1: 2010/11/01(月) 21:05:11.02 ID:CwjHJr6V0


【涼宮ハルヒの憂鬱】古泉「古泉一樹の憂鬱」朝倉「はいはい」

朝倉「…」ワクワク

古泉「…」ブルブル

ガタタンガタタン

朝倉「…」ワクワク

古泉「…」ブルブル

ガタタンガタタン…

朝倉「…」ワクワク

古泉「…」ブルブル

…ガタン…

…ゴッ!!

朝倉「きゃああー!!」

古泉「ぎゃああぁああぁああぁああーーーーーー!!!!」

2: 2010/11/01(月) 21:14:13.25 ID:CwjHJr6V0

朝倉「あぁー、楽しかった。ね、古泉…君……」

古泉「はっ…はは」

朝倉「…」

古泉「……違いますよ。僕の股間が濡れてるのは決してジェットコースターの恐怖に耐えかねて漏らしてしまったとかそういう訳ではないのです…」

朝倉「…」

古泉「いえ、本当ですって。だからそんな蔑んだ瞳で僕を見ないで下さい」

朝倉「…じゃあ何でそんなにズボンがべちょべちょなの?」

古泉「これは…。……そう!!精0です!!」

朝倉「…」

古泉「本当なんですって!!なんなら舐めてみます!?」

朝倉「…分かったから。とりあえず下着は脱いでから…えっ…とズボンはハンカチ貸してあげるからそれに水を含ませて拭いてきなさい。そうすれば少しはマシになるだろうから」

古泉「…はい」

3: 2010/11/01(月) 21:17:11.02 ID:CwjHJr6V0

朝倉「…」

朝倉「…」

朝倉「…」

朝倉「…遅い」

朝倉(ドラマとかだとこういう時って後ろから頬っぺたに冷たい飲み物とか当てられたりするのよね。有機生命体の概念は本当に分からないわ)

朝倉「…」

古泉「お待たせしました」ベチャ

朝倉「………ねえ」

古泉「何ですか?」

朝倉「今、私の頬っぺたにぶつけたのは何かしら?」ぽたぽた

古泉「ソフトクリームです。ドラマとかだとこういう時にさりげない優しさを見せることでフォーリンラヴしちゃう訳じゃないですか」

朝倉「…くらえっ!!」ゴツッ

古泉「的確に顎を!?」

4: 2010/11/01(月) 21:21:53.50 ID:CwjHJr6V0

古泉「意識が飛ぶかと思いましたよ」

朝倉「うるさ…ってちょっと待って」

古泉「何ですか?」

朝倉「…」

古泉「…」

朝倉「…何で下履いてないの?」

古泉「見えませんか?」

朝倉「見えません」

古泉「頑張ったら少しは見える気がしません?」

朝倉「しません」

古泉「…それは残念です」

朝倉「…残念ですじゃないわよ。こんなところ他の人に見られたら…」

古泉「気持ちいいですよね」

朝倉「お願いだから少し黙ってて」

7: 2010/11/01(月) 21:34:26.84 ID:CwjHJr6V0

古泉「でも意外とばれないもんですよ」

朝倉「いや、ばれるから。絶対ばれるから」

古泉「チョコバナナと言い張れば大丈夫ですって」

朝倉「チョコバナナに謝りなさい」

古泉「チ〇コバナナ」

朝倉「ああ分かった。あなた、私をおちょくってるんでしょ」

古泉「滅相もない。アイラヴセプテンバー」

朝倉「さっきから思ってたんだけど何でラブの発音だけ綺麗なのよ…」

古泉「僕は愛に生き愛に氏ぬ男…」

朝倉「はいはい。訊いた私が悪かったわよ」

古泉「んっふ」

8: 2010/11/01(月) 21:36:18.37 ID:CwjHJr6V0

古泉「じゃあ次のアトラクションにでも行きましょうか」

朝倉「…だーかーら」

古泉「何ですか?」

朝倉「ズボン履きなさい!!」バシッ

古泉「オゥフ!!」ドピュ

朝倉「…」

古泉「…」

朝倉「…」

古泉「…」

朝倉「…ねぇ」

古泉「…事故ですよ」

朝倉「…私の…服…」

古泉「…これは…本当に申し訳ない…」

朝倉「…はははー…私の服に…白い染みがー……」

9: 2010/11/01(月) 21:41:01.29 ID:CwjHJr6V0
古泉「…」

朝倉「…」

古泉「…ごめんなさい」

朝倉「…帰る」

古泉「あっ…ちょっ…待ってください!!」ガシッ

朝倉「…何?」

古泉(目が怖いナリ…)

古泉「あーあのですね…」

朝倉「…」

古泉(ベジタリアンとインディアンを足して2で割ったような顔してるナリ…)

