574: 2010/06/08(火) 01:42:36.86 ID:Sz9QsQDO
上条「やい、御坂! 今日こそ勝負しろ勝負!」
御坂「また? 何度やっても結果は同じなんだから早く家に帰りなさい坊や」
上条「うるせぇ! 今日は勝負してくれるまで絶対帰らないって決めたんだ!」
御坂「……。学校はどうするのよ?」
上条「勝負してくれたら行く!」
御坂「しなかったら?」
上条「うっ……い、行かない」
御坂「変な意地張ってないでとっとと帰りなさい」
上条「だから勝負してくれるまで絶対帰らないって決めたんだよ!」
御坂「あんたが勝手に決めたことでしょ。私は知らないわよ」
上条「ぐぅ……い、いいのか? 勝負してくれなかったらス、ストーカーみたいに着いて行くぞ?」
御坂「……女子寮に入りたいの?」
上条「ち、違う! そんなことないある!」
御坂「若干本音出てるわよ?」
上条「……。だぁっもう! なんで御坂はいっつもそうやってはぐらかすんだよ!?」
御坂「また? 何度やっても結果は同じなんだから早く家に帰りなさい坊や」
上条「うるせぇ! 今日は勝負してくれるまで絶対帰らないって決めたんだ!」
御坂「……。学校はどうするのよ?」
上条「勝負してくれたら行く!」
御坂「しなかったら?」
上条「うっ……い、行かない」
御坂「変な意地張ってないでとっとと帰りなさい」
上条「だから勝負してくれるまで絶対帰らないって決めたんだよ!」
御坂「あんたが勝手に決めたことでしょ。私は知らないわよ」
上条「ぐぅ……い、いいのか? 勝負してくれなかったらス、ストーカーみたいに着いて行くぞ?」
御坂「……女子寮に入りたいの?」
上条「ち、違う! そんなことないある!」
御坂「若干本音出てるわよ?」
上条「……。だぁっもう! なんで御坂はいっつもそうやってはぐらかすんだよ!?」
575: 2010/06/08(火) 01:44:07.19 ID:Sz9QsQDO
御坂「はぁ、じゃあ逆に聞くわ。あんたはなんで私に付きまとうのよ?」
上条「うっ、それは……それより! 質問を質問で返すなって偉い人が言ってたぞ!」
御坂「あーはいはい分かったわよ。私があんたを適当に巻こうとしてるのは単純に面倒だからよ」
上条「面倒って……いっつもぶらぶらしてるだけじゃねぇか!」
御坂「女には色々あるのよ、色々とね」
上条「い、色々ってなんだよ?」
御坂「なに? 知りたいの?」
上条「そりゃあまともな理由があれば俺だってその……ちょっとは控えるさ」
御坂「そうねーどうしようかしらね……」
上条「まさかか、彼氏とかじゃないよな……?」
御坂「彼氏? あははっ。ないない」
上条「本当か!?」
御坂「嘘言ってどうするのよ」
上条「いや、だってほら、彼氏いるって俺が知ればその内いざこざが起きるかもしれないとか……?」
御坂「仮に私に彼氏がいたとしてもあんたには関係ないでしょ?」
上条「そうですよね……」
上条「うっ、それは……それより! 質問を質問で返すなって偉い人が言ってたぞ!」
御坂「あーはいはい分かったわよ。私があんたを適当に巻こうとしてるのは単純に面倒だからよ」
上条「面倒って……いっつもぶらぶらしてるだけじゃねぇか!」
御坂「女には色々あるのよ、色々とね」
上条「い、色々ってなんだよ?」
御坂「なに? 知りたいの?」
上条「そりゃあまともな理由があれば俺だってその……ちょっとは控えるさ」
御坂「そうねーどうしようかしらね……」
上条「まさかか、彼氏とかじゃないよな……?」
御坂「彼氏? あははっ。ないない」
上条「本当か!?」
御坂「嘘言ってどうするのよ」
上条「いや、だってほら、彼氏いるって俺が知ればその内いざこざが起きるかもしれないとか……?」
御坂「仮に私に彼氏がいたとしてもあんたには関係ないでしょ?」
上条「そうですよね……」
576: 2010/06/08(火) 01:45:10.25 ID:Sz9QsQDO
御坂「さ、あんたの質問に答えてあげたんだから私の質問にも答えなさいよ」
