1: 2009/08/02(日) 21:10:09.26 ID:tXxdL+940
JUM「・・・ということにして真紅にドッキリを仕掛けたいんだ。協力してくれないか?」

翠「は?何言い出すですかいきなり」

JUM「最近、僕に対する真紅の態度が酷いんだよ・・・だからちょっと懲らしめてやりたくて」

雛「どのくらい酷いの?」

JUM「そうだな・・・紅茶の温度が一℃でも違えば容赦なくその紅茶を顔に浴びせかけてきたり・・・
    何もしてないのに『不愉快だわ!』とか言ってすねを蹴られたり・・・」

翠「確かに酷いの」

JUM「だろ?僕のことをまるで奴隷か何かのように扱うんだ。」

翠「それは最初からずっとじゃねーですか」

JUM「最近は特に酷いんだよ。だからさ、協力してくれないか?僕が余命一ヶ月だってことになったら
    あいつも少しは僕のありがたみに気づくだろうし」

4: 2009/08/02(日) 21:13:07.07 ID:tXxdL+940
翠「まぁ・・・そういうことなら協力してやらんこともないですけど・・・」

雛「ヒナもいいのよ」

JUM「本当か!?ありがとう二人とも」

翠「でも一つだけ約束してほしいです」

JUM「なんだ?」

翠「もしも真紅が泣き出すようなことがあったら・・・すぐにドッキリだってばらすですよ。それだけ約束しろです」

JUM「あぁ、わかったよ」

翠「で、翠星石たちは何をすればいいですか?」

JUM「僕があと余命一ヶ月だって話を真紅の近くでしてほしいんだ。あまりわざとらしくないようにな。
    それで真紅がその話に気づいて食いついてくれば成功だ」

翠「なるほど、わかったです。じゃあさっそくいくですよチビ苺!」

雛「らじゃー!」

5: 2009/08/02(日) 21:14:46.67 ID:tXxdL+940
TV【犯人はお前だ】

真紅「すごいわくんくん・・・!開始10分でもう犯人を当ててしまうなんて・・・」

翠「ひそひそ・・・」
雛「ひそひそ・・・」

真紅「あら?・・・あの子達、あんなところで何を話してるのかしら・・・」

ヒソヒソ・・・
雛「嘘・・の・・JUMの余命・・・・ヶ月なんて・・・」
翠「本・・です・・・・昨日・・・のりとJUMが・・・してて・・・」

真紅「!?」

8: 2009/08/02(日) 21:17:09.73 ID:tXxdL+940
真紅「ちょ、ちょっとあなたたち」

翠「何ですか真紅?(お、食いついてきたです・・・)」

真紅「今JUMの余命がどうとか聞こえたのだけど・・・」

翠「・・・・」

真紅「翠星石?」

翠「・・・そうですね。真紅も知っておいたほうがいいです。」

真紅「・・・?」

翠「実は・・・JUMの余命があと一ヶ月らしいのです・・・」

真紅「!!」

10: 2009/08/02(日) 21:20:23.22 ID:tXxdL+940
真紅「う、嘘・・・よね?」

翠「嘘じゃねーです・・・昨日のりとJUMがそのことで話してるのを偶然聞いちまったんです・・・」

真紅「そ、そんな・・・」

翠「信じられないでしょうけど・・・本当なんです・・・」

真紅「ど、どうしてJUMは私たちにはそのことを黙っているの・・・!?」

翠「たぶん・・・私たちに心配かけたくないんじゃねーですかね・・・」

真紅「・・・っ!」

ダダダダッ!

翠「あ、どこいくですか真紅!」

真紅「JUMの部屋よ!JUMの口から直接聞かないと納得いかないわ!」

翠「ちょ、ちょっと待・・・!行っちまったですね」

雛「とりあえず・・・成功ってことでいいの?」

翠「えぇ。あとはJUMに任せるです」

12: 2009/08/02(日) 21:23:22.92 ID:tXxdL+940
―JUMの部屋―

バアァーンッ!

真紅「ちょっとJUM!!」

JUM「うわっ!?な、なんだ・・・ビックリさせるなよ真紅!」

真紅「正直に話してちょうだい!」

JUM「は?」

真紅「あなたの命があと一カ月だって言うのは・・・本当なの?」

JUM「!」

JUM(どうやらうまくやってくれたみたいだな二人とも・・・)

真紅「JUM!答えて!」

13: 2009/08/02(日) 21:26:03.02 ID:tXxdL+940
JUM「誰に聞いたかは知らないけど・・・・・あぁ、本当だよ」

真紅「そんな・・・」

JUM「黙ってて悪かったな・・・なんだか言い辛くて・・・」

真紅「・・・どんな病気なの?」

JUM(し、しまった・・・!そこまで考えてなかった・・・と、とりあえず適当に言っとくか・・・)

JUM「えっとな・・・内臓がどんどんぼろぼろになっていく病気なんだ」

真紅「な、何ですって・・・!?

