1: 2015/10/18(日) 20:39:26.539 ID:immP2qEn0.net
古泉「…いきなりどうしたんですか?貴方がそんな事を聞くなんて珍しいですね」

キョン「いや、ただなんとなく気になっただけだ」

古泉「そうですか…」

キョン「で?どうなんだ?」

古泉「…」


長門「…」
涼宮ハルヒの憂鬱(1) (角川コミックス・エース)

3: 2015/10/18(日) 20:43:16.284 ID:immP2qEn0.net
古泉「…答える前に、一つ質問しても宜しいですか?」

キョン「質問を質問で返すな…まあいい、なんだ?」

古泉「貴方の中で、童O卒業とはどういう行為を経て行われる物と認識しておられますか?」

キョン「…そりゃ、ナニにナニを入れてナニして出せば卒業だろ」

古泉「随分曖昧に答えられるんですね」

キョン「そりゃ長門もいるからな」

古泉「童Oか否かの質問の時点でアウトではないでしょうか?」

キョン「細かい事は気にすんな」

長門「…」

5: 2015/10/18(日) 20:45:46.626 ID:immP2qEn0.net
キョン「で、どうなんだよ?」

古泉「…あなたの言う定義で考えると、僕は童Oではありませんね」

キョン「やっぱりかちくしょう!」

古泉「その反応…まさかあなたは」

キョン「聞くな!ああ俺は童Oだよくそ野郎!」

長門「…」ピクッ

6: 2015/10/18(日) 20:48:35.775 ID:immP2qEn0.net
古泉「すみません、無粋な事を聞きました」

キョン「もういい…聞いたのはこっちだからな。そろそろハルヒが来るからこの話題は終了だ」

古泉「わかりました」

ガチャ

ハルヒ「おまたせー!団活始めるわよ!」

みくる「はじめましゅ」

長門「…」

7: 2015/10/18(日) 20:50:43.684 ID:immP2qEn0.net
団活終了

ハルヒ「はい!じゃあ先帰るから戸締りよろしく!」

みくる「かえりましゅ」

キョン「やれやれ」

古泉「僕達も帰りますか」

キョン「そうだな、帰るか長門」

長門「帰る」

9: 2015/10/18(日) 20:54:10.739 ID:immP2qEn0.net
長門「その前に貴方に話がある。少し時間を欲しい」

キョン「ん、俺か?まあ構わんが」

古泉「では僕はお先に失礼しますね。行く所がありますので」

キョン「ああ、じゃあな」

古泉「んっふ」

バタン

キョン「…で?なんだ話って?」

長門「さっきの話について」

キョン「ん?」

長門「あなたが童Oという話」

キョン「!!!!!!!!!」

11: 2015/10/18(日) 20:58:40.112 ID:immP2qEn0.net
キョン「…おい長門、さっきの話は忘れろ」

長門「無理」

キョン「無理じゃない!!頼むから忘れてくれ!」

長門「無理」

キョン「いや本当に勘弁してくれ!お前がいる所で童Oだなんだの話をした俺が全面的に悪いのは明らかだが頼むから忘れてくださいお願いします!」

長門「…あなたの童Oを卒業させる事ができる、と言ったら?」

キョン「……何?」

13: 2015/10/18(日) 21:02:27.043 ID:immP2qEn0.net
キョン「…卒業?」

長門「そう」

キョン「俺の童Oを?」

長門「そう」

キョン「…長門、その話詳しく聞かせろ」

長門「わかった」

長門「今日の19時に指定した場所に来て欲しい。そこにいる人物と貴方ができるよう調整する」

キョン「つまり?」

長門「童O卒業」

キョン「フォオオオオオオオオオ!!!!!」

16: 2015/10/18(日) 21:06:55.140 ID:immP2qEn0.net
キョン「マジか!?マジなんだな!?」

長門「マジ」

キョン「…長門、お前には今まで色々助けられているが…今日ほどお前を頼もしく感じた事はないぜ!」

長門「照れる」

キョン「で!19時にどこに行けばいいんだ!?」

長門「19時に北口駅前」

キョン「わかった!ありがとよ!」

長門「いい」

キョン「くぅぅ…これで俺もとうとう童O卒業か…」ジーン

18: 2015/10/18(日) 21:09:28.703 ID:immP2qEn0.net
キョン「サンキュー長門!明日には一皮向けた俺を見せてやるぜ!」

長門「頑張って」

キョン「ああ!じゃあな!」スタスタバタン



長門「…」ニヤリ

長門「私も帰って準備する」

長門「彼の童Oは私が貰う」

