1: 2012/04/01(日) 23:02:22.53 ID:whNwJvsb0
撫子「……っあー」

撫子「ねむっ。 やばいなこれ……」

かの子「だ、大丈夫なでしー……??」

撫子「無駄にコーヒーなんて飲まないで授業中寝ちゃえばよかったかな……」

かの子「それはそれでダメな気もするけど……」

撫子「いやでも、なんとか終わってよかったよ。帰ったらもう寝るしかないねこれ」

かの子「ふふ……お疲れ様だね。じゃ、また明日ね?」

撫子「うん。また。」
ゆるゆり、
2: 2012/04/01(日) 23:04:32.37 ID:whNwJvsb0
撫子「……っととと」

撫子「あー……あぶな」

撫子(ただの一本道なのに転びそうになるって……やばいな)

撫子「あー何で昨日寝なかったんだっけ……それすらも思い出せない……」

撫子「もうちょいで家つく……」


ゴチン

撫子「~~~っ!」

撫子(で……電柱に頭ぶつけた……漫画だよもう……)


撫子(やば……ちょっとツボった。何この状況。)

撫子「あー……私ってこんなに眠気に弱かったんだっけ……?」

5: 2012/04/01(日) 23:08:08.66 ID:whNwJvsb0
ジャーネーマタネー
バイバーイ

撫子「ん……?」

花子「あ、ねーちゃん。」

撫子「花子……」

花子「学校終わり? え……頭どしたし?」

撫子「よかった……」

花子「え??」

撫子「一緒に帰ろうか。ねーちゃん今眠くて上手く歩けないんだよ。」

花子「なにそれ……え、手繋ぐのっ?」

撫子「いやだから上手く歩けないの。」

花子「…………」



花子「………きょ、今日だけだし……///」

6: 2012/04/01(日) 23:10:57.71 ID:whNwJvsb0


ナンダヨーバカッパーイ!
サクラコニイワレタクアリマセンワー!

花子「あっ……///」

櫻子「あれ、ねーちゃん。」

向日葵「な、撫子さん……花子ちゃんと……」

花子「い、いやこれは違くて……!///」


櫻子「何やってんの?」

撫子「…………」

櫻子「……ねーちゃん?」

7: 2012/04/01(日) 23:14:44.84 ID:whNwJvsb0
撫子「」ばたっ


向日葵「え、えっ!?」

花子「ねーちゃん!」ゆさゆさ


撫子「ん……おおひま子。」

向日葵「いや! おお、じゃなくて……大丈夫ですの……??」

花子「ねーちゃん今眠くて上手く歩けないらしくて……」

櫻子「なんじゃそりゃ」


撫子「あれ……もう家ついた……?」

向日葵「ちょっ、ここまだ天下の往来なんですけど!」

8: 2012/04/01(日) 23:18:01.14 ID:whNwJvsb0
撫子「うーっ……ねむい……」

櫻子「しっかりしてよ!ちょっと!」

撫子「運んでくれ。」

櫻子「起きてんの!? 寝てんの!? 運べるわけないじゃん!」


撫子「…………私、そんなに重くないのに……」ぐすっ

花子「わっ! 目がうるうるしてる!」

向日葵「なんか撫子さんが純情乙女になってますわ!」

櫻子「大変だ、ねーちゃんが眠過ぎて壊れた! やっぱり運ぼう!」


よっこらせっ

向日葵「さ、櫻子大丈夫……??」

櫻子「ほんとだ! 軽い!」

花子「は、花子もやりたいし!」

向日葵「おもちゃじゃないんですから……」

9: 2012/04/01(日) 23:20:46.31 ID:whNwJvsb0
花子「う……ぎりぎり……だいじょぶ。歩ける。」

櫻子「後ろ支えよう。」

向日葵「私はこっちを……」


全員(あれ!? 騎馬戦!?)

