771: 2010/05/23(日) 22:05:34.55 ID:DNFvE.AO
投下します!20レスほど使わせていただきますねー!
※舞台となっている料亭都市では、中学卒業後は料理屋に勤める進路が主流です。
※美琴と妹達の年齢のみ、中学卒業後の15歳に変更しています。
※妹達は打ち止め含み5人のみ、普通に御坂父母から生まれた設定です。さらに名前と一部性格・口調にオリジナル設定を使用しています。
分かりやすくするため、打ち止めのセリフはそのまま打ち止め表記です。
※この世界では一方通行と妹達の間に、前もった面識と因縁はありません。
それではどうぞ!
※舞台となっている料亭都市では、中学卒業後は料理屋に勤める進路が主流です。
※美琴と妹達の年齢のみ、中学卒業後の15歳に変更しています。
※妹達は打ち止め含み5人のみ、普通に御坂父母から生まれた設定です。さらに名前と一部性格・口調にオリジナル設定を使用しています。
分かりやすくするため、打ち止めのセリフはそのまま打ち止め表記です。
※この世界では一方通行と妹達の間に、前もった面識と因縁はありません。
それではどうぞ!
772: 2010/05/23(日) 22:07:11.63 ID:DNFvE.AO
1/20
調理試験場15:50
「よォ。オマエ、ナニサマ?」
「誰にソッポ向いてっか分かってダラケてンだろうなァ、オイ」
「料亭都市でも7人しかいねェレベル5、さらにその中でも唯一無二の研ぎ澄まされた包丁って呼ばれてるこの俺に向かって、マグロ? オマエ、何なンだよ。カミサマ気取りですか、笑えねェ」
ぬ ぼ ー っ
「オマエみてェな人のテクまかせの怠慢マグロにゃーよォ、喜べ、イイモンが用意されてンだ。……オ マ エ 専 用 ォ の マ グ ロ お ろ し 包 丁ってヤツがよォ!!」
ぬぼーっ
「ハッ、相変わらず無視ですかァ、イイ根性してるよ、オマエ。せいぜいサレルガママを貫き通しゃイイぜ」
「どうせェ!!」
スパッ
「オマエはァ!!」
スパッ
「この俺から逃れらンねンだからなァ!!」
スパンスパンスパンスパンッ
「頭尾切断からの五枚おろしだ。オマエは態度から何からフテェから三枚じゃ足ンねェ。……良かったなァ?第一位の包丁さばきを他魚より多く味わえてよォ?」
?「うおー!これは何とも素晴らしいお手前やなぁ!!この切り口、そんじょそこらの料理人には真似できまへんえぇ!ってミサカはミサカはエセ関西弁かエセ京都弁かわからなくなってきたり!?」
「」
「……はァ?」
?「これはこれは不躾に失礼しました、ミサカはミサカはあなたをスカウトしにきたのって説明してみる!!」
「はァ?」
?「ミサカのおうちは、その筋にはつと有名な料亭やサンだったり!!ってミサカはミサカは」
「はァ」
(ナンだコイツの口調)
?「ってこの人大丈夫~~!?さっきから『はあ』しか喋ってないよ?ってミサカはミサカは声掛けるヒト間違えちゃったかなあって心配になってみたり~!?」
「オマエに問題があンだよ」
調理試験場15:50
「よォ。オマエ、ナニサマ?」
「誰にソッポ向いてっか分かってダラケてンだろうなァ、オイ」
「料亭都市でも7人しかいねェレベル5、さらにその中でも唯一無二の研ぎ澄まされた包丁って呼ばれてるこの俺に向かって、マグロ? オマエ、何なンだよ。カミサマ気取りですか、笑えねェ」
ぬ ぼ ー っ
「オマエみてェな人のテクまかせの怠慢マグロにゃーよォ、喜べ、イイモンが用意されてンだ。……オ マ エ 専 用 ォ の マ グ ロ お ろ し 包 丁ってヤツがよォ!!」
ぬぼーっ
「ハッ、相変わらず無視ですかァ、イイ根性してるよ、オマエ。せいぜいサレルガママを貫き通しゃイイぜ」
「どうせェ!!」
スパッ
「オマエはァ!!」
スパッ
「この俺から逃れらンねンだからなァ!!」
スパンスパンスパンスパンッ
「頭尾切断からの五枚おろしだ。オマエは態度から何からフテェから三枚じゃ足ンねェ。……良かったなァ?第一位の包丁さばきを他魚より多く味わえてよォ?」
?「うおー!これは何とも素晴らしいお手前やなぁ!!この切り口、そんじょそこらの料理人には真似できまへんえぇ!ってミサカはミサカはエセ関西弁かエセ京都弁かわからなくなってきたり!?」
「」
「……はァ?」
?「これはこれは不躾に失礼しました、ミサカはミサカはあなたをスカウトしにきたのって説明してみる!!」
「はァ?」
?「ミサカのおうちは、その筋にはつと有名な料亭やサンだったり!!ってミサカはミサカは」
「はァ」
(ナンだコイツの口調)
?「ってこの人大丈夫~~!?さっきから『はあ』しか喋ってないよ?ってミサカはミサカは声掛けるヒト間違えちゃったかなあって心配になってみたり~!?」
「オマエに問題があンだよ」
773: 2010/05/23(日) 22:08:30.63 ID:DNFvE.AO
2/20
帰路16:05
打ち止め「ミサカのおうちはね、160年の歴史を誇る老舗なのってミサカはミサカは自慢してみる」
打ち止め「でも1ヶ月前にお店の板前さんが怪我しちゃってね、きっとこの怪我じゃもう板前は務まらないからってその人は出てっちゃって、ってミサカはミサカは嗚呼、闇色の人生、をあなたに語ってみたり」
(付き合いきれねェなコイツのテンション)
「ンで俺にどうしろってンだ」
打ち止め「ミサカはミサカは、あなたに住み込みで働いてほしいのって来たわ!この勝負時っ!と見て熱弁勧誘かけてみる!!」
「めンどくさい」
打ち止め「わーいわーい、完敗玉砕馬耳東風~!ってミサカはミサカはヤケクソ気分ではしゃいでみたり!
……でもミサカはあなたを諦めないんだから、ってミサカはミサカは明確な意思表示をしてみる」
「なンでだよ」
打ち止め「お店は今、お姉様1人で支えてる状態なの。お姉様は『これくらい』って気丈にしてるけど、最近口数が少なくなってきちゃって。無理してるのがバレバレなの、ってミサカはミサカは心配してみたり」
「……」
打ち止め「それにね」
打ち止め「ミサカはあなたの包丁さばきに一目惚れしちゃったの……ってミサカはミサカはキャー!って紅く染まる頬を抱えて身をよじらせてみたり!」
「やっぱダメだわコイツ」
帰路16:05
打ち止め「ミサカのおうちはね、160年の歴史を誇る老舗なのってミサカはミサカは自慢してみる」
打ち止め「でも1ヶ月前にお店の板前さんが怪我しちゃってね、きっとこの怪我じゃもう板前は務まらないからってその人は出てっちゃって、ってミサカはミサカは嗚呼、闇色の人生、をあなたに語ってみたり」
(付き合いきれねェなコイツのテンション)
「ンで俺にどうしろってンだ」
打ち止め「ミサカはミサカは、あなたに住み込みで働いてほしいのって来たわ!この勝負時っ!と見て熱弁勧誘かけてみる!!」
「めンどくさい」
打ち止め「わーいわーい、完敗玉砕馬耳東風~!ってミサカはミサカはヤケクソ気分ではしゃいでみたり!
