/27(火) 21:21:19.61 ID:WiOVno080
御坂「よいしょっと」ズルズル
御坂「ああ重かった」フウ
黒子「……」
御坂「どうしたのよ黒子」
黒子「お姉様……それ……なんですの?」
御坂「え、これ?」ポン
上条「」
御坂「ゴミ捨て場で拾ってきたのよ、いい椅子でしょ?」
御坂「この部屋に置こうと思って」
黒子「い、椅子ぅ?」
黒子「(どうみても類人猿ですの……)」
御坂「ああ重かった」フウ
黒子「……」
御坂「どうしたのよ黒子」
黒子「お姉様……それ……なんですの?」
御坂「え、これ?」ポン
上条「」
御坂「ゴミ捨て場で拾ってきたのよ、いい椅子でしょ?」
御坂「この部屋に置こうと思って」
黒子「い、椅子ぅ?」
黒子「(どうみても類人猿ですの……)」
3: 2012/03/27(火) 21:25:20.26 ID:WiOVno080
上条「」
黒子「(わたくしの目がおかしいのでしょうか……)」ゴシゴシ
黒子「……」チラッ
上条「」
黒子「……」
御坂「どう?」
黒子「どうと言われましても……」
御坂「いいデザインでしょ?」
黒子「はぁ……」
黒子「(人型ですの)」
黒子「(わたくしの目がおかしいのでしょうか……)」ゴシゴシ
黒子「……」チラッ
上条「」
黒子「……」
御坂「どう?」
黒子「どうと言われましても……」
御坂「いいデザインでしょ?」
黒子「はぁ……」
黒子「(人型ですの)」
5: 2012/03/27(火) 21:30:53.46 ID:WiOVno080
上条「」
黒子「むむむ……」ジー
上条「」
黒子「(微動だにしませんわ……)」
御坂「黒子にもこの良さがわかるかしら?」
御坂「まだきれいだしさ……」
御坂「なんか引き付けられるものがあるというか……」
御坂「一目見て惚れ込んじゃったのよね~」
黒子「……」
黒子「(お姉様……本気でこれを椅子と……?)」
黒子「(正直に疑問をぶつけたほうがいいのでしょうか……)」
黒子「むむむ……」ジー
上条「」
黒子「(微動だにしませんわ……)」
御坂「黒子にもこの良さがわかるかしら?」
御坂「まだきれいだしさ……」
御坂「なんか引き付けられるものがあるというか……」
御坂「一目見て惚れ込んじゃったのよね~」
黒子「……」
黒子「(お姉様……本気でこれを椅子と……?)」
黒子「(正直に疑問をぶつけたほうがいいのでしょうか……)」
7: 2012/03/27(火) 21:36:53.78 ID:WiOVno080
黒子「(でも……お姉様は純粋な心をお持ちですし……もしかしたら……)」
御坂「座り心地もいいし……」ヒョイ……ポスッ……
上条「」
御坂「ただで拾えたなんてラッキーよね」
黒子「お、お姉様……」
黒子「(やはりわたくしにはどうみても類人猿が空気椅子をしているようにしか見えませんの……)」
黒子「(その上にお姉様が座って……)」
御坂「柔らか~い」スリスリ
ムクムク
御坂「?」
御坂「なんか私の股下ぐらいに硬い棒がでてきたわ……落下防止の安全バーかしら?」
黒子「!!!」
御坂「座り心地もいいし……」ヒョイ……ポスッ……
上条「」
御坂「ただで拾えたなんてラッキーよね」
黒子「お、お姉様……」
黒子「(やはりわたくしにはどうみても類人猿が空気椅子をしているようにしか見えませんの……)」
黒子「(その上にお姉様が座って……)」
御坂「柔らか~い」スリスリ
ムクムク
御坂「?」
御坂「なんか私の股下ぐらいに硬い棒がでてきたわ……落下防止の安全バーかしら?」
黒子「!!!」
11: 2012/03/27(火) 21:42:35.53 ID:WiOVno080
黒子「お姉様! すぐに離れてくださいまし!」
黒子「(もう我慢できませんの!)」
御坂「え?」
黒子「お姉様は騙されておりますの!」
御坂「騙されてる? 誰に?」
黒子「その椅子……いえ類人猿にですの!」
上条「」
御坂「はあ? 意味がわからないんだけど……」
御坂「類人猿ってあいつのことよね?」
黒子「そうですの! 類人猿も所詮は獣で変Oだったということですの! 」
15: 2012/03/27(火) 21:46:50.48 ID:WiOVno080
御坂「どういうこと?」
黒子「大方、お姉様の純粋なお心に付け込んで……」
黒子「ここに侵入し卑猥なことをしようとでも考えているに違いありませんの!」
黒子「変O類人猿の浅はかな考えなどわたくしには通じませんわ」
上条「」
御坂「……」
