セーラ「ん？怜、何か言った？」

怜「え、うちは何も喋ってないよ」



半兵衛「あ、あの！ここが麻雀部の部室でしょうか！！」

竜華「そやけど。随分可愛らしい子やな。一年生か？」

セーラ「入部希望かー。うちの麻雀部は強いから、入部テストあるでー」

半兵衛「い、いえ・・・、私は一年生じゃなくて・・・」

竜華「あぁ、すまん。すまん。ちっこいから、てっきり一年かと。二年やったんやな」

半兵衛「ち、違います！！」

怜「ほな、私らと同い年かいな？私も、ひんそーな高校三年生やけど、あんたも大概やなぁ」ﾔﾚﾔﾚ

半兵衛「違います！！私、高校生なんかじゃありません！！

セーラ「中学生か？ここは高等部やで。俺が中学生の部室に案内しようか？」

半兵衛「わ、わ、私はもう大人です！そして、麻雀部の臨時監督になりました竹中半兵衛でしゅ！！」

半兵衛(うぅ～、大事な所噛んじゃいました//)



竜怜セーラ「な、なんやてーーーーーー！！！！！！！！！」

セーラ「それにしても・・・、新しい監督がこんな口リっ子やとは・・・」

竜華「うちらより幼いな。ホンマに教師か？」

半兵衛「と、飛び級ですが一応、大学を卒業しました！これ、教員免許です」ｽｯ

怜「ホンマや・・・。でも年は、うちらより若いみたいやな」

セーラ「つーか、名前が昔の戦国武将の名前やでなぁ」



半兵衛「・・・麻雀、一局打って貰えますか？」

竜華「せやな・・・。ここは麻雀部で、麻雀さえ強ければ何も文句ないわ。よし、やろか！」

竜華「セーラ、泉呼んで来て。船Qと泉とうちと半兵衛監督で一局打つでー」

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半荘、三局ほど打ち全て半兵衛の一位


泉「ま、参りました」

船Ｑ「これは私が理想とする麻雀！完璧なデータ麻雀や！」

竜華「くっっっっっそー、強いなぁ！うちらが手も足も出んとか！！」

半兵衛「監督就任にあたり、一か月ほど前から千里山麻雀部のみなさんのデータ、打ち筋は全て研究して来ました。わ、私にはみなさんの打つ牌が手に取るようにわかります」

セーラ「後ろから見てたけど・・・、凄まじい実力やと思ったわ」

怜「せや。竜華の独特の癖を見抜いて、ひっかけリーチにも振り込まんかったり。逆に泉にひっかけリーチして、ロンしたり」

半兵衛「えへへ//そんな・・・照れます//」

竜華「監督！うちらは去年の全国二位なんや！今年は何としても全国優勝したい！監督はうちらを一位に導いてくれるんか？」



半兵衛「この天才軍師、半兵衛におまかせあれ！」

怜「え？軍師？」

半兵衛「あっあああ・・・ち、違います！」

半兵衛ちゃんは世界一カワイイ戦国武将！！

二番目は戦国乙女の秀吉ちゃん




半兵衛「あっ、この選手はこの牌に偏りが・・・、ここの大将さんはこれだけ点差が開くと大爆発の兆しが・・・」

船Q「なるほど、なるほど・・・。データの修正しますね」ﾋﾟｺﾋﾟｺ



怜「船Q、半兵衛監督来てから、張り切ってるなー」

竜華「あの二人が来てから、全国の有名校の対策もかなり進んだな」

セーラ「白糸台対策もしっかりやって貰わないとやでな。いつかは当たる相手やからなぁ」

半兵衛「園城寺さん」

怜「はい」

半兵衛「園城寺さんは、先鋒と言うポジションから各校のエースと対戦する事になります」

怜「・・・はい」

半兵衛「エースポジションと言うのは、元々の基礎雀力がかなり高く、なかなか奇策が通用しにくいです」

怜「確かにそうですね」

半兵衛「だから、園城寺さんには大会までとにかく基礎雀力を底上げして貰おうと思います。それで、特訓を考えてきました」

半兵衛「私が考えた、麻雀ドリルです」ｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ

怜「麻雀ドリルって・・・」

半兵衛「毎日、これを50問解いてください。答えは最後のページにありますので」

泉「うちは何すればいいんですかねー(うちは日本で一番麻雀が上手い高校一年生やからな、園城寺先輩みたいにドリルなんかさせられへんやろ)」

半兵衛「二条さん、貴方は格上との対戦経験が圧倒的に足りない感じがします。特に麻雀での防御が弱いと感じました」

半兵衛「大会まで、毎日私、清水谷さん、江口さんと麻雀やって貰います」ﾆｺｯ

半兵衛「泉さんだけ5000点スタートで、ハコらないような打ってくださいね」ﾆｺﾆｺｯ



泉「ひぃひぃぃぃぃぃぃぃぃ！！」

一方、清澄高校

久「みんなー、新しく監督やってくれる人が来たわよー」

和「ホントですか！」

まこ「麻雀部は、先生が名義貸してくれただけじゃったんじゃ。それにしても、こんな弱小麻雀部の監督やってくれる変わり者がおるだなんて」

咲「優しい人だといいなぁ」

優希「タコスの差し入れくれる監督なら私は文句ないじぇ」





久「それじゃ・・・、紹介するわね」

信奈「コホン、えー、私が清澄麻雀部の新監督、織田信奈よ！目指すは全国の頂点のみ！みんな、私について来なさい！！」

白糸台高校


菫「みんな集まったか？えぇ、急な話で済まない。監督が家の都合で、学校を退職する事になった」

淡「えぇー！この時期に！もう全国大会の予選始まっちゃうよ！！」

菫「うん、真に残念だが、監督にも監督の事情があるんだろう」

照「・・・別に監督とかいらない。監督居なくても、三連覇は成し遂げてみせる」

菫「監督居ないと、大会に出場する事すら出来ないよ。そこでだ。新しい監督に来て貰う事になった」



菫「どうぞ、お入りください」

勝家「私が、新監督に任命された柴田勝家だ！みんな！王者は王者らしく、正々堂々と前からぶつかって行こう！そして全力で叩き潰してやろう！！」

姫松高校

洋榎「やっぱり監督は、今年の全国大会に間に合いそうにもないか？」

恭子「えぇ、残念ながら・・・。うちは上に新しい監督なんかいらん！！って抗議したんですが・・・」

由子「監督じゃなくて、監督代行ならいいのよーって説得されちゃったのよー」

洋榎「そうか・・・。んで、新しい監督代行とやらは、どこに居るんや？初日から遅刻とは、ふざけた監督代行も居たもんや」


ｶﾞﾗｯ

長秀「ふふふ、なかなか威勢がいい子が揃ってるようで70点上げちゃいましょう」

洋榎「ん？おばちゃん誰やねん」

長秀「おばちゃんじゃなくて、お姉さんです！！愛宕洋榎、10点です。私が監督代行の丹羽長秀よ。短い間だけど、よろしくね」ﾍﾟｺﾘ

かくして、戦国大名達が監督をする全国高校生麻雀全国大会が幕が切って落とされた。


果たして優勝するのはどの高校か。末原の運命はいかに。泉の運命はいかに。



魔王咲は、第六天魔王との出会いに何を思う！？



カン！！

二回戦大将戦終わって


咲「・・・ありがとうございました」


咲「ただいま、戻りました」

和「咲さん！さっきの打ち筋！」


ﾊﾞｼｨｨｨｨｨｨ!!!!!!!

咲「えっ・・・」ﾋﾘﾋﾘ

信奈「ねぇ・・・、あんた・・・手抜いたでしょう！？あんた、それがどれだけ選手の誇り汚してるかわかってんの！？彼女達は今日の日のために、毎日毎日練習を必氏にやってきた！それなのに、あんたは！！」

咲「わ、私にも考えがあったんです！決勝に連れて行くなら、弱い方がいいかなって」


ﾊﾞｼｨｨｨｨｨｨ!!!!!

和「監督！辞めてください！！」

信奈「ねぇ・・・咲。あなたこのままじゃ・・・きっと、ダメになるわよ」




もう一個、カン！！

乙
信奈はアニメで出てるキャラのみか

信奈は阿知賀じゃないのかー

原作見た事ないｗ
ただ今週の信奈は面白かったｗ


今度はマブラヴと咲のクロスSSでも書くおｗ