……でもミサカはあなたを諦めないんだから、ってミサカはミサカは明確な意思表示をしてみる」
「なンでだよ」
打ち止め「お店は今、お姉様1人で支えてる状態なの。お姉様は『これくらい』って気丈にしてるけど、最近口数が少なくなってきちゃって。無理してるのがバレバレなの、ってミサカはミサカは心配してみたり」
「……」
打ち止め「それにね」
打ち止め「ミサカはあなたの包丁さばきに一目惚れしちゃったの……ってミサカはミサカはキャー!って紅く染まる頬を抱えて身をよじらせてみたり!」
「やっぱダメだわコイツ」
774: 2010/05/23(日) 22:11:34.89 ID:DNFvE.AO
3/20
料亭御坂16:15
打ち止め「ここだよ、っと、」
打ち止め「ミサカはミサカは、戸をゴロゴローって勢いよく開けてからお姉様ただいま!!って毎日心がけてる帰宅の挨拶を、お店に轟かんばかりに叫んでみる!」
美琴「あら、お帰りなさい」
美琴「ん?」
打ち止め「見て見てお姉様!!ミサカがこの人って認めた人つれてきたよ!さあ入って入って!ってミサカはグイグイあなたの手を引っ張ってみたり!!」
一方通行「引っ張ンなくても入ンだよ。ここまで来て引き返すバカがいるか」
美琴「……アンタは……!」
一方通行「ン?…………」
打ち止め「アレ?どうしたの2人とも互いを見つめ合っちゃって……まさか!? 『これが2人の運命の出逢いであった』 なんてナレーションが入っちゃう場面かしら!?ってミサカは」
一方通行美琴「オイガキ黙れ『美榮(ミサカ)は黙ってて』」
打ち止め「」
一方通行美琴「第三位『第一位……』か」
美琴「どういう縁なのかしらね」
一方通行「別に来たくて来たワケじゃねェ。このガキがしつこくてウルセェからメシ食いに来ただけだ」
打ち止め「えええ、ご飯だけなんて薄情すぎだよ!ってミサカはミサカは誠心誠意を捧げた対象としてのあなたの心の在り方を非難してみる!」
一方通行(ウゼェし芝居くせェ)
美琴「ちょっとアンタ。うちの美榮をガキ呼ばわりしないで。」
一方通行「……ハイハイ、ミサカチャンに連れられてきましたァ、よろしかったらサッサとメシ作って頂けないでしょうかァ、お客さンですよォ、俺はァ」
美琴「ふん……いいわよ、待ってなさい」
一方通行「アリガトーゴザイマスゥ」
料亭御坂16:15
打ち止め「ここだよ、っと、」
打ち止め「ミサカはミサカは、戸をゴロゴローって勢いよく開けてからお姉様ただいま!!って毎日心がけてる帰宅の挨拶を、お店に轟かんばかりに叫んでみる!」
美琴「あら、お帰りなさい」
美琴「ん?」
打ち止め「見て見てお姉様!!ミサカがこの人って認めた人つれてきたよ!さあ入って入って!ってミサカはグイグイあなたの手を引っ張ってみたり!!」
一方通行「引っ張ンなくても入ンだよ。ここまで来て引き返すバカがいるか」
美琴「……アンタは……!」
一方通行「ン?…………」
打ち止め「アレ?どうしたの2人とも互いを見つめ合っちゃって……まさか!? 『これが2人の運命の出逢いであった』 なんてナレーションが入っちゃう場面かしら!?ってミサカは」
一方通行美琴「オイガキ黙れ『美榮(ミサカ)は黙ってて』」
打ち止め「」
一方通行美琴「第三位『第一位……』か」
美琴「どういう縁なのかしらね」
一方通行「別に来たくて来たワケじゃねェ。このガキがしつこくてウルセェからメシ食いに来ただけだ」
打ち止め「えええ、ご飯だけなんて薄情すぎだよ!ってミサカはミサカは誠心誠意を捧げた対象としてのあなたの心の在り方を非難してみる!」
一方通行(ウゼェし芝居くせェ)
美琴「ちょっとアンタ。うちの美榮をガキ呼ばわりしないで。」
一方通行「……ハイハイ、ミサカチャンに連れられてきましたァ、よろしかったらサッサとメシ作って頂けないでしょうかァ、お客さンですよォ、俺はァ」
美琴「ふん……いいわよ、待ってなさい」
一方通行「アリガトーゴザイマスゥ」
775: 2010/05/23(日) 22:12:35.34 ID:DNFvE.AO
4/20
料亭御坂16:30
美琴「できたわよ、さあどうぞ」
・ぶり大根
・アサツキを浮かべたアサリの吸い物
・人参、野沢菜、蓮根をみじん切りにして混ぜ込んだだし巻き玉子
・刺身
・すりゴマをまぶした人参と大根と胡瓜のなます
・黒毛和牛5切れと野菜添え(火鉢)
一方通行「早いデキアガリだなァ?」
美琴「これから団体さんが来るから、その分よ。追加で数人増えたって構わないように多めに作ってるもの」
打ち止め「多め!?じゃあミサカもミ」
美琴「アンタは駄目よ」
打ち止め「」
一方通行「妹にアンタは酷いンじゃないンですかァ?」
美琴「うるさいわね、さっさと食べてってよ」
一方通行「ヘイヘイ、すいませン」
打ち止め「!」
打ち止め「思い出した!!ってミサカはミサカは血相を真っ青に変えてみたり!」
一方通行「あァ?」
打ち止め「今日のお客さん、団体の人達が40人と30人だったよね?ってミサカはミサカは確認してみる!」
美琴「そうよ、よく知ってたわね」
打ち止め「明日はどうなの?ってミサカはミサカは訊いてみる」
美琴「32人と25人と18人ね、それがどうしたのよ」
打ち止め「お姉様、大変だよね、ってミサカはミサカは……」
美琴「子供が余計な心配しなくていいのよ、美春たち4人が働いてくれてるんだし」
打ち止め「お姉ちゃん達は今どこにいるのってミサカはミサカは辺りをキョロキョロしてみるんだけど」
美琴「お座敷の準備してるわ。っていうかアンタ達は能力で分かるんでしょ」
打ち止め「かくれんぼの時なんかは通信切るんだよ、ってミサカはミサカは楽しい楽しい御坂姉妹交流法を具体的に説明してみる」
一方通行美琴(知ら(ないわよ)ねェよ……)
料亭御坂16:30
美琴「できたわよ、さあどうぞ」
・ぶり大根
・アサツキを浮かべたアサリの吸い物
・人参、野沢菜、蓮根をみじん切りにして混ぜ込んだだし巻き玉子
・刺身
・すりゴマをまぶした人参と大根と胡瓜のなます
・黒毛和牛5切れと野菜添え(火鉢)
一方通行「早いデキアガリだなァ?」
美琴「これから団体さんが来るから、その分よ。追加で数人増えたって構わないように多めに作ってるもの」
打ち止め「多め!?じゃあミサカもミ」
美琴「アンタは駄目よ」
打ち止め「」
一方通行「妹にアンタは酷いンじゃないンですかァ?」
美琴「うるさいわね、さっさと食べてってよ」
一方通行「ヘイヘイ、すいませン」
打ち止め「!」
打ち止め「思い出した!!ってミサカはミサカは血相を真っ青に変えてみたり!」
一方通行「あァ?」
打ち止め「今日のお客さん、団体の人達が40人と30人だったよね?ってミサカはミサカは確認してみる!」
美琴「そうよ、よく知ってたわね」
打ち止め「明日はどうなの?ってミサカはミサカは訊いてみる」
美琴「32人と25人と18人ね、それがどうしたのよ」
打ち止め「お姉様、大変だよね、ってミサカはミサカは……」
美琴「子供が余計な心配しなくていいのよ、美春たち4人が働いてくれてるんだし」
打ち止め「お姉ちゃん達は今どこにいるのってミサカはミサカは辺りをキョロキョロしてみるんだけど」
美琴「お座敷の準備してるわ。っていうかアンタ達は能力で分かるんでしょ」
打ち止め「かくれんぼの時なんかは通信切るんだよ、ってミサカはミサカは楽しい楽しい御坂姉妹交流法を具体的に説明してみる」
一方通行美琴(知ら(ないわよ)ねェよ……)
776: 2010/05/23(日) 22:16:09.55 ID:DNFvE.AO
5/20
料亭御坂別館16:35
お座敷
美春「火鉢があと10個必要ですね、とミハルは指折り数えて残る仕事の量を把握します」
美夏「ミアキ、そっちの座布団もう少し内に寄せないとお客様が障子(しょうじ)にアタッちゃうでしょ、ってミナツは的確な指摘をするわよ」
美秋「ご、ごめんね、ってミアキはすぐにいそいそとお座布団を直すね」
美冬「……お客様が来るまでに準備が間に合うかしら、とミフユは途方にくれるわ」
料亭御坂16:40
本館
打ち止め「ミサカはミサカはあなたが食べるのをジーっと見てみる」
一方通行「…………」
打ち止め「ジーっと見つめて」一方通行「……オラよ」
美琴「駄ぁ 目ぇ よぉ 美ぃ 榮ぁ 」バチバチッ
打ち止め「ごっごめんなさいってミ」
一方通行「イイじゃねェかァ、俺のメシは俺が金払うンだからよ」
美琴「そういう問題じゃないのよ」
一方通行「俺のメシどうしようと俺の勝手だろォが」
美琴「……アンタ絶対将来良い親にならないわ」
美琴一方通行「「…………」」バチッ
打ち止め(ミサカが空気悪くしちゃったよう、ってミサカはミサカは反省してみたり……)
美琴「……私ヒマじゃないから仕事に戻るわね」
一方通行「ケッ」
料亭御坂別館16:35
お座敷
美春「火鉢があと10個必要ですね、とミハルは指折り数えて残る仕事の量を把握します」
美夏「ミアキ、そっちの座布団もう少し内に寄せないとお客様が障子(しょうじ)にアタッちゃうでしょ、ってミナツは的確な指摘をするわよ」
美秋「ご、ごめんね、ってミアキはすぐにいそいそとお座布団を直すね」
美冬「……お客様が来るまでに準備が間に合うかしら、とミフユは途方にくれるわ」
料亭御坂16:40
本館
打ち止め「ミサカはミサカはあなたが食べるのをジーっと見てみる」
一方通行「…………」
打ち止め「ジーっと見つめて」一方通行「……オラよ」
美琴「駄ぁ 目ぇ よぉ 美ぃ 榮ぁ 」バチバチッ
打ち止め「ごっごめんなさいってミ」
一方通行「イイじゃねェかァ、俺のメシは俺が金払うンだからよ」
美琴「そういう問題じゃないのよ」
一方通行「俺のメシどうしようと俺の勝手だろォが」
美琴「……アンタ絶対将来良い親にならないわ」
美琴一方通行「「…………」」バチッ
打ち止め(ミサカが空気悪くしちゃったよう、ってミサカはミサカは反省してみたり……)
美琴「……私ヒマじゃないから仕事に戻るわね」
一方通行「ケッ」
777: 2010/05/23(日) 22:17:35.17 ID:DNFvE.AO
6/20
一方通行「ところでよォ」
美琴「何よ」
一方通行「オマエん家の親は何してンだよ」
美琴「……父親は仕事で海外よ。母親は大学」
一方通行「ハッ、贅沢なご身分だな母親」
ダ ン ッ
美琴「うるっさいわよ。部外者のアンタが立ち入る所じゃないわ」
一方通行「……ケッ」
打ち止め(うううぅ、ミサカはミサカは仲介に入れない己の未熟さを嘆いてみる………)
prrr prrr prガチャッ
美琴「はいこちら料亭御坂でございます!
