2: 2010/04/20(火) 13:47:41.54 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「何で? 物を好きになるなんておかしいだろ」
翠星石 「物だろうが人間だろうが、自分が本当に愛しているものだったらいいんですぅ!」
ジュン 「……人間からしてみたら変なんだよ、お前だって僕を好きになるなんてこと無いだろ? それと一緒」
翠星石 「あ、あるわけないに決まってるですぅ!」
ジュン 「それと同じ……あ~あ、やっぱり僕ってきもいよなぁ……」
翠星石 「!? ……ジュン、それはどういう意味ですぅ?」
ジュン 「えっ、あの……僕勉強しなきゃ!」
翠星石 「……ジュン?」
翠星石 「物だろうが人間だろうが、自分が本当に愛しているものだったらいいんですぅ!」
ジュン 「……人間からしてみたら変なんだよ、お前だって僕を好きになるなんてこと無いだろ? それと一緒」
翠星石 「あ、あるわけないに決まってるですぅ!」
ジュン 「それと同じ……あ~あ、やっぱり僕ってきもいよなぁ……」
翠星石 「!? ……ジュン、それはどういう意味ですぅ?」
ジュン 「えっ、あの……僕勉強しなきゃ!」
翠星石 「……ジュン?」
3: 2010/04/20(火) 13:49:25.14 ID:vFrYlWbJ0
翠星石 「……ということがさっきジュンの部屋であったですぅ」
真紅 「あら? パソコンにでも恋しちゃったのかしら?」
雛苺 「ジュンに春が来たのー! 春は出会いの季節なのー!」
翠星石 「ちゃんと話を聞くですぅ! ……たぶんジュンはローゼンメイデンの誰かを好きになっちゃったですぅ」
真紅 「どうしてそう思うの?」
翠星石 「そりゃ周りにこんだけ可愛らしいドールズが揃ってたら、盛りの中学生なら誰しも
メロメロのくらくら~/// ってやつになっちまいやがるですぅ!」
雛苺 「わ~い! 翠星石が可愛いって言ってくれたのぉ! いつもいじわるしてくるのに!」
翠星石 「ばっ、馬鹿! たまたま雛苺が入っただけですぅ! 真紅と翠星石のツートップですぅ!」
雛苺 「ぶぅ~!」
真紅 「ふくれては駄目よ雛苺 ……しかしローゼンメイデンに恋するとは……まだパソコンのほうが良かったわね」
翠星石 「どうしてですぅ?」
真紅 「物は何も言わず受け入れてくれるわ……でもローゼンメイデンは拒絶するのだわ」
真紅 「あら? パソコンにでも恋しちゃったのかしら?」
雛苺 「ジュンに春が来たのー! 春は出会いの季節なのー!」
翠星石 「ちゃんと話を聞くですぅ! ……たぶんジュンはローゼンメイデンの誰かを好きになっちゃったですぅ」
真紅 「どうしてそう思うの?」
翠星石 「そりゃ周りにこんだけ可愛らしいドールズが揃ってたら、盛りの中学生なら誰しも
メロメロのくらくら~/// ってやつになっちまいやがるですぅ!」
雛苺 「わ~い! 翠星石が可愛いって言ってくれたのぉ! いつもいじわるしてくるのに!」
翠星石 「ばっ、馬鹿! たまたま雛苺が入っただけですぅ! 真紅と翠星石のツートップですぅ!」
雛苺 「ぶぅ~!」
真紅 「ふくれては駄目よ雛苺 ……しかしローゼンメイデンに恋するとは……まだパソコンのほうが良かったわね」
翠星石 「どうしてですぅ?」
真紅 「物は何も言わず受け入れてくれるわ……でもローゼンメイデンは拒絶するのだわ」
5: 2010/04/20(火) 13:51:17.31 ID:vFrYlWbJ0
翠星石 「でも、たとえば……たとえばですけどジュンが翠星石を好きだったとしたら
翠星石は受け入れてやらない事もないかもしれなくもないですよ!? ジュンがどうしてもっていうなら……」
雛苺 「顔真っ赤なのー……うにゅーの中身みたいになってる」
翠星 「うるさいですぅ!」
真紅 「私たちローゼンメイデンはアリスゲームをするために生まれた
人間と恋仲になるために生まれたのではないのだわ」
翠星石 「確かにそうですぅ、アリスゲームはドールズ全員の存在理由ですぅ
でも翠星石は今ジュンと共にいられるこの時間を、大事なこのひと時を共に大切にすることは間違ってないと思うですぅ!」
雛苺 (何だか翠星石が告白されたこと前提で話が進んでるのー……怒られるの嫌だし黙っとくの)
真紅 「それはジュンがあなたに思いを打ち明けたときにでも考えなさいな……
仮に私がジュンの思い人だったとしたら、私は拒絶するのだわ まあ仮定の話なんだけど」
翠星石 「翠星石がジュンに『好き』って言われたら絶対に『好き』って返してやるですぅ!」
雛苺 「なんだか話がそれてるのー! 今はジュンが誰を好き? ってことが大切だと思うのー!」
真紅 「……それもそうね、もしもの話をしてても意味が無いわ」
翠星石は受け入れてやらない事もないかもしれなくもないですよ!? ジュンがどうしてもっていうなら……」
雛苺 「顔真っ赤なのー……うにゅーの中身みたいになってる」
翠星 「うるさいですぅ!」
真紅 「私たちローゼンメイデンはアリスゲームをするために生まれた
人間と恋仲になるために生まれたのではないのだわ」
翠星石 「確かにそうですぅ、アリスゲームはドールズ全員の存在理由ですぅ
でも翠星石は今ジュンと共にいられるこの時間を、大事なこのひと時を共に大切にすることは間違ってないと思うですぅ!」
雛苺 (何だか翠星石が告白されたこと前提で話が進んでるのー……怒られるの嫌だし黙っとくの)
真紅 「それはジュンがあなたに思いを打ち明けたときにでも考えなさいな……
仮に私がジュンの思い人だったとしたら、私は拒絶するのだわ まあ仮定の話なんだけど」
翠星石 「翠星石がジュンに『好き』って言われたら絶対に『好き』って返してやるですぅ!」
雛苺 「なんだか話がそれてるのー! 今はジュンが誰を好き? ってことが大切だと思うのー!」
真紅 「……それもそうね、もしもの話をしてても意味が無いわ」
6: 2010/04/20(火) 13:53:02.83 ID:vFrYlWbJ0
雛苺 「とりあえず状況をざっと整理なのー!
①ジュンが対物性愛者について突然話した 内容は中傷的 自虐もした
②ローゼンメイデンが好きなのかもしれない 理由は接する機会が多いし可愛いから
③仮にローゼンメイデンの誰かが好きだったとしても、拒絶するドールズ多し」
④ローゼンメイデンが好きだとしたら、誰が好きなの?
翠星石 (なんで雛苺がまとめてるですぅ……?)
真紅 「とりあえず①からなのだわ」
雛苺 「ただの中学生特有の意味無く差別だったかもしれないのー……」
真紅 「だったら自虐なんてする必要ないのだわ……ということは少なくともジュンが物に恋心を抱いているのは確かなのだわ」
雛苺 「問題は物が好きなのか、ローゼンメイデンが好きなのかなのー」
翠星石 「そんなこと②を見れば一目瞭然ですぅ! 翠星石が好きなんですよ!」
真紅 「別にあなたと決まったわけではないのだわ……でもそう考えるのが自然かしら」
雛苺 「じゃあジュンが『ローゼンメイデンの誰かが好き』というのは確定なのー!」
真紅 「次いくわよ」
①ジュンが対物性愛者について突然話した 内容は中傷的 自虐もした
②ローゼンメイデンが好きなのかもしれない 理由は接する機会が多いし可愛いから
③仮にローゼンメイデンの誰かが好きだったとしても、拒絶するドールズ多し」
④ローゼンメイデンが好きだとしたら、誰が好きなの?
翠星石 (なんで雛苺がまとめてるですぅ……?)
真紅 「とりあえず①からなのだわ」
雛苺 「ただの中学生特有の意味無く差別だったかもしれないのー……」
真紅 「だったら自虐なんてする必要ないのだわ……ということは少なくともジュンが物に恋心を抱いているのは確かなのだわ」
雛苺 「問題は物が好きなのか、ローゼンメイデンが好きなのかなのー」
翠星石 「そんなこと②を見れば一目瞭然ですぅ! 翠星石が好きなんですよ!」
真紅 「別にあなたと決まったわけではないのだわ……でもそう考えるのが自然かしら」
雛苺 「じゃあジュンが『ローゼンメイデンの誰かが好き』というのは確定なのー!」
真紅 「次いくわよ」
8: 2010/04/20(火) 13:55:08.81 ID:vFrYlWbJ0
雛苺 「③は……理由がいっぱいあると思うの」
翠星石 「アリスゲームがあるから……とかですね」
真紅 「アリスゲームが一番の理由でしょうね、でもそれだけではないのだわ
ローゼンメイデンとしての存在理由、人形としての存在理由、人形と人の違い
敵対するドールズかもしれない(水銀燈、白バラ、蒼星石?)、そもそもジュンに魅力が無い」
翠星石 「最後が酷いですぅ……」
真紅 「冗談よ……まあ細かいこと言ってたらきりが無いしこれくらいにしとくのだわ」
雛苺 「雛はそんなのどうでもいいのー! どうでもいいって事はないけど、ジュンと一緒にいたいのー!」
翠星石 「なぁ!? 雛苺! まさかお前まで……!?」
真紅 「そういう意味ではないのだわ……あと聞き分けないでしょうけどいい加減素直になりなさいな、あなたは」
翠星石 「ど、どういう意味ですぅ!?」
真紅 「 『お前まで……!?』 こういう意味なのだわ」
翠星石 「むー///」
翠星石 「アリスゲームがあるから……とかですね」
真紅 「アリスゲームが一番の理由でしょうね、でもそれだけではないのだわ
ローゼンメイデンとしての存在理由、人形としての存在理由、人形と人の違い
敵対するドールズかもしれない(水銀燈、白バラ、蒼星石?)、そもそもジュンに魅力が無い」
翠星石 「最後が酷いですぅ……」
真紅 「冗談よ……まあ細かいこと言ってたらきりが無いしこれくらいにしとくのだわ」
雛苺 「雛はそんなのどうでもいいのー! どうでもいいって事はないけど、ジュンと一緒にいたいのー!」
翠星石 「なぁ!? 雛苺! まさかお前まで……!?」
真紅 「そういう意味ではないのだわ……あと聞き分けないでしょうけどいい加減素直になりなさいな、あなたは」
翠星石 「ど、どういう意味ですぅ!?」
真紅 「 『お前まで……!?』 こういう意味なのだわ」
翠星石 「むー///」
9: 2010/04/20(火) 13:56:57.59 ID:vFrYlWbJ0
雛苺 「最後④なのー! でもこれは……」
翠星石 「全く見当つかんですぅ……」
真紅 「こればっかしは本人に聞くしかないのだわ……でもあの子繊細な時期だし」
翠星石 「あんまりズバッ! っと聞いちゃうのも気が引けますね……」
雛苺 「聞けばいいのにー?」
真紅 「人に言いたくないことが大きくなると出てくるものなのよ……
さて、どうしたものかしらね? 主人としては下僕の恋を成就させたいものだけど……」
翠星石 「真紅! ローゼンメイデンがジュンと付き合うこと嫌じゃなかったんですか!?」
真紅 「気は引けないわよ……でも当人同士の問題なわけだし、それが私だったら拒絶するというだけで
それに下僕の幸せを願うのは当たり前でしょう?」
翠星石 「真紅大好きですー!」 ぎゅっ