古泉「…ごめんなさい」

朝倉「…」

古泉「…アイムソーリー」

朝倉「…はぁ。…分かった。…だから早くズボンを履きなさい」

10: 2010/11/01(月) 21:42:25.54 ID:CwjHJr6V0
古泉「履きました」

朝倉「良し。私の方も何とかなったわ。じゃあ行きましょうか」

古泉「ですね。次はどれにします?」

朝倉「ん~。お化け屋敷!!」

古泉「…オゥフ」

朝倉「嫌なの?」

古泉「実は僕、お化けアレルギーなんですよ」

朝倉「ええ~。…じゃあ、コーヒーカップ」

古泉「実は僕、コーヒーアレルギーなんですよ」

朝倉「…観覧車」

古泉「実は僕、観覧車アレ…うわっ!!」グイッ

朝倉「よ~し。じゃあ早速お化け屋敷に入りましょうか~」

古泉「や…やめ…お…け…怖い…」ズルズル

朝倉「♪」

古泉「いやぁああぁあセクハラァアアァ!!」

11: 2010/11/01(月) 21:45:01.85 ID:CwjHJr6V0

朝倉「結構凝ってるのね」

古泉「ムリ…コワイ…ムリ」

朝倉「ちょっとそんなに強く服を掴まないでよ。歩きにくいわ」

古泉「ムリ…ムリ…」プルプル

朝倉「大丈夫よ。一般人からすればお化けよりあなたの方が怖いわよ」

古泉「…ヒィ…ヒィ…」

朝倉「…」

朝倉「!!」ピコーン

古泉「…シヌ…シヌ…」

朝倉「…」

朝倉「…でりゃっ!!」ダッ

古泉「ヌハッ!!」

12: 2010/11/01(月) 21:46:32.04 ID:CwjHJr6V0

………………………

朝倉「ハァ…ハァ…。…まあ…このくらいの仕返しは…許されるでしょ」

朝倉「…」

朝倉「…」

朝倉「…遅いなぁ」

朝倉「…中で何してるんだろ…」

朝倉「一本道だし出てくるのにこんなに時間掛かるとは思えないんだけど…」

朝倉「…」

朝倉「…あれ?あの人たち私たちの後ろにいたんじゃ…?」

朝倉「…」

朝倉「…」

朝倉「…ああもう!!迎えに行けばいいんでしょ!!迎えに行けば!!」

…………………

13: 2010/11/01(月) 21:50:05.62 ID:CwjHJr6V0
古泉「申し訳ないです」

朝倉「入れてくれた従業員に感謝しなさいよ。本当は順番待ちしないといけないところを特別に裏口から入れてくれたんだからね」

古泉「…はい」

朝倉「…」

古泉「…」

朝倉「…お腹も空いたしご飯にでもしましょうか」

古泉「…ですね」

朝倉「どこにする?」

古泉「ウェイトレスさんが幼女で、僕のことをお兄たん、と呼ん…」

朝倉「ちょっと黙って」

古泉「最後まで聞いて下さいよ」

朝倉「まあ良いわ。行きましょう」

古泉「えっ、どこに行くんですか?レストランは反対側ですよ」

朝倉「良いの」

古泉「…ふむ」

14: 2010/11/01(月) 21:51:19.75 ID:CwjHJr6V0
朝倉「そこのベンチにしましょう」

古泉「あの…話が読めないんですけど…」

朝倉「いいから座る」

古泉「はい」

朝倉「……ほら」

古泉「何ですかこれは?」

朝倉「見て分からない?サンドイッチよ」

古泉「ふむ。もしかして…手作りとかいうやつですか?」

朝倉「ああ…まあ…そんなところね」

古泉「…」ゴパッ!!

朝倉「え!?ちょっと泣かないでよ!!」

古泉「生きてて良かった…」シクシク

朝倉「…はいはい」

古泉「うぉぉぉぉ!!いただきます!!」

朝倉「出来ればもう少し静かに食べてね。恥ずかしいから」

15: 2010/11/01(月) 21:52:21.42 ID:CwjHJr6V0

古泉「…もうお腹一杯です」

朝倉「お粗末様でした」

古泉「ふぅ、食後の一服してもいいですか?」

朝倉「え?あなた煙草とか吸うの?」

古泉「違いますよ」

朝倉「じゃあ何を吸うの?」

古泉「まあ手短に述べるならセルフフェラですかね」

朝倉「止めて」

古泉「ニコチンならぬポコチンです」

朝倉「微妙にうまいのが腹立つわね」

古泉「んっふ」ポロン

朝倉「…出すな!!」ゴスッ

古泉「ヌフン!!」

17: 2010/11/01(月) 22:11:03.59 ID:CwjHJr6V0

朝倉「あなたって口リコンなのよね?」

古泉「ええ」

朝倉「じゃあ遊園地の中ってあなたにとってパラダイスみたいなものなの?」

古泉「ですね。年齢が下がるにつれて僕の股間はぐいぐいと伸びます」

朝倉「うわぁ」

古泉「ちなみに守備範囲はマイナス15歳から15歳までです」

朝倉「マイナス!?どういうこと!?」

古泉「想像するんですよ。ほら、例えばあそこに幼女がいるでしょう?あの子を6歳だと仮定します」

朝倉「うん」

古泉「彼女は20歳で結婚してその翌年子供を産むのです。名前は…みるくちゃん。彼女に似てとても可愛らしい笑顔の持ち主です。ほら、股間が熱くなってきたでしょう?」

朝倉「全然。…要は、15年後に産まれるであろう子供に恋をするってことなのね」

古泉「はい」

朝倉「…ここまで来ると逆に凄いと思うわ」

20: 2010/11/01(月) 22:16:38.69 ID:CwjHJr6V0

古泉「僕、マゾなんですよ」

朝倉「急に何を言い出すかと思えば…。せっかくの遊園地なのに…」

古泉「好きな言葉は自縄自縛です」

朝倉「分かったから」

古泉「好きな体位は…」

朝倉「童Oが何を言うか」

古泉「…処Oが何を言うか」ボソッ

朝倉「…」

古泉「…」

朝倉「…」ニコッ

古泉「…」ニコッ

朝倉「えーい」ギュッ

古泉「あっ…痛い痛い痛い!!お願いですからつねるのは無しの方向でぇぇえー!!」

22: 2010/11/01(月) 22:18:40.16 ID:CwjHJr6V0

古泉「痛い」ヒリヒリ

朝倉「マゾなんだから良いでしょ。それよりもさ、次は何に乗る?」

古泉「観覧車なんてどうでしょう」

朝倉「んーまあいっかそれで。じゃあ行きましょう」

古泉「あっ…ちょっと待ってください」

朝倉「ん?どうかしたの?」

古泉「…」ごそごそ

朝倉「…」

古泉「…」ごそごそ

朝倉「…ねぇ。股間をまさぐって何をしてるのかしら?」

古泉「…ポジショニングに少し不満が」ごそごそ」

朝倉「もう何も言わないわ」

24: 2010/11/01(月) 22:22:36.90 ID:CwjHJr6V0

古泉「…今日、悲しい夢を見たんです」

朝倉「どんな?」

古泉「地球温暖化の原因が僕が息子を叱咤激励する時に生じる摩擦熱によるものだと学会で発表される夢です」

朝倉(…反応しづらい)