14: 2009/08/02(日) 21:29:46.82 ID:tXxdL+940
JUM「もう手の施しようもないくらいボロボロで・・・現代の医学じゃ絶対に治せないそうだ・・・」

真紅「・・・・・・」

JUM「・・・真紅?」

真紅「・・・・うっ・・・うっ・・・(ポロポロ)」

JUM「!」

JUM(や、やば・・・!まさか本当に泣くとは・・・もうバラしてやるか・・・)

JUM「なぁ真紅・・・実は」

真紅「聞いてJUM」

JUM「お?ん・・・な、なんだ?」

17: 2009/08/02(日) 21:32:22.14 ID:tXxdL+940
真紅「今思えばあなたには随分とわがままをいったり迷惑をかけたりしたわね・・・本当にごめんなさい」

JUM「あ、あぁ別に気にしてないよ・・・それよりな真紅、実は」

真紅「だからJUM」

JUM「は、はい・・・」

真紅「あなたに恩返しがしたいわ」

JUM「お、恩返し・・・?」

22: 2009/08/02(日) 21:36:05.30 ID:tXxdL+940
真紅「えぇ、あなたが氏ぬまで・・・・・・・私がつきっきりでお世話をしてあげるわ。」

JUM「え・・・えぇ!?」

真紅「それで全ての恩が返せるとは思わないけど・・・でも、一生懸命頑張るから・・・!」

JUM「な、なぁ真紅!聞いてくれ!違うんだよ!これは・・・」

真紅「そうときまれば早速のりにいろいろ教えてもらわなくては!のりーのりー!」

スタタタター

JUM「お、おい待て真紅!・・・あぁ行ってしまった・・・」

25: 2009/08/02(日) 21:38:49.74 ID:tXxdL+940
ガチャッ!

翠「ちょっとチビ人間!なーにやってるですか!?なんでバラさないですか!約束はどうしたですか!!」

JUM「だ、だってバラすタイミングが・・・」

翠「あぁーもう!本当にお前はチビでクズでダメなヤローです!」

JUM「な、なんだと!?」

雛「ふ、ふたりともー!今は言い争ってる場合じゃないの!おおごとにならないうちに真紅に全部話さなきゃ!」

JUM「あ、あぁそうだな・・・」

26: 2009/08/02(日) 21:41:45.61 ID:tXxdL+940
―キッチン―

真紅「のり。包丁の持ち方はこうでいいのかしら?」

のり「えぇ、とっても上手よぅ真紅ちゃん♪」

真紅「ありがとう」

のり「それにしても・・・いきなり料理を教えてくれなんてどうしちゃったの?真紅ちゃん」

真紅「JUMに作ってあげたいの」

のり「あらあら、JUMくんったらモテモテねぇ♪」

真紅「そんなことよりのり。最初はこのきゅうりを切ればいいのかしら」

のり「えぇ、指を切らないように気をつけてね。ゆっくり、慎重にやるのよ」

真紅「えぇ」

28: 2009/08/02(日) 21:44:38.74 ID:tXxdL+940
トン・・・トン・・・トン・・・

真紅「・・・ねぇのり」

のり「なぁに?真紅ちゃん」

真紅「JUMは・・・喜んでくれるかしら?」

のり「喜ぶに決まってるわよぅ!だって真紅ちゃん、こんなに頑張っているもの」

真紅「だといいのだけど・・・」


コソコソ・・・
翠「真紅のやつ、すごい張り切ってやがるです・・・」

雛「あんな真面目な真紅見たことないの・・・」

JUM「お、おいちょっと待てよ!こんなのとてもじゃないけどバラせる雰囲気じゃないぞ・・・!」

30: 2009/08/02(日) 21:48:31.62 ID:tXxdL+940
JUM「なぁどうしよう雛苺、翠星石・・・!」

翠「そ、そんなこと翠星石に言われても・・・・あ!そういえばお花の水やりをしてこなきゃいけなかったんです!さらばですぅ!」

ドヒューン!

JUM「あ!ちょ、見捨てる気か!・・・な、なぁ雛苺!お前はもちろん僕と一緒に・・・」

雛「きょ、今日はトモエと遊ぶ約束だったの!あとは頑張ってなの!」

バヒューン!

JUM「あ!ひ、ひどい・・・!」

真紅「あら?JUM、そんなところで何をしているの?」

JUM「し、真紅・・・!」

31: 2009/08/02(日) 21:51:50.29 ID:tXxdL+940
JUM「・・・い、いや真紅が何をしてるのかなー、と思って・・・」

真紅「私は今料理を教えてもらっていたの」

JUM「そ、そうか」

真紅「まだ包丁もうまく扱えないけど・・・でもすぐに覚えてあなたにおいしい料理を作ってあげるから。楽しみにしててちょうだい」

JUM「あ、あぁ・・・楽しみにしてるよ・・・(ズキッ)」

JUM(ち、ちくしょう!心が痛い・・・)

33: 2009/08/02(日) 21:57:05.64 ID:tXxdL+940
次の日・・・

真紅「JUM!起きて、朝よ」

JUM「ん?んん・・・・なんだ・・・?真紅が僕を起こしてくれるなんて・・・何かあったのか・・・?」

真紅「昨日言ったでしょう?つきっきりでお世話をしてあげるって」

JUM「え・・・?」

JUM「・・・あ!!」

JUM(そ、そうだ・・・僕は昨日真紅にドッキリを仕掛けてそのまま・・・!)