真紅 「はいはい、そんなに抱きつかなくてもいいのだわ……それよりどうやってジュンの恋愛対象を見極めるかだわ」
雛苺 「ハーイ! 今雛思いついたのー!」
翠星石 「何ですぅ? どうせ雛苺のことだから幼稚な作戦に決まってるですぅ!」
雛苺 「ちょっとお耳貸してなのー! ごにょごにょ話するのー!」
翠星石 「全く見当つかんですぅ……」
真紅 「こればっかしは本人に聞くしかないのだわ……でもあの子繊細な時期だし」
翠星石 「あんまりズバッ! っと聞いちゃうのも気が引けますね……」
雛苺 「聞けばいいのにー?」
真紅 「人に言いたくないことが大きくなると出てくるものなのよ……
さて、どうしたものかしらね? 主人としては下僕の恋を成就させたいものだけど……」
翠星石 「真紅! ローゼンメイデンがジュンと付き合うこと嫌じゃなかったんですか!?」
真紅 「気は引けないわよ……でも当人同士の問題なわけだし、それが私だったら拒絶するというだけで
それに下僕の幸せを願うのは当たり前でしょう?」
翠星石 「真紅大好きですー!」 ぎゅっ
真紅 「はいはい、そんなに抱きつかなくてもいいのだわ……それよりどうやってジュンの恋愛対象を見極めるかだわ」
雛苺 「ハーイ! 今雛思いついたのー!」
翠星石 「何ですぅ? どうせ雛苺のことだから幼稚な作戦に決まってるですぅ!」
雛苺 「ちょっとお耳貸してなのー! ごにょごにょ話するのー!」
11: 2010/04/20(火) 13:59:43.48 ID:vFrYlWbJ0
雛苺 「ごにょごにょごにょ…………」
翠星石 「ふむふむふむふむ…………」
雛苺 「ごにょごにょごにょ……」
真紅 「だわだわだわ…………」
雛苺 「ごにょごにょごにょ…………」
…………………………………………………………………………
翠星石 「なるほど……まあ雛苺にしちゃ考えたほうですぅ!」
真紅 「ちょっとジュンを騙すみたいで気が引けるわね……」
雛苺 「気にしないのー!」
翠星石 「そうですぅ! いまはそんなことより蒼星石とか金糸雀に協力を呼びかけるですぅ!」
雛苺 「だったら雛はトモエのところに行くのー!」
翠星石 「じゃあ翠星石は蒼星石とおじじですぅ!」
真紅 「……ということは私は金糸雀とみっちゃんかしら?」
翠星石 「ふむふむふむふむ…………」
雛苺 「ごにょごにょごにょ……」
真紅 「だわだわだわ…………」
雛苺 「ごにょごにょごにょ…………」
…………………………………………………………………………
翠星石 「なるほど……まあ雛苺にしちゃ考えたほうですぅ!」
真紅 「ちょっとジュンを騙すみたいで気が引けるわね……」
雛苺 「気にしないのー!」
翠星石 「そうですぅ! いまはそんなことより蒼星石とか金糸雀に協力を呼びかけるですぅ!」
雛苺 「だったら雛はトモエのところに行くのー!」
翠星石 「じゃあ翠星石は蒼星石とおじじですぅ!」
真紅 「……ということは私は金糸雀とみっちゃんかしら?」
13: 2010/04/20(火) 14:00:45.82 ID:vFrYlWbJ0
雛苺 「トーモーエ~!」 だきっ
巴 「久しぶりね雛苺! 一人で来たの? えらかったわね!」
雛苺 「金……何だっけ? そう、キャナリアにもできるんだから雛苺にだって朝飯前なの!」
巴 「今日は何をして遊ぶ? 鬼ごっこだったらお母さん家にいるし、しーっ……しなきゃ駄目よ?」
雛苺 「ううん違うのー! 今日はお誘いに来たのー!」
巴 「雛苺が私に? 嬉しい! 何かしら?」
雛苺 「みんなでお花見に行くのー! トモエも一緒に来るのー!」
巴 「そっかぁ……もう桜の季節だもんね ……でもいいの? 桜田君は外には……」
雛苺 「心配ないのー! 桜を見るって言っても、場所はおうちの中なのー!」
巴 「……おうちの中で桜見をするの?」
雛苺 「トモエも知ってると思うのー! 近くの高台に…………
巴 「久しぶりね雛苺! 一人で来たの? えらかったわね!」
雛苺 「金……何だっけ? そう、キャナリアにもできるんだから雛苺にだって朝飯前なの!」
巴 「今日は何をして遊ぶ? 鬼ごっこだったらお母さん家にいるし、しーっ……しなきゃ駄目よ?」
雛苺 「ううん違うのー! 今日はお誘いに来たのー!」
巴 「雛苺が私に? 嬉しい! 何かしら?」
雛苺 「みんなでお花見に行くのー! トモエも一緒に来るのー!」
巴 「そっかぁ……もう桜の季節だもんね ……でもいいの? 桜田君は外には……」
雛苺 「心配ないのー! 桜を見るって言っても、場所はおうちの中なのー!」
巴 「……おうちの中で桜見をするの?」
雛苺 「トモエも知ってると思うのー! 近くの高台に…………
14: 2010/04/20(火) 14:02:29.61 ID:vFrYlWbJ0
翠星石 「……というわけで、ぱーっ! と花見開くんでこの家の庭借りるですぅ! 拒否したらおじじの脛に翠星石キックですぅ!」
蒼星石 「翠星石……人に物を頼んでるわけなんだし、そんな脅迫じみた言い方はいけないんじゃないかな?」
一葉 「構わないさ翠星石……しかしいいのかね? 確かに敷地内にも桜はいくらかはある しかし庭の外周にしか咲いていないぞ?
もっと色鮮やかで見栄えのある桜なら、ここではなくてそこの桜通りでしたほうがいいだろう?」
翠星石 「そうしたいのはやまやまですぅ! でもそれじゃ翠星石達の駄目マスターがついてこないですぅ!」
一葉 「駄目マスター……あぁ、確かヒッキー君……」
蒼星石 「ジュン君ですマスター」
一葉 「そうジュン君のことがあるのか……分かった、翠星石
……存分にこの庭で夜桜を楽しむことにしなさい 私も心ばかりのおもてなしをさせてもらうよ」
翠星石 「サンキューですぅ! おじじは話が分かるですぅ!」
蒼星石 「ところで何で急に花見なんだい? 別に嫌というわけじゃないけど、まだジュン君達にも言ってないのに
僕達に頼みに来るなんて少しおかしな話だと思うんだけど」
翠星石 「裏の目的があるんですぅ! 実はこの計画の実態は……
蒼星石 「翠星石……人に物を頼んでるわけなんだし、そんな脅迫じみた言い方はいけないんじゃないかな?」
一葉 「構わないさ翠星石……しかしいいのかね? 確かに敷地内にも桜はいくらかはある しかし庭の外周にしか咲いていないぞ?
もっと色鮮やかで見栄えのある桜なら、ここではなくてそこの桜通りでしたほうがいいだろう?」
翠星石 「そうしたいのはやまやまですぅ! でもそれじゃ翠星石達の駄目マスターがついてこないですぅ!」
一葉 「駄目マスター……あぁ、確かヒッキー君……」
蒼星石 「ジュン君ですマスター」
一葉 「そうジュン君のことがあるのか……分かった、翠星石
……存分にこの庭で夜桜を楽しむことにしなさい 私も心ばかりのおもてなしをさせてもらうよ」
翠星石 「サンキューですぅ! おじじは話が分かるですぅ!」
蒼星石 「ところで何で急に花見なんだい? 別に嫌というわけじゃないけど、まだジュン君達にも言ってないのに
僕達に頼みに来るなんて少しおかしな話だと思うんだけど」
翠星石 「裏の目的があるんですぅ! 実はこの計画の実態は……
16: 2010/04/20(火) 14:05:17.99 ID:vFrYlWbJ0
みつ 「ジュン君をべろんべろんに酔っ払わせて、好きな人ゲロらせちゃう~!?」
金糸雀 「かしら~!?」
真紅 「ええ、それがジュンのプライドを傷つけないで済む最良の策なのだと思うわ」
金糸雀 「じゃあカナ達は、ジュンに自然な感じでお酒を飲ませちゃえばいいのかしら?」
みつ 「後は……修学旅行の『お前好きな人いるんだろ~? 言っちゃえよ!』的な雰囲気に持ってくのね」
真紅 「修学旅行の雰囲気は知らないのだわ でもそれで合ってると思うわ」
金糸雀 「ローゼンメイデン一の策士、金糸雀の出番ということね!」
真紅 「策士は関係ないと思うけど…… でも協力してくれると助かるのだわ……あとこれ」 ヒョイ
みつ 「お酒の名前がいっぱい……もしかして、私が買って来なくちゃならないの!?」
真紅 「ジュンとのりでは法令に違反するらしいし……頼める大人の人がみっちゃんだけなのだわ」
みつ 「うわぁーん!! カナの新しいドレス買っちゃってお金ないのに~!」
金糸雀 「ごめんなさいみっちゃん……カナのせいで……」
みつ 「でもカナ可愛いから無問題!!」 すりすり
金糸雀 「ほっぺが摩擦熱でまさちゅーせっちゅかしらー!!」 すりすり
真紅 (仲良いわね……)
金糸雀 「かしら~!?」
真紅 「ええ、それがジュンのプライドを傷つけないで済む最良の策なのだと思うわ」
金糸雀 「じゃあカナ達は、ジュンに自然な感じでお酒を飲ませちゃえばいいのかしら?」
みつ 「後は……修学旅行の『お前好きな人いるんだろ~? 言っちゃえよ!』的な雰囲気に持ってくのね」
真紅 「修学旅行の雰囲気は知らないのだわ でもそれで合ってると思うわ」
金糸雀 「ローゼンメイデン一の策士、金糸雀の出番ということね!」
真紅 「策士は関係ないと思うけど…… でも協力してくれると助かるのだわ……あとこれ」 ヒョイ
みつ 「お酒の名前がいっぱい……もしかして、私が買って来なくちゃならないの!?」
真紅 「ジュンとのりでは法令に違反するらしいし……頼める大人の人がみっちゃんだけなのだわ」
みつ 「うわぁーん!! カナの新しいドレス買っちゃってお金ないのに~!」
金糸雀 「ごめんなさいみっちゃん……カナのせいで……」
みつ 「でもカナ可愛いから無問題!!」 すりすり
金糸雀 「ほっぺが摩擦熱でまさちゅーせっちゅかしらー!!」 すりすり
真紅 (仲良いわね……)
18: 2010/04/20(火) 14:07:21.79 ID:vFrYlWbJ0
翠星石 「一番乗りで里帰りですぅ!」
雛苺 「雛が一番乗りなのー! ついでにいうと里帰りじゃなくてジュンの家帰りなのー!」
翠星石 「キーッ! 背がチビチビなやつはは心の大きさもチビチビサイズですぅ!
腹が立つから頭ぐりぐりの刑にしてやるですぅ!」 ぐりぐり
雛苺 「痛い痛い! 雛は悪くないのぉ~!」 ぐりぐり
翠星石 「もっと泣き喚けですぅ! その悲痛な叫びで翠星石は明日も元気いっぱいになれるですぅ!」 ぐりぐり
ジュン 「何馬鹿なこと言ってるんだよ……雛苺痛がってるだろ」
翠星石 「あ ジュンですぅ」
雛苺 「痛かったのぉ~……」
ジュン 「お前もいちいち雛苺につっかかるの止せよな……まだおまえより下の真紅のほうがおりこうさんだろ
……あれ? 真紅はどこだ? 物好き親の物置部屋か?」
真紅 「ここなのだわ みっちゃんのお酒を受けとるまで待ってたから、帰るのが遅れたのだわ」
ジュン 「みっちゃんさんの所に行ってたのか ……というより領収書って何だよ!? しかもお酒の!?」
真紅 「今度お花見をすることになったのだわ、もちろんあなたもよ」
ジュン 「花見!?」
雛苺 「雛が一番乗りなのー! ついでにいうと里帰りじゃなくてジュンの家帰りなのー!」
翠星石 「キーッ! 背がチビチビなやつはは心の大きさもチビチビサイズですぅ!