「見てーあの子たち騎馬組んでる~」

「やだ~下の子超可愛い~」キャハハ

「ちょっとあれ大室さんとこの娘さんじゃない……?」

「ほんとに仲良いのねぇ……」


花子「…………」

櫻子(なんか……)

向日葵(なにこれ……)

撫子「zzz……」

11: 2012/04/01(日) 23:25:21.87 ID:whNwJvsb0
――――――

花子「ついたー」

櫻子「ソファーの上に置こう!」

向日葵「靴を脱がせませんと……」


ぽすっ

花子「ふー……」

櫻子「まったくねーちゃんは……」


撫子「ん……」パチッ

櫻子「んで今起きるの!?」

撫子「あー……ついた……ありがとう。」

13: 2012/04/01(日) 23:30:27.35 ID:whNwJvsb0
向日葵「撫子さん本当に大丈夫ですか? 睡眠は少しでも取った方がいいんですのよ?」

撫子「うん。あー……なんか無駄に目が覚めてきた。」

櫻子「じゃあさっき歩けばよかったじゃんよ!」


撫子「いや悪いね。待ってなひま子……はいこれ。オレンジ飲んできな」

向日葵「いやこれ牛乳なんですけど……」

櫻子「しかもオレンジは私のなんですけど……」

花子「それ花子の牛乳だし……」


向日葵「これは……ちょっと真面目に危ないですわね」ヒソヒソ

花子「なんか目もちょっととろんとしてる……こんなねーちゃん見たことないし」

櫻子「うん……早く寝かせないと。」

15: 2012/04/01(日) 23:34:44.77 ID:whNwJvsb0
撫子「あー、風呂はいろ。櫻子一緒に入るよー」

櫻子「は!?」

向日葵「あああなあなあなた撫子さんといつもお風呂入ってるんですの!!?///」

櫻子「いやいや入ってないよ! ねーちゃん寝ぼけすぎ! 花子といつも入ってるじゃん!」

花子「はっ、はあ!? 花子だってもう一人で入れるし!///」

櫻子「嘘つくなよいつも入ってんじゃん!」

花子「入ってないしー!!」

16: 2012/04/01(日) 23:37:53.70 ID:whNwJvsb0
撫子「あーもうわかったわかった。みんな一緒ならいいでしょ?」

櫻子「なにそれ!」

撫子「ほら行くよ。」

花子「ね、ねーちゃん押さないで!」

向日葵「え、私も!?」

櫻子「どんだけ寝ぼけてんだよー!」

キャーキャー……

19: 2012/04/01(日) 23:42:11.87 ID:whNwJvsb0


かちゃり

撫子「女の子は毎日お風呂入らなきゃダメだからさ。眠くても。」

櫻子「鍵閉められた!?」

向日葵「な……なんで私まで……」

花子「ねーちゃん頭おかしくなっちゃってるよ!」

撫子「はいはい。頭もちゃんと洗ってあげるよ。」



櫻子「めっちゃ狭いー!」

花子(ひっ……ひま子ねーちゃんでか!)

21: 2012/04/01(日) 23:45:49.56 ID:whNwJvsb0
撫子「でかいねー」モミモミ

向日葵「なに普通に揉んでるんですの!?」

撫子「いいじゃん減るもんじゃないし。いつも櫻子に揉まれてんでしょ?」

櫻子「揉んでないよ!?」


花子「…………」さわさわ

向日葵「はっ、花子ちゃんまで何やってるんですの!?」

撫子「ほら……みんな触りたいんだよ。だからさ……」

向日葵「だっ、だめ……///」

櫻子「だーっ! さっさと洗って出ようよ!?」

22: 2012/04/01(日) 23:48:05.75 ID:whNwJvsb0


櫻子「二人湯船、二人そこね。」

撫子「じゃあ私が花子を洗うよ。」

花子「ねーちゃんを先に洗わせて出した方が良いと思うし……」


わしゃわしゃ

花子「…………」

撫子「…………」

向日葵「…………」

櫻子「…………」

花子・向日葵・櫻子(何この静寂……)


