2: 2013/09/03(火) 18:02:43 ID:H9OVg0Ns
---訓練兵団 解散式 夜
アニ「・・・びっくりした」
ベルトルト「何してるの?」
アニ「ちょっと疲れたから、抜け出してきた」
アニ「そっちは?」
ベルトルト「僕も。少し人酔いした」
アニ「そっか」
アニ「・・・戻るよ」
ベルトルト「そう?」
アニ「あまり一緒にいない方が良い」
ベルトルト「今は大丈夫じゃないかな。こんな裏の方誰も来ないよ」
アニ「そうかな」
ベルトルト「多分ね」
アニ「じゃあもう少し良いかな」
アニ「・・・びっくりした」
ベルトルト「何してるの?」
アニ「ちょっと疲れたから、抜け出してきた」
アニ「そっちは?」
ベルトルト「僕も。少し人酔いした」
アニ「そっか」
アニ「・・・戻るよ」
ベルトルト「そう?」
アニ「あまり一緒にいない方が良い」
ベルトルト「今は大丈夫じゃないかな。こんな裏の方誰も来ないよ」
アニ「そうかな」
ベルトルト「多分ね」
アニ「じゃあもう少し良いかな」
3: 2013/09/03(火) 18:03:30 ID:H9OVg0Ns
ベルトルト「何見てるの?」
アニ「・・・これ」
ベルトルト「なに?アリ?行列?」
アニ「働いてるなーと思って」
ベルトルト「働いてるね」
アニ「・・・・・・」
ベルトルト「・・・・・・」
アニ「・・・何か引き込まれちゃう」
ベルトルト「・・・そうだね」
アニ「・・・これ」
ベルトルト「なに?アリ?行列?」
アニ「働いてるなーと思って」
ベルトルト「働いてるね」
アニ「・・・・・・」
ベルトルト「・・・・・・」
アニ「・・・何か引き込まれちゃう」
ベルトルト「・・・そうだね」
5: 2013/09/03(火) 18:16:53 ID:H9OVg0Ns
アニ「こいつ、体に比べて大きいもの運び過ぎじゃない?」
ベルトルト「必氏だね」
アニ「・・・エレンみたい」
ベルトルト「そうかな」
アニ「・・・アリン」
ベルトルト「何それ」
アニ「命名。アリン」
ベルトルト「命名しちゃった」
6: 2013/09/03(火) 18:17:23 ID:H9OVg0Ns
ベルトルト「じゃあ、アリエレンの後をついてきてるのはアルミンかな」
アニ「アリエレンじゃない。アリン」
ベルトルト「ごめん」
アニ「後ろのはアリミン」
ベルトルト「アリミンか」
アニ「あんまり変わらないね」
ベルトルト「ちょっと名前が可愛くなったよ」
アニ「ますます可愛くなっちゃうの?」
ベルトルト「可愛くなっちゃったね」
9: 2013/09/03(火) 18:38:24 ID:H9OVg0Ns
ベルトルト「今追いついてきたのはミカサだろうね」
アニ「・・・アリサ?」
ベルトルト「別人になったね」
アニ「アリになっても仲が良いね」
ベルトルト「そうだね」
アニ「・・・あ、アリンがはぐれてく」
ベルトルト「エレンだしね。しょうがないよ」
10: 2013/09/03(火) 18:39:37 ID:H9OVg0Ns
アニ「・・・このエサの塊から離れないのはアリシャ」
ベルトルト「サシャ?」
アニ「うん」
ベルトルト「もうちょっと小さいエサ運べば良いのに」
アニ「食い意地張ってるからしょうがない」
11: 2013/09/03(火) 18:41:11 ID:H9OVg0Ns
ベルトルト「その周りでぐるぐる回ってるのは?」
アニ「コ・・・ア・・・アニー?」
ベルトルト「コニー?」
アニ「うん」
ベルトルト「アニと同じ名前になっちゃったよ」
アニ「違う。アニじゃない。アニー」
ベルトルト「そっか」
アニ「うん」
ベルトルト「歌でも歌いだしそうだね」
アニ「どうして?」
ベルトルト「何となく」
13: 2013/09/03(火) 19:06:50 ID:H9OVg0Ns
ベルトルト「・・・じゃあ、さっきから2匹でつるんでるのは」