上条「へっ!? な、なんのことでせうか……?」
御坂「もう忘れたの? 仕方ないわね。あんたはなんで私に付きまとうわけ?」
上条「それは御坂が勝負してくれないから……」
御坂「してあげてるじゃない。全部私が勝ってるけど」
上条「か、勝つまでやるんだよ!」
御坂「じゃあ、あんたが勝てば終わるのね?」
上条「……え?」
御坂「だってそうでしょ? あんた私に勝てば満足するんでしょ?」
上条「え、あ、うん……多分」
御坂「多分?」
上条「する! 満足する! ……と思う」
御坂「歯切れ悪いわねー。まだなにかあるの?」
上条「な、ないです! 本当ですっ」
御坂「そ。それじゃ場所を変えますか」
上条「へ?」
御坂「……まさかあんた、こんな人混みの中で勝負する気だったの?」
上条「そう勝負だよな勝負! よし、じゃあいつも河原へゴー!」
御坂「……今日は一段と変ね」
上条「へっ!? な、なんのことでせうか……?」
御坂「もう忘れたの? 仕方ないわね。あんたはなんで私に付きまとうわけ?」
上条「それは御坂が勝負してくれないから……」
御坂「してあげてるじゃない。全部私が勝ってるけど」
上条「か、勝つまでやるんだよ!」
御坂「じゃあ、あんたが勝てば終わるのね?」
上条「……え?」
御坂「だってそうでしょ? あんた私に勝てば満足するんでしょ?」
上条「え、あ、うん……多分」
御坂「多分?」
上条「する! 満足する! ……と思う」
御坂「歯切れ悪いわねー。まだなにかあるの?」
上条「な、ないです! 本当ですっ」
御坂「そ。それじゃ場所を変えますか」
上条「へ?」
御坂「……まさかあんた、こんな人混みの中で勝負する気だったの?」
上条「そう勝負だよな勝負! よし、じゃあいつも河原へゴー!」
御坂「……今日は一段と変ね」
577: 2010/06/08(火) 01:46:21.88 ID:Sz9QsQDO
――とある河原――
御坂「ほらほら! いつもみたいに逃げ回ってたらまた私の勝ちよ!」
上条「ひぃっ!? み、右手の届かない所に撃つなって毎回言ってるだろ!?」
御坂「そんなのフェアじゃないじゃない!」
上条「面倒とか言ってたのにフェアってなんだよ!? うほぉ!?」
御坂(いけない、今のは当てちゃう所だったわ……。ほんと鈍臭いんだから)
御坂「それとこれとは別よ! ほーら、次は上からいっくよー!」
上条「は、早いって! 当たっちゃう!」
御坂「その変な右手があれば大丈夫でしょー?」
上条「くっそう! (こうなりゃ今の内に強行突破だ!)」
御坂(そろそろ頃合いかしらね)
上条「うおおぉぉぉ!!」
御坂(また馬鹿の一つ覚えみたいに右手突き出しての特攻か。適当に砂鉄撒き散らしてうまいことやられるか)
御坂「私には砂鉄の結界があるの忘れたの?」
上条「忘れてねえよ!」
御坂「……え?」
御坂「ほらほら! いつもみたいに逃げ回ってたらまた私の勝ちよ!」
上条「ひぃっ!? み、右手の届かない所に撃つなって毎回言ってるだろ!?」
御坂「そんなのフェアじゃないじゃない!」
上条「面倒とか言ってたのにフェアってなんだよ!? うほぉ!?」
御坂(いけない、今のは当てちゃう所だったわ……。ほんと鈍臭いんだから)
御坂「それとこれとは別よ! ほーら、次は上からいっくよー!」
上条「は、早いって! 当たっちゃう!」
御坂「その変な右手があれば大丈夫でしょー?」
上条「くっそう! (こうなりゃ今の内に強行突破だ!)」
御坂(そろそろ頃合いかしらね)
上条「うおおぉぉぉ!!」
御坂(また馬鹿の一つ覚えみたいに右手突き出しての特攻か。適当に砂鉄撒き散らしてうまいことやられるか)
御坂「私には砂鉄の結界があるの忘れたの?」
上条「忘れてねえよ!」
御坂「……え?」
578: 2010/06/08(火) 01:48:16.79 ID:Sz9QsQDO
御坂(右手を出さずに突っ込んできた!? あの馬鹿! そんなことしたら体ズタボロになっちゃうじゃない!)