腹が立つから頭ぐりぐりの刑にしてやるですぅ!」 ぐりぐり
雛苺 「痛い痛い! 雛は悪くないのぉ~!」 ぐりぐり
翠星石 「もっと泣き喚けですぅ! その悲痛な叫びで翠星石は明日も元気いっぱいになれるですぅ!」 ぐりぐり
ジュン 「何馬鹿なこと言ってるんだよ……雛苺痛がってるだろ」
翠星石 「あ ジュンですぅ」
雛苺 「痛かったのぉ~……」
ジュン 「お前もいちいち雛苺につっかかるの止せよな……まだおまえより下の真紅のほうがおりこうさんだろ
……あれ? 真紅はどこだ? 物好き親の物置部屋か?」
真紅 「ここなのだわ みっちゃんのお酒を受けとるまで待ってたから、帰るのが遅れたのだわ」
ジュン 「みっちゃんさんの所に行ってたのか ……というより領収書って何だよ!? しかもお酒の!?」
真紅 「今度お花見をすることになったのだわ、もちろんあなたもよ」
ジュン 「花見!?」
19: 2010/04/20(火) 14:09:46.08 ID:vFrYlWbJ0
真紅 「あなたももちろん来るわね?」
ジュン 「・・・・・・いいよ僕は、お前らで楽しんでこい」
雛苺 「だ~め! トモエも呼んじゃったの! トモエにマスターの知り合いはジュンくらいなの! だから来るの!」
ジュン 「外に出るのかぁ……いっぱい人来てるだろうしクラスのやつらいるかもなぁ……」
翠星石 「心配無用ですぅ! おじじの庭でやることになったですぅ! 夜桜独占で来ちゃうですぅ!」
ジュン 「一葉さんにわざわざ頼んだのか!? ……どうしよう」
真紅 「それにお酒もたくさんあるのだわ ジュンが抱える心の奥底の悩みを曝け出せるのだわ」
ジュン 「……何でお酒が出てくる?」
雛苺 (真紅おっちょこちょいなのー……)
真紅 「間違えたのだわ ともかく蒼星石のマスターはあなたの為に庭の使用を許可してくれたのだわ
巴はあなたがいないと知り合いがほとんどいないのだわ つべこべいわずに来るのだわ」
ジュン 「分かったよ、そこまでされたら行かなきゃ悪いな」
翠星石 「じゃあ今度の日曜日はローゼンメイデンお花見会ですぅ!」
雛苺 「なのー!」
真紅 「だわー!」
ジュン 「どんな掛け声だよ だわー! って・・・・・・」
ジュン 「・・・・・・いいよ僕は、お前らで楽しんでこい」
雛苺 「だ~め! トモエも呼んじゃったの! トモエにマスターの知り合いはジュンくらいなの! だから来るの!」
ジュン 「外に出るのかぁ……いっぱい人来てるだろうしクラスのやつらいるかもなぁ……」
翠星石 「心配無用ですぅ! おじじの庭でやることになったですぅ! 夜桜独占で来ちゃうですぅ!」
ジュン 「一葉さんにわざわざ頼んだのか!? ……どうしよう」
真紅 「それにお酒もたくさんあるのだわ ジュンが抱える心の奥底の悩みを曝け出せるのだわ」
ジュン 「……何でお酒が出てくる?」
雛苺 (真紅おっちょこちょいなのー……)
真紅 「間違えたのだわ ともかく蒼星石のマスターはあなたの為に庭の使用を許可してくれたのだわ
巴はあなたがいないと知り合いがほとんどいないのだわ つべこべいわずに来るのだわ」
ジュン 「分かったよ、そこまでされたら行かなきゃ悪いな」
翠星石 「じゃあ今度の日曜日はローゼンメイデンお花見会ですぅ!」
雛苺 「なのー!」
真紅 「だわー!」
ジュン 「どんな掛け声だよ だわー! って・・・・・・」
21: 2010/04/20(火) 14:12:02.97 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「おい、のり! 今度の日曜桜見にくことになったから」
のり 「あら本当!? 素敵ねぇ~」
ジュン 「薔薇屋敷の主人から翠星石が許可もらってきたらしいから……上手い飯作っとけよ!」
のり 「まぁ~薔薇屋敷の…… よ~しお姉ちゃん張り切っちゃうぞぉ~!」
ジュン 「今から飯作ってどうするんだよ……日曜日って行ったじゃん!」
のり 「あらやだ……お姉ちゃん皆で行くの楽しみすぎて焦っちゃった!」
ジュン 「……ったく」
真紅 「ジュン」
ジュン 「うわ!? ……びっくりしたぁ、急に出てくるなよなぁ」
真紅 「あなたがのりの料理を褒めるだなんて珍しいわね……たしかにおいしいのだけれど」
ジュン 「ん? ……あぁ、この前大学生の僕と話したときに思ったんだ
僕が大人になったらのりの飯食べれなくなるんだなって……そしたら何となく言っちゃったんだよ」
真紅 「私達はいつだって食べれるのだわ」
ジュン 「人形のお前らと一緒にするなよな……人間と人形は違うんだから」
真紅 「そうね」
のり 「あら本当!? 素敵ねぇ~」
ジュン 「薔薇屋敷の主人から翠星石が許可もらってきたらしいから……上手い飯作っとけよ!」
のり 「まぁ~薔薇屋敷の…… よ~しお姉ちゃん張り切っちゃうぞぉ~!」
ジュン 「今から飯作ってどうするんだよ……日曜日って行ったじゃん!」
のり 「あらやだ……お姉ちゃん皆で行くの楽しみすぎて焦っちゃった!」
ジュン 「……ったく」
真紅 「ジュン」
ジュン 「うわ!? ……びっくりしたぁ、急に出てくるなよなぁ」
真紅 「あなたがのりの料理を褒めるだなんて珍しいわね……たしかにおいしいのだけれど」
ジュン 「ん? ……あぁ、この前大学生の僕と話したときに思ったんだ
僕が大人になったらのりの飯食べれなくなるんだなって……そしたら何となく言っちゃったんだよ」
真紅 「私達はいつだって食べれるのだわ」
ジュン 「人形のお前らと一緒にするなよな……人間と人形は違うんだから」
真紅 「そうね」
24: 2010/04/20(火) 14:15:06.64 ID:vFrYlWbJ0
【日曜 AM 9:00】
ジュン (朝っぱらからうるさいなぁ……誰だよ?)
雛苺 「ジュン! ジュン! ジュン! 起きるのぉー!」
ジュン 「……何で?」
真紅 「おはよう 今日は日曜日なのだわ」
ジュン 「知ってるよ……でも花見は夜からだろ?」
雛苺 「一緒にお料理作るのー! トモエがのりと一緒に作ってるから手伝うのー!」
ジュン 「そんなののりに任せとけよ…………柏木? あいつ下にいるのか!?」
真紅 「翠星石は下で二人の手伝いをしているわ 私達も手助けするのだわ」
ジュン 「わざわざ家にまで来なくても……」
真紅 「それだけ楽しみにしているということでしょう
それにローゼンメイデンとそのマスターが会する場なんてこれっきりになるのかもしれないのだし」
ジュン 「朝から重いって………」
真紅 「ブラックジョークよ さ、これで眠気も吹っ飛んだでしょう? 着替えて行くのだわ」
ジュン (朝っぱらからうるさいなぁ……誰だよ?)
雛苺 「ジュン! ジュン! ジュン! 起きるのぉー!」
ジュン 「……何で?」
真紅 「おはよう 今日は日曜日なのだわ」
ジュン 「知ってるよ……でも花見は夜からだろ?」
雛苺 「一緒にお料理作るのー! トモエがのりと一緒に作ってるから手伝うのー!」
ジュン 「そんなののりに任せとけよ…………柏木? あいつ下にいるのか!?」
真紅 「翠星石は下で二人の手伝いをしているわ 私達も手助けするのだわ」
ジュン 「わざわざ家にまで来なくても……」
真紅 「それだけ楽しみにしているということでしょう
それにローゼンメイデンとそのマスターが会する場なんてこれっきりになるのかもしれないのだし」
ジュン 「朝から重いって………」
真紅 「ブラックジョークよ さ、これで眠気も吹っ飛んだでしょう? 着替えて行くのだわ」
26: 2010/04/20(火) 14:15:52.06 ID:vFrYlWbJ0
柏葉の間違い
27: 2010/04/20(火) 14:17:22.56 ID:vFrYlWbJ0
のり 「ジュン君おはよう! 今日はね、巴ちゃんがお料理手伝いに来てくれたの!」
ジュン 「さっき聞いたよ……悪いな、朝から手伝いに来てもらっちゃって」
巴 「構わないわ……それにのりさんと、蒼星石ちゃんのマスターさんと、金……何だったかしら?」
雛苺 「キャナリアなのー!」
巴 「ありがとう雛苺 のりさんと、蒼星石ちゃんのマスターさんと、キャナリアちゃんのマスターさんが色々今日のために用意してくれてるのに
私だけ手ぶらで参加するわけにもいけないし……私も何か力になりたいの」
真紅 (金糸雀なのだわ……)
のり 「ありがとうね巴ちゃん! 助かるわぁ~!
ジュン君、真紅ちゃん、雛苺ちゃん、翠星石ちゃん、蒼星石ちゃん、金糸雀ちゃん、巴ちゃん、みっちゃんさん、薔薇屋敷のご主人さん
こんなに大勢いるわけだし、ちょっと時間的にピンチだったのよぉ~!」
ジュン 「ちゃんと要領よくやらないからだろ」
のり 「いえいえ、それに・・・・・・翠星石ちゃんに伝えたいことも有りましたし」
翠星石 「翠星石にですぅ? のりちょっと料理ストップしていいですか?」
のり 「ええ、お話してきなさい」
ジュン 「さっき聞いたよ……悪いな、朝から手伝いに来てもらっちゃって」
巴 「構わないわ……それにのりさんと、蒼星石ちゃんのマスターさんと、金……何だったかしら?」
雛苺 「キャナリアなのー!」
巴 「ありがとう雛苺 のりさんと、蒼星石ちゃんのマスターさんと、キャナリアちゃんのマスターさんが色々今日のために用意してくれてるのに
私だけ手ぶらで参加するわけにもいけないし……私も何か力になりたいの」
真紅 (金糸雀なのだわ……)
のり 「ありがとうね巴ちゃん! 助かるわぁ~!
ジュン君、真紅ちゃん、雛苺ちゃん、翠星石ちゃん、蒼星石ちゃん、金糸雀ちゃん、巴ちゃん、みっちゃんさん、薔薇屋敷のご主人さん
こんなに大勢いるわけだし、ちょっと時間的にピンチだったのよぉ~!」
ジュン 「ちゃんと要領よくやらないからだろ」
のり 「いえいえ、それに・・・・・・翠星石ちゃんに伝えたいことも有りましたし」
翠星石 「翠星石にですぅ? のりちょっと料理ストップしていいですか?」
のり 「ええ、お話してきなさい」
28: 2010/04/20(火) 14:18:36.27 ID:vFrYlWbJ0
のり 「いえいえ…………」 間違い
巴 「いえいえ…………」 正解
巴 「いえいえ…………」 正解
29: 2010/04/20(火) 14:20:41.21 ID:vFrYlWbJ0
巴 「雛苺から聞いたんだけど、桜田君が好きなんだよね?」
翠星石 「な、何言い出すですぅ/// あれはジュンの意中のローゼンメイデンが翠星石ならOKしなくもない……っていう可能性の話ですぅ!」
巴 「ふふ……はいこれ、簡単に作れるみたいだから」 ヒョイ
翠星石 「料理本・・・・・・? それに桜の花ですぅ……?」
巴 「そこの付箋付けたところ見てみて」
翠星石 「桜ご飯、桜もち、桜クッキー、桜タルト、桜…… 桜づくしですぅ!」
巴 「桜田君の名前とかけてみたんだけど……駄目かなぁ? 男の子だったらこういうの喜ぶと思ったんだけど」
翠星石 「そういえばジュンのラストネームって桜田でしたね……いいですよこのアイディア! 巴ありがとうですぅ!」
巴 「どういたしまして……頑張ってね」
翠星石 「でもジュンの好きなやつが翠星石じゃないかもしれんですぅ……」
巴 「大丈夫よ、桜田君はきっとあなたのことを見ていてくれるわ……彼が優しいのは知っているでしょう?」
翠星石 「分かりました 翠星石頑張るですぅ!」
翠星石 「な、何言い出すですぅ/// あれはジュンの意中のローゼンメイデンが翠星石ならOKしなくもない……っていう可能性の話ですぅ!」
巴 「ふふ……はいこれ、簡単に作れるみたいだから」 ヒョイ
翠星石 「料理本・・・・・・? それに桜の花ですぅ……?」
巴 「そこの付箋付けたところ見てみて」
翠星石 「桜ご飯、桜もち、桜クッキー、桜タルト、桜…… 桜づくしですぅ!」
巴 「桜田君の名前とかけてみたんだけど……駄目かなぁ? 男の子だったらこういうの喜ぶと思ったんだけど」
翠星石 「そういえばジュンのラストネームって桜田でしたね……いいですよこのアイディア! 巴ありがとうですぅ!」
巴 「どういたしまして……頑張ってね」
翠星石 「でもジュンの好きなやつが翠星石じゃないかもしれんですぅ……」
巴 「大丈夫よ、桜田君はきっとあなたのことを見ていてくれるわ……彼が優しいのは知っているでしょう?」
翠星石 「分かりました 翠星石頑張るですぅ!」
30: 2010/04/20(火) 14:23:25.03 ID:vFrYlWbJ0
のり 「…………よし、これでみんなの分完成よ!」
雛苺 「やっと終わったのー、疲れたのー……」
ジュン 「朝からとんだ重労働だな……」
翠星石 「これくらいで重労働とは……やっぱりジュンはひきこもりですぅ!」
ジュン 「お前ー! 調子乗ってると部屋に入れさせてあげないぞ!」
翠星石 「何自分の部屋みたいに言ってるですぅ!? あそこは翠星石と真紅、その他下僕一人の部屋ですぅ!」
