1: ◆HS.SP4RdZo 2011/03/29(火) 04:36:04.98 ID:vnFSdVNs0

上条「インデックス、俺。……漫画家になるよ」

イン「い、いきなり何をいいだすの。とうま」

上条「今N●Kでバクマン。ってアニメをしてるんだけど、俺漫画家を目指す!」

イン「ようするに影響されたんだね。アニメに」

上条「というわけで。早速相方を探してくる!」

イン「漫画って二人で描くもんなの?」

上条「普通は一人だろう。でもな、俺にはいい物語を書ける気がしない。
   絵ならなんとか描ける。それに……」

イン「それに?」

上条「バクマン。の主人公の作画担当。俺の声に似てるんだよ」

イン「」

上条「というわけで、早速相方を探してくる!」バタン


イン「相方なら私に頼ればいいかも!」ムスッ


ということで、上条さんが漫画家を目指すみたいです。
とある魔術の禁書目録 外典書庫(3) (電撃文庫)
2: 2011/03/29(火) 04:37:13.11 ID:vnFSdVNs0
とある公園――

上条「お、いいところに。おーい一方通行ー!」スタスタ

一方「なんだ三下ァ」

上条「いきなりでなんだが。漫画家にならないか」

一方「いきなりすぎンだろ」

上条「実はだな……」カクカクジカジカ


一方「バクマン。……かァ」

上条「もしよかったら、俺の相棒として原作作ってくれないか?」

一方「だが断る」キリッ

上条「なん……だと……」

一方「そんなもンほかの奴に当たれ。じゃあな三下ァ」スタスタ

3: 2011/03/29(火) 04:38:04.21 ID:vnFSdVNs0
上条「はぁ。どこかにいい相方はいないものか。お、おーいビリビリ!」

美琴「誰がビリビリよ! 私には御坂美琴っていう名前があるのよ!」ビリビリ

上条「落ち着けって! なあ御坂。お前、漫画とか好きか?」

美琴「漫画? まあ、立ち読み程度ならよく読むわね」

上条「なら俺と一緒に漫画家にならないか」

美琴「ま、漫画家!?」

上条「俺が作画。お前が原作だ!」

美琴(一緒に漫画家……)

4: 2011/03/29(火) 04:38:44.30 ID:vnFSdVNs0
美琴in脳内

上条「美琴ー、こんな感じの絵でいいか?」

美琴「い、いいんじゃないかしら」

上条「にしても、このヒロイン可愛いな。いいキャラしてるし、人気でるかも」

美琴「そ、そうでしょ! がんばって考えたんだから」

上条「そして不幸な主人公の彼女になるわけか。……ん。これってさ、俺と美琴に似てる?」

美琴「なによいきなり…」ポッ

上条「美琴、もしかして……。俺のことを」ポッ

美琴「それ以上いわないでよっ」ドキドキ

上条「美琴……」ドキドキ

5: 2011/03/29(火) 04:39:21.93 ID:vnFSdVNs0
美琴(なんてことに!? それに一緒ってことはいつでも一緒!?)

上条「あー、御坂? もしもーし。大丈夫ですかー」

美琴「だ、大丈夫よ。……いいわ、一緒に漫画家目指そうじゃないの!」

上条「ホントか! ありがと御坂! 一緒にがんばっていこうぜ!」ギュッ

美琴(手、握られた!)ドキドキ

7: 2011/03/29(火) 04:52:40.55 ID:vnFSdVNs0
上条の部屋――

美琴「へえー、こんな話なのね。バクマン。って。立ち読み程度にしか見てなかったわ」パラパラ

上条「俺たちもこんな感じの面白い少年漫画を描いていこうぜ」

美琴「わ、分かったわよ」

美琴(で、でも……。いきなりコイツの部屋にこれちゃうなんて……! こんなチャンスめったにないかも)ドキドキ

上条「なんかさっきから顔赤いけど大丈夫か?」

美琴「大丈夫よ! それより気になってたんだけど」

上条「なんだ?」

美琴「この、真城って奴の声ってアンタに似てるわね」

『だからその夢が叶ったら結婚してください!』

上条「だよなー。俺も思った」

美琴(今の台詞って! そんな声でそんなこと言われたら……。あ、後で携帯で録音しとかなきゃ)

8: 2011/03/29(火) 04:53:32.76 ID:vnFSdVNs0
一方こちらは――

一方(にしても、あの三下に影響をあたえたバクマン。って漫画はどンな話なんだァ?)

一方(……本屋寄ってみるか)


本屋さん――

店員「いらっしゃいませ。とミサカは商品を受け取ります」

店員(にしても、あの一方通行が漫画ですか。とミサカは心の中で笑ってみせます)

一方(バクマン。ってのはアニメもしてンのか。……DVDもついでに買っとくか)

9: 2011/03/29(火) 05:07:06.32 ID:vnFSdVNs0
上条宅――
上条「漫画って寮に持っていっても大丈夫なのか?」

美琴「大丈夫よ。ばれなければ。アンタから借りた少年漫画で漫画のことを勉強しなくちゃね!」

美琴(そして二人はいつも一緒……)ポッ

上条「おお、頼もしいな! 俺も絵の練習しとくよ。一緒にがんばろうな。目指せ週間少年ジャンプで連載!」

美琴「おー!」

10: 2011/03/29(火) 05:23:42.23 ID:vnFSdVNs0
黄泉川宅――

一方(何ですか、何なンですかァ!? このおもしろさはァ!!)

打ち「あなたが買ってきたDVD面白いねってミサカはミサカはテレビをのごきこんでみる」

一方「アニメってのはテレビからはなれて見るもンだ」

打ち「にしても、この新妻って人の声あなたに似てるね。ってミサカはミサカはあなたの言うとおりテレビからはなれてみる」

一方「ヒロインの妹の声はお前に似てたな」

打ち「でもあんまりでてこないね。ってミサカはミサカはしょんぼりしてみたり。あと真城って人の声はあの人に似てるかも」

一方(漫画で勝負……。真城が三下……。俺は新妻……)

一方「ちょっと出かけてくる」

打ち「また出かけるのってミサカはミサカはあなたの後をついていってみたり」

一方「ついてくるんじゃねェ。これは俺と三下の戦いだァ」スタスタ

打ち「……?」



一方(アイツは漫画家になるって言ってたなァ。……おもしれェ)

一方(俺も漫画家になってやらァ……!)

13: 2011/03/29(火) 06:52:25.61 ID:vnFSdVNs0
眠れずネタ書いてしまったので少し投下。

美琴&黒子の部屋――

美琴「にしても、少年漫画って奥が深いのね」

黒子「お姉さま。少年漫画など低俗な物を読まれて……! 常盤台のエースとしての自覚が!」

美琴「友情・努力・勝利。うんうん、やっぱり少年漫画って燃える展開がいいわ」

黒子(スルーですの…)

美琴「『あきらめたらそこで試合終了だよ』ってこの漫画ででてたのねー」

黒子(スポ根物ですの? お姉さまにしては珍しい……)

美琴「ふふふー。なんかいい話が思いつきそう♪」

黒子(お姉さまが遠いですの……)

14: 2011/03/29(火) 06:54:35.68 ID:vnFSdVNs0
上条宅――

上条「やっぱ先生たちと比べると俺の絵は下手すぎる」

イン「当麻、お腹すいたかも」

上条「まずはトレースから始めて上達していったほうがいいかな」

イン「とーうーまー」

上条「女の子の絵って結構難しいな。ん……こりゃ不細工だ。やり直し」

イン「とおおおううううまあああ!」

上条「バクマン。の女の子の絵って可愛いよな。漫画の先生っていろんな絵がかけて羨ましいぜ」

イン(あ、あれ…)

イン(よく見ると当麻の耳に耳栓が)スポッ

イン「とうまああああああああああああああ!!」

上条「うわあああああああああ!!」ビリッ

イン「お腹すいたっていってるんだよおおおおお!」ガシッ

上条「あああ! 紙が! 不幸だああああああ!」

15: 2011/03/29(火) 06:55:23.76 ID:vnFSdVNs0
黄泉川宅――

黄泉「一方通行は部屋にこもって何してんじゃん?」

芳川「さあ? ……思春期特有のあれじゃないかしら」

打ち「思春期特有って何? ってミサカはミサカはあの人にご飯を持っていってあげる」

黄泉「何でもないじゃんよ」


打ち「ご飯持って来たよーってミサカはミサカはあなたの机の上にご飯を置いてみたり」

一方「……」パラパラ

打ち(本を読んでるのってミサカはミサカは本のタイトルを盗みみたり)

『漫画家になろうぜ 
 これさえ出来れば貴方は漫画家!』

打ち(……。見なかったことにしようってミサカはミサカはそっと退室する)

一方(……そうかァ、まずは物語を考えねェとな)

16: 2011/03/29(火) 06:57:17.62 ID:vnFSdVNs0
一週間後 とある公園――

美琴「ど、どうかしら。私のネーム」

※ネーム-漫画の下書きのようなもの

上条「どれどれ」


【ゲコ太郎とゲコ子の大冒険!】
ゲコ太郎は不幸な男の子。
そんなゲコ太郎の前に幸運を持つゲコ子が現れる。
仲良くなるゲコ太郎とゲコ子。
ゲコ太郎の不幸はゲコ子の幸運でかき消されるのだ。
そして二人は恋人に。
だがあるとき、ゲコレータが現れゲコ子を連れ去る。
ゲコ太郎はゲコ子を助けるためゲコレータと戦う!!
そしてゲコ太郎大勝利!
ゲコレータを倒し、ゲコ子を救い出したゲコ太郎はゲコ子に愛の告白を。
二人は一生幸せに暮しましたとさ。でめたしでめたし。


上条(なんでカエル)

25: 2011/03/29(火) 10:19:51.69 ID:vnFSdVNs0
上条「ん、まあ……」

美琴「何よ、その突っかかる言い方。何か不満があるならいいなさいよ」

上条「じゃあ言うが……。これは少年漫画じゃねえええええええええええええ!!!」

美琴「!?」

上条「まず友情がねえ! 努力がねえ! 勝利は微妙だし。恋人なんていらねえ!」

上条「それになんで人じゃねえんだああああああああああああああああああああああああ!!!!」

美琴「わ、悪かったわね……」グスン

上条「俺も言いすぎた。わりい。でもよ、俺が貸した少年漫画ってどれも熱かっただろ? でもこの話には熱さがねえと思うんだ……」

美琴「熱さ……。うん、なんとなく分かるわ」

上条「俺たちが描くのは少年漫画。これは子供向けの絵本みたいなんだよ」

美琴「そうね……。私間違ってたわ!」

上条「今からまた考え直そう! 俺も意見だすから」

美琴「分かった! がんばるわ!」

美琴(あれ、いつのまになんで私、こんなに漫画に情熱燃やしてるんだろう……?)

上条「さっそく俺の家で作り直しだ!」

美琴「おー!!!」

26: 2011/03/29(火) 10:20:21.86 ID:vnFSdVNs0
浜面「ここの公園熱いな……」

上条「目指せ少年漫画!」

美琴「おー!!!」

浜面(少年漫画か……。アイツ等漫画家目指してるのか……。ってアイツ!)

上条「目指せ週間連載!」

美琴「おー!!!」

浜面(何してんだ。まっ昼間から)

浜面(漫画家かぁ)

27: 2011/03/29(火) 10:21:01.40 ID:vnFSdVNs0
アイテム宅――

滝壺「はまづら。何の漫画読んでるの?」

浜面「これは漫画家を目指す漫画。バクマン。っていうんだ」

滝壺「漫画家……」

浜面「にしても漫画家って結構大変なんだな。だれでも売れるわけじゃねえのか……」パラパラ

滝壺「そうなの?」

浜面「ああ、『漫画家っていうのは漫画を描くだけで一生食っていけるやつのことをいう』んだと。『ほかはただの博打打ち』」バクマン1巻参照

滝壺「漫画家……かっこいいね」

浜面「ああ」

浜面(かっこいい……か)

28: 2011/03/29(火) 10:24:11.75 ID:vnFSdVNs0
黄泉川宅――

一方「ドビューン! バシャー!」シャッシャッ

一方(きてるきてる。波がきてるぜェ!!)


打ち「なんかあの人の部屋から奇声が聞こえるってミサカはミサカは涙目になってみる……」グスッ


一方「行くぜェ、三下ァァァ! これが俺の(ry)」シャシャッ


打ち「怖いよってミサカはミサカは……」ガクブル

番外(ぎゃはは! 第一位が漫画家なんて、ミサカ笑いすぎてお腹痛い!!)


一方「うっしゃァァァ! もらったぜェェェ!」


29: 2011/03/29(火) 10:25:03.09 ID:vnFSdVNs0
上条宅――

美琴「――で、こうして…。こんな感じかしら!」

上条「おお、いい感じだな御坂! 俺もお前の原作にふさわしい絵を描いてやるぜ!!」

イン「二人が熱くてお腹すいたんだよ……」

イン(つまんないー。なんで短髪が一緒なの)

イン(これは……私の原作が凄いことを知らしめて、当麻と短髪をぎゃふんと言わせるしかないのかも!)

美琴「こんな感じもいいかも!」

上条「最高だぜ美琴ぉ!」

美琴(え、今美琴って……! ふにゃー)

上条「ど、どうした美琴! お前の情熱はそれまでかああ!」

イン(二人ともテンション高いんだよ)

30: 2011/03/29(火) 10:26:12.92 ID:vnFSdVNs0
アイテム宅――

麦野「で、浜面は漫画家になるため勉強中と」

絹旗「どうやらバクマン。という漫画と滝壺さんの言葉が超影響したみたいです」

麦野「漫画ねえ」ポチッ

『Your Love アオゾラトビカウ Blue Bird~♪』

麦野「あ、この歌歌ってる歌手。結構好きなのよね」

絹旗「麦野それ! 超それです!」

麦野「これがバクマン。? ふーん。ついでだから見てみるか」

『次回もお楽しみに』

麦野「漫画家。……いいわね!!」

絹旗(麦野も超影響うけてる!?)

麦野「いいじゃない漫画。燃えてくるわ」

絹旗「超本気ですか?」

麦野「超本気よ。なんか考えたらいい感じの物語が浮かんできたわ」カキカキ

絹旗(凄い情熱を超感じます……!)