古泉「そのせいで僕は世界各地の美女に追われる羽目になるんですが…」

朝倉「…ん?」

古泉「先ほども述べたように僕の守備範囲は15歳までなんですよ。なので僕は彼女らの交際の申し出を断らないといけない訳で…」

朝倉「ん?ん?ん??」

古泉「モテる男は辛いですよね」

朝倉「んんん???」

古泉「氏んだマグロの切身みたいな顔になってますよ」

朝倉「あれ?話についていけない私が悪いの?」

26: 2010/11/01(月) 22:25:05.83 ID:CwjHJr6V0
古泉「朝倉さんは夢とか見ないんですか?」

朝倉「まあね。一応見ようと思えば見れるんだけどね」

古泉「朝倉さん」

朝倉「何よ」

古泉「それは勿体ないですよ。夢の世界は素晴らしいものです」

朝倉「そうなの?」

古泉「考えても見て下さい。僕は普段こうして射精するんですけど…」シコシコシコ

朝倉「んんん?」

古泉「…うっ」ドッピューン

朝倉「早っ」

古泉「…とまあ普段はこんな感じなんですけどね。しかし、夢の世界で幼女に囲まれてキャッキャッウフフするわけじゃないですか?」

朝倉「ああ…はい」

古泉「すると…手もつかわずにエクスタシーサンダー(夢精)がだせるのです!!これはよっぽどのことですよ」

朝倉「あ…はい」ササッ

古泉「何で距離を置くんですか?僕はただ夢の世界の可能性について教えただけじゃないですか。それにしてもそのゴミを見るような目つき…たまらない。…あっ冗談ですから、ちょっと。あの……ちょ……おーい!!」