雛苺 「雛は下僕じゃないもん! 翠星石のすかぽんたん!」
巴 「桜田君、終わったことだし一旦家に帰らせてもらうわね?」
雛苺 「巴行っちゃうのー!?」
ジュン 「ん? できるなら残ってけよ、もうすぐ出発だぞ」
巴 「え? まだ時間あるでしょ?」
ジュン 「知り合いばっかりって訳でもないから挨拶したいし・・・・・・それに一葉さんにはお礼とか色々しなきゃいけないだろ?」
巴 「そっか・・・・・・そうね、その時までここにいさせてもらうわ」
雛苺 「やったなのー! トーモーエー!」
翠星石 (ジュンがちょっと周り見えてて大人ですぅ・・・・・・いや、別にだから何ってわけでも・・・・・・///)
雛苺 「やっと終わったのー、疲れたのー……」
ジュン 「朝からとんだ重労働だな……」
翠星石 「これくらいで重労働とは……やっぱりジュンはひきこもりですぅ!」
ジュン 「お前ー! 調子乗ってると部屋に入れさせてあげないぞ!」
翠星石 「何自分の部屋みたいに言ってるですぅ!? あそこは翠星石と真紅、その他下僕一人の部屋ですぅ!」
雛苺 「雛は下僕じゃないもん! 翠星石のすかぽんたん!」
巴 「桜田君、終わったことだし一旦家に帰らせてもらうわね?」
雛苺 「巴行っちゃうのー!?」
ジュン 「ん? できるなら残ってけよ、もうすぐ出発だぞ」
巴 「え? まだ時間あるでしょ?」
ジュン 「知り合いばっかりって訳でもないから挨拶したいし・・・・・・それに一葉さんにはお礼とか色々しなきゃいけないだろ?」
巴 「そっか・・・・・・そうね、その時までここにいさせてもらうわ」
雛苺 「やったなのー! トーモーエー!」
翠星石 (ジュンがちょっと周り見えてて大人ですぅ・・・・・・いや、別にだから何ってわけでも・・・・・・///)
31: 2010/04/20(火) 14:26:16.20 ID:vFrYlWbJ0
【薔薇屋敷】
ジュン 「荷物が重い・・・・・・みんなの分の飯+ビニールシート+ローゼンメイデン入りのバスケット・・・・・・どんな苦境だよ」
翠星石 「やっぱりヒッキーには辛いですぅ?」
ジュン 「何をぉう!?」
巴 「立派なお屋敷ですね・・・・・・」
のり 「今度は入れさせてもらえるね・・・・・・あぁ、子供の頃以来だわぁ~」
ジュン 「僕が悪いみたいに言うなよな・・・・・・それよりインターホンどこだっけ?」
蒼星石 「その必要は無いよジュン君、そしてようこそドールズとそのマスター達」
翠星石 「蒼星石!」
蒼星石 「ずいぶん早かったね? まあ都合がそっちのほうが都合がいいんだけど」
真紅 「都合って何かしら?」
蒼星石 「君達のドレスが汚れるといけないから、マスターが君達にも合う服をオーダーしてくれたんだよ 着替えるのにちょっと時間食うかもって」
翠星石 「太っ腹ですぅ! 伊達に歳食ってないですね!」
雛苺 「お着替えなのー!」
蒼星石 「喜んでもらえて嬉しいよ、どうぞ中へ」
ジュン 「荷物が重い・・・・・・みんなの分の飯+ビニールシート+ローゼンメイデン入りのバスケット・・・・・・どんな苦境だよ」
翠星石 「やっぱりヒッキーには辛いですぅ?」
ジュン 「何をぉう!?」
巴 「立派なお屋敷ですね・・・・・・」
のり 「今度は入れさせてもらえるね・・・・・・あぁ、子供の頃以来だわぁ~」
ジュン 「僕が悪いみたいに言うなよな・・・・・・それよりインターホンどこだっけ?」
蒼星石 「その必要は無いよジュン君、そしてようこそドールズとそのマスター達」
翠星石 「蒼星石!」
蒼星石 「ずいぶん早かったね? まあ都合がそっちのほうが都合がいいんだけど」
真紅 「都合って何かしら?」
蒼星石 「君達のドレスが汚れるといけないから、マスターが君達にも合う服をオーダーしてくれたんだよ 着替えるのにちょっと時間食うかもって」
翠星石 「太っ腹ですぅ! 伊達に歳食ってないですね!」
雛苺 「お着替えなのー!」
蒼星石 「喜んでもらえて嬉しいよ、どうぞ中へ」
32: 2010/04/20(火) 14:27:50.83 ID:vFrYlWbJ0
都合がそっちのほうが都合がいい ×
そっちのほうが都合がいい ○
そっちのほうが都合がいい ○
33: 2010/04/20(火) 14:29:41.62 ID:vFrYlWbJ0
一葉 「久しぶりだねみんな、そしてはじましての方もいるね
私は此度の花見に参加させてもらう、蒼星石のマスターの唯萎一葉だ 今日は好きに屋敷を使っていくといい」
のり 「今日はありがとうございますぅ~ 私はジュン君の姉で桜・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真紅 「あっちはあいさつをしているみたいね・・・・・・それより今日はありがとう蒼星石」
蒼星石 「本当は屋外用のテーブルを使ったらドレスが汚れないでも済むんだけどね
でも日本人は土の上にビニールシートを敷かないと、花見をしているという感覚に陥らないらしいんだ」
翠星石 「面倒な人種ですねぇ・・・・・・」
蒼星石 「そういうこと言わないの で、どうかな? 皆その服気に入ってくれた?」
翠星石 「バッチリですぅ! 土臭いのはちょっぴり嫌だけど、こんなに可愛らしい服着れたら嬉しさが上回るってもんですぅ!」
真紅 「ええ気に入ったわ、それにしてもずいぶん動きやすそうな服ね」
蒼星石 「マスターが汚れないようにってオーダーしてくれたんだ・・・・・・さぁそろそろ皆のところに行こう、あいさつも済んでいるだろうしね」
雛苺 「お花見開始なのー!」
真紅 「楽しみなのだわ!」
私は此度の花見に参加させてもらう、蒼星石のマスターの唯萎一葉だ 今日は好きに屋敷を使っていくといい」
のり 「今日はありがとうございますぅ~ 私はジュン君の姉で桜・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真紅 「あっちはあいさつをしているみたいね・・・・・・それより今日はありがとう蒼星石」
蒼星石 「本当は屋外用のテーブルを使ったらドレスが汚れないでも済むんだけどね
でも日本人は土の上にビニールシートを敷かないと、花見をしているという感覚に陥らないらしいんだ」
翠星石 「面倒な人種ですねぇ・・・・・・」
蒼星石 「そういうこと言わないの で、どうかな? 皆その服気に入ってくれた?」
翠星石 「バッチリですぅ! 土臭いのはちょっぴり嫌だけど、こんなに可愛らしい服着れたら嬉しさが上回るってもんですぅ!」
真紅 「ええ気に入ったわ、それにしてもずいぶん動きやすそうな服ね」
蒼星石 「マスターが汚れないようにってオーダーしてくれたんだ・・・・・・さぁそろそろ皆のところに行こう、あいさつも済んでいるだろうしね」
雛苺 「お花見開始なのー!」
真紅 「楽しみなのだわ!」
34: 2010/04/20(火) 14:31:57.44 ID:vFrYlWbJ0
一葉 「この辺りなら桜も多いし、花見をするには最適だろう」
巴 「凄い・・・・・・! 桜が光ってる」
ジュン 「もしかして一葉さんがライトをつけてくれたんですか!?」
一葉 「夜桜ならそのほうが見栄えするだろう? まあ実際にしてくれたのは使用人なのだがね」
のり 「本当に何から何まで……」
翠星石 「おじじありがとうですぅ! じゃあさっそく奇跡のカーニバル開幕ですぅ!」
真紅 「まだみっちゃんさんと金糸雀が来てないのだわ」
ジュン 「さっき連絡あって仕事で遅れてるんだとさ、勝手に始めてろってよ」
翠星石 「やり直しですぅ! 奇跡のカー……
ジュン 「お前変な音頭止めろっての ……一葉さんお願いしていいですか?」
一葉 「私が? そういう柄でもないし・・・・・・皆で言えばいいんじゃないかな?」
翠星石 「じゃあ翠星石が『せ~の!』って言ってあげるですぅ!」
ジュン 「お前仕切りたいだけだろ・・・・・」
翠星石 「せ~の!」
「「「「「「「「 かんぱ~~~~い!!(ですぅ! なのー!)」」」」」」」」
巴 「凄い・・・・・・! 桜が光ってる」
ジュン 「もしかして一葉さんがライトをつけてくれたんですか!?」
一葉 「夜桜ならそのほうが見栄えするだろう? まあ実際にしてくれたのは使用人なのだがね」
のり 「本当に何から何まで……」
翠星石 「おじじありがとうですぅ! じゃあさっそく奇跡のカーニバル開幕ですぅ!」
真紅 「まだみっちゃんさんと金糸雀が来てないのだわ」
ジュン 「さっき連絡あって仕事で遅れてるんだとさ、勝手に始めてろってよ」
翠星石 「やり直しですぅ! 奇跡のカー……
ジュン 「お前変な音頭止めろっての ……一葉さんお願いしていいですか?」
一葉 「私が? そういう柄でもないし・・・・・・皆で言えばいいんじゃないかな?」
翠星石 「じゃあ翠星石が『せ~の!』って言ってあげるですぅ!」
ジュン 「お前仕切りたいだけだろ・・・・・」
翠星石 「せ~の!」
「「「「「「「「 かんぱ~~~~い!!(ですぅ! なのー!)」」」」」」」」
35: 2010/04/20(火) 14:33:57.02 ID:vFrYlWbJ0
蒼星石 「うん、おいしいね! このご飯!」
のり 「朝早くから皆で作ったのよぉ~!」
雛苺 「お料理難しかったのー……巴、変な味だったりしない?」
巴 「とっても美味しくできてるわよ」 なでなで
雛苺 「わ~い! 巴になでなでしてもらったのー!」
翠星石 「いい気になるなですぅ! 今、巴が食べたのはたぶん翠星石が作った分ですぅ!
雛苺ごときが作ったのじゃ舌が麻痺して、氏んでしまうくらいマズくなるに決まってるですぅ!」
ジュン 「お前こんなところまで来て何張り合ってるんだよ・・・・・素直に花見楽しもうぜ?」
翠星石 「雛苺ばっかり褒められて翠星石が褒められないのはおかしいですぅ!
きっとこれは何かの陰謀ですぅ! ラプラスの魔の暗躍ですぅ! はたまた白バラのやろうかもしれんですぅ!」
ジュン 「だから馬鹿なこと言うなって・・・・・褒めるのなら僕がやってやるよ」 なでなで
翠星石 「!!」
蒼星石 (あれが雛苺の言ってた、うにゅーみたいな翠星石かぁ……)
真紅 (真っ赤かなのだわ、まるでこの真紅のよう……)
翠星石 「……///」
のり 「朝早くから皆で作ったのよぉ~!」
雛苺 「お料理難しかったのー……巴、変な味だったりしない?」
巴 「とっても美味しくできてるわよ」 なでなで
雛苺 「わ~い! 巴になでなでしてもらったのー!」
翠星石 「いい気になるなですぅ! 今、巴が食べたのはたぶん翠星石が作った分ですぅ!
雛苺ごときが作ったのじゃ舌が麻痺して、氏んでしまうくらいマズくなるに決まってるですぅ!」
ジュン 「お前こんなところまで来て何張り合ってるんだよ・・・・・素直に花見楽しもうぜ?」
翠星石 「雛苺ばっかり褒められて翠星石が褒められないのはおかしいですぅ!
きっとこれは何かの陰謀ですぅ! ラプラスの魔の暗躍ですぅ! はたまた白バラのやろうかもしれんですぅ!」
ジュン 「だから馬鹿なこと言うなって・・・・・褒めるのなら僕がやってやるよ」 なでなで
翠星石 「!!」
蒼星石 (あれが雛苺の言ってた、うにゅーみたいな翠星石かぁ……)
真紅 (真っ赤かなのだわ、まるでこの真紅のよう……)
翠星石 「……///」
36: 2010/04/20(火) 14:36:03.85 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「……あれ?」
翠星石 「何近づいてきてるですぅ!? ま、ま、またなでるつもりですか///!?」
ジュン 「いやそうじゃなくてさ、お前髪が地面までくっついっちゃてるぞ」
翠星石 「……あっ」
真紅 「本当だわ……翠星石は髪が長いから」
翠星石 「翠星石の綺麗な髪が……」
ジュン 「自分で綺麗って言うなよ……綺麗だけどさ のり! お前髪留め持ってたろ?」
のり 「これでいい?」
ジュン 「ああ これを近づけて、これ束ねて、後はぐいっ……!とな」 グイグイググイッ!
真紅 「あら、ずいぶん可愛らしいポニーテールね お似合いよ翠星石」
ジュン 「正面から見るとまるで蒼星石だな……これなら汚れず済むだろ?」
翠星石 「ありがとうですぅ……///」
巴 「蚊帳の外ね」
雛苺 「なのー……」
翠星石 「何近づいてきてるですぅ!? ま、ま、またなでるつもりですか///!?」
ジュン 「いやそうじゃなくてさ、お前髪が地面までくっついっちゃてるぞ」
翠星石 「……あっ」
真紅 「本当だわ……翠星石は髪が長いから」
翠星石 「翠星石の綺麗な髪が……」
ジュン 「自分で綺麗って言うなよ……綺麗だけどさ のり! お前髪留め持ってたろ?」
のり 「これでいい?」
ジュン 「ああ これを近づけて、これ束ねて、後はぐいっ……!とな」 グイグイググイッ!