21: 2015/10/18(日) 21:15:17.016 ID:immP2qEn0.net
18時30分北口駅前

キョン「(とりあえずシャワーは浴びた。息子さんは特に丁寧に洗った)」

キョン「(念の為無駄毛も全部剃った。陰毛は重点的に整えた)」

キョン「(さらに集合時間の30分前に到着し、女性を待たせんとする配慮!)」

キョン「(準備万端だ…完璧だ…後は相手を待つのみ!)」

キョン「さあ誰だ!?俺の童Oを貰ってくれるのは誰なんだ!?」キョロキョロ

「やあキョン。こんな所で会うなんて奇遇だね」

キョン「?お前は…」

23: 2015/10/18(日) 21:18:28.695 ID:immP2qEn0.net
キョン「佐々木か。こんな所で何してるんだ?」

佐々木「塾の帰りさ。君こそこんな所で何してるのかな?まさか…涼宮さんとの待ち合わせとか?」

キョン「馬鹿言え。俺はだな…」

キョン「(…ん?もしかして…)」

キョン「まっ!まままままま…まさかっ!」

佐々木「えっ?」

キョン「佐々木か!お前が俺の童Oを貰ってくれるのか!!!!」

佐々木「…えっ?//童Oって?えっ?///」

25: 2015/10/18(日) 21:22:27.527 ID:immP2qEn0.net
キョン「いやいやとぼけるなって!お前だろ?お前が俺の童O貰ってくれるんだろ??」

佐々木「いやいやちょっと待って!//童Oって何を言って……」ハッ

佐々木「(よくわからないけど…もしかして…これって物凄いチャンスなのでは?)」

佐々木「(このチャンス…掴まずにはいられない!!)」

佐々木「……う、うん…そうだよ…///」

キョン「やっぱりか!ウッヒョオオオオオオ!!!!!!」

31: 2015/10/18(日) 21:26:40.418 ID:immP2qEn0.net
キョン「じゃあ頼むぞ」

佐々木「へっ?」

キョン「恥ずかしながら俺は童Oだからな、勝手がわからんのだ。お前がリードしてくれ」

佐々木「(僕も処Oなんだけど…)わ、わかったよ。とりあえず、ホテル行こうか…」

キョン「ホテルっ!テンション上がってきた!じゃあ行くぞ佐々木!」テクテク

佐々木「う、うん//」テクテク

35: 2015/10/18(日) 21:29:17.516 ID:immP2qEn0.net
19時00北口駅前

長門「到着」


長門「後は彼を待つのみ」

長門「……」

長門「……」



長門「……彼が来ない」ポツーン

36: 2015/10/18(日) 21:33:54.951 ID:immP2qEn0.net
キョン「いやーまさか童Oを卒業させてくれる相手がお前だとは思わなかったぜ」

佐々木「いや、ははは…」

佐々木「(…き、緊張してきた…)」ドキドキ

佐々木「(…そういえば、あまりにも突然だったから思わず誘いを受けちゃったけど…)」

佐々木「(…私、今日手入れもなってないし、下着も適当だ!)」ガビーン

佐々木「(このままじゃキョンに嫌われちゃうかも…)」ガクガク

38: 2015/10/18(日) 21:37:08.124 ID:immP2qEn0.net
佐々木「キ、キョン!」

キョン「ん?なんだ?」

佐々木「ぼ、僕、ちょっと用事思い出した!!」

キョン「はぇ!?!?」

佐々木「すぐ戻る!!本当にすぐ戻るからここで待ってて!!」

キョン「いやちょっ待っ」

佐々木「絶対すぐ戻るからー!!」ダダダダダッ

キョン「おいいいいいい!!!ふざけんな生頃しかよおおおおおおお!!!!!!」


佐々木「(とりあえず家に戻って手入れをおおおおお!!!)」

39: 2015/10/18(日) 21:38:47.258 ID:immP2qEn0.net
キョン「………」ポツーン

キョン「マジかよ…もう我慢の限界だってのに…」

キョン「マジかよおおおおおおおお!!!!」






キョン「泣きたくなってきた…外さみいし…」

42: 2015/10/18(日) 21:42:19.271 ID:immP2qEn0.net
ビュオオオオオオオオ

キョン「うっ、寒…」ブルブル

キョン「…やべ、トイレ行きたくなってきたな…」

キョン「(佐々木には待ってろと言われたが…)ん?」

キョン「あれ公衆トイレか、あそこでいいや」テクテク




北口駅前

長門「…こない」ポツーン

45: 2015/10/18(日) 21:45:01.539 ID:immP2qEn0.net
……オスッ!オスッ!オスッ!オスッ!……

キョン「ふぃー、漏れる漏れるっ…と…」

キョン「ん?誰かいるっぽいな…」

オスッ!オスッ!オスッ!オスッ!