上条「(砂鉄がなくなった!) 計画通り! 御坂は俺に勝てないと言ったその幻想をぶち壊す!」
御坂「きゃあっ!」
上条「……」
御坂「……? ん? あ、あれ?」
上条「やめだやめだこんな勝負」
御坂「……なんでよ? この勝負あんたの勝ちよ?」
上条「違う! 俺はその……卑怯な手を使っちまったから……」
御坂「卑怯?」
上条「えと、そのまま突っ込んだら御坂なら砂鉄やめてくれると思って……そこに付け入ろうとして……」
御坂「……」
上条「ほらやっぱ勝負は正々堂々だろ? だからこんな形で勝っても嬉しくないしそれに……」
御坂「それに?」
上条「み、御坂とはこれからもずっと勝負していきたいし……」
御坂「……ぷっ」
上条「な、なんだよ!? 笑うなよ!?」
上条「(砂鉄がなくなった!) 計画通り! 御坂は俺に勝てないと言ったその幻想をぶち壊す!」
御坂「きゃあっ!」
上条「……」
御坂「……? ん? あ、あれ?」
上条「やめだやめだこんな勝負」
御坂「……なんでよ? この勝負あんたの勝ちよ?」
上条「違う! 俺はその……卑怯な手を使っちまったから……」
御坂「卑怯?」
上条「えと、そのまま突っ込んだら御坂なら砂鉄やめてくれると思って……そこに付け入ろうとして……」
御坂「……」
上条「ほらやっぱ勝負は正々堂々だろ? だからこんな形で勝っても嬉しくないしそれに……」
御坂「それに?」
上条「み、御坂とはこれからもずっと勝負していきたいし……」
御坂「……ぷっ」
上条「な、なんだよ!? 笑うなよ!?」
579: 2010/06/08(火) 01:49:42.15 ID:Sz9QsQDO
御坂「そっかそっかぁ、当麻君は私に構ってもらいたかったんだぁ?」
上条「ち、ちげえよ! 勘違いすんなよ!? レベル0がレベル5に勝つという壮大なプランのために勝負してるんだからな!?」
御坂「はいはいそう言うことにしといてあげるわよ」
上条「なんだよその言い方は!? ちくしょう! こうなるんだったらさっき勝っとけば良かった!」
御坂「それなら無理だったわよ?」
上条「え?」
御坂「砂鉄は私の周りだけしか操れない訳じゃないし、一瞬解除してあんたの足元からぶわっとやることも出来たし」
上条「うっ……」
御坂「まぁ私としては適当に手加減して負けるつもりだったのよね」
上条「な、なんでだよ?」
御坂「勝てば満足して付きまとわなくなるんでしょ?」
上条「そりゃあまぁ……そんなことを言ったような気がするけど……」
御坂「でもあんな風に突っ込んで来るもんだからびっくりしたわよ。次はあんな危ないことしちゃ駄目よ?」
上条「うん分かった……って次もあるのか!?」
御坂「ない方がいいの? ないならないで私は――」
上条「あった方がいい!」
上条「ち、ちげえよ! 勘違いすんなよ!? レベル0がレベル5に勝つという壮大なプランのために勝負してるんだからな!?」
御坂「はいはいそう言うことにしといてあげるわよ」
上条「なんだよその言い方は!? ちくしょう! こうなるんだったらさっき勝っとけば良かった!」
御坂「それなら無理だったわよ?」
上条「え?」
御坂「砂鉄は私の周りだけしか操れない訳じゃないし、一瞬解除してあんたの足元からぶわっとやることも出来たし」
上条「うっ……」
御坂「まぁ私としては適当に手加減して負けるつもりだったのよね」
上条「な、なんでだよ?」
御坂「勝てば満足して付きまとわなくなるんでしょ?」
上条「そりゃあまぁ……そんなことを言ったような気がするけど……」
御坂「でもあんな風に突っ込んで来るもんだからびっくりしたわよ。次はあんな危ないことしちゃ駄目よ?」
上条「うん分かった……って次もあるのか!?」
御坂「ない方がいいの? ないならないで私は――」
上条「あった方がいい!」
580: 2010/06/08(火) 01:51:07.99 ID:Sz9QsQDO
御坂「……」ニタァ
上条「っ!!」
御坂「そっかぁ、やっぱり当麻君は私に構ってもらいたかったんだねぇ?」
上条「……う、ううううるさい! それに当麻君言うな!」
御坂「なんでかな当麻君?」
上条「だから言うなよ! その、なんていうか、子供っぽいし……」
御坂「子供じゃない」
上条「それは分かってるけど! 御坂に子供扱いされるのは……嫌だ」
御坂「……。当麻」
上条「んへ!?」
御坂「なに変な声上げてるのよ。今更上条って呼ぶのもよそよそしいし、当麻君が駄目なら当麻しかないじゃない」
上条「そ、それもそうだな」
御坂「それじゃ当麻も御坂は禁止ね」
上条「それは……! 分かったよ……」
御坂「……」クイクイ
上条「……今じゃなくたっていいだろ?」
上条「っ!!」
御坂「そっかぁ、やっぱり当麻君は私に構ってもらいたかったんだねぇ?」
上条「……う、ううううるさい! それに当麻君言うな!」
御坂「なんでかな当麻君?」
上条「だから言うなよ! その、なんていうか、子供っぽいし……」
御坂「子供じゃない」
上条「それは分かってるけど! 御坂に子供扱いされるのは……嫌だ」
御坂「……。当麻」
上条「んへ!?」
御坂「なに変な声上げてるのよ。今更上条って呼ぶのもよそよそしいし、当麻君が駄目なら当麻しかないじゃない」