あ、親船様でございますか、いつもいつもお世話になっておりますう」
一方通行「オイ」
打ち止め「?」
一方通行「すげェなあの変わりよォ」
打ち止め「お姉様はプロだもの。それにお姉ちゃん達やミサカを大事に守ってくれるの。ってミサカはミサカはお姉様を誇りに思ってる事をコッソリ打ち明けてみたり」
一方通行「ヘッ」
美琴「はい……あの……そうですね今日は……」
一方通行「……」
美琴「はい…、申し訳ありません、予約の方がいっぱいになっておりまして……はい誠に」 グイッ 美琴「!?」
一方通行「ハイお電話カワリましたァ、板前ヤラセテイタダイテおります者でございますゥ」
美琴「な、……アンタ!!なにやってムグッ!?」
打ち止め小声「お姉様ごめんなさい!ってミサカはミサカは一心不乱にお姉様の口元を両手を伸ばして塞いでみる!」
一方通行「えェハイィ、いえタダイマ女将はアノ日でゴザイマシテェ、失礼致しましたァ。御人数の方をお聞きしてヨロシイでしょうかァ?
ハイ、あ、30人でゴザイマスねェ、少々オマチ下さいませェ」
受話器塞ぐ一方通行「おいオマエ」
一方通行「30人は通せンのか?」
美琴「ムグゥッウッ」(アノ日ってブッ頃す!!)
打ち止め「通せるよ!今日は40人と30人だから、もう1つ30名様お通しできるお部屋が空いてるもの! ってミサカはミサカは横から歳に似合わずお利口さんであることをアピールしてみたり!!」
一方通行「上等だァ」
一方通行「ところでよォ」
美琴「何よ」
一方通行「オマエん家の親は何してンだよ」
美琴「……父親は仕事で海外よ。母親は大学」
一方通行「ハッ、贅沢なご身分だな母親」
ダ ン ッ
美琴「うるっさいわよ。部外者のアンタが立ち入る所じゃないわ」
一方通行「……ケッ」
打ち止め(うううぅ、ミサカはミサカは仲介に入れない己の未熟さを嘆いてみる………)
prrr prrr prガチャッ
美琴「はいこちら料亭御坂でございます!
あ、親船様でございますか、いつもいつもお世話になっておりますう」
一方通行「オイ」
打ち止め「?」
一方通行「すげェなあの変わりよォ」
打ち止め「お姉様はプロだもの。それにお姉ちゃん達やミサカを大事に守ってくれるの。ってミサカはミサカはお姉様を誇りに思ってる事をコッソリ打ち明けてみたり」
一方通行「ヘッ」
美琴「はい……あの……そうですね今日は……」
一方通行「……」
美琴「はい…、申し訳ありません、予約の方がいっぱいになっておりまして……はい誠に」 グイッ 美琴「!?」
一方通行「ハイお電話カワリましたァ、板前ヤラセテイタダイテおります者でございますゥ」
美琴「な、……アンタ!!なにやってムグッ!?」
打ち止め小声「お姉様ごめんなさい!ってミサカはミサカは一心不乱にお姉様の口元を両手を伸ばして塞いでみる!」
一方通行「えェハイィ、いえタダイマ女将はアノ日でゴザイマシテェ、失礼致しましたァ。御人数の方をお聞きしてヨロシイでしょうかァ?
ハイ、あ、30人でゴザイマスねェ、少々オマチ下さいませェ」
受話器塞ぐ一方通行「おいオマエ」
一方通行「30人は通せンのか?」
美琴「ムグゥッウッ」(アノ日ってブッ頃す!!)
打ち止め「通せるよ!今日は40人と30人だから、もう1つ30名様お通しできるお部屋が空いてるもの! ってミサカはミサカは横から歳に似合わずお利口さんであることをアピールしてみたり!!」
一方通行「上等だァ」
778: 2010/05/23(日) 22:21:38.99 ID:DNFvE.AO
7/20
美琴「アクセラレータ!!」
美琴「アンタ何やったのか分かってんの!!」
美琴「間に合わないのよ!どれだけ急いだって!!無理すれば大丈夫とか人手が足りないとか、そういう範疇を超えてるのよ!!」
美琴「どうすれば良いのよ!!
……親船さん…きちゃうじゃない!……7時からって……用意できるわけないじゃない……」
美琴「信用失っちゃうわ…お得意様なのに……オワリよ……」 グスッ
一方通行「何分で泣き終わる?」
美琴「……?……」
一方通行「オマエが動かねェと40と30の団体がサバけねぇだろゥが」
一方通行「一般客の入店はこれから断る。さすがに他まで相手できねェ」
一方通行「冷蔵庫開けるぞ」
美琴「アクセラレータ……アンタ何……やろうと…してるのよ……」
一方通行「問題ねェ。こンだけあれば充分だァ」
一方通行「調味料と器具の把握……」
一方通行「……泣き止ンだか?これ以上待てねェぞ。サッサと働け」
美琴「……アンタの考えは分かったわよ。…待ちなさいよ。私だって余裕ないんだからね……」
美琴「美榮、タオル頂戴」
打ち止めビクッ「は、はいお姉様!ってミサカはミサカはタンスに向けて全速前進、Uターンして差し出してみたり!」
美琴「グスッ」ゴシッ
美琴「さあ、 やるわよ」
料亭御坂16:55
美琴「アクセラレータ!!」
美琴「アンタ何やったのか分かってんの!!」
美琴「間に合わないのよ!どれだけ急いだって!!無理すれば大丈夫とか人手が足りないとか、そういう範疇を超えてるのよ!!」
美琴「どうすれば良いのよ!!
……親船さん…きちゃうじゃない!……7時からって……用意できるわけないじゃない……」
美琴「信用失っちゃうわ…お得意様なのに……オワリよ……」 グスッ
一方通行「何分で泣き終わる?」
美琴「……?……」
一方通行「オマエが動かねェと40と30の団体がサバけねぇだろゥが」
一方通行「一般客の入店はこれから断る。さすがに他まで相手できねェ」
一方通行「冷蔵庫開けるぞ」
美琴「アクセラレータ……アンタ何……やろうと…してるのよ……」
一方通行「問題ねェ。こンだけあれば充分だァ」
一方通行「調味料と器具の把握……」
一方通行「……泣き止ンだか?これ以上待てねェぞ。サッサと働け」
美琴「……アンタの考えは分かったわよ。…待ちなさいよ。私だって余裕ないんだからね……」
美琴「美榮、タオル頂戴」
打ち止めビクッ「は、はいお姉様!ってミサカはミサカはタンスに向けて全速前進、Uターンして差し出してみたり!」
美琴「グスッ」ゴシッ
美琴「さあ、 やるわよ」
料亭御坂16:55
779: 2010/05/23(日) 22:22:57.86 ID:DNFvE.AO
8/20
一方通行「オマエは先に料理の注ぎ分けやれ。そうしねェと調理場が使えねェ」
美琴「分かったわ。アンタはどうするの」
一方通行「先に座敷の準備だァ。妹が4人いるンだったなァ、1人借りる。それと米2升だけ先に頼むわ。うち5合は別炊き、やや硬め、コイツを最優先でなァ」
別館お座敷17:00
美秋「お、終わったね、良かったってミアキはホッとしてる」
美春「私たちのチームプレーの成せる技です、とミハルは自らを含め妹達の優秀さを誇ります」
美冬「また……氏が一歩遠ざかったわ……とミフユは窓からの景色にため息をついて黄昏るの……」
美夏「あんたたち何してんのよ!さっさとお姉のとこ戻って配膳の準備よ!!ってミナツは3人をわあっ!?」
一方通行「オマエらかァ?ミサカチャンのお姉チャンとやらは」
美夏「いきなり何よ誰よあんた!!」
一方通行(見分けがツカねェ。こいつら5つ子か)
一方通行「……オマエでいいや、コッチ来い」
美夏「ちょっ何ふざけてんの!?ミナツは」
打ち止め「ミナツお姉ちゃんいいから、この人の言う通りにして!ってミサカはミサカは声高に今は緊急事態であることを呼びかけてみたり!!」
美春美夏「どうし(たのよ)ました(って)、とミハル(ミナツ)はミサカに問いかけ(るわ!)ます」
打ち止め「詳しい事はネットワークで伝えるからっ…てアレッ!?ミサカはミサカはこの人に肩を掴まれて宙にぶら下がってる!?」
一方通行「いいから早く親船サン通す座敷に案内しろ」
美夏「ちょっとお、私まで掴まないでよぉ!!着物がくずれちゃうってミナツはあんたが信じられないわ!!」
一方通行「安心しろ、ベクトル操作で重力を無視してっから服にダメージはねェ」
ギャーギャーミサカハミナツハドタバタイターッ!!
