7/21 夏休み初日
AM7:00

律｢今日は21日、近くのホール月イチ最強イベントの日だ！しかもガンダム3が導入される…｣

律｢こいつは119.9%の現在5号機最強マシン。ARTがメインで、設定6はART突入率が別格。白V揃いならART確定、爆連の期待が高まる！｣

律｢こいつは腕がなるじゃねーか！万枚出しちゃうよー！｣

律｢しかし、私以外誰も居ないな…。PIAの日でガンダム3導入なのに…。2時間前は早すぎたかな？みんな気合が足りねーなぁ！｣

律｢唯も来ないし…7時に来いって言ったのに唯の奴ー！｣




憂｢お姉ちゃん、起きてー。今日は律さんと約束でしょー？

唯｢わっ！憂、今何時ー？｣

憂｢7時だよ。お姉ちゃんが7時に起こしてって言ったから…｣

唯｢7時に待ち合わせだよ～｣

憂｢えっ。お姉ちゃん7時に起こしてって言ってたよー。ところで、こんなに早くからどこ行くの？｣

唯｢スロットだよ｣

憂｢えっ｣

憂｢お姉ちゃん、スロットって…｣

唯｢お父さんがたまに行ってるアレだよ～｣

憂｢お姉ちゃん、お金はあるの？｣

唯｢それは…｣

憂｢しょうがないなぁ、私が出してあげる。だから私も連れてって？｣

唯｢ありがとう憂～。ところで、憂どのくらいお金持ってるの？｣

憂｢10万円くらいかなぁー。どうせ今日行くって事はガンダム狙いでしょ？投資かさみそうだしねー｣

唯｢そ、そのお金はどこから…？それに憂…スロット詳しいの？｣

憂｢家のお金だよ。どうせ私が管理してるんだし、お父さんやお母さんにそれをとやかく言う権利はないよね。しかも夏休み中は旅行で帰って来ないだろうし｣

唯｢それもそうだね｣

憂｢ちなみにスロットはサミタでよくやるんだよー｣

唯｢サミタ？｣

憂｢パソコンゲームで、実際のホールにあるスロットが出来たりするの。そこから色んなサイト見て、スロットに詳しくなったんだー。お姉ちゃんがスロットに興味があるなんて知らなかった。今度また教えてあげるね｣

