596: 2010/06/08(火) 02:14:26.54 ID:5/2pwKco
蓮舫「10万3000冊は多すぎますよね?」

インデックス「たくさん覚えているんだよ!」

蓮舫「多ければいいというわけじゃないでしょう。中には不要な魔道書もあるはずです」

インデックス「そ、そんなことはないんだよ?」

蓮舫「100冊ほどにまとめることは可能ですよね?」

インデックス「無理だよ! 一冊一冊が、とても貴重で価値がある……」

蓮舫「その価値とは何を基準に算出されたものでしょう?」

インデックス「はるかな昔から伝えられてきた魔術の歴史が証明してるよ!」

蓮舫「現代の魔術学からの視点から見れば不必要な記述も多いはずですね」

インデックス「不必要……んー、アレの223ページから228ページは確かに余分かも」

蓮舫「そもそも貴方が全てを記憶しているのならば、もう1冊でいいんじゃないでしょうか」

インデックス「あっ」

597: 2010/06/08(火) 02:15:21.30 ID:5/2pwKco
蓮舫「最大出力10億ボルトは無駄ではないでしょうか?」

美琴「はあ? 無駄ってなによ無駄って!?」

蓮舫「効率良く能力を使用すれば10万ボルトでも充分だと思われます」

美琴「何よそれ! レベル5を舐めないでよね!」

蓮舫「レベル5だからこそ、能力の繊細な制御が求められるはずですが」

美琴「それはあの、なかなか難しくて……」

蓮舫「学園都市が誇る第三位でも、無理ということで宜しいですね」

美琴「そんなわけないじゃない! できるに決まってるでしょ!」

蓮舫「では貴方の最大出力はこれからは10まんボルトということで」

美琴「あっ」

598: 2010/06/08(火) 02:17:20.07 ID:5/2pwKco
蓮舫「その頭の花飾りは多すぎませんか?」

初春「なんのことですか?」

蓮舫「その頭の花飾りは多すぎませんか?」

初春「なんのことですか?」

蓮舫「その頭の花飾りは多すぎませんか?」

初春「なんのことですか?」

蓮舫「その頭の花飾りは多すぎませんか?」

初春「なんのことですか?」

蓮舫「……」

初春「痛いです痛いです! むしらないでください!」

蓮舫「その頭の花飾りは多すぎませんか?」

初春「もう残ってません……」

599: 2010/06/08(火) 02:18:22.90 ID:5/2pwKco
蓮舫「レベル0は多すぎますよね?」

佐天「はあ」

蓮舫「正直、学園都市にレベル0は必要ありません」

佐天「……」

蓮舫「何とか能力者になれないんですか?

佐天「……何とかでなれたら苦労はしませんよ」
佐天「だいたいあなた誰なんですか!? 初対面なのに失礼とか思わないんですか!?」

蓮舫「逆切れはやめて下さい。これを使いますか?」

佐天「なんですか?」

蓮舫「レベルアッパーです」

佐天「」

600: 2010/06/08(火) 02:19:10.78 ID:5/2pwKco
蓮舫「御坂さんとは姉妹なのですか?」

黒子「いえ。血縁関係はございませんの」

蓮舫「では詐称、ということで宜しいですね?」

黒子「宜しくありませんの! お姉さまとお呼びするのは尊敬と強い愛情がそうさせるのであっ」

蓮舫「では詐称ということで本題に入ります」
蓮舫「始末書の枚数が多すぎませんか?」

黒子「あうっ」
黒子「……それは現場の判断というものですわ。始末書が怖くてジャッジメントは務まりませんの」
黒子「一刻一秒を争う状況で上の判断を仰ぐ時間を待っていては……」

蓮舫「始末書に使用される用紙もただではありません」

黒子「その」

蓮舫「それに始末書を書く時間で市内パトロールができなくなりますよね?」

黒子「それは……職務時間が終了してから書きますわ」

蓮舫「始末書が無ければ御自身の自由な時間を割くことも無くなりますよ?」
蓮舫「『お姉さま』と一緒にいられる時間が増えますね」

黒子「あっ」

601: 2010/06/08(火) 02:20:26.31 ID:5/2pwKco
蓮舫「カタカナが多すぎますね?」

一方通行「あァ? なンなンですかァ?」

蓮舫「『ん』、が『ン』になる理由は何ですか?」

一方通行「知るかァ! 人の勝手だろォがァ!」
一方通行「だいたいこうやって喋ってるだけで、なンでちっちゃいア行がどゥのこゥの分かるっていうんですかァ?」

蓮舫「幼い子供は周囲の大人たちの影響を受けて成長します」
蓮舫「正しい言葉遣いは未来ある子供達のためでもあるのですよ?」

一方通行「いえ、そんな事は僕には関係ありませんから」
一方通行「おや? そろそろ夕食の時間だ。帰ります。失礼しました」

蓮舫「素直すぎて気持ち悪いですね」

一方通行「っ……打ち止めのため打ち止めのため打ち止めのため……」

602: 2010/06/08(火) 02:21:43.06 ID:5/2pwKco
蓮舫「10000人は多すぎませんか?」

御坂妹「これでも約半分になりました、とミサカは一応言ってみます」

蓮舫「中途半端な削減は意味がありませんよ?」

御坂妹「私たちはネットワークで繋がってはいますが各々は独立した存在です、とミサカは主張します」

蓮舫「事情は把握しておりますし、私も鬼ではありません」
蓮舫「100人までの縮小、ということで宜しいですね?」

御坂妹「9900人はどうなるのでしょうか、とミサカは問いただします」

蓮舫「ネットオークションで売却、もしくはブックオフへ持ち込みします」

御坂妹「個人的にはゲオが希望です、とミサカは何となく納得しました」

603: 2010/06/08(火) 02:23:03.19 ID:5/2pwKco
上条「あんたか! さっきからみんなに変な事を言ってるおばさんは!」

蓮舫「おばさんではありません。蓮舫です」

上条「あんたが何でもかんでも仕分けしまくってんのは知ってるよ」
上条「だけどな! 人間の感情ってのは理屈でどうにかなるもんじゃねぇんだ!」
上条「色んなやつが、色んな事を考えて、行動して」
上条「時にはぶつかり合うこともあるだろう」
上条「でも、そこから生まれる大切なものだってあるんだ!」
上条「それでもあんたが、まだ仕分け、縮小だの口を出すっていうのなら!」
上条「まずはその幻想をぶち頃す!」

蓮舫「セリフが長いですね」
蓮舫「略して『そげぶ』だけにしましょう」
蓮舫「それから私は殺害予告を受けたと判断します」
蓮舫「訴えますので、後は弁護士を通して話し合いましょう」
蓮舫「では」

上条「……そげぶ……」

604: 2010/06/08(火) 02:24:18.57 ID:5/2pwKco
インデックス「……1冊の魔道書にまとめられたんだよ」

美琴「10まんボルト……ピカチューか、あたしは?」

初春「酷いです蓮舫さん」

佐天「トラウマえぐられた……なんなのよ、あの人……」

黒子「真っ当に職務をこなせばお姉さまとの時間が……ですがわたくしの力でしか解決できなさそうな事件も……」

一方通行「よォく考えりゃガキの前でだけ、気をつければいい事じゃねェか……」

御坂妹「古本市場の買い取り価格は、と……、ミサカは自分たちの市場価値の高さに驚愕します」

上条「……法廷で、あいつの幻想をぶっ頃してやる……」



蓮舫「そこの貴方」

姫神「?」

蓮舫「貴方は対象から省かれました。良かったですね」

姫神「……なにが?」

 終わりです

引用: ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-5冊目-【超電磁砲】