真紅 「あら、ずいぶん可愛らしいポニーテールね お似合いよ翠星石」
ジュン 「正面から見るとまるで蒼星石だな……これなら汚れず済むだろ?」
翠星石 「ありがとうですぅ……///」
巴 「蚊帳の外ね」
雛苺 「なのー……」
37: 2010/04/20(火) 14:39:09.85 ID:vFrYlWbJ0
みつ 「ごめん皆! 仕事が長引いちゃって来るの遅れた!」
金糸雀 「これでも全速力で走って来たかしらー!」
ジュン 「みっちゃんさん!」
のり 「おひさしぶりです~!」
みつ 「久しぶり! あっ? そちらが一葉さん? 草笛みつです!」
一葉 「はじめまして、蒼星石のマスターの唯萎一葉です」
蒼星石 「はじめまして、第四ドールの蒼星石です」
みつ 「きゃー! クールビューティーなローゼンメイデン!
カナとか真紅ちゃんとはまた違った可愛さねー! 男っ前!!」
巴 「雛苺のマスターで柏葉巴です」
みつ 「金糸雀の言ってたジュンジュンのお友達ね? よろしく」
巴 「はい よろしくお願いします」 (・・・・・・ジュンジュン)
ジュン 「何こっち見てるんだよ…?」
真紅 「例のものは持ってきたのかしら?」
みつ 「このかばんの中にたんまりよ! みんなで飲みましょ!」
金糸雀 「これでも全速力で走って来たかしらー!」
ジュン 「みっちゃんさん!」
のり 「おひさしぶりです~!」
みつ 「久しぶり! あっ? そちらが一葉さん? 草笛みつです!」
一葉 「はじめまして、蒼星石のマスターの唯萎一葉です」
蒼星石 「はじめまして、第四ドールの蒼星石です」
みつ 「きゃー! クールビューティーなローゼンメイデン!
カナとか真紅ちゃんとはまた違った可愛さねー! 男っ前!!」
巴 「雛苺のマスターで柏葉巴です」
みつ 「金糸雀の言ってたジュンジュンのお友達ね? よろしく」
巴 「はい よろしくお願いします」 (・・・・・・ジュンジュン)
ジュン 「何こっち見てるんだよ…?」
真紅 「例のものは持ってきたのかしら?」
みつ 「このかばんの中にたんまりよ! みんなで飲みましょ!」
39: 2010/04/20(火) 14:42:02.11 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「例のもの? お酒のことか・・・・・・なんでそんなに量あるんだ!? 一葉さんとみっちゃんさんの分だけだろ!?」
みつ 「え~・・・・・・せっかく買い込んだの余らせちゃうのぉ?」
蒼星石 (マスター 分かってますね?)
一葉 (う~む・・・・・・若い子に酒を勧めるのはあまり気が進まないのだがな)
みつ 「だったらジュンジュンも飲みなよ! 中学生ならちょっとくらい平気だって!」
ジュン 「やだよ、大人になるまで飲まないって決めてるんだ のりお前が飲めよ」
のり 「ごめんねジュン君、明日ラクロスの大会があるから、二日酔いになんかなっちゃうと出られなくなるの」
ジュン 「じゃあ柏葉」
巴 「明日剣道の試合があるの・・・・・・ごめんね桜田君」 (嘘だけど)
ジュン 「じゃあ真紅達 お前らうん百年前から生きてるんだろ? 酒くらい余裕だろ」
真紅 「私達は永遠の美少女なのだわ お酒は20歳になってからなのだわ」 (ホントはワイン飲んだことあるのだわ……)
ジュン 「マジかよ・・・・・・お酒はなぁ」
一葉 「一日くらいならいいじゃないか 若い子の身体は丈夫だ 少なくともこの老体よりかはね」
みつ 「え~・・・・・・せっかく買い込んだの余らせちゃうのぉ?」
蒼星石 (マスター 分かってますね?)
一葉 (う~む・・・・・・若い子に酒を勧めるのはあまり気が進まないのだがな)
みつ 「だったらジュンジュンも飲みなよ! 中学生ならちょっとくらい平気だって!」
ジュン 「やだよ、大人になるまで飲まないって決めてるんだ のりお前が飲めよ」
のり 「ごめんねジュン君、明日ラクロスの大会があるから、二日酔いになんかなっちゃうと出られなくなるの」
ジュン 「じゃあ柏葉」
巴 「明日剣道の試合があるの・・・・・・ごめんね桜田君」 (嘘だけど)
ジュン 「じゃあ真紅達 お前らうん百年前から生きてるんだろ? 酒くらい余裕だろ」
真紅 「私達は永遠の美少女なのだわ お酒は20歳になってからなのだわ」 (ホントはワイン飲んだことあるのだわ……)
ジュン 「マジかよ・・・・・・お酒はなぁ」
一葉 「一日くらいならいいじゃないか 若い子の身体は丈夫だ 少なくともこの老体よりかはね」
40: 2010/04/20(火) 14:44:48.16 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「じゃあちょっとだけ…………」 ゴキュゴキュ
みつ 「どう? 案外美味しいでしょ?」
ジュン 「ぶへぇっ! うぅ~、一気に飲むんじゃなかったよ……」
一葉 「やはり中学生には厳しいようだね……どうだもう一杯?」
ジュン 「話し聞いてました!? 僕苦手って言いましたよね!?」
みつ 「二杯目入りましたー!」
ジュン 「何で二杯目注いでるの!? ……まあ入れてくれたからには飲むけどさ」 ゴキュゴキュ
一葉 「いい飲みっぷりだね、でもあまり無理をしてはいけないぞ……どうだもう一杯?」
ジュン 「無理しちゃ駄目って言ったばかりなのに!? なんか胸焼けしてきたんですけど」 ゴキュゴキュ
みつ (これだけペース早いんだし酔っ払ってきたかしら? )
みつ 「どう? 案外美味しいでしょ?」
ジュン 「ぶへぇっ! うぅ~、一気に飲むんじゃなかったよ……」
一葉 「やはり中学生には厳しいようだね……どうだもう一杯?」
ジュン 「話し聞いてました!? 僕苦手って言いましたよね!?」
みつ 「二杯目入りましたー!」
ジュン 「何で二杯目注いでるの!? ……まあ入れてくれたからには飲むけどさ」 ゴキュゴキュ
一葉 「いい飲みっぷりだね、でもあまり無理をしてはいけないぞ……どうだもう一杯?」
ジュン 「無理しちゃ駄目って言ったばかりなのに!? なんか胸焼けしてきたんですけど」 ゴキュゴキュ
みつ (これだけペース早いんだし酔っ払ってきたかしら? )
41: 2010/04/20(火) 14:51:42.42 ID:vFrYlWbJ0
真紅 「凄い飲みっぷりね……あんなに飲んで大丈夫なのかしら?」
蒼星石 「そうするように仕向けといてよく言うよ……あっ、もう飲みほしちゃった」
真紅 「ところで大人三人で晩酌しちゃってるけど、場所移しちゃったから声が聞こえないのだわ……」
金糸雀 「人工精霊に声を拾ってもらってるから大丈夫かしらー! とってもクリアーな音質かしらー!」
雛苺 「くりあかしらー!」
真紅 「そう、それなら安心なのだわ」
蒼星石 「……そろそろ酔いが回ってきたんじゃないかな? ずいぶんと顔が赤くなってる」
真紅 「だとするともうすぐ言質取れそうね、心構えはいいかしら?」
翠星石 「ば、バッチ来いですぅ……」
蒼星石 「そうするように仕向けといてよく言うよ……あっ、もう飲みほしちゃった」
真紅 「ところで大人三人で晩酌しちゃってるけど、場所移しちゃったから声が聞こえないのだわ……」
金糸雀 「人工精霊に声を拾ってもらってるから大丈夫かしらー! とってもクリアーな音質かしらー!」
雛苺 「くりあかしらー!」
真紅 「そう、それなら安心なのだわ」
蒼星石 「……そろそろ酔いが回ってきたんじゃないかな? ずいぶんと顔が赤くなってる」
真紅 「だとするともうすぐ言質取れそうね、心構えはいいかしら?」
翠星石 「ば、バッチ来いですぅ……」
42: 2010/04/20(火) 14:54:08.60 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「む~……頭がクラクラするのだわ」
みつ 「ちょっとジュンジュン大丈夫? ほっぺたがほんのり赤いわよ」
一葉 「突然だが、昔私とこの世を去った弟は兄弟揃って一人の女性に恋をしていた……」
みつ 「奥さんですか?」 (一葉さん仕掛けてきたかな?)
ジュン 「違う違う~、今は外国で暮らしてるんだとさかしらぁ~ ……げほっ! げほっ!」
一葉 「むせ返るほど飲んではかんぞ……どうだもう一杯?」
ジュン 「もう突っ込む気力も失せましたよ……話の続きはをぉどうぞ」 ゴキュゴキュ
一葉 「うむ、それで弟の二葉は押しが強いやつでな……どうにも上手く彼女と話せない私よりも、彼女との距離が近かった」
みつ 「照れ屋だったんですね」
一葉 「そういうことになるな、結果としては二葉と彼女は愛し合うこととなった……私は遺憾の意を示すことはなかった
しかしどうにも心残りがあってな……あのときお酒の力に頼ってでも、彼女と素直な気持ちを曝け出して接していればどうなったかというもしもの結末に」
ジュン 「酒の力半端じゃないっすもんねぇ 実感中ですぅ!」
一葉 「まあ何が言いたいかと言うとだね、好きな人にはどんな境遇や思いがあったとしても、親身に接してあげるに越した事はないということだ
老いぼれの経験など役にたたんかもしれんがね ……ところでジュン君には思い人と呼べる人がいるのかな?」
みつ (本命きたわ!!)
みつ 「ちょっとジュンジュン大丈夫? ほっぺたがほんのり赤いわよ」
一葉 「突然だが、昔私とこの世を去った弟は兄弟揃って一人の女性に恋をしていた……」
みつ 「奥さんですか?」 (一葉さん仕掛けてきたかな?)
ジュン 「違う違う~、今は外国で暮らしてるんだとさかしらぁ~ ……げほっ! げほっ!」
一葉 「むせ返るほど飲んではかんぞ……どうだもう一杯?」
ジュン 「もう突っ込む気力も失せましたよ……話の続きはをぉどうぞ」 ゴキュゴキュ
一葉 「うむ、それで弟の二葉は押しが強いやつでな……どうにも上手く彼女と話せない私よりも、彼女との距離が近かった」
みつ 「照れ屋だったんですね」
一葉 「そういうことになるな、結果としては二葉と彼女は愛し合うこととなった……私は遺憾の意を示すことはなかった
しかしどうにも心残りがあってな……あのときお酒の力に頼ってでも、彼女と素直な気持ちを曝け出して接していればどうなったかというもしもの結末に」
ジュン 「酒の力半端じゃないっすもんねぇ 実感中ですぅ!」
一葉 「まあ何が言いたいかと言うとだね、好きな人にはどんな境遇や思いがあったとしても、親身に接してあげるに越した事はないということだ
老いぼれの経験など役にたたんかもしれんがね ……ところでジュン君には思い人と呼べる人がいるのかな?」
みつ (本命きたわ!!)
43: 2010/04/20(火) 14:58:42.73 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「好きな人ぉ~? いるんですけどどうにもですぅ~ 立場の違いと言うか何と言うかで……」
みつ 「立場の違い? ジュンジュンは同じ中学の子が好きなわけじゃないの?」
ジュン 「実はその好きな人ってのがローゼンメイデンなのー!」
一葉 「なるほど……それは色々と思うところがあるだろうね」
ジュン 「まぁそうかしら-……あいつは人形なわけだし」
みつ 「そんなの気にしない気にしない! で、誰が好きなの?」
ジュン 「気にするに決まってるてのぉ……好きなやつぅ? 今ここにいるやつですよぉ」
一葉 「誰かね?」
ジュン 「あいつですよぉ」
みつ 「……あいつって言われても……遠くて誰指してるかわかんないんだけど」
ジュン 「だぁ~! だぁ~からぁ!」
………………………………………………………………………………………………………
真紅 (やはりローゼンメイデン……!)
蒼星石 (大丈夫翠星石? 顔色悪いよ?)
翠星石 (大丈夫です……背中さすってくれてありがとう蒼星石)
雛苺 (……あれ? ジュンがこっちに近づいてくるのー!)