真紅「どうしたのJUM?大丈夫?」

JUM「あ、あぁ・・・」

真紅「それなら早く下に行きましょう。あなたのために朝ごはんを作ったのよ」

JUM「え、僕のために・・・?」

真紅「えぇそうよ。ほら、はやく行かないと冷めちゃう」

JUM「わ、わかったよ・・・」

36: 2009/08/02(日) 22:01:54.37 ID:tXxdL+940
―キッチン―

真紅「はいJUM。初めてだから簡単なものしか作れなかったけど・・・
   美味しくなかったら残してちょうだいね」

JUM「あ、あぁ・・・それじゃいただきます」

JUM「モグモグ・・・」

真紅「どう・・・かしら?」

JUM「ん・・・美味しいよ。初めてにしてはかなりいいほうなんじゃないか?」

真紅「ほ、本当に・・・?」

JUM「あぁ、美味しいよ」

真紅「そう、それならよかったわ(ニコッ)」

JUM「うっ・・・!(ズキッ)」

真紅「どうかした?JUM」

JUM「あ、いやなんでも・・・・」

JUM(し、真紅の笑顔が辛い・・・僕の心をえぐる・・)

38: 2009/08/02(日) 22:07:12.32 ID:tXxdL+940
JUM「・・・ごちそう様」

ガタッ

真紅「部屋に戻るの?JUM」

JUM「あぁ」

真紅「じゃあ私も一緒に行くわ」

JUM「あれ?でももうくんくん始まるんじゃ・・・」

真紅「いいのよ。今はあなたのほうが大事だわ」

JUM「べ、別にそこまでつきっきりにしてくれなくてもいいよ・・・」

真紅「ダメよ!あなたが一人のときに何かあったらどうするの?常に一緒にいるわ」

JUM「そ、そうか・・・」

39: 2009/08/02(日) 22:11:06.58 ID:tXxdL+940
―JUMの部屋―

JUM「さ・・・てと。パソコンでもするか」

真紅「ねぇJUM。私も隣で見てていいかしら?」

JUM「え?まぁ別にかまわないけど・・・どうしたんだ急に?」

真紅「今更だけど・・・あなたのことをもっとよく知りたいのよ」

JUM「そ、そうか・・・じゃあこっち座れよ」

真紅「えぇ」

42: 2009/08/02(日) 22:15:45.74 ID:tXxdL+940
JUM「・・・でな、この『発言する』を押すと今書いた文章がここに書き込まれるんだ。」

真紅「こう?」

カチッ

JUM「そうそう。・・・ほら、いっぱい反応が返ってきた」

真紅「中々面白いわね。チャットというものは」


コソコソ・・・
雛「JUMが心配で見に来たけど・・・なんだかとっても楽しそうなのよ」

翠「ムムムー・・・なんかむかつくです!あいつ今の自分の状況忘れてるんじゃねーですか!?」

46: 2009/08/02(日) 22:19:58.36 ID:tXxdL+940
真紅「あら、JUM」

JUM「なんだ?真紅」

真紅「この・・・『釣りでした』というのは何かしら?」

JUM「あぁこれか・・・これはまぁ簡単に言えば『嘘でした』みたいなもんだよ。」

真紅「そんな嘘なんかついてどうするの?」

JUM「その後のみんなの反応を見て楽しむんだよ」

真紅「そうなの。世の中には悪趣味な人もいるものね」

JUM「あ、あぁ・・・そうだな(ズキズキッ)」


コソコソ・・・
翠「あーっはっはっは!見るですよチビ苺!あのチビ人間の苦痛の顔!ざまーみやがれです」

雛「何でそんなに嬉しそうなの翠星石?」

翠「う、うるさいですね!」

49: 2009/08/02(日) 22:23:28.25 ID:tXxdL+940
カッコー、カッコー、カッコー

JUM「お、もう3時か・・・」

真紅「あら、本当ね。JUM!紅茶を淹れてきて・・・ハッ!?」

JUM「どうした真紅?」

真紅「ご、ごめんなさいJUM・・・いつもの癖でまたあなたに頼ろうと・・・」

JUM「いや別にいいよこれくらい・・・」

真紅「ダメよ!もうあなたに迷惑はかけないって決めたもの。私が淹れてくるわ、ちょっと待ってて」

タタタタッ

JUM「お、おい真紅・・・!」

50: 2009/08/02(日) 22:26:42.58 ID:tXxdL+940
JUM「はぁ・・・困ったな・・・」

ガチャッ!

