641: 2010/06/01(火) 04:48:37.65 ID:J3gCIm.0
アニェーゼ「科学サイドのお話が多すぎっすね、セ口リのどこが良いんですか」

上条「メタ的な発言は良いから何故俺がこんなとこにいるのか教えてほしいのですが」

アニェーゼ「セ口リなんて緑色が連想される時点でだめですぞ」

上条「どこのム○クさんだオマエは。そんなことより俺がこんなとこにいる理由をだな」

アニェーゼ「こんなとことは酷い言い草ですね。私の部屋にイチャモンつけないで下さい」

上条「イチャモンつけたわけじゃ……ちょっと待て、『私の部屋』って言ったか?」

アニェーゼ「ええ、確かにそう言いましたが」

上条(あ、ありのままに今起こってることを話すぜ。朝起きたら自分が女の子の部屋にいた。
   何言ってるか分かんないと思うけど俺も何言ってるのか分かんない)
『魔女狩りの王(イノケンティウス)』
642: 2010/06/01(火) 04:50:00.15 ID:J3gCIm.0
アニェーゼ「とりあえず説明しちまいますね、上条さん。あなたは昨日学園都市のご自宅で就寝なされた、それは良いっすよね?」

上条「あ、あぁそうだ。いつも通りお風呂で寝てた」

アニェーゼ「そう言えば、最初はあのシスターと添い寝でもしてるかと思ってお部屋しか探さなかったんすけど、
      なんでわざわざ冷え込むお風呂でお休みになるんです?」

上条「いや、純情少年上条当麻にとって女の子と同じ部屋じゃドキドキしちゃって寝れないんですよ」

アニェーゼ「その感じだと童○っすね。添い寝とか夜○いとかしたりされたりはないっすか?」

上条「女の子が○貞とか○這いとか言うんじゃありません!修道女のくせに!」

アニェーゼ「ちょっと話がそれちまいましたね、話を本筋に戻します」

上条「その前に俺の注意に耳を傾けてくれると嬉しいのですけど!?」

アニェーゼ「良くお休みになられてる上条さんを魔術による拘束移動馬車に乗せてこっちまで連れてきた、と言う訳です。OK?」

上条「ちょっと待てよ!?こうそくの発音おかしくなかったか今!?高速じゃないのか!?」

643: 2010/06/01(火) 04:51:03.28 ID:J3gCIm.0
アニェーゼ「あぁ、魔術の動力部を別の場所に設定しましたからその右手があっても使えたんですよ」

上条「いやそれも気になってはいたけど俺の質問答えてくれる!?」

アニェーゼ「これで説明は終わりっす。質問はありませんね?」

上条「さっきから質問してるのにまさかのスルー!?オルソラ並みにやりにくいぞ!?」

アニェーゼ「女子の前で他の女性の話をするのは感心しませんね、シメちまいますよ!?」

上条「ゴメン気に障ったなら謝るからその杖置いて!」

アニェーゼ「まぁ許しましょう、いつもの事ですし。で、質問はあるんですか?」

上条「まぁ発音の件は置いとくとして、なんで俺をイギリスに?」

644: 2010/06/01(火) 04:52:12.76 ID:J3gCIm.0
アニェーゼ「理由なんてあってもなくても同じ事っすよ。もう事が起きちゃった以上受け止めちゃってください」

上条「理由聞かないと納得できないんですけど!?」

アニェーゼ「まぁ簡単に言うと寮の皆で最大主教を脅し……ゲフン、最大主教にお願いして学園都市側と交渉、許可を得てこちらに来てもらった次第です」

上条「脅しってなんだよ!?」

アニェーゼ「そんなこと言ってません、耳がおかしくなったなら医者をご紹介しますよ?」

上条「いらんお世話だ!ってか俺パスポートとかないし不法入国で捕まるんじゃ!?」

アニェーゼ「そこら辺を踏まえて最大主教に交渉してもらったんすよ。ご理解いただけました?」

上条「まぁ色々と気になる点はあるけど……要するに寮の皆に招待されたってことで良いんだよな?」

アニェーゼ「それで合ってます」

上条「ならなんでわざわざ寝てる間に連れてきたんだ?」

645: 2010/06/01(火) 04:54:07.54 ID:J3gCIm.0
アニェーゼ「何も知らない純粋な人を誘拐って良いシチュエーションですよね?
      それでどんどん染め上られげていくってのを見るのが大好きなんですよ。
      逆レOプもののAVとか普段からご覧になります?」

上条「OK、上条さんは何も聞かなかった。工口いこと言う修道女なんていない。…………なんでアニェーゼの部屋なんだ?空き部屋とかないの?」

アニェーゼ「お客さんを普段使ってないホコリ溜まっちまった部屋には入れれませんよ。私のお部屋になったのはじゃんけんの結果です」

上条「じゃんけん?……あぁ、負けた人の部屋に俺を入れたって訳か、納得した」

アニェーゼ(私がじゃんけん勝ったんすけどね。訂正すんのもメンドイですね)

上条「春休みだし暇してたから良いっちゃ良いんだけど急だな……やべ、インデックス!」

アニェーゼ「あぁ、それなら大丈夫っすよ。ツチミカドとその妹さんにお世話頼んでありますから」

上条「そうか……なら大丈夫かな」

アニェーゼ「それより女の子の前で他の女の話とは感心しませんよ、上条?」

上条「気に障ったなら謝る!だから蓮の杖置いてくれ!!」

646: 2010/06/01(火) 04:55:16.10 ID:J3gCIm.0
アニェーゼ「まぁ良いでしょう……あぁそうそう、言い忘れてたことがありました」