黒子「まだふりを続けて……いいですの……言ってやりますの……」
黒子「それは椅子などではありませんわ! れっきとした人間……」
パンッ
黒子「……え?」ヒリヒリ
御坂「あいつのことあんまり悪く言うんじゃないわ。いくら黒子でも許さないわよ」イライラ
17: 2012/03/27(火) 21:52:47.13 ID:WiOVno080
黒子「で、ですが……」
御坂「もう今日は寝るわ」
御坂「黒子も一日頭を冷やしなさい」
黒子「……」
黒子「……わかりましたの」シュン
御坂「はあ、お風呂は明日の朝入ればいっか」
御坂「とにかくこの椅子はこの部屋に置くからね」ポン
上条「」ウイーン
御坂「あっ!」
御坂「すごいわ、変形した! 直立型になったわ!」
御坂「これなら抱き枕にも使えるわね」
黒子「やっぱりおかしいですのー!!!」
御坂「もう今日は寝るわ」
御坂「黒子も一日頭を冷やしなさい」
黒子「……」
黒子「……わかりましたの」シュン
御坂「はあ、お風呂は明日の朝入ればいっか」
御坂「とにかくこの椅子はこの部屋に置くからね」ポン
上条「」ウイーン
御坂「あっ!」
御坂「すごいわ、変形した! 直立型になったわ!」
御坂「これなら抱き枕にも使えるわね」
黒子「やっぱりおかしいですのー!!!」
20: 2012/03/27(火) 21:58:14.92 ID:WiOVno080
御坂「ベッドに入れてと……」
上条「」
黒子「お姉様……くれぐれもお気をつけて……」
御坂「もう心配性ね黒子は……」
御坂「とにかくもう寝るから、お休み」ガバッ
御坂「えへへ」ギュウ
上条「」
黒子「(わたくしも寝るとしますの……)」スッ
黒子「(今のお姉様には何を言っても無駄な気がしますし……)」
黒子「……」ジー
黒子「……」スウスウ
上条「」
黒子「お姉様……くれぐれもお気をつけて……」
御坂「もう心配性ね黒子は……」
御坂「とにかくもう寝るから、お休み」ガバッ
御坂「えへへ」ギュウ
上条「」
黒子「(わたくしも寝るとしますの……)」スッ
黒子「(今のお姉様には何を言っても無駄な気がしますし……)」
黒子「……」ジー
黒子「……」スウスウ
23: 2012/03/27(火) 22:03:08.18 ID:WiOVno080
黒子「……」スウスウ
だ、だめだって……
黒子「……ん?」パチッ
黒子「(今……お姉様の声が?)」
隣に黒子が……
黒子「……」
もう……しょうがないんだから……
黒子「(これは……まさか!)」
……静かにね?
黒子「(止めませんと!)」
25: 2012/03/27(火) 22:07:06.49 ID:WiOVno080
黒子「おらぁっそこまでですのー!」
黒子「類人猿! ついに本性を……」ガバッ
御坂「……」スウスウ
上条「」
黒子「ってあら?」
御坂「そ、そこは……駄目……」ムニャムニャ
黒子「……」
黒子「……寝言……ですの?」
上条「」
黒子「お姉様……どんな夢を……」
黒子「……」ハア
黒子「寝ますの……」ゴロン
黒子「類人猿! ついに本性を……」ガバッ
御坂「……」スウスウ
上条「」
黒子「ってあら?」
御坂「そ、そこは……駄目……」ムニャムニャ
黒子「……」
黒子「……寝言……ですの?」
上条「」
黒子「お姉様……どんな夢を……」
黒子「……」ハア
黒子「寝ますの……」ゴロン
28: 2012/03/27(火) 22:10:41.92 ID:WiOVno080
チュンチュン
黒子「……」スウスウ
黒子「……んん」ピクッ
黒子「ふあ~……もう朝ですの……」ムクリ
黒子「(これで昨日のが夢だったらどんなに幸せか……)」
御坂「あら、おはよう黒子」
黒子「おはようごさいますのお姉様」チラッ
上条「」
黒子「……」
黒子「(そう都合よくはいきませんの……)」
黒子「……」スウスウ
黒子「……んん」ピクッ
黒子「ふあ~……もう朝ですの……」ムクリ
黒子「(これで昨日のが夢だったらどんなに幸せか……)」
御坂「あら、おはよう黒子」
黒子「おはようごさいますのお姉様」チラッ
上条「」
黒子「……」
黒子「(そう都合よくはいきませんの……)」
30: 2012/03/27(火) 22:14:36.75 ID:WiOVno080
上条「」
御坂「そろそろご飯食べさせたほうがいいわよね」
黒子「……」
黒子「え!?」
御坂「椅子だってご飯ぐらい食べるわよ」ヒョイ
御坂「はい、あ~ん」スッ
上条「」パクッ
御坂「ほらほら食べたわよ!」