アニ「ジャンとマルコかな・・・」
ベルトルト「命名は?」
アニ「・・・ジャン・・・アリ・・・アリャン・・・アリ・・・ジャン・・・」
ベルトルト「そんなに真剣に考えなくても良いんだよ」
アニ「じゃあ、アリジャンでいいや」
ベルトルト「指摘してるだけだね」
アニ「・・・ジャン使えない・・・」
ベルトルト「こんなところで最低評価受けてるとは彼も思わないだろうね」
16: 2013/09/03(火) 20:32:51 ID:H9OVg0Ns
アニ「マルコはアリコ」
ベルトルト「サクッと出たね」
アニ「マルコは出来る奴だから」
ベルトルト「評価基準そこなんだ」
アニ「ハマってると思うけど」
ベルトルト「安心できる感じだね」
アニ「安心?」
ベルトルト「急な病気や怪我にも安心かなって」
アニ「どうして?」
ベルトルト「何となく」
17: 2013/09/03(火) 20:41:21 ID:H9OVg0Ns
ベルトルト「こっちも2匹つるんでるのがいる」
アニ「もうアリスタとアリルで良いや」
ベルトルト「飽きたんだ」
アニ「うん」
18: 2013/09/03(火) 20:51:01 ID:H9OVg0Ns
アニ「・・・こっち、種類が違うのがいる」
ベルトルト「本当だ。ちょっと大きいんだね」
アニ「アリナーと、アリトルトと、・・・アリ」
ベルトルト「アリナーは可愛すぎない?」
アニ「そうかな」
ベルトルト「学名ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ、オス。個体名アリナー」
アニ「ぷっw」
ベルトルト「でしょ」
20: 2013/09/03(火) 21:16:45 ID:H9OVg0Ns
ベルトルト「最後のアリはアニ?」
アニ「うん」
ベルトルト「そのまんまだね」
アニ「ひねりようがないよ」
ベルトルト「それに、アニは小さいじゃない」
アニ「・・・」
ベルトルト「僕ら2人が規格外なだけで、アニは・・・」
アニ「小さくない」
ベルトルト「・・・」
アニ「・・・小さくないよ」
ベルトルト「・・・そっか。そうだね」
21: 2013/09/03(火) 21:18:16 ID:H9OVg0Ns
ベルトルト「この小さいの、アリアニの側うろうろしてるね」
アニ「・・・アリーナ?」
ベルトルト「そうなるのかな」
アニ「全然種類が違うのに」
ベルトルト「そうだね」
アニ「・・・気を使ってくれてるのかな」
ベルトルト「好きで寄ってきてるんだと思うよ」
アニ「そうなのかな」
ベルトルト「きっとね」
22: 2013/09/03(火) 22:05:15 ID:H9OVg0Ns
アニ「えいっ」プチッ
ベルトルト「あ」
アニ「えいっ、えいっ、えいっ」プチップチップチッ
ベルトルト「・・・・・・」
アニ「簡単に潰れるね」
ベルトルト「・・・そうだね・・・」
アニ「たくさん氏んだね」
ベルトルト「うん」
アニ「こいつら、働くのやめないね」
ベルトルト「そうだね」
アニ「仲間がたくさん氏んだのに」
ベルトルト「働かないと食えないから」
アニ「悲しんでる?」
ベルトルト「悲しんでるかもね」
23: 2013/09/03(火) 22:11:58 ID:H9OVg0Ns
アニ「そうは見えないよ」
ベルトルト「心の中ではね」
アニ「たくさん名前付けたけど、どれが誰かもう分からない」
ベルトルト「そうだね」
アニ「ミーナも氏んじゃったのかな」
ベルトルト「アリのね。アリーナ」
アニ「自分で頃したのに、誰を頃したのかも分からない」
ベルトルト「・・・そうだね」
アニ「こいつら、氏ぬのが嫌じゃないの?」
ベルトルト「どうかな」
アニ「少しは抵抗すれば良いのに」
ベルトルト「アリだからね」
24: 2013/09/03(火) 22:23:50 ID:H9OVg0Ns
アニ「アリは抵抗しない?」