31: 2011/03/29(火) 10:27:45.83 ID:vnFSdVNs0
しばらくして――


麦野「出来たわ」

絹旗「超気になります!」

麦野「誰かに見られるのは照れるけど、こうゆうのは見られて成長するもんよね」

絹旗「えっと……『私たちは」

麦野「声に出して読むな!」


【特殊部隊 アイテム】
私たちはアイテム。学園都市を裏から守る特殊部隊よ。
メンバーは4人と一匹。
麦野沈利。
アイテムのリーダーよ。
なんとレベル5で原子崩しってのを使うわ。
絹旗最愛。
レベル4の窒素装甲。
超が口癖よ。なんでいつも超をつけるのか、超不思議。
滝壺理后。
レベル4の能力追跡。
アイテムに超必要な人材よ。あれ、超移った。超やばい。
フレンダ……。
あの子には酷いことをしてしまった……。
ごめんね、フレンダ。
だからこの漫画では私と同じぐらいの活躍をする……はず。
そしてペットの浜面。
浜の面じゃないわよ。名前が浜面なの。
いや、はまづらのほうがいいかもしれないわね。
ペットに漢字は超微妙だわ。
嫌だ超移った。超どうしよう。


絹旗「…………」

麦野「ど、どうかしら」

絹旗「これ途中から超感想になってません?」

36: 2011/03/29(火) 21:35:45.18 ID:vnFSdVNs0
こんばんわー。
今から投下していきますねー。

なんか新妻先生と一方さんって奇声あげるとか似てる気がするww

37: 2011/03/29(火) 21:37:52.96 ID:vnFSdVNs0
上条宅――

美琴「出来たわ……」ポワポワ

上条「がんばったな御坂。熱まで出して……」

イン「はい短髪。ヒエピタ」つ

美琴「ありがと。ところでどうかしら、私のネーム」ツメタッ

上条「どれどれ……」


【仮:発電能力者-エレクトロマスター-】
この世は電子世界。
そしてこの物語の主人公坂見は電子世界と現実世界の番人。
仲間の白子・終春・右天とともに電子世界を守っている。
平和な電子世界。そこに悪のウイルス悪セ口リがあらわれる!
傷つく仲間たち。助ける坂見。
無力な右天は努力し。
終春は仲間をサポートし。
白子は犠牲になり。
その悲しみを乗り越えて悪セ口リを倒す坂見!
※ちなみに白子は実は生きていて悪セ口リの仲間に(ry

38: 2011/03/29(火) 21:41:44.31 ID:vnFSdVNs0
上条「ほほう。なんか設定はいいとおもう」パラパラ

美琴「そ、そうでしょ」

イン「でもつまんないんだよ」ムスー

美琴「なんですって!」

上条「ああ、なんか物足りない気もする」

イン「思ったんだけど。当麻はいろんなことに巻き込まれ、短髪もレベル5なんだからなにかに巻き込まれたことあると思う。
   そのときのことを漫画にすればおもしろいと思うな。リアリティもあるし」

上琴「「それだ!!」」

上条「伊達に不幸続きの上条さんじゃないですよ!」

美琴「私もレベル5という事からいろんなことに巻き込まれてきたわ!」

イン「その二人の体験談を混ぜれば面白いかも」パラパラ

美琴「私、もう一度話を練り直す!」

上条「俺も原案出してみる! そして御坂がネーム書いてる間、絵の練習を!」

イン(……最初はつまんなかったけど、二人が本気なのが分かったんだよ。がんばって。私は二人の一番目のファンなんだから!)

40: 2011/03/29(火) 21:51:18.37 ID:vnFSdVNs0
アイテム宅――

浜面「うっし、ネーム完成!」

滝壺「」ジーッ

浜面「うおっ。滝壺いたのか」

滝壺「ずっと見てたけど、気付いてなかった?」

浜面「わりぃ」

滝壺「それより、浜面がどんな話書いたか見てみたいな」

浜面「は、恥ずかしいけど。感想聞かせてくれ。ギャグ漫画なんだけど」ホイ

滝壺「……」ジーッ


【仮 ぽぽぽぽーん♪】
とある高校のとある生徒会。
そこでは、全校生徒を毎日盛り上げようとさまざまな企画がたてられていた!
例「みんなでぽぽぽぽーん♪」
会長「最近、よくACのCMが流れている。そして、みんな飽き飽きしているだろう。
   そこでだ! 我々がACのCMを実際にとり、学校のテレビで放送しようと思う!」
副長「いやそれ、ただの嫌がらせですよ」
会長「なにおう! せっかく『ありがとウサギ』のきぐるみを作ったというのにぃ!」





副長「うわっ、ってかウサギかわいくねえ!!」



浜面「ど、どうだ? おもしろいか?」

滝壺「……がんばって書いたはまづらを私は応援してる」

浜面「……」

41: 2011/03/29(火) 21:54:23.30 ID:vnFSdVNs0
黄泉川宅――

一方「完成ェ!!」

一方(我ながら言い出来だァ。このまま清書といくかァ。でもその前に道具買わなきゃなァ)ガラッ

打ち「でてきた!」ウルウル

一方「な、なんで泣いてるンだァ!? 何か番外個体に嫌なことでもされたのかァ!?」

番外「ミサカは何もしてないし☆ 貴方のせいだって」

一方「俺のせいだァ? 俺がこのガキ泣かすようなことしたかァ!?」

打ち「ずっと……閉じこもってて……奇声上げてて……ミサカはミサカはぁぁあああ!」ウルウル

一方「お、落ち着けェ! 泣き止めェ!!」ナデナデ

番外「あはははははっ!!貴方の慌てふためく姿をみてミサカまたお腹がいたくなってきたよ!!」

一方「お前は笑いすぎだァ!」


打ち「ねえ……。なんで漫画家になろうって思ったのってミサカはミサカは心配してみる」グスッ

一方「それはだなァ……」

42: 2011/03/29(火) 22:03:12.07 ID:vnFSdVNs0
一方(最初は三下と戦うために始めたァ)

一方(だが始めて漫画を描いてるとき、心の底から楽しいってェ思ったンだァ……)ナデナデ

打ち「……」グスッ

一方(こンなこと、ほかの奴等に言えるわけェねえだろうよォ……)

打ち「漫画描くのおもしろい?」

一方「……あァ」

打ち「……そう。ならミサカもあなたのお手伝いする!」

一方「何っ」

打ち「あなたにあまり無理してほしくないもん!」

番外「きゃはっ☆ ミサカもおもしろそうだから手伝ってあげてもいいよ」

一方「お前等……」

一方(漫画家ってのはつらい職業だァ。俺も一人だったら苦労するかもしれねェ。だけどな)

一方「いいや、俺一人でやらァ。心配すンな、あまり無理しねェようにすっから」

打ち「約束だよ。でもどうしても無理そうだったらミサカたちも手伝うってミサカはミサカはあなたの手を握ってみたり」ニコッ

番外「ミサカたちってミサカも?」(おもしろそうって思っただけなのに)

一方「あァ……」ジーン

43: 2011/03/29(火) 22:06:12.89 ID:vnFSdVNs0
このぐらいで。
どんどんネタがでてくるのに文章にすると頭から消えるorz
こんなものですが楽しんでくれると幸いです。
とりあえず次回は垣根さんがでてくる予定。
ではでは。

52: 2011/03/30(水) 06:33:12.01 ID:YAYrhxlU0
おはようございます。
暇なんでちょっと投下しようと思います。
ってか春休みすることないんだけどね。

>>39
アクセ口リですwwww

>>51
一方さんもだけど、禁書のキャラって難しいですね(汗

>>50
イン「ということで、二人が寝ちゃったら噛み付くからね」

上条「まじですか……」フコウダー

美琴「Zz……」スヤスヤ

イン「短髪が早速寝てる!」ガブリ

美琴「ぎゃあああ!」ビリビリ!

上条「電撃がこっちに! 不幸だあっ!」

見たいな感じですね。

53: 2011/03/30(水) 06:35:46.57 ID:YAYrhxlU0
少年のいる部屋は窓も入り口もない部屋。少年はこの部屋の主に呼び出されたのだ。
巨大なビーカーの中、赤い液体が満たされた中にその部屋の主はいた。緑の手術服を纏い逆さに浮いている。
銀色の髪をもつ人間は男にも女にも見え、大人にも子供にも見え、聖人でも囚人にも見えた。
対する少年の姿は長身、金髪のガラの悪そうな少年。
垣根帝督。
『未元物質』を有する学園都市第二位の超能力者。
だが彼は学園都市第一位の超能力者『一方通行』に敗北した。
同じ超能力者、麦野沈利によると
「ネバネバした液体の入った容器に3つに分かれた脳をそれぞれ収めたり、
つぶれた内臓一つを補うために冷蔵庫よりもデカい機材を腹の横に直接取り付けたりと、
「超能力を吐き出すための塊」になってしまった」と言われていた。
だが彼は現にここいる。


「俺を元の姿に戻して、何をしようとしている。アレイスター」

「第一位と戦うチャンスをやろう」

「何……」

「私の仕事を手伝ってくれたら。の話だが」

「ちっ。そうくると思ったぜ。……で、その仕事ってのはなんだ」


わざわざ垣根を元の姿に戻したほどだ。きっと大事な仕事に違いないだろう。
垣根は顔を強張らせる。アレイスターは顔色変えずに話を続けた。


「それは……」

「それは……?」ゴクリ




「漫画家になれ」

「は?」


54: 2011/03/30(水) 06:41:35.80 ID:YAYrhxlU0
垣根「ちょっとまて! 何、今までのシリアス感! そしてなんで漫画家!」

アレ「雰囲気を出しただけだ。そして漫画家には理由がある」

垣根「なんで出したんだ。……で、理由とはなんだよ」

アレ「一方通行。幻想頃しと超電磁砲。原子崩し率いるアイテム。皆、漫画家を目指しているという情報が入った」

垣根「」ポカン

アレ「そこで私は『週間少年エスパー』という少年雑誌を創刊する事にした。その週間少年エスパーで、漫画対決をしろ」

垣根「」ポカン

アレ「異論はないな」

垣根「……ちょっとまて。なんで漫画なんだ。というか何作ってんだアンタ!」

アレ「異論はないな」

垣根「ありまくりだ! どうしてそうなったか説明を」

アレ「ならお前は冷蔵庫に戻るだけだ」フッ

垣根「聞いてねえ……。ってか鼻で笑うなコラ!」

アレ「で、どうするんだ?」

垣根(せっかく戻った身体だ。こんなチャンスは二度とねえ……。クソッ)

垣根「……やってやるよ」

アレ「ならお前に任せる。まずは幻想頃し達に『週間少年エスパー』が創刊されることを伝え、お前自身も漫画を描け。
   アシスタントや道具が必要なときはこちらで用意をしよう」

垣根「ああ……。にしてもなんでそんなにやる気なんだ」

アレ「……バクマン。といったか。あれが幻想頃し達の間で大人気らしい」

垣根「そ、それだけか?」

アレ「私も読んでみた。あれはなかなか面白い。特に亜城木夢叶が――(ry」ワクワクテカテカ

垣根(聞くんじゃなかった)

55: 2011/03/30(水) 06:43:32.06 ID:YAYrhxlU0
とある街角――

垣根(漫画ねえ。暗部に入る前はよく読んでたが、まさか描くはめになるとはな)

垣根(とはいえ、せっかくシャバの空気を吸うことが出来たんだ。やるしかねえだろ)


垣根(俺の描く漫画に常識は通用しねえ)キリッ


垣根(まずはバクマン。ってのを読まなきゃな。いろいろとネタバレ聞かされたが)

垣根(……とりあえず本屋いくか)スタスタ

56: 2011/03/30(水) 06:46:53.14 ID:YAYrhxlU0
こちらもとある街角――

黒子「――ということですの。ああお姉さまぁ! 今こうしているときもあの腐れ類人猿と一緒に漫画などと!」メラメラ

初春「御坂さんが漫画ですかー」

佐天「漫画といえば今バクマン。ってのが流行ってるんだってね」

黒子「バクマン。? そういえば、お姉さまもそのような漫画を読んでたような……」

初春「持ってますよその漫画。面白いですよー」

黒子「私は漫画はあまり興味ありませんの」

佐天「私もあまり読まないかなー」

初春「そーですか……」ショボン

初春(みんな漫画あまり好きじゃないんですね……)

初春(そういえば、今日バクマン。新刊の発売日!)

初春「すいません。私用事思い出したのでこれで!」

佐天「じゃねー」ノシ

黒子「また明日ですの」ノシ

57: 2011/03/30(水) 06:51:59.64 ID:YAYrhxlU0
とある本屋さん――

垣根(懐かしいなこの漫画。また読むかな)カッテミルカ

垣根(あ、こっちにある漫画昔よく読んでたなー)コレモカオウ

垣根(ということをしているうちに、目線の高さまで漫画を積み上げてしまった……)ミエナイ

垣根(金は足りるだろうがこれじゃちょっと目立つな)

垣根(そろそろ会計行くか)

店員(あの人買いすぎだろ、とミサカは心の中で若干引きます)


初春(早く新刊読みたいなー)チョットコバシリ

垣根(早く買って漫画みるかー)


バタンッ!


垣根「うおっ、漫画が!」

初春「いたたたた……」ブツカッチャッタ

垣根「大丈夫ですかお嬢さん」スッ

初春「あ、はい……なんとか」


初春(この人どっかで見たことが……)

垣根(どっかで見たことのある花飾り……)


初春「あ、貴方はあのときの!!」

垣根「……!」オモイダシタ

垣根(俺が一方通行にやられる前に会ったガキじゃねえか!)