翠「やいチビ人間!」

雛「JUMー!」

JUM「翠星石に雛苺・・・どうしたんだ・・・?」

翠「どうしたじゃねーですよ。心配だからわざわざ見に来てやったんです」

雛「JUM・・・なんだかとっても疲れた顔してるのよ」

JUM「あぁ・・・」

翠「ちょ・・・大丈夫ですか?」

JUM「あぁ・・・」

52: 2009/08/02(日) 22:30:50.66 ID:tXxdL+940
雛「ねぇJUM・・・もうばらしちゃったほうがいいのよ・・・これ以上やるとホントに大変なことになっちゃうかも・・・」

JUM「無理だよ・・・今さら無理だって・・・怖いよ・・・」

翠「そんなこと言ってたらどうにもならねーですよ!勇気を出すです!」

JUM「何が勇気を出せだよ・・・言うのは簡単だけどな・・・僕には無理なんだって・・・!
    絶対無理・・・っていうか不可能・・・無理無理無理無理・・・」

翠(こ、こいつ・・・!真性のダメ人間です・・・!)

JUM「そ、そうだ翠星石!お前達が代わりに真紅にバラしてくれないか!?」

翠「は、はぁ!?」

JUM「お願いだ!」

翠「ていうかそれ・・・翠星石達がバラしても結局痛い目を見るのはお前なんですよ?」

JUM「いいんだよ!痛い目に合う覚悟はできてるんだ!僕はただ真紅に真実を言う勇気がないだけなんだ・・・」

翠「・・・・」

54: 2009/08/02(日) 22:35:20.65 ID:tXxdL+940
ガチャッ

真紅「お待たせJUM。紅茶を淹れてきたわよ。・・・あら?翠星石に雛苺。あなた達もいたのね。一緒に紅茶でも・・・」

翠「あぁ翠星石達はもう出てくですよ」

JUM「え!?ちょ、ちょっと行かないで・・・!」

翠「うるせーです!ほら、チビ苺。ぼさっとしてねーでいくですよ」

雛「ちょ、ちょっと翠星石ー・・・!」

バタンッ

真紅「・・・?」

56: 2009/08/02(日) 22:40:03.64 ID:tXxdL+940
―リビング―

雛「ね、ねぇ翠星石ー・・・JUMのことほっといて大丈夫なの・・・?」

翠「いいですよあんなやつ・・・あのままずっと悩んでいればいいんです」

雛「で、でもー・・・」

翠「雛苺・・・あいつが自分で言わなきゃいけないことなんですよ。そういう勇気を持てなきゃダメなんですよ。
  でなきゃあいつはいつまでたってもチビのままなんです・・・」

雛「翠星石・・・」

翠「でもまぁ・・・あいつがもう本当に自分でどうしようもなくなってしまったときは・・・その時はしょうがないから助けてやるですよ」

雛「・・・うん!」

59: 2009/08/02(日) 22:43:53.29 ID:tXxdL+940
―次の日―

真紅「JUM、起きて。朝よ」

JUM「ん・・・あぁおはよう真紅・・・」

JUM(昨日はほとんど寝れなかったな・・・)

真紅「JUM?大丈夫?なんだか具合が悪そうだけど・・・」

JUM「あ、あぁ・・・まだちょっと目が覚めてないだけだよ・・・」

真紅「本当・・・?」

JUM「本当だって。そんな心配しなくてもいいよ」

真紅「そう・・・なら朝ごはんを食べましょう」

JUM「今日も真紅が作ってくれたのか?」

真紅「そうよ。今日はお味噌汁にも挑戦してみたの。さ、行きましょう」

JUM「う、うん」

60: 2009/08/02(日) 22:47:29.56 ID:tXxdL+940
―キッチン―

真紅「さぁ、どうぞ召し上がれ」

JUM「ん・・・いただきます」

JUM「・・・もぐもぐ」

JUM(昨日よりおいしくなってる・・・)

真紅「どうかしら・・・?」

JUM「あ、あぁ昨日よりもおいしくなってるぞ」

真紅「本当?」

JUM「本当だよ」

62: 2009/08/02(日) 22:51:25.58 ID:tXxdL+940
真紅「そう・・・良かった(ニコッ)」

JUM「・・・ぅっ!(ズキッ)」

JUM(クソ・・・やっぱり辛いな真紅の笑顔が・・・すごく重い・・・)