みつ 「立場の違い? ジュンジュンは同じ中学の子が好きなわけじゃないの?」
ジュン 「実はその好きな人ってのがローゼンメイデンなのー!」
一葉 「なるほど……それは色々と思うところがあるだろうね」
ジュン 「まぁそうかしら-……あいつは人形なわけだし」
みつ 「そんなの気にしない気にしない! で、誰が好きなの?」
ジュン 「気にするに決まってるてのぉ……好きなやつぅ? 今ここにいるやつですよぉ」
一葉 「誰かね?」
ジュン 「あいつですよぉ」
みつ 「……あいつって言われても……遠くて誰指してるかわかんないんだけど」
ジュン 「だぁ~! だぁ~からぁ!」
………………………………………………………………………………………………………
真紅 (やはりローゼンメイデン……!)
蒼星石 (大丈夫翠星石? 顔色悪いよ?)
翠星石 (大丈夫です……背中さすってくれてありがとう蒼星石)
雛苺 (……あれ? ジュンがこっちに近づいてくるのー!)
44: 2010/04/20(火) 15:02:44.68 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「こいつですぅ!!!」 だきっ
雛苺 「……………」
真紅 「……………」
金糸雀 「……………」
翠星石 「……………」
蒼星石 「……………僕?」 ぎゅっ
雛苺 「……………」
真紅 「……………」
金糸雀 「……………」
翠星石 「……………」
蒼星石 「……………僕?」 ぎゅっ
46: 2010/04/20(火) 15:04:40.38 ID:vFrYlWbJ0
翠星石 「…………え?」
ジュン 「あぁ~可愛いのだわ~! だわ~! だわ~!」 すりすり
蒼星石 「ジュン君……離れてくれると嬉しいんだけど」 すりすり
ジュン 「断るかしらー! 可愛いかしかしか、かしらー! らー! かしししからー!!」 すりすり
翠星石 (…………) ヒクヒク
雛苺 「翠星石落ち着くのー! いったん深呼吸するのー!」
翠星石 (ジュンが笑顔いっぱいです、ジュンの笑顔です 引きこもりの癖に清清しい笑顔してやがるです
でも翠星石に向けてるんじゃないです 蒼星石に向けてます 蒼星石です 蒼星石です……翠星石じゃなくて蒼星石……)
蒼星石 「ジュンくん! ほっぺたすりすりしないで痛いから! ……翠星石!?」 すりすり
翠星石 (蒼星石がこっち見てるです ジュン顔がもの凄く近くにありやがるですぅ……何ででしょう?
……そっかジュンが蒼星石のことを……
翠星石じゃなくて…………………今胸が締め付けられるように苦しいですぅ……) ヒクヒク
真紅 「翠星石! どこへ行くというの!?」
翠星石 「うわぁ~~~~~~~~~~~ん!!」
金糸雀 「翠星石!!」
ジュン 「あぁ~可愛いのだわ~! だわ~! だわ~!」 すりすり
蒼星石 「ジュン君……離れてくれると嬉しいんだけど」 すりすり
ジュン 「断るかしらー! 可愛いかしかしか、かしらー! らー! かしししからー!!」 すりすり
翠星石 (…………) ヒクヒク
雛苺 「翠星石落ち着くのー! いったん深呼吸するのー!」
翠星石 (ジュンが笑顔いっぱいです、ジュンの笑顔です 引きこもりの癖に清清しい笑顔してやがるです
でも翠星石に向けてるんじゃないです 蒼星石に向けてます 蒼星石です 蒼星石です……翠星石じゃなくて蒼星石……)
蒼星石 「ジュンくん! ほっぺたすりすりしないで痛いから! ……翠星石!?」 すりすり
翠星石 (蒼星石がこっち見てるです ジュン顔がもの凄く近くにありやがるですぅ……何ででしょう?
……そっかジュンが蒼星石のことを……
翠星石じゃなくて…………………今胸が締め付けられるように苦しいですぅ……) ヒクヒク
真紅 「翠星石! どこへ行くというの!?」
翠星石 「うわぁ~~~~~~~~~~~ん!!」
金糸雀 「翠星石!!」
50: 2010/04/20(火) 15:09:35.14 ID:vFrYlWbJ0
蒼星石 「ジュン君離して! 翠星石を追わなきゃ!!」 すりすり
ジュン 「嫌かしらー!!」
ローズテイル
真紅 「いい加減にしなさい、この酔っぱらい! 『 薔薇の尾 』!!」
ジュン 「ぶげぇ!!」 バキィ!
真紅 「ふぅ……いくら蒼星石が好きだからといって嫌がることをするのではないのだわ!! それに翠星石が心配じゃないの!?」
ジュン 「………え? ごめんもう一回言って」
真紅 「蒼星石が好きなのは分かったわ! でも嫌がることをするべきではないと言っているの! 今は翠星石を追わなきゃいけないのだわ!!」
ジュン 「…………僕別に蒼星石が好きなわけじゃないんだけど?」
蒼星石 「…………え?」
ジュン 「っていうか翠星石追わなきゃいけないってどういうこと? 目の前にいるじゃん」
真紅 「…………」
雛苺 「…………もしかしてなのー」
蒼星石 「ジュン君? 僕の名前言ってみてくれない?」
ジュン 「え? 僕の大好きな翠星石かしらー!」
蒼星石 「………………………………………………氏ね」
ジュン 「嫌かしらー!!」
ローズテイル
真紅 「いい加減にしなさい、この酔っぱらい! 『 薔薇の尾 』!!」
ジュン 「ぶげぇ!!」 バキィ!
真紅 「ふぅ……いくら蒼星石が好きだからといって嫌がることをするのではないのだわ!! それに翠星石が心配じゃないの!?」
ジュン 「………え? ごめんもう一回言って」
真紅 「蒼星石が好きなのは分かったわ! でも嫌がることをするべきではないと言っているの! 今は翠星石を追わなきゃいけないのだわ!!」
ジュン 「…………僕別に蒼星石が好きなわけじゃないんだけど?」
蒼星石 「…………え?」
ジュン 「っていうか翠星石追わなきゃいけないってどういうこと? 目の前にいるじゃん」
真紅 「…………」
雛苺 「…………もしかしてなのー」
蒼星石 「ジュン君? 僕の名前言ってみてくれない?」
ジュン 「え? 僕の大好きな翠星石かしらー!」
蒼星石 「………………………………………………氏ね」
58: 2010/04/20(火) 17:59:09.40 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「そんな乱暴な言葉遣いは めっ! なのよー!」
蒼星石 「…………」 ジャキジャキ
ジュン 「……うん? 何で翠星石が庭師の挟持ってるんだ?」
雛苺 「トモエ、根性入魂棒借して欲しいのー!」
巴 「はいどうぞ、力いっぱい振らなきゃ駄目よ?」
ジュン 「そんな危ないもの雛苺には似合わないかしらー!」
金糸雀 「みっちゃん、ビールビンちょうだいかしら」
みつ 「中身入ってないけどいいかな?」
金糸雀 「威力は落ちるけど、そっちのほうが使い勝手いいかしら!」
ジュン 「……え? 僕? 僕殴るの? え?」
真紅 「心配しないで ただの酔い覚ましなのだわ」
ジュン 「え? 何でなのー! なの…な、なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
…………………………………………………………………………………………………
ジュン 「」
蒼星石 「…………」 ジャキジャキ
ジュン 「……うん? 何で翠星石が庭師の挟持ってるんだ?」
雛苺 「トモエ、根性入魂棒借して欲しいのー!」
巴 「はいどうぞ、力いっぱい振らなきゃ駄目よ?」
ジュン 「そんな危ないもの雛苺には似合わないかしらー!」
金糸雀 「みっちゃん、ビールビンちょうだいかしら」
みつ 「中身入ってないけどいいかな?」
金糸雀 「威力は落ちるけど、そっちのほうが使い勝手いいかしら!」
ジュン 「……え? 僕? 僕殴るの? え?」
真紅 「心配しないで ただの酔い覚ましなのだわ」
ジュン 「え? 何でなのー! なの…な、なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
…………………………………………………………………………………………………
ジュン 「」
60: 2010/04/20(火) 18:09:02.66 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「」
真紅 「全く……こんな呆れた理由で翠星石は……」
雛苺 「翠星石可愛そうなの……」
蒼星石 「これだけ憤りを感じるのは初めてだよ……もう一度切り刻んでもいいよね?」
ジュン 「」
金糸雀 「駄目かしらー! これ以上やったら本当に氏んじゃうかしらー!」
真紅 「今は翠星石の行方よ……屋敷の外に出たわけでは無いみたいだけど」
一葉 「邸内のどこか……分かれて探したほうがいいかもしれんな」
雛苺 「あっ、ジュン!」
ジュン 「…………………ん?」
真紅 「眼が覚めたようね……気分はどうかしら?」
ジュン 「頭痛ぇ……! じゃなくて全身も痛いぞ!?
……真紅? 僕なんでこんなところに寝てたんだ?」
真紅 「説明するのだわ」
真紅 「全く……こんな呆れた理由で翠星石は……」
雛苺 「翠星石可愛そうなの……」
蒼星石 「これだけ憤りを感じるのは初めてだよ……もう一度切り刻んでもいいよね?」
ジュン 「」
金糸雀 「駄目かしらー! これ以上やったら本当に氏んじゃうかしらー!」
真紅 「今は翠星石の行方よ……屋敷の外に出たわけでは無いみたいだけど」
一葉 「邸内のどこか……分かれて探したほうがいいかもしれんな」
雛苺 「あっ、ジュン!」
ジュン 「…………………ん?」
真紅 「眼が覚めたようね……気分はどうかしら?」
ジュン 「頭痛ぇ……! じゃなくて全身も痛いぞ!?
……真紅? 僕なんでこんなところに寝てたんだ?」
真紅 「説明するのだわ」
61: 2010/04/20(火) 18:17:31.42 ID:vFrYlWbJ0
真紅 「…と、その前に皆は翠星石を探してきてくれないかしら? 説明は一人で十分だし」
金糸雀 「分かったかしら!」
ジュン 「待てよ!? 翠星石に何かあったのか!?」
蒼星石 「君のせいだよ」
一葉 「……行くぞ蒼星石」
蒼石石 「……はいマスター」
ジュン 「待って! 僕のせいって一体どういうことだ!!?」
真紅 「その点も踏まえて説明するのだわ 耳の穴かっぽじってよく聞きなさい」
ジュン 「…………」
…………………………………………………………………………………………
ジュン 「…………嘘だろ?」
金糸雀 「分かったかしら!」
ジュン 「待てよ!? 翠星石に何かあったのか!?」
蒼星石 「君のせいだよ」
一葉 「……行くぞ蒼星石」
蒼石石 「……はいマスター」
ジュン 「待って! 僕のせいって一体どういうことだ!!?」
真紅 「その点も踏まえて説明するのだわ 耳の穴かっぽじってよく聞きなさい」
ジュン 「…………」
…………………………………………………………………………………………
ジュン 「…………嘘だろ?」
64: 2010/04/20(火) 18:32:32.62 ID:vFrYlWbJ0
真紅 「まぁ普段と違う服装で、全く同じ顔のドールを見分ける……
まともな思考ができない状態では間違えるのも無理はないわね」
ジュン 「…………」
真紅 「それでもあなたの行為は、翠星石の心に深い傷をつけてしまったのだわ……」
ジュン 「……うっすら覚えてる」
真紅 「何を?」
ジュン 「翠星石が泣きそうな顔して僕のほうを見てたこと」
真紅 「……とにかく今は翠星石を探しましょう じゃないと謝罪も何もできないのだわ」
ジュン 「分かった こんなところでうなだれてる場合じゃないな」
真紅 「これをもっていくといいわ」 ヒョイ
ジュン 「これは?」
真紅 「仲直りのおまじないよ あなたはまだ皆が当たっていない薔薇園を探すと良いわ」
ジュン 「今行くぞ翠星石!」
真紅 (ああ……あんなに走ってしまっては中身がぐちゃぐちゃなのだわ
……まあでも、だったらだったでいつもの調子で痴話喧嘩にでもなっちゃうのかしら?)
まともな思考ができない状態では間違えるのも無理はないわね」
ジュン 「…………」
真紅 「それでもあなたの行為は、翠星石の心に深い傷をつけてしまったのだわ……」
ジュン 「……うっすら覚えてる」
真紅 「何を?」
ジュン 「翠星石が泣きそうな顔して僕のほうを見てたこと」
真紅 「……とにかく今は翠星石を探しましょう じゃないと謝罪も何もできないのだわ」
ジュン 「分かった こんなところでうなだれてる場合じゃないな」
真紅 「これをもっていくといいわ」 ヒョイ
ジュン 「これは?」
真紅 「仲直りのおまじないよ あなたはまだ皆が当たっていない薔薇園を探すと良いわ」
ジュン 「今行くぞ翠星石!」
真紅 (ああ……あんなに走ってしまっては中身がぐちゃぐちゃなのだわ
……まあでも、だったらだったでいつもの調子で痴話喧嘩にでもなっちゃうのかしら?)