30: 2010/11/01(月) 23:23:35.73 ID:CwjHJr6V0
古泉「朝倉さんって委員長って感じですよね」

朝倉「実際そうなんだけどね」

古泉「眼鏡とか掛けないんですか?」

朝倉「委員長は掛けなきゃ駄目なの?」

古泉「はい。そこでこれを」さっ

朝倉「何で持ってるのよ」

古泉「細かいことは気にしないで下さい。さっ、どうぞ」

朝倉「…分かったわよ」スチャ

古泉「どうですか?」

朝倉「きゃあ!!何であなた裸なのよ!!」

古泉「機関で開発した服が透けて見える眼鏡です」

朝倉「返す!!」

古泉「おやおや。僕の裸なんて見慣れているでしょうに」

朝倉「誤解を招くようなことを言わないでちょうだい!!」

31: 2010/11/01(月) 23:28:23.09 ID:CwjHJr6V0
古泉「ポコチン」

朝倉「は?」

古泉「僕は考えたんですけど、日常会話の中にこういった所謂下ネタと呼ばれるものを取り入れることで人間関係がスムーズに行くんじゃないでしょうか」

朝倉「ごめんなさい。あなたの言わんとしてることが全くもって理解出来ないわ」

古泉「だからですねこのアバズレ野郎。例えば…『僕のポコチンをくわえたら他の物がくわえられなくなるぜ』と言ったセリフを会話の中に取り入れるんですよ」

朝倉「…」

古泉「…あれ?その手に持ったナイフは何ですか?」

朝倉「分からない?」

古泉「分かりたくありません」

朝倉「ふふふ…」

古泉「ちょっと落ち着いて下さい。なんなら僕のポコチンでも…」

朝倉「でやっ!!」ゴツッ

古泉「ヌンッ!!」

朝倉「今回は峰打ちで許したあげる」

古泉「…ふふふ。…困った…もの…です」

33: 2010/11/01(月) 23:38:25.55 ID:CwjHJr6V0

古泉「さぁとうとう観覧車の順番がまわってきた訳ですが、ここで問題が一つ」

朝倉「何よ」

古泉「僕が高所恐怖症だと言うことです」

朝倉「あなた弱点だらけじゃない?」

古泉「チャームポイントと呼んで下さい」

朝倉「どう見てもウィークポイントよ」

古泉「何だとこのポコチン」

朝倉「さぁ乗ろうか」グイッ

古泉「嘘です嘘です。だからその掴んだ腕を離して下さい」ズルズル

朝倉「上がれ上がれ空高く♪」

古泉「漏れても知らんぞぉぉぉぉぉぉ!!」ズルズル

34: 2010/11/01(月) 23:40:40.95 ID:CwjHJr6V0

朝倉「わぁ、良い眺めね」

古泉「…」ガクガク

朝倉「…」

古泉「…あ…」ガクガク

朝倉「良い景色だからほら」グイッ

古泉「ヌンヌンヌン!!」ブンブン

朝倉「ほらー」グイッ

古泉「ぐ…ぐぬぬぬぬぬ…ッ」

朝倉「少しでも良いからさ」グイッ

古泉「…お…オロロロロロロ…ッ!!」ビシャビシャ

朝倉「…」

古泉「…」

朝倉「…吐くほど嫌だったのね。…悪かったわよ」

古泉「…」シクシク

35: 2010/11/01(月) 23:44:42.74 ID:CwjHJr6V0

朝倉「はい、飲み物買ってきたからさ」

古泉「…面目ない」

朝倉「…」

古泉「…」

朝倉「…ねぇ」

古泉「…何ですか?」

朝倉「何であなた遊園地になんて誘ったのよ。ほとんどのアトラクションで液状のもの出しちゃってるじゃない」

古泉「…周りを見て下さい」

朝倉「周り?小さな子供の姿があるだけ…って、もしかして…」

古泉「何ですか?」ニコッ

朝倉「…はぁ」

36: 2010/11/01(月) 23:48:56.17 ID:CwjHJr6V0


古泉「この前実際にあった話なんですけど」

朝倉「うん」

古泉「僕が醤油派だと言うのはご存知のことと思うんですけど」

朝倉「初耳だけどね」

古泉「いつものように醤油で体を洗ってたんですよ」

朝倉「え?」

古泉「え?」

朝倉「…ああ、どうぞ続けて」

古泉「そしたら背中に突き刺すような視線をひしひしと感じたんですよ。僕はおかしいなと思って後ろを振り向いたんです。するとそこには…」

朝倉「…そこには?」ゴクリ

古泉「沢山の幼女が唖然とした表情で立ってたんです…っ!!」

朝倉「…待って。あなた一体どこで体を洗ってたのよ」

古泉「小学校のグラウンドの脇に備え付けられている水飲み場です」

朝倉「へ、変Oだー!!」

38: 2010/11/02(火) 00:01:40.03 ID:zpQNjHU30

古泉「カレーは美味しいですよね」

朝倉「まあね。長門さんも大好きよ」

古泉「僕はよく晩御飯にカレーを作るんですよ」

朝倉「へぇ、意外ね」

古泉「得意料理です。種類も沢山あって楽しめますしね」

朝倉「そうね」

古泉「僕はその中でシーフードカレーが好きなんですけど…」

朝倉「ちょっと待って」

古泉「何ですか?」

朝倉「イカは自前とか言い出さないわよね?」

古泉「は?」

朝倉「え…あ…え?…股間から調達するとか言う話…じゃないの?」

古泉「違いますよ。何を言ってるんですか?恥ずかしくないんですか?」

朝倉「あーあーあー!!もー!!」

41: 2010/11/02(火) 00:13:58.55 ID:zpQNjHU30
古泉「少し暗くなってきましたね」

朝倉「そうね。まだ三つしかアトラクションに乗ってないはずなのにね」

古泉「あれ?何でちょっと僕のせいみたいな空気なんですか?」

朝倉「違うの?」

古泉「まあ責任比は8:1:1ってところですかね」

朝倉「8はもちろんあなたよね」

古泉「もちろん幼女です。彼女らのせいで僕のおちOちんがのっぴきならない状態になるので真っ直ぐ歩けないんですよ」

朝倉「…参考までに聞くけど残りの2割は?」

古泉「幼女です」

朝倉「突っ込み所が多すぎて私の手には負えないわ」

古泉「朝倉さんも突っ込み所が多いですよね。物理的な意味で」

朝倉「よっぽど氏にたいようね」

古泉「す」

朝倉「…」

古泉「〇」

44: 2010/11/02(火) 00:29:05.91 ID:zpQNjHU30

朝倉「どこでどう間違ったらこんなねじまがった性格になるのかしら」

古泉「それについては僕の方から説明させていただきます」

朝倉「むしろあなた以外に誰が説明するのよ」

古泉「小学生の頃の話です。あの頃の僕は疑うことを知らない無垢な子供でした。毎日朝早く学校に行ってクラスで一番可愛いと噂される田中(仮名)さんの私物に肉棒をおしあてて楽しんでたんですが…」

朝倉「既に道を踏み外してる気がするんだけど…」

古泉「ある朝、いつものように僕は田中さんの私物を用いたオXXーに励んでたんですよ。すると、大きな音を立てて教室に入ってきた一つの影があったのです」

朝倉「もしかして田中さん?」

古泉「ええ。彼女はひきつった顔をこちらに投げ掛け、『何してるの?』そう訊きました」

朝倉「まあ妥当な判断よね」

古泉「僕は『ナニしてるんだ』そう言ってフィニッシュを迎えたんですけど…その…恥ずかしいことにそれから後の記憶はありません。ただ、僕はあの田中さんのひきつった顔を思い出すと今でも勃起してしまうのです」

朝倉「…ただの変Oじゃない。それに説明になってないし…」

49: 2010/11/02(火) 02:19:18.01 ID:zpQNjHU30

古泉「勃起という言葉で過去の過ちを思い出したんでついでに語ってもいいですか?」

朝倉「うん」

古泉「高校生に成り立ての頃、僕は勃起した息子を周囲の人に惜しげもなく晒してたんですよ」

朝倉「…」

古泉「そしたら屈強な肉体を持った体育教師に取り押さえられましてね」

朝倉「まあ…普通はそうするわよね」

古泉「汗をかいた体はまるでローションのようにぬらぬらとてかり、触感までもローションに負けず劣らずの逸品だったんですよ。僕はたまらずその場で射精してしまいました」

朝倉「ああ…ああ…はい…」

古泉「まあ射精の後には大抵賢者タイムと言うものが付き物です。賢者タイムに突入した僕は大海の如く広い心で体育教師を説き伏せることにしました」

朝倉「…うん」

古泉「しかし、彼らは僕の話に耳を貸そうとはしません。そうしている内に賢者タイムも終わりを告げ、そこで僕は事の重大さに気付きました」

朝倉「ああ…その棒を晒す前に気付いて欲しかったかなー…」

古泉「何と言うことでしょう。僕は汗にまみれた体育教師の体で射精をしてしまったのです…っ。僕は悔しくて泣きました。自分が情けなくて堪らなかったのです。それから僕は逃げるようにしてこの高校に転入しました。
   まあ…今となってはこれも良い経験だったと思えるまでに僕は成長した訳ですけど」

