492: 2010/05/19(水) 14:13:23.48 ID:85PuTUDO
ぽかぽかと陽気な天気の中、警備員の黄泉川は街をぶらついていた

黄泉川「はぁー、パトロールとかめんどくさいじゃん。こんな仕事は風紀委員に任せときゃ良いじゃんよ」

黄泉川「まぁ仕事だから仕方ないじゃん」

黄泉川「おっ、早速タバコを吸ってる不良少年がいるじゃん」

黄泉川「おーい、そこの赤毛のでかいの」

ステイル「ん?」

黄泉川「君、未成年じゃん?タバコなんて吸っちゃだめじゃん!」

ステイル「いや、これは……(これから仕事なのに、めんどくさそうなのに捕まってしまった)」

黄泉川「そういう事でこれは没収じゃん」

ステイル「あっ、返せ!それがないと僕は氏んでしまう」

黄泉川「こんなのを吸ってる方が病気になって早氏にするじゃん」
『魔女狩りの王(イノケンティウス)』
493: 2010/05/19(水) 14:14:27.90 ID:85PuTUDO
ステイル「ちっ、時間が……こうなったら力尽くで取り返す。しかし一般人に魔術は使えない」

ステイル「返せと言っているだろう!」

そう言いステイルは黄泉川を押し倒しタバコを取り返そうとするが、黄泉川がそれを楽々と止めステイルの脳天にチョップをくらわす
ステイル「うっ」

黄泉川「この私に勝てると思ったじゃん?」
ステイル(くそっ、これ以上此処で時間を使うわけには)