真紅「JUM?どうかしたの?」

JUM「あ、いやなんでも・・・」

真紅「嘘おっしゃい!」

JUM「え・・・!?」

真紅「あなたさっきももそうやってごまかしていたじゃない・・・!やっぱり具合が悪いんでしょう?」

JUM「え・・・?いや、違・・・」

真紅「ほら、ベッドに戻るわよ!安静にしてなきゃダメだわ」

JUM「ちょ・・・!し、真紅!」

64: 2009/08/02(日) 22:55:49.82 ID:tXxdL+940
―JUMの部屋―

真紅「ほら横になって。」

JUM「う、うん・・・」

真紅「今お水を持ってくるわね」

JUM「あぁ・・・」

タタタタッ・・・ガチャッ

JUM「・・・・・」

JUM「はぁぁーもう・・・・どうすればいいんだよ本当に・・・」

銀「はぁい、人間」

JUM「!?」

66: 2009/08/02(日) 22:58:49.69 ID:tXxdL+940
ガチャッ

真紅「JUM、待たせたわn・・・」

銀「お邪魔してるわよぉ真紅」

真紅「水銀燈・・・!!」

銀「うふふ・・・そんな怖い顔しなくったっていいじゃない」

真紅「・・・何をしにきたの」

銀「決まっているでしょう?アリスゲームよ」

真紅「・・・水銀燈。今はあなたとそんなことをしてる暇はないの」

銀「アリスゲームをそんなこと呼ばわりですってぇ・・・?真紅、あなたも堕ちたものねぇ」

67: 2009/08/02(日) 23:01:33.99 ID:tXxdL+940
真紅「何とでも言いなさい。とにかくあなたの相手をしてる暇はないの」

銀「ふぅん・・・ならこうしたらどう?」

ギリリ!

JUM「ぐぁっ・・・!」

真紅「JUM!!」

銀「ほぉら、あなたがアリスゲームをすると言わなければこの人間が氏んでしまうわよ?」

真紅「水銀燈・・・あなた・・・!」

銀「ほら、どうするの?」

ギリリリ!

JUM「う・・ぐぐ・・・!」

真紅「・・・わかったわ。勝負を受けるから・・・JUMを離しなさい」

70: 2009/08/02(日) 23:06:02.56 ID:tXxdL+940
銀「ふん・・・最初からそういえばいいのよ」

ドサッ

JUM「ゲホッ!ゲホッ!」

真紅「大丈夫!?JUM!」

JUM「あ、あぁ・・・なんとか・・・」

真紅「そう・・・よかった・・・」

銀「さぁ真紅、アリスゲームを・・・」

真紅「っっそぉい!!」

ズドンッ!!

銀「うぁッッ!?ゲホッ!!ゲフッ!ゴホォォッ!!」

JUM「!!」

72: 2009/08/02(日) 23:10:00.47 ID:tXxdL+940
銀「し、真紅ぅ・・・よ、よくも・・・!ゲホッ・・・ふ、不意打ちで・・・しかも・・・急所にっ・・・!ゴホッ!」

真紅「いつまでも喋ってるあなたが悪いのよ。勝負はとっくに始まっているのだわ」

銀「こ、この・・・!」

真紅「ねぇ水銀燈。今からあなたを徹底的に叩きのめすわ。JUMに二度と手出しができなくなるくらい徹底的に」

ガシッ!

銀「ひっ・・・!?」

真紅「よく体で覚えておきなさい」

ズドンッ!!

銀「ぐあぁぁぁっ!?」

ベキンッ!!

銀「あぐぅっ!!」

ミュンッ!!

77: 2009/08/02(日) 23:14:36.09 ID:tXxdL+940
銀「ゲホォッ!!ゴホッ・・・!」

ドサッ

真紅「ほら、水銀燈。倒れてるヒマはないわよ」

ガシッ!

JUM「お、おい真紅!もうやめろよ!!」

真紅「まだ足りない全く足りない全然足りない」

JUM「い、いいからやめろって!やりすぎだ!」

真紅「JUMがそこまで言うなら・・・」

ドサッ

銀「ぐぅっ・・・!けほっ・・・」

79: 2009/08/02(日) 23:18:33.75 ID:tXxdL+940
JUM「だ、大丈夫か・・・?」

銀「・・触らないで!・・・えぐっ・・・ひっく・・・」

真紅「これに懲りたらもう二度とJUMには手を出さないことね」

銀「ぐすっ・・・ひっく・・・ちくしょう・・・!ちくしょう!こんな屈辱初めてだわ!覚えおきなさい真紅!絶対・・・
  絶対頃してやりゅ・・・やる!」

バサバサバサ・・・

真紅「行ったわね・・・これでもうあの子もしばらくはこないでしょう」

JUM「そ、そうだな・・・」

JUM(・・・ああぁぁぁ!こええええ!真紅こええええ!!病気は嘘でしたなんていったらどうなっちゃうんだよ僕・・・!!)

86: 2009/08/02(日) 23:33:30.84 ID:tXxdL+940



それから1週間がたった・・・

TV【え~・・・今日はですね。山崎君が・・・今日のオンエアーを持ってガキの使いを卒業するということでね・・・】

雛「え~!?山ちゃんやめちゃうのー!?」

翠「チビ苺。これはドッキリですよ。毎年やってるんですよ」

雛「え?そうなの?はぁ・・・よかったの・・・」

JUM「良くないよ・・・」

翠「JUM!?」

JUM「久しぶりだな二人とも・・・(げっそり)」

翠「ちょ、ちょっと・・・めちゃくちゃゲッソリしてるじゃねーですか!」

雛「本当に氏にそうなの・・・」


88: 2009/08/02(日) 23:36:42.73 ID:tXxdL+940
JUM「真紅に安静にしろって言われてずっと部屋に監禁されてたからな・・・
    まぁそれ以上に精神的な負担が原因なんだけど・・・ゲホォッ!ゴホッ!」

翠「だ、大丈夫ですか・・・!?」

JUM「今なら血を吐く自信がある・・・!!」

雛「ひぇー・・・」

ガチャッ!