上条「そ、それもそうだな」
御坂「それじゃ当麻も御坂は禁止ね」
上条「それは……! 分かったよ……」
御坂「……」クイクイ
上条「……今じゃなくたっていいだろ?」
581: 2010/06/08(火) 01:52:58.42 ID:Sz9QsQDO
御坂「……」クイクイ、クイクイ
上条「み、みこ、みみ、美琴……」
御坂「はい良くできましたー」
上条「やっぱ子供扱いしてんじゃねぇかよ!?」
御坂「なんのことかしらね? それより次、勝負したいなら制服じゃなくて私服にしなさいよ? 汚れひどいわよ」
上条「うおっ!? やべぇ洗濯してないから今これしかないんだった……不幸だ……」
御坂「自業自得ね。さて、暗くなってきたから私はそろそろ帰るわね。あん……当麻も早く帰るのよ」
上条「お、おう。み、美琴こそ気をつけて帰れよ?」
御坂「レベル5になにを言ってるのよ。じゃね」
上条「じゃあな!」
御坂(私をレベル5として偏見を持たないで見てくるからどんな馬鹿かと思ってたけど、なかなかいい子じゃない。上条当麻、かぁ。これから退屈しそうにないわね)
上条(今気付いたけどみ、美琴と当麻ってカ、カップルみたいだよな!? あ、でも向こうはからかってるだけなんだよな……。そういやみ、美琴がぶらぶらしてる本当の理由ってなんだっだろう?)
上条「み、みこ、みみ、美琴……」
御坂「はい良くできましたー」
上条「やっぱ子供扱いしてんじゃねぇかよ!?」
御坂「なんのことかしらね? それより次、勝負したいなら制服じゃなくて私服にしなさいよ? 汚れひどいわよ」
上条「うおっ!? やべぇ洗濯してないから今これしかないんだった……不幸だ……」
御坂「自業自得ね。さて、暗くなってきたから私はそろそろ帰るわね。あん……当麻も早く帰るのよ」
上条「お、おう。み、美琴こそ気をつけて帰れよ?」
御坂「レベル5になにを言ってるのよ。じゃね」
上条「じゃあな!」
御坂(私をレベル5として偏見を持たないで見てくるからどんな馬鹿かと思ってたけど、なかなかいい子じゃない。上条当麻、かぁ。これから退屈しそうにないわね)
上条(今気付いたけどみ、美琴と当麻ってカ、カップルみたいだよな!? あ、でも向こうはからかってるだけなんだよな……。そういやみ、美琴がぶらぶらしてる本当の理由ってなんだっだろう?)
582: 2010/06/08(火) 01:54:17.61 ID:Sz9QsQDO
多分終わりです。ネタが思い付き次第続くかも
584: 2010/06/08(火) 01:55:45.55 ID:8iVj.XAo
上条ちゃんぺろぺろ
乙
乙
665: 2010/06/08(火) 18:12:24.12 ID:6rBz97Mo
上条「布団でも干すか」
布団を持ってベランダに出るとそこには既に布団が………ではなく。
上条「女の子?」
白い修道服を着た銀髪の少女がベランダに引っかかっていた。
上条「不審者? とりあえず警備員に連絡するかな?」
少女「お腹がすいたんだよ」
上条「はあ?」
初対面であるはずの修道服の少女は、図々しくも腹が減ったと食料を要求してきた。
どうせだからと停電でダメになった野菜を全部炒めて食わせてやる。処分する手間が省けた。
少女「私の名前はインデックスって言うんだよ」
上条「何それ。目次?」
電波臭い女だ。カワイイ子は好きだが電波は怖い。
少女「悪い魔術師に追われてるの。私の持ってる十万三千冊の魔道書が狙われてるんだよ」
魔術師に魔道書。やはり電波か。いや厨二病、それとも宗教関係か?
というか手ぶらのくせに十万三千冊とか頭沸いてるのか。
無駄に桁数多いとアフォにしか見えんぞ。五冊とか言えばいいのに。
イン「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」
上条「なんで初対面のメスガキと心中せにゃならんのだ」
いい加減に鬱陶しくなってきたので両手で掴んで外に放り出す。
掴んだ時にバリっと妙な音がして、放り出した時にはインデックスと名乗った少女は全裸だった。
部屋にはビリビリに破けた修道服の切れ端が散らばっている。
掴んだだけで破けるとは余程の安物らしい。邪魔なので切れ端も外に放り出した。
上条「さてと」
改めて布団を干し、戸締りを確認して補習へ向かった。
扉を開けるとあの電波少女は既にいなかった。
布団を持ってベランダに出るとそこには既に布団が………ではなく。
上条「女の子?」
白い修道服を着た銀髪の少女がベランダに引っかかっていた。
上条「不審者? とりあえず警備員に連絡するかな?」
少女「お腹がすいたんだよ」
上条「はあ?」
初対面であるはずの修道服の少女は、図々しくも腹が減ったと食料を要求してきた。
どうせだからと停電でダメになった野菜を全部炒めて食わせてやる。処分する手間が省けた。
少女「私の名前はインデックスって言うんだよ」
上条「何それ。目次?」
電波臭い女だ。カワイイ子は好きだが電波は怖い。
少女「悪い魔術師に追われてるの。私の持ってる十万三千冊の魔道書が狙われてるんだよ」
魔術師に魔道書。やはり電波か。いや厨二病、それとも宗教関係か?