朝倉「……まともなエピソードはないのかしら」

65: 2010/11/02(火) 14:30:44.17 ID:zpQNjHU30

朝倉「あなたって悩みとか無さそうよね」

古泉「何を仰りますか!!僕の煩悩の数は無限大ですよ!!」

朝倉「…性に関係のない悩み事はあるの?」

古泉「むう…」

朝倉「…」

古泉「…」

朝倉「…」

古泉「…縛りプレイですか…」

朝倉「ああごめんなさい。聞いた私が馬鹿だったわ」

66: 2010/11/02(火) 14:32:43.08 ID:zpQNjHU30
古泉「飴玉を舐めずに噛んでしまう事はありますか?」

朝倉「あるけど…それがどうしたのよ」

古泉「僕の考えたところによると、飴玉を噛んでしまうタイプはSっ気の強い方です」

朝倉「んー。どうなんだろ」

古泉「僕は最後までいやらしく舐めます」

朝倉「そう…ですか」

古泉「そうするとやっぱり僕はマゾなんですよ」

朝倉「…うん」

古泉「そこでですね、朝倉さん。一つお願いがあるのです」

朝倉「何よ」

古泉「僕の乳Oを噛んで頂けないでしょうか」

朝倉「断る。そしてお願いだからもうしゃべらないで」

古泉「何でですか!!そうすれば二人とも幸せじゃないですか!!それなのに…何で……色ですか!?乳Oの色がいけないんですか!?黒糖飴は嫌いなんですか!?」

朝倉「うわっ…。何でこんなにぐいぐい来るのよ気持ち悪い」

古泉「うぉぉぉおーーーん!!」ゴパッ

67: 2010/11/02(火) 14:38:55.06 ID:zpQNjHU30
 
古泉「童Oってだけで馬鹿にされるなんて世の中間違ってます」

朝倉「まあね」

古泉「だから僕はこう言いたい。『間違ってるのはあなたたちの方だ』、と」

朝倉「童Oの嫉妬ととられるだけでしょうね」

古泉「嫉妬しちゃ悪いんですか!?」

朝倉「まあまあ、落ち着いて」

古泉「彼は今頃涼宮さんとねっとりとした睦言でも交わしているのでしょうか…ガッデム!!」

朝倉「いや…それは無いんじゃないかな…」

古泉「…」

朝倉「…」

古泉「…もうペットボトルでも良いかな…」

朝倉「多分、穴が小さすぎて入らないと思うわ」

古泉「冷静に言わないで下さいよ…」

68: 2010/11/02(火) 14:41:15.94 ID:zpQNjHU30

古泉「まあ、僕には朝倉さんがいますしね」ニコッ

朝倉「勘違いも甚だしいけどね」ニコッ

古泉「…これが噂のツンデレってやつですか…」

朝倉「デレた覚えは無いわ」

古泉「じゃあツンツンですか?」

朝倉「さあね」

古泉「僕はマゾなんでドントコイですけどね」

朝倉「あなたって構ったら喜ぶし放っておいても喜ぶんだから正直手のつけようがないわ」

古泉「じゃあとりあえず僕のチンポコを握るところから始めましょうか」ポロン

朝倉「でりゃ!!」ゴシュ

古泉「ぬぅぅん!!………気持ち良い…」

69: 2010/11/02(火) 14:47:13.62 ID:zpQNjHU30

古泉「尻取りをしましょう」

朝倉「え?ああ、確か最後に『ん』がついたら負けの言葉遊びだっけ?」

古泉「西日本のルールに乗っとればそうですね」

朝倉「あなたが言ってるのは違うの?」

古泉「ええ。ちょっと手頃な幼女を捕まえて手本を見せますんで…」

朝倉「…」

古泉「尻取りでもしませんか?」

幼女「…やだ…気持ち悪い」

古泉「…」

古泉「…もらった!!」ガバッ

幼女「キャーーー!!」

朝倉「止めなさい!!」ゴスン

74: 2010/11/02(火) 15:03:17.77 ID:zpQNjHU30

朝倉「あなたね、何を考えてるの?」

古泉「面目ないです」

朝倉「今のは捕まってもおかしくなかったわよ?」

古泉「ですよね…」

朝倉「全くもう…」

古泉「でも、綺麗な星空を眺めてるとそんな小さなことに拘ってる自分が嫌になったりしませんか?」

朝倉「解体するわよ?」

古泉「冗談です…」

朝倉「…はあ。その思いきりを別のところで発揮出来れば良いんだけどね…」

古泉「熟女に手を出せと言うことですか?」

朝倉「違う!!」ゴツン

古泉「No way…」

76: 2010/11/02(火) 15:08:24.88 ID:zpQNjHU30

古泉「SOS団って名前、今一つ好きになれないんですよね」

朝倉「世界を大いに盛り上げ~(中略)だっけ?」

古泉「ええ。だって世界を大いに盛り上げるとは言ってもやってることは所詮高校生のままごとです」

朝倉「それを言ったら一介の高校生に出来ることなんて限られてるでしょう?あなたたちはまだ恵まれてる方よ。そのままごとに涼宮さんが噛んでいるんですもの」

古泉「まあそんなことはどうでもいいんです」

朝倉「あなたから言い出したんだけどね」

古泉「僕が言いたいのは、要するに何故もっと淫猥な不思議に出会せないのか、その一点です!!」

朝倉「…あなたのその絶対にブレない姿勢は評価してあげる。人としてどうかと思うけどさ…」

古泉「誰か!!僕の童Oをもらって下さい!!」

朝倉「あの…大勢の前でそんなこと叫ばないでくれる?すごい見られてるじゃない」

78: 2010/11/02(火) 15:17:06.12 ID:zpQNjHU30

古泉「僕はメリーゴーランドの馬になりたい」

朝倉「また何を言い出すかと思えば…」

古泉「だって素敵じゃないですか」

朝倉「幼女に乗ってもらえるから、でしょ?」

古泉「さすが朝倉さん。分かってるじゃないですか」

朝倉「…分かりたくなかったんだけどねー」

古泉「ふふふ。いつか幼女を肴にお酒でも酌み交わしたいものです」

朝倉「…ちょっと離れて歩いてくれない?知り合いだと思われたくないから」

古泉「何を仰りますか。僕と朝倉さんは尻合いです。お互いのお尻をぶつけあう程の仲です。もう少し丁寧に言うと臀部をぶつけあう程の仲です」

朝倉「…んー。私とあなたの間にはどうも情報の齟齬が発生してるような気がするわ」

79: 2010/11/02(火) 15:24:39.34 ID:zpQNjHU30

古泉「何だかんだでコーヒーカップに乗ることになってしまいました」

朝倉「良いじゃない、楽しそうだし」

古泉「僕はどうにもコーヒーが好きになれない」

朝倉「何で?苦いから?」

古泉「まあちょっとしたシシカバブーですよ」

朝倉「?」

古泉「?」

朝倉「シシカバブー?」

古泉「ええ。幼い頃にちょっとね」

朝倉「もしかして…トラウマのこと?」

古泉「…」

朝倉「…」

古泉「…わざとですよ」

朝倉「ああ…うん」

81: 2010/11/02(火) 15:34:16.10 ID:zpQNjHU30

朝倉「ところでどうしてコーヒーに対してトラウマが出来たの?」

古泉「それを語るには僕が幼稚園の年長組にいた頃まで時代を遡らないといけません」

朝倉「幼稚園の年長組って言うと大体5、6歳の頃よね」

古泉「ええ。あの頃はなにぶん性に目覚めたての頃だったので知識も乏しく、オXXーの一つをとっても自分で開拓していくしかなかったんですよ…」

朝倉「相変わらず嫌な予感しかしないわ」

古泉「ある日のことです。僕は間違ってお尻に指を突っ込んでしまったのですが、それが何と気持ち良いことか!!それが息子をしごくことしか知らなかった僕がアナニーを覚えた瞬間でした」