ステイル「もう良いです。僕は帰ります」

黄泉川「おぉ、やっと改心したじゃん。じゃあ気をつけて帰るじゃん」

そういうと、ステイルは足早とその場を去って行った。

ステイル「くそっ、やはり魔術だけでなく身体も鍛えないといけないな」

黄泉川「次はどこへ行くかな、まぁブラブラするじゃん」

494: 2010/05/19(水) 14:15:20.61 ID:85PuTUDO
黄泉川「おっ!あそこの店がなんだか騒がしいじゃん。行ってみるじゃん」

ガヤガヤ

黄泉川「警備員じゃん!なにかあったのか?」

店主「いや、このお嬢ちゃんが食い逃げしようとしてて」

禁書「違うもん!もうすぐしたら当麻が来て払ってくれるんだよ」

店主「もうすぐって、もう三時間近く居座ってるじゃないか」

禁書「当麻は来るもん!」

黄泉川「当麻?月詠先生の所のか?」

禁書「月詠?小萌のことかな?小萌なら知ってるんだよ!」

黄泉川「んー、それじゃあ店主さん今日の所は私が立て替えておくじゃん」

店主「おー、ありがたい。でも良いんですか?」

黄泉川「店主さんが気にすることじゃないじゃん。で、何円じゃん?」

店主「えー、12880円になります」

黄泉川「これ一人で食ったの?」

禁書「うん、そうだよ!でも当麻の為にちょっと遠慮したんだよ」

黄泉川「遠慮してこの額とは……やるじゃん」

店主「ありあとやしたー」

黄泉川「じゃあ、今日はもう寄り道せずに帰るじゃん」

禁書「わかったんだよ!」

そういうと、禁書は元気よく走りさって行った

495: 2010/05/19(水) 14:16:35.70 ID:85PuTUDO
黄泉川「はぁ、少し節約しないといけないじゃん……」

黄泉川「喉乾いたし公園でジュースでも飲むじゃん」

「ちぇいさーー!!」

黄泉川「君、なにやってるじゃん?」

美琴「げっ!いやちょっと自販機が壊れてたみたいでー」

黄泉川「どれどれ」チャリン、ぴっ、ガコンッ

黄泉川「ちゃんと買えるじゃん」

美琴「じゃあ、今ので治ったのかもしれないですね」

黄泉川「じゃあ、百円寄越すじゃん」

美琴「なっ、なんでそうなるのよ!」

黄泉川「最近、常盤台の子たちが自販機を蹴ってタダでジュースを手に入れてるのは知ってるじゃん」

美琴「でも、これは私が買ったのよ!」

黄泉川「さっき、壊れてるみたいって言ったじゃん。それにこれは立派な窃盗じゃん」

美琴「うるさいわね!私は学園都市第三位のレベル5なのよ!」

黄泉川「レベルなんか関係ないじゃん!それにその事は君もわかってるじゃん?」

美琴「うっ!ご、ごめんなさい」

黄泉川「よく出来ましたじゃん。じゃあ最終下校時刻までにちゃんと帰るじゃんよ」

美琴「さようなら」

496: 2010/05/19(水) 14:17:57.34 ID:85PuTUDO
黄泉川「疲れたじゃん、ちょっとベンチで休むじゃん」

テクテク

黄泉川「おっ!一方通行じゃん、なにやってるじゃんよ?」

一方通行「クソガキのお守りだよ。オマエこそ何やってンだ?」

黄泉川「警備員のパトロールじゃん」

一方通行「オォ、そりゃあご苦労なこった」
一方通行「もう、夕方だな。オイ、クソガキそろそろ帰るぞォ」

打ち止め「えー、まだ遊びたいって、ミサカはミサカはだだをこねてみる」

黄泉川「打ち止め駄目じゃん。もう帰るじゃん」

打ち止め「あれ?なんで黄泉川が居るのってミサカはミサカは疑問を抱いてみる」

黄泉川「ちょっと、そこで会ってね、さぁ早く帰るじゃん」

一方通行「オマエ、パトロールはいいのかよ?」

黄泉川「今日はもういいじゃん」

打ち止め「ねぇ黄泉川、家までかけっこしよってミサカはミサカはすでに走りながら言ってみる」

497: 2010/05/19(水) 14:18:51.65 ID:85PuTUDO
黄泉川「待つじゃん打ち止め」

一方通行「オイ!オマエ等俺は杖ついてンだからちょっとは気使えよ!」

黄泉川「よしっ!じゃあ、おんぶするじゃん」

一方通行「おンぶゥ?なめてンですかァ?」
黄泉川「早くしないと打ち止めに追いつけないじゃん。もしかしたら見えなくなった所で誘拐されるかもしれないじゃん」

一方通行「そういうことなら仕方ねェ、やってやろうじゃねェか」

黄泉川「行くじゃん」

一方通行「オマエ!本気で走りすぎ!酔う……」

打ち止め「黄泉川おそーいってなんであなたがおんぶされてるの?ミサカもおんぶされたいってミサカはミサカは一方通行を羨ましく思ったり」

一方通行「黄泉川やっぱおろせ」

黄泉川「駄目じゃん、身体が不自由な人を助けるのも仕事じゃん」

打ち止め「あなたがおんぶされてるとかわいいってミサカはミサカは和んでみたり」

一方通行「和ンでンじゃねェ!降ろせー!」
黄泉川「暴れると危ないじゃん」

打ち止め「ところで今日の晩御飯はなに?ってミサカはミサカはワクワクしながら聞いてみる」

一方通行「肉だ肉ゥ、こンなに恥ずかしいことされてンだから肉ぐらい出せ!」

黄泉川「駄目じゃん今日からしばらく節約生活じゃん」

打ち止め「えーってミサカはミサカはあからさまにがっかりしてみたり」

一方通行「というかいい加減降ろせェ!」

黄泉川「よしっ、打ち止めかけっこの続きじゃん、打ち止めが勝ったら今日はお肉じゃん」ダッ

打ち止め「ちょっと待ってよーってミサカはミサカは必氏に追いかけてみたり」

そう言いながら黄泉川たちは楽しそうに家まで帰って行った。

おわり

498: 2010/05/19(水) 14:21:48.06 ID:85PuTUDO
原作15巻読んで黄泉川に目覚めて勢いで書いた。黄泉川の相手の呼び方がわからなかって君にしたけどあってたかな?間違ってたら指摘お願いします。
黄泉川好きが増えてくれることを願ってます
読んでくれてありがとうございました。
それじゃあ、バイバイ

499: 2010/05/19(水) 15:04:08.75 ID:z.BYsvko
乙でした。
やっぱ黄泉川先生は通行止めと絡むといいですよね
それにしても相変わらずのステイルの体の弱さww

引用: ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ≪3冊目≫」【超電磁砲】