美春秋冬「…………」
美春「ではお姉様の元へ向かいましょう、とミハルは現実に立ち返り皆をうながします」
美秋「そ、そうだね、早くいかなきゃね、ってミアキは無理矢理本館へ歩を進めるね」
美冬「……ミナツ、五月蝿い。ってミフユは通信を遮断するわ」
一方通行「オマエは先に料理の注ぎ分けやれ。そうしねェと調理場が使えねェ」
美琴「分かったわ。アンタはどうするの」
一方通行「先に座敷の準備だァ。妹が4人いるンだったなァ、1人借りる。それと米2升だけ先に頼むわ。うち5合は別炊き、やや硬め、コイツを最優先でなァ」
別館お座敷17:00
美秋「お、終わったね、良かったってミアキはホッとしてる」
美春「私たちのチームプレーの成せる技です、とミハルは自らを含め妹達の優秀さを誇ります」
美冬「また……氏が一歩遠ざかったわ……とミフユは窓からの景色にため息をついて黄昏るの……」
美夏「あんたたち何してんのよ!さっさとお姉のとこ戻って配膳の準備よ!!ってミナツは3人をわあっ!?」
一方通行「オマエらかァ?ミサカチャンのお姉チャンとやらは」
美夏「いきなり何よ誰よあんた!!」
一方通行(見分けがツカねェ。こいつら5つ子か)
一方通行「……オマエでいいや、コッチ来い」
美夏「ちょっ何ふざけてんの!?ミナツは」
打ち止め「ミナツお姉ちゃんいいから、この人の言う通りにして!ってミサカはミサカは声高に今は緊急事態であることを呼びかけてみたり!!」
美春美夏「どうし(たのよ)ました(って)、とミハル(ミナツ)はミサカに問いかけ(るわ!)ます」
打ち止め「詳しい事はネットワークで伝えるからっ…てアレッ!?ミサカはミサカはこの人に肩を掴まれて宙にぶら下がってる!?」
一方通行「いいから早く親船サン通す座敷に案内しろ」
美夏「ちょっとお、私まで掴まないでよぉ!!着物がくずれちゃうってミナツはあんたが信じられないわ!!」
一方通行「安心しろ、ベクトル操作で重力を無視してっから服にダメージはねェ」
ギャーギャーミサカハミナツハドタバタイターッ!!
美春秋冬「…………」
美春「ではお姉様の元へ向かいましょう、とミハルは現実に立ち返り皆をうながします」
美秋「そ、そうだね、早くいかなきゃね、ってミアキは無理矢理本館へ歩を進めるね」
美冬「……ミナツ、五月蝿い。ってミフユは通信を遮断するわ」
780: 2010/05/23(日) 22:27:35.87 ID:DNFvE.AO
9/20
一方通行「ここか」
打ち止め「ここだよ!ってミサカはミサカは宙ぶらりん状態が気に入っちゃったあ!!
わーいわーいもっともっとー―ってお願いしてみたり―!!」
ストッ
打ち止め「」
打ち止め「ウアアアアアアーン!!もっとしてくんなきゃ嫌だってミサカはミサカは泣き崩れてみるウア――ン!!」
一方通行「ジタバタすっとアブねェンだよ。さっき誰かさンが暴れて俺の足に触れて衝撃を自分に『反射』させやがったみたいにな。
まー俺が反射から『停止』に切り替えちまえば良かったンだが、まさかンーなガキっぽい15・6歳がいるとは思いませンで」
美夏「…………!」ズキンズキン
一方通行「よォミナツっつったか、座布団は……そこか。火鉢はどこにある」
美夏「ぐ……そこ」
一方通行「よし、オマエそこの障子開けろ。チビが泣き止まねーからオマエやれ」
美夏「むかつくなあんた!事情はミサカから受信したからミナツはやってやるけどさ!」 スーッカタカタ
一方通行「演算開始……畳の上に畳も火鉢も痛めずに置くってのはメンドクセェな」「…………………よし」スッ
フワッ フワッ フワッ
フワッ フワッ
フワッ フワッ
美夏「えっ……」
ヒュオッヒュオッヒュオッヒュオッヒュオッ
美夏「あんたサイコキネシストなの!?ミナツはあんたみたいに次々と物を飛ばせる使い手は初めて見るよ!!」
一方通行「念動能力(サイコキネシス)ってなァ物体に触れずに行ったり来たりと動かせる能力のこった。俺は物に触れる必要が有る。ンな便利な能力じゃねェ」
ストッ ストッ ストッ ストッ ストッ
美夏泣き止んだ打ち止め「「…………」」
一方通行「俺が制御できンのは、一方通行の運動法則だけだ」
一方通行「ここか」
打ち止め「ここだよ!ってミサカはミサカは宙ぶらりん状態が気に入っちゃったあ!!
わーいわーいもっともっとー―ってお願いしてみたり―!!」
ストッ
打ち止め「」
打ち止め「ウアアアアアアーン!!もっとしてくんなきゃ嫌だってミサカはミサカは泣き崩れてみるウア――ン!!」
一方通行「ジタバタすっとアブねェンだよ。さっき誰かさンが暴れて俺の足に触れて衝撃を自分に『反射』させやがったみたいにな。
まー俺が反射から『停止』に切り替えちまえば良かったンだが、まさかンーなガキっぽい15・6歳がいるとは思いませンで」
美夏「…………!」ズキンズキン
一方通行「よォミナツっつったか、座布団は……そこか。火鉢はどこにある」
美夏「ぐ……そこ」
一方通行「よし、オマエそこの障子開けろ。チビが泣き止まねーからオマエやれ」
美夏「むかつくなあんた!事情はミサカから受信したからミナツはやってやるけどさ!」 スーッカタカタ
一方通行「演算開始……畳の上に畳も火鉢も痛めずに置くってのはメンドクセェな」「…………………よし」スッ
フワッ フワッ フワッ
フワッ フワッ
フワッ フワッ
美夏「えっ……」
ヒュオッヒュオッヒュオッヒュオッヒュオッ
美夏「あんたサイコキネシストなの!?ミナツはあんたみたいに次々と物を飛ばせる使い手は初めて見るよ!!」
一方通行「念動能力(サイコキネシス)ってなァ物体に触れずに行ったり来たりと動かせる能力のこった。俺は物に触れる必要が有る。ンな便利な能力じゃねェ」
ストッ ストッ ストッ ストッ ストッ
美夏泣き止んだ打ち止め「「…………」」
一方通行「俺が制御できンのは、一方通行の運動法則だけだ」
781: 2010/05/23(日) 22:28:31.39 ID:DNFvE.AO
10/20
料亭御坂17:15
本館
美琴「ホラ急いで!!もうお客様は来はじめてるのよ!!」
美琴「美春はお客様の応対!」
美琴「美秋!アンタはよくこぼすから気をつけて運ぶのよ!」
美琴「美冬はよそ見しない!!」
美夏打ち止め「お姉(様)っ!」
美琴「アンタ達?ずいぶん早いじゃないどうしたのよ!?」
打ち止め「あの人が『こっちは間に合うから応援してこい』って言うから『え~でもでもミサカはミサカは』ってモジモジしてたら『サッサと行きゃアがれ!!』って頭をはたかれてこっちに応援しにきたのってミサカはミサカは臨場感抜群に説明してみる!」
美夏(はたかれてちょっとバグッてるな、ミナツには分かりにくいよミサカ)
美琴「――っ!(アイツどんな能力使ってんのよ!)」
美琴「いいわ!美夏は配膳!美榮も今日は手伝ってもらうわよ!!」
打ち止め パ ア ァ ッ(´∀`*)ノシ「やっと、やっとミサカはお姉様の力になれる!!ミサカはミサカは今、感動の頂きから絶望の谷底へ向けて飛び降りても構わないって感激してみたり!!」
美夏(その気持ちはミナツよく分かるよ、ミサカ)
玄関前
美春「よくぞお越しくださいました、とミハルは丁寧にお辞儀いたします。
今回御予約いただきました朱雀の間はあちらとなっておりますので、足元にご注意されました上、お向かいになられますよう……。
ではミハルがご案内いたします」
別館階段
美秋「ふぅ、ふぅ、(重、忙、焦……)」
美冬「ミアキ」
美秋「ハァ…ハァ…ん?」
美冬「無理しない、ってミフユはあえて声で伝えるわ」
美秋「う、うん!ミフユありがとうねってミアキはミアキは感謝感激の想いを伝えてみたり!」
美冬「フフッ」
美秋「へへっ」
料亭御坂17:15
本館
美琴「ホラ急いで!!もうお客様は来はじめてるのよ!!」
美琴「美春はお客様の応対!」
美琴「美秋!アンタはよくこぼすから気をつけて運ぶのよ!」
美琴「美冬はよそ見しない!!」
美夏打ち止め「お姉(様)っ!」
美琴「アンタ達?ずいぶん早いじゃないどうしたのよ!?」
打ち止め「あの人が『こっちは間に合うから応援してこい』って言うから『え~でもでもミサカはミサカは』ってモジモジしてたら『サッサと行きゃアがれ!!』って頭をはたかれてこっちに応援しにきたのってミサカはミサカは臨場感抜群に説明してみる!」