黒子「……」
黒子「(ここまでくると……)」
黒子「(お姉様……もしかして……)」
御坂「そろそろご飯食べさせたほうがいいわよね」
黒子「……」
黒子「え!?」
御坂「椅子だってご飯ぐらい食べるわよ」ヒョイ
御坂「はい、あ~ん」スッ
上条「」パクッ
御坂「ほらほら食べたわよ!」
黒子「……」
黒子「(ここまでくると……)」
黒子「(お姉様……もしかして……)」
33: 2012/03/27(火) 22:19:22.20 ID:WiOVno080
黒子「(気付いていてわざとやっているとしか……)」
黒子「(というよりはわたくしを騙そうとしている?)」
黒子「(類人猿をこの部屋に住ませるために?)」
御坂「じゃあ、私お風呂入ってくるわ」スタスタ
黒子「……」
黒子「よし、この間に……」
上条「」
黒子「類人猿、そろそろしゃべってはどうですの?」
上条「」
黒子「……何を企んでいるかはわかりませんがお姉様に手を出すことは私が許しませんの」
上条「」
黒子「……このっ!」ゲシッ
上条「」ドサッ
黒子「(というよりはわたくしを騙そうとしている?)」
黒子「(類人猿をこの部屋に住ませるために?)」
御坂「じゃあ、私お風呂入ってくるわ」スタスタ
黒子「……」
黒子「よし、この間に……」
上条「」
黒子「類人猿、そろそろしゃべってはどうですの?」
上条「」
黒子「……何を企んでいるかはわかりませんがお姉様に手を出すことは私が許しませんの」
上条「」
黒子「……このっ!」ゲシッ
上条「」ドサッ
38: 2012/03/27(火) 22:24:41.07 ID:WiOVno080
御坂「ふう、気持ちよかった」ガチャ
御坂「やっぱり朝風呂は最高よね~」
御坂「黒子も入って……」チラッ
黒子「このっこのっ!」ゲシゲシ
上条「」ゴロン
御坂「!」
御坂「黒子!!」
黒子「!」ビクッ
黒子「あっ……お姉様……」
上条「」デローン
御坂「……」
御坂「やっぱり朝風呂は最高よね~」
御坂「黒子も入って……」チラッ
黒子「このっこのっ!」ゲシゲシ
上条「」ゴロン
御坂「!」
御坂「黒子!!」
黒子「!」ビクッ
黒子「あっ……お姉様……」
上条「」デローン
御坂「……」
41: 2012/03/27(火) 22:28:57.36 ID:WiOVno080
御坂「なにやってるのよ!?」
黒子「い、いえ……その……これは……」
御坂「説明しなさい!」
黒子「……」
上条「」
黒子「お姉様……どうかお許しを……」
御坂「……」ムカッ
御坂「出ていきなさい! 二度と顔も見たくないわ!」
黒子「う……」グスッ
黒子「うう……」ポロポロ
黒子「……」ヒュン
黒子「い、いえ……その……これは……」
御坂「説明しなさい!」
黒子「……」
上条「」
黒子「お姉様……どうかお許しを……」
御坂「……」ムカッ
御坂「出ていきなさい! 二度と顔も見たくないわ!」
黒子「う……」グスッ
黒子「うう……」ポロポロ
黒子「……」ヒュン
45: 2012/03/27(火) 22:34:15.65 ID:WiOVno080
御坂「まったく……」
御坂「……」
御坂「やったわ! これで二人きりよ!」
御坂「ほら、あんたもいつまでも椅子のふりしてないで」ポンポン
上条「」
御坂「それにしても昨日ゴミ捨て場であんたを見つけた時はびっくりしたわ」
御坂「あれだけ言えば黒子も数日は帰ってこないかも……」
御坂「ふふふ」ニコニコ
御坂「楽しみね……どうやってすごそうかしら……」
御坂「ねえ?」
上条「」
御坂「……」
御坂「あれ?」
御坂「……」
御坂「やったわ! これで二人きりよ!」
御坂「ほら、あんたもいつまでも椅子のふりしてないで」ポンポン
上条「」
御坂「それにしても昨日ゴミ捨て場であんたを見つけた時はびっくりしたわ」
御坂「あれだけ言えば黒子も数日は帰ってこないかも……」
御坂「ふふふ」ニコニコ
御坂「楽しみね……どうやってすごそうかしら……」
御坂「ねえ?」
上条「」
御坂「……」
御坂「あれ?」
49: 2012/03/27(火) 22:39:34.49 ID:WiOVno080
御坂「お~い」
上条「」
御坂「どうしたのよ?」
上条「」
御坂「……」
御坂「えっと……」
御坂「これってもしかして……」
御坂「本当に椅子?」
御坂「……」
御坂「そっ、そんなわけないわよね……」
上条「」
上条「」
御坂「どうしたのよ?」
上条「」
御坂「……」
御坂「えっと……」
御坂「これってもしかして……」
