和「そうですか♪実はですねぇー。私、どうしても欲しい物がありまして・・・」

咲「和ちゃんが欲しい物？なんだろ？新しいパソコンとかかな？」

和「いえ・・・、実は東京でしか手に入らない限定品でして・・・」

咲「東京に行くんだ！私も、お姉ちゃんの家に遊びにおいでって呼ばれてるよ！一緒に行こうよ！」

和「そう言ってもらえると助かります！！」

和「実は私が欲しい物って言うのは、かなり並ばないと手に入らない物なんです・・・。それで一緒に並んで貰えると、うれしいなっと・・・。私も東京に一人で行くのは流石に経験ありませんし。」

咲「へぇー、流石東京だね！長野には並んで物を買う姿ってあんまり見かけないもんね。近所のパチOコ屋さんがオープンした時くらいだよー」

和「しかし、実は・・・。私のネットを使った情報によると・・・かなり並ばないといけないらしいのですが・・・」

咲「そうなの？開店から一時間前くらいとか？」

和「いいえ・・・もっと・・・」

咲「そんなに人気商品なんだ！三時間くらいかな！ちょっと暑そうだけど、お喋りしてたら三時間なんてすぐだよね！」

和「すいません・・・、もうちょっと早く並ばないと・・・」

咲「えっと・・・、まさか始発とか？(笑)流石に、始発に並んで物を買うとか聞いた事ないよ」ｱｾｱｾ

和「・・・すいません、実は真夜中です」

咲「」

咲「え・・・っと・・・、真夜中って・・・、寝袋か何か持って並ぶの？」

和「はい・・・、情報によれば始発だと買えるか買えないか微妙なラインらしいです。私はどうしても欲しい物があって、絶対手に入れたいのですが・・・」

咲「それで夜中なんだ・・・。流石に、夜中に並んで物を買うとか聞いた事も見た事ないよ？」

和「それが・・・事実なんです。それがリリカルなのはの抱き枕と言う業を背負った商品なんです」

咲「抱き枕・・・。そんな物買うために、和ちゃんはわざわざ東京に行くの？」

和「そんな物って何ですか！！いくら咲さんと言えども、そんな物扱いは許しませんよ」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

咲「あっ・・・ごめんね。そうだよね、人にとって大事な物は人それぞれだもんね。私もお姉ちゃんのプリンを食べてケンカして、三年間ほとんど会話しなかっただなんて和ちゃん以外に言えなかったし」

和「照さん、決勝戦前にプリンの差し入れしたら喜んでましたね」

咲「でも、和ちゃんがそんなに好きだとは知らなかったよ。とゆーか麻雀以外の趣味もあったんだーって」

和「えぇ。私は実は大の魔法少女好きでして。エトペンも実はいつか喋りださないかなーとか思ったり//なんて」

咲「エトペンが喋りだしたら、私にも紹介してね(笑)そのリリカルなのはってのも魔法少女なの？そーいえば、京ちゃん家で読んだ事あったような」

和「須賀君が、なのは好き！？そんなオカルト・・・あっただなんて！」

咲「いや、漫画置いてただけだよー。私は一巻しか読んでないけど・・・」

咲「確かなのはちゃんって子が主人公だったよね？和ちゃんのその子の枕が欲しいの？」

和「確かになのはの抱き枕は欲しいと言えば欲しいです。が！！」




和「私が一番好きなのは、八　神　は　や　て　なんです！！私の本命抱き枕ははやて枕のみです！」ﾄﾞﾝ





咲「へぇー、そんなに好きなんだね」ｱｾｱｾ

和「はい。リリカルなのはは、なのはとフェイトと言うダブルヒロインのような感じの魔法少女なんですが・・・。しかし、私は八神はやてこそ、至高の魔法少女であり私がずっと求めてた魔法少女だと思ってます！！」

和「咲さん！これを見て下さい！！」ｽｯ

咲「えーっと、和ちゃんの携帯だね。スマホってヤツかー。触っても壊れないかなぁ」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

和「落とさない限り大丈夫ですよ。ここの再生ボタンを押してください」

咲「わかったー」ﾎﾟﾁｯ

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和「いかがでしたか？」

咲「うーん、なんか千里山の倒れた人に似てるような気がする・・・。とゆーか、どことなく親近感もあるような・・・」

咲「和ちゃん、うちといつも友達でいてくれてありがとうなー」

咲「似てたりするかなぁ//？」





和「・・・ふおぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおぉぉぉ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」