というか手ぶらのくせに十万三千冊とか頭沸いてるのか。
無駄に桁数多いとアフォにしか見えんぞ。五冊とか言えばいいのに。
イン「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」
上条「なんで初対面のメスガキと心中せにゃならんのだ」
いい加減に鬱陶しくなってきたので両手で掴んで外に放り出す。
掴んだ時にバリっと妙な音がして、放り出した時にはインデックスと名乗った少女は全裸だった。
部屋にはビリビリに破けた修道服の切れ端が散らばっている。
掴んだだけで破けるとは余程の安物らしい。邪魔なので切れ端も外に放り出した。
上条「さてと」
改めて布団を干し、戸締りを確認して補習へ向かった。
扉を開けるとあの電波少女は既にいなかった。
666: 2010/06/08(火) 18:12:57.16 ID:6rBz97Mo
補習から帰ると数台の掃除ロボットが何やらゴソゴソやっている。その中心にはさっきの少女がいた。
どうやら血が出ているようだが………
上条「君子危うきに近寄らず。面倒事は御免だ」
スルーして部屋に向かおうとすると。
??「ん?」
上条「あ?」
矢鱈と背の高い赤い髪の少年に出くわした。
目の下にバーコードのような刺青をして煙草を咥えたいかにもDQNな風貌。外人か?
??「あの子の歩く教会を破壊したのは君か?」
変なイチャモンつけて賠償金でも請求する気か?
しかし歩く教会ってなんのこっちゃ。教会が歩くのか?
これだから宗教は嫌だ。あり得ない事を平然と信じる。
こういう危ないのはスルーに限る。
しかし………だ。
人にはどうしても見過ごせない物がある。
相手がどんな電波だろうとイカれたカルト宗教屋だろうと、無視してはいけない事がある。
上条「煙いんだよ喫煙厨! ここは禁煙だボケ!」
不良の一人も倒せずテストの点も上がらず女の子にもモテることのない右手をアゴにクリーンヒットさせた。
貧弱な赤髪DQNは無様に崩れ落ち、吸殻を顔ごと踏み消してスッキリした気分で部屋に戻る。
どうやら少女は部屋に忘れた帽子を取りに戻っていたらしい。
虚ろな目で小難しい事を抑揚のない声で話している。何がなにやらサッパリだが。
しかし自分が絡んだ状況で怪我をしているとなれば放ってはおけない。
どうにかしてやろう。
どうやら血が出ているようだが………
上条「君子危うきに近寄らず。面倒事は御免だ」
スルーして部屋に向かおうとすると。
??「ん?」
上条「あ?」
矢鱈と背の高い赤い髪の少年に出くわした。
目の下にバーコードのような刺青をして煙草を咥えたいかにもDQNな風貌。外人か?
??「あの子の歩く教会を破壊したのは君か?」
変なイチャモンつけて賠償金でも請求する気か?
しかし歩く教会ってなんのこっちゃ。教会が歩くのか?