美夏(はたかれてちょっとバグッてるな、ミナツには分かりにくいよミサカ)
美琴「――っ!(アイツどんな能力使ってんのよ!)」
美琴「いいわ!美夏は配膳!美榮も今日は手伝ってもらうわよ!!」
打ち止め パ ア ァ ッ(´∀`*)ノシ「やっと、やっとミサカはお姉様の力になれる!!ミサカはミサカは今、感動の頂きから絶望の谷底へ向けて飛び降りても構わないって感激してみたり!!」
美夏(その気持ちはミナツよく分かるよ、ミサカ)
玄関前
美春「よくぞお越しくださいました、とミハルは丁寧にお辞儀いたします。
今回御予約いただきました朱雀の間はあちらとなっておりますので、足元にご注意されました上、お向かいになられますよう……。
ではミハルがご案内いたします」
別館階段
美秋「ふぅ、ふぅ、(重、忙、焦……)」
美冬「ミアキ」
美秋「ハァ…ハァ…ん?」
美冬「無理しない、ってミフユはあえて声で伝えるわ」
美秋「う、うん!ミフユありがとうねってミアキはミアキは感謝感激の想いを伝えてみたり!」
美冬「フフッ」
美秋「へへっ」
782: 2010/05/23(日) 22:31:47.91 ID:DNFvE.AO
11/20
一方通行17:30
一方通行(アトは親船一行のメシ作るだけだァ)
(第三位はまだ終わってねェだろォな)
(手伝ってもいいがアイツのプライド逆撫でンのもメンドクセェ)
(共闘する以上、全て俺が片付けりゃ問題ナシとはいかねェ)
(互いの力を最大限に引き出す必要があるな)
「……楽しいねェ。これだよ。馴れ合いなンざくだらねェ」
本館調理場17:50
美琴「よし!これで全部ね!後の『おひつ』は私が持って行くわ!!」
一方通行「くく。かか。」
美琴「!? アンタ……」
一方通行「終わった…かァ?」
美琴「ええ。…念のために訊くけど…1人で大丈夫なのよね」
一方通行「邪魔だ。暇なら客の前で裸踊りでもしてろ」
美琴「…………」
一方通行「…………」
美琴「頼んだわね」 タタッ
一方通行「……誰が頼まれてンだよ?俺は俺の仕事を俺が受けただけだろォが」
一方通行17:30
一方通行(アトは親船一行のメシ作るだけだァ)
(第三位はまだ終わってねェだろォな)
(手伝ってもいいがアイツのプライド逆撫でンのもメンドクセェ)
(共闘する以上、全て俺が片付けりゃ問題ナシとはいかねェ)
(互いの力を最大限に引き出す必要があるな)
「……楽しいねェ。これだよ。馴れ合いなンざくだらねェ」
本館調理場17:50
美琴「よし!これで全部ね!後の『おひつ』は私が持って行くわ!!」
一方通行「くく。かか。」
美琴「!? アンタ……」
一方通行「終わった…かァ?」
美琴「ええ。…念のために訊くけど…1人で大丈夫なのよね」
一方通行「邪魔だ。暇なら客の前で裸踊りでもしてろ」
美琴「…………」
一方通行「…………」
美琴「頼んだわね」 タタッ
一方通行「……誰が頼まれてンだよ?俺は俺の仕事を俺が受けただけだろォが」
783: 2010/05/23(日) 22:33:27.21 ID:DNFvE.AO
12/20part1
調理場一方通行17:55
「最初に酢メシ作って冷ましとかねェとなァ。レールガンに頼ンどいたメシを使う。
っかし『超電磁砲』って料理の役に立たねェだろ。なンで料亭都市でンな異名ついてンだよ?」
?「それは暗黙の了解したる神の都合にありけるなのよ!追求してはなりませぬのが必定の掟なりて!?」
「珍妙な空耳だなァ? まァいい、メシを飯台に落として寿司酢をかける。あとはァこの酢メシをォ……撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌ンンンンンゥ!!」
「した後はウチワで扇いでやンのが普通だが、ダリィし時間を喰う。他の料理作ってン間に空気を操作して代わりに扇がせる」
「次はカボチャの煮付けだ。ブッサイクなツラして深緑の装いィ?何だよそりゃ新作の金かかったエコファッションですかァ?割ったら割ったで今度は愛は地球を救うイ工口ーですかァ、隙が無さすぎのベストドレッサーですよアンタァ」
「水撒いてラップに包ンで穴あけて電子レンジに2分半。火を通す無駄な手間が省ける。時間がねンだよ、他にやっことアっし」
「煮汁は砂糖、醤油にイリコ。これで充分に仕上がる。次ィ」
「豆腐と鶏肉の吸い物だァ。チキンのくせして主役ヅラですかァ?今すぐチョン切ってやるから悔い改めなァ!! オマエは意外とギトギトしてっから熱湯かけてサッパリさせてやらァ。
豆腐は個人的に好きじゃねェが……バランス考えっと、しょっぱい奴のお相手にゃあ淡白な相方って相場が決まってンですよォ」
「出し汁に薄口醤油、酒に塩。最後に三つ葉なンて気取ったモン浮かべりゃ雰囲気が出る」
「次、若竹の子の田楽。水煮の真空パックでケシカランと言いてェが、竹の子のハウス栽培ってのも聞いたことがねェ。
あァ?何でって? せっかく放り込ンどいても、3日と経たねェ内に軽々とハウスを突き破っちまうからだよ。カカカカ!勢いのイイ出っ張りで何よりじゃねェかよ?」
「田楽味噌は甘口の白味噌に砂糖、昆布の出し汁で作る。分量?メンドクセェ。適量だ適量」
「竹の子をチョイとオーブンで焼いて、そのあと味噌塗ってまた焼くンだよ。盛り付けにゃあはじかみショウガ乗せて色を添えンのがお決まりって奴だァ!」
調理場一方通行17:55
「最初に酢メシ作って冷ましとかねェとなァ。レールガンに頼ンどいたメシを使う。
っかし『超電磁砲』って料理の役に立たねェだろ。なンで料亭都市でンな異名ついてンだよ?」
?「それは暗黙の了解したる神の都合にありけるなのよ!追求してはなりませぬのが必定の掟なりて!?」
「珍妙な空耳だなァ? まァいい、メシを飯台に落として寿司酢をかける。あとはァこの酢メシをォ……撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌撹拌ンンンンンゥ!!」
「した後はウチワで扇いでやンのが普通だが、ダリィし時間を喰う。他の料理作ってン間に空気を操作して代わりに扇がせる」
「次はカボチャの煮付けだ。ブッサイクなツラして深緑の装いィ?何だよそりゃ新作の金かかったエコファッションですかァ?割ったら割ったで今度は愛は地球を救うイ工口ーですかァ、隙が無さすぎのベストドレッサーですよアンタァ」
「水撒いてラップに包ンで穴あけて電子レンジに2分半。火を通す無駄な手間が省ける。時間がねンだよ、他にやっことアっし」
「煮汁は砂糖、醤油にイリコ。これで充分に仕上がる。次ィ」
「豆腐と鶏肉の吸い物だァ。チキンのくせして主役ヅラですかァ?今すぐチョン切ってやるから悔い改めなァ!! オマエは意外とギトギトしてっから熱湯かけてサッパリさせてやらァ。
豆腐は個人的に好きじゃねェが……バランス考えっと、しょっぱい奴のお相手にゃあ淡白な相方って相場が決まってンですよォ」
「出し汁に薄口醤油、酒に塩。最後に三つ葉なンて気取ったモン浮かべりゃ雰囲気が出る」
「次、若竹の子の田楽。水煮の真空パックでケシカランと言いてェが、竹の子のハウス栽培ってのも聞いたことがねェ。
あァ?何でって? せっかく放り込ンどいても、3日と経たねェ内に軽々とハウスを突き破っちまうからだよ。カカカカ!勢いのイイ出っ張りで何よりじゃねェかよ?」
「田楽味噌は甘口の白味噌に砂糖、昆布の出し汁で作る。分量?メンドクセェ。適量だ適量」
「竹の子をチョイとオーブンで焼いて、そのあと味噌塗ってまた焼くンだよ。盛り付けにゃあはじかみショウガ乗せて色を添えンのがお決まりって奴だァ!」
784: 2010/05/23(日) 22:34:11.32 ID:DNFvE.AO
12/20part2
「後は緑・紫・朱の色付き蒟蒻の刺身の1皿でも付けとくかァ…… イヤ。付ける辛子酢味噌が田楽と被る。醤油もポン酢も合わねぇしな」
「チッ……時間がねェってのにミスったな……ン?」
「イイねェ……高野豆腐かァ……干しシイタケと煮るとイー具合に味が付くンだぜェ…… ひ さ し ぶ り で す ね 干しシイタケェェェエエエ!! 高野と一緒にベクトル操作でアッという間に戻してやるよォォォオ!!」