唯｢うん！まだりっちゃんに誘われて2回しか行った事ないけど…。あ、りっちゃんは結構行ってるみたいだけどねー｣

憂｢そうなんだー。ちなみに、結果は？｣

唯｢緑ドンでボロ負けです…。りっちゃんも｣


憂｢じゃあ、あの時の台所のお金は…｣

唯｢ごめんなさい｣

憂｢まぁ、過ぎた事はしょうがないから…急ごっか、お姉ちゃん｣

AM7:45

律｢唯の奴、携帯も出やしない…もう後ろに結構人来ちまったぞ｣

律｢おっ、唯からメールだ。なになに…『ごめーん、今着いたとこー。人来ちゃってるね、ガンダム座れるかなぁ？』か｣

律｢まぁ無理だろうなぁ…6台しかないのに今並びは10人ってとこか。皆ガンダム狙いだろうしなぁ…｣




AM9:00 開店

律｢よし、カド2ゲット！｣

唯｢りっちゃーん、ガンダム…｣

律｢唯が寝坊するからだろー。って、憂ちゃん？｣

憂｢おはようございます、律さん。今日はお姉ちゃん共々宜しくお願いいたします｣

唯｢私が打ちに行くって言ったらついて来ちゃったの～｣

律｢そうか、憂ちゃんも頑張ってな。唯はようやく目押しが出来るようになったところで、台の仕様とかほとんど分かってないから。…あ、憂ちゃんはスロット初めてだっけ？｣

憂｢そうですけど、大体の事は分かってるんで大丈夫です。ありがとうございます｣

律｢流石憂ちゃんだな！あ、今日はガンダム以外には萌えスロがオススメだってメルマガが来てたぞ｣

憂｢ありがとうございます！(萌えスロ…ツインならサミタでやった事ある！)｣

憂｢じゃあお姉ちゃん、行こっか｣

唯｢りっちゃんありがとねー。お互い頑張ろうね！｣

律｢おう！｣

唯｢萌えスロか～。ここにある台は、リオ2、ビキニパイ、ツイン2、ハーレム、神たま、マジハロぐらいだけど…｣

憂｢お姉ちゃん、マジハロはR？｣

唯｢うん。Rって書いてある。どうしたの憂？｣

憂｢Rはダメダメなんだよ、お姉ちゃん。あとリオ2も絶対打っちゃダメだよ｣

唯｢リオはひどいよねー。RT777引いてこれで一撃何枚出るんだろうなーって思ってたら即ボーナスで終わっちゃったよ｣

憂｢SBJのST777なら2000枚は固いのに…｣

唯｢それに『まぁまぁかな』ばっかりでイライラする！｣

憂｢そっかー。お姉ちゃんは一撃のある機種が好きなんだね｣

唯｢うん！一撃での獲得枚数がどんどん増えてくのがたまらなく好きなのー！｣

憂｢じゃあもうツイン2しかないね。オススメはハーレムだったけど…｣

唯｢うん！RT機の割に一撃あるしねー｣

唯、憂 ツイン2に着席

憂｢ところでお姉ちゃん？｣

唯｢何ー？憂？｣

憂｢私達はお金あるけど、律さんはどうしてるのかな？｣

唯｢あぁ、りっちゃんなら貯金があるんだって。子供の頃のお年玉、親が全部りっちゃん名義の通帳に預けておいてあってさ、18歳の誕生日プレゼントに自由に使っていい事になったんだって｣

