1: 2010/09/16(木) 20:57:44.47 ID:W6adyu0p0
JUM「翠星石」

翠星石「ん? なんですぅ?」

JUM「元気?」

翠星石「え、まぁ、元気だとは思うですぅ」

JUM「ちょっとこっち来て」

翠星石「はぁ、何用です?」トコトコ

JUM「ちょっとね」

翠星石「ちょっとですか?」

JUM「ちょっとだ」
ローゼンメイデン 愛蔵版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
3: 2010/09/16(木) 21:03:44.38 ID:W6adyu0p0
翠星石を座らせましょう

JUM「じゃあちょっとそっち向いて」

翠「あっちですか?」クルッ

JUM「そう。で、そのままゆっくりと後ろに下がって」

翠「はぁ」スタ、スタ

JUM「うん、オーケー、ちょうど座れる位置まで来たから腰を下ろしていいよ」

翠「そうですか? よっこいしょ。って、ひああっ! JUMがこんな近くにっ!」

11: 2010/09/16(木) 21:16:54.86 ID:W6adyu0p0
逃げる翠星石を引き止めます

ガシッ
翠「わっ、ちょっ! 手を放すですぅ!」

JUM「どうした翠星石?」

翠「どうしたも、こうしたも、なんでこんなに近いですかっ!」

JUM「同じ椅子で、僕は後ろに、翠星石は前に座っているんだから近くて当然だね」
グイッ
翠「きゃっ!」

JUM「うん。翠星石の背中が僕のお腹に当たっているのがわかるよ」

翠「ちょっ、ちょちょちょちょっ!」ジタバタ

13: 2010/09/16(木) 21:28:05.71 ID:W6adyu0p0
少しずつ翠星石を落ち着けていきます

JUM「翠星石、顔が赤いみたいだけど、大丈夫?」

翠「そっ、そんなことないですぅ!」ジタバタ

JUM「いや、赤くなっているように見える」

翠「違うと言ってるですぅ!」

JUM「もしかして、こうやって座ってから赤くなった?」

翠「ちちち、ちがっ、違うですぅ! そんなことはないですぅ!」バタバタ

JUM「ああ、お腹があったかいや」

翠「へ?」

JUM「翠星石の背中があったかいんだ」

翠「なっ、なっ、何を、きゃっ!」
ギュッ
JUM「うん、うん」

翠(なっ、なんなんですかこれぇー!)

19: 2010/09/16(木) 21:37:55.92 ID:W6adyu0p0
翠星石に現状を受け入れさせましょう

JUM「翠星石は、どう?」

翠「え、えっ?」

JUM「翠星石は僕の背中、どうかな?」

翠「そっ、それは、その」

JUM「何も、感じない?」

翠「いや、感じない、というわけではないですけど、あの」

JUM「暖かい?」

翠「まぁ、暖かいですけど」

JUM「うん。あ、よく見たら顔、そんなに赤くもないね、僕の勘違いだったみたいだ」

翠「え、あ、そうですか?」

JUM「よく考えたらこんなことで赤くなるわけなかったよな」

翠「こんなこと、え? こんなこと、ですか?」

JUM「こんなのよくある家族のスキンシップだからな」

翠「そ、そうですか?」オドオド

21: 2010/09/16(木) 21:52:02.26 ID:W6adyu0p0
翠星石の常識を一部書き換えしましょう

JUM「翠星石と僕は家族だよな。同じ家で暮らしているんだから」

翠「それはそうですぅ」

JUM「家は広いように見えて狭い」

翠「そ、そうですか?」

JUM「だから今こうやってくっついているんだ。家は広いように見えて狭いからね」

翠「そう言われてみれば、狭い、かもしれないですぅ」

JUM「狭い家の中で寄り添うのが家族だよな。狭いんだから」

翠「狭いなら仕方ないですぅ」

JUM「改めてこの家は狭いな。壁がすぐそこだし、天井も落ちてきそうなくらい低いな」

翠「壁は近いし、天井は低いですぅ」

JUM「ああ、狭い狭い。狭くて、ああ、すまないな翠星石、こんなに近くなっちゃって」

翠「い、いえ、別に狭い家の中、こんなに近くになっちゃうのは仕方がないことですぅ。気にすんなですぅ」

JUM「そうか、そうだな、狭い狭い」

翠「狭いですぅ」

23: 2010/09/16(木) 22:06:06.79 ID:W6adyu0p0
言葉を囁いて翠星石の気持ちをほぐしましょう

JUM「翠星石は小さいな」

翠「JUMだってチビですぅ」

JUM「翠星石は小さくてかわいいな」

翠「な、なに言い出すですか」

JUM「髪はさらさらだし」サワサワ

翠「あっ、あ……」

JUM「うん、さらさらだ。髪の手入れは大変?」ナデナデ

翠「えっ、と、大変でも、ないですぅ」

JUM「そう」ナデナデ

翠「そうやって撫でられると」

JUM「ん?」ナデナデ

翠「……悪くないですぅ」

JUM「そう」ナデナデ

25: 2010/09/16(木) 22:14:00.13 ID:W6adyu0p0
外堀を埋めていきましょう

JUM「肌もすべすべだよな」ピト

翠「そう、ですか?」

JUM「乙女って感じがする」フニ、フニ

翠「お、乙女なんだから当然ですぅ」

JUM「そういえば薔薇の乙女だっけ。肌って手入れしてる?」フニフニ

翠「ちゃんとしてるですよ。たしなみですぅ」

JUM「そっか」フニフニ

28: 2010/09/16(木) 22:18:23.93 ID:W6adyu0p0
少し踏み込みます

JUM「歯、見せて、ニィーって」

翠「少しだけですよ、ニィー」

JUM「白くてきれいな歯だな」

翠「毎日歯磨き粉つけて磨いているですよ」

JUM「そうか、流石翠星石だな」ナデナデ

翠「えへへ、ほめるなですぅ」

JUM「ははは」フニフニ

翠「うふふっ」

29: 2010/09/16(木) 22:29:03.83 ID:W6adyu0p0
ほっぺたをふにふにしている右手の指を唇に這わせていきます。(左手はふにふになでなでを継続しましょう)