これだから宗教は嫌だ。あり得ない事を平然と信じる。
こういう危ないのはスルーに限る。
しかし………だ。
人にはどうしても見過ごせない物がある。
相手がどんな電波だろうとイカれたカルト宗教屋だろうと、無視してはいけない事がある。
上条「煙いんだよ喫煙厨! ここは禁煙だボケ!」
不良の一人も倒せずテストの点も上がらず女の子にもモテることのない右手をアゴにクリーンヒットさせた。
貧弱な赤髪DQNは無様に崩れ落ち、吸殻を顔ごと踏み消してスッキリした気分で部屋に戻る。
どうやら少女は部屋に忘れた帽子を取りに戻っていたらしい。
虚ろな目で小難しい事を抑揚のない声で話している。何がなにやらサッパリだが。
しかし自分が絡んだ状況で怪我をしているとなれば放ってはおけない。
どうにかしてやろう。
667: 2010/06/08(火) 18:13:25.12 ID:6rBz97Mo
なにせ俺は既に関わってしまったのだ。放っておくと何か法的に責任が生じる可能性がある。
付き纏われても面倒だが氏なれるともっと面倒になりかねない。これ以上の面倒事は御免被りたい所だ。
ピンポーン。
子萌「はいはーい。あら上条ちゃん」
上条「あとよろしく」
責任を取ってくれそうな大人に少女を預け、これで万事オーケーとばかりに家路につく。
??「待ちなさい」
今度は何だ。
妙に長い日本刀を持ったオバンが現れた。
随分と露出度が高い。年を考えろ。スタイルが良ければ許されると思うなよ。
とりあえず銃刀法違反だ。警備員に連絡して早々にその場を離れる。
後日。
聞いた話では、子萌先生に預けた少女は赤髪のDQNと銃刀法違反のオバンが連れていったらしい。
知り合いだったのか、それとも…………
『悪い魔術師に追われてるの。私の持ってる十万三千冊の魔道書が狙われてるんだよ』
少女はそう言っていた。魔術なんて眉唾物だが………
上条「ん?」
ぼんやりとそんな事を考えながら街を歩いていると、その少女がいた。
上条「おい、お前………」
イン「ん? あなたは誰?」
初対面ですと言わんばかりのリアクション。
アホくさ。
見たところどこにも怪我はなさそうだ。昨日の怪我も無いし何かの遊びだったんだろう。
迷惑な話だ。もう放っておこう。
こうして何事もない平和な日々は過ぎていった。
付き纏われても面倒だが氏なれるともっと面倒になりかねない。これ以上の面倒事は御免被りたい所だ。
ピンポーン。
子萌「はいはーい。あら上条ちゃん」
上条「あとよろしく」
責任を取ってくれそうな大人に少女を預け、これで万事オーケーとばかりに家路につく。
??「待ちなさい」
今度は何だ。
妙に長い日本刀を持ったオバンが現れた。
随分と露出度が高い。年を考えろ。スタイルが良ければ許されると思うなよ。
とりあえず銃刀法違反だ。警備員に連絡して早々にその場を離れる。
後日。
聞いた話では、子萌先生に預けた少女は赤髪のDQNと銃刀法違反のオバンが連れていったらしい。
知り合いだったのか、それとも…………
『悪い魔術師に追われてるの。私の持ってる十万三千冊の魔道書が狙われてるんだよ』
少女はそう言っていた。魔術なんて眉唾物だが………
上条「ん?」
ぼんやりとそんな事を考えながら街を歩いていると、その少女がいた。
上条「おい、お前………」
イン「ん? あなたは誰?」
初対面ですと言わんばかりのリアクション。
アホくさ。
見たところどこにも怪我はなさそうだ。昨日の怪我も無いし何かの遊びだったんだろう。
迷惑な話だ。もう放っておこう。
こうして何事もない平和な日々は過ぎていった。
680: 2010/06/08(火) 22:17:11.36 ID:Sz9QsQDO
上条(いやー、今日は宿題も出なかったし特売でしっかり卵ゲット出来たし、俺にも幸運な日があるもんだなぁ)
上条(さてと、だらだら歩いて不幸なことが起こる前に急いで帰ろう!)
――ドスッ
上条「いって!」
青年「っ……いってーな。急にぶつかってくんなよ」
上条「……急にぶつかってきたのはそっちだろ。携帯いじりながら歩くなよ」
青年「はあ? 俺は真っ直ぐ歩いてたんだ、そこにぶつかってきたのはお前だろうが」
上条「俺にはお前からぶつかって来たように感じたんだけどな」
青年「おいおい言いがかりはよせよ。ここは黙ってすいませんと謝れば済む話だろ」
上条「それはお前が、だろ?」
青年「あぁ? ちょっといい加減しろよガキが」
上条「お前こそ大人気ない」
青年「黙れよ糞ガキ。顔の形くずされてぇのか?」
上条「絶っ対に嫌だね」
上条(さてと、だらだら歩いて不幸なことが起こる前に急いで帰ろう!)
