1: 2012/03/02(金) 23:13:14.31 ID:7j6EHTnR0
ソーニャ「フンッ!」バキッ

やすな「あひぃっ!」


やすな「ううっ…今日も今日とてソーニャちゃんは凶暴だなぁ…あの凶暴さなんとかならないかなぁ…」ウーン…

やすな「……そーだ!」ハッ

やすな「いくらソーニャちゃんでも好きな人相手なら優しくなるはず!」

ソーニャ『やすな、やきそばパン食うか?』

ソーニャ『ジュースのビン開けといたぞ、やすな』

ソーニャ『やすなー帰りにクレープ屋寄って行こう。もちろん私の奢りだ』

ソーニャ『ははは、やすなは可愛いなぁ。そんな可愛いやすなは殴れないなぁ』

やすな「………」ニヤー

やすな「よしっ!好きになってもらおう!」
キルミーベイベー 15巻 (まんがタイムKRコミックス)
3: 2012/03/02(金) 23:16:45.03 ID:7j6EHTnR0
やすな「あぎりさーん!あ・ぎ・りさーん!!」

あぎり「はぁ~い。呼びました?」ニュッ

やすな「呼びました!実はお願いがあるんです!」

あぎり「なんですかぁ?」

やすな「忍術で惚れ薬を作ってください!」

あぎり「お安い御用です~」

やすな「本当ですか!?自分から言い出しといてなんですけど無理があると思ってました!」

あぎり「古来より伝わるこの秘伝書に作り方が載っています」

やすな「おぉ…本格的ですね…」ゴクッ

あぎり「まずはぁ~エリマキトカゲの尻尾を用意します」ピチピチッ

やすな「エキマキトカゲも尻尾とれるんですか!?」

あぎり「そして、ホワイトザリガニの脱皮した皮を用意します」デローン

やすな「わぁ!ホワイトザリガニって新種だと思ってたけど古来からいるんですね!実物見たの初めてです!皮だけだけど!」

あぎり「あとは珍しい蝶の鱗粉と、珍しい海亀の涙と、珍しい龍のヒゲと、珍しいペガサスの羽を全部まとめて圧力釜で10時間煮ます」

やすな「急に雑になった気がするのは気のせいですか?」

4: 2012/03/02(金) 23:19:35.99 ID:7j6EHTnR0
あぎり「とゆーわけでここに完成品が」

やすな「わぁ!3分クッ○ングもびっくりの速さですね!」

あぎり「5千円になりまーす」

やすな「高っ!?ま、前に売ってくれた巻物はもう少し良心的だったじゃないですか~」

あぎり「……知っていますかぁ?ザリガニって脱皮した自分の皮をカルシウム補給に食べなきゃいけないんです」

やすな「え?そうなんですか?」

あぎり「脱皮した皮を食べないとカルシウムが足りずに弱ってしまうんですよ~」

やすな「そ…そんな…」

あぎり「この薬は、そんなザリガニさんの犠牲の下に作られた薬なんです!」

やすな「グスッ…ザリガニさん…私のために…」

あぎり「一万円で買ってくれますよね?」

やすな「もちろんです!どうぞ!」

あぎり「毎度ありがとうございます~」

やすな「よしっ!色々突っ込み所満載だった気がするけどついに惚れ薬を手に入れたぞ!ふははははは!待ってろよソーニャちゃん!今行くぞ!」ダッ

あぎり「面白そうなので、私も行きます~」シュッ

7: 2012/03/02(金) 23:23:29.76 ID:7j6EHTnR0
教室

ソーニャ「…」ブルッ

ソーニャ「急に悪寒が…どっかのバカがまた厄介ごともってくる気がする…」

やすな「ソーニャちゃん!」ガラッ

ソーニャ「やっぱり…」

やすな「これ飲んで!」

ソーニャ「うっ…なんだその禍々しい色した液体は」

やすな「惚れ薬だよ!飲んで!」

ソーニャ「惚れ薬ぃ?ふんっ馬鹿馬鹿しい。そんなもん効くか」

やすな「本物だよ!あぎりさんに作ってもらったんだもん!」

ソーニャ「あぎりに?どうせまたインチキだろ」

あぎり「今回は本物ですよ~」ニュッ

ソーニャ「うわっ!どっから湧いた!?」

あぎり「湧いたってそんな虫みたいに…酷いです~…しくしく…」クスン

9: 2012/03/02(金) 23:27:05.52 ID:7j6EHTnR0
やすな「あー!泣かした!ソーニャちゃんのいじめっ子ー!」

ソーニャ「…」イラッ

ソーニャ「フンッ!」ギリギリ

やすな「あいたたたたたた!離して!痛い!関節曲がる!」ジタバタ