御坂「本当に椅子?」
御坂「……」
御坂「そっ、そんなわけないわよね……」
上条「」
51: 2012/03/27(火) 22:44:34.39 ID:WiOVno080
外
黒子「……」グスン
黒子「お姉様に嫌われてしまいましたの……」シュン
黒子「もうおしまいですの」ポロポロ
上条「お、白井じゃねーか」
上条「なにやってんだ? こんなところで一人で……」
黒子「え!?」
黒子「……」
黒子「あなたのせいですのー!」ガバッ
上条「うおっ!? な、なんだ!?」
黒子「どうしてここにいるのか知りませんがようやくしゃべる気になったようですの!」
黒子「覚悟するんですの!」
黒子「……」グスン
黒子「お姉様に嫌われてしまいましたの……」シュン
黒子「もうおしまいですの」ポロポロ
上条「お、白井じゃねーか」
上条「なにやってんだ? こんなところで一人で……」
黒子「え!?」
黒子「……」
黒子「あなたのせいですのー!」ガバッ
上条「うおっ!? な、なんだ!?」
黒子「どうしてここにいるのか知りませんがようやくしゃべる気になったようですの!」
黒子「覚悟するんですの!」
55: 2012/03/27(火) 22:46:38.24 ID:LMlxoLWeO
おのれ魔術師!
58: 2012/03/27(火) 22:47:48.21 ID:WiOVno080
黒子「……」ズルズル
上条「お、おい……どこ連れて行くんだよ?」
黒子「わたくしの部屋ですの」
上条「なんで?」
黒子「お姉様に証拠を突きつけるんですの」
上条「?」
上条「さっきから話が見え……」
黒子「しらばっくれるのも今のうちですわ」
上条「はあ……」
上条「(まあでも、なんか怒ってるみたいだし……一応付き合うか)」
上条「お、おい……どこ連れて行くんだよ?」
黒子「わたくしの部屋ですの」
上条「なんで?」
黒子「お姉様に証拠を突きつけるんですの」
上条「?」
上条「さっきから話が見え……」
黒子「しらばっくれるのも今のうちですわ」
上条「はあ……」
上条「(まあでも、なんか怒ってるみたいだし……一応付き合うか)」
62: 2012/03/27(火) 22:51:46.89 ID:WiOVno080
御坂「……」
上条「」
御坂「違うわよね……だってほら」カチャカチャ
ボロン
御坂「ここだって……」ツンツン……ムニムニ……
ムクムク
御坂「こんなに大きくなるし……」
上条「」
御坂「ってあんたもなにか反応しなさいよ!」
上条「」
御坂「ふ~ん、だったらいいわ。意地でも声出させてやるわよ」ハム
御坂「……んっ」ペロペロ
御坂「……どう?」
上条「」
上条「」
御坂「違うわよね……だってほら」カチャカチャ
ボロン
御坂「ここだって……」ツンツン……ムニムニ……
ムクムク
御坂「こんなに大きくなるし……」
上条「」
御坂「ってあんたもなにか反応しなさいよ!」
上条「」
御坂「ふ~ん、だったらいいわ。意地でも声出させてやるわよ」ハム
御坂「……んっ」ペロペロ
御坂「……どう?」
上条「」
66: 2012/03/27(火) 22:55:42.43 ID:WiOVno080
バンッ
黒子「お姉様! 申し上げたいことがありますの!」
上条「ういーす」ヒョイ
御坂「あっ……あっ……もうっだめぇ……」
黒子「」
上条「」
御坂「んん!」ビクビク
御坂「……」
黒子「お、お、お姉様……」ワナワナ
御坂「え!?」ドキッ
黒子「お姉様! 申し上げたいことがありますの!」
上条「ういーす」ヒョイ
御坂「あっ……あっ……もうっだめぇ……」
黒子「」
上条「」
御坂「んん!」ビクビク
御坂「……」
黒子「お、お、お姉様……」ワナワナ
御坂「え!?」ドキッ
73: 2012/03/27(火) 23:00:26.34 ID:WiOVno080
上条「御坂……」
御坂「!?」
御坂「え……え……なんで……?」
御坂「なんであんたが……? だってここに……」
黒子「なんでここに類人猿がいるのにまだ椅子があるんですの……?」
上条「なんだ!? あれ俺にそっくりだぞ!?」
上条「」
御坂「え……ってことは……これはまさか……」
黒子「本当に……椅子だったんですの?」
上条「いやもはや椅子ではないような……」
御坂「!?」
御坂「え……え……なんで……?」
御坂「なんであんたが……? だってここに……」
黒子「なんでここに類人猿がいるのにまだ椅子があるんですの……?」
上条「なんだ!? あれ俺にそっくりだぞ!?」