――ドスッ
上条「いって!」
青年「っ……いってーな。急にぶつかってくんなよ」
上条「……急にぶつかってきたのはそっちだろ。携帯いじりながら歩くなよ」
青年「はあ? 俺は真っ直ぐ歩いてたんだ、そこにぶつかってきたのはお前だろうが」
上条「俺にはお前からぶつかって来たように感じたんだけどな」
青年「おいおい言いがかりはよせよ。ここは黙ってすいませんと謝れば済む話だろ」
上条「それはお前が、だろ?」
青年「あぁ? ちょっといい加減しろよガキが」
上条「お前こそ大人気ない」
青年「黙れよ糞ガキ。顔の形くずされてぇのか?」
上条「絶っ対に嫌だね」
681: 2010/06/08(火) 22:17:45.16 ID:Sz9QsQDO
御坂「はいはい、あんた達そこまでよ」
青年「なんだお前、関係ねぇだろ」
上条「そうだぞ。これは俺達の問題だ」
御坂「はぁ、これだから男って馬鹿なのよね」
青年「なんだって?」
上条「また俺を馬鹿呼ばわりする奴が増えた……」
御坂「あんた達周りの目を考えなさいよ。こんな所でいがみ合ってて変な目で見られてるのに気がつかない訳?」
青年「どうみても俺は悪くないし、どう見られてても関係ねぇよ」
上条「はぁ!? 明らかに悪いのはお前だろ!?」
青年「だからお前が勝手にぶつかって来たんじゃねぇか!」
御坂「だからあんた達はいい加減しなさいっての!」
青年「ちっ。で、お前はなんなの? 見たところジャッジメントでもないみたいだしよ」
御坂「私? ……ただの高校生よ」
上条「ただの女子高生が男同士の間に入って来んなっての!」
青年「そこの糞ガキの言うとおりだ。正義面してねぇでとっとと帰れ」
青年「なんだお前、関係ねぇだろ」
上条「そうだぞ。これは俺達の問題だ」
御坂「はぁ、これだから男って馬鹿なのよね」
青年「なんだって?」
上条「また俺を馬鹿呼ばわりする奴が増えた……」
御坂「あんた達周りの目を考えなさいよ。こんな所でいがみ合ってて変な目で見られてるのに気がつかない訳?」
青年「どうみても俺は悪くないし、どう見られてても関係ねぇよ」
上条「はぁ!? 明らかに悪いのはお前だろ!?」
青年「だからお前が勝手にぶつかって来たんじゃねぇか!」
御坂「だからあんた達はいい加減しなさいっての!」
青年「ちっ。で、お前はなんなの? 見たところジャッジメントでもないみたいだしよ」
御坂「私? ……ただの高校生よ」
上条「ただの女子高生が男同士の間に入って来んなっての!」
青年「そこの糞ガキの言うとおりだ。正義面してねぇでとっとと帰れ」
682: 2010/06/08(火) 22:18:12.98 ID:Sz9QsQDO
御坂「……あっそ。でも私がいなくなったらまた言い争う気でしょ?」
上条「俺はこいつが謝っててくれれば争う気なんかないぞ」
青年「まだ言うか糞ガキ!」
御坂「あんたらいい加減しなさいって言ったわよね……?」ギロリ
青年「な、なんだよ」
上条「そんな怖い顔したって全っ然怖くねぇぞ!」
御坂「あんたらどうあっても自分の主張を曲げないわよね。だから……私が両成敗してあげる」
青年「はっ、何を言うかと思えばそんなことか。お前1人でどうにか出来んのかよ?」
御坂「出来るわ」
上条「へぇ、そんじゃやってみろよ! 能力なら俺には通じないけどな!」
青年「そこまで言うなら見せてみろよ、お前の能力をよぉ」
御坂「ほんと、馬鹿を相手にするのは疲れるわ」
上条「また馬鹿って言ったな!?」
御坂「……常盤台の超電磁砲って知ってる?」
上条「スルー!?」
上条「俺はこいつが謝っててくれれば争う気なんかないぞ」
青年「まだ言うか糞ガキ!」
御坂「あんたらいい加減しなさいって言ったわよね……?」ギロリ
青年「な、なんだよ」
上条「そんな怖い顔したって全っ然怖くねぇぞ!」
御坂「あんたらどうあっても自分の主張を曲げないわよね。だから……私が両成敗してあげる」
青年「はっ、何を言うかと思えばそんなことか。お前1人でどうにか出来んのかよ?」
御坂「出来るわ」
上条「へぇ、そんじゃやってみろよ! 能力なら俺には通じないけどな!」
青年「そこまで言うなら見せてみろよ、お前の能力をよぉ」
御坂「ほんと、馬鹿を相手にするのは疲れるわ」
上条「また馬鹿って言ったな!?」
御坂「……常盤台の超電磁砲って知ってる?」
上条「スルー!?」
683: 2010/06/08(火) 22:18:41.17 ID:Sz9QsQDO
青年「知ってるけど……お、おいおいまさかな……?」
御坂「そうよ。そのまさかよ」
青年「じょ、冗談はよせよ。お前ここで下手な嘘吐いて本物に知られたらどうすんだよ?」
御坂「私が本物だからどうってことないわね」
青年「っ!?」
上条「なんか知らんけど勝手に話進めやがって! 早くお前の能力見せてみろよ!」
御坂「……目一杯手加減してあげるからせいぜい楽しみなさい!」
――バチバチ!