和「さささささ、咲さん！お願いです！もう一度だけ、モノマネして和ちゃんと言ってみてください！！！！！」

咲「そんなに似てるかな//」

咲「えー、ｺﾎﾝ。和ちゃん、うちと一生友達で居てくれる？」



和「はぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁあいぃいいぃぃぃぃぃぃぃ！！！！！！！！よよよよよよ、喜んで！！！！！！」ﾌﾟｼｬｱｧｧ

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和「取り乱して、すいませんでした・・・」

咲「ははは・・・、和ちゃんが鼻血出すって珍しいね・・・。あっ・・・牌に血がついちゃった」ﾌｷﾌｷ

和「すいません、私もふきますね・・・」ﾌｷﾌｷ

和「それで、どうですか？東京行きの件は？」

咲「うーん・・・、流石にお父さんに言ったら怒られそうだし・・・。お姉ちゃん家に泊まったって言うね」

和「助かります。私も父にも母にも言えませんし・・・」

咲「お姉ちゃん家に泊まれないか聞いてみるね。あっ、もちろん和ちゃんも一緒にね」

咲「とゆーわけなんだけど・・・、お姉ちゃん、八月の中旬って家に泊めてもらってもいいかな？」

電話中


照「な・・・ん・・・だ・・・と」



淡「テーーーーール！！電話中かもしれないけど、トーン張って！！もう時間ないんだから！！」

誠子「おい、尭深！！このお茶、あちぃーぞ！冷たいのガンガン持って来てくれ！！」

菫「すいませんすいません！！必ず間に合わせますから！！ええ！期限までに原稿持って行きます！！絶対に！必ずです！」ﾍﾟｺﾍﾟｺ

照(・・・なるほど、原村和が欲しい物があってそれを買いに付き合うから家に泊めてっと)

照(我が妹ながら、流石出来た子だ。天使だ。宮永の宝だ、いや日本の国宝だ)

照(くっ・・・せっかく咲とイチャイチャしたいのだが・・・その日は・・・その日は・・・。私が最も忙しい三日間！！)

照「はぁ・・・咲とイチャイチャ出来る時間が作れるかなー」



淡「テール！さっさと、コールスクリュー出しながら書きなさいよ！！はい、これ背景！」

菫「そうだぞ。照。私達、大手のトラプリンスの新作を待ってるくれてる人達が何人居ると思ってるんだ」

照「わかってるよ・・・。麻雀大会も終わったし、本業に集中しないとな」

淡「そうそう、さっさと書く！そこ！」

菫「しかし・・・、今どきコードギアスのルル×スザクとは、照らしくないチョイスだな？」

照「あぁ・・・、麻雀大会でなんかルル熱が再び蘇ってくるような子と出会ったんだ。ほら清澄のプリン届けてくれた人」

淡「あー、あのイケメン。マネージャーじゃなくて、一年生の部員らしいですよー」

照「そうなのか！！いやー、あの声で、オール・ハイル・白糸台、オール・ハイル・テルって言って欲しかったなー//」

咲「和ちゃん、お姉ちゃん泊まっていいって！」

和「良かったです。お土産はゴージャスプリンを持って行きましょう」

咲「淡ちゃんも居るかなー。また麻雀一緒に打てたらなぁ・・・」




咲「ところで、徹夜で並ぶってどうするの？寝袋とか持って行くの？」

和「いえ、夏だから多分大丈夫だと思いますよ。あまり荷物が増えると、身動き取れませんし」

和「あぁ、せっかくだから携帯式の麻雀を持って行きましょうか」

咲「そうだねー。まぁ二人だと、あんまり練習にならないけど、私達麻雀部だもんね！」

和「はい。それと咲さん、大変言い辛い事なんですが、なるべくご飯は取らないようにして下さい。前日の夜です」

咲「え？なんで？」

和「トイレがすごく混むらしいですよ。一時間待ちもざらにあるとか」

咲「えぇぇぇぇぇ！！そんなの・・・迷子になって、さらに待ったら・・・、漏らしちゃう・・・」

和「えぇ、咲さんの聖水を他の人に飲まれるわけには・・・ゴホン。はい、高校生になってお漏らしは恥ずかしいですからね」

咲「うー、ご飯抜くのはしんどいけど・・・私、頑張るね」

和「咲さん、すいません・・・。ぜひ東京での旅費は私に出させてください」

咲「えっ、悪いからいいよー」ﾌﾙﾌﾙ

和「いえいえ、私のわがままを聞いて貰ってるのですから、せめてこれくらいは」

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そして当日前夜

和「着きましたね！咲さん！」

咲「うん、二回目の東京だね！ところで、なんでお姉ちゃん家に白糸台の人達がみんな居たんだろうね？」

咲「しかも家がグチャグチャでゴミ屋敷みたいだった(笑)ごめんね、家事全般はあんまりやらない姉で・・・」ﾍﾟｺﾘ

和「いえ・・・お気にせず」

和(あれはまるでテレビで見た事がある漫画家の家・・・、もしかして宮永照さんは・・・。まさかですね・・・)