「アハアハッ!!どーしましたァもう汁気たっぷりビチャビチャですかァア? あとは水砂糖薄口醤油酒塩のジワジワ弱火で放置かましてやンよ、オマエの出番はこ こ ま で。いやーザーンネンザンネン、ホンッット残念だわァ」
「ンで忘れちゃイケない中トロの握りですよォ。イイ具合に酢メシも冷めただろ、1人頭3貫なァ。握り方?長ェし退屈だからパス。指使いがカナメとだけ言っとっか。さーて……そろそろ配膳の準備かァ?」
「後は緑・紫・朱の色付き蒟蒻の刺身の1皿でも付けとくかァ…… イヤ。付ける辛子酢味噌が田楽と被る。醤油もポン酢も合わねぇしな」
「チッ……時間がねェってのにミスったな……ン?」
「イイねェ……高野豆腐かァ……干しシイタケと煮るとイー具合に味が付くンだぜェ…… ひ さ し ぶ り で す ね 干しシイタケェェェエエエ!! 高野と一緒にベクトル操作でアッという間に戻してやるよォォォオ!!」
「アハアハッ!!どーしましたァもう汁気たっぷりビチャビチャですかァア? あとは水砂糖薄口醤油酒塩のジワジワ弱火で放置かましてやンよ、オマエの出番はこ こ ま で。いやーザーンネンザンネン、ホンッット残念だわァ」
「ンで忘れちゃイケない中トロの握りですよォ。イイ具合に酢メシも冷めただろ、1人頭3貫なァ。握り方?長ェし退屈だからパス。指使いがカナメとだけ言っとっか。さーて……そろそろ配膳の準備かァ?」
785: 2010/05/23(日) 22:38:55.48 ID:DNFvE.AO
13/20part1
調理場18:45
打ち止め「やっほー!あなたが作った料理を見にきたよってミサカはミサカは調理場に1番乗りしてみたりー!!」
美春「待ちなさいミサカ。まず持っていくのは次女たるミハルの務めです、とミハルは己の置かれた立場と自らの持つ責任感を訴えます」
美夏「もう親船さん来てるから持ってかないと間が持たないよ!ミナツがガンガン持ってくからさっさと頂戴!!」
美秋「ミ、ミサカ、走っちゃだめよ、ミアキはさっきお客様に絡まれて大変だったんだから、っていわゆるセクハラを独白するね」
美冬「今宵は良い月夜になりそうね……ミフユは今夜、グラス片手に夜の帳へ堕ちようかしら……」
一方通行「アクセラレータは今夜ァ、缶コーヒー片手にサッサとフケようかしらァ……
いーからオマエら早く持ってけ……」
――――――――
打ち止め「そーっと、そーっと。ミサカはミサカはそーっとお膳の上で美味しそうな湯気を立ててる料理をこぼさないようにギクシャクした挙動で運んでみる……」
美春「お膳は水平に。手は手前では無く奥の方へ。目線はお膳ではなく、進む先を見据えなさい、とミハルは基本であるポイントを伝えます。ではお先に」
美夏「さあミナツはどんどん行くよー!ミサカ頑張んな!そーだあんた……アクセラレータつったっけ?さっき足にもらった分は後で返すからね!ミナツがきっちり締めてやる!!」
一方通行「おーおー楽しみにしてますよォ」(もう1品だ。火鉢メニューが足ンねェ……)
美夏(//ミハルどいてどいて右にどいてーミナツのお通りだよー//)
調理場18:45
打ち止め「やっほー!あなたが作った料理を見にきたよってミサカはミサカは調理場に1番乗りしてみたりー!!」
美春「待ちなさいミサカ。まず持っていくのは次女たるミハルの務めです、とミハルは己の置かれた立場と自らの持つ責任感を訴えます」
美夏「もう親船さん来てるから持ってかないと間が持たないよ!ミナツがガンガン持ってくからさっさと頂戴!!」
美秋「ミ、ミサカ、走っちゃだめよ、ミアキはさっきお客様に絡まれて大変だったんだから、っていわゆるセクハラを独白するね」
美冬「今宵は良い月夜になりそうね……ミフユは今夜、グラス片手に夜の帳へ堕ちようかしら……」
一方通行「アクセラレータは今夜ァ、缶コーヒー片手にサッサとフケようかしらァ……
いーからオマエら早く持ってけ……」
――――――――
打ち止め「そーっと、そーっと。ミサカはミサカはそーっとお膳の上で美味しそうな湯気を立ててる料理をこぼさないようにギクシャクした挙動で運んでみる……」
美春「お膳は水平に。手は手前では無く奥の方へ。目線はお膳ではなく、進む先を見据えなさい、とミハルは基本であるポイントを伝えます。ではお先に」
美夏「さあミナツはどんどん行くよー!ミサカ頑張んな!そーだあんた……アクセラレータつったっけ?さっき足にもらった分は後で返すからね!ミナツがきっちり締めてやる!!」
一方通行「おーおー楽しみにしてますよォ」(もう1品だ。火鉢メニューが足ンねェ……)
美夏(//ミハルどいてどいて右にどいてーミナツのお通りだよー//)
786: 2010/05/23(日) 22:39:49.55 ID:DNFvE.AO
13/20part2
美春 スッ (**その速度には素直に驚かされますね、とミハルはミナツの運動能力と平衡感覚に感嘆の意を表します**)
美夏(//ヘヘっ!ミナツはこういう時ミサカに感謝するんだよ、ミサカが生まれるまでネットワーク使えなかったからさ!//)
美春(**驚きましたねあれは。ミサカが生まれた瞬間、ミハル達の頭の中にミサカの泣き声が響きわたりましたから。と、ミハルは鮮明に記憶している懐かしい思い出を語ります**)
美秋(◇◇懐かしいよね、毎日毎日ミサカが泣くごとに、みんなネットワークでミサカをあやしてたよね。苦労したけど、ミアキには愉快な思い出だよー◇◇)
美冬(££慣れない内は他人に気取られて、何やってるのって変人扱いされてたわ……でも、今はおかげでミフユのポエムをみんなにリアルタイム配信できるし££)
美春夏打ち止め(*/いや、ポエムはやめてWith各種口調★★)
美秋(◇◇あれ?ミアキは楽しみなんだけど?◇◇)
美春 スッ (**その速度には素直に驚かされますね、とミハルはミナツの運動能力と平衡感覚に感嘆の意を表します**)
美夏(//ヘヘっ!ミナツはこういう時ミサカに感謝するんだよ、ミサカが生まれるまでネットワーク使えなかったからさ!//)
美春(**驚きましたねあれは。ミサカが生まれた瞬間、ミハル達の頭の中にミサカの泣き声が響きわたりましたから。と、ミハルは鮮明に記憶している懐かしい思い出を語ります**)
美秋(◇◇懐かしいよね、毎日毎日ミサカが泣くごとに、みんなネットワークでミサカをあやしてたよね。苦労したけど、ミアキには愉快な思い出だよー◇◇)
美冬(££慣れない内は他人に気取られて、何やってるのって変人扱いされてたわ……でも、今はおかげでミフユのポエムをみんなにリアルタイム配信できるし££)
美春夏打ち止め(*/いや、ポエムはやめてWith各種口調★★)
美秋(◇◇あれ?ミアキは楽しみなんだけど?◇◇)
787: 2010/05/23(日) 22:40:37.92 ID:DNFvE.AO
14/20
調理場一方通行18:52
(さてどうする…?牛肉は30人分も残っちゃいねェ、鶏肉は使った、肉は弾切れだ。)
(鍋にするか……それにしたってメインが必要で今の悩みに逆戻りだろ)
「やれやれ、ブザマな第一位なンざ必要ないンですよォ。この程度で終わるンなら、いー歳したガキに締められて相応のご身分ってこったァ」
(締める……シメサバ……そういやサバならあったなァ。だが煮付けはカボチャがやってっし、だからっつって焼いてみた所でそもそもメイン張れる役者じゃねーだろ)
(頼れる食材がねェ今、鍋に持ってくのがハッタリ効いて1番なンだ。だからわざわざ火鉢を座敷にセットしてる)
(サバ鍋なンて聞いた事がねェ…………が……やりようだな)
「二枚に下ろしたサバを使う。三枚じゃねェのは骨ごと突っ込んで鍋のダシにするためだ。
まずは臭みを取るために熱湯にくぐらせたのち流水で良く洗う」
「スープは昆布ベースに砂糖と醤油とミリン、酒と塩少々だ。沸騰したらサバをチャッチャとぶっこンでダシを取って、煮立ったあとは白菜人参大根エノキ春菊、……ネギも合うかァ?合いやがれチクショウがぶっつけ本番なンだよ」
「味見だァ…っとイイ所にガキが戻ってきやがった」
調理場一方通行18:52
(さてどうする…?牛肉は30人分も残っちゃいねェ、鶏肉は使った、肉は弾切れだ。)
(鍋にするか……それにしたってメインが必要で今の悩みに逆戻りだろ)