朝倉「…」

古泉「それから暫くはアナニーに耽る日々でした。けれどもやはり飽きはきます。いつしか僕はアナニーにさほど快感を得ることが出来なくなってしまいました。僕は悩みました」

朝倉「…」

古泉「刺激が欲しい。その一心で僕が行き着いた先にあったもの。それは…『下の口で熱々のコーヒーを飲み干す』という馬鹿げたものでした。後は説明しなくとも分かると思います」

朝倉「…ああ、予想通りと言うか何と言うか…」

84: 2010/11/02(火) 15:49:49.43 ID:zpQNjHU30

古泉「コーヒーカップ乗る前に言っておきますね」

朝倉「何を?」

古泉「ドリームシャワー(ゲロ)をぶちまけたらごめんなさい」

朝倉「え?具合悪いの?」

古泉「…かなり」

朝倉「ちょっとおでこ借りるわね」ピトッ

古泉「…」

朝倉「熱っ…。いつから?」

古泉「朝からです」

朝倉「何で言わなかったのよ!?」

古泉「…楽しみだったからです。朝倉さんと遊園地に行くことが。まあ、思い返してみれば吐瀉物とカルピスと尿が飛び交った1日と成り果ててしまったわけですが」

朝倉「ああーもう。馬鹿よね、あなた」

古泉「それは重々分かっていたことでしょう?」

朝倉「まあね。ほら、とりあえずベンチのある所に行くわよ」

85: 2010/11/02(火) 15:55:26.76 ID:zpQNjHU30

古泉「…うう」

朝倉「大丈夫?」

古泉「…何とか」

朝倉「…はあ」

古泉「…失望しましたか?」

朝倉「…あなたの馬鹿さ加減にね」

古泉「…ふふふ。…それはそれは」

朝倉「…」

古泉「…朝倉さんは」

朝倉「何?」

古泉「…何故、僕の傍にいてくれるんですか?知っての通り僕は変Oです。普通の人だったらとてもじゃないけど一緒にいられない訳じゃないですか。僕のこと好きなんですか?」

朝倉「…自惚れるんじゃないの。別に、理由なんてないわよ。暇潰しよ、暇潰し」

87: 2010/11/02(火) 15:58:54.37 ID:zpQNjHU30

古泉「暇潰し…ですか」

朝倉「がっかりした?」

古泉「少し」

朝倉「それなら私もそう答えた甲斐があるってものね」

古泉「病人に意地悪するなんて朝倉さんも人が悪いですね」

朝倉「ふふふ。私は人じゃないわよ?」

古泉「…やっぱり意地悪です」

朝倉「まあ普段散々やられてるからね。その仕返しよ」

古泉「…ですね」

朝倉「…」

古泉「…」

89: 2010/11/02(火) 16:05:15.66 ID:zpQNjHU30
朝倉「具合はどう?歩けそう」

古泉「…まだ厳しいですね」

朝倉「…そう」

古泉「…はい」

朝倉「…」

古泉「…」

朝倉「…ん」パンパン

古泉「…何ですか?」

朝倉「…あなたって意外と鈍感よね」

古泉「…面目ない」

朝倉「…膝かしてあげるって言ってるの。ほら」

古泉「…え?」

朝倉「だーかーら。膝かしてあげるんだってば。座ってるより横になった方が早く良くなるでしょ。このままだったらいつ帰れるか分かったもんじゃないからね。ほら早く」

古泉「あ…え…あ…じゃあ失礼して」

朝倉「はいはい」

90: 2010/11/02(火) 16:07:57.73 ID:zpQNjHU30

朝倉「…」

古泉「…」

朝倉「…」

古泉「…あの」

朝倉「何よ」

古泉「重たくはありませんか?」

朝倉「…はあ。何でそんな柄にもないこと気にするのよ」

古泉「…すいません」

朝倉「分かったら早く寝なさい。何かあったら起こすから」

古泉「…はい」

朝倉「…」

古泉「…」

92: 2010/11/02(火) 16:14:54.04 ID:zpQNjHU30

朝倉「…」

古泉「…zzz」

朝倉「…はあ。一体私は何をやってるんだか。こんなどうしようもない駄目な個体を相手に日々を費やすなんて…」

古泉「zzz」

朝倉「…」

古泉「zzz」

朝倉「…でも」

古泉「…」

朝倉「この駄目男といる間は不思議と自分が長門さんのバックアップなんだってことを忘れられるのよね。…誰かの代わりなんかじゃなく一つの個体して振る舞うことが出来るっていうのか…。そういう意味ではありがたいのかな…なんて思ったりしてね」

古泉「…」

朝倉「ああー何か私も眠たくなってきたな……」

朝倉「……zzz」

古泉「…」

…………………

94: 2010/11/02(火) 16:26:59.32 ID:zpQNjHU30

朝倉「…zz…ん…………はっ!!」

古泉「おはようございます」

朝倉「……おはようございます。ってあれ?ここは?」

古泉「遊園地の近くの公園です。丁度さっき遊園地が閉園したもので仕方なくここへ」

朝倉「ああー、ごめんなさい。偉そうなこと言って自分まで寝ちゃって」

古泉「気にすることは無いですよ。僕にも利益がありましたから」

朝倉「…利益?」

古泉「朝倉さんの寝顔を携帯に収めさせていただきました。これを僕が長年研究を重ねた末に編み出したコラ技術と合体させるとあら不思議。あっという間にオカズの出来上がりで」バキッ

古泉「バキッ?」

朝倉「携帯ってもしかしてこれのこと?」

古泉「え…うそ……携帯ってこんなにバラバラになるものなんですか?」

朝倉「さあ」

古泉「馬鹿な…そんな馬鹿な…。僕の口リフォルダに…おっOいフォルダ…その他諸々の裏画像の数々が消えてしまったと言うのか…?馬鹿な……そんな……」

朝倉(壊したのは私が情報を改竄して作ったやつなんだけどね。面白いから黙っておきましょう)