初春「……」

垣根「……」アセ

58: 2011/03/30(水) 06:55:58.11 ID:YAYrhxlU0
初春「……」スッ

垣根(え。なんでコイツ俺が落とした漫画拾いはじめてんだ)

初春「漫画好きなんですか?」

垣根「え。まあ……な」オレモヒロワナキャ


初春「どうぞ、これで全部です」

垣根「ありがとな」

初春「じ、じゃあ私はこれで!」

垣根「ま、待てよ!」

初春「なにか?」

垣根「その……だな……」

垣根(なんで俺このガキを呼びとめたんだ? 気まずい……)

垣根(何か、何か一言を……)


垣根「漫画家にならないか!?」


初春「は?」ポカン

垣根(アレ…)

67: 2011/03/31(木) 01:33:27.45 ID:If3daylx0
アイテム宅――

麦野「きぬはたぁー。これはどうかにゃーん?」

絹旗(これで12回目ですよ。超疲れました)ドレドレ


【探偵事務所 アイテム】
とある街に優秀な探偵事務所があった。
リーダーは麦野。
頭脳優秀で決め台詞は「犯人ははまずらぁ」(ちなみにはまずらぁのとこが犯人名ね)
リーダーを補佐するのは絹旗。
スパイ要員にゃーん。いろんな情報ゲットしてくる。
こちらもスパイ要員滝壺。
事件は現場で起きてるんじゃない! 会議室で起きてるんだ!
……の如く。現場には現れない子。
フレンダ。
結局、天国(地獄かもしれないけど)から見守ってるって訳よ。
(ごめん、もういいや。出すのやめる。ごめんフレンダ。でもね。私たちの心の中に貴女はいるよ。
 ペンネームにフレンダとかでもいいかもね。……別にだるくなった訳じゃないんだからねっ!!)
警察犬みたいなのは、はまづらぁ。
臭いをかいで犯人を見つけるあんま賢くない馬鹿犬なのだー。
途中で女の臭いばっか嗅いで行ったりして……あー、なんかムカついてきた。
ぶ・ち・ご・ろ・し・確・定・ね

68: 2011/03/31(木) 01:36:02.59 ID:If3daylx0
絹旗「」

麦野「どうー? そろそろいいんじゃないかにゃーん?」

絹旗「……探偵事務所ってのは超いいと思いますよ。少年漫画にも推理漫画って超ありますから」

麦野「でしょでしょ」

絹旗「……でもキャラの方は超変えたほうがいいかと。みんな超得意分野で犯人を見つける。みたいな」

麦野「難しいわね。私は原子崩しだし……得意分野って……」

絹旗「麦野は超能力者としての超頭脳の高さが売りだと思いますよ」

麦野「なるほど。設定どうりでいいわけね」

絹旗「滝壺さんは超現場に現れず、会議室で超調べ物とかしてそうですね」

麦野「だよねー」

絹旗「そうだ。最初の設定とも合体すれば超おもしろいかも。超戦える名探偵たち!」

麦野「いいかもね! 少年漫画って戦ってるの多いもの」

69: 2011/03/31(木) 01:38:01.61 ID:If3daylx0
しばらくして――

絹旗「麦野、これなら超いけると思います!」

麦野「よし。早速ネーム描こうと思うけど、絵は誰が描くの?」

絹旗「」ジーッ

麦野「絵なんて描けないわよ! 絹旗描いてよ!」

絹旗「私も超無理です!!」

麦野「とりあえず、まず二人とも描いてみて上手い方が描きましょ」

絹旗「超同意です」

70: 2011/03/31(木) 01:40:45.77 ID:If3daylx0
天国(かもしれないけど地獄かもしれないところ)――

フレ「麦野。結局私は登場しないって訳ね……」

フレ(でも麦野の気持ち。とても嬉しいって訳よ)

フレ「ううっ……むぎのぉ……」エーン

「泣くな。泣いてもアイツ等には聞こえねえよ」ヨシヨシ

フレ「き、木原さん」ウルウル

木原「お前なんか思い出してもらえただけでもいいじゃねえか。俺なんか……俺なんか……」ウルッ

フレ「な、泣かないで木原さん!」ヨシヨシ

木原「バカヤロー。泣いちゃいねえ……」

フレ「木原さんも大変な訳よ」

木原「一方通行。どうして俺を漫画にださねえんだああああ! せめて悪役でもいいからよぉ!
   面倒なら顔の刺青抜かしてもいいからよぉ!」

フレ(刺青なかったら普通のガラ悪いおっさんにしか見えない訳よ。刺青入れてもガラ悪いおっさんに見える訳だけど)

71: 2011/03/31(木) 01:41:57.16 ID:If3daylx0
ここまでです。
続きはまた明日にでも。
ではでは。

75: 2011/03/31(木) 09:02:29.62 ID:If3daylx0
上条宅――

美琴「次こそ……逝けると思うわ……」

イン「美琴ぉぉ! 逝かないで!」ヒエピタヒエピタ

美琴「当麻ぁ、インデックスぅ。あとは……頼んだわ」ガクリ

上条「美琴、よくがんばったな! とりあえずベッドで寝て安静にしとけ!」

美琴(当麻のベッド……。ちょっとインデックスの匂いもするけど、いい匂い)ハァハァ

イン「み、美琴!?」

イン(っていつの間に名前で呼び合うようになったんだろう)

上条「……美琴が描いたネーム。すげえな」パラパラ

イン「見せてーって、これ文章だよ?」

美琴「バクマン。でさ……。文章の方が想像力増すって真城がいってたのよ。だから文章で書いてみた」

上条「うん。文章の方が想像力増すかも。カエルで描かれるより」

美琴「悪かったわね」

イン「でもおもしろいんだよ!」パラパラ

上条「これから俺がネームを描けば……!」

美琴「それじゃ、私そろそろ帰るわ。ネーム頼んだわよ」

上条「任せとけ!」

上条(美琴も、インデックスも、こんなに協力してくれた)

上条(生半可な気持ちじゃだめだ。俺の人生かけて、人気漫画家になってやる!)

76: 2011/03/31(木) 09:06:07.88 ID:If3daylx0
アイテム宅――

浜面「出来た……! 多分最高傑作だ!」

滝壺「おめでとう、はまづら」

浜面「だけどまだネームの段階。これを原稿にかけあげる!」

滝壺「はまづら、私も手伝うよ」

浜面「ありがとう、滝壺」

滝壺「はまづらのこと私は応援してる」

浜面「滝壺……。もし俺が漫画家になって、有名になったら」

滝壺「うん」

浜面「そのときは結婚しよう!」///

滝壺「はまづら……」///

77: 2011/03/31(木) 09:09:34.28 ID:If3daylx0
アイテム宅――

麦野「てことで、絹旗に決定ね」

絹旗「わかりました。やるからには超がんばりますよ!」

絹旗(さすがにあの絵は超ないです、麦野……)

絹旗(でも真面目なのは超伝わりました。私も超心をこめて描きあげます!)

麦野(そして二人で超すごい漫画家になるわ! ……超移ったかも)

78: 2011/03/31(木) 09:14:53.48 ID:If3daylx0
翌日・上条宅――

上条「出来た……ネーム」

美琴「アンタ、結構絵上手いのね」

上条「でも鉛筆折れたり、鉛筆削り詰まったり、不幸でしたけど……」

イン「当麻が寝そうになったとき、がんばって噛み付いたよ!」ガシッ

美琴(だからそんなに歯型があるのね)

上条「まあともかく、あとは原稿にするだけ。
   とりあえず今日は必要な道具買いに行こうと思うんだけど、三人で行かないか?」

美琴(三人で、か……)

美琴「いいわよ」

イン「楽しみなんだよ!」

79: 2011/03/31(木) 09:19:51.28 ID:If3daylx0
黄泉川宅――

一方「ったく、なんでお前等までついてくンだよ」

打ち「だってだって、漫画のアシスタントって面白そうってミサカはミサカは靴をはいてみたり」

番外「ミサカも面白そうだから☆」

一方「ったくよォ、ただ漫画に必要なもン買ってくるだけだろ」

番外「漫画に使われてるのってミサカも気になるもん」

打ち「それにすくりーんとーんとかも気になるってミサカはミサカはドアを開けて二人を待ってる。ねーねー速く行こうよ!」

一方「分かったから飛び回ってンじゃねェ」

80: 2011/03/31(木) 09:24:42.56 ID:If3daylx0
アイテム宅――

絹旗「とりあえず、漫画描くのに超必要なもの超買ってきましょうか」

麦野「必要なのってどんなのがいるんだっけ」

絹旗「えっと……。まずは超漫画のこと書いてある本を超読んだほうがいいですね」

麦野(絹旗も知らないんだ)



滝壺「漫画に必要な物って?」

浜面「たとえば原稿用紙とかだな。あと絶対に必要なのはつけペンかな。
   種類もいろいろあるみたいだ。とりあえず今日はその買出しだな」

滝壺「私も気になるからついてっていい?」

浜面「ああ、じゃ早速行こうぜ」

81: 2011/03/31(木) 09:32:13.71 ID:If3daylx0
とある街角――

上条「つけペンといっても種類がいろいろあって。かぶらペン・Gペン・丸ペン・たまペン・スクールペンってあるんだ」

イン「バクマン。に「プロはGペン」って書いてあったんだよ!」

美琴「へえー、結構あるのね。ほかには何が必要なのかしら」



一方「ほかには……だなァ。インクってのも色々種類があるンだと。墨汁・製図インクなんかがあるらしい」

番外「水性と耐水性なんでしょ。ミサカ、漫画に関する本なら読んだよ」

打ち「二人とも詳しいねってミサカはミサカは二人を褒めてみたり」



絹旗「早速超漫画に関する本を買ってみましたけど、超必要なものが多いですね」

麦野「ふーん。製図ペンやミリペンってので漫画の枠線を引いたりするのね」

絹旗「ホワイトで超修正するみたいです」

麦野「ホワイトもいろいろ種類があるのね。……って道具種類多すぎ!」

絹旗「麦野超落ち着いてください!」



浜面「普通に定規や消しゴム、カッターなんかもいるみたいだ」

滝壺「新妻って人が持ってた羽ほうきっての、見てみたいな」

浜面「それも買わなきゃな」

82: 2011/03/31(木) 09:39:28.14 ID:If3daylx0
文房具屋さん――

上条「ということで」

浜面「早速」

麦野「漫画の道具を」

一方「買うとするかァ」



全員「あれ」



美琴「なんでみんなここにいるのよ!」

イン「あの白い人だー!」

番外「お姉さまみっけー」

打ち「ホントだってミサカはミサカはかけよってみたり」

絹旗「超せいぞろいです」

滝壺「そうだね」


上条「ってかなんでここにいるんだよ? 一方通行、俺の誘い断ってたじゃん」

一方「俺はただ漫画をだなァ……」

浜面「もしかして、麦野も漫画を描くのか?」

麦野「あぁ? 私が描いちゃいけねぇのか、はまずらぁ?」

浜面「そ、そんなことはないです」

上条「ってことはここにいるみんな漫画家目指してる……のか?」

一方「あァ」

浜面「まあな」

麦野「そうね」

83: 2011/03/31(木) 09:48:56.80 ID:If3daylx0
イン「ってことはみんなみんなライバルなんだよ!」

美琴「あの一方通行や原子崩しまでね……」

番外「なんかミサカおもしろくなってきちゃったかも」

打ち「お姉さままでライバルなんだねってミサカはミサカはあなたを応援してみたり」

絹旗「超負けないですよ!」

滝壺「はまづら、がんばって」


上条(こいつらみんなライバルか……)

一方(面白くなりそうじゃねェか)

浜面(勝って、有名になって、滝壺と結婚……!)

麦野(楽勝そうじゃない)


イン「熱い空気になってきたんだよ!」

美琴「こいつらには負けてられないわね。たとえ相手のみかたに妹がいても!」

打ち「この人は負けないよってミサカはミサカはお姉さまに対抗してみたり!」

番外「ミサカも第一位を応援してあげるよ」

絹旗「負けませんよ、滝壺さん!」

滝壺「私ははまづらのことを応援してる」



垣根「お熱いところ、ちょっといいか?」

初春「こ、こんにちわー」

一方「メルヘン野朗!?」

美琴「初春さん!?」


垣根「そのバトル、俺たちにも混ぜさせろ」


84: 2011/03/31(木) 09:54:48.90 ID:If3daylx0
ここまでです。
なんとかみんなを集めてみました。
上条&美琴(+インデックス)
一方通行(+打ち止め・番外個体)
浜面(+滝壺)
麦野&絹旗
垣根&初春
という面子です。
個人的には上条&美琴が亜城木。
一方通行が新妻。浜面が福田さんみたいな。
垣根&初春は蒼木&中井さんみたいな感じでwwww
麦野と絹旗は……ないかも(サーセン

ではでは。

92: 2011/03/31(木) 17:21:34.59 ID:If3daylx0
とあるファミレス――

初春「いいですよ」

垣根「ホ、ホントか?」

垣根(何故かあの後ファミレスで話すことになったが、まさかOKしてくれるとは)

初春「私も漫画好きですし、いつかは描いてみたいって思ってましたから」

垣根「よかった。だけど、ホントにいいのか? 俺と組むなんて」

初春「確かに。あの時貴方に殺されかけたとき、とても怖かったです」

初春「それは許せませんよ」

垣根「……ならなんでだ」

初春「垣根さんも、漫画好きなんでしょ?」

垣根「ああ」

初春「私、あんなに漫画買ってる人はじめてみました。それに……」

初春「心から漫画が好きな人に、悪い人はいないと思うんです」

垣根(心から……か)

93: 2011/03/31(木) 17:25:47.28 ID:If3daylx0
初春「最近はよく、漫画をネットにアップしている人たちとかいるじゃないですか」

初春「ほかに漫画をただ読む人ってほかの人に借りたりするし……」

初春「そういう人たちって心から漫画のこと好きじゃないんだろうな……って」

初春「でも、あんなにたくさん買うってそんなに漫画が好きなのかなー……って思ったんですけど」

垣根(俺もガキの頃はたくさん漫画買ったっけ)

初春「……」

垣根(暗部に入って漫画読むのはなくなったけど)

初春「あの」

垣根(俺、今も漫画好きなのかもな)

初春「聞いてます?」

垣根(そういうところ、こいつと合うかもしれねぇ)

初春「あのっ!!」

垣根「なっ、なんだよ」

初春「話聞いてなかったですよね」

垣根「聞いてたぜ?」

初春「嘘です。途中から自分の世界に行ってました!」

垣根「……わりぃ」

94: 2011/03/31(木) 17:30:38.03 ID:If3daylx0
初春「本当に私と組みたいんですか?」

垣根「……ああ、お前とならいい漫画が描けそうだからな。改めて思っただけだ」

初春「なら、約束してください」

垣根「何をだ」

初春「もう私にしたこと、人を傷つけることはしないと約束してくれたら。
   私は貴方と一緒に漫画を描きます」

垣根「……わかった、約束する」

初春「よかった。えっと」

垣根「垣根帝督。よろしくな」

初春「初春飾利です。こちらこそ、よろしくお願いしますね」ニコッ

垣根(コイツ、意外と可愛い……って何考えてんだ)

初春「ところで垣根さん。ドリンク持ってきて欲しいんですけど」

垣根「そんなの自分で行けよ」

初春「あーあー、何か肩の調子悪いなー」ボウヨミ

垣根「うっ……。行ってくればいいんだろ、行ってくれば。何が飲みてぇんだ?」

初春「オレンジジュースでお願いします」

垣根「あいよ」

垣根(前言撤回。可愛くねぇコイツ)

95: 2011/03/31(木) 17:31:42.98 ID:If3daylx0
おまけ
垣根「なぁ、なんでお前の頭には花がわんさか咲いてるんだ?」

初春「何のことですか?」

垣根「その花飾りだよ」

初春「だから、何のことですか?」

垣根「その花飾りは」

初春「な・ん・の、事ですか?」ニコリ

垣根「いえなんでもないです」

100: 2011/03/31(木) 23:20:08.35 ID:If3daylx0
垣根「最近、学園都市で『週間少年エスパー』ってのが創刊されただろ?」

上条「そういえば、学園都市にいる漫画家しか載せてないやつだよな」

垣根「そうだ。そしてその『週間少年エスパー』で。
   俺と初春。上条と御坂。一方通行。浜面。麦野と絹旗。の5チーム。漫画で対決しようという話しだ」

一方「だが断る」

垣根「あぁ? 逃げるんですか? 第一位とあろう者がよぉ」

一方「なんだとォ? やってやろうじゃねェか。能力でも漫画でもメルヘン野朗に負けるわけねェだろ」

上条「『週間少年エスパー』か。たしかにジャンプの会社には行けないしな……。やってみるか、美琴」

美琴「まあ、自分たちのレベルがどんなものか知るのもいいし。やってみる価値はあるわね」

麦野「私たちも負ける気しないからいいわよ」

絹旗「超楽勝です」

垣根「決まりだ。じゃあ一ヶ月後、連絡する。じゃあな」スタスタ

初春「し、失礼しました!」スタスタ

一方「ってなんでアイツがここにいたンだ」

麦野「確か冷蔵庫になってたはずだけど」

垣根「聞こえてんだよおめえら!」スタスタ

上条「わざわざ戻ってきた……」

初春「垣根さん! 早く戻って原稿描くの手伝ってください!」スタスタ

美琴「そういえば、なんで初春さんは垣根さん(?)と一緒なの?」

初春「話せば長いんですけど、誘われたんですよ。漫画家目指そうって」

美琴「そうなの。じゃあ初春さん達もライバルね! 負けないわよ!」

初春「こちらこそ、負けません!」

イン「新たなライバル誕生だね」

101: 2011/03/31(木) 23:21:26.44 ID:If3daylx0
上条宅――

イン「その後、みんなで漫画の道具を買って帰ってきたんだよ。そして100スレ突破したんだよ!」

上条「誰に言ってるんだ、インデックス?」

イン「な、なんでもないんだよ!」


美琴「にしても、スクリーントーンって何種類あるのよ」

上条「一応、よく使われるのは買ってきたけど……お金が」フコウダー

美琴「とりあえず、アンタは人物。私はこのトーンを張るのをがんばってみるわ」

イン「私も手伝う! やり方書いてあった本を読めば楽勝なんだよ!」

美琴「なら、ほかのをお願いね」

イン「がんばってみるんだよ!」

上条「俺も人物がんばりますよ!」

102: 2011/03/31(木) 23:22:45.32 ID:If3daylx0
黄泉川宅――

一方「アイツ等、とくに三下には負けらンねェな」

打ち「ミサカもミサカもアシスタント手伝ってみたり」

番外「ふーん、これ結構おもしろそうじゃん」

一方「ったく、そんなにやりてェのかよ」

打ち「もちのろんってミサカはミサカは笑顔で答えてみたり」ニッコリ

番外「貴方の切羽詰まった表情見れるかもしれないからミサカも手伝うよ」ニヤリ

一方「……分かった。だがなァ、やるンならちゃンとやれよ」

打ち「はーい! ってミサカはミサカは早速本で勉強してみる!」

番外「ミサカもー☆」

一方「……下書きすっかァ」

103: 2011/03/31(木) 23:23:47.06 ID:If3daylx0
アイテム宅――
浜面「麦野達には負けたくない!」

滝壺「私はがんばるはまづらを応援してる。あと、ちょっとだけ手伝う」

浜面「いいのか?」

滝壺「うん。……それに、はまづらと一緒にいられるし」

浜面「滝壺……」///


麦野(部屋が隣だから聞こえてんのよ。……後でお仕置き確定ね)イライラ

絹旗(麦野超機嫌悪いです)ソワソワ

麦野「とりあえず、絹旗は下書きがんばって。私もアシらしいこと練習しとくから」

絹旗「分かりました。超がんばります!」

104: 2011/03/31(木) 23:24:53.70 ID:If3daylx0
垣根宅――

初春「私が書いた原作、おもしろいですか?」

垣根「面白いって。お前才能あるよ」パラパラ

初春「それならよかったです。垣根さん、絵上手いんですね。……ちょっとメルヘンチックですけど」

垣根「俺の絵に常識は通用しねぇ」キリッ

初春「早速絵の方宜しくお願いしますね」スルー

垣根「ああ……」ガクリ

初春「そういえば、ペンネームとかってどうします?」

垣根「ペンネームか。たしかに俺の名前が書いてあるとなにかと大変なことになりそうだな」

初春「そうは思いませんけど」ニコッ

垣根「……なら、なんかペンネーム考えるか」ショボン

105: 2011/03/31(木) 23:25:56.53 ID:If3daylx0
上条宅――

上条「ペンネームか、それは考えつかなかったな」

美琴「えっとね。上条麻琴っていいんじゃないかなっ」///

上条「それだったら俺の確立高くね?」

美琴「そ、そうかしら」

美琴(なら子供の名前に……って何考えてるのよ私!)

上条「なら、上坂麻琴《カミサカマコト》にしないか? これで半分半分だろ」

美琴「う、うん! それでいいわ!」ヤッタ!

イン(いいなー、いいなー。お腹すいたなー)グー

106: 2011/03/31(木) 23:27:17.09 ID:If3daylx0

黄泉川宅――

一方(ペンネームか。一方通行じゃ駄目かもしれねェ)

一方(鈴科一方。駄目だ、没」ケシケシ

一方(ペンネーム、ペンネーム)

一方(……思いつかねェ!!)ビリッ

一方(鈴科十二《スズシナジュウジ》ってのはどうだ)カキカキ

一方(結構いける気がする)キラキラ

打ち(さっきからあの人なにしてるんだろってミサカはミサカはこそこそ話をしてみる)

番外(録画しといたほうがいいよ(笑))

107: 2011/03/31(木) 23:28:36.88 ID:If3daylx0
アイテム宅――
浜面「ペンネームか」

浜面「何にすっかな」

滝壺「はまずらしあげ、でいいんじゃないかな」

浜面「平仮名の作家名って結構いるよな」

浜面「でも、自分でもいうのもなんだけどマヌケっぽい……」

滝壺「浜面シアゲ、は?」コレナラ

浜面「名前だけカタカナや平仮名も多いな」

浜面「でもいまいちこねえ」

滝壺「浜壺シアゲ」コンドコソハ

浜面(滝壺、俺のためにがんばって考えてくれてる。でも微妙だ……)

滝壺「……バニー浜面」ムスッ

浜面「え」

108: 2011/03/31(木) 23:30:30.74 ID:If3daylx0
アイテム宅――

絹旗「ペンネーム、超どうします?」

麦野「麦旗フレン」

絹旗「超即答ですか!」

麦野「ずっとこれにしよって思ってたのよ」

絹旗「麦旗フレン。超いいですね。超可愛いです」

麦野「麦野の麦に、絹旗の旗。そしてフレンダのフレン。いいと思ってね」

絹旗「でも、ダ、だけは超入れないんですね」

麦野「だって邪魔じゃん。……フレ/ンダより、フレン/ダの方がいいかもって思ったの」

絹旗(その超最初の言葉で超フォローできてませんよ)


天国と見せかけて地獄かもしれないところ――

フレ「フレンダ、でごめんねって訳よ」

フレ「でも、ペンネームって重要なのに入れてくれて結局嬉しいって訳よ」

フレ「でも台詞の名前の時は結局フレになる訳だけど」

フレ「麦野、絹旗。応援してるって訳よ」

フレ「……ううっ」ウルウル

木原(一方通行……俺を出せよ……。なんだよ十二って)ヨシヨシ

木原(あ、あれか。十二歳以上はなんたらかんたら……)ハァ

109: 2011/03/31(木) 23:31:38.74 ID:If3daylx0
垣根宅――

垣根「で、なんにするかペンネーム」

初春「だーくまたーとかじゃないのがいいです」

垣根(先を読まれた……だと)

初春「普通に原作:初春飾利・漫画:垣根帝督でいいと思いますけどね」

垣根「エー」

初春「皆さんにどんなのにしたか聞いてみたらどうです?」

垣根「そうだな!」サッ

垣根「あ」

初春「どうしました?」

垣根「携帯のアドレス聞くの忘れた」

初春「」ジドー

垣根「……すんませんでした」

垣根(なんで年下に謝ってんだろ俺)

初春「御坂さんのなら知ってますからちょっと聞いてみましょうか」

垣根「さすが初春!」

110: 2011/03/31(木) 23:32:27.24 ID:If3daylx0
初春「上坂麻琴ってのにしたそうです。二人の名前を組み合わせたんですね」

垣根「組み合わせか。初垣帝利。いや春根飾督。……無理だ」

初春「無理やりは無理だと思いますよ」

垣根「ならいっそ未元物質で」

初春「嫌ですって」

垣根「定温物質!」

初春「却下」

垣根「初春物質!」

初春「」ジドー

垣根「カレー定食!」

初春「帰ります」

垣根「……すんませんでした」

111: 2011/03/31(木) 23:33:47.51 ID:If3daylx0
初春「難しいですね。ペンネーム。もういっそのこと本名で」

垣根「待ってくれ!」

初春「嫌ですよ。ホント、垣根さんの考えるペンネームって常識通用しないんですね」

垣根「それ俺の台詞!」

初春「原作:初春飾利 漫画:垣根常識 でいいと思います」

垣根「それはちょっと……勘弁してください」

初春「ペンネーム。二人一緒じゃなく、個別にしましょうよ」

垣根「……そうだな」

初春「私は立花飾利《タチバナカザリ》がいいかもです」キラキラ

垣根「おお……! なら俺は」

初春「ていとくん(笑)」

垣根「いやそれだけはやめて、ホントやめて」マジデ

初春「仕方がないなぁ。なら垣根帝蔵庫でどうです」エッヘン

垣根「それもやめて」

初春「なら未元帝督《ミゲンテイトク》でいいんじゃないですか?」ハァ

垣根「いいなそれ、さすが初春! 早速、原稿に取り掛かるぜ」

初春(垣根さんで遊ぶの面白いなー。終わったらまた遊ぼ)ワクテカ

垣根(なんか今、背筋がぞぉっとした気が)ガクブル

121: 2011/04/01(金) 16:48:12.54 ID:ErE4NFiT0
打ち「そして一ヶ月が過ぎたんだよってミサカはミサカは展開速くて追いつけずにいる読者に教えてみたり」

イン「一ヶ月。早かったんだよ。もう戦場だったんだよ」

打ち「あの人が笑いながら描いてるの見てミサカはミサカはとても怖かった……」

イン「当麻や美琴も、途中から壊れだしてとめるの大変だったんだよ」ガリッ

打ち「お互い大変だったんだねってミサカはミサカはインデックスの頭をなでてみたり」ナデナデ

イン「ムッ。子ども扱いされてるみたいなんだよ! ナデナデ返しなんだよ!」ナデナデ

打ち「ならミサカはミサカはその倍返しをしてみたり!」

イン「ならこっちはもっともっと!」

滝壺「……先に進めるよ」

滝壺「とりあえず途中経過の様子をどうぞ」

122: 2011/04/01(金) 16:50:27.63 ID:ErE4NFiT0
上条宅――

上条「ああ、もう……不幸だー」ボー

美琴「アンタ、またインクこぼしたのね。ったくホワイトする気にもなってみなさいよ!」

上条「こぼれるインクが悪いと上条さんは思います」ムッ

美琴「あっ! 線のところにホワイト落ちた! ああもう!!」ビリビリ

上条「ああもー、不幸だー」ボー

イン「ふ、二人ともがんばるんだよ! 後半分なんだよ!」

美琴「あと半分もあるじゃない」ギロリ

イン「こ、怖いんだよ」

イン(でもここで諦めたら試合終了なんだよ!!)

イン「私、飲み物買ってくるんだよ!」

上条「あー、またインクこぼした。不幸だー」ボー

美琴「だからアンタは!」ビリビリ

イン(聞いちゃいないんだよ……)ションボリ

123: 2011/04/01(金) 16:52:53.56 ID:ErE4NFiT0
黄泉川宅――

黄泉川「一方通行たち、無理してないといいじゃんけど」

芳川「大丈夫でしょ、あの子たちなら」

「ぎゃああああああああああ! ってミサカはミサカはあああああああ!」

「あっはははははははは! ミサカは……っ! あははははははは!!!!」

「く、くかきけこかきくけこかかききくけけこここかかくけけここ――――!!」

黄泉川「大丈夫に聞こえないじゃんよ」

芳川「……大丈夫でしょ、多分」

「怖いよ! ってミサカはミサカはああああ!」

「あっははは!! もうやめてよ第一位ぃ! ミサカのお腹壊れちゃうぅ!!」

「かきくけこかきけけくくけけこここここ!」

黄芳「……」

124: 2011/04/01(金) 16:55:09.96 ID:ErE4NFiT0
アイテム宅――

麦野「ああああぁぁぁぁあああああああぁぁぁぁあ!」

絹旗「む、麦野!! 超大丈夫ですか!?」

麦野「あぁぁ、心配しないで。ときどきなるのよ、これ。そしてビームだしたくなるのよ」

絹旗「超止めてください! 超休んでていいですから!」

麦野「だって、絹旗も目元にクマが出来るまでがんばってるでしょ」

絹旗「超大丈夫ですよ! ビームだして原稿消えたら超水の泡です!」

麦野「あー、ストレスたまるわぁ。はぁーまぁーづぅぅぅぅらっ!
   はまづらはいねがー! 私のストレス発散に一発撃たれろにゃーん」アハハウフフ

絹旗「超限界きてますよ麦野!!」

125: 2011/04/01(金) 16:56:32.36 ID:ErE4NFiT0
浜面「うわっ! なんかビーム飛んできたぞ!」

滝壺「むぎのが暴れてる。早く逃げたほうがいいかも」

浜面「そんな! 原稿原稿」ハヤクニゲナキャ

麦野「みぃつけたぁ」ニヤリ

浜面「ぎゃああああああああああ!!」

滝壺「むぎの落ち着いて!」

絹旗「そうですよ! こうゆうときは……こうゆうときは明日のナージャでも超見ましょう!」

麦野「ナージャ……」ピタリ

浜壺(なんでナージャ)

麦野「……絶対に許さない」ビーム

浜面「原稿がああああ! 不幸だああぁぁっ!」

126: 2011/04/01(金) 16:57:46.44 ID:ErE4NFiT0
上条宅――

上条「だれか俺の台詞使った気がしたんけど、気のせいか」

美琴「早く描きやがれ」

上条「み、美琴さん。なんかキャラ違いますよ?」

美琴「早く描けっていってんのよ」イライラ ビリビリ

上条「は、はいいぃぃ!!」

イン「ただいまー! 私、初めて自動販売機でジュース買えたよ!」

美琴「だから何」ビリビリ

上条「ふこうだー」

イン「こ、ここに置いておくんだよ」

上条「あっ、それは!」

美琴「なに原稿の上においてんのよっ!」

イン「ご、ごめんなさい!! 知らなくて……」ウルッ

美琴「はぁ? ふざけてんじゃないわよ! 濡れちゃったじゃない原稿!」

イン「ごめんなさいなんだよ……」シクシク

127: 2011/04/01(金) 17:00:24.87 ID:ErE4NFiT0
上条「……もうやめよう」

イ琴「え?」

上条「そうやって仲間同士にあたるのはやめようぜ!」

上条「俺達仲間だろ!? 今までがんばって、そうやってここまで来たじゃねえか!」

上条「なのにこうやって仲間に当たっt」

美琴「元はといえばアンタがヘマばっかするからでしょ」ビリビリ
イン「当麻がこんなところに原稿おくからだよ」ムッ

上条「え、俺のせいでうか?」

イン「そうなんだよっ!」ガブリ
美琴「そうでしょうがっ!」ビリッ!

上条「不幸だああああああああ!」

イン「ちょっと、短髪! こっちにまで電撃がきたんだよ!」

美琴「噛み付いたままのアンタが悪いのよ!」

イン「むっ! だいたい短髪はいつもビリビリしすぎなんだよ!
   ピカチュウのほうがまだましだよ! 同じトキワなのに!」

美琴「なっ! アンタこそ自動販売機が使えたぐらいで浮かれてるんじゃないわよ!
   そんなの幼稚園児でも出来るわ! シスターってみんなこんなアホなのかしら!」

イン「それは全シスターに対する冒涜なんだよ! このライチュウ!」

美琴「さりげなく不細工なのにしないでくれる!?」

イン「ぶさいくって言った、ぶさいくって言った。短髪よりライチュウの方が可愛いんだよ!!」

美琴「アンタが私にライチュウ言ったんでしょうがあ!」ビリビリ

イン「ほら、そうやってすぐビリビリするから嫌われるんだよ! 短髪って絶対友達いないよね!!」

美琴「……! 言ったわね、この大食いシスター!!
   アンタこそシスターだったら七つの大罪ぐらい学んどきなさいよ! 暴食ばっかじゃない! シスター失格よ!!」

イン「むきーっ!」ガブリ

美琴「にゃーっ!」ビリビリ


上条(不幸だ)

128: 2011/04/01(金) 17:06:04.41 ID:ErE4NFiT0
垣根宅――

初春「……」ペタペタ

垣根「……」カリカリ

垣根(……静かだな)

初春(もうすぐ終わりそう)

初春(そろそろどうやって垣根さんをいじめ……。遊ぶか考えようかな)

垣根(なんかまた背筋が)ガクブル





イン「ってことがあったんだよ」シクシク

打ち「インデックスも大変だったんだねってミサカはミサカは涙目になってみる」

イン「打ち止めも大変だったんだよ」ヨシヨシ

打ち「ミサカもミサカもよしよし返しをしてみたり」

番外「ともあれミサカの協力もあって第一位はじめ、みんなも完成したみたい」

129: 2011/04/01(金) 17:07:23.82 ID:ErE4NFiT0
とまあ中途半端なところで終わります。
夜これたら書くかも。

ではでは。

138: 2011/04/02(土) 01:28:20.69 ID:f4/zCoI+0
上条宅――

美琴「これが、当麻と私とインデックスで描き上げた漫画……!」

当麻「なんかこれまでの苦労を思い返すと……泣けてくるな」ウルッ

美琴「男の癖に泣いてんじゃないわよ」

イン「……」グスン

美琴「……ごめんね、インデックス。私イライラしぱなっしてアンタに当たってばっかりでさ。
   ホント、ビリビリしてたら友達あんまできないのも当然ね」

イン「美琴……。こっちこそごめんなんだよ。当麻じゃあるまいしガブリと噛み付いちゃって。
   痛かったでしょ?」

美琴「アンタも電撃痛かったでしょ? お相子よ」

イン「美琴!」ガシリ

美琴「インデックス!」ガシリ

上条「こうして二人は熱い友情で結ばれ……ってなんで二人ともこちらを睨むんでしょうか」ガクブル

イン「これもあれも」ギロ

美琴「全部アンタのせいって忘れてんじゃないわよ?」ギロ

上条「す、すいませんでした」

美琴「ま、原稿を書き終えたわけだけど。週間少年エスパーの編集部ってとこに持ち込みに行きましょうか」

イン「待って美琴! 持ち込みの時は編集部に電話したほうがいいんだよ!」

美琴「そうだったわね。てことで、アンタ電話しなさい」

上条「俺か? ま、まあいいけど」ピポパ

139: 2011/04/02(土) 01:29:04.85 ID:f4/zCoI+0
黄泉川宅――

一方「仕事終わりのコーヒーはうめェな」ゴクゴク

打ち「やっと完成したね、漫画」

番外「まあ、アンタが考えたにしては面白い漫画だとミサカは思うよ」

一方「……ふン」

打ち「この漫画を少年エスパーの編集部に持ち込みに行くんだね!
   ってミサカもミサカもついていきたいかも!」

一方「……好きにしやがれ」

140: 2011/04/02(土) 01:30:01.06 ID:f4/zCoI+0
アイテム宅――

麦野「ようやく完成したって訳よ」

絹旗(超疲れました。ってか麦野が超おかしいです)

麦野「結局、私達が描いた漫画が一番おもしろいって訳よ」

絹旗「む、麦野。超いつもと違う口調ですよ?」

麦野「そんなことないって訳よ」

絹旗「そ、それだと超フレンダみたいって訳です。ってあれ!?」ウツッタ

麦野「早速、編集部へ持ち込みの電話をするって訳よ!」キラキラ


浜面「完成した……完成したぜ滝壺!」

滝壺「おめでと、はまづら」

浜面「早速編集部へ電話しないとな」

滝壺「持ち込みっていうのだよね。私もついていっていい?」

浜面「ああ! 滝壺も手伝ってくれたしな」


麦野「そこ、五月蝿いって訳よ! 今こっちが電話してるって訳よ!」

浜面「む、麦野? なんだその鯖缶大好きっ子さんのような口調は」

絹旗「よくわからないです……、とりあえず超電話中なので超静かにしてください」

141: 2011/04/02(土) 01:30:50.98 ID:f4/zCoI+0
垣根宅――

垣根(早速、編集部へ電話したのはいいが)

垣根(俺の仕事は漫画を描いてアイツ等と競いあうこと、だ)

垣根(もし負けたら、俺は元に……戻るのか?)

垣根(それだけは……それだけはゴメンだ)ガクブル

初春「垣根さん、どうかしましたか?」

垣根「いや、なんでもない。それより、明日いい結果だといいな」

初春「ですね。でもこの漫画とても面白いです。大丈夫だと思いますよ!」

垣根「ああ」

垣根(絶対漫画でアイツ等(特に一方通行)に勝ってやる!)

142: 2011/04/02(土) 01:32:02.29 ID:f4/zCoI+0
こうして8人の漫画家たちは、完成した原稿を手に、そして仲間とともに、

週間少年エスパーを作っている会社へと向いました。

ここから更なる困難が8人の漫画家を襲うとはだれも予想していませんでした。

143: 2011/04/02(土) 01:33:19.19 ID:f4/zCoI+0
秋栄社前――

上条「ついにきたな」

美琴「そうね」

イン「ここが、週間少年エスパーを作っている会社。秋栄社なんだよ」

上条「担当さんと待ち合わせは14時。あと、十分前か」

美琴「五分前に入りましょうか」

イン「二人とも、私はここのベンチで待っとくんだよ」

上条「インデックス?」

イン「漫画家は当麻と美琴なんだよ。私は二人のファン。中までついてくと邪魔になるんだよ……、だから待ってるんだよ!」

美琴「インデックス……ありがとう」

上条「ありがとな、インデックス。あとで三人で美味いもの食べ行こうぜ」

美琴「インデックスのは私が奢ってあげる!」

イン「やたっ!」

美琴「あんまり食べ過ぎないでよね!」

上条(二人とも、いつのまにか仲良くなったな……)ホロリ

144: 2011/04/02(土) 01:34:30.58 ID:f4/zCoI+0
秋栄社――

受付「――では、三番の席にてお待ちください」

上条「バクマン。みたいな感じだな」

美琴「うん。なんかドキドキしてきた……」


「これは、没ってことで。またがんばって」

「そ、そんな!」

「この漫画全体的におもしろくないっていうかさー」

「……」


上琴「……」ゴクリ

上条「お茶が出れば合格なんだよな」

美琴「せめてコーヒーが出ますように……」

「こんにちわ。君達が上条くんと御坂さんね。
 ミサカが「週間少年エスパー」編集のミサカ17583号です。とミサカは自己紹介をします」

上琴「」ポカン

145: 2011/04/02(土) 01:36:07.16 ID:f4/zCoI+0
美琴「なんでアンタがここにいんの」

17583号「仕事です。とミサカは簡潔に答えます。これでも実際に編集してるほどですので、
    見る目はあるつもりですとミサカはお姉さまを落ち着かせます」

上条「よ、よろしくな」

17583号「早速ですが、原稿見せてもらえませんか? とミサカはスルーします」

上条「ああ。これだ」サッ

17583号「……」サッ、サッ

上条(読むの早いな)ドキドキ

美琴(なんかプロの目をしてるわ、こいつ)ドキドキ


【とある剣士の物語】
こことはまた別の世界にとある剣士がいた。
その剣士は不幸を呼ぶと呼ばれる刀を持ち人々に恐れられていた。
だがその剣士は、恐れられてもなお、人々のために戦った。
自分の内から湧く感情に従い真っ直ぐに進む剣士の前に、一人の少女が現れた。
その少女はとても強い力を持っており、その力を狙われていたのだ。
そして、逃げている間にその剣士に出会う。
少女を狙う者に立ち向かい、剣士は剣を振るう!


17583号「……ぷ」

上琴(ぷ?)

17583号「……くすくすっ」

上条(それは、面白いから笑ってるのか?)

美琴(それとも馬鹿にした笑いなのかしら)

17583号「見終わりました。とミサカは原稿をおきます」

146: 2011/04/02(土) 01:38:24.16 ID:f4/zCoI+0
上条「ど、どうでしょうか」

17583号「指摘がいくつかありますけどいいですか。とミサカは確認をとります」

美琴「ど、どうぞ」

17583号「絵下手すぎ。ストーリーも駄目駄目ですとミサカはがっかりします」

上琴(がーん)

上条「駄目ですか。俺の絵」

17583号「戦闘物って特に重要なのに、ふぬけたどこぞのモヤシみたいになってるんですよとミサカは溜息をつきます」

上条「モヤシ……ですか」ガーン

17583号「ストーリーもぱっとしないし、剣士の過去をこうもばーっと最初にだすのもつまらないです。とミサカは指摘します」

美琴「そう……ですか」ガーン

17583号「でも、二人とももっと伸びると思いますとミサカは二人を慰めます」

17583号「上条さんは人物の絵が苦手みたいですので、人物の練習を。背景もちょっとは練習したほうがいいです。
    お姉さまはもっといろんな本を読んでみてください。きっといいアイデアが思いつくと思います。
    今度もミサカが見ますよ。とミサカは二人に笑顔を向けます」

上条「さっきから全然無表情な気がしますけど」

17583号「何かいいました? とミサカは睨みつけます」

上条「すいませんでした」

上条(威圧感だけはあった)

147: 2011/04/02(土) 01:39:23.55 ID:f4/zCoI+0
美琴「また、話を考えて原稿にして持ってこなきゃね」

17583号「原稿にするのって大変ですけど、上条さんの画力をあげるためだと思えばいいですよ。とミサカはアイデアをだします」

美琴「……そうね。ありがとう、編集さん」

上条「ホント、ありがとうございました」

17583号「またお待ちしてますよ。次持ってくるときはコチラの名刺にお願いします。とミサカは二人に差し出します」

秋栄社 週間少年エスパー編集部 ミサカ17583号

上条(これ、ほかの奴が貰ったらびっくりするんだろうな)

17583号「ついでに携帯アドレスも記入しとくので、何かあればどうぞ。とミサカは丁寧に書き上げます」

美琴「ありがとうございました!」


上条「はぁ……、駄目駄目だったな。やっぱ漫画ってのは甘くないや」

美琴「そうね。でも、落ち込んでちゃいられないわ」

上条「ああ。また、がんばって漫画を描こうぜ!」

美琴「おー!」

148: 2011/04/02(土) 01:41:10.72 ID:f4/zCoI+0
こんばんわ&投下終わりー。
コメ返しはたまにということで。
コメいつもありがとうございます。
次回は持ち込み~一方編~だと思われますよ。

>>130
インデックスを嫁にするとライチュウホワイト美琴とインクこぼす上条さんがついてきます。
打ち止めを嫁にすると意味不明な奇声を発する一方通行とそれを永遠に笑う番外個体がついてきます。
ライチュウホワイト美琴は電化製品すべてこわして、上条さんと二人で漫画以外のものをマーブル色に変えます。
意味不明な奇声を発する一方通行と笑っている番外個体さんは、とても声が大きいので近所から苦情殺到物です。
さぁ、あなたはどっちを選びますか? それとも両方選びますか?

ってのが言いたかっただけです、すいません。
みなさんはどっちを選びますかね?
因みに自分は初春を嫁にしたいです。ていとくんもおまけで。
……おっと誰がきたようだ。

ではでは。

156: 2011/04/02(土) 20:57:42.59 ID:f4/zCoI+0
秋栄社前――

一方「とうとうきちまったなァ」

打ち「私達はここで待ってるってミサカはミサカは貴方のこと応援してみたり!」

番外「まあ、ぼろくそ言われるだろうと思うけど」

一方「うるせェ」

一方(やべえ、なんか緊張してきた)

一方(落ち着け俺、俺は学園都市最強の一方通行だ)

一方(こンなことでいちいち緊張するわけねェだろ)ブルブル

番外(めっさ緊張してるんだけど)ウケル

打ち(がんばってってミサカはミサカは貴方を心配してみたり)

157: 2011/04/02(土) 20:58:53.81 ID:f4/zCoI+0
秋栄社――

一方「……で、なんでお前がここにいンだよ」

18599号「編集です。とミサカ18599号は簡潔に述べます」

一方「編集……ねェ」

一方(たこみたいな奴とか、アフロとか、そンなン予想してたわ)

18599号「とりあえず、進めたいので原稿を見せてもらえますかとミサカは急かします」

一方「これだァ」ホレ

18599号「フムフム」サッサッ

一方(ちゃンと読ンでンのかァ?)ドキドキ

一方「ど、どうだ?」

18599号「……よく出来てると思いますとミサカは正直な感想を述べます」

158: 2011/04/02(土) 21:00:01.79 ID:f4/zCoI+0
一方「ホントか!」キラッ

18599号「でも、まだまだこれからです。とミサカはもう一言いいます。
    でも、このお話面白いとはおもいますよ。キャラもちゃんと出来てますし、絵もまあまあといったところです。
    ただ初めてってことで下手な部分も多いですが。どんどん描いていけば伸びます。
    とミサカは編集らしい言葉を述べます」

一方「どンどン描く……か」

18599号「今度からネームを持ってきても構わないレベルです。とミサカは自分の名詞を差し出します」

一方(真城や高木も、最初からネーム持ってきていいなんて言われてねェ。これは案外いけるのかもなァ!)キラキラ

18599号「とりあえず、漫画賞にも出しておきますね。とミサカは原稿を受け取ります」

一方「頼む!」

18599号「では、またお待ちしてます。とミサカは笑顔を向けます」

一方(最初から最後まで表情変えてねェだろ)


一方(よし、次からもっとすげェの描いてやンよ)

一方(そして一番に連載してやらァ!)

159: 2011/04/02(土) 21:01:22.14 ID:f4/zCoI+0
秋栄社前――

滝壺「がんばって。私ははまづらの事を応援してる」

浜面「おう、行ってくる」

浜面(にしても緊張するな、こういうの)


「すごくよく出来てますね」

「ホントですか!」

浜面(俺も、あんなふうに言われたらいいけど……)

浜面(滝壺の為にがんばらなきゃな)

14238号「こんにちわ、ミサカが「週間少年エスパー」編集のミサカ14238号ですと簡潔に紹介をします」

浜面「み……ミサ?」

浜面(どっかで見たことあるような気がすっけど)

14238号「早速漫画を見せてくださいとミサカは急かします」

浜面「お、おう」サッ

160: 2011/04/02(土) 21:02:07.04 ID:f4/zCoI+0
14238号「…………」ジーッ

浜面(そんなに食い入るように見られると恥ずかしいな)

14238号「……ギャグですか、これは。とミサカは質問をします」

浜面「い、一応ギャグですけど」

14238号「つまらん。とミサカは原稿を投げます」サッ

浜面「!?」

浜面(1・2ページしか読まれてないのに!)

浜面「もっとちゃんと最後まで見ろよ!」

14238号「無駄だと思います。これは、没ってことで。またがんばって。とミサカは立ち去ります」

浜面「そ、そんな!」

14238号「じゃあ一つだけ質問します。とミサカは貴方の目を見て聞きます」

浜面「……」ゴクリ

14238号「貴方は、漫画を愛してますか?」

161: 2011/04/02(土) 21:03:02.17 ID:f4/zCoI+0
浜面(漫画を愛してるか……)

滝壺「はまづら、どうしたの?」

浜面(俺は漫画はよく読むほうだし、好きだ)

滝壺「……?」

浜面(でも、愛してるかと聞かれたらなぁ……)

滝壺(なにかあったのかな)ナデナデ

浜面「た、滝壺!」

滝壺「元気出して、はまづら。なにかあったかは知らないけど、またがんばろ」ニコッ

浜面「滝壺……」

浜面(俺は漫画を……)

166: 2011/04/03(日) 10:57:10.72 ID:d+peKSRa0
秋栄社――

19556号「面白いですと、ミサカ19556号は正直な感想を述べます」

麦野「ホントに!?」

19556号「はい。でもこれ小説みたいです。とミサカは指摘を開始します」

絹旗「超小説……ですか」

19556号「この推理物、ストーリーばかりで説明口調がほとんどです。
    そして、この主人公達のキャラが生かしきれてないかとミサカは推測します」

麦野「キャラねえ……むー」

絹旗「あの……超絵はどうですか?」

19556号「上手いですけど、物語にあってない絵です。とミサカは一言いいます」

絹旗「超物語にあってないですか……」ショボン

麦野「い、いいじゃない! まだこれからよ、絹旗!」

絹旗「超そうですね」

19556号「次回からネームで持ってきてもらえればアドバイスぐらいはしますよ。とミサカは自分の名刺を渡します」

麦野(にしても、この第三位のクローン。鋭い目をしてるわね)

絹旗(表情超変わってませんけどね)

19556号「がんばってくださいと、ミサカは二人にエールを送ります。あと、この漫画は賞に出しておきますね。」

麦野「賞って入る可能性あるのかしら?」

19556号「まあ、漫画のおもしろさは人それぞれですので、この作品も最終候補には残るかもしれませんよ。
    と、ミサカは説明します」

絹旗「賞超とれるといいですね」

麦野「ええ!」

167: 2011/04/03(日) 10:57:51.13 ID:d+peKSRa0
秋栄社――
10723号「すごくよく出来てますねと、ミサカ10723号は絶賛します」

初春「ホントですか!」

10723号「でも、これでは少女漫画みたいです。内容も絵も。とミサカは指摘します」

垣根「少女漫画か……」

10723号「面白さはあるんですけどね。とミサカは一言追加します」

初春「それにしても御坂さんの妹さん(と思っている)に褒められるなんて……!」

垣根(クローンだけどな)

10723号「次からはネームを持ってきて欲しいです。そしてこの原稿は漫画賞に出しておきます。
    とミサカはもう定例となっているかのように名刺を渡します。
    ちなみにもっと原稿について話したいのですが、お茶はいかがですかとミサカは」

初春「いります!!」

垣根「即答かよ」

168: 2011/04/03(日) 10:59:05.26 ID:d+peKSRa0
ファミレス――

麦野「はぁ、次のネームどうしよう。あれ、今日のシャケ弁味が違うかも、あれー?」

絹旗「私は超絵の練習ですね! 麦野、超がんばりましょう!」

絹旗(なんか超やる気がでてきました!)

麦野「そうね!」

絹旗「やる気でてきたら超喉が渇いてきました」

麦野「なら私がとりにいくわ」



一方「……」ジュルル

打ち「さっきからそんなに悩んでどうしたのってミサカはミサカは食べながら話してみたり」

一方「食べながら喋ンな」ジュル

打ち「なんか言われたの? ってミサカはミサカは食べずに聞いてみたり」

番外「どうせぼろくそ言われたんでしょ?」

一方「違ェ、今考え中だ」ジュル…ネェ

一方(コーヒーおかわりにいくかァ)

169: 2011/04/03(日) 10:59:57.75 ID:d+peKSRa0
垣根「もっと少年漫画らしい絵か……」カキカキ

初春「あ、垣根さん。オレンジジュースおかわりお願いします」

垣根「自分でいけ。ってかお前オレンジジュースばっかだな」

初春「好きですから。……あれ、なんか肩の調子が」ジドー

垣根「……行ってきます」


浜面(漫画を愛してるか……)

浜面(うぬ……)

滝壺「はまづら」ジュルル

滝壺(元気ないな、はまづら)ジュルルル

浜面「はぁ、駄目だ。……ちょっとジュース取ってくる」

滝壺「なら私のもお願い」

170: 2011/04/03(日) 11:00:47.76 ID:d+peKSRa0
上条「どうだ? 次のネームは思いつきそうか?」

美琴「駄目……、あー喉渇いた」

イン「私も飲み物欲しいんだよ」

上条「なら取ってくるよ」

上条(俺のだけまた別に取りにいかなきゃな……)ハァ



麦野「あれー?」

一方「……あァ?」

垣根「お前等……」

浜面「げっ」

麦野「なによ、げって」

浜面「な、なんでもねえ」

上条(本能がつげている。不幸だー)

173: 2011/04/04(月) 06:21:24.79 ID:fpdhLXvy0
上条「賞に応募すんのか!?」

一方「あァ。入るかもしれねェって担当が言ってたからな」

麦野「あー、それ私も。最終候補ぐらいには入るかもって」

浜面「最終候補か」ゴクリ

垣根「まぁ、俺たちのだったら賞の一つや二つ入ると思うぜ?」

美琴「賞ね……」

上条(すげえ。もうそんなところまで……)

美琴(私第三位なのに、第四位にまで漫画で抜かれそう……!)

初春「御坂さんたちはどんな感じでした?」

美琴「え、えっとー。いい感じだったかなぁ? あははは」

麦野「序列で下でも、漫画では私の方が上みたいね、第三位」

絹旗「私達の漫画超おもしろいですよ!」

美琴「へえー……」アセダラリ

打ち「お姉さまもがんばってってミサカはミサカは応援してみる」

番外「お姉さまなら、第一位より面白い話かけるよ。そして第一位とっとと抜かしてほしいかも☆」

美琴「わ、分かってるわよ」

174: 2011/04/04(月) 06:24:47.24 ID:fpdhLXvy0
美琴(でも、肝心の話。思いつかないのよね)

美琴(まずはいろんな本を読んでみるしかないわね。担当の言ったとうり)

美琴(第四位も頭がいい。そして本も読んでそうだわ)

美琴(初春さんの描く漫画もおもしろそう……)

美琴(一方通行はよくわかんない。浜面って人も微妙……)

美琴(まずは初春さんと、第四位の上を行く話しを考えなきゃ)

美琴「と、当麻。そろそろ行きましょ!」

上条「お、やる気だな美琴。それじゃ俺達はここで」

イン「またなんだよー」


美琴「とりあえず図書館に行きましょ。私はいろんな本を読む。
   当麻はもっと画力を上げるために必要な本を借りて描く。
   いいかしら?」

上条「おお。人物から背景まで上達してみせますのことよ!」

イン「私も本を読んでみるよ!」

175: 2011/04/04(月) 06:38:44.88 ID:fpdhLXvy0
浜面「お、俺もそろそろ。行こう滝壺」

滝壺「うん。みんなバイバイ」ノシ


とある街角――

浜面「なぁ、滝壺。俺って漫画を愛してる……か?」

滝壺「漫画を……?」

浜面「今日あった担当に「貴方は漫画を愛していますか?」って聞かれたんだよ」

滝壺「そうなんだ。……それははまづらが考えることだと思うよ。はまづらは漫画のこと、好き?」

浜面「好きだと思う」

滝壺「私のことは?」

浜面「……好きだ」

滝壺「はまづらは、私のこと守ってくれるっていった。私、嬉しかったよ」

滝壺「そして有名な漫画家になったら、結婚してくれるんでしょ?」

浜面「ああ」

浜面(有名な漫画家になれば、滝壺を幸せに出来ると思ったからだ)

滝壺「きっとそのたんとうさんは、一生漫画と共にする覚悟を聞いたと思う」

滝壺「だって好きじゃないと、一生一緒にいられないでしょ?」

浜面「滝壺……」

浜面(どうやら、俺は覚悟を決めなきゃならねえみてえだ)

176: 2011/04/04(月) 06:42:47.18 ID:fpdhLXvy0
浜面(漫画と一緒に生きる覚悟がッ……!)

滝壺(漫画家になんてならなくてもいいよ。はまづらがいるだけで私は幸せなんだから。
   でも、はまづらが漫画家になるっていうなら。私ははまづらの事を応援してるよ)

浜面「滝壺、ありがとな」

滝壺「ううん」

浜面「俺、決めたよ。絶対漫画家になって、滝壺と結婚するってな!」

滝壺「はまづら……恥ずかしいよ」

「結婚だって」「いちゃつきやがって」
「きゃーww」「あついわねぇ」

浜面「と、とりあえず逃げるか!」

滝壺「うん」

浜面(滝壺のおかげでいい話を思いついたかもしれねえ)

177: 2011/04/04(月) 06:50:24.08 ID:fpdhLXvy0
麦野「浜面たち、次は凄いの持ってきそうね」

絹旗「どうして超思ったんです?」

麦野「なんとなく、よ」

一方(三下ァ。俺はお前と戦いてェンだ。俺と同じレベルの漫画描けよな)

打ち「初春のお姉ちゃんのお話面白いねってミサカはミサカは褒めてみたり!」

初春「あ、これはまだだめです! 次の話のためのネームですよ!」

番外「お花畑って感じの話ね」

垣根「お花畑いうな。いうなら」

一方「メルヘンだろォ?」

垣根「そう! って違ぇよ!! ファンタジーっていえ!」

麦野「メルヘンか。第一位はちなみにどんなジャンルを描いてるの?」

一方「……バトル物だァ」

垣根「スルーすんなよ。第一位がバトル物ねぇ……!」ププッ

一方「お前のよりはましだ、メルヘン野朗ォ!」

垣根「あんだと、モヤシ野朗! モヤシのバトルなんて似合わねぇよ!」

一方「あァ? もういっぺン言ってみろこのメルヘン野朗ォ!!」

垣根「何度でも言ってやるよ、このモヤシ!」

初春「お、落ち着いてくださいよ!」

打ち「ストップー! ってミサカはミサカは二人を止めに入ったり!」


178: 2011/04/04(月) 06:58:31.01 ID:fpdhLXvy0
垣根「おい勝負だ、第一位」

一方「あァ?」

垣根「今月の漫画賞でどっちが上に入るか、なぁ!」

一方「上等だ。バトルがメルヘンに負けるわきゃねェだろうよォ!」

垣根「だからファンタジーって何度言わせるんだよ、モヤシ!」


初春「二人とも……まだ初投稿ですよ?」

打ち「どっちが面白いかミサカはミサカは気になってみたりー」

番外「これはミサカもわかんないかも」


絹旗「超うるさい人たちです。あれ麦野、超どうかし」

麦野「うるっせええええんだよおぉぉぉ!!!」

一根「!?」

麦野「一番は私達の漫画に決まってんだろおおおお!?」

垣根「なんだとコラ!」

垣根「それはねェよ、第四位!!」


番外「うるさいのが増えたね」

絹旗「麦野……」

打ち「ほかのお客さんの迷惑ってミサカはミサカは止めてみたりってキャ!」

一方「おい、このオバハン。うちのクソガキに何してくれてんだァ!!」

麦野「誰がオバハンだ、このモヤシ。ぶ・ち・ご・ろ・し・か・く・て・い・ね」

垣根「こっちにまで原子崩ししてんじゃねぇぞコラ!」

初春「学園都市のレベル5って……」

179: 2011/04/04(月) 07:01:17.82 ID:fpdhLXvy0
投下終わり。
垣根「それはねェよ、第四位!!」
は垣根じゃなく一方さんです。すいません。
ほかにも間違ってたら脳内変換でおねがいしやす。
ではでは。

185: 2011/04/07(木) 16:27:23.13 ID:V2bX4o3/0
上条宅――

美琴「うー」

上条「うー?」

美琴「うー」

上条「……」

イン「美琴がおかしくなって3日目なんだよ。大丈夫美琴?」

美琴「うーうー♪」ダイジョウブ

イン「どっかで聞いたことある台詞なんだよ」

上条「ホント、無理しなくていいんだぞ美琴」

美琴「うーうー」ハァ

上条(何て言ってんだ)

イン「そうなんだー。でも、美琴なら出来るんだよ!」

上条「通じてる!?」

美琴「うー☆」ニコッ

イン「うーうー☆」ニコッ

上条「感染した!!」

186: 2011/04/07(木) 16:28:18.08 ID:V2bX4o3/0
上条「ふ、二人とも無理しなくてもいいんですよ? そ、そうだ! 今日はどこか出かけよう! 遊園地なんてどうだ?」

美琴「うー……」ショボン

イン「うー」ムスッ

上条「食べ放題に行きたいのか?」

美琴「うーうー!」ジタバタ

イン「うー!」ワァイ

上条「インデックスは食べ放題か。美琴は……」

美琴「うー」ムー

上条「そうかそうか、ゲコ太遊園地がいいんだな。よし、両方行こう!」

イ琴「うー☆」ワァイ

187: 2011/04/07(木) 16:29:18.27 ID:V2bX4o3/0
ゲコ太遊園地――

上条「ご、午前中は遊んで午後はいっぱい食べような!」

上条(ああ、お金が……)

イン「うー!」アッチアッチ

美琴「うー!」コッチコッチ

上条「ひっぱんなって。じゃんけんで決めなさい」

イン「うー」サイショハグー

美琴「うー」ジャンケンポン!

イン「うー!」パー

美琴「うー!」チョキ

美琴「うー☆」ヤッタ

イン「うー……」ショボン

美琴「うーうー」アトデイコウヨ

イン「うー!」ウン!