わしゃ……

撫子「…………zzz」

櫻子「ねーちゃん寝てない!?」

花子「手が止まった……」

24: 2012/04/01(日) 23:51:07.76 ID:whNwJvsb0
撫子「」がくっ

花子「ひゃっ!?/// ね、ねーちゃんどこさわって……」

さわさわ

花子「そっ! そこだめぇ!!」

櫻子「ちょっ!? 起きろ!」ぽこっ

向日葵(い、今直であそこ触ってましたわね……///)

撫子「あー、ごめんごめん」

花子「ねーちゃん起きてるの!? 寝てるの!?///」

撫子「んー……」


向日葵(普段から一緒にお風呂入ってるんだったら……こんなこと日常茶飯事なのかしら……)

25: 2012/04/01(日) 23:53:53.21 ID:whNwJvsb0


撫子「はい、次ひま子。」

向日葵「撫子さんは常に洗う立場なんですの……??」


かしょ かしょ(シャンプー)

撫子「いくよー」

たゆん

向日葵「ひゃああっ!///」

花子「いきなり!?」

撫子「あーミスった」

櫻子「ミスなの!?」

向日葵「ちょっ……シャンプーで滑って……///」

櫻子「向日葵も赤くなってんじゃないよ!」

花子(うわ……えろっ……)ぷくぷく

27: 2012/04/01(日) 23:56:11.34 ID:whNwJvsb0


撫子「じゃ、櫻子。」

櫻子「わ、私は自分でやるからいいよ……」


撫子「…………」ぐすっ

花子「また目がうるうるしてる!」

向日葵「時折現れるこの乙女撫子さんはなんなんですの!?」


撫子「昔はいつも洗ってあげてたのに……」

櫻子「わかったわかったよ……!」

28: 2012/04/01(日) 23:59:06.45 ID:whNwJvsb0
わしゃわしゃ……

撫子「何年ぶりかな……」

櫻子「うん………」


撫子「櫻子はいつもシャンプーハット使ってて……」

撫子「だんだん髪に変な癖がついてきて……」

撫子「縛ると変になるからって、あんまり縛らなくなって……」

撫子「懐かしいなぁ……」


櫻子「うぅっ………///」


向日葵・花子(何この雰囲気……)

29: 2012/04/02(月) 00:02:09.13 ID:APgzIBeG0
撫子「一緒に湯船つかって……10まで数えてさ……」

撫子「熱いから出るーとか言ってて……」

撫子「それがこんなに大きくなって……」つんつん

櫻子「や、やめてよ……」

撫子「櫻子………」だきっ

櫻子「!」



撫子「櫻子は、いつまでも、私の妹だからね……?」

櫻子「っ!///」

撫子「…………」なでなで

櫻子「ねっ、ねーちゃん……///」

撫子「櫻子………」

30: 2012/04/02(月) 00:04:55.54 ID:APgzIBeG0
向日葵「ふんっ」ざぱぁ

櫻子「うおっ!」

撫子「あーあー何すんのさひま子」

向日葵「なんかもう、この流れを断ち切るしかないと思いましたので」


花子「ねーちゃんが櫻子に優しくしてるとこ初めて見たし……」

櫻子(ちょっとドキッとしたかも……)

向日葵「……あなたも何ムードに飲まれてるんですの?」

櫻子「う、うるさいな!///」

32: 2012/04/02(月) 00:07:25.76 ID:whNwJvsb0


撫子「…………」うつらうつら


向日葵「だっ、だれが撫子さんを洗うんですの!?」ヒソヒソ

花子「自分でやれって言ったら泣くに決まってるし……」

櫻子「もうみんなでやるしかないよ!私髪行くから、向日葵たち身体ね。」

向日葵「大がかりですわね……」

33: 2012/04/02(月) 00:10:20.05 ID:APgzIBeG0
わしゃわしゃ……


向日葵(撫子さん……胸は本当に……櫻子と大差ないですわね。)