ベルトルト「抵抗するってことを知らないんじゃないかな」
アニ「知らないのか」
ベルトルト「知らないと思うよ」
アニ「大体、アリの抵抗ってなんなの」
ベルトルト「言い出したのはアニだよ」
アニ「ものすごい数でものすごい勢いで体中這いずり回るとか」
ベルトルト「気持ち悪いこと思いつくね」
アニ「でも、人を倒すまでは出来ないよね」
ベルトルト「一生モノの心の傷にはなりそうだけどね」
25: 2013/09/03(火) 22:31:34 ID:H9OVg0Ns
アニ「人は?」
ベルトルト「抵抗するかって?」
アニ「うん」
ベルトルト「もう、氏に物狂いでね」
アニ「方法も知ってるし」
ベルトルト「自分たちで編み出したんだ。すごいよ」
アニ「それだけ必氏ってこと?」
ベルトルト「そうだね」
26: 2013/09/03(火) 22:39:00 ID:H9OVg0Ns
アニ「必氏に抵抗したら氏なないかもしれない?」
ベルトルト「・・・どうかな」
アニ「抵抗すれば生きられるかもしれない」
ベルトルト「・・・・・・」
アニ「抵抗する術を持っているなら生き残れるかもしれない」
ベルトルト「・・・アニ」
アニ「氏ななくて済むのかもしれない」
ベルトルト「アニ、ダメだよ」
アニ「期待しても無駄だから?」
ベルトルト「そう」
アニ「抵抗する術を身につけたんでしょ?そのための兵s」
ベルトルト「壁がなければいずれ揉み潰される」
27: 2013/09/03(火) 22:44:39 ID:H9OVg0Ns
アニ「・・・壁が壊れなければ・・・」
ベルトルト「・・・・・・」
アニ「兵士を辞めて、どこかの小さな村で」
ベルトルト「アニ」
アニ「野菜を作って」
ベルトルト「アニ」
アニ「豚でも育てて」
ベルトルト「アニ、やめよう」
アニ「たまには街に出て」
ベルトルト「もう遅いんだ」
28: 2013/09/03(火) 22:47:16 ID:H9OVg0Ns
アニ「ライナーも」
ベルトルト「お願いだ」
アニ「ベルトルトも」
ベルトルト「やめてくれ」
アニ「一緒に」
ベルトルト「アニ!」
アニ「」ビクッ
アニ「・・・ごめん。ちょっと言ってみたかっただけ」
ベルトルト「・・・うん」
29: 2013/09/03(火) 23:05:23 ID:H9OVg0Ns
アニ「少し・・・気持ち悪い」
ベルトルト「余計なことを考え過ぎだよ」
アニ「・・・うるさいな・・・」
ベルトルト「考えるから苦しくなるんだ」
アニ「ベルトルトは考えないの?」
ベルトルト「ん?んー・・・うん」
アニ「そしたら、気持ち悪くならない?」
ベルトルト「・・・・・・ならないよ」
ベルトルト「僕たちは所詮手足だから」
ベルトルト「考えるのは頭の役目だ。手足には考える必要も悩む必要もない」
アニ「そんな風に割り切れないよ」
ベルトルト「・・・そうか」
34: 2013/09/04(水) 06:39:36 ID:MFvVvpFI
アニ「・・・エレンが」
ベルトルト「エレン?」
アニ「さっきの演説で、壁の外に行きたいって」
ベルトルト「ああ、あれか・・・」
アニ「エレンの夢を真っ向から潰しにかかってるんだな、と思って」
ベルトルト「・・・・・・」
アニ「そしたら何だか肩の辺りが重くなって」
ベルトルト「だから抜け出したんだ」
アニ「うん・・・」
35: 2013/09/04(水) 06:43:18 ID:MFvVvpFI
ベルトルト「アニはさ、何がしたいの?」
アニ「何がって」
ベルトルト「エレンの夢を叶えたいの?故郷に帰りたいの?」
アニ「は?」
ベルトルト「全部を実現させるのは無理だよ」
アニ「そんなこと、分かってる」
ベルトルト「分かってない」
アニ「・・・・・・」
ベルトルト「羨ましいよ。余裕があって」
アニ「そんなものある訳ないよ。何?喧嘩売ってるの?」