翠「ん、んぐ?」

JUM「どうした?」フニフニ

翠「ふぁ、あの、お指が、んむ」

JUM「唇ふにふにだな」

翠「ひょ、そうでふか」

JUM「ふにふにだ。きれいな歯を見たら確認したくなってな」

翠「へ? んむ!?」

JUM「歯もすべすべだな」チュプ、キュッキュッ

翠「は、はの」

JUM「歯を磨くときは歯茎も刺激してやらなきゃいけないらしいな」プニ

翠「ん、あ。ほ、ほうなんれふか?」

32: 2010/09/16(木) 22:38:02.97 ID:W6adyu0p0
口内を弄ります

JUM「悪い血を出さなきゃいけないんだと。特に裏側の歯茎なんかは刺激が不足しがちらしいよ」

翠「そ、そうなんれふか」

JUM「前歯の裏側とかは比較的刺激できていそうだけどな」

翠「J、JUM」

JUM「ん?」

翠「ひょっぱい」

JUM「あ?」

翠「ひらがひょっぱいれふう」

JUM「舌がしょっぱい?」

翠「はひ」ブンブン

JUM「舌って、この舌?」クチュクチュッ

翠「ひは、はぁっ、ほ、らふぇ、はっ」

35: 2010/09/16(木) 22:54:05.15 ID:W6adyu0p0
触れる範囲を拡張します。

JUM「こんなに良くしてもらって悪いなぁ。ねぇ、翠星石はリクエストはない?」

翠「へ? ふぇっ!?」

JUM「こう、舌の先っちょがいいとか、上あごがいいとか」

翠「ふぁ、あ、あっ!?」

JUM「別にお口の中だけに限らない。こうやってさ、首まわりを撫でてほしいとか」サワサワ

翠「ひっ、あ、ら、らめ、んっ!?」

JUM「脇とか」フニフニ

翠「は、はの、はっ!?」

JUM「お胸とかお腹とか」プニプニ

翠「ふっ、はっ、ら、ほ、らふぇ」

40: 2010/09/16(木) 23:26:50.46 ID:W6adyu0p0
情報を流し込みます

JUM「この狭い家の外には何がある?」

翠「へ、そ、外ですか? えーっと……」

JUM「家の外には社会がある」

翠「しゃ、社会……?」

JUM「社会においては、数多の悪意が僕らの敵として立ちはだかる」

翠「悪意、敵、ですか」

JUM「そう、敵だ。家の外には敵がいっぱい。家の、中と、外、別世界だ。外は敵で溢れている。わかるな。戦う必要があるんだ」

翠「敵、戦う……」

JUM「だから家族は協力してこの敵に立ち向かわねばならない。狭い家の中で共に暮らす味方同士として!」

翠「な、なるほど……」

43: 2010/09/16(木) 23:40:17.43 ID:W6adyu0p0
さらに常識を書き換えます

JUM「さて、『敵を知り』なんて聞いたことあるかな?」

翠「あ、聞いたことあるです。『敵を知り味方を知れば、百戦危うからず』ってやつですね」

JUM「そう、よく知ってるね」ナデナデ

翠「えへへ、こんなことでほめんなですぅ」

JUM「敵と戦うためには己を知らなければならない」

翠「そうですぅ」

JUM「敵と、味方。社会と、家族。僕らはお互いをより深く知っておくべきだと思わないかな」

翠「そんな当たり前のことを言わせんなですぅ。味方同士、お互いを知らなければ戦いに勝てんですぅ!」

JUM「流石は翠星石だな、理解力が違う」ナデナデ

翠「えへ、いちいちほめたって何も出ないですよ。もう、えへへ」

55: 2010/09/17(金) 01:02:33.71 ID:ZeqMLbNd0
眠ってしまったので、ベッドまで運んできて、添い寝をします。

翠「すぅ、すぅ……」

JUM「……」

翠「すぅ、んっ、ぁ……」

JUM「……」プニッ

翠「んんっ……、すぅ、すぅ」

JUM「……」ギュッ

翠「ん、くるひ、でも、えへ……」ギュッ

JUM「ああ、あったかいや……。調子に乗ってごめんな、翠星石」

57: 2010/09/17(金) 01:06:10.13 ID:ZeqMLbNd0
翠「ん、ぅう……」

JUM「すぅ、すぅ……」

翠「あ、あれ? JUM?」

JUM「すぅ、すぅ……」

翠「寝てる……。しかも抱きしめられているから出れんですぅ……」

JUM「すぅ、すぅ……」

翠「よー寝とるですぅ。しゃーないですねぇ。もう一眠りするですぅ。やれやれですぅ」

JUM「すぅ、すぅ……」

翠「……」ギュッ


チュッ




おしまい

引用: まずは翠星石を呼びます