66: 2010/04/20(火) 18:55:15.19 ID:vFrYlWbJ0
【薔薇屋敷 裏庭】
翠星石 「…………」 グスグスッ
翠星石 「……ジュン……は……そ、蒼せ、蒼星石のことが………す……好きですぅ……?」 グスグスッ
蒼星石 「でもないみたいだよ?」
翠星石 「蒼星石……? どうしてここが……?」
蒼星石 「翠星石って泣いちゃうと、いつも樹に寄りかかってベソかいてるじゃない?
だからだいたい目星はついてたよ」
翠星石 「蒼星石は何でもお見通しなんですね……」
蒼星石 「君の事限定なんだけどね」
翠星石 「樹のそばは暖かいですぅ……まるで、雨にぬれた洗濯物がお日様の光でポカポカになるように」
蒼星石 「ジュン君のそばもでしょ?」
翠星石 「はい……でもジュンは蒼星石のことが……」
蒼星石 「でもないみたいって言ったでしょ? 落ち着いて聞くんだよ翠星石」
翠星石 「え……?」
翠星石 「…………」 グスグスッ
翠星石 「……ジュン……は……そ、蒼せ、蒼星石のことが………す……好きですぅ……?」 グスグスッ
蒼星石 「でもないみたいだよ?」
翠星石 「蒼星石……? どうしてここが……?」
蒼星石 「翠星石って泣いちゃうと、いつも樹に寄りかかってベソかいてるじゃない?
だからだいたい目星はついてたよ」
翠星石 「蒼星石は何でもお見通しなんですね……」
蒼星石 「君の事限定なんだけどね」
翠星石 「樹のそばは暖かいですぅ……まるで、雨にぬれた洗濯物がお日様の光でポカポカになるように」
蒼星石 「ジュン君のそばもでしょ?」
翠星石 「はい……でもジュンは蒼星石のことが……」
蒼星石 「でもないみたいって言ったでしょ? 落ち着いて聞くんだよ翠星石」
翠星石 「え……?」
67: 2010/04/20(火) 19:06:25.06 ID:vFrYlWbJ0
蒼星石 「ジュン君は勘違いしていたのさ 僕と翠星石をね」
翠星石 「……いくら蒼星石の言葉でも信じられんですぅ、ジュンは蒼星石を幸せそうに抱き寄せてたですぅ……」
蒼星石 「今の君僕にそっくりなんだよ? まるで鏡越しの僕を見ているみたいだ」
翠星石 「…………」
蒼星石 「加えて君と僕は、ジュン君が毎日眼にするドレスを着ていないんだ、酔っ払ってもいたしね
正常な判断ができない状態だったんだ 見分けられなかったのさ、双子のドールである君と僕を」
翠星石 「…………本当ですか?」
蒼星石 「あぁ本当さ 本来ならジュン君は君を力いっぱい抱きしめたかったんだろうね」
翠星石 「…………ホントのホントにですか?」
蒼星石 「僕は君に嘘はつかないよ……そしてもう一つ君に伝えなきゃいけないことが有るんだ」
翠星石 「もう一つ……?」
蒼星石 「王子様の居所さ 僕には彼がサンドバッグにしか見えないんだけどね」
翠星石 「……いくら蒼星石の言葉でも信じられんですぅ、ジュンは蒼星石を幸せそうに抱き寄せてたですぅ……」
蒼星石 「今の君僕にそっくりなんだよ? まるで鏡越しの僕を見ているみたいだ」
翠星石 「…………」
蒼星石 「加えて君と僕は、ジュン君が毎日眼にするドレスを着ていないんだ、酔っ払ってもいたしね
正常な判断ができない状態だったんだ 見分けられなかったのさ、双子のドールである君と僕を」
翠星石 「…………本当ですか?」
蒼星石 「あぁ本当さ 本来ならジュン君は君を力いっぱい抱きしめたかったんだろうね」
翠星石 「…………ホントのホントにですか?」
蒼星石 「僕は君に嘘はつかないよ……そしてもう一つ君に伝えなきゃいけないことが有るんだ」
翠星石 「もう一つ……?」
蒼星石 「王子様の居所さ 僕には彼がサンドバッグにしか見えないんだけどね」
75: 2010/04/20(火) 20:38:26.63 ID:vFrYlWbJ0
【薔薇屋敷 薔薇園】
ジュン 「翠星石ぃー!! 僕が悪かったから出てきてくれ!! 翠星石ぃー!!」
……どこにいるんだよあいつ……屋敷の中か?」
翠星石 (ここにいるですよ……でも、ジュンに見つけてもらうまで我慢ですぅ)
ジュン 「ってかさっきからいらいらするなぁ! 何でこんな重いもの持たなきゃいけないんだよ!? ……中身何なんだ?」 ガチャ
翠星石 (ん……? あれは翠星石が丹精こめて作った桜料理……って、えぇ!?)
ジュン 「…………何だこのグチャグチャ?」
翠星石 「何してやがるですぅ!!? チビ人間!!」
ジュン 「翠星石!? 近くにいるのか!? 薔薇が邪魔でどこにいるか分からないんだ!」
翠星石 「いるけど出てきてやんねぇです! 忍法薔薇隠れの術ですぅ!!」
ジュン 「翠星石……」
翠星石 「何です?」
ジュン 「僕が酔ってた時、蒼星石に酷い事してゴメン」
翠星石 「………………」
ジュン 「お前ら仲いいもんな……それなのに蒼星石にセクハラまがいのことしちゃって……本当に悪かった」
ジュン 「翠星石ぃー!! 僕が悪かったから出てきてくれ!! 翠星石ぃー!!」
……どこにいるんだよあいつ……屋敷の中か?」
翠星石 (ここにいるですよ……でも、ジュンに見つけてもらうまで我慢ですぅ)
ジュン 「ってかさっきからいらいらするなぁ! 何でこんな重いもの持たなきゃいけないんだよ!? ……中身何なんだ?」 ガチャ
翠星石 (ん……? あれは翠星石が丹精こめて作った桜料理……って、えぇ!?)
ジュン 「…………何だこのグチャグチャ?」
翠星石 「何してやがるですぅ!!? チビ人間!!」
ジュン 「翠星石!? 近くにいるのか!? 薔薇が邪魔でどこにいるか分からないんだ!」
翠星石 「いるけど出てきてやんねぇです! 忍法薔薇隠れの術ですぅ!!」
ジュン 「翠星石……」
翠星石 「何です?」
ジュン 「僕が酔ってた時、蒼星石に酷い事してゴメン」
翠星石 「………………」
ジュン 「お前ら仲いいもんな……それなのに蒼星石にセクハラまがいのことしちゃって……本当に悪かった」
77: 2010/04/20(火) 20:48:33.56 ID:vFrYlWbJ0
翠星石 「ジュンは皆に何て聞いたんですか?」
ジュン 「皆っていうか真紅一人からだけど……蒼星石に酔った勢いで卑猥なことしちゃって
それで……翠星石がショックで飛び出しちゃったって」
翠星石 「チビ人間改め工口チビ人間ですぅ」
ジュン 「言い訳はしないよ、翠星石」
翠星石 「してほしいです」
ジュン 「……え?」
翠星石 「まさかホントに工口チビ人間って訳でもないですよね? どうして蒼星石に抱きついたかちゃんと教えて欲しいです」
ジュン 「……す、好きなやつと間違ちゃったんだ」
翠星石 「……そうですか」
ジュン 「…………」
翠星石 「ぶっちゃけ翠星石はそっちのほうが悲しかったですよ」
ジュン 「……どういうことだよ?」
翠星石 「間違えられるほうが悲しいって事ですよ」
ジュン 「皆っていうか真紅一人からだけど……蒼星石に酔った勢いで卑猥なことしちゃって
それで……翠星石がショックで飛び出しちゃったって」
翠星石 「チビ人間改め工口チビ人間ですぅ」
ジュン 「言い訳はしないよ、翠星石」
翠星石 「してほしいです」
ジュン 「……え?」
翠星石 「まさかホントに工口チビ人間って訳でもないですよね? どうして蒼星石に抱きついたかちゃんと教えて欲しいです」
ジュン 「……す、好きなやつと間違ちゃったんだ」
翠星石 「……そうですか」
ジュン 「…………」
翠星石 「ぶっちゃけ翠星石はそっちのほうが悲しかったですよ」
ジュン 「……どういうことだよ?」
翠星石 「間違えられるほうが悲しいって事ですよ」
79: 2010/04/20(火) 20:59:29.21 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「……良くわかんないんだけど?」
翠星石 「蒼星石が誰に抱きつかれようが知ったことじゃないです……言い過ぎました、誰にでもじゃないです
さすがに悪漢にでもそうされたらショックですけど……」
ジュン 「じゃあお前が何が嫌だったんだよ?」
翠星石 「蒼星石がジュンに抱きつかれたことじゃなくて、ジュンが蒼星石に抱きついたことが嫌だったんですぅ!」
ジュン 「……それって……まさかもしかしてともすると!?」
翠星石 「……バスケットの中身見ましたよね?」
ジュン 「うん……なんか原形留めてないやつが君臨してたぞ」
翠星石 「それ一応翠星石の手作りです……巴から好きな人と一緒に食べるように言われました」
ジュン 「……好きな人いるのか?」
翠星石 「ついでに言っとくと、それ元は桜料理ですぅ」
ジュン 「……桜……好きな人と食べる料理で……桜……桜………桜……だ?」
翠星石 「桜田」
ジュン 「!!!」
翠星石 「蒼星石が誰に抱きつかれようが知ったことじゃないです……言い過ぎました、誰にでもじゃないです
さすがに悪漢にでもそうされたらショックですけど……」
ジュン 「じゃあお前が何が嫌だったんだよ?」
翠星石 「蒼星石がジュンに抱きつかれたことじゃなくて、ジュンが蒼星石に抱きついたことが嫌だったんですぅ!」
ジュン 「……それって……まさかもしかしてともすると!?」
翠星石 「……バスケットの中身見ましたよね?」
ジュン 「うん……なんか原形留めてないやつが君臨してたぞ」
翠星石 「それ一応翠星石の手作りです……巴から好きな人と一緒に食べるように言われました」
ジュン 「……好きな人いるのか?」
翠星石 「ついでに言っとくと、それ元は桜料理ですぅ」
ジュン 「……桜……好きな人と食べる料理で……桜……桜………桜……だ?」
翠星石 「桜田」
ジュン 「!!!」
84: 2010/04/20(火) 21:16:54.47 ID:vFrYlWbJ0
翠星石 「グダグダするのは性に合わないから、ぱぱっと済ましちまうですよ……ホント恥ずかしいけど」
ジュン 「…………」
翠星石 「ジュンの姿をいつも見てました 最初は弱弱しいチビ人間ですぅ! と誤解してましたよ……いまでもチビですけど
……じゃなくて、えっと、その、時が移り変わり……じゃないですぅ! しばらくすりゅとジュンが……」
ジュン 「…………」
翠星石 「根性あるなって思い始めて……それで蒼星石が……ってまだ蒼星石は関係ないですぅ!
だから……とにかくジュンのことが気になりだしてしまい候で…すぅ」」
ジュン 「…………」
翠星石 「とにかく………翠星石はジュンが好きですぅ!!」
ジュン 「…………グダグダじゃん」
翠星石 「……たまにはあるですよそういうのも」
ジュン 「翠星石……」
翠星石 「はい?」
ジュン 「……いただきます」 ガチャ
ジュン 「…………」
翠星石 「ジュンの姿をいつも見てました 最初は弱弱しいチビ人間ですぅ! と誤解してましたよ……いまでもチビですけど
……じゃなくて、えっと、その、時が移り変わり……じゃないですぅ! しばらくすりゅとジュンが……」
ジュン 「…………」
翠星石 「根性あるなって思い始めて……それで蒼星石が……ってまだ蒼星石は関係ないですぅ!