向日葵(でも……こんなに白い……雪のよう……)

撫子「ひま子……なんでそこばっかり……」

向日葵「あっ……/// すみません……」


向日葵(でもこうしてみると、ほんとこの三姉妹は似てますわね……)


櫻子「ながすよー」

花子「やっと終わった……」

34: 2012/04/02(月) 00:12:42.37 ID:APgzIBeG0
櫻子「あー疲れた……」

向日葵「あの、私そろそろ帰りますけど……夕飯の用意とかありますし。」

撫子「あ」

花子「…………」ギクッ


撫子「今日私当番だ。」

櫻子「いい! いい! 今日はもう寝て!」

撫子「いや……私はいいけど、それじゃあんたたちの夕飯が……」

櫻子「夕飯は私たちで何とかできるからっ、寝てください、お願いします」ゲザァ


撫子「……ふーん……じゃ一回パスね。おやすみー」

37: 2012/04/02(月) 00:15:23.66 ID:APgzIBeG0
パタン

櫻子「や、やっと行ったか……」ぐたっ

向日葵「じゃあ行きますわね。」

櫻子「待った! 夕飯作って?」

向日葵「まったく……そんなことになるだろうとは思ってましたけど」

花子「そ、それなら花子が作るし……!」

向日葵「あ、別に大丈夫ですのよ花子ちゃん。」


撫子「…………」ガチャ

櫻子「うわっ! 戻ってきた!」

向日葵「ど、どうしたんですの!?」


撫子「……布団が……ない……」

櫻子「はあ?」

39: 2012/04/02(月) 00:21:16.53 ID:APgzIBeG0
花子「あっ!」

向日葵「え?」

花子「お母さんからの書き置きがある!」


「撫子と櫻子へ

お布団洗っておきました。
花子のはこの前やったから今日は二人の分だけね。

一番最初に帰ってきた人が取り込んでおいてください。」


櫻子「なんと……」

撫子「なんだ……干してあるのか……」


向日葵「あれ……!? 外雨降ってません!?」

櫻子「うそっ!?」

花子「早く取り込まなきゃ!」

櫻子「花子! いそげ!」

花子「誰か手伝えし!」

41: 2012/04/02(月) 00:25:18.20 ID:APgzIBeG0
櫻子「…………」

花子「…………」

向日葵「これでは……寝れませんわね……」


撫子「…………」ぐすっ

花子「またうるうるが始まった!」

向日葵「そ、ソファーでいいんじゃありません!?」


撫子「私……ソファーで寝られるほど尻軽じゃないよ……?」

向日葵「は……?」

櫻子「やばいな、本格的に壊れてきた! もう花子のベッドで寝かせよう!」

花子「えー……仕方ないなー」

櫻子「ねーちゃん、花子の部屋まで歩いて?」

撫子「zzz……」

櫻子「…………」

向日葵「は、運びましょう。」

42: 2012/04/02(月) 00:27:54.16 ID:APgzIBeG0


よっせ、よっせ、

櫻子「せーのっ」

花子「ちょっと! 花子下敷きになる!」

櫻子「すまん、今は潰れろ。」

花子「ふにゃー!」

ぽすっ

撫子「zzz……」

向日葵「ふぅ……なんとか一見落着ですわね。」

櫻子「うむ。疲れた。」

花子「ね、ねーちゃんどいて……」

撫子「ん~……」だきっ

花子「あっ!?」

43: 2012/04/02(月) 00:31:24.08 ID:APgzIBeG0
櫻子「あっ!花子を抱き枕と勘違いしている!」

向日葵(説明口調……!?)