ソーニャ「大体なんで私が惚れ薬なんか飲まなくちゃいけないんだ」ギリギリ

やすな「ソーニャちゃんが私に惚れればもう少し優しくなるとおもっ…あいたあああああああああああ!!!!」

ソーニャ「ったく…そんなくだらない理由で」ギリギリギリギリ

やすな「あっ!やばい!氏んじゃう!あたし氏んじゃう!」

ソーニャ「私を雇うのにはお前みたいなバカが一生働いても払えないような金が必要なんだ。そんな私がタダでお前を頃してやるんだから光栄に思え」

やすな「ちょっと何言ってんのこの人!?あぎりさん!助けてあぎりさーん!!」

あぎり「分かりました~」

やすなソーニャ「えっ?」

あぎり「えいっ!」

ソーニャ「!?」

11: 2012/03/02(金) 23:30:44.86 ID:7j6EHTnR0
シャラーン!

やすな「すごい!一瞬で私を助けたあとにソーニャちゃんを椅子に縛り付けた!」

ソーニャ「…なんのつもりだ?」

あぎり「1万円ももらってしまったのでこれぐらいは働いてもいいかな~と」

ソーニャ「はぁ?」

やすな「これで薬も簡単に飲ませられる!ありがとうございますあぎりさん!」

あぎり「いえいえ~」

やすな「ふふふふふふふ…さぁ覚悟はいいかな?ソーニャちゃん…」ジリッ

ソーニャ「や…やめ…」

やすな「でぇーい!」ズボッ

ソーニャ「むぐっ!?」

やすな「はい飲んで~そのまま飲んで~」グイグイッ

ソーニャ「んーーー!!!」

ゴクンッ

14: 2012/03/02(金) 23:36:37.00 ID:7j6EHTnR0
やすな「やったぁ!」

あぎり「成功ですね~」

ソーニャ「………」

やすな「これでソーニャちゃんは私に優しく…」

ブチッ!

やすな「………え?」

あぎり「あら~?ゾウが綱渡りしても切れないロープが切れちゃいましたね」

やすな「ソーニャちゃんがゾウより力あるってことですか!?」

ソーニャ「……やすなぁ」

やすな「ひぃっ!怒ってる!?ソーニャちゃん超怒ってる!?っていうか惚れ薬が効いてない!?」

あぎり「そんなはずはぁ~…」ハテ?

ソーニャ「やすなぁ!」

やすな「はいいいいいいいい!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!」ペコペコペコペコッ

ソーニャ「………好きだ」

16: 2012/03/02(金) 23:42:27.66 ID:7j6EHTnR0
やすな「へ…?」

あぎり「わぁ」

やすな「効いてる…ってことですか?」

あぎり「そうみたいですねぇ」

やすな「わぁーい!殴られなくてすむ!」

ソーニャ「やすな」

やすな「なーに?ソーニャちゃん」

ソーニャ「好きだ」

やすな「ちょっもう!ソーニャちゃんたら照れるぅ…」モジモジ

ソーニャ「好きだ」

やすな「もう分かったよソーニャちゃん。でも照れるからそんなに言わ…」

ソーニャ「…」ヒュンッ

カッ

やすな「………え?」

20: 2012/03/02(金) 23:48:56.40 ID:7j6EHTnR0
やすな「え…今ナイフ投げ…えっ…?あれ?惚れ薬が効いてるはずじゃ…」

ソーニャ「好きだやすな…」


ソーニャ「頃したいほどに」


やすな「…………えええええええええええええ!!!!!???」

ソーニャ「好きだぁ!」ダッ

やすな「ひぃっ!?」ダッ

ソーニャ「待て!何故逃げる!?私のそばにいろ!!!」ダダダッ

やすな「ナ、ナイフ片手に追いかけてくる人のそばになんかいられないよ!あぎりさん!あぎりさーん!!!」ダダダダダッ

あぎり「はぁ~い」シュタタタタッ

やすな「どういうことですか!?どういうことなんですかアレ!!?」ダダダダダッ

ソーニャ「やすなぁ!止まれ!お前のために私が三歳の頃から愛用しているナイフを用意した!これでお前を永遠に私だけのものにしてやる!!!」ダダダッ

やすな「ひぃぃぃっ!?なに言っちゃってんのあの子!?」ダダダダダッ

22: 2012/03/02(金) 23:53:38.65 ID:7j6EHTnR0
あぎり「おかしいですねぇ…惚れ薬は確かに効いてる筈なんですけど…」シュタタタタッ