憂｢そうなんだー。あれっ？律さんって誕生日来てたっけ？｣

唯｢さぁ？｣

憂｢あと…｣

唯｢え？｣

憂｢意外と何も言われないんだねー。店員さんに何か言われるかと思ったけど…｣

唯｢堂々としてれば案外大丈夫なもんみたいだね。私も最初はドキドキしたよー｣

キモオタ｢グフフ…クルミたん｣

唯｢あれぇ？あの人の台から流れる声、私の台と違うよー？｣

憂｢それはね、マイスロって言って、台を自分専用にカスタムしてるんだよ｣

唯｢カスタム！うーいー、私もやりたーい｣

憂｢面倒くさがりのお姉ちゃんには向かないと思うけど…それに、男の人が喜ぶ為の仕様だし｣

唯｢じゃーいーや｣

憂、幸先良く2k(2000円のこと)でBIGもRTには入らず

憂｢駄目かぁ…｣カチカチ

唯｢憂、それなあに？｣

憂｢あぁ、これはね。カチカチ君っていって、子役やボーナス中の特定の出目をカウントする事で設定をある程度読めるんだよ｣

唯｢すっごーい！流石憂だねっ！｣

憂｢お姉ちゃんのもカウントしてるから｣

唯｢ありがとう憂ー｣スリスリ

キモオタ｢…ゴクリ｣

AM11:00

憂 1200G BIG5 REG3 400枚(投資2k)
唯 880G BIG0 REG0 投資26k

唯｢うーいー、何なのこの台…つまんないよ…やめてもいい？｣

憂｢チャンス目は結構来てるのにね…でもお姉ちゃん、もうすぐ天井だから｣

唯｢天井？｣

憂｢ずっとボーナスが来ない時の救済処置の事。この台の場合、もうすぐ次のボーナスまで続くRTに入るから、もうコインを減らさずにボーナスを待てるんだよ｣

唯｢そっかー！じゃあもうちょっと頑張ってみるよ｣

唯、天井RT突入

その頃律は…

1300G RB10 投資35k

律｢何だよこの台…ボーナスは増えないしARTは入らないし…｣

律｢周りは結構出てるのになぁ…私だけここまでARTなしか…｣

律｢12回連続ART非当選で次のREGからART当選率が50%になるんだよな…｣

律｢ここまで来たら、やるしかねぇ！｣




唯｢あれぇ…おかしいなぁ…｣

憂｢お、お姉ちゃん！｣

唯｢画面が真っ暗になって止まっちゃったよ…？｣

唯｢あっ！何か聞こえて来た｣

憂｢それ、フリーズだよ！BIG＋RT13連確定！｣

唯｢うそぉー！やったー！これで取り戻せるかなっ？｣ワクワク

憂｢まだ分からないけど…上乗せ次第では行けるよお姉ちゃん！頑張って！｣




唯｢え…これって…？｣

唯｢もしやまた…フリーズというやつですか…？｣

憂｢うん！｣コクコク

唯｢白7を狙って…ってわぁ！｣

憂｢中段チェリー…お姉ちゃん、これ、凄い事だよ…？｣

唯｢これが上乗せ確定ってやつ？｣キラキラ

憂｢さっきのと合わせてRT34回確定だよ…こんなの初めて見た！やっぱり凄いよお姉ちゃん！｣

唯｢エッヘン｣ふんず

その後、RT中に先程までとはうってかわってボーナスが来るようになり、上乗せも含めてなんとRT71連、一撃4800枚を叩き出したのだった。

長い長いRTが終わり、時刻は午後4時。
憂の勧めも聞かず食事休憩も取らずに打ち続けた唯は体力の限界を迎え、唯の為に同じく打ち続けた憂もまた疲れが結構キツくなっていた。

唯｢ふぅー。やっと終わったー！疲れたけど、楽しかったー！｣

憂｢凄かったね、お姉ちゃん！お姉ちゃんの台も私の台も高設定ではなさそう。でも結構ボーナスは引けてるし、3はあるかも。｣

憂｢お姉ちゃんの引きは凄すぎたけどねｗ って事でお姉ちゃん、これだけ出たし疲れたし、今日は帰ろっか｣

唯｢うん！｣




唯 +74000円
憂 +12000円

唯｢あれぇ、何か忘れてる気が…｣

憂｢何もないと思うけど…あっ！アイス買って行かなきゃね、お姉ちゃん｣

唯｢それだっ！｣







律｢もうガンダムなんて打たない…何が119%だよ…0枚ボーナスばっかり｣

律｢ハァ…まさか初日からこれだけ派手にやられるとは…｣

律｢いくらなんでも、もうちょっと前にやめておけば良かったかな…｣

律｢唯達は…あれっ？居ない？あのヤロー、勝手に帰りやがって…｣

律｢フンだ｣




律 -92000円
残高 208000円

よくじつ！

唯｢じゃあ、行って来るね～｣

憂｢行ってらっしゃーい｣

昨日の勝利に気を良くした唯は、今日もホールへ向かった。
憂もついて行こうとしたが、唯に今日は私一人でやってみたいからと言われ渋々了承したのだ。
だが、勿論憂はバレないように後をつける。唯相手なら楽勝である。