怜「ようやく着いた・・・。ここが有明コロシアムか・・・」ｹﾎｹﾎ

竜華「なぁ・・・怜。あんた、病弱やねんから無理して並ぶ事ないんちゃうか」

怜「堪忍やで。竜華、女には戦わなあかん時が人生で三度あると言う。一回目は、全国大会で白糸台との対決。そして二回目はここや！」

竜華「そんな大げさな・・・。こんなんヤフオクで買えるんとちゃうん？」

怜「竜華、あんたにはそんな事を言って欲しくない。私が必氏の思いで、チャンピオンから直撃取った点棒と。相手がチョンボして勝手に入った点棒。どっちも同じ価値ちゅーうんか？」

竜華「えぇー、そこまでのもんかいな・・・」

怜「せや。この先の一巡先は、フェイトちゃんがくれた一巡先や！！」

竜華「はぁ・・・、まぁもう東京着いたし、好きにしいや・・・。ただ、熱中症になりそうなら容赦なく連れてくで」

怜「・・・過去に三回挑んだけど、全部途中退場やった。今年は・・・、今年こそは！！」

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竜華「一番乗りかと思ったけど・・・、なんやこれーーーーー！！！！！！！」

怜「ふむ。前年より多い気がするけど、まぁこんなもんやろ」

竜華「すごい人やな・・・。とゆーか男ばっかり・・・。しかも何か臭くないか」ｳｯ

怜「まぁ・・・、ごくたまに女の人もおるよ。後、10時間か・・・。先は長いなぁ」ｹﾎｹﾎ





俺らA「おいおい、美少女が並んでるぞ」

俺らB「うっひょー、あの黒髪ロングの子、おっOいでけー！」

俺らC「近くに寄って、クンカクンカしねぇ？ふひひひひ」

和「さて、そろそろ駅に着くわけですが・・・。携帯で2ちゃんをチェックしましょう」ﾊﾟｶｯ


【速報】徹夜組5000人超



和「！！！！！！？？？」

咲「流石にこんな時間に人が居るわけな・・・和ちゃん！」

和「咲さん！走りますよ！！」ﾄﾞﾀﾌﾟｰﾝ

咲「ま、待ってよ」ﾀｯﾀｯ

和「・・・これが戦場ってやつですか！」ﾌﾟﾙﾝﾌﾟﾙﾝ

和「ハァハァ・・・、すいません。ここが最後尾ですか？」

竜華「あーはい。うちらも今来た所で・・・って、あんたら！」

怜「チャンピオンの妹と清澄の全中王者か！」

咲「あっ、お姉ちゃんと戦ってた・・・。確か千里山って高校の・・・」


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怜「へぇー、私以外にもなのは好きの高校生美少女雀士がおったとは・・・」

竜華「自分で美少女ゆーな」ｺﾂﾝ

和「えぇ・・・、うれしい限りです。園城寺さんもやはり、はやて枕狙いでしょうか？」ﾆｺﾆｺ

怜「はぁ？はやて枕とか、始発でも間に合うやろ。そんなんで、わざわざ並ばへんって」

和「はぁ？上級生に向かって、敬意と礼儀は忘れた事はありませんが。なんですって？」

怜「だから、始発でもいいやん。うちが欲しいフェイト枕は、始発じゃ買えんかもしれん。けど、はやて枕なら・・・」ﾌﾟｯ

和「フェイトですって！ただ主題歌を歌ってて優遇されてるだけじゃないですか！！八神はやての方が、魔法少女としてよっぽど強くてカワイイです」

怜「なんや！私のフェイトちゃんがかませ犬って言うんか！！」

怜「わーわー」

和「きゃーきゃー」


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竜華「なんかうちらめっちゃ目立ってるなぁ・・・」

咲「・・・男の人がいっぱいでここは怖いですね」

竜華「うちもお父ちゃんに嘘ついて、東京来たしなぁー。通販で買えばいいと思うんけどなー」

咲「あっ、私もそう思います」

咲「ところで、私、携帯型麻雀持ってるんですけど、やりませんか？」

竜華「ほぅ・・・、全国一位の優勝校と麻雀出来るとは・・・東京まで来たかいがあったで」

咲「ふふふ、お手柔らかにお願いします」ﾍﾟｺﾘ



怜「麻雀やて！？おぅ、清澄のオッOイ要因！麻雀で勝った方が、フェイトちゃんとはやてのどっちが強くてカワイイか決着つけるで！」

和「いいでしょう。望む所です。元全国二位のエース、相手にとって不足はありません」

しばらくして

怜(あかん・・・一巡先を使わずして勝てる相手やない)

和「ツモ」

和「ロン」

和「テンパイ」

和「ノーテンです」竜華「うちの当たり牌、全部止められとる・・・」

和「そろそろ、始発組が動き出す時間ですね」

咲「(_ _)｡。oｏＯzzZZZ…、カン」

怜「あぁ・・・、太陽が昇る・・・、ここからや。ここからが本当の地獄の始まりなんや・・・」

竜華「結局、トータルでは和ちゃんが一番稼いだなー。流石、全国優勝校。長期戦になればなるほど、和ちゃんは強くなりそうやね」

朝八時

和「園城寺さん、結局、八神はやてが一番最強かつ究極かつ至高の魔法少女だと認めて貰えますね！？」

怜「・・・あぁ。後でいくらでも、聞いたるから今は静かにして・・・」

竜華「怜、ヒエピタ交換しようか」

怜「・・・おおきに」



咲「むにゃむにゃ・・・麻雀って楽しいよね」ｸﾞｰｸﾞｰ

和(咲さんのトイレが一番心配でしたが・・・、これはいい誤算でした)

咲「あ、暑いー！ってここは！」

和「咲さん、おはようございます。もうすぐですよ。あっ、カ口リーメイトなら食べていいですよ」



宮永照家

照「さて、そろそろ会場入りするか」

淡「はぁーい、サークル参加ってこれだからいいですよねー」

菫「今日は気温もかなり上昇するみたいだしな。外で並んでる人達は大変だろう」

淡「そんなの知らなーい。私、なのはちゃんの抱き枕買ってから、売り子しますねー」

怜「もうすぐや・・・もうすぐフェイトちゃんが手に入る・・・」ﾊｧﾊｧ

竜華「今日は暑いなぁ・・・。怜、ホンマに大丈夫か？」

怜「・・・大丈夫。トリプル使った日よりは、まだマシ・・・かもしれん」ﾊｧﾊｧ

和「咲さん！いよいよですよ！いよいよ！！夢にまで見た、はやて抱き枕が・・・」ﾊｧﾊｧ

咲(どうしよう・・・おトイレ行きたいんだけど・・・。今の和ちゃんには言えない・・・。)

1：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/08/10(金) 09:59:02.89 ID:


なのは完売！




和「」ｶﾞﾀ

怜「そんな・・・、私らの列・・・まで・・・、声かけて貰ってない・・・」ｶﾀｶﾀ

咲(ひぃぃぃ、今すぐトイレ行きたい)ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

和「そ・・・そんなオカルト・・・そんなオカルト・・・ああああああありえません！！！！！！！！！！！！！」

竜華「って怜ーーーー、しっかりして目開けてーーーー！！」

怜「」ﾌﾞｸﾌﾞｸ



咲(今なら言える！)

咲「あ、あの！私、おトイレ行って来ます！！」

淡「やーりぃ！なのはちゃん枕ゲットだぜー！」

照「ふーん。毎年毎年、飽きないな」

淡「えー、やっぱり一番主人公のなのはちゃんがカワイイと思うんだよね！スターライトブレイカー！私の名前にもぴったり」

菫「一番人気あって、入手しにくいらしいなぁー。まぁ、それはともかく私達の本を完売させるために頑張って貰うぞ」

淡「はいはい、コスプレ売り子でもスケッチブックでも何でもやりますよー」

菫「じゃあ、コードギアスのカレンの服着てくれ。照はルルーシュコスで、私はスザクコスだ//」

淡「ちょっとちょっとー、なんで私だけ女キャラなんですかー！！ひどい！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

咲「おトイレ・・・長すぎ・・・、あぁぁぁぁぁぁ」ﾁｮﾛﾛﾛﾛﾛ


この後、お漏らし咲ちゃんを見つけたのが、ルルコスした姉だったり・・・。


照姉ちゃんのBL本読まれたり・・・。


和と怜が灰になったり・・・。




そんな感じで、カン！！

1です。正直、リリカルなのはよりまどマギの方が好きな自分が書いてすまんかった。
定価が1万円で、ヤフオクで2万円くらいで、そんなもんなんだなーって思った今日この頃。


なのは一番好きなのはヴィータです。淡ちゃんは真田アサミが声優やればいいと思うじぇ。



それではおやすみなさい(^o^)ﾉ ＜ おやすみー