キョン「!?」

古泉「オスッ!オスッ!オスッ!オスッ!」パンパン

ガチムチ「オウッ!オウッ!オウッ!オウッ!」

キョン「古泉!?」

48: 2015/10/18(日) 21:51:37.932 ID:immP2qEn0.net
古泉「オスッ!オスッ!……ん?誰ですか?新入りの方ですか?入ってきていいですよ」

キョン「古泉!お前なにやってるんだよ!」

古泉「おや貴方でしたか!もしや貴方もこちらの世界に興味を持たれたんですね!いやあ嬉しいです」

キョン「いやいやいや違うから!つかこんな所で馬鹿かお前は!」

キョン「(…今確信した。ここはまさか、おホ〇だちの交流の場でいらっしゃるのでは…)」ガタガタ

古泉「んふっ、遠慮する事はありませんよ。ここはどなたでもウェルカムです、そう、ノンケであってもね」ニヤリ

キョン「やだー!絶対やだ!」

49: 2015/10/18(日) 21:57:23.062 ID:immP2qEn0.net
古泉「大丈夫です、怖いのは最初だけですから」

キョン「ふざけんな!離せ!つかお前の童O卒業相手って男かよクソ!」

古泉「ふむ、でしたら最初は気心の知れた相手が望ましいでしょう。というわけで宜しくお願いします」

キョン「何がというわけでだ!てかなんとなく予想つくけど気心の知れたホ〇って誰だ!やめろ!」

国木田「キョン、楽にしなよ。気持ち良くしてあげるからね」

キョン「やっぱり国木田かよおおおおおお!!!!!」





佐々木「(とりあえず下着はどれにしよう!?これか!?それともこれが良いかな!?)」ガサゴソ

54: 2015/10/18(日) 22:02:18.140 ID:immP2qEn0.net
古泉「さて、もう逃げられませんよ」ガシッと

ガチムチ「ウッホ」ガシッと

キョン「やめろ!離せ!」

キョン「やめろっ!やめてくれーー!!!」

国木田「おめでとう」


キョン「ぎゃあああああああああああああああああああ」


…こうして、俺は童Oを卒業した………







長門「………寒い」ポツーン

56: 2015/10/18(日) 22:05:30.424 ID:immP2qEn0.net
後日

キョン「………」

長門「…」クイックイッ

キョン「…ん、ああ、長門か…」

長門「昨日来なかった理由を教えて欲しい」

キョン「……もういいんだ長門、ありがとよ…無事童Oは卒業できたからな…」

長門「!?」

キョン「じゃあな…」スタスタ

長門「……」




長門「一体誰が……」ゴゴゴゴゴゴ

57: 2015/10/18(日) 22:09:50.321 ID:immP2qEn0.net
キョン「……」ボー

古泉「…携帯鳴ってらっしゃいますよ」

キョン「…」ピッ

佐々木『あっ…もしもし、キョン?その、あの、昨日はごめんね…怒って帰っちゃったのかな…』

キョン「……」

佐々木『あれだけ待たせたなら怒るのも当然だよね…ごめんね…それでどうかな?今日あたり、昨日の続きとか…どうかな…』

キョン「…佐々木、もういい、ありがとよ…」

佐々木『えっ?そ、それってどういう』ブチッ

キョン「……」

59: 2015/10/18(日) 22:13:24.777 ID:immP2qEn0.net
キョン「……」

古泉「…んっふ、それで本日はどうされます?また来られますか?我々はいつでも歓迎しますが…」

キョン「……………………」

キョン「……おう」


古泉「ふふふ…ようこそ、男の世界へ」



60: 2015/10/18(日) 22:16:34.472 ID:dZ/s/MnB0.net
これがハルヒの望んだ世界

62: 2015/10/18(日) 22:17:49.597 ID:f1kL6tXkp.net
感動した

66: 2015/10/18(日) 22:23:46.944 ID:immP2qEn0.net
次は長門ルート書く

引用: キョン「古泉、お前童貞か?」古泉「はい?」