唯｢あはは～♪｣ペチペチ

憂｢あっ、お姉ちゃんカバン溢してる…｣

唯｢わーい♪｣ピッ

憂｢確定画面まで回してる…｣

唯｢うんたん♪｣ポチポチ

憂｢DDTしてない…｣

唯｢うーん…｣スック

憂｢あ、やめるんだ…｣

唯｢ただいまー｣

憂｢お姉ちゃん｣スック

唯｢ど、どうしたの憂…｣

憂｢負けたんでしょ？｣

唯｢めんぼくない…｣ポリポリ

憂｢お姉ちゃん？お姉ちゃんの打ち方、無駄が多すぎるよ？すっごく損してるし、これからもずっと損し続けちゃうよ？｣

唯｢えぇっ！？そんなのヤダよー、うーいー…｣

憂｢大丈夫、私に任せて。はい。｣

そう言って憂は大量のリール配列表と憂お手製のDDTのやり方が書かれた紙を持ってきた

憂｢これで損しない完璧な打ち方を覚えて、お姉ちゃん。目押しの練習ならツインならサミタで出来るし…｣

憂｢一度目押しが完璧になれば、他の機種でも簡単に出来るようになるよ！お姉ちゃんは集中すれば何でも出来るんだから、頑張ってね｣

憂｢あと、各機種の仕様とかはここのサイトを見てね。分からない事があったら私に聞いて？｣

唯｢憂…ありがとう！大好きっ！よーし、私頑張っちゃうよぉー！｣

憂｢お姉ちゃん…｣

こうして唯の猛特訓が始まった

一方律は、徹底して固く行っていた。

夏休み初日のあの大敗。あの穴を何とかして埋めたかったのだ。

宵越しを使った青ドンや北斗将、エヴァの天井ハイエナはもちろんの事、天井狙いをメインに立ち回った。

その他にも緑ドンの高確や2027のハマリ台狙い、天外魔境とめぞん一刻が出てからはゾーン狙いなど、徹底して期待値の高い台を1Gでも打った。

その結果、こうした地道な作業ではいくらかプラス収支を上げたものの、一日中色んなホールを回ってこの稼ぎ…
楽しくもないし、正直バイトした方がいいんじゃないかと思うようになっていた。

そんなこんなで8月序盤は過ぎていった。

8月15日
夏だ！花火だ！ドンちゃんだ！！打ち上げるぜ！HA☆NA☆BI イベント

律｢コツコツやって来たけど、もう限界だ…｣

律｢私は…スロットを…楽しみたいっ…！｣

律｢そこに舞い降りたこのイベント…｣

律｢行くぞっ！唯っ！｣

唯｢らじゃー！生まれ変わった私を見せてあげるよ｣

12台ある緑ドン、各2台ずつのオール設定イベントだ。

常連の話によると去年の青ドン、赤ドンの時も実施したらしく、かなり信頼出来るイベントだとか。

完全先着制のこのお店、なんと唯、憂、律は午前2時から並び、見事1、2、3番を勝ち取った。

決戦の火蓋が、今切って落とされる。

大変申し訳ありませんが、少し休ませて頂きます…

あまり出来の良いものではありませんし、誰も見ていないかもしれませんが。
もしスレが残っていたらコッソリと再開しますんで…

では、すいません。

※今回の話は緑ドンを知らない人にとっては意味が分からなく、つまらないかもしれません。

AM9:00 オープン
憂｢じゃあお姉ちゃん、律さん、あそこの3台並びの…｣

唯｢甘いよ、憂｣

律｢憂ちゃん、今日は遊びじゃないんだよ？2時に並んだ事からも分かるでしょ？｣

憂｢お姉ちゃん…？律さん…？｣

唯｢高設定が3台並んである訳ないよ｣

憂｢じゃあ…｣

唯｢別れて座るよ、憂｣

唯の目付きは以前とは全く違っていた。

律｢じゃあ私はここに座るよ｣

律はあれから2週間、毎日このホールで緑ドンのシマを幾度となくチェックしていた。

その結果、少しずつではあるがこのホールのクセを見抜いて来ていた。

律｢このホールは設定にかなりメリハリを付ける…高設定の据え置きはまずなく、ずっと調子の悪かった台がある日突然吹き出す傾向がある…｣

律｢と、なれば！｣

律｢唯には悪いけど…私は勝つよ｣

律はここ2週間、唯一一度も一撃2000枚以上のない台に座った。

律｢よしっ…本命台ゲット！｣

一方唯は適当に選んでいた。
目押しにDDT、仕様などはほぼ完璧に理解していたが、いかんせん実戦がまだ足りなかった。
それでも、憂を一歩リードするところまで唯の力は伸びていたのであった。