ベルトルト「違うけど・・・あー・・・もー・・・」グシャグシャ
アニ「頭皮に八つ当たりするのやめなよ。毛根にダメージいくよ」
ベルトルト「ほっといて・・・」
37: 2013/09/04(水) 17:34:40 ID:MFvVvpFI
ゆるゆる再開
38: 2013/09/04(水) 17:39:20 ID:MFvVvpFI
ベルトルト「僕はただ、怖いんだよ」
アニ「何が」
ベルトルト「・・・この5年間、ずっと馬に乗ってる気分なんだ」
アニ「何?いきなり。馬?」
ベルトルト「そう。鞍もあぶみも手綱もない暴れ馬」
ベルトルト「首にしがみついていないといつ振り落とされるか分からない」
ベルトルト「ここ3年は割と大人しかったんだけど」
アニ「私も?」
ベルトルト「そうだよ」
39: 2013/09/04(水) 17:40:10 ID:MFvVvpFI
アニ「ライナーも」
ベルトルト「・・・ライナーは」
アニ「なに?」
ベルトルト「今にも振り落とされそうで見てて酷く不安なんだ」
アニ「落ちたらどうなる?」
ベルトルト「乗ってた暴れ馬に蹴り殺される」
アニ「嫌な氏に方だね」
ベルトルト「嫌だね」
40: 2013/09/04(水) 18:25:42 ID:MFvVvpFI
アニ「ライナーが落ちたら?」
ベルトルト「誰か一人でも落ちたら、遅かれ早かれみんな道連れだよ」
アニ「私は落ちたりしないよ」
ベルトルト「見てて不安なのはアニもライナーも一緒なんだ」
アニ「一緒にしないで。私は」
ベルトルト「変わらないよ、ライナーと」
アニ「・・・・・・」
41: 2013/09/04(水) 18:26:12 ID:MFvVvpFI
ベルトルト「僕は自分の馬にしがみついてるだけで精一杯なんだよ」
ベルトルト「君もライナーも、本当は助けたいんだけど余裕がない」
アニ「・・・助けてもらう必要なんてない」
ベルトルト「そうは見えない」
アニ「覚悟なら、とっくに決めてる」
ベルトルト「そういうことじゃないんだ」
アニ「何が言いたいの」
42: 2013/09/04(水) 20:58:47 ID:MFvVvpFI
ベルトルト「迷ってしまうんじゃないかって」
アニ「迷う?何を」
ベルトルト「分かってるだろ?自分がどれだけぐらついているのか」
アニ「・・・・・・」
ベルトルト「それが怖いんだよ」
ベルトルト「迷ってタイミングを逃してしまえば、取り返しのつかないことばかりだ」
アニ「・・・ほんとうるさい・・・」
43: 2013/09/04(水) 21:01:33 ID:MFvVvpFI
ベルトルト「お願い。ちょっとだけだから聞いてて」
アニ「・・・・・・」
ベルトルト「いざ事が動き出せば、後は各々の力量と裁量に任せるしかないんだ」
ベルトルト「迷ったりためらったりしたら禍根を残してしまうかもしれない。だから何があっても・・・」
アニ「・・・この期に及んで、説教?」
ベルトルト「ごめん。ただ、言わないと不安で」
アニ「そんな縋るような目で言われても説得力がないよ」
ベルトルト「え、そんな顔してる?」
アニ「してる」
ベルトルト「・・・・・・」ゴシゴシ
アニ「顔拭いても変わんないから」
44: 2013/09/04(水) 21:02:05 ID:MFvVvpFI
アニ「・・・そんなに頼りない?」
ベルトルト「出来ることなら、ずっとポケットにでもしまっときたい気分だよ」
アニ「私はアリじゃない。無理だよ」
ベルトルト「分かってる」
アニ「臆病だね」
ベルトルト「それも分かってる」
45: 2013/09/04(水) 21:19:44 ID:MFvVvpFI
アニ「で、お説教で不安は和らいだの?」
ベルトルト「全然」
アニ「私、叱られ損じゃないか」
ベルトルト「叱ってるつもりはなかったんだけど。むしろ僕の方が怒られてるんだけど」
アニ「イラッとしたから」
ベルトルト「ごめん」