上条「」
御坂「え……ってことは……これはまさか……」
黒子「本当に……椅子だったんですの?」
上条「いやもはや椅子ではないような……」
76: 2012/03/27(火) 23:04:03.80 ID:WiOVno080
御坂「ヒック……ヒック……」ポロポロ
上条「元気だせって御坂」
御坂「だ、だって……私……椅子相手に……初めて……を……」ヒックヒック
上条「それは……まあ……」
御坂「うえーん……」シクシク
上条「(どうやって励ましたものか……)」
上条「(そうだ!)」
上条「なんてな」
御坂「……ふぇ?」グスッ
上条「冗談だよ、あの椅子は本当は俺だったんだ。だから御坂としたのも……」
御坂「それはさすがに無理よ」
上条「ですよね」
上条「元気だせって御坂」
御坂「だ、だって……私……椅子相手に……初めて……を……」ヒックヒック
上条「それは……まあ……」
御坂「うえーん……」シクシク
上条「(どうやって励ましたものか……)」
上条「(そうだ!)」
上条「なんてな」
御坂「……ふぇ?」グスッ
上条「冗談だよ、あの椅子は本当は俺だったんだ。だから御坂としたのも……」
御坂「それはさすがに無理よ」
上条「ですよね」
81: 2012/03/27(火) 23:07:29.47 ID:HEB3CSIY0
ですよねwww
84: 2012/03/27(火) 23:08:37.01 ID:WiOVno080
黒子「焼却完了ですの」ヒュン
御坂「お疲れ」
上条「これで一応解決か?」
上条「まぎわらしい椅子もあったもんだ。それにしても一体誰があんなものを……」
御坂「んー……なんか今日は疲れちゃったわね……」
黒子「お姉様早く寮に戻りましょう」
上条「じゃあな御坂、気にするなとは言えないけど元気だせよ」
御坂「……努力するわ」
上条「またなにかあったら俺を頼るんだぞ、わかったな?」
御坂「……うん」キュン
黒子「(ムキーですの!)」
御坂「お疲れ」
上条「これで一応解決か?」
上条「まぎわらしい椅子もあったもんだ。それにしても一体誰があんなものを……」
御坂「んー……なんか今日は疲れちゃったわね……」
黒子「お姉様早く寮に戻りましょう」
上条「じゃあな御坂、気にするなとは言えないけど元気だせよ」
御坂「……努力するわ」
上条「またなにかあったら俺を頼るんだぞ、わかったな?」
御坂「……うん」キュン
黒子「(ムキーですの!)」
87: 2012/03/27(火) 23:14:11.90 ID:WiOVno080
御坂「俺を頼れ……か。ふふ」ニコニコ
黒子「むう……」
御坂「部屋に着いたわ」ガチャ
黒子「もうあの椅子を見ないですむと思うと清々しますの」ヒョイ
上条「」
御坂「……」
黒子「……」
御坂「黒子」
黒子「はいですの」
御坂「燃やしたのよね?」
黒子「間違いなく」
御坂「……あいつを呼ばないと」
90: 2012/03/27(火) 23:18:23.20 ID:WiOVno080
上条「なるほど、普通じゃないな」
御坂「どうしよう……」
上条「よし、俺に任せておけ」スタスタ
上条「(多分……右手で触れば消えるだろう)」スッ……ピト
ピュキーン
御坂「あっ!」
黒子「消えましたの……」
上条「これで大丈夫だ、もう安……」
上条「!」
上条「うおおおおおおおっ!!!」ガクガクガク
黒子「え!?」
御坂「どうしよう……」
上条「よし、俺に任せておけ」スタスタ
上条「(多分……右手で触れば消えるだろう)」スッ……ピト
ピュキーン
御坂「あっ!」
黒子「消えましたの……」
上条「これで大丈夫だ、もう安……」
上条「!」
上条「うおおおおおおおっ!!!」ガクガクガク
黒子「え!?」
92: 2012/03/27(火) 23:20:49.97 ID:WiOVno080
上条「な、流れ込んでくりゅうっ!!!」ガクガクガク
御坂「ちょっとどうしたの!?」
黒子「なんかヤバい気がしますの……」
上条「ああっ! ああっ!」ビクンビクン
シュウウウウウウ……
黒子「おさまったみたいですの……」
上条「……」ハアハア
上条「……」
上条「……そうか……そうだったのか……」ムクリ
御坂「?」
黒子「?」
御坂「ちょっとどうしたの!?」
黒子「なんかヤバい気がしますの……」
上条「ああっ! ああっ!」ビクンビクン
シュウウウウウウ……
黒子「おさまったみたいですの……」
上条「……」ハアハア
上条「……」