真紅「JUM!こんなところにいたのね」

JUM「ひ・・・!真紅・・・」

真紅「歩き回ったらダメでしょう?体に障るわ。ほら、部屋に戻りましょう」

JUM「あ・・あぁぁぁ・・・うあぁぁぁ・・・」

ズルズルズル・・・バタンッ

翠「・・・」

雛「・・・」

90: 2009/08/02(日) 23:39:18.94 ID:tXxdL+940
雛「ねぇ翠星石・・・」

翠「そうですね・・・もう翠星石たちでバラしてやるしかないです。
  これ以上はJUMの体がマジでヤバイです」

―JUMの部屋―

真紅「JUM。リンゴを剥いてあげたわよ。はい、アーン」

JUM「あ・・・あぁ・・・ん」

ガチャッ!

翠「ちょいと真紅!」

真紅「何?翠星石。あまり騒がしくしないでちょうだい」

翠「ちょっと話があるんです!庭に来いやぁ!です」

91: 2009/08/02(日) 23:42:22.55 ID:tXxdL+940
真紅「ダメよ。今JUMのそばを離れるわけにはいかないわ」

翠「それなら雛苺をそばに置いとくです」

雛「なのー!」

真紅「で、でも・・・」

翠「い・い・か・ら!来いです!」

真紅「あ!ちょ、ちょっと!」

―庭w-

真紅「一体何なのよ・・・くだらない話なら怒るわよ?」

翠「JUMの病気のことなんですけど・・・」

真紅「え・・・?な、なに・・・もしかして悪化して更に寿命が縮まったとか・・・」

翠「実は・・・あれ、全部嘘なんです」

真紅「は・・・?」

94: 2009/08/02(日) 23:45:33.91 ID:tXxdL+940
翠「だから・・・嘘なんですよ。真紅を騙すためのドッキリで・・・」

真紅「ふざけないでちょうだい!!そんなくだらないことをいうためにここに連れ出してきたの!?」

翠「え・・・!?」

真紅「JUMは今必氏で病気と闘ってるのよ!それなのにあなたときたら・・・そんなくだらない嘘で
   私を騙そうとして・・・!!」

翠「ち、違うですよ!嘘なんかじゃ・・・」

真紅「黙りなさい!!もういいわ!!」

タタタタッ

翠「し、真紅・・・」

95: 2009/08/02(日) 23:49:25.64 ID:tXxdL+940
―リビング―

翠「はぁ・・・真紅のやつ・・・全く聞く耳を持ってくれなかったです・・・」

雛「どうするの?」

翠「もうこれはJUM本人の口から直接言わなきゃダメですよ・・・」

雛「そんな・・・」

JUM「僕がどうしたって・・・?」

翠「J、JUM!また抜け出してきたですか・・・!?」

96: 2009/08/02(日) 23:51:34.02 ID:tXxdL+940
JUM「あぁ、お前らが何かしてるようだからちょっと気になって・・・なにやってたんだ?」

翠「えっと・・・実は真紅にJUMの病気は嘘だって伝えたんですけど・・・」

JUM「ほ、本当か・・・!?」

翠「まぁ失敗に終わりましたけどね」

JUM「お・・・お・・・おぉぉぉぉぉぉ・・・・・・・」

どさり

雛「JUM!しっかりするの!」

JUM「も、もうダメだ・・・終わりだ・・・」

97: 2009/08/02(日) 23:54:08.92 ID:tXxdL+940
翠「JUM!よく聞くです!もう真紅は翠星石たちの言葉には耳を傾けてくれないです!!」

JUM「うぅ・・・」

翠「だから・・・もうおめーが真紅に全てを話すしかないんですよ!!」

JUM「だから・・・無理だって・・・」

翠「無理じゃないです!JUM!お前なら絶対にできるです!」

雛「そうなのよ!がんばって勇気出すの!」

JUM「う・・うぅ・・・」

99: 2009/08/02(日) 23:56:51.33 ID:tXxdL+940
ガチャッ!