アニ「謝り過ぎ」
ベルトルト「もう癖になってるかな」
アニ「嫌な癖だね」
46: 2013/09/04(水) 21:28:07 ID:MFvVvpFI
アニ「大丈夫だよ、私は。やらなきゃいけないこともタイミングも弁えてる」
ベルトルト「うん・・・なら良いんだ」
アニ「私が2人を故郷に連れて帰ってあげるよ」
ベルトルト「はは、頼もしいね」
アニ「うん。約束。指切り」
ベルトルト「指切り?」
アニ「バカみたいって思ってるんでしょ」
ベルトルト「思わないよ、そんなこと」
47: 2013/09/04(水) 21:32:46 ID:MFvVvpFI
アニ「じゃあ、はい」
ベルトルト「約束か・・・」
アニ「えー・・・そこで悩まれると、私立場ないんだけど」
ベルトルト「ちょっと考えちゃって」
アニ「そこまで信用してないの?」
ベルトルト「そう言う訳じゃないんだけど」
48: 2013/09/04(水) 21:48:00 ID:MFvVvpFI
アニ「なら、適当に調子合わせといてよ」
ベルトルト「・・・アニとそれはしたくないな」
アニ「何それ」
ベルトルト「とても守れないような約束、散々してきたからね。もう良いかなって」
アニ「誰と」
ベルトルト「いろんな人と」
アニ「最初から約束しなければ守らなくても良いって?」
ベルトルト「そんな感じ」
アニ「今更?」
ベルトルト「ほんとだよね」
49: 2013/09/04(水) 21:49:04 ID:MFvVvpFI
アニ「故郷に帰るつもりもないの?」
ベルトルト「それはないけど」
アニ「じゃあ良いじゃない。約束の一つや二つ」
ベルトルト「・・・破りたくないんだよ」
アニ「めんどくさい奴だね」
ベルトルト「守れる見通しがつくなら100でも200でもしてあげるよ」
アニ「そんなにいらない」
ベルトルト「そっか」
アニ「て言うか、ズルすぎでしょそれ」
ベルトルト「僕もそう思う」
50: 2013/09/04(水) 21:55:06 ID:MFvVvpFI
アニ「?騒がしいね」
ベルトルト「・・・お開きかな?」
アニ「もう戻らないと」
ベルトルト「そうだね。アニ、先に」
アニ「うん。じゃあ」ザッザッ
ベルトルト「・・・・・・」
51: 2013/09/04(水) 21:58:09 ID:MFvVvpFI
ベルトルト「アニ!」
アニ「・・・何?」
ベルトルト「絶対に、迷ったりしないでくれ」
アニ「またお説教?」
ベルトルト「違うよ。僕からのお願い」
アニ「・・・お願いならしょうがないね」
ベルトルト「素直じゃないな」
アニ「うるさいよ」
52: 2013/09/04(水) 21:59:09 ID:MFvVvpFI
ベルトルト「帰るんだ。全部終わらせて」
アニ「約束はしないんじゃなかったの?」
ベルトルト「約束じゃないよ。ただの決意表明」
アニ「そっちこそ素直じゃない」
ベルトルト「お互い様だね」
アニ「・・・・・・」
ベルトルト「・・・・・・」
53: 2013/09/04(水) 21:59:50 ID:MFvVvpFI
ベルトルト「・・・明日だ」
アニ「・・・うん」ザッザッザッザッ
54: 2013/09/04(水) 22:00:26 ID:MFvVvpFI
ベルトルト「・・・・・・・・・」
ベルトルト「本当に」グシャ
ベルトルト「こんな風に、アリを踏み潰すように」グシャ
ベルトルト「簡単に終わることが出来たら」グシャ
ベルトルト「・・・楽だったのにね」
55: 2013/09/04(水) 22:00:57 ID:MFvVvpFI
ベルトルト「・・・・・・気持ち悪い・・・・・・」
56: 2013/09/04(水) 22:01:40 ID:MFvVvpFI
おしまい
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります