水銀燈「…」

水銀燈「…」クワッ

金糸雀「!!」

金糸雀「急に目を開けたからビックリしたかしら」ドキドキ

水銀燈「…」

メイメイ「…」チカチカ

金糸雀「ん…メイメイに何か言ってるかしら」

金糸雀「…メイメイが何処かへ行ったかしら」

金糸雀「何を言ってたか気になるかしら。…ピチカート!!追うかしら!!」

ピ「…!!」チカチカ

金糸雀「その間もカナは水銀燈をウォッチングかしら!!」

水銀燈「～♪」

金糸雀「ご機嫌かしら。さっきまで氏んだ魚の様な目をしてたとは思えないかしら」

水銀燈「～♪」クルクル

水銀燈「…はぁ」

金糸雀「急に元気が無くなったかしら。何か嫌なことでも思い出したのかしら？」

水銀燈「…早く真紅と仲直りしたいわぁ」

水銀燈「…はぁ」

金糸雀「…これは意外かしら」

水銀燈「メイメイが戻ってくるまでイメージトレーニングよぉ!!」

水銀燈「こういうのはイメージが大事ってめぐが言ってたわぁ」

金糸雀「水銀燈…。一人言が多いかしら。よっぽど寂しいのかしら」

水銀燈「…」

金糸雀「…」

水銀燈「…」

金糸雀「…」

水銀燈「…フフッ」ニヤニヤ

金糸雀「きっと今水銀燈の中で仲直りしたかしら。凄い嬉しそうかしら…」

水銀燈「～!!」ジタバタ

金糸雀「枕に顔を埋めてジタバタしてるかしら…。仲直りの後だから…きっとお茶会に誘われたのかしら」

メイメイ「…」チカチカ

水銀燈「…」

メイメイ「…」チカチカ

水銀燈「…見た？」

メイメイ「…」フルフル

金糸雀「水銀燈…ごめんなさいかしら。カナはしっかり見てたかしら」

水銀燈「…まぁいいわぁ。メイメイ、ちゃんと『アレ』持ってきたんでしょうね？」

メイメイ「…」コクコク

ポイッ

金糸雀「ピチカート、あれは何かしら？」

ピチカート「…」チカチカ

金糸雀「…木の実」

水銀燈「美味しいわぁ♪お腹が空いた時はやっぱりこれよねぇ♪」

金糸雀「水銀燈…。頑張るかしら」

水銀燈「…ふぅ。美味しかったわぁ」

金糸雀「…今度水銀燈にご飯のお裾分けでもするかしら」

水銀燈「…暇ねぇ」ゴロゴロ

金糸雀「食べてすぐ横になったら牛さんになるかしら」

水銀燈「…」ピタッ

金糸雀「？」

水銀燈「…真紅ぅ」

金糸雀「まだ引きずってるかしら!!」

水銀燈「…」ガバッ

金糸雀「？」

水銀燈「こうしちゃいられないわぁ!!メイメイ!!出掛けるわよ!!」

金糸雀「あっ!!何処かに出かけたかしら!!後を追うかしら!!」

水銀燈「…」テクテク

金糸雀「…」ササッ

水銀燈「…」テクテク

金糸雀「…」ササッ

水銀燈「…」ピタッ

金糸雀「？」

水銀燈「…」ジー

金糸雀「何処か見つめてるかしら。あれは…駄菓子屋さんかしら」
水銀燈「…」テクテク

金糸雀「駄菓子屋さんに入っていったかしら」

金糸雀「駄菓子屋さんに入っていったかしら」

水銀燈「…」ジー

金糸雀「アイスクリームが入っている箱をじっと見つめてるかしら」

水銀燈「…」ダラー

金糸雀「…よだれが垂れてるかしら。…ピチカート!!水銀燈にバレないようにこの百円玉を置いてくるかしら!!」

ピチカート「…」チカチカ

ピュー

ピチカート「…」チカチカ

金糸雀「よくやったかしら!!後は水銀燈が見つけるのを待つだけかしら!!」

水銀燈「!？」

金糸雀「見つけたかしら!!」

水銀燈「…」プルプル

金糸雀「…震えてるかしら」

水銀燈「…」ひょい

金糸雀「拾ったかしら。さぁ水銀燈アイスクリームを買うかしら!!」

水銀燈「…」キョロキョロ

金糸雀「？」

水銀燈「…」ジー

金糸雀「あれ？早くアイスクリームを買わないのかしら？」

水銀燈「…」ピュー

金糸雀「えぇ!？ちょっと!!何処にいくかしら!？」

水銀燈「…」

ガラッ

金糸雀「…交番？まさか水銀燈拾った百円を…？」

水銀燈「…」

警官「…」

金糸雀「ここじゃあ声が聞こえないかしら。もっと近くによるかしら」

水銀燈「…お……たのよぉ」

金糸雀「もうちょっと近くによるかしら」

水銀燈「えっ!？いいの!？百円なのよぉ!？」

金糸雀「…」

ガラッ

金糸雀「っ!!隠れるかしら!!」

水銀燈「貰っちゃった♪貰っちゃった♪百円貰っちゃった♪」ぴょんぴょん

金糸雀「…凄い喜びようかしら。ここまで喜んで貰えるとカナも嬉しいかしら!!」

水銀燈「…百円。…そうだ!!これよぉ!!そうと決まれば急がなくっちゃ!!」ピュー

金糸雀「あっ!!待つかしら～」

-------

金糸雀「ゼェ…ゼェ。は、速いかしら。…ここは病院…かしら」

めぐ「…」

水銀燈「…」

金糸雀「あれは水銀燈のマスターかしら？…水銀燈どこか嬉しそうかしら」

金糸雀「…カナもあんな風に水銀燈に甘えてきてほしいかしら」

金糸雀「もしくは甘えさせてほしいかしら…」

水銀燈「…」トントン
めぐ「…」ぽ～

金糸雀「か、肩叩き!？キー!!羨ましいかしら!!」

水銀燈「…」もみもみ
めぐ「…」ぽ～

金糸雀「うわーん!!カナの水銀燈が～!!」ジタバタ

水銀燈「…」

めぐ「…」

金糸雀「…グス、グス」

ピチカート「…!!」チカチカ

金糸雀「…グス、…えっ？ピチカートどうしたのかしら？」

ピチカート「…!!!」チカチカ!!

金糸雀「わぁ!!水銀燈を見失ったかしら!!」
ピチカート「…!!!」チカチカ!!

金糸雀「えっ？カナは落ち着いてるかしら!!とりあえずあのマスターを亡き者に…」

ピチカート「!!」ブンブン

金糸雀「ええぃ!!ピチカート邪魔しないでかしら!!カナは本気かしら!!」

ピチカート「ちょ!!」

金糸雀「え？」

ピチカート「…」チカチカ

金糸雀「ピチカート…今喋ったかしら？」

ピチカート「…」フルフル

金糸雀「そう…かしら。…水銀燈!!水銀燈は何処かしら!？」

ピチカート「…」チカチカ

金糸雀「あっちなのね!？今行くかしら～!!」

--------

水銀燈「…」

金糸雀「見つけたかしら。あれは何をやってるのかしら」

水銀燈「拾った百円に…めぐからもらった三百円を合わせると…」

水銀燈「百円玉が四枚だから…四百円」

水銀燈「…まだ足りないわぁ」

金糸雀「…さっきの肩たたきはお小遣い稼ぎだったのかしら」

金糸雀「それにしても水銀燈は何か買いたいものでもあるのかしら？」

水銀燈「…」

水銀燈「…どうしよう」

金糸雀「水銀燈は何が欲しいのかしら。…ッ!？誰か来たかしら!!」

蒼星石「やぁ」

水銀燈「あら、蒼星石じゃない」

蒼星石「久しぶりだね。近くを通ったから寄ってみたんだけど、邪魔だったかな？」

水銀燈「別に邪魔なんかじゃないわぁ」

蒼星石「そう。何か悩んでたようにみえたんだけど…」

水銀燈「…それが」

かくかくしかしか

蒼星石「なるほど。それなら良いアルバイトがあるよ」

水銀燈「本当!？」

蒼星石「うん。丁度人手が足りなくて困ってたんだ」

金糸雀「…蒼星石のアルバイト。興味あるかしら」

幼稚園

金糸雀「幼稚園？」

蒼星石「水銀燈、こっちだよ」

水銀燈「今行くわぁ」

金糸雀「…もしかして」

------

蒼星石「こんにちは!!」

水銀燈「こ、こんにちは!!」

先生「あら、蒼星石ちゃん早かったわね」

蒼星石「はい。今日はもう一人助っ人を連れてきました。水銀燈、挨拶して」

水銀燈「は、はじめまして!!す、水銀燈と言うのだわ!!」

蒼星石(…真紅？)

先生「あら、可愛いお人形さんね。じゃあ蒼星石ちゃん、今日もお願いね」

蒼星石「はい!!」

先生「は～いみんな!人形劇の時間だよ」

園児「わ～い」

金糸雀「…やっぱりかしら」

-------

先生「はい、お給料。いつもありがとね。あと水銀燈ちゃんも」

蒼星石「いえ、こちらこそ。いつもお世話になってます」

水銀燈「…これ何？」
蒼星石「ん？」

水銀燈「このペラペラした紙よぉ」

蒼星石「…水銀燈。それは千円っていうんだ」

水銀燈「せんえん？」
蒼星石「そう、水銀燈。百円玉のことは知ってるよね？」

水銀燈「えぇ」

蒼星石「それは百円玉十枚の価値があるんだ」

水銀燈「…百円玉十枚ですって!？そ、そんな大金!!だって十枚って十枚よぉ!!」

金糸雀「水銀燈混乱して何言ってるかわからないかしら」

水銀燈「これだけあれば十分足りるわぁ!!」ピュー

蒼星石「あっ…行っちゃった」

ありがとうございましたー

水銀燈「～♪」

金糸雀「一体何を買ったのかしら。スキップなんかして、凄いご機嫌かしら」

水銀燈「～♪」

金糸雀「…」

水銀燈「～♪」

金糸雀「…水銀燈が幸せならカナも幸せかしら♪」

水銀燈「～♪」

金糸雀「～♪」

薔薇水晶「…？」

薔薇水晶「…楽しそう」

薔薇水晶「…スキップ…スキップ…ランランラン…」

-------

水銀燈「…ゴク」

金糸雀「ここは真紅のマスターの家かしら」

水銀燈「…」ぷるぷる
金糸雀「インターホンを押す手が震えてるかしら」

水銀燈「…」ぷるぷる
ピンポーン

水銀燈「…!!」ピュー
金糸雀「あっ!!何で逃げるかしら!!あれじゃあピンポンダッシュかしら!!」

のり「は～い」ガチャ
のり「…あれ？」

金糸雀「…水銀燈、意外とビビりかしら」

教会

水銀燈「…」うじうじ

金糸雀「いじけてるかしら」

水銀燈「…」うじうじ

金糸雀「…こんな水銀燈初めてみたかしら」

水銀燈「…そうよ!!こういう時はめぐに相談よぉ」ガバッ

金糸雀「めぐ…？あのマスターのことかしら？」

水銀燈「めぐ～」ピュー

金糸雀「…やっぱりあの時亡き者にしておけば良かったかしら」

水銀燈「…!!」

めぐ「…」

金糸雀「どんな話をしているのかしら。気になるからもっと近くによるかしら」

めぐ「水銀燈は真紅って子と仲直りしたいのね？」

水銀燈「そうよぉ」

めぐ「でも顔を合わせるとつい思ってもいない様なことを言っちゃう、と」

水銀燈「えぇ…」

めぐ「う～ん」

水銀燈「…」

金糸雀「…カナにも相談してほしいかしら」

めぐ「そうだ!!」

水銀燈「何か思い付いたの!？」

めぐ「その真紅って子を私と思えばいいのよ!!」

水銀燈「!？」

めぐ「あなた私になら何でも素直に話せるじゃない？だから真紅って子を私と思えばきっと素直に謝ることだってできるわよ!!」

水銀燈「それよ!!」

金糸雀「…微妙かしら。そんな簡単にいくとは思えないかしら」

水銀燈「待ってなさい真紅!!今行くわぁ!!」

金糸雀「水銀燈もノリノリかしら…」

水銀燈「ふふっ今度は大丈夫よぉ」

ピンポーン

水銀燈「真紅はめぐ…。真紅はめぐ…真紅はめぐ…。めぐは真紅…。めぐは真紅…。…あれ？」

ガチャ

JUM「どなたですか…って水銀燈か」

水銀燈「え、えぇ。えっと真紅のミーディアム!!」

JUM「何だ？話なら中で聞くぞ。丁度今食事が出来たとこだし、ついでだし食べて行くか？」

水銀燈「えぇ!？いいのぉ!？」

JUM「一人分増えた所で大して変わらないからな」

水銀燈「ふふっ。やったわぁ♪」

水銀燈「～♪」

金糸雀(水銀燈…本来の目的忘れてないかしら？)

リビング

ガチャ

真紅「JUM!!早くするのだわ。皆お腹空かせてるのだわ」

JUM「あぁ悪い。お～い、のり。もう一人分食事の用意してくれ。水銀燈が遊びに来たんだ」

のり「あら♪今準備するわ♪」

真紅「水銀燈…!？」

水銀燈「真紅!？」

金糸雀「よいしょ…っと。侵入成功かしら!!」

金糸雀「早くリビングに向かうかしら!!」

金糸雀「…居たかしら」コッソリ

水銀燈(えっと…!!めぐは真紅…真紅はめぐ…)

金糸雀「…これはちょっとテンパっちゃってるかしら」

水銀燈(…真紅はめぐ。…めぐ…ご飯…)

真紅「JUM!!何で水銀燈がここにいるの!？」

JUM「話があるって言うからさ。ご飯でも食べながらって事で」

真紅「～ッ!!」

水銀燈(そうよ!!真紅はめぐよ!!)

真紅「…話って一体何なの？」

水銀燈「真紅ったらそんなゲロみたいな物よく食べる気になるわねぇ♪」

JUM「!？」

のり「!？」

翠星石「!？」

雛苺「!？」

真紅「!？」

金糸雀「!？」

のり「…う…うぅ」しくしく

JUM「おい!!水銀燈!!お前は嘘でも言っていいことと悪いことの区別がつかないのか!？」

水銀燈「え…」

真紅「…」

水銀燈「…しん…く？」

真紅「…早く出ていくのだわ。そして二度と私の目の前にその顔を見せるなだわ」

水銀燈「…」

翠星石「…もうお前の顔なんて見たくないですぅ」

雛苺「のり…泣かないでなの」

水銀燈「…」

水銀燈「…う」ぶわっ

水銀燈「…」ダッ

ガシャン

金糸雀「…窓を割って出ていったのかしら」チラッ

JUM「…」

真紅「…」

雛苺「…」

翠星石「…」

のり「う…ぅ…」

金糸雀(…当然だけど空気が重いかしら)