上条(楽しそう(?)だし、いいとするか)

188: 2011/04/07(木) 16:30:19.91 ID:V2bX4o3/0
一方「て、なんで俺が一緒に行かなきゃならねェンだよ」

打ち「お姉さまとインデックスとあの人を見たってMNWで聞いたの! ってミサカはミサカは報告してみたり!」

番外(嫉妬電波が……!)

一方「行きてェなら二人で行け」

打ち「ミサカも遊園地で遊びたいってミサカはミサカはだだをこねてみる!!」

番外「……ミサカも行きたいよおおお!!」パンク

一方「ってひっぱンじゃねェ!」

打ち「おいてかないでよってミサカはミサカは全速力でダッシュ!!」

一方「漫画かかせろォ!」

189: 2011/04/07(木) 16:31:23.64 ID:V2bX4o3/0
美琴「うー♪」タノシカッタ

イン「うー♪」タノシカッタネ

美琴「うーうー」ツギハアッチダネ

イン「うー!」ウン!

上条「楽しそうなのはいいんですけど。……おいてかないでくれ」ゼェハァ

美琴「うー!」ダッシュ

イン「うー!」ココマデオイデ!

上条「ちょ、待て!」キョロキョロ

上条「いない……」

190: 2011/04/07(木) 16:32:17.87 ID:V2bX4o3/0
番外「次あれ乗りたいかも!」

打ち「ミサカもあれ乗りたいってミサカはミサカはジェットコースターを指してみたり! ってあれ」

番外「第一位いないじゃん。どっかでのたれ氏んでたりして☆」

打ち「あ、あの人は!」

番外「……!」

上条「あれ……ちっちゃい御坂に大きい御坂?」

191: 2011/04/07(木) 16:33:18.20 ID:V2bX4o3/0
イン「うーうー♪」ワァイ

美琴「うーうー♪」ワァイ

一方「アイツら、どこ行きやがった」キョロキョロ

イン「うー!」アッ

美琴「うー……」アレハ

一方「あァ?」

イン「うー!!」ギュッ

美琴「うー」ガルルル

一方「……」

イン「うーうー!」ニコッ

美琴「うー!」ガルル

一方(……知らねェふりしよう)スタスタ

イン「うーうーうー!」ギュ!

一方「とっとと放れろ! 暑苦しィ!」

イン「うー」ショボン

美琴「うーうー!」ガルルルルル

一方「うーうーうるせェ!!」

192: 2011/04/07(木) 16:34:42.19 ID:V2bX4o3/0
一方「ンで、迷子になった三下探してンのか」

イン「うー!」

美琴「うー」ギロ

一方「それなら放送で呼び出したほうがいいンじゃねェか?」

イン「うーうー」カワイソウ

一方「……まァ、可哀想だな」

イン「うー。うーうー!」イッショニサガシテ! ワタシモテツダウヨ!

一方「めんどくせェが、そォするか」

美琴「うー!」イヤ!

イン「うーうー」ダイジョウブ!

美琴「うー……?」ホントニ?

イン「うー!」ホントダヨ!

美琴「うー……」ワカッタ

イン「うーうー!」ソレジャイコウ!

一方「そのうーうーいうの止めろ」

イン「むっ。楽しかったのにー!」

一方「最初から普通に喋れ」

193: 2011/04/07(木) 16:36:21.96 ID:V2bX4o3/0
美琴「うー」アレノリタイ

一方「だから、そのうーうー言うのやめろォ!」イライラ

美琴「……うー」グスン

「あの人、女の子泣かせてるわー」「女の子二人も連れてるし、最悪だろ」
「ムカつくわぁ」「最低な男ね!」

一方「わ、悪かったから。……泣くなよなァ」

一方(こうしてみると打ち止めに似てるよなァ。ってかクローンか)

イン「あの、ゲコ太ファンタジーってのに乗りたいみたいだね。
   水の上をボードで渡って、周りの景色を楽しむものみたい。私も乗ってみたいんだよ!」

美琴「うー☆」ワクワク

一方「仕方がねェ。ホラ置いてくぞ」

イン「まってー」

美琴「うー♪」

199: 2011/04/07(木) 16:54:04.25 ID:V2bX4o3/0


上条「打ち止め達も遊園地に遊びに来てたのか」

打ち「き、奇遇だねってミサカはミサカは慌ててごまかしてみる!」

番外「もろばれてるよ。……アナタも遊びにきたの?」

上条「ああ。美琴がアイデアに詰まってたからな」

打ち「ミサカはミサカはあの人と番外個体と三人で来たの!」

上条「そうかー。でもその様子じゃ一方通行とはぐれちまったみたいだな。俺も美琴とインデックスとはぐれちまってよ」

打ち「な、ならミサカもミサカも一緒に探すの手伝うよ!」

上条「いいのか?」

番外「あの人なら大丈夫だと思うし。ミサカもアナタと遊びたいな☆」

打ち「ミサカもミサカもあなたと遊びたいってアピールしてみる!」

上条「い、いつの間に遊ぶことになったんでせうか?」

番外「遊んでるうちに会えるって。ミサカ、あれ乗りたーい!」

打ち「ミサカもミサカも乗りたいってアナタの手を掴んでみる!」

番外(また嫉妬電波がぁあ!)

番外「ミ、ミサカもおお!」


すいませン、ホントすいませン。
書き溜めてるのもあれだね。
ではでは。

194: 2011/04/07(木) 16:38:24.07 ID:V2bX4o3/0
上条「疲れた……もう勘弁してください……」ガクッ

打ち「楽しかったね! ってミサカはミサカはあなたに飲み物を差し出していい女ぶりをアピールしてみたり」

上条「ありがとう、打ち止め」ゴクゴク

番外「あんなので根を上げてるようじゃまだまだだよ。ミサカまた乗りたいなー」

上条「なんで子供向けの遊園地にあんなレベル高いジェットコースターがあるんだ」

番外「子供でもレベル高いのに乗りたいって思うんじゃないの? ミサカには関係ないけど。
   それより、まだ見つかんないね。アナタの連れと第一位」

打ち「そうだ! ミサカはミサカはナイスアイデアを提案してみたり!」

上条「なんだ?」

打ち「ごにょごにょ……ってミサカはミサカは二人の耳元で囁いてみたり」

番外「あはははっ! いいかもそれぇ!!」

上条「でもそれはさすがになあ……」

番外「ミサカがそれする!!」

上条「すっごく輝いてんな」

195: 2011/04/07(木) 16:44:44.97 ID:V2bX4o3/0
ゲコ太ファンタジー――

美琴「うーうー☆」ワクワク

イン「ホントに下が水なんだよ!」

一方「危ねェから手突っ込むな」

美琴「うー……」ポワン

イン「綺麗なんだよー」ポワン

一方(くだらねェ)

イン「魔術とは違うけど、タイトル通りファンタジーなんだよ」

美琴「うー……」

イン「あ、ゲコ太がでてきたんだよ、美琴」

美琴「うーうー!」カワイイ

一方(くだらねェけど……、俺が第三位と一緒にこンなのに乗るなンてなァ)

イン「可愛いんだよ」

美琴「うー!」ゲコタハワタサン

一方(これも、漫画のライバル同士になったからかァ?)

美琴「うー」

一方「な、なんだァ」

美琴「うー☆」アレアレ

一方「カエルがなンだ」

美琴「うー!」カワイイ

一方「……くっだらねェ」

196: 2011/04/07(木) 16:46:46.73 ID:V2bX4o3/0
ゲコ太遊園地――

イン「魔術的にはあれだったけど、ふぁんしーだったと思うんだよ!」

一方「はァ、くっだらねェ」

美琴「……」プルプル

イン「美琴、どうしたの?」

美琴「インデックス……、いいアイデアを思いついたわ!!」

イ方「喋った!」

イン「そして自前のノートに凄い速さで記入していくんだよ!」

一方「って、俺の体で壁代わりにしてンじゃねェ!」

イン「でもどうして今まで「うー」だけだったの?」

美琴「アイデアがでないから。アイデアが出る飴ってのを。食べたら」カキカキ

美琴「いつのまにか。うーって言葉しか。でなく。なった。の!」カキカキッ!

イ方「どんな飴なんだよ(ァ)」

美琴「アイデアが出るまでうーって言葉しか発せない飴」

一方(怖ェ)

美琴「うん。今回のはいいかもしれないわ! ありがと、インデックス。……一方通行」

イン「美琴ががんばったからなんだよ!」

一方「……まァ、頑張って俺のレベルにまでこいよなァ」

美琴「負けないわよ!」ビリビリ

一方「あァ、手加減しねェよ」ビリビリ

イン「ライバルの火花が見えるんだよ!」

197: 2011/04/07(木) 16:49:10.75 ID:V2bX4o3/0
ぴんぽんぱんぽーん

『ぷぷっ。あ、迷子のお知らせでーす』

イン「どっかで聞いたことある声なんだよ」

『えっとー。一方通行くぅん? 一方通行くん。いらっしゃったら迷子センターまで起こしくださーい。
 ミサカや打ち止めが待ってますよー☆ ぷぷっ』

一方「あ、あんやろォ!!」カァ

『繰り返すよー。一方通行くーん、一方通行くーん。白い髪にぃー、杖ついてぇー、目つきスゲェ悪い一方通行くーん』

「あの人じゃない?」「って高校生ぐらいで呼ばれるなんて」クスクス

『えーあー、美琴にインデックス。俺も迷子センターで待ってるからな! いたらすぐに来い!』

美琴「と、当麻まで!」

『ちなみに、美琴っていうのは私のお姉さま……じゃなく。
 茶色の髪の常盤台のお嬢様で、学園都市第三位の御坂美琴お姉さまって
 ミサカはミサカはって、マイクー返して!』

『こら、そこまで話したら可哀想だろ!』

美琴「……!」カァ

『もらい! ついでにインデックスは白い修道服着てる大食いシスターさんなのだーって
 ミサカはミサカは教えてみたり!』

『こ、こら!』

『あははっ! まあとりあえず。第三位の御坂お姉さまと、白い修道女の幼女と、
 白い目つき悪い学園都市最強(笑)の一方通行は今すぐ迷子センターに来てね☆
 以上、ミサカからのお知らせでしたー』

「学園都市最強って……」「えー、あれがー?」
「常盤台のお嬢様も迷子になるのね」「幼女ハァハァ」


この後、三人は真っ赤になりながらも人目を気にせず迷子センターへ直行したことは言うまでもない。

207: 2011/04/08(金) 19:03:45.18 ID:D8DM9c1K0
食べ放題レストラン――

イン「幸せなんだよ」ニッコリ

上条「空いててよかったな。料理もどんどん出てくるみたいだし。……食いすぎるなよ、インデックス」

イン「分かってるんだよ。美琴、こっちのハンバーグ美味しいんだよ! あーん」

美琴「あーん」パクッ

イン「どうかな?」

美琴「うん。美味しい!」ニコッ

イン「よかった! 美琴、ネーム書くの忙しいみたいだから私もっと持ってくるんだよ!」

美琴「アリガトね、インデックス」カキカキ

上条「あー、インデックスさん、よかったら俺にもー」

イン「当麻は自分でとりにいけばいいかも」

美琴「そうよ。インデックスに面倒なこと押し付けないで」

上条「……すいませんでした」

上条(最近ホントに仲いいな二人とも)