98: 2010/11/02(火) 16:42:27.83 ID:zpQNjHU30

朝倉「ほら、帰るわよ」

古泉「…」

朝倉「…」

古泉「…そうですね。いつまでもぐずぐずしてる訳にはいかないですしね」

朝倉「あら、やけに素直ね」

古泉「まあ口リ画像はパソコンに腐るほどありますし」

朝倉「つまんないの」

古泉「朝倉さんのポケットから僕の携帯が顔を出してますし」

朝倉「え!?嘘!?」

古泉「もちろん嘘ですよ。けれどその反応からしてどうやら携帯も無事のようですし僕としては嘆く要素もないわけで」

朝倉「…むむむっ。どうして分かったのよ。携帯が偽物だったって」

古泉「簡単なことです。朝倉さんが他人の大事にしてるものを壊すような人ではないからですよ」

朝倉「…」

古泉「さ、帰りましょうか」

………………

99: 2010/11/02(火) 16:43:40.91 ID:zpQNjHU30

古泉「じゃあここでお別れですね」

朝倉「ええ」

古泉「じゃあ、それでは」

朝倉「…ねえ」

古泉「ん?何ですか?」

朝倉「…」

古泉「…」

朝倉「…何でもないわ。じゃあ、またね」

古泉「はい。それでは」

100: 2010/11/02(火) 16:44:49.04 ID:zpQNjHU30

部屋

朝倉「…」

朝倉「…」

朝倉「何だかなぁ…」

朝倉「うー……」

朝倉「うぬぬー……」

朝倉「…」

朝倉「…zzz」

朝倉「…zzz」

朝倉「…zzz」

朝倉「…むにゃむにゃ……またね…」

朝倉「…ふふ…ふ……」

朝倉「…zzz」

おしまい

119: 2010/11/02(火) 21:56:30.94 ID:zpQNjHU30

朝倉「夢を見たわ」

古泉「…ほう。どうでしたか?」

朝倉「悪くないわね」

古泉「でしょう?ところでどんな夢を見られたんですか?」

朝倉「………沢山の小さな長門さんにもてなされる夢よ」

朝倉(あなたが出たとか言ったら調子に乗りそうだからね。まあ嘘は方便って言うし、これくらいの嘘は許されるでしょう)

古泉「それは素晴らしい。僕も小さな長門さんに囲まれて身体中を舐めまわされたり、また舐めまわしたりしてみたいものです」

朝倉「も、って何よ。まるで私がやったかのように言わないでくれる?」

古泉「ええ!?しなかったんですか!?」

朝倉「普通はしないわよ!!」

120: 2010/11/02(火) 21:59:34.37 ID:zpQNjHU30

古泉「…はあ」

朝倉「どうしたの?」

古泉「いえ、ね。もうそろそろ夏休みに入る訳じゃないですか?」

朝倉「早いものよね」

古泉「夏休みと言えばなんですか?」

朝倉「海?」

古泉「正解です。…はぁ」

朝倉「何がそんなに憂鬱なのよ?」

古泉「僕、結構白いじゃないですか?それがちょっとコンプレックスなんです。小さい頃は『白牛蒡』と呼ばれたもので…」

朝倉「ふーん。…そうでもないと思うけどね」

古泉「朝倉さんは子供の残酷さを知らないからそう言えるんです。奴らは少しでも出る杭があればめった打ちにする輩なんです。そのせいで僕はマゾになったと言っても過言ではない…」

朝倉「結局そこに行き着くのね」

122: 2010/11/02(火) 22:04:01.63 ID:zpQNjHU30

古泉「実は僕、痔なんです」

朝倉「あなたの話っていつも唐突に始まるわよね。それで?」

古泉「そのせいで期末テストの時、僕だけ重いハンデを背負う羽目になったんですよ」

朝倉「大変ね」

古泉「お陰で見てくださいこの点数」パラッ

朝倉「…テストって10点満点だったっけ?」

古泉「んっふ。そんな訳ないでしょう」

朝倉「自分の名前すらまともに書けてないのに胸をはって言わない。二樹って誰よ。二樹って」

古泉「意識が朦朧としていたもので。そこで聡明な朝倉さんにお願いがあります」

朝倉「何よ」

古泉「僕に勉強を教えて下さい!!意識が朦朧としてても答を導けるように!!」

朝倉「いや、痔の治療しなさいよ」

123: 2010/11/02(火) 22:08:59.46 ID:zpQNjHU30

古泉「駄目ですか?」

朝倉「うーん…駄目って訳じゃないんだけど…」

古泉「分かりました!!じゃあ今日早速お家に伺わせていただきますね!!」ドピューン

朝倉「あ…」

朝倉「…」

朝倉「…はあ」

朝倉「…」

朝倉「…部屋の片付けしなきゃ…」

124: 2010/11/02(火) 22:12:16.83 ID:zpQNjHU30

朝倉「…」ガチャ

古泉「おかえりなさい!!」

朝倉「はい!?何であなたが私の部屋にいるのよ!?」

古泉「念じたら入れました」

朝倉「適当なこと言わないでくれる!?」

古泉「まあまあ。そう目くじらを立てなくても良いじゃないですか」

朝倉「誰の………ねえ」

古泉「何ですか?」

朝倉「その頭に被ってるのは何かしら?」

古泉「朝倉さんのパンティーです。略して松茸のお吸い物です」

朝倉「意味わかんないことばっかり言ってると頭ごとむしりとるわよ?」

古泉「ごめんなさい」スポッ

126: 2010/11/02(火) 22:21:35.80 ID:zpQNjHU30

朝倉「まあこの際不法侵入について問い詰めるようなことはしないけど…」

古泉「はい」スチャ

朝倉「…」

古泉「…」

朝倉「…だーかーらー」

古泉「今度はしましま模様にしてみました」

朝倉「被るなって言ってるだろうがぁぁぁあああーーー!!」

…………………

長門「…」ビクッ

長門「…」

長門「…びっくりした」

長門「今のは…朝倉涼子?」

長門「…」

128: 2010/11/02(火) 22:24:09.12 ID:zpQNjHU30

古泉「ちょっ…ちょっとしたジョークですよ」

朝倉「…」

古泉「…」

古泉(逃げ道を完全に断たれたこの状況下でナイフを投げられたら痔・エンドですね…)