青年「があぁぁぁぁ!?」
上条「ぐうっ……!」
御坂「ちょっとは頭冷えた……いえ、違うわね。頭痺れたかしら?」
青年「か、体に力が入らねぇ……」
上条「な、なななななかなかやるじゃねぇかビリビリ女!」
御坂「……。へぇ、無事だったんだ」
上条「お、俺の右手にそんな電気なんか効かにぇいよう!?」
御坂「そうよ。そのまさかよ」
青年「じょ、冗談はよせよ。お前ここで下手な嘘吐いて本物に知られたらどうすんだよ?」
御坂「私が本物だからどうってことないわね」
青年「っ!?」
上条「なんか知らんけど勝手に話進めやがって! 早くお前の能力見せてみろよ!」
御坂「……目一杯手加減してあげるからせいぜい楽しみなさい!」
――バチバチ!
青年「があぁぁぁぁ!?」
上条「ぐうっ……!」
御坂「ちょっとは頭冷えた……いえ、違うわね。頭痺れたかしら?」
青年「か、体に力が入らねぇ……」
上条「な、なななななかなかやるじゃねぇかビリビリ女!」
御坂「……。へぇ、無事だったんだ」
上条「お、俺の右手にそんな電気なんか効かにぇいよう!?」
684: 2010/06/08(火) 22:19:48.64 ID:Sz9QsQDO
御坂「そういう能力? ……どちらにしろ変な右手ね」
上条「これくらあい、なんともないんだぜい!?」
御坂「……足、震えてるわよ?」
上条「これは……武将震いだよ!」
御坂「武者震いね」
上条「そうともいう……」
御坂「とにかくこれで両成敗ね」
青年「こんな結果ありかよ……」
御坂「もう一回くらいたいの?」
青年「……いや」
御坂「携帯には当たんないようにしてあげたんだから感謝しなさいよね」
青年「あぁ、悪いな……」
御坂「分かったらまた頭に血が上る前に帰った帰った」
青年「……」スタスタ
上条「……」プルプル
御坂「あんたも早く帰りなさい」
上条「これくらあい、なんともないんだぜい!?」
御坂「……足、震えてるわよ?」
上条「これは……武将震いだよ!」
御坂「武者震いね」
上条「そうともいう……」
御坂「とにかくこれで両成敗ね」
青年「こんな結果ありかよ……」
御坂「もう一回くらいたいの?」
青年「……いや」
御坂「携帯には当たんないようにしてあげたんだから感謝しなさいよね」
青年「あぁ、悪いな……」
御坂「分かったらまた頭に血が上る前に帰った帰った」
青年「……」スタスタ
上条「……」プルプル
御坂「あんたも早く帰りなさい」
685: 2010/06/08(火) 22:20:20.26 ID:Sz9QsQDO
上条「あ、足が震えて……」
御坂「……。はぁ、男の子なのに情けない」
上条「うるせぇ」
御坂「ちょっと足触らせてごらん」
上条「ちょ、おま、なに、すんだよ!?」
御坂「別に痛くしないわよ。すぐに住むからちょっと黙ってなさい」
上条「お、おう」
――ビリッ
上条「ひっ!? おい、痛くしないって言ったよな!?」
御坂「痛かった? ならごめんね。でもこれで足は良くなったはずよ」
上条「へ? ……あ、本当だ」
御坂「これでちゃんと帰れるわね。寄り道しないで真っ直ぐ帰るのよ。じゃね」スタスタ
上条「ありがとう……なのか?」
上条(くっそー! でもなんなんだよあのビリビリ女! 人を馬鹿扱いしたり子供扱いしたり! 次会ったらこの右手で絶対負かしてやる!)
上条(よし、暗くなる前に帰るか。……あれ? 袋の感触がおかしい……あ、割れてる……)
上条「不幸だ……」
御坂「……。はぁ、男の子なのに情けない」
上条「うるせぇ」
御坂「ちょっと足触らせてごらん」
上条「ちょ、おま、なに、すんだよ!?」
御坂「別に痛くしないわよ。すぐに住むからちょっと黙ってなさい」
上条「お、おう」
――ビリッ
上条「ひっ!? おい、痛くしないって言ったよな!?」
御坂「痛かった? ならごめんね。でもこれで足は良くなったはずよ」
上条「へ? ……あ、本当だ」
御坂「これでちゃんと帰れるわね。寄り道しないで真っ直ぐ帰るのよ。じゃね」スタスタ
上条「ありがとう……なのか?」
上条(くっそー! でもなんなんだよあのビリビリ女! 人を馬鹿扱いしたり子供扱いしたり! 次会ったらこの右手で絶対負かしてやる!)
上条(よし、暗くなる前に帰るか。……あれ? 袋の感触がおかしい……あ、割れてる……)
上条「不幸だ……」
686: 2010/06/08(火) 22:22:19.11 ID:Sz9QsQDO
終わり。御坂をフラグメイカーにして上条ちゃんを若干DQN風味してみた
需要とネタがあれば続けるかもしれない
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