花子「さ、櫻子助けて!」

櫻子「これはもう無理だ!ねーちゃんが抱き枕を抱きしめる力は中から綿がはみ出すほどで……」

花子「何それ!? 花子氏ぬ!」


櫻子「力の緩まるタイミングを待つしかないから、とりあえず花子は一緒に寝てろ! 夕飯できたら助けにくるから!」

向日葵「で、夕飯を作るのは私なんでしょう?」

櫻子「まあね。じゃあ電気消すねー」

花子「ちょっ! 待って!」

44: 2012/04/02(月) 00:34:44.27 ID:APgzIBeG0
パタン

花子(ほ、ほんとに行っちゃった……!)


撫子「ん~……」

花子(やばい、かっ、顔近い……///)


撫子「zzz……」

花子「…………」

45: 2012/04/02(月) 00:37:16.97 ID:APgzIBeG0
花子(ねーちゃん、一体どれくらい寝てなかったんだろ……?)

花子(でもクマとかもできてないし……)

花子(顔……やっぱり綺麗……///)



花子「ね、ねーちゃん……起きてる……??」コソコソ

撫子「…………」

花子「…………」



花子(誰も見てない……///)


花子(チャンスは……今しかない……!)ゴクッ

48: 2012/04/02(月) 00:41:00.69 ID:APgzIBeG0
ちゅっ

花子(し、しちゃった! しちゃった!)かああああっ


花子(くっ、唇超やわらかい……///)


撫子「…………」

花子(……起きない? 大丈夫かな……)


花子(も、もう一回だけ……///)んー


花子「っちゅ……んむ……」

花子(やばい……頭溶ける……)

52: 2012/04/02(月) 00:44:25.51 ID:APgzIBeG0
花子「ねーちゃん…! ねーちゃん…!」ぎゅっ

花子(好き!好き!好きーっ!)

撫子「zzz……」



花子「もうずっとこうしてたい……本当に幸せ……」ぎゅーっ


花子(あっつくて……頭ぐらぐらしてよくわかんなくなりそう……)



花子「もう今日ぐらいしかこんなことできないよ……ねーちゃんいつもはこんなことさせてくれないもん……」

54: 2012/04/02(月) 00:49:47.12 ID:APgzIBeG0
花子「ねーちゃんは……花子のこと、好き……??」


撫子「…………」



花子「花子はこんなに好きなのに……」つーっ


花子「今日だってお風呂で櫻子にあんなことしてさ……」




花子「ねーちゃんも……花子を好きになってよ……///」ぐっ


花子「おねがい………」

56: 2012/04/02(月) 00:53:08.96 ID:APgzIBeG0
花子「あ……髪ふわふわ……」すんすん


花子「いいにおい。食べちゃいたい……」もむもむ



花子「ねーちゃん……撫子……なでしー……」


花子「なでしーを1番好きなのは花子なんだよ……?? 聞いてる?」


撫子「zzzz」


花子「………ばか。」


花子(息ができないくらいキスしてあげるんだから……///)ちゅっ

57: 2012/04/02(月) 00:56:58.85 ID:APgzIBeG0
花子「かわいいかわいいなでしー……」なでなで


花子(あの人は……こんなねーちゃんをしってるのかな……)


花子「…………」


花子「……渡さない。あの人にも、櫻子にも。」


花子「もう離さない………///」エヘヘ


花子(このまま……時間が止まればいいのに……)


コンコン

櫻子「花子ー……? 起きてるー?」

櫻子「……ありゃ、ねてるかな。まーいっか」


花子「うふふふふ………///」

58: 2012/04/02(月) 01:01:50.49 ID:APgzIBeG0
チュン……チュン……


撫子「…………」


撫子(なんで花子が……??)



撫子(……そっか。昨日は確か私の布団が無くて、それで花子の部屋で……)


撫子(……でも流石に近すぎやしないか?)