上条「……そうか……そうだったのか……」ムクリ
御坂「?」
黒子「?」
99: 2012/03/27(火) 23:24:28.37 ID:WiOVno080
御坂「どういうこと?」
黒子「さっきのはなんだったんですの?」
上条「今話す……」
上条「……あれはいわば俺の性欲が具現化したものだったらしい……」
上条「爆発した性欲が作り出した分身……」
上条「俺が性欲処理を怠った結果か……」
上条「そしてたった今……放出されていた性欲は俺の体に戻った!」
上条「あんな種無しのまがいものではない! 性欲と精0を備えた完全態だ!」
上条「さあ! 俺を止めてみろ!!」
黒子「……」ポカーン
黒子「さっきのはなんだったんですの?」
上条「今話す……」
上条「……あれはいわば俺の性欲が具現化したものだったらしい……」
上条「爆発した性欲が作り出した分身……」
上条「俺が性欲処理を怠った結果か……」
上条「そしてたった今……放出されていた性欲は俺の体に戻った!」
上条「あんな種無しのまがいものではない! 性欲と精0を備えた完全態だ!」
上条「さあ! 俺を止めてみろ!!」
黒子「……」ポカーン
103: 2012/03/27(火) 23:27:09.71 ID:WiOVno080
御坂「……」フラー
黒子「お姉様!? いっては駄目ですの!」
御坂「ち、違うのよ黒子……足が……勝手に……」フラー
上条「そうだ御坂……自分に正直になるんだ……」
御坂「……」ゴクリ
黒子「行かせませんのー!」ガシッ……グイグイ……
黒子「あんなのに近づいては絶対孕まされますの!」
御坂「で、でも……」
上条「ならばこちらから行くぞ!」
上条「ふんっ!」ダッ
黒子「ひいっ! 来ましたわ!」
黒子「お姉様!? いっては駄目ですの!」
御坂「ち、違うのよ黒子……足が……勝手に……」フラー
上条「そうだ御坂……自分に正直になるんだ……」
御坂「……」ゴクリ
黒子「行かせませんのー!」ガシッ……グイグイ……
黒子「あんなのに近づいては絶対孕まされますの!」
御坂「で、でも……」
上条「ならばこちらから行くぞ!」
上条「ふんっ!」ダッ
黒子「ひいっ! 来ましたわ!」
111: 2012/03/27(火) 23:30:39.57 ID:WiOVno080
上条「そらっ!」ピト
ピュキーン
御坂「……?」
黒子「? お姉様に右手で……」
ドクン
御坂「!」
黒子「お姉様?」
御坂「え……これって……もしかして……」
黒子「どうしたんですの!?」
御坂「私……あいつの子供……妊娠したみたい」ポー
黒子「……」
黒子「いやあああああっ! 嘘ですのおおおお!」
上条「これが俺の新しい力……悪くない……」
ピュキーン
御坂「……?」
黒子「? お姉様に右手で……」
ドクン
御坂「!」
黒子「お姉様?」
御坂「え……これって……もしかして……」
黒子「どうしたんですの!?」
御坂「私……あいつの子供……妊娠したみたい」ポー
黒子「……」
黒子「いやあああああっ! 嘘ですのおおおお!」
上条「これが俺の新しい力……悪くない……」
119: 2012/03/27(火) 23:35:31.90 ID:WiOVno080
御坂「えへへ……」サスサス
黒子「惚けている場合じゃありませんの! 早く逃げましょう!」
御坂「どうして?」
御坂「そうだ、黒子も妊娠させてもらったら?」
御坂「すごく幸せな気持ちになるのよ」
黒子「氏んでもごめんですの!」
上条「うっ……」ゴホッゴホッ
上条「吐血か……これは……想像以上に消耗が激しいな……」タラー
上条「あと……一発が限界といったところか……」
御坂「ちょっと、大丈夫!?」タタタッ
上条「俺に構うなぁっ! 腹の子にさわる……」
黒子「惚けている場合じゃありませんの! 早く逃げましょう!」
御坂「どうして?」
御坂「そうだ、黒子も妊娠させてもらったら?」
御坂「すごく幸せな気持ちになるのよ」
黒子「氏んでもごめんですの!」
上条「うっ……」ゴホッゴホッ
上条「吐血か……これは……想像以上に消耗が激しいな……」タラー
上条「あと……一発が限界といったところか……」
御坂「ちょっと、大丈夫!?」タタタッ
上条「俺に構うなぁっ! 腹の子にさわる……」
123: 2012/03/27(火) 23:39:26.58 ID:WiOVno080
上条「白井ぃ……」ジリジリ
黒子「逃げるが勝ちですの!」ヒュン
外
黒子「ふう」
ガシャーン
シュタッ
上条「俺からは逃げ切れんぞ」