208: 2011/04/08(金) 19:04:31.77 ID:D8DM9c1K0
イン「ったく、当麻のおかげで酷い目にあったかも!」ムス

美琴「ホントよね。学校行きづらいじゃない。あ、これ美味しい」

イン「迷子扱いなんてあんまりなんだよ。美琴、こっちもー!」

美琴「しかも、第三位やら常盤台まで言っちゃって……! んー、最高!」

上条「それは俺じゃないんですけど」

イン「とめなかった当麻のせいだよ! にしても美琴、こんな豪華なレストランに連れてきてくれてありがと!」

美琴「いいのよ。インデックスの分ならだせるしね。二人で満喫しましょ!」

上条「え、俺の分は……」

イ琴「自腹の決まってるんだよ(でしょ)」

上条「ですよねー、不幸だー」

209: 2011/04/08(金) 19:05:23.17 ID:D8DM9c1K0
とある街角――

麦野「にしても、ミステリーって奥が深いわぁ。私の書くミステリーって三流っぽいかも」

絹旗「麦野のミステリー、超おもしろいですよ!」

滝壺「むぎのたちはミステリーなの?」

麦野「そうよ。ミステリーって頭使うけど、私にはそうゆうのがあってるからね」

浜面「すげえな。さすが第四位」

絹旗「浜面はどんな漫画なんです?」

浜面「…………ギャグ漫画」

麦野「あっはははは!! アンタには合ってるかもねえ!!」

絹旗「超まぬけな漫画しかッ……思いつかないですッ……!」コラエテル

浜面「……」

滝壺「むー。はまづらはやれば出来る子だよ」ヨシヨシ

浜面「ありがとう、滝壺。お前は俺の天使だよ……」

210: 2011/04/08(金) 19:06:15.29 ID:D8DM9c1K0
麦野「笑いすぎたらお腹空いてきたわー」

絹旗「あの超食べ放題とか超どうですか?」

滝壺「食べ放題……」ゴクリ

浜面「え、でもあれ……すっごく高いぞ?」

麦野「大丈夫でしょ。あれくらいは」

絹旗「超OKです」

滝壺「……はまづら、行かないの?」ウルッ

浜面「さっそく入ろうか」キリッ

211: 2011/04/08(金) 19:07:36.35 ID:D8DM9c1K0
麦野「って超電磁砲じゃない」

美琴「原子崩し……!」

イン「美琴たちのライバル登場なんだよ!」

絹旗「貴方達も超お食事中みたいですね。……ん、これはネームですか?」

美琴「そ、そうよ。まだ書いてる途中だけどね」

麦野「アンタは文章でネームを書くのね」フムフム

浜面「文章か……俺には無理そ」

絹旗「超当然ですよ」

浜面「……」ガクリ

滝壺「よしよし、私はそんなはまづらを応援してる」

212: 2011/04/08(金) 19:08:20.57 ID:D8DM9c1K0
上条「お前等は新しい漫画描いてたりするのか?」

浜面「まー、ぼちぼち」

麦野「私たちはまだよ。今は勉強中ってトコかしら」

絹旗「そして超面白い漫画を描きますよ」

上条「負けてられねえな、美琴」

美琴「ええ!」


イン「……盛り上がってるところごめんなんだよ」

上条「どうした、インデックス」

イン「料理なくなっちゃったんだよ」プクッ

全員「…………」

213: 2011/04/08(金) 19:10:05.37 ID:D8DM9c1K0
ご飯食べたら続き書くんだよ。

あとミス
>>208
× イ琴「自腹の決まってるんだよ(でしょ)」
○ イ琴「自腹に決まってるんだよ(でしょ)」

テンション上げて書いてるんで変なトコ多いよ!
ではでは

214: 2011/04/08(金) 20:19:59.07 ID:D8DM9c1K0
とある街角――

イン「ご、ごめんなさい……なんだよ」

麦野「……」ゴォォ

絹旗「……」チッ

滝壺「……」ジー

浜面「……」ハァ

上条(……俺まだ食ってない)フコウダー

美琴「……き、気にしないで。もうこんなことしちゃ駄目よ?」

イン「美琴、優しいんだよ! ほかの人よりいい人なんだよ!」

麦野「あぁ? オマエそれ私達が悪いヤツみてぇだろぉ?」イライラ

絹旗「超心外ですよ」プンプン

滝壺「お腹すいたなー」ジドー

イン「ううっ」

浜面「ま、まあいいだろ? ほかの店行けばさ」

イン「浜面も優しいんだよ!」ギュッ

滝壺「は……ま……づ……ら……?」ギロッ

浜面「た、滝壺。違うんだこれは!」

215: 2011/04/08(金) 20:20:34.38 ID:D8DM9c1K0
イン「こ、怖いんだよ!」ギュッ

麦野「おいオマエ。私達の雑用に何手ぇ出してんだぁ?」

イン「たすけて当麻!」

麦野「その助けてって言えば助かると思ってんのか!!」ビーム

上条「ふ、不幸だー!」ソゲブ

美琴「落ち着きなさいよ!」

絹旗「これが超落ち着いていられますか!」

滝壺「むううう!」


初春「あれ、御坂さん? それに皆さんも」

美琴「初春さん。どうしてここに?」

初春「買い物の帰りなんですよー」ニコッ

イン「花畑、すっごい大きな袋からいい匂いがするんだよ」クンカクンカ

上条「こらやめろ、インデックス」ガシッ

美琴「晩御飯の材料?」

初春「ええ、料理の勉強することになってですね」

滝壺「晩御飯……」グー

浜面「お腹すいたな……」グー

麦野「ホント、お腹空きすぎてイライラするわ」グー

絹旗「超空きました。どうしましょうかこれから」グー

上条「あー、食べたかったな食べ放題」グー

美琴「……私もちょっとしか食べれなかったからなぁ」グー

イン「お腹空いたんだよ」ギュルルルル

全員「なんでオマエが一番お腹空いてんだよ!」

初春「……? よかったら、晩御飯食べに来ませんか?」

美琴「え、いいの?」

初春「構いませんよ。多く作る予定でしたので」

イン「や、やったあああ!」

216: 2011/04/08(金) 20:21:08.16 ID:D8DM9c1K0
垣根宅――

垣根「んで、なんでオマエ等俺の家でくつろいでるんだよ」

麦野「アンタの家だし別にいいでしょー」ゴロー

絹旗「それより超お腹空きました!」グー

滝壺「ご飯……」グー

浜面「お腹空いたな滝壺ー」グー

初春「そろそろ出来ますよー。あ、垣根さんこんな感じでいいですかね?」

垣根「あ、そこには俺の未元物質が隠し味に」

初春「よーし、そろそろいいかなー?」

垣根「いや、今の冗談だって」

初春「あははー。なんか冷蔵庫から声聞こえる気がするー」

初春「……すいませんでした」

217: 2011/04/08(金) 20:24:23.12 ID:D8DM9c1K0
美琴「初春さん、垣根さんから料理教えてもらってるのね」

初春「はい。垣根さんな・ぜ・か、私より料理上手いんですよ!? 女として負けてられませんよ!」キリッ

上条「いいなー、インデックスも料理作ってくれたらなあー」ジドー

イン「むっ。私は食べる専用かも!」

美琴「美味しそうな匂いー。これは?」

垣根「パスタにサラダにスープだ」

麦野「似合わねー」

絹旗「超未元物質か超メルヘンっぽいのかと思いました」

垣根「俺のイメージそれだけかよ」

初春「出来ましたよー」

イン「美味しそう!!」

上条「待てインデックス」

美琴「そうよ。いつものあれ!」

イ上琴「いただきまーす!」

全員「」ポカン

218: 2011/04/08(金) 20:33:51.66 ID:D8DM9c1K0
イン「あれ、みんなはしないの?」

麦野「私達もやれってか。あれをぉ?」

絹旗「超恥ずかしいですよ!」

垣根「勝手にしろ、俺は勝手に食う」

イン「むっ!」ガブリ

垣根「っていてぇ!!!」

初春「ま、まあまあ。やってもいいんじゃないですか?」

滝壺「……私もやる。はまづらは?」

浜面「滝壺がやるっていうなら、俺もやるか……」

絹旗「え、もしかして超やることになってます?」

上条「いいだろ、今日ぐらい」

麦野「わ、わかったわよ……。今日ぐらい!」

絹旗「麦野がそういうなら私も超いいですよ……!」

上条「てことで」

イン「手を合わせるんだよ!」パチン

垣根「そこまですんの? って歯を剥きだすな!」

イン「手を合わせるんだよ!!」パチン

麦野「……ハイハイ」

イン「では一緒に!」


全員「いただきまーす!」

219: 2011/04/08(金) 21:25:01.65 ID:D8DM9c1K0
美琴「ごちそーさま。……早速、ネームの続き書こうかしら」

麦野「はまづらぁー、紅茶入れてきてぇー」

絹旗「あ、私にも」

滝壺「アイスティーがいいな」

浜面「……はいはい」

垣根「ってここはファミレスじゃねえ!」

初春「垣根さん、食器洗うの手伝ってくださいよ」

垣根「スマン。じゃねえ、オマエらもちょっとは手伝えよ」

麦野「私もネーム書こうかしらー」

絹旗「お、超いいアイデアでも思いつきましたか!?」

滝壺「ぐーすかぴー」

浜面「すまねえ、お湯沸かすからそこどいてくれねえか?」

垣根「ああ。ってそうじゃねえだろ!」

浜面「あ、ここ紅茶あるか?」

垣根「そこの棚にってスルーしてんじゃねえよコラ!」

初春「垣根さん? 早く手伝ってくれません?」

垣根「なんで俺が悪いみたいになってんだ。ここ俺の家だろ……?」

初春「早くしてください」ニコリ

垣根「……ああ」マケタ

220: 2011/04/08(金) 21:25:56.48 ID:D8DM9c1K0
ぷるるるるー

初春「垣根さんの携帯からじゃないですか?」

垣根「ん。……!」

垣根「秋栄社からだ……」

全員「!?」

垣根「もしもし……、ああ……、ホントか!?」

美琴「なんだろう?」

垣根「ああ、わかった……それじゃ」ポチ

初春「どうしました?」

垣根「新人漫画賞……佳作受賞だと」

全員「……!!」

垣根「やったな、初春!!」

初春「はい!!」ウルッ

221: 2011/04/08(金) 21:27:38.39 ID:D8DM9c1K0

麦野「……帰るわ」スタスタ

絹旗「む、麦野!?」

麦野(アイツらが、佳作受賞ですって!?)

浜面「すげえ……。俺もこうしちゃいられねえ!」スタスタ

滝壺「はまづらが燃えてる……」

美琴「おめでとう、初春さん、垣根さん」

上条「おめでとう! すげえな、佳作って!」

イン「凄いんだよ! ……でも佳作ってどれぐらいすごいの?」

美琴「たしかネットに全ページ掲載されるんだっけ。賞金もでて、表彰式もされるのよね」

イン「おお!」

初春「垣根さん、これからもがんばりましょうね!」

垣根「ああ!」

美琴「こうしちゃいられない! 私達もさっさと書くわよ! ネームも出来たことだしね!」

上条「おう! 行くぜ美琴、インデックス!」

イ琴「うん!」


垣根「結局、勝手にきて勝手にいなくなりやがった……」

初春「まあいいじゃないですか」

垣根「それにもう一つの佳作の作者が気になる」

初春「もう一つの?」

垣根「多分……アイツだ」

225: 2011/04/09(土) 20:08:01.63 ID:Sz6ZZhYW0
一週間後・上条宅――

美琴「週間少年エスパーのサイトに佳作の漫画が載ってるわ!」

上条「ホントか? たしか垣根さん達が取った奴か。どんなのか気になるな」

イン「私も見るんだよ!」ワクテカ

美琴「今回の佳作は

未元帝督&立花飾利 「エンジェルマター」

鈴科十二 「AKUSERA」

の二つみたいね。早速見てみましょうか」ポチットナ

226: 2011/04/09(土) 20:09:48.95 ID:Sz6ZZhYW0
――――――――――
第○回 新人漫画賞 佳作

「エンジェルマター」

(漫画)未元帝督 (原作)立花飾利

五人の天使は神に呼び出され命じられる。
「人間界で一番いい行いをした物を昇進させる」
そして五人の天使は人間界に舞い降りる。

――――――――――

上条「なんというか……メルヘンだな。絵が」ジー

イン「とってもメルヘンなんだよ。でも面白いんだよ」ジー

美琴「初春さんが考えたのよね……。面白いわ……」ゴクリ

上条「も、もう一つも見てみようぜ?」

――――――――――

第○回 新人漫画賞 佳作

「AKUSERA」

鈴科十二

主人公はどこにでもいる高校生。
だがその主人公は秘密の力を持っていた!
そして一人の少女のために悪に立ち上がる。

――――――――――

上条「王道だなー。にしてもかっこいいなこれ」

イン「この主人公どっかでみたことあるかも」

美琴「まさか……これ……。いやないない」

上条「どうした?」

美琴「いや、なんでもないわ」

227: 2011/04/09(土) 20:11:29.65 ID:Sz6ZZhYW0
アイテム宅――

麦野「何よこれ。面白いじゃない! メルヘンのくせにムカつくわ……」

絹旗「超そうなんですか? ああっ、超インクがこぼれました!」

滝壺「もう一つの佳作も面白いよ」

浜面「……」カキカキ

麦野「負けてられないわよ、絹旗。私も手伝うから明後日までに完成させて」

絹旗「明後日ですか!? ……超分かりました」

滝壺「はまづらがんばって」

浜面「おお! 次は面白いと言わせて見せる!!」

228: 2011/04/09(土) 20:13:26.96 ID:Sz6ZZhYW0
垣根宅――

初春「自分達の描いた漫画をネットで見られるなんて、少し恥ずかしいですね」

垣根「でも、次は本誌に載るよう頑張ろうぜ。よし、そろそろこの原稿も出来そうだ」

初春「いい感じじゃないですか! 次こそ本誌に載って連載まで行きましょう!」

垣根「で、初春さん。少しは手伝って欲しいんですけど」

初春「あ、そろそろ風紀委員の仕事がー」

垣根「ですよねー」

初春「……そういえば、私。連載までいけないかもしれません」

垣根「な、なんでだ!?」

初春「だって私、風紀委員に学校にと……忙しいですよ?」

垣根「……」ソウダッタ

初春「まあ、本誌に載るまで一緒にしましょうか。……では」バタン

垣根「お、おい! ……どうすんだ」

垣根(もし連載できなかったら……俺は冷蔵k……いや……元に戻っちまうかもしれねぇ……)ガクブル

229: 2011/04/09(土) 20:17:33.12 ID:Sz6ZZhYW0
黄泉川宅――

一方「ったくよォ、なンでメルヘン野郎と同じ佳作なンだァ?」

打ち「でも凄いってミサカはミサカは褒めてみたり」

番外「まぁ、第一位にしちゃ凄いんじゃないの?」

一方「ふン。次は本誌に載せてやるよォ。それより打ち止め達に話があンだが……」

打ち「なになにってミサカはミサカは目を輝かせてみたり! 遊びに行くのかな!」

一方「ちげェ。……俺、この家出て行くから」

打ち「えっ……?」

番外「どうしてまた」

一方「マンションを仕事場として借りる。そこに住むことにしたからよォ」

打ち(……い、嫌だよ! ミサカはミサカは……あなたと放れたく……ないよぉ!)ポロポロ

一方「ど、どうしたァ!?」

打ち「ううっ!」バタン

番外「なーかせた、なーかせた」

一方「打ち止めァ……」

230: 2011/04/09(土) 20:19:16.11 ID:Sz6ZZhYW0
アイテム宅――

麦野「……はぁ? なにこれ、なんでこの構図に変えたのよ」イライラ

絹旗「そ、そこは超難しいから変えたんですよ! ちゃんと麦野にも超聞きましたよ?」

麦野「そこだけじゃないわよ。ここも! これも! なんで変えてるのよ!!」

絹旗「わ、私はまだ画力が低いほうですし……! これでも超がんばって……!」ウル

麦野「ああ、駄目だわ。もう」ハァ

絹旗「む……麦野?」

麦野「麦旗フレンは解散よ」

絹旗「ど、どうしてですか!? 二人で超がんばろうって……!」

麦野「最初はどうでもよかったし。それに、アンタの絵は私のストーリーに合わないのよ。
   これじゃメルヘンや第一位にも勝てやしないわ。ほかを探す」

絹旗「……ち、超酷いです! 私もがんばって絵描いてるんですよ!
   それに、麦野のストーリーもいろいろと変なトコあるし、語り口調だし、超駄目なとこばっかです!」

麦野「あぁ? アンタ私の話にケチつけるの?」

絹旗「超そうですけど? いいです。こっちから辞めさせてもらいます! では、超さよならです!」バタン

麦野「ふん。勝手にすれば!」

231: 2011/04/09(土) 20:20:59.84 ID:Sz6ZZhYW0
上条宅――

上条「これはちょっとファンタジーすぎねえか?」

イン「むー……微妙なんだよ」

美琴「こ、これで3回も直したのよ? まだ駄目なの……?」ウルッ

上条「少年漫画じゃない気がするんだよなー」

イン「あ、ここにこうして……こうしてみればいいと思う!」

上条「お、いいかもな! 流石インデックス、やっぱお前は凄いな」ナデナデ

イン「当たり前なんだよ! ……当麻のなでなで、気持ちいんだよ」デレデレ

美琴「……」

上条「美琴もこれでいいよな?」

美琴「……いやよ」

上条「ど、どうした?」

美琴「私が原作者よ!? なんでインデックスの意見ばっかり採用するの? 私が考えた話なのに!
   それに上坂麻琴は私とアンタだけじゃない! インデックスは引っ込んでなさいよ!!」

イン「み、美琴……ごめんなさいなんだよ……。わ、私ちょっと出かけてくるんだよ……!」バタン

上条「おい、インデックス! 美琴、そこまで言う必要ないだろ?」

美琴「い、いいわよ! そこまでインデックスインデックス言うならいっそのことインデックスと組めばいいでしょ!
   私の意見なんか全然聞いてくれないくせに! もう知らない!」バタン!

上条「み、美琴……」

232: 2011/04/09(土) 20:24:37.19 ID:Sz6ZZhYW0
投下終わり
今回のは短編にしようかなと思ったんですけど本編にしました。
そしてこれから一つ一つのグループ話が長くなると思われます。
あと漫画が関係なくなるかもしれません。
予定としては上条さん達と垣根さん達が一番話し長くなるかもです。
ではでは。

ちなみに次回は一方通行さんたち。

234: 2011/04/09(土) 21:38:12.88 ID:fjGo6G+n0

引用: 上条・一方・浜面「バクマン。!」