真紅「JUM、ここにいたのね。部屋に戻るわよ」

ズルズルズル・・・

JUM「あー・・・あー・・・雛苺、翠星石ぃ・・・」

翠「JUM!翠星石は信じてるですからね!!」

雛「ヒナも!JUMならきっとやってくれると信じてるの!」

JUM「うぁー・・・」

バタンッ

翠「はぁ・・・後はJUMを信じて待つしかないです」

雛「なの・・・」

100: 2009/08/02(日) 23:59:35.59 ID:tXxdL+940
しかしその願いもむなしくそのまま時間だけが過ぎていった・・・

翠「やいチビ苺」

雛「なに?翠星石」

翠「今日は何の日か知ってますか?」

雛「JUMが嘘をついてから丁度一ヶ月の日・・・?」

翠「そう。その通りです・・・。あのですね。正直、翠星石はぷっつんしてしまったわけですよ。」

雛「ぷっつん?」

翠「そうです。翠星石が信じてやったにもかかわらず・・・あいつは行動を起こさなかった・・・
  もうそれが悔しくて悔しくて・・・」

103: 2009/08/03(月) 00:04:20.81 ID:9m8/8rqi0
雛「でも・・・そんなこと言ったってどうするの?」

翠「今日の深夜、JUMの部屋に忍び込むです」

雛「え、えぇ!?」

翠「もうこうなったら無理矢理にでもJUMの口から真実を告げさせるですよ」

雛「で、でも・・・」

翠「いいから!翠星石に全て任せるです!」

雛「わ、分かったの・・・」

105: 2009/08/03(月) 00:08:16.00 ID:9m8/8rqi0
そして深夜・・・

JUM「Zzz・・・た、助け・・・誰か・・・・うぅん・・・Zzz・・・」

雛「・・・JUM、JUM。起きるの」

JUM「ん・・・うぅ・・・・ひ、雛苺!?」

翠「シッ・・・!静かにしろです!今真紅を起こしちゃヤバイですから・・・!」

JUM「す、翠星石も・・・ど、どうし・・・たんだ・・・?」

翠「どうしたじゃねーです・・・!おめーなんで真紅にまだ話してないですか・・・!?」

JUM「だ、だって・・・・怖いんだもん・・・・」

110: 2009/08/03(月) 00:12:13.59 ID:9m8/8rqi0
翠「いつまでそんなこと言ってるですか・・・!おめぇこのままだと本当に氏にますよ・・・!?」

JUM「氏にたくない・・・・」

翠「ならもうスッパリクッキリ洗いざらい全部真紅に話すです・・・!」

JUM「それも嫌だ・・・」

翠「・・・・」

JUM「・・・翠星石?」

翠「ならもうお前を頃すしかないです」

JUM「!!」

114: 2009/08/03(月) 00:15:21.64 ID:9m8/8rqi0
JUM「ひいぃぃ・・・!」

翠「ほらほらぁ!」

グイグイ

JUM「ひっ・・いぃぃ・・・・あれ?・・・なぁ翠星石」

翠「なんですか?」

JUM「その銃・・・僕が小さいころに使ってた水鉄砲じゃないか・・・?」

翠「んなっ!?」

115: 2009/08/03(月) 00:18:11.29 ID:9m8/8rqi0
JUM「なぁそうなんだろ・・・?」

翠「くっ・・・!ならこっちのナイフでズブリとお前の首を・・・」

JUM「それも僕が小さいころに使ってた刃が引っ込むナイフ・・・」

翠「うぎぎぎぎ・・・バ、バレちまったです・・・作戦失敗ですぅ・・・」

JUM「なぁお前ら・・・」
  
翠「なんですか!笑いたきゃ笑うがいいです!」

116: 2009/08/03(月) 00:22:28.98 ID:9m8/8rqi0
JUM「僕・・・全部話すよ」

翠・雛「え、えぇ!?」

JUM「真紅が僕のことを本気で心配してくれてるように・・・お前らだって僕のことを本気で心配してくれてるんだよな?」

翠「JUM・・・」

JUM「今まで真紅のことばかりで気づかなかったけど・・・お前らがこうやって深夜に忍び込んまで
    僕のために行動してくれて・・・それでやっと気づいたよ」

離「JUM・・・」

JUM「もう、全部話す。大丈夫、お前らのおかげで勇気が出たよ」

翠「・・・なら頑張るですよ!」

雛「ヒナ、応援してるから!」

JUM「あぁ。ありがとう二人とも・・・それじゃ真紅を起こしてくれないか?」

翠「それくらい自分でやれです」

JUM「あ、はい・・・」

120: 2009/08/03(月) 00:27:30.88 ID:9m8/8rqi0
JUM「おい真紅。起きてくれ」

真紅「ん・・・あら・・・どうしたの?JUM。こんな深夜に・・・も、もしかして具合が・・・!?」

JUM「違う。そうじゃないんだ。実は・・・話があって」

真紅「話・・・?」

JUM「あぁ、とっても大事な話なんだ。心して聞いてくれ」

真紅「わ、わかったわ・・・」

JUM「僕の病気のことなんだけど・・・・」

真紅「えぇ・・・」

JUM「全部・・・嘘なんだ」

真紅「・・・」

123: 2009/08/03(月) 00:30:24.81 ID:9m8/8rqi0
真紅「JUM、あなた・・・病気が治った幻覚を見てしまっているのね・・・可哀想に・・・うっ・・・うっ・・・」

JUM「違うんだ!本当に・・・」

真紅「いいのよJUM。例え幻覚を見るようになっても私が最後までついてるから・・・!」

JUM「だ、だからさ・・・!」

バサァッ!

翠「真紅!いい加減にしろです!!」

離「JUMを信じてあげてなの!!」

JUM「お前ら・・・!