古泉(どうすべきか…)

朝倉「…覚悟はいい?」ユラリ

古泉(何も思い付かない…。どうやら僕のサクセスストーリーもここまでのようですね…。しかし、ただで氏ぬ訳にはいきません。童Oの底力見せてやりますよ……でやっ!!)ダッ

朝倉「…!?」

ガバッ

古泉(どうせ氏ぬなら一度くらい抱き締めておいてもバチは当たらないですよね)

朝倉「~!!は、離しなさい!!」

古泉「離したら刺されるじゃないですか」

朝倉「刺さない!!刺さないから早く!!」

131: 2010/11/02(火) 22:31:15.61 ID:zpQNjHU30
古泉「本当ですか?」

朝倉「本当だってば!!」

古泉「そうですか。分かりました」

朝倉「…はぁ…はぁ…」

古泉「大丈夫ですか?」

朝倉「な…何とか…」

ピンポン

古泉「誰でしょう」

朝倉「わ、私が見てくるから!!」ダッ

古泉「あっ…そこは壁…」

ゴン

朝倉「ぬぬぬ…」

古泉「…大丈夫ですか?」

朝倉「だ、大丈夫だから座って待ってなさい!!」

古泉「…はあ」

135: 2010/11/02(火) 22:41:46.56 ID:zpQNjHU30

ガチャ

朝倉「あっ…長門さんじゃない。どうしたの?」

長門「…さっきの叫び声が気になって」

朝倉「ああ…あれのことね。心配しないで。何でもないから」

長門「…そう。ならいい」

朝倉「あ、そうだ長門さん。今日の晩御飯一緒にどう?」

長門「…良いの?」

朝倉「ええ。一人よりは二人で食べた方が美味しいでしょ?」

長門「…」コクリ

朝倉「あ、それと…」

ペチャクチャ

…………………

136: 2010/11/02(火) 22:46:06.75 ID:zpQNjHU30

古泉「…遅いですね」

古泉「…」

古泉「…」

古泉「何か物色してオカズにしたいところですが…後が怖いですしね…」

古泉「でもまぁ一つくらいなら許されるでしょう…」

古泉「…」

古泉「…」

古泉「…暇ですね」ゴロゴロ

ゴロゴロ ゴツン

古泉「Ouch!!」

古泉「おっと、思わず英語が」

古泉「…」

古泉「…突っ込みがないと寂しいですね」

古泉「ん?カレンダーに何か書かれて…」

140: 2010/11/02(火) 23:01:17.43 ID:zpQNjHU30

古泉「これは…」

古泉「……」

古泉「……」

古泉「……」

古泉「…いや…そこは違うでしょう。普通は可愛らしい文字でデート(ハート)とか書いてあるものでしょう。何ですか『変Oの世話』って。もう少し空気読んでくださいよ…」

古泉「…ええ?」

古泉「日付は…そうですね。遊園地に行った日のものですね…」

古泉「……ええ?」

古泉「……………………ええええ??」

141: 2010/11/02(火) 23:05:34.23 ID:zpQNjHU30

朝倉「お待たせ…って何をそんなに落ち込んでるのよ」

古泉「はははは…」

朝倉「?まあ良いわ。早速始めましょうか」

古泉「……はい」

…………………

朝倉「ここがこうなるから…」

古泉「ふむふむ。成る程。だから肉棒は男の象徴なのですね」

朝倉「今、私は数学の話をしてるんだけど…」

………………

143: 2010/11/02(火) 23:08:18.69 ID:zpQNjHU30
朝倉「gayじゃなくてguyよ。nice gayじゃ違う意味になるわ」

古泉「おっと。これはこれは。イギリス英語がまろびでてしまいましたね」

朝倉「誤魔化せてないからね」

……………

朝倉「空気より重くて水に溶けやすい気体は下方置換で集めるのよ」

古泉「下方置換…なんて破廉恥な」

朝倉「うん。黙ってて」

…………

古泉「メンデルとグレーテル」

朝倉「変な物語作らない。メンデルは遺伝学の祖として知られているわ。彼が残した三つの法則はもちろん知ってるわよね?」

古泉「もろちん!!」

朝倉「ああ…訊いた私が間違ってたわ」

………

……


147: 2010/11/02(火) 23:22:44.55 ID:zpQNjHU30

朝倉「晩御飯の支度をしなくちゃいけないから今日はこんなところね」

古泉「ですね」

朝倉「じゃあね」

古泉「はい」

朝倉「あっ…そうそう」

古泉「何ですか?」

朝倉「…あー…」

古泉「?」

朝倉「…まあ…何と言うか……」

古泉「どうしたんですか?」

朝倉「…また分からないところがあったら訊きにきてもいいわよ」

148: 2010/11/02(火) 23:23:41.47 ID:zpQNjHU30
古泉「…」

朝倉「…」

古泉「…そうですね。また来ます」

朝倉「うん」

古泉「それでは」

朝倉「…」

朝倉「…」

朝倉「…ん?あのポケットからはみ出してるのって……」

朝倉「…」

朝倉「待ちなさいっ!!」ダッ

古泉「うわっ!!バレた!!」ダッ

朝倉「待たんかー!!」

古泉「待つもんですか!!」

朝倉「待てー!!」

おしまい

151: 2010/11/02(火) 23:27:03.86 ID:zpQNjHU30

以上で終わりです
一応、次で完結なのでまたその時に会いましょう

152: 2010/11/02(火) 23:27:25.07 ID:dgrzOuIgO

古泉だから逮捕されないんだな……

153: 2010/11/02(火) 23:28:28.14 ID:pnzeXt6cO

とても和んだ

引用: 朝倉「朝倉涼子の憂鬱」古泉「これはこれは」