やすな「じゃっじゃあなんですか!あれがソーニャちゃんの愛情表現ってことなんですか!?」ダダダダダッ

あぎり「そうみたいですねぇ。ソーニャは幼い頃から喜怒哀楽全て暴力や頃しで表現してきたので多分それしか知らないんですね。ふふっ不器用な子ですね」シュタタタタッ

やすな「そんなほんわかしながら言えることじゃないでしょう!?と、とにかくなんとかしてください!私まだ氏にたくないです!」ダダダダダッ

あぎり「なんとかと言われましても…あ、解毒剤の作り方が書いた秘伝書ならここに」シュタタタタッ

やすな「解毒剤売ってください!言い値で買います!」ダダダダダッ

あぎり「いえ~一万円ももらってしまったのでサービスにしますよ」シュタタタタタッ

やすな「わーい!じゃあください!」ダダダダダッ

あぎり「分かりました~じゃあ材料集めてくるんでその間なんとか乗り切ってください」シュンッ

やすな「えぇ!?作ってないの!?っていうかもういない!」ダダダダダッ

ソーニャ「やすなあああああああああ!!!!!!!」ダダダダダッ

やすな「ひーん!とにかく逃げなきゃ!!!!!」ダダダダダダダッ

24: 2012/03/02(金) 23:59:00.80 ID:7j6EHTnR0
女の人「5分後」


やすな「ぜはぁー…!ぜはぁー…!」ゼェゼェ

ソーニャ「ふっ…ふふふ…捕まえたぞ…やすな…」ハァハァ

女の人「捕まっちゃいました☆」

やすな(そ、そうだよね…プロの頃し屋のソーニャちゃんから逃げ切れるはずがないよね…)ゼェゼェ

ソーニャ「ふふふふふ…やすなぁ…」

やすな「ひぃっ!ソーニャちゃんごめん!もう惚れ薬なんか使わないから許して!お願い!」

ソーニャ「………」ちゅっ

やすな「!?」

ソーニャ「お前のほっぺ柔らかいな…」ちゅっちゅっ

やすな「ちょっ!?ソソソソソソーニャちゃん!ダメだよそんな私達付き合ってもいないしそもそも女の子同士で…!!」アワワワワワワ…

ソーニャ「うるさい」グイッ

やすな「むぐっ!?」

やすな(くっ口にちゅーされてる!ソーニャちゃんに口にちゅーされちゃってる!?)カァァァッ

26: 2012/03/03(土) 00:03:41.08 ID:xwQZiu+h0
ソーニャ「んっ…」レロ

やすな「!?」ビクーッ

ソーニャ「ん……んっ……っふ…」

やすな(ソ…ソーニャちゃ…)トロン…

ガブッ

やすな「んんーーー!!!??」

ソーニャ「……このふぁま舌を噛み切ればお前は氏ぬ」

やすな「……!」ゾクッ

ソーニャ「私だけのものになれ、やすな」

やすな「むーー!!!」ジタバタ

ソーニャ「…無駄だ」グッ

やすな「っ…」

ソーニャ「お前を動けないように押さえ込むなんて私には雑作もない」

やすな(………やだ…)

やすな(やだ…氏にたくない…私まだ氏にたくないよ…)

27: 2012/03/03(土) 00:09:55.36 ID:xwQZiu+h0
やすな(だってさソーニャちゃん…どうせなら二人で生きたほうが楽しいよ…?)

やすな(ソーニャちゃんと一緒に学校行って、一緒に授業受けて、一緒にお昼食べて、一緒に帰って…たまに寄り道してクレープ食べに行ったり、休みの日には二人でちょっと遠出したり…)

やすな(今ここでソーニャちゃんに殺されるより…そうやって毎日ソーニャちゃんと過ごしたほうが絶対…楽しいよ…)グスッ

やすな(私まだっ…ソーニャちゃんと生きたい…!!!)