金糸雀「…水銀燈を追うかしら」

リビング

のり「…う…ぅ」

JUM「水銀燈のやつ…」

真紅「…もうあんなジャンクのことなんて忘れてご飯でも食べるましょう」

翠星石「…そ、そうですぅ!!今日の花丸ハンバーグはいつも以上に美味しそうですぅ!!」
雛苺「そ、そうなののり!!これはゲロなんかじゃないの!!」

のり「うぅ…」

翠星石「バカ苺!!」コソッ

雛苺「うゆ？」

翠星石「慣れないフォローなんかするなですぅ!!」コソッ

雛苺「わ…わかったの」

真紅「はぁ…。…あら？あの子がいた所に何か落ちてるのだわ」トテトテ

真紅「これは…？」

水銀燈「うぅ…グス…グス」

-二度とその顔を見せるなだわ-

水銀燈「うぅ…うわーん!!」

金糸雀「…凄い泣いてるかしら」

金糸雀「…あんな言い方すればこうなるのは当然かしら」

金糸雀「でも、これは今日の朝から水銀燈を見てたカナからしたらとっても可哀想かしら。なんとかして仲直りさせてあげたいかしら!!」

教会

水銀燈「…」

金糸雀「…」

水銀燈「…」

金糸雀「何をやってるのかしら？」

水銀燈「…」

金糸雀「…紐でわっかを作ってるかしら」

水銀燈「…」

金糸雀「…その紐を頑丈そうな柱にくくって…ってこれはマズイかしら!!巷で話題の首吊りってやつかしら!!」

水銀燈「…真紅に嫌われた。…真紅に」

金糸雀「待つかしらーーー!!!」

ドン

水銀燈「痛っ!!誰よ!？」

金糸雀「カナかしら!!」

水銀燈「あぁ、貴方ね。今貴方と話す気分じゃないの」

金糸雀(この扱いの差…カナが泣きたいかしら)

金糸雀「どうしてそんなことするかしら!？悩みがあるならカナに相談するといいかしら!!」

水銀燈「貴方に話した所で何か変わるとは思えないけど…いいわぁ、話してあげる」

金糸雀「任せてかしら!!」

金糸雀(本当は見てたから言わなくてもわかってるかしら)

-------

水銀燈「と、言うわけなのよぉ」

金糸雀「それは…大変だったかしら」

水銀燈「えぇ…。思い出したらまた悲しくなってきたわぁ…グス」

金糸雀「カナの胸をかすかしら!!だから我慢しないで泣くといいかしら!!」

水銀燈「…」すっ

金糸雀「…」

水銀燈「…うぅ…うっ…っ!!」

金糸雀(あぁ…あの水銀燈がカナに甘えてる…)

金糸雀(これかしら!!カナの求めてたものは!!)

ガタッ

銀・金「!？」

真紅「…お邪魔だったようね」

水銀燈「真紅!？えっ!？な、何で…」

真紅「…これ。貴方のでしょう？」

水銀燈「っ…!それは!!」

金糸雀(さっき水銀燈が買ってた箱かしら。あれは苺大福…かしら？)

真紅「…相変わらず貴方は素直じゃないわね」

水銀燈「…」

真紅「これ…私達に…ってことで良かったのかしら？」

水銀燈「…えぇ。悪い？」

真紅「…はぁ」

水銀燈「…ごめんなさい」

真紅「…」

金糸雀(カナ…空気かしら)

真紅「…行きましょう」

水銀燈「え…？」

真紅「え…じゃないのだわ。ほら皆にも謝らないといけないでしょ？」

水銀燈「いいの？」

真紅「…えぇ。全く素直じゃない長女を持つと本当に苦労するのだわ」

水銀燈「…」

真紅「…でも、そんな貴方と居ると退屈しないのだわ」

水銀燈「…真紅」

真紅「さっきは私も言い過ぎたのだわ。ごめんなさい」

水銀燈「そんな…貴方の謝ることじゃ…」

真紅「いえ、きちんと謝らせて欲しいのだわ。さっ、早く行きましょう。貴方の分のご飯が冷めてしまうのだわ」

水銀燈「…うん」

金糸雀(…この空気、残念だけどカナは自重すべきかしら)

金糸雀「ピチカート」

ピチカート「…」チカチカ

金糸雀「…帰るかしら。カナもお腹が空いたのかしら!!」

金糸雀「待っててかしら～。みっちゃ～ん!!」

ピチカート「…!!」チカチカ

金糸雀「…と言うわけかしら!!」

みつ「…へぇ。楽しかった？」

金糸雀「普段見られない水銀燈が沢山見られたからカナは大満足かしら!!」

みつ「そっか!!じゃあご飯にしよっか!!」

金糸雀「甘～い卵焼きが食べたいかしら～」

金糸雀(何か忘れてるような気がするけど…)

金糸雀(…)

金糸雀(気にしないかしら!!)

金糸雀「水銀燈ともっと仲良くなりたいかしら!!」 おしまい

乙