「やれやれ、ブザマな第一位なンざ必要ないンですよォ。この程度で終わるンなら、いー歳したガキに締められて相応のご身分ってこったァ」
(締める……シメサバ……そういやサバならあったなァ。だが煮付けはカボチャがやってっし、だからっつって焼いてみた所でそもそもメイン張れる役者じゃねーだろ)
(頼れる食材がねェ今、鍋に持ってくのがハッタリ効いて1番なンだ。だからわざわざ火鉢を座敷にセットしてる)
(サバ鍋なンて聞いた事がねェ…………が……やりようだな)
「二枚に下ろしたサバを使う。三枚じゃねェのは骨ごと突っ込んで鍋のダシにするためだ。
まずは臭みを取るために熱湯にくぐらせたのち流水で良く洗う」
「スープは昆布ベースに砂糖と醤油とミリン、酒と塩少々だ。沸騰したらサバをチャッチャとぶっこンでダシを取って、煮立ったあとは白菜人参大根エノキ春菊、……ネギも合うかァ?合いやがれチクショウがぶっつけ本番なンだよ」
「味見だァ…っとイイ所にガキが戻ってきやがった」
788: 2010/05/23(日) 22:43:35.15 ID:DNFvE.AO
15/20
打ち止め「ふう……疲れちゃった……お客さんに頭ナデナデされるのも大変だよう…ん…?良い匂いがするってミサカはミサカはフラフラ~って匂いがするほうへ寄っていってみたり」
一方通行「喰ってみろガキ」
打ち止め「やったぁ、慣れない仕事しちゃってもうお腹ペコペコなの、ってミサカはミサカは喜びをあらわにいただきますして口へ運んでみる」
打ち止め「ふひゃっ、ふほっ、ふはっ」
一方通行「落ち着いて喰え」
打ち止め「はひゅっ、ほっ、ひゅはっ……」
一方通行「どうだァ?」
打ち止め「お魚美味しいけど、野菜がニガイよ……ってミサカはミサカは率直な感想を言ってみたり」
一方通行「問題ねェな」
打ち止め「あるよぅ」
一方通行「スープも飲め」
打ち止め「ん……複雑な味がするってやっぱりミサカはミサカは率直に言ってみる」
一方通行「そーかよ」(とかぬかしながらもチビチビ飲んでやがる。やっぱ問題ねェな)
美琴「ようやく先約の団体さんのおもてなしが落ち着いたわ……さあ親船さんの所にお顔出ししないと……」
打ち止め「」
美琴「」
打ち止め「」
美琴「……」
美琴「うぁんたつまみ食いすんなっつってんだろがぁぁぁ!!」バチバチバチィッ
打ち止め「味見だよ味見――ってミサカはミサカは不可抗力を訴え暴力反対を叫びつつ恒久平和のために逃げ回ってみたり――――っ!!」
一方通行「おォそうだ、麩も入れとくかァ。味が染み込んでイケるだろうぜ」
打ち止め「ふう……疲れちゃった……お客さんに頭ナデナデされるのも大変だよう…ん…?良い匂いがするってミサカはミサカはフラフラ~って匂いがするほうへ寄っていってみたり」
一方通行「喰ってみろガキ」
打ち止め「やったぁ、慣れない仕事しちゃってもうお腹ペコペコなの、ってミサカはミサカは喜びをあらわにいただきますして口へ運んでみる」
打ち止め「ふひゃっ、ふほっ、ふはっ」
一方通行「落ち着いて喰え」
打ち止め「はひゅっ、ほっ、ひゅはっ……」
一方通行「どうだァ?」
打ち止め「お魚美味しいけど、野菜がニガイよ……ってミサカはミサカは率直な感想を言ってみたり」
一方通行「問題ねェな」
打ち止め「あるよぅ」
一方通行「スープも飲め」
打ち止め「ん……複雑な味がするってやっぱりミサカはミサカは率直に言ってみる」
一方通行「そーかよ」(とかぬかしながらもチビチビ飲んでやがる。やっぱ問題ねェな)
美琴「ようやく先約の団体さんのおもてなしが落ち着いたわ……さあ親船さんの所にお顔出ししないと……」
打ち止め「」
美琴「」
打ち止め「」
美琴「……」
美琴「うぁんたつまみ食いすんなっつってんだろがぁぁぁ!!」バチバチバチィッ
打ち止め「味見だよ味見――ってミサカはミサカは不可抗力を訴え暴力反対を叫びつつ恒久平和のために逃げ回ってみたり――――っ!!」
一方通行「おォそうだ、麩も入れとくかァ。味が染み込んでイケるだろうぜ」
789: 2010/05/23(日) 22:44:07.86 ID:DNFvE.AO
16/20
調理場一方通行19:20
「ケッ……終わったな」
「ま、いい経験にゃなったろ」
「…………」
「……異様に賑やかだった。こンだけ警戒心のねェ声にアテられ続けたなァ久しぶりだろォな」
「……フケるか」
帰路19:35
「……っ」
「 って……」
「待って!」
「待ちなさいよ!!」
一方通行「……あァ?」
調理場一方通行19:20
「ケッ……終わったな」
「ま、いい経験にゃなったろ」
「…………」
「……異様に賑やかだった。こンだけ警戒心のねェ声にアテられ続けたなァ久しぶりだろォな」
「……フケるか」
帰路19:35
「……っ」
「 って……」
「待って!」
「待ちなさいよ!!」
一方通行「……あァ?」
790: 2010/05/23(日) 22:46:31.87 ID:DNFvE.AO
17/20
美琴「ハァッハァッ……アンタ……何も言わずに帰るとか躾がなってないわね……ハァッハァッ……」
一方通行「……躾なンざガキの頃に忘れた」
美琴「ハァッ……ハァ…感謝してるのよ…礼くらい言わせなさい…」
一方通行「そォかい。あー……」
美琴「?」
一方通行「オマエのメシ、美味かったわァ」
美琴「私はアンタの料理、まだ食べてないわ」
一方通行「……」
美琴「でも」
美琴「親船さん達は喜んでた。いつもと違うけどすごく美味しいねって。また食べたいよって言ってたわ」
一方通行「……」
一方通行「……オマエの料理がマズイっつわれたワケじゃねーだろォが。俺の役目は終わった」
?「……っはっ」
一方通行「?」
?「…はあっ、……っ」
一方通行「……ガキ」
打ち止め「はあっ!はあっ!お兄ちゃん!!」
一方通行「」
美琴「ハァッハァッ……アンタ……何も言わずに帰るとか躾がなってないわね……ハァッハァッ……」
一方通行「……躾なンざガキの頃に忘れた」
美琴「ハァッ……ハァ…感謝してるのよ…礼くらい言わせなさい…」
一方通行「そォかい。あー……」
美琴「?」
一方通行「オマエのメシ、美味かったわァ」
美琴「私はアンタの料理、まだ食べてないわ」
一方通行「……」
美琴「でも」
美琴「親船さん達は喜んでた。いつもと違うけどすごく美味しいねって。また食べたいよって言ってたわ」
一方通行「……」
一方通行「……オマエの料理がマズイっつわれたワケじゃねーだろォが。俺の役目は終わった」
?「……っはっ」
一方通行「?」
?「…はあっ、……っ」
一方通行「……ガキ」
打ち止め「はあっ!はあっ!お兄ちゃん!!」
一方通行「」
791: 2010/05/23(日) 22:47:16.49 ID:DNFvE.AO
18/20
打ち止め「痛い痛い痛い痛い!!頭グリグリしないでって一方的暴力を受けてるミサカはミサカは何とかあなたの腕を掴んで敵陣脱出を試みるんだけど!!」
一方通行「ダァァーレがオニイチャンだァァァア!?」
打ち止め「だってだって!!こんな道端で『あなた!!』なんて叫んだら、通りすがりの街ゆく品行方正な紳士淑女の方々に聞かれちゃった場合にいろいろと……違う風に取られちゃう可能性も否定しきれないな、ってミサカはミサカは顔を赤らめてみたり……」
一方通行「」
美琴「」
一方通行美琴「ねぇ『ない』だろ『わよ』……」
――――――――
一方通行「オイ」
打ち止め「」ぎゅっ
一方通行「離せ」
打ち止め「」ぎゅっ
一方通行「じゃあ喋れ」
打ち止め「……ミサカはあなたのことを諦めないって。ミサカはミサカは言ったよね」
一方通行「……あァ」
打ち止め「たった数時間しか一緒にいなかったのに、やっぱりミサカの目に狂いは無かった。あなたはミサカの……ミサカの……」
一方通行「……なンだよ」
打ち止め「……ミ………りょ…料亭御坂にとって大事な人だって分かったの!!ってミサカは……ミサカは…… あ、慌ててないけど、う、えっと そう!あなたにずっと御坂に居てほしいのって改めてお願いしてみる!」
一方通行「フン……オマエが1人いきりたってもなァ?」
美琴「……アンタさ」
一方通行「ア?」
美琴「とりあえず御坂(ウチ)に戻って来なさいよ」