ソーニャ「愛してる、やす…」グッ…

あぎり「はぁ~い。あぎりさん登場~」ヌッ

モクモクモクモク…

ソーニャ「!?」

やすな(あぎりさん!)パァッ

ソーニャ「まずいっ…!眠りガ…ス…」バタンッ

やすな「ソーニャちゃん!うっ…」クラッ

28: 2012/03/03(土) 00:15:21.78 ID:xwQZiu+h0
あぎり「これをつけてください」スッ

やすな「(ガスマスク…!)あ、ありがとうございます!」スチャッ

モクモクモクモク…

モクモクモク…

モクモク…

モク…

ソーニャ「………」スゥ…スゥ…

あぎり「無事ですか~?」プハッ

やすな「な、なんとか(微妙に口の中で血の味がするけど…)」プハッ

あぎり「間に合ってよかったです~」

やすな「解毒剤できました?」

あぎり「はい~ここにばっちりと」ジャンッ

やすな「じゃあソーニャちゃんが起きる前に飲ませないと!」

あぎり「でもぉ寝ちゃってるんでうまく飲んでくれますかね~?」

やすな「そ、そんな!じゃあどうすれば…」オロオロ

30: 2012/03/03(土) 00:19:56.58 ID:xwQZiu+h0
あぎり「口移しなんかいいと思いますよぉ~」

やすな「く、口移し!?」

やすな「……………」

女の人「思い出されるあの子とのスウィートキィッッッス☆」

やすな「むむむむ無理!無理です!!」カァァァァッ

あぎり「では私が代わりにやりましょうか?」

やすな「えっ…?」

やすな「で、でもあぎりさん…口と口ですよ?kissですよ!?」

あぎり「私は特に気にしませんので~」

やすな「そ、そうなんですか…」

あぎり「では失礼して」

やすな「えっあっちょっと…」

あぎり「…」ンー

やすな「だっ…」

やすな「だめぇ!」ドンッ

31: 2012/03/03(土) 00:23:20.21 ID:xwQZiu+h0
あぎり「あ~れ~」ヨロロ

やすな「あっ…す、すみません!」

あぎり「どうかしましたか~?」

やすな「うっ…え、えっと…や、やっぱり自分でやろうかな~…って」

あぎり「そうですか?」

やすな「はい!」

あぎり「ではどうぞ?」

やすな「………はい」

ソーニャ「………」

やすな(とは言ったものの!恥ずかしいでござる!)アワワッ

やすな(でっでも私がやらないとあぎりさんがソーニャちゃんに…)

やすな(………あれ?私なんでそれが嫌なんだろう?)ハテ?

やすな(これじゃまるで私がソーニャちゃんを好きみたいに…)

やすな(………あれ!?そうなの!?私ソーニャちゃんのこと好きだったの!?)

34: 2012/03/03(土) 00:26:32.28 ID:xwQZiu+h0
やすな(ってうん…好きだけど!友達として好きだけど!)

やすな(そうじゃないよね!?他の人とキスするのが嫌ってそういう好きじゃないよね!?)

やすな「……………」

やすな(そっか、私ソーニャちゃんのこと好きだったんだ。そっかぁ…)

やすな(あれでもそれじゃあ……)

あぎり「解毒剤を飲ませればこれでもう襲われることはなくなりますね~」

やすな「あ、そうですね」

やすな「………」

やすな(そうだよ!解毒剤飲ませたらもう私のこと好きじゃなくなっちゃう!)ガビーン!

やすな(えぇ~…どうしよ…でも飲ませなかったら殺そうとしてくるし~…)

やすな(それに薬なんかに頼ってもよくないよね…)

やすな(でもソーニャちゃんデレないしなぁ…)

やすな(うぅ~ん…)

35: 2012/03/03(土) 00:31:14.83 ID:xwQZiu+h0
あぎり「早くしないと起きちゃいますよ?」

やすな「えっそんなすぐ起きちゃうんですか?」

あぎり「はい~。効き目が軽いやつにしたんでもうそろそろ…」

ソーニャ「………ん…」

やすな「!?」ビクゥッ

あぎり「あ、ほら~」

やすな(い、今殺されるわけにはいかない!とにかく飲ませよう!!)グイッ

ソーニャ「あれ…?私…」

やすな「ほーやひゃん!」ガバッ

ソーニャ「なっ!?」

ちゅー

やすな(ソーニャちゃん飲んで…!)チュル

ソーニャ「っ…」ゴクッ

やすな「…………ぷはっ」

ソーニャ「…」プハッ

36: 2012/03/03(土) 00:35:15.23 ID:xwQZiu+h0
やすな(き、キスしちゃった…自分から…ソーニャちゃんと…)ドキドキ

あぎり「起き出してたから口移しじゃなくてもそのまま口に突っ込めばよかったのに~」

やすな「あぁっ!?」ガーン

やすな(というかちゃんと薬効いてる!?)ハッ

ソーニャ「──にっ…」

ソーニャ「なにすんだこのやろー!!!」ギリギリッ

やすな「あひぃっ!痛い!痛いよソーニャちゃん!」