だから……とにかくジュンのことが気になりだしてしまい候で…すぅ」」
ジュン 「…………」
翠星石 「とにかく………翠星石はジュンが好きですぅ!!」
ジュン 「…………グダグダじゃん」
翠星石 「……たまにはあるですよそういうのも」
ジュン 「翠星石……」
翠星石 「はい?」
ジュン 「……いただきます」 ガチャ
85: 2010/04/20(火) 21:24:13.16 ID:vFrYlWbJ0
翠星石 「ジュン!? それ汚いですよ!!?」
ジュン 「見た目は確かに良くないな 綺麗好きの僕にはちょっと辛いかも」 ガツガツ
翠星石 「だったら食うの止めるですぅ!!」
ジュン 「味は凄い美味しいぞ 姉ちゃんのより上手いかも」 ガツガツ
翠星石 「ホントですか……!?」
ジュン 「嘘ついてどうするんだよ……それに好きな人が作った料理だ 食わないと損だしな」
翠星石 「ジュン……」
ジュン 「……///」 ガツガツ
翠星石 「さらりと済ましてないで、ちゃんと相手の顔見て告白しやがれですぅ!!」
ジュン 「んぁ!!? せっかく恥ずかしい思いせずに言えたのに!!」
翠星石 「翠星石も恥ずかしかったですぅ! ジュンも同じ目に会いやがれですぅ!!」
ジュン 「…………」 ゴホンッ
ジュン 「見た目は確かに良くないな 綺麗好きの僕にはちょっと辛いかも」 ガツガツ
翠星石 「だったら食うの止めるですぅ!!」
ジュン 「味は凄い美味しいぞ 姉ちゃんのより上手いかも」 ガツガツ
翠星石 「ホントですか……!?」
ジュン 「嘘ついてどうするんだよ……それに好きな人が作った料理だ 食わないと損だしな」
翠星石 「ジュン……」
ジュン 「……///」 ガツガツ
翠星石 「さらりと済ましてないで、ちゃんと相手の顔見て告白しやがれですぅ!!」
ジュン 「んぁ!!? せっかく恥ずかしい思いせずに言えたのに!!」
翠星石 「翠星石も恥ずかしかったですぅ! ジュンも同じ目に会いやがれですぅ!!」
ジュン 「…………」 ゴホンッ
86: 2010/04/20(火) 21:35:44.70 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「最初から言うな……辛い思いさせてごめん」
翠星石 「長いこと生きてますけど人生ベスト3には入る苦しみでしたよ……」
ジュン 「ごめん……ホントにごめんな」
翠星石 「次行くです」
ジュン 「で……翠星石が僕に好きって言ってくれたこととっても嬉しい」
翠星石 「何でです?」
ジュン 「僕もお前が好きだから」
翠星石 「……………………………………はぁ~」
ジュン 「何だよそのため息は……ちょっと傷つくぞ」
翠星石 「翠星石も傷ついたですよぉ……それにしても、何というかこんなあっさりしたことで皆に迷惑かけてしまったと思うと……」
ジュン 「謝りに行かないとな」
翠星石 「長いこと生きてますけど人生ベスト3には入る苦しみでしたよ……」
ジュン 「ごめん……ホントにごめんな」
翠星石 「次行くです」
ジュン 「で……翠星石が僕に好きって言ってくれたこととっても嬉しい」
翠星石 「何でです?」
ジュン 「僕もお前が好きだから」
翠星石 「……………………………………はぁ~」
ジュン 「何だよそのため息は……ちょっと傷つくぞ」
翠星石 「翠星石も傷ついたですよぉ……それにしても、何というかこんなあっさりしたことで皆に迷惑かけてしまったと思うと……」
ジュン 「謝りに行かないとな」
87: 2010/04/20(火) 21:46:56.05 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「じゃあ皆のところに戻ろうぜ たぶん元の場所に戻ってるだろうし」
翠星石 「待つですぅ!」 ぐいっ
ジュン 「ん? どうした?」
翠星石 「ご、ご飯食べるくらいは致し方なしだと思うですぅ……///」
ジュン 「……そうだな、せっかくの夜桜だし二人っきりも悪くないかもな」
翠星石 「二人っきりとか言うなですぅ///!!」
ジュン 「せっかく美味しく作ってくれたのにごめんな……こんなにしちゃって」
翠星石 「今日のジュンは謝りまくりですね……あっホントですぅ! 結構美味しい! さすが翠星石ですぅ!」
ジュン 「…………」
翠星石 「何ですその馬鹿にしたような目は……」
ジュン 「馬鹿になんてしてないぞ さすが翠星石だなぁ~って」
翠星石 「……///」
ジュン 「何か……こうしてるとカップルみたいだな」
翠星石 「……ですぅ///」
翠星石 「待つですぅ!」 ぐいっ
ジュン 「ん? どうした?」
翠星石 「ご、ご飯食べるくらいは致し方なしだと思うですぅ……///」
ジュン 「……そうだな、せっかくの夜桜だし二人っきりも悪くないかもな」
翠星石 「二人っきりとか言うなですぅ///!!」
ジュン 「せっかく美味しく作ってくれたのにごめんな……こんなにしちゃって」
翠星石 「今日のジュンは謝りまくりですね……あっホントですぅ! 結構美味しい! さすが翠星石ですぅ!」
ジュン 「…………」
翠星石 「何ですその馬鹿にしたような目は……」
ジュン 「馬鹿になんてしてないぞ さすが翠星石だなぁ~って」
翠星石 「……///」
ジュン 「何か……こうしてるとカップルみたいだな」
翠星石 「……ですぅ///」
95: 2010/04/20(火) 22:03:02.64 ID:vFrYlWbJ0
翠星石 「そういえば、結局対物性愛者がどうのこうのって何なんだったんですか?」
ジュン 「そりゃ色々あるからな……説明するの長いし言わない 皆待ってるし」
翠星石 「そうですか……真紅が似たような事言ってましたよ
ローゼンメイデンと人間の間には問題が山積みだわ! みたいな事」
ジュン 「結構前からお前のこと好きだったんだけどな……踏み出せずにいたんだ、僕」
翠星石 「ずっと前から好きだったなんて……嬉しいですぅ!」
ジュン 「で、色々と悩んでたりしたんだけどな……お前の泣き顔見たらどうでも良くなっちゃったよ」
翠星石 「……え?」
ジュン 「僕の自分勝手な迷いで翠星石を傷つけるのアホらしいな~……って
もうそんなのどうでもいいから、とにかく翠星石に何でもかんでも気持ち打ち明けようって今日思った」
翠星石 「ジュン……」
ジュン 「だからこの話終わりな とにかく今はお前と飯楽しく食ってたいよ」
翠星石 「そうですね、大事なのは今ですぅ!」
ジュン 「そりゃ色々あるからな……説明するの長いし言わない 皆待ってるし」
翠星石 「そうですか……真紅が似たような事言ってましたよ
ローゼンメイデンと人間の間には問題が山積みだわ! みたいな事」
ジュン 「結構前からお前のこと好きだったんだけどな……踏み出せずにいたんだ、僕」
翠星石 「ずっと前から好きだったなんて……嬉しいですぅ!」
ジュン 「で、色々と悩んでたりしたんだけどな……お前の泣き顔見たらどうでも良くなっちゃったよ」
翠星石 「……え?」
ジュン 「僕の自分勝手な迷いで翠星石を傷つけるのアホらしいな~……って
もうそんなのどうでもいいから、とにかく翠星石に何でもかんでも気持ち打ち明けようって今日思った」
翠星石 「ジュン……」
ジュン 「だからこの話終わりな とにかく今はお前と飯楽しく食ってたいよ」
翠星石 「そうですね、大事なのは今ですぅ!」
98: 2010/04/20(火) 22:11:03.56 ID:vFrYlWbJ0
【薔薇屋敷 集合場】
蒼星石 「翠星石!!」
真紅 「お帰りなさい……みんなあなた達のこと心配してたのよ?」
ジュン 「悪かったな……僕のせいで」
翠星石 「翠星石も勝手に飛び出して悪かったですぅ……」
雛苺 「うゆ? お手てつないで仲良しこよしなのー!」
翠星石 「馬鹿! 子供がそんなこと気にしちゃいかんですぅ!」
金糸雀 「カップル成立ってやつかしら~!」
一葉 「おめでとう……では、二人の幸せを祝って乾杯といこうか?」
ジュン 「また飲むんですか!? 勘弁してくださいよ!!」
蒼星石 「ジュン君……次、翠星石を泣かしたら容赦なく斬るからね」
翠星石 「そんな子と言っちゃいかんですぅ!」
ジュン 「いやいいよ翠星石……分かった、もう二度と翠星石は泣かせない!」
翠星石 「ジュン……///」
蒼星石 「翠星石!!」
真紅 「お帰りなさい……みんなあなた達のこと心配してたのよ?」
ジュン 「悪かったな……僕のせいで」
翠星石 「翠星石も勝手に飛び出して悪かったですぅ……」
雛苺 「うゆ? お手てつないで仲良しこよしなのー!」
翠星石 「馬鹿! 子供がそんなこと気にしちゃいかんですぅ!」
金糸雀 「カップル成立ってやつかしら~!」
一葉 「おめでとう……では、二人の幸せを祝って乾杯といこうか?」
ジュン 「また飲むんですか!? 勘弁してくださいよ!!」
蒼星石 「ジュン君……次、翠星石を泣かしたら容赦なく斬るからね」
翠星石 「そんな子と言っちゃいかんですぅ!」
ジュン 「いやいいよ翠星石……分かった、もう二度と翠星石は泣かせない!」
翠星石 「ジュン……///」
100: 2010/04/20(火) 22:17:57.66 ID:vFrYlWbJ0
真紅 「またあの三人飲んでるのだわ……」
金糸雀 「ジュンが非行少年になっちゃったりしないか心配かしらー……」
蒼星石 「大丈夫さ、そのときは翠星石が矯正してくれるだろうしね?」
翠星石 「任されたですぅ! 飲んだくれになりやがったら翠星石の如雨露でボコボコですぅ!」
真紅 「そんな使いかたしてはいけません……ところで翠星石、あなたこれから覚悟はできてるのかしら?」
翠星石 「皆まで言わんでも了解してるですぅ……覚悟はできてるですぅ」
真紅 「そう……だったら応援させてもらうわ、同じ姉妹でものね」
雛苺 「雛もなのー!」
蒼星石 「じゃあ僕も……おや? 噂をすれば彼氏の登場だよ? 翠星石」
翠星石 「か、彼氏ぃ///!?」
雛苺 「うにゅー翠星石なのー!」
金糸雀 「ジュンが非行少年になっちゃったりしないか心配かしらー……」
蒼星石 「大丈夫さ、そのときは翠星石が矯正してくれるだろうしね?」
翠星石 「任されたですぅ! 飲んだくれになりやがったら翠星石の如雨露でボコボコですぅ!」
真紅 「そんな使いかたしてはいけません……ところで翠星石、あなたこれから覚悟はできてるのかしら?」
翠星石 「皆まで言わんでも了解してるですぅ……覚悟はできてるですぅ」
真紅 「そう……だったら応援させてもらうわ、同じ姉妹でものね」
雛苺 「雛もなのー!」
蒼星石 「じゃあ僕も……おや? 噂をすれば彼氏の登場だよ? 翠星石」
翠星石 「か、彼氏ぃ///!?」
雛苺 「うにゅー翠星石なのー!」
101: 2010/04/20(火) 22:22:08.00 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「翠星石……僕が、僕が一生守るよ!!」
翠星石 「ジュン……///」
ジュン 「翠星石!!」 ぎゅっ
金糸雀 「か、カナに抱き疲れても……ちょっと照れちゃうかしら~///」 だきっ
翠星石 「…………」 グスグスッ
蒼星石 「ジュン君……?
覚 悟 は で き て る よ ね ?」
翠星石 「ジュン……///」
ジュン 「翠星石!!」 ぎゅっ
金糸雀 「か、カナに抱き疲れても……ちょっと照れちゃうかしら~///」 だきっ
翠星石 「…………」 グスグスッ
蒼星石 「ジュン君……?
覚 悟 は で き て る よ ね ?」
103: 2010/04/20(火) 22:27:52.47 ID:vFrYlWbJ0
ジュン 「…………あれ?」
蒼星石 「…………」 ジャキジャキ
ジュン 「ん? あれ……? 何で?」
蒼星石 「…………なるべく痛くするように努力するよ」 ジャキジャキ
翠星石 「…………」 グスグスッ
真紅 「災難ね…………自業自得だけど」
金糸雀 「全くかしら……翠星石大丈夫?」
翠星石 「お前の…………」 グスグスッ
金糸雀 「?」
翠星石 「お前のせいですぅ! この泥棒猫ぉぉぉぉ!!!」
金糸雀 「カナ悪くないかしらぁぁぁぁぁ!!!」
…………………………………………………………………………………………
一葉 「今年はずいぶん賑やかな花見だなぁ…………」
おわり
蒼星石 「…………」 ジャキジャキ
ジュン 「ん? あれ……? 何で?」
蒼星石 「…………なるべく痛くするように努力するよ」 ジャキジャキ
翠星石 「…………」 グスグスッ
真紅 「災難ね…………自業自得だけど」
金糸雀 「全くかしら……翠星石大丈夫?」
翠星石 「お前の…………」 グスグスッ
金糸雀 「?」
翠星石 「お前のせいですぅ! この泥棒猫ぉぉぉぉ!!!」
金糸雀 「カナ悪くないかしらぁぁぁぁぁ!!!」
…………………………………………………………………………………………
一葉 「今年はずいぶん賑やかな花見だなぁ…………」
おわり
104: 2010/04/20(火) 22:29:03.09 ID:vFrYlWbJ0
途中でレス乞食みたいな真似して悪かった
終了
終了
107: 2010/04/20(火) 22:36:49.57 ID:/9QJhsKR0
乙
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