憂は前日閉店2時間前だけチェックしていたので、周期CZまでが一番短い台を選んだ。
ほとんど意味はないが、やらないよりはマシである。




勝負でぃ！

よっしゃ！

憂、5G目に自力6択を当ていきなりART突入。3%モードとはいえ、幸先が良い。

憂｢それよりも…｣

前日閉店前のチェックの結果、この台の次回周期CZは14G目以降。設定変更確定である。

憂｢この台、昨日は爆氏…という事は！いや、でも打ち直しの可能性もあるか…｣

ぽぽぽぽぽーん♪

ドーンドドドンドドドンドン♪




客が一斉に振り向く。

憂、純ハズレを引きまさかのART継続確定…！

そしてなんと次のART中に…




ぽぽぽぽぽーん♪

憂｢うそっ！？｣

またしても客が一斉に振り返る。

律｢マジかよ…｣

唯｢88%モード以上、確定…｣

自力継続を考慮すれば、継続率は90%である。

開始5分で、憂がいきなり波に乗った。

憂はその後もボーナスを絡めながら順調にARTを継続させ、14連で一撃2100枚と最高のスタートを切った。

欲を言えば、95%に上げたかったが、残念ながらBIG中のドン揃いはなかった。

一方唯は…

唯｢ふう…共通提灯よく来るねぇー｣カチカチ

唯｢ボーナスはあんまり引けないけど、低確率から引いたボーナスでもARTに入ったりするし…｣

唯｢チェリーからやたら静画面行くし…｣

唯｢さっき2択ナビ出たし…｣

唯｢偶数設定は間違いないよね、チャンスかもっ！｣キラキラ

親方｢でっかい花火をあげるんじゃー！｣

躍動の緑→花火対決だ！ドンちゃん！

律｢これは来たんじゃねーの！？｣

めんぼくねぇ

律｢またか…シャキっとしろよ…！｣

数G後… 勝負でぃ！

律｢き、金筒…！！しかも2択ナビ…｣

律｢当たればロケット…ロケットにさえ行けば…94%モードも十分狙える！｣

律｢中って来たら右だよな…よし来いよ…右右右右！！｣ポチッ

ボンッ あちゃ～

律｢………｣

律｢ハァ…ボーナスも来ないし…狙いが外れたかな…？｣

律｢どうやら奇数設定っぽいし…｣

律｢でも他に空き台もないな…｣

律｢よーし！ちょっくら休憩だー！｣

AM11:30 ちょっと早めの食事休憩

律｢って感じでさー、あそこで当てときゃロケットだったのにな…｣

唯｢うわぁー、それは惜しかったね、りっちゃん｣

律｢憂ちゃんのヒキを分けて欲しいよ｣

憂｢たまたまですよー、それに引きの強さならお姉ちゃんには敵いませんって｣

唯｢えっへん｣ふんず

律｢ところで、今んとこ二人はどんな感じなんだ？｣

唯｢ボーナスは引けてないけど、偶数設定は間違いない感じ。ひょっとしたら6かも！｣キラキラ

憂｢ずっとARTだったんでよく分からないですけど、斜め山から結局ボーナス行きましたし、サンボ(平行山＋ドンBIG、斜め山＋赤7、単独REGで、設定差が大きい)の合算も良いですし…｣