黒子「え!? 窓を破って飛び降りたんですの!?」
上条「フィナーレだ!」バッ
黒子「拳を天高く掲げ……」
上条「母なる大地よ……」
上条「俺の子を産めえええええええぇぇぇ!!!!!」ダン
ドゴオオオオオン
ピュキーン
地球「孕んじゃった」
黒子「逃げるが勝ちですの!」ヒュン
外
黒子「ふう」
ガシャーン
シュタッ
上条「俺からは逃げ切れんぞ」
黒子「え!? 窓を破って飛び降りたんですの!?」
上条「フィナーレだ!」バッ
黒子「拳を天高く掲げ……」
上条「母なる大地よ……」
上条「俺の子を産めえええええええぇぇぇ!!!!!」ダン
ドゴオオオオオン
ピュキーン
地球「孕んじゃった」
128: 2012/03/27(火) 23:41:15.92 ID:QUCKG/cj0
えっ
134: 2012/03/27(火) 23:44:10.57 ID:WiOVno080
上条「……」ハアハア
上条「ぐふっ……」
上条「……」フラー
上条「……」ドサッ
黒子「力尽きたようですわ……」
御坂「あなた~!」ダッ
黒子「もうなにもいいませんの」
御坂「目を覚ましてよ! ねえ!」ユサユサ
上条「……」
上条「う……」ピクッ
上条「ぐふっ……」
上条「……」フラー
上条「……」ドサッ
黒子「力尽きたようですわ……」
御坂「あなた~!」ダッ
黒子「もうなにもいいませんの」
御坂「目を覚ましてよ! ねえ!」ユサユサ
上条「……」
上条「う……」ピクッ
137: 2012/03/27(火) 23:46:02.41 ID:WiOVno080
上条「……」パチッ
上条「あれ……どこだここ……なんで俺こんなところで寝て……」
御坂「気がついた!?」
上条「……御坂?」
上条「あ、そうか……」
上条「たしか……御坂たちの部屋で……椅子を……右手で触って」
上条「それから……あれ……どうなったんだ?」
御坂「よかった……」ギュウ
御坂「……」ポロポロ
上条「御坂……」
上条「勝ったんだよな……俺……」
上条「あれ……どこだここ……なんで俺こんなところで寝て……」
御坂「気がついた!?」
上条「……御坂?」
上条「あ、そうか……」
上条「たしか……御坂たちの部屋で……椅子を……右手で触って」
上条「それから……あれ……どうなったんだ?」
御坂「よかった……」ギュウ
御坂「……」ポロポロ
上条「御坂……」
上条「勝ったんだよな……俺……」
142: 2012/03/27(火) 23:50:30.65 ID:WiOVno080
御坂「うんうん!」
御坂「すごくかっこよかったんだから!」
上条「そっか……」
上条「それならいいさ……御坂も無事みたいだし……」
御坂「もう!」カアア
上条「よいしょ……ッゥ!」ズキッ
上条「駄目だ……足が動かん……粉々だ……」
御坂「攻撃をくらいすぎたのよ……」
黒子「飛び降りたからですの」
御坂「すごくかっこよかったんだから!」
上条「そっか……」
上条「それならいいさ……御坂も無事みたいだし……」
御坂「もう!」カアア
上条「よいしょ……ッゥ!」ズキッ
上条「駄目だ……足が動かん……粉々だ……」
御坂「攻撃をくらいすぎたのよ……」
黒子「飛び降りたからですの」
144: 2012/03/27(火) 23:53:50.78 ID:WiOVno080
上条「うう……」ズキズキ
上条「体中にも切り傷が……」
御坂「痛そう……大丈夫?」
上条「命に関わるほどじゃないだろ、心配すんな」
御坂「うん……」
御坂「これからは……あんまり無茶しすぎちゃ駄目よ……」
御坂「もう……あんただけの体じゃないんだからね!」ニコッ
黒子「……」
黒子「いい加減にしろですの!」バキッ
上条「いてっ」
上条「体中にも切り傷が……」
御坂「痛そう……大丈夫?」
上条「命に関わるほどじゃないだろ、心配すんな」
御坂「うん……」
御坂「これからは……あんまり無茶しすぎちゃ駄目よ……」
御坂「もう……あんただけの体じゃないんだからね!」ニコッ
黒子「……」
黒子「いい加減にしろですの!」バキッ
上条「いてっ」
146: 2012/03/27(火) 23:56:19.99 ID:WiOVno080
御坂「ちょっと!」
黒子「なに綺麗にまとめようとしてるんですの!?」
上条「どういうことだ?」
黒子「あなたは先ほどまで性の化身になって好き勝手暴れまわっておりましたの!」
上条「はあ?」
黒子「挙句の果てに地球を孕ませましたわ!」
上条「意味がわからん」
御坂「黒子頭おかしくなったの?」