上条「なに?」

アニェーゼ「何日間滞在していただけるか分かりませんが、滞在してる間はずっと誰かの部屋で寝てもらいますよ」

上条「え……空き部屋あるんじゃないの?掃除すればいいじゃん」

アニェーゼ「あぁ、そんなことも言いましたっけ……忘れてください」

上条「なんで!?」

アニェーゼ「今日は私の部屋で寝て貰いましたが、明日以降はまたくじ引きとかで決めますね」

上条「だから空き部屋あるんだろ!?そこ貸してくれればいいじゃん!!」

647: 2010/06/01(火) 04:56:18.02 ID:J3gCIm.0
アニェーゼ「あぁ、そう言えば最近シェリーさんの作品が増えて物置にかわりましたね(嘘ですけど)」

上条「空き部屋ないのか……なら居間とか大部屋のソファとかそこらで寝るよ」

アニェーゼ「(単純っすね)夜遅くまで起きて仕事するシスターもいるんです、そんなとこじゃ寝れませんって」

上条「じゃぁ、誰かと相部屋で寝るってわけか」

アニェーゼ「そうっすね。そうなります」

上条「あの、もう学園都市帰ってもよろしいでせうか?上条さん女の子と同じ部屋にいたらちょっと……言いにくいけど……」

アニェーゼ「間違い犯しそう?いや、この場合犯すのは修道女ですか」

上条「年頃の女の子がそんな発言するんじゃありません!!てかそこまで言ってねぇ!緊張するってだけ!!」

648: 2010/06/01(火) 04:57:11.20 ID:J3gCIm.0
アニェーゼ「でも私の部屋で寝てたじゃないですか」

上条「それは寝てるとこを連れだしたからだろ!!」

アニェーゼ「こまけぇこと気にしちゃ駄目ですよ」

上条「細かくなんかないだろ!?」

アニェーゼ「そろそろシスター・オルソラが料理作り終わる頃ですかね、食堂行きましょうか」

上条「俺の話聞けよ!?」

アニェーゼ「いらないんですか、オルソラさんの朝食?」

上条「……なんか色々と分かんないこと多いけど、とりあえず腹減ったしな」

649: 2010/06/01(火) 04:58:18.78 ID:J3gCIm.0
アニェーゼ「あぁ、『女の子喰いたい』ってんならどうぞ、準備できてるんで」

上条「準備ってなんだよ!?」

アニェーゼ「縄とか鞭とかローソクとか」

上条(落ち着け……落ち着くんだ上条当麻……ふいんき(←なぜか変換ry)にのまれるな……)

アニェーゼ「一応避妊具もありやすがどこでも受け止めてあげますよ」

上条「アニェーゼ!」

アニェーゼ「はい、何でしょう?据え膳食わねば何とやらですか?」

上条「朝飯行こう!オルソラの飯ウマいし!」

アニェーゼ「むぅ、残念」

上条「そのあとでルチアに説教食らえ!あの子は真面目そうだしお前を矯正してくれるはず!」

アニェーゼ「何度言えば分かるんですか、女の子の前で他の女の話しちゃヤですって」

上条「あ、ごめん」

アニェーゼ「今は私の彼氏なんすよ?分かってんですか?」

650: 2010/06/01(火) 04:59:16.10 ID:J3gCIm.0
上条「もちろん分かって…………はぁぁぁああああ!?」

アニェーゼ「朝っぱらからうるさいっすよ」

上条「かかかかかか」

アニェーゼ「彼氏、ですか?」

上条「そうそう、彼氏ってどういうことだよ!?」

アニェーゼ「私たちが修道女なのはご存知ですよね?」

上条「ん、まぁ時折信じがたいけど」

アニェーゼ「修道女が同衾するんです、他人じゃ困るんですよ」

上条「はぁ」

アニェーゼ「だから私の部屋で寝てる以上は私の彼氏ってわけですね」

上条「はいそこおかしい」

651: 2010/06/01(火) 04:59:59.62 ID:J3gCIm.0
アニェーゼ「おかしくなんてないです、私が彼女じゃいやなんですか?」

上条「いやそういう問題じゃなくて」

アニェーゼ「私が彼女じゃダメですか?」

上条「俺が言いたいのは寝る場所を他に移せばってことで」

アニェーゼ「私じゃ上条にふさわしい女になれませんか?」

上条「いや、俺の方がアニェーゼにふさわしくないと」

アニェーゼ「んなことないですよ」

コンコン ガチャ

652: 2010/06/01(火) 05:00:52.14 ID:J3gCIm.0
ルチア「失礼します」

上条「お、ようルチア」

ルチア「おはようございます。お二人とも朝食の時間ですよ。他の皆は既に集まっています」

アニェーゼ「あぁすんません、上条がいちいち突っかかってきて時間食っちゃいました」

上条「俺のせいなの!?」

ルチア「どちらのせいでも構いませんが、早くいかないとシスター・アンジェレネが貴方がたの分も食べてしまうかもしれませんので行きましょう」

上条「ああ、あの子もインデックス並みに食欲旺盛だったっけ」

ルチア「修道女らしからぬことですが」

アニェーゼ「確かにあの食べっぷりは度が過ぎてますね」

上条「でもまぁ修道女ってそんなもんだろ」

ルチア「あの子たちが特別なだけです、それでは参りましょう」

653: 2010/06/01(火) 05:01:51.01 ID:J3gCIm.0
はてさて、このようにして上条当麻は女子寮での暮らしを余儀なくされました。
彼は不幸だと嘆くでしょうが状況は所謂ハーレム。
世の男性諸君が一度は夢見る理想郷なのです。
右を見てもシスター、左を見てもシスター、どこを見てもシスター。
はたしてこのような場所で彼の身に何が待っているのでしょうか!?
と言う感じで誰か続けてくれると嬉しいんだよ!!

引用: ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ≪4冊目≫」【超電磁砲】