撫子(つーかなんで首の後ろに手回してるわけ? これキスする時の体勢じゃんよ……)

60: 2012/04/02(月) 01:05:50.82 ID:APgzIBeG0
撫子「花子……起きてる? 姉ちゃん起きらんないんだけど。」


撫子「……おーい?」


花子(やばっ! ねーちゃん起きてる!?)



撫子「もしもし……?」


花子(やばい、手が寝た時のままだった……どう説明すればいいかわかんない……)


花子(も、もう寝たふりを通すしかないし……!)

61: 2012/04/02(月) 01:09:16.25 ID:APgzIBeG0
撫子「花子さーん」ぷにぷに


花子(むむむ……)


撫子(………起きてるな。目の閉じ方が不自然。)


撫子(…………よし。)



撫子「花子ちゃーん……起きないとキスしちゃいますよー」


花子(えっ!!?///)

62: 2012/04/02(月) 01:13:27.25 ID:APgzIBeG0
撫子(ちょっと反応したな……)


花子(ききききキスしたいって……それじゃねーちゃんは私のこと好きってことだから……両想い!?)



撫子「本当にしちゃおうかな」


花子(こっ、こんな形で初めての両想いのキスなんて……せめてもっとちゃんとした時に……!)ふるふる


撫子(赤くなってる。)


撫子「……そろそろ真面目に起きたいんですけど。」


花子(そ、そこまで来たらキスしちゃってよ!)

63: 2012/04/02(月) 01:16:49.70 ID:APgzIBeG0
撫子「お腹くすぐっちゃおうかなー」


花子(え!?)


撫子「脇ががら空きだしねー」わしわし


花子「んふっ……くっ……ふうぅ……っ……!」(た、耐えろ!耐えろ花子!)


撫子(もう誰がどう見ても起きてるでしょ……)



撫子(……離したくないってこと?)


花子「…………」ぷるぷる


撫子「…………」

65: 2012/04/02(月) 01:21:09.46 ID:APgzIBeG0
撫子「こうなりゃ力ずくで……」

花子(あっ……ダメ! 行っちゃだめ!)


撫子「花子……起きてるのはわかってるよ……!」ぐぐぐ


花子(嫌っ! 離れたくない……!!)


ちゅっ


花子「ッ!!?」


撫子「あ……やっと離した。」

66: 2012/04/02(月) 01:26:53.12 ID:APgzIBeG0
花子(…………い、今……///)

花子「あっ……!」


撫子「花子……なんで離さなかったの?」

花子「…………」

撫子「おらっ 起きろ。 もう寝てないのはバレバレだぞ。」


花子「ばっ、バカ! ねーちゃんのバカ!」

撫子「姉ちゃんは悪くないだろ。」

花子「もう知らない! あっち行って!」


撫子「…………」

撫子(どうしたんだか……。)

67: 2012/04/02(月) 01:30:09.76 ID:APgzIBeG0
撫子「もう一回キスしちゃおっかなー。」

花子「えっ!?///」キラキラ


撫子「ふっ……嘘だよ」


花子「ぁ………」


花子「ばっ、ばか! バカっ!///」ポコポコ

撫子「いたっ、いたいよ……しょうがないな、いちごのヨーグルト作ってあげるからさ、起きなよ。」

69: 2012/04/02(月) 01:34:20.10 ID:APgzIBeG0
花子(ね、ねーちゃんのバカっ……///)


撫子「……おーい?」

花子「いっ、いっぱい作れ!」


撫子(…………ふふ。)

撫子「じゃ、行こっか。」ひょいっ

花子(!!)


花子(おっ、お姫様だっこ!?///)


撫子(可愛いなぁ……花子。)


~fin~

73: 2012/04/02(月) 01:42:10.51 ID:tcjKNj0J0
乙しー!

75: 2012/04/02(月) 01:47:54.04 ID:APgzIBeG0
すみません設定は
・一度かの子(彼女さん)が大室家に来たことがある
・その時に花子と顔を合わせてる

です。

引用: 花子「ねむしーなでしー?」【ゆるゆり】