憂｢少なくとも低設定って事は無さそうです｣ニコッ

唯｢じゃあ憂は今日はもう勝ったも同然だね！｣

憂｢まだ分かんないって～｣ニコニコ

律｢…平沢姉妹には負けない｣イラッ

ここまで！
唯 投資8k
憂 投資1k 1800枚
律 投資25k

唯｢BIG引いたのはいいけど、また低確からドン揃いなしかぁ…｣

好機でぃ！

唯｢おっ！またART入っちゃったよ｣

唯｢まぁどうせ40%モードだから、単発じゃなきゃ良…｣

唯｢いやいや、ここでBIG引いてドンちゃん揃えて継続させなきゃ！｣

ぽぽぽぽぽーん♪
ぽぽぽぽぽーん♪
ぽぽぽぽぽーん♪
ぽぽぽぽぽーん♪

唯｢えっ…もう5連目…？｣

唯｢40%でこの引きはないよね…？｣

唯｢そういえば、さっきまでと違ってやたら緑、黄スケボーが多いし…｣

唯｢まさか、いきなり88%に飛んだ！？｣

唯｢え…？ていうかコレ、偶数設定は間違いないんだし、共通提灯やたら来るし…｣

これが都合12連で1100枚獲得。
一気に収支をプラスに持っていった。

ここからもボーナスを引けば半分はARTに入る好展開で、じわじわと右肩上がりに出玉を伸ばしていく唯。




一方憂は…

憂｢設定は良さそうだけど、さっきのは多分88%止まり。というかおそらくずっと88%…｣

憂｢結構ボーナス引いたのに継続率に変化なし、か…｣

憂｢6なら70%に落ちてもおかしくないだろうし、5なら94%に上がるだろうし…｣

憂｢まぁ5はないかな。それと偶数設定っぽいけど、サンボの出現率からして2も考えにくい｣

憂｢4、かな…？4なら勿論続行だよね｣

律｢隣の兄ちゃん、赤スケボーか…｣

律｢どう見ても奇数設定、さらに言えば低設定っぽかったのになぁ…｣

律｢…！って事は、まだ私にもチャンスが…！｣

律｢よーし！打ちあげるぜぇ！HA☆NA☆BI！｣




だが、なかなか律の花火は打ち上がらない。

兄ちゃんの花火は止まらない。

律｢いやー、凄いですねぇー。このまま閉店まで止まらないんじゃないっすか？｣

客｢だといいんだけどな。おい、コーヒー飲むか？｣ニコニコ

律｢あーりがとうございますっ！｣

その時だった。

平成の 枯れた夜空に 賭ける恋
咲かせてみせます 大輪の花




律｢う…わぁ…｣

客｢おい！やったな！｣

律｢お兄さんっ…！｣ガシッ

色んな意味で周りの客の注目を集める。

そこからは隣の兄ちゃんと2台並んで連チャン開始！

ニコニコりっちゃんタイム(^-^)

14連目。水色終劇、ビリー現れず、市街画面…

律｢思ったよりは伸びなかったな…｣




勝負でぃ！ よっしゃ！

律｢うっひょーい！！！｣

律、自力で引き戻すっ…！

こうして律は44連、一撃3500枚を叩き出したのであった。

律｢ちょっとボーナス少ないけど…んー満足満足！｣

律｢初めてフリーズ引いちゃったな～♪｣

ART終了後、速効でバケを引く律。

チャラチャチャチャッチャッチャッチャッチャー
チャッチャラチャッチャッチャー♪

律｢おお！高確だったのか？｣

万里遊戯！

律｢お、うおーっ！｣

ドンちゃんがロケットに乗っていた。
次回ボーナスまで続く無限ARTである。

律｢ハマってくれよ…｣

ドカンと行くぜー！

律｢280Gか…まぁ仕方ないかな｣

滝を割れ！ドンちゃん！

律｢問題は…BIGかバケか…！｣

律｢右下段にBARをビタ押ししてっと………うわ｣ズルッ

律｢ドンちゃんが滑ってきやがったぜ…｣

ビックボーナス！

律｢バケだったらなぁ…｣

※ロケット中のバケは再びロケットが25%、94%モードが25%、40%モードが50%の激アツ振り分け

律｢まぁ完全告知にして…っと｣

律｢おっ！｣チャラチャラチャッチャッチャララッ♪

ボボボボボーン！
晴れ渡る空～♪

律｢んんんっ！？｣

なんとドン揃い1発で夕方画面に移行していた。

これは88%モード以上確定である。

律｢ま、マジでっ！？よっしゃー！｣

律｢しかしロケットからのBIGで…よく薄いところ引けたなぁ｣

律｢今日の私…来てるよ！｣

万里遊戯！

律｢………は？｣

見間違いではないだろうか。

3連ドン花火に、赤スケボー。

なんと、あっさりと94%モードに入ってしまった。

律｢嘘だろ…｣

そしてこのARTが閉店間際まで続き、一撃5500枚。

最高の展開だった。




唯 設定6 投資12k 4500枚 +78000円
憂 設定4 投資1k 3000枚 +59000円
律 設定3 投資33k 8900枚 +145000円

唯達3人は大勝利を納めた。

律｢何だよこれ…こんなに出ていいのか…？｣

律｢すっごく楽しかったなぁ…やっぱりスロットはこうじゃなきゃな｣

律｢もう最高！明日から今までやってた立ち回りなんてもうやめて、一撃狙いにしよっかなー｣

律｢今日の台も高設定ではなさそうだったけど、大勝利だったし…｣

律｢私ってやっぱ才能あるのかもな！｣

律｢よーし、明日も緑ドンだな！｣

律｢119%機種はいいよなー。バイオも打ちたいし、ガンダムもリベンジしなきゃな｣

律｢これからが楽しみだ！｣

ぱちんかす！