黒子「……」
黒子「はあ……もういいですの……」
黒子「なに綺麗にまとめようとしてるんですの!?」
上条「どういうことだ?」
黒子「あなたは先ほどまで性の化身になって好き勝手暴れまわっておりましたの!」
上条「はあ?」
黒子「挙句の果てに地球を孕ませましたわ!」
上条「意味がわからん」
御坂「黒子頭おかしくなったの?」
黒子「……」
黒子「はあ……もういいですの……」
149: 2012/03/27(火) 23:59:17.81 ID:j4D//8aVO
ワロタwwwww
150: 2012/03/27(火) 23:59:34.96 ID:WiOVno080
御坂「でも……記憶がない間に私があんたの子供を妊娠したのは事実なんだからね」
上条「……」
上条「……え」
上条「はあ!?」
上条「え、え、そんな馬鹿な!? どういうことだ!?」
御坂「責任とってもらうんだから」ニコッ
上条「嘘だ! 上条さんの宝刀はまだ未使用のはず……」ゴソゴソ
黒子「うわ……目の前で……最低ですの……」
上条「……」ピタッ
上条「あれ?」ゴソゴソ
黒子「?」
上条「……」ゴソゴソ
上条「あ~……なるほどね」
上条「無いわ」
上条「……」
上条「……え」
上条「はあ!?」
上条「え、え、そんな馬鹿な!? どういうことだ!?」
御坂「責任とってもらうんだから」ニコッ
上条「嘘だ! 上条さんの宝刀はまだ未使用のはず……」ゴソゴソ
黒子「うわ……目の前で……最低ですの……」
上条「……」ピタッ
上条「あれ?」ゴソゴソ
黒子「?」
上条「……」ゴソゴソ
上条「あ~……なるほどね」
上条「無いわ」
154: 2012/03/28(水) 00:03:26.74 ID:fafk6rni0
御坂「え?」
上条「無いんです、あれが」
黒子「……」
上条「通りでな~……なんかさっきからこう……」
上条「清々しいもん」
御坂「……」
上条「なんか邪念が湧いてこない」
黒子「恐らく力を使い果たして消滅してしまったのでしょう」
上条「まあ別に女になったわけじゃないからな」
上条「今まで通り精一杯生きるよ」
御坂「え……でも……おしOことか……どうするの?」
上条「もともとあれがあったところにパイの実ぐらいの突起があるんだ。そこからできると思う」
御坂「そう……」
上条「無いんです、あれが」
黒子「……」
上条「通りでな~……なんかさっきからこう……」
上条「清々しいもん」
御坂「……」
上条「なんか邪念が湧いてこない」
黒子「恐らく力を使い果たして消滅してしまったのでしょう」
上条「まあ別に女になったわけじゃないからな」
上条「今まで通り精一杯生きるよ」
御坂「え……でも……おしOことか……どうするの?」
上条「もともとあれがあったところにパイの実ぐらいの突起があるんだ。そこからできると思う」
御坂「そう……」
167: 2012/03/28(水) 00:11:11.78 ID:fafk6rni0
御坂「辛いわね……」
黒子「ですの」
上条「でもこれが俺の選択だ。悔いはないさ」
御坂「強いのね……あんた」
黒子「ですの」
上条「はは、でも御坂からしたら浮気防止ぐらいになっていいじゃないか」
御坂「もう!」カアア
上条「こんな竿無しの俺でもいいかな、美琴?」
御坂「……」
御坂「当たり前じゃない……」グスッ
御坂「幸せにしてもらうわよ馬鹿……」ポロポロ
上条「ああ!」
黒子「……」
黒子「なんですのこれ?」
完
黒子「ですの」
上条「でもこれが俺の選択だ。悔いはないさ」
御坂「強いのね……あんた」
黒子「ですの」
上条「はは、でも御坂からしたら浮気防止ぐらいになっていいじゃないか」
御坂「もう!」カアア
上条「こんな竿無しの俺でもいいかな、美琴?」
御坂「……」
御坂「当たり前じゃない……」グスッ
御坂「幸せにしてもらうわよ馬鹿……」ポロポロ
上条「ああ!」
黒子「……」
黒子「なんですのこれ?」
完
170: 2012/03/28(水) 00:12:07.57 ID:Y2Vk6WCI0
なんだこれ……
乙
乙
172: 2012/03/28(水) 00:12:44.16 ID:6cekww5r0
地球「なんですのこれ?」
173: 2012/03/28(水) 00:13:08.54 ID:mPpAYOjBO
おい地球どうなったのか教えてくれ
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります