125: 2010/05/27(木) 00:19:24.64 ID:lBLtyOM0
黒子「ふんふんふーん♪」

美琴「ただいまーっと。黒子ー?」

黒子「いますのよお姉さまー。ただちょっと執筆中ですので静かにしていただけると嬉しいんですの」

美琴「あ、そう?悪かったわ。それじゃあ私も自分の作品にとりかかるとしますかね」


 ――――

美琴「(うーん……決め台詞は『こんなとこで苦しんでないでとっとと帰りなさい』と……)」

美琴「……うし、OK。山場も書き終えたし、とりあえず今日はこの辺にしときますか」

美琴「黒子ー?あたしはそろそろ寝るけどあんたはどーすんのー?」

黒子「うーん……私はもう少し続けることにいたしますの。お先にお休みになってくださいまし、お姉さま」

美琴「あらそう?頑張るのはいいけど、体壊さない程度にしときなさいよね」

黒子「お気づかい痛み入りますのよ。では、お休みなさいませ」

美琴「うん、お休み」

美琴「(それにしても珍しいじゃない……普段は『風紀委員との兼業は疲れますのよー』なーんて愚痴ってばっかのくせに)」

美琴「(でも黒子がそうまでして書きたい話なんて、ちょっと興味出てきたわ。ちょっとのぞいてみようかしら)」

美琴「どれどれ……って」
『魔女狩りの王(イノケンティウス)』
127: 2010/05/27(木) 00:21:18.34 ID:lBLtyOM0
「あぁ……もうダメ……」


琴子はもう限界だった。
普段は快活に笑い、誰からも慕われる学校の優等生としての顔はすでにうかがう事はできない。
その表情にいつもの面影はなく。
その蜜壺はぐっしょりと湿ってわなないている。
ただ、そこにあるのは情欲に濡れた一匹の雌だった。


「ふふ……どういたしましたのお姉さま?先ほどまでは黒美の愛撫をあんなに嫌がってらしたというのに……」

「お願い……もっと……」

「もっと?もっと何ですのお姉さま?無知な黒美にはお姉さまが何をお望みなのかわかりませんわ」


黒美は焦らした。
日ごろから自分の想いを知りながらの普段の仕打ちだ。
敬愛するお姉さまとはいえ、それに対する罰を与えなければならない。
幸い、一服盛られた今の琴子には抵抗する意思も力も残されていないのだから……。


「さあお姉さま?何を……お望みなのかしら?」

「……がい……」

「聞こえませんわ」


一蹴する黒美。
だが我慢の限界に達した琴子の口は、黒美の望むままに懇願した。


「お願い黒美!もう限界なの!!私のココをもっとぐちゃぐちゃにいじっ

128: 2010/05/27(木) 00:22:56.50 ID:lBLtyOM0
美琴「くぅぅぅろこぉぉぉぉ――――!!!」

黒子「ひゃうっ!?お、お姉さま、どういたしましたの!?」

美琴「どうしたもこうしたもあるかぁ!!な、なんなのよこの小説はー!?」

黒子「な、なんですの!?こんなの所詮は作り話、気にしなくても結構ではないですの!」

美琴「じゃあこの名前はどう説明すんのよ!『琴子』『黒美』って明らかに私たちの名前を一文字ずつ交換しただけじゃない!」

美琴「明らかに私をモチーフにしたキャラにあんたをモチーフにしたキャラが……その…………てるじゃないのよぉー!!」

黒子「こ、これは……その……そう!私の風紀委員としての普段からの経験を生かして、風紀を乱すけしからんお姉さまを懲らしめるんですのよ!」

美琴「ふざっけんな!きゃ、却下よ却下!今すぐ消しなさい!!」

黒子「そ、それはいくらお姉さまでもってああ――――!?やめてくださいですの!まだ保存しておりませんのぉー!!」

美琴「普段の経験を生かすんなら……こんなのじゃなくてもっと真面目な活劇ものとか書けえぇぇ――!!!」

黒子「ああ……そんな……!黒子の熱い想いのたけが……」

黒子「あ、諦めませんのよ!いつかきっと、お姉さまと黒子のらぶらぶな物語を」

美琴「い・い・か・げ・ん・に、しろ――――!!!!」

129: 2010/05/27(木) 00:28:16.86 ID:lBLtyOM0
以上になりますん

黒子は絶対書くよね!って事で。
ちなみに自分の中の執筆都市では人物関係は大まかな変化はありませんが禁書本編的そげぶイベントで知り合ったわけねはないってイメージ
それは上条さんの作中作のネタになっちゃってますので

読んでいただいた方はどうもありがとうございましたー

他の小ネタは気が向いたときに書きあがったら投下します
どなたか琴線に触れたネタがあれば書いてくれてもいいです

引用: ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ≪4冊目≫」【超電磁砲】