129: 2009/08/03(月) 00:35:31.96 ID:9m8/8rqi0
真紅「あ、あなた達・・・どうしてJUMの布団に・・・!?」

翠「そんなことどうでもいいです!それよりもJUMの言ってることを信じるですよ!」

離「そうなの!信じてあげてなの!」

真紅「し、信じろって・・・」

JUM「なぁ真紅!信じてくれ!僕は本当に病気じゃないんだよ!ただお前にドッキリを仕掛けたくて・・・」

真紅「う、嘘よ・・・だって・・・だってあなた日に日にやつれていって・・・」

JUM「それは・・・病気じゃなくて精神的なものなんだ・・・
    僕はお前に嘘をついてたのに、お前はずっと僕に優しくしてくれたから・・・それで心が苦しくて・・・」

真紅「そ、そんな・・・それならどうしてもっと早く言わなかったの!?」

JUM「最初はすぐにドッキリだってバラそうと思ったんだけど・・・タイミングを外して・・・それでだんだんだんだん言い辛くなって
    僕もなかなか言う勇気を持てなくて・・・それで今日まで言えなかったんだ・・・」

真紅「そんな・・・・嘘・・・嘘だったの・・・・?・・・全部・・・全部・・・嘘・・・・」

ガクリッ

雛「し、真紅!しっかりするの!」

133: 2009/08/03(月) 00:39:35.15 ID:9m8/8rqi0
JUM「本当にゴメン!!真紅!!僕のことは煮るなり焼くなり好きにしてくれていいから!!だから本当に・・・」

真紅「よかった・・・」

JUM「え・・・?」

真紅「良かった・・・嘘で良かった・・・JUMは氏なないのね・・・・うっ・・・うっ・・・」

JUM「真紅・・・」

真紅「ねぇJUM・・・本当に嘘なのよね・・・?」

JUM「あぁ・・・本当だ」

真紅「ずっと生きていられるのね・・・?」

JUM「あぁ・・・」

真紅「よかった・・・本当によかった・・・(ポロポロ)」

雛「はぁー、よかったの・・・もっと大変なことになるかと思ったけど・・・一件落着なの」

翠「チッ・・・密かに阿鼻叫喚の生き地獄を期待してたんですがね・・・」

134: 2009/08/03(月) 00:42:08.09 ID:9m8/8rqi0
真紅「ねぇJUM」

JUM「なんだ真紅?」

真紅「ちょっと目を瞑って・・・」

JUM「え・・・?」

真紅「はやく」

JUM「あ、あぁ・・・こうか?」

真紅「えぇそう・・・そしてそのまま・・・顔をこっちに近づけて」

JUM「う、うん・・・」

JUM(あれ・・・?これもしかしてキス・・・?)

137: 2009/08/03(月) 00:44:34.40 ID:9m8/8rqi0
真紅「氏になさい」

JUM「え?」

ヒュサッ!

JUM「あっぁわああぁー!?」

真紅「チッ避けたわね・・・!」

JUM「お、おまっ・・・!そ、そ、それナイフ・・・本物・・・」

真紅「えぇそうよ。本物のナイフ」

JUM「ど・・・どして・・・」

真紅「煮るなり焼くなり好きにしろといったでしょう?だからそうさせてもらうわ」

JUM「で、で、で、でも・・・さっき氏ななくてよかったって・・・」

真紅「それとこれとは話が別よ」

JUM「え、えぇぇぇ!?」

138: 2009/08/03(月) 00:48:27.03 ID:9m8/8rqi0
真紅「ほら、早く氏になさい。私を騙した罪は重いのよ!」

ヒュッ!ヒュサッ!

JUM「うわあああああ!!た、助け・・・助けてくれ!!」

雛「ね、ねぇ翠星石・・・」

翠「そ、そうですね・・・これは流石に止めないと・・・」

JUM「嫌だぁ!!氏にたくなああい!」

真紅「逃げるな!この・・・」

翠「ちょ、ちょっと真紅!もうやめるですよ!!」

雛「危ないのよ!!」

141: 2009/08/03(月) 00:51:37.45 ID:9m8/8rqi0
真紅「翠星石、雛苺・・・ねぇ、よくよく思い出して見ればあなたたちも共犯者なのよね?」

翠「げっ・・・!」

雛「うにゅ・・・!」

真紅「何も口を挟まなければあなた達は許してあげてもいいわよ」

翠「う・・・・J、JUM!後は頑張れです!」

雛「ごめんなの!」

JUM「お、お前ら酷い!」

真紅「さぁJUM・・・たっぷりと遊んであげるわ」

JUM「ひ・・・ひ・・・」

うわあああああああああああああああああああああああぁぁっぁぁ・・・・・・・・・



終わり

148: 2009/08/03(月) 00:54:49.74 ID:9m8/8rqi0
終わったー
最後まで読んでくれてありがとう!バイバイ

引用: JUM「翠星石、雛苺聞いてくれ・・・僕はあと一ヶ月の命なんだ」