打ち止め「痛い痛い痛い痛い!!頭グリグリしないでって一方的暴力を受けてるミサカはミサカは何とかあなたの腕を掴んで敵陣脱出を試みるんだけど!!」
一方通行「ダァァーレがオニイチャンだァァァア!?」
打ち止め「だってだって!!こんな道端で『あなた!!』なんて叫んだら、通りすがりの街ゆく品行方正な紳士淑女の方々に聞かれちゃった場合にいろいろと……違う風に取られちゃう可能性も否定しきれないな、ってミサカはミサカは顔を赤らめてみたり……」
一方通行「」
美琴「」
一方通行美琴「ねぇ『ない』だろ『わよ』……」
――――――――
一方通行「オイ」
打ち止め「」ぎゅっ
一方通行「離せ」
打ち止め「」ぎゅっ
一方通行「じゃあ喋れ」
打ち止め「……ミサカはあなたのことを諦めないって。ミサカはミサカは言ったよね」
一方通行「……あァ」
打ち止め「たった数時間しか一緒にいなかったのに、やっぱりミサカの目に狂いは無かった。あなたはミサカの……ミサカの……」
一方通行「……なンだよ」
打ち止め「……ミ………りょ…料亭御坂にとって大事な人だって分かったの!!ってミサカは……ミサカは…… あ、慌ててないけど、う、えっと そう!あなたにずっと御坂に居てほしいのって改めてお願いしてみる!」
一方通行「フン……オマエが1人いきりたってもなァ?」
美琴「……アンタさ」
一方通行「ア?」
美琴「とりあえず御坂(ウチ)に戻って来なさいよ」
792: 2010/05/23(日) 22:50:50.87 ID:DNFvE.AO
19/20
一方通行「……ハァ?」
美琴「ご飯代。払ってもらってないし」
一方通行「ンなもん今払やイイだろォが」
美琴「後片付け。最後までやらなきゃレベル5の資格ないわ」
一方通行「……」
美琴「……正直に言うわよ。人手が足りないの。アンタに……アンタの力借りれるなら、私からもお願いする」
一方通行「…………」
一方通行「………はァ…チッ…」
一方通行「………『仮』、だァ」
打ち止め「え…?ミサカはミサカはその言葉の意味がわからなくてたずねてみるんだけど」
一方通行「仮採用の板前でいーだろつってンだよ」
打ち止め「来てくれるのね!!ミサカはミサカは…あなたを信じて良いのかな!?」
一方通行「大げさなンだよ。あと、1つ言っときたかったがオマエ、マセすぎだ」
打ち止め「マセてないよ!いつもお姉ちゃんたちから子供子供って言われるもの!ってミサカはミサカは誇れない武勇伝を初披露してみる!」
一方通行「誇れねェなら武勇伝じゃねェだろォが!!オマエン家が特殊なンだよ!!」
ワーワーギャーギャー
美琴「ふん……ふふ」
一方通行「……ハァ?」
美琴「ご飯代。払ってもらってないし」
一方通行「ンなもん今払やイイだろォが」
美琴「後片付け。最後までやらなきゃレベル5の資格ないわ」
一方通行「……」
美琴「……正直に言うわよ。人手が足りないの。アンタに……アンタの力借りれるなら、私からもお願いする」
一方通行「…………」
一方通行「………はァ…チッ…」
一方通行「………『仮』、だァ」
打ち止め「え…?ミサカはミサカはその言葉の意味がわからなくてたずねてみるんだけど」
一方通行「仮採用の板前でいーだろつってンだよ」
打ち止め「来てくれるのね!!ミサカはミサカは…あなたを信じて良いのかな!?」
一方通行「大げさなンだよ。あと、1つ言っときたかったがオマエ、マセすぎだ」
打ち止め「マセてないよ!いつもお姉ちゃんたちから子供子供って言われるもの!ってミサカはミサカは誇れない武勇伝を初披露してみる!」
一方通行「誇れねェなら武勇伝じゃねェだろォが!!オマエン家が特殊なンだよ!!」
ワーワーギャーギャー
美琴「ふん……ふふ」
793: 2010/05/23(日) 22:52:23.34 ID:DNFvE.AO
20/20
帰路19:45
美琴「アンタ達、戻るわよ!」
打ち止め「うん!」
一方通行「…あー……」
打ち止め「さあ一緒に帰ろうってミサカはミサカは意気揚々、あなたと腕を組んでおうちの方へ向けて第1歩を踏み出してみる!!」
一方通行「チッ歩きづれェ離せガキ」
料亭御坂
美秋(◇◇良かったね、腕利きの板前さんが戻ってくる!ミアキは大歓迎するよ!!◇◇)
美冬(££それじゃあ帰り着き次第、契りの盃を交わして混沌の時代をミフユ達とさまよってもらう事になるわ££)
美夏(//あいつミナツに黙って勝手にトンズラしてたのか!一発締めるだけじゃ足りないね!!//)
美春(**正直、早々と帰ってきて頂かなければ、戦力的不備によるお客様の不満を抑えきる自信がありません。ミナツ、ミアキ、ミフユ。ミハルと共に帰れコールをお願いします**)
美春夏秋冬(*/◇£ ミ サ カ !! 早 く 帰 っ て き な さ い !! */◇£)
打ち止め「むむ!」
一方通行「あァ?」
打ち止め(★★了解!ミサカ軍曹はこれより助っ人をたずさえ、直ちに帰還する事をここに宣言する!! ってミサカはミサカはこの前お姉ちゃんたちと観た映画っぽく喋ってみたり!!★★)
打ち止め「ううん、何でもない! 早く帰ろうってミサカはミサカは」
一方通行「あのよォ」
打ち止め「なになに?ミサカはミサカは何でも答える気満々だよって胸を張って余裕を表現してみる」
一方通行「オマエの御坂ミサカって名前、いったいどォなってンだ」
打ち止め「うーん、ミサカはミサカは御坂ミサカって名前に不都合は感じないけれど、周りの人はよく質問してくるの。ミサカの名前を御坂ミサカにしたのは他でもないお母さんなんだけど、さて問題です。ミサカはミサカと今何回言ったでしょう?早押し問題です!」
一方通行「…………」
打ち止め「クールにスルーは不正解!よってあなたの得点は半分となります!ってミサカは痛い痛い痛い!!」
美琴(母親が酒に酔って付けた名前だなんて絶対言えないわよ……いらない苦労押し付けないでくれるかしら……)
終わり
帰路19:45
美琴「アンタ達、戻るわよ!」
打ち止め「うん!」
一方通行「…あー……」
打ち止め「さあ一緒に帰ろうってミサカはミサカは意気揚々、あなたと腕を組んでおうちの方へ向けて第1歩を踏み出してみる!!」
一方通行「チッ歩きづれェ離せガキ」
料亭御坂
美秋(◇◇良かったね、腕利きの板前さんが戻ってくる!ミアキは大歓迎するよ!!◇◇)
美冬(££それじゃあ帰り着き次第、契りの盃を交わして混沌の時代をミフユ達とさまよってもらう事になるわ££)
美夏(//あいつミナツに黙って勝手にトンズラしてたのか!一発締めるだけじゃ足りないね!!//)
美春(**正直、早々と帰ってきて頂かなければ、戦力的不備によるお客様の不満を抑えきる自信がありません。ミナツ、ミアキ、ミフユ。ミハルと共に帰れコールをお願いします**)
美春夏秋冬(*/◇£ ミ サ カ !! 早 く 帰 っ て き な さ い !! */◇£)
打ち止め「むむ!」
一方通行「あァ?」
打ち止め(★★了解!ミサカ軍曹はこれより助っ人をたずさえ、直ちに帰還する事をここに宣言する!! ってミサカはミサカはこの前お姉ちゃんたちと観た映画っぽく喋ってみたり!!★★)
打ち止め「ううん、何でもない! 早く帰ろうってミサカはミサカは」
一方通行「あのよォ」
打ち止め「なになに?ミサカはミサカは何でも答える気満々だよって胸を張って余裕を表現してみる」
一方通行「オマエの御坂ミサカって名前、いったいどォなってンだ」
打ち止め「うーん、ミサカはミサカは御坂ミサカって名前に不都合は感じないけれど、周りの人はよく質問してくるの。ミサカの名前を御坂ミサカにしたのは他でもないお母さんなんだけど、さて問題です。ミサカはミサカと今何回言ったでしょう?早押し問題です!」
一方通行「…………」
打ち止め「クールにスルーは不正解!よってあなたの得点は半分となります!ってミサカは痛い痛い痛い!!」
美琴(母親が酒に酔って付けた名前だなんて絶対言えないわよ……いらない苦労押し付けないでくれるかしら……)
終わり
794: 2010/05/23(日) 22:54:31.90 ID:eiM3U6DO
乙!
料亭都市クソワロタwwwwww
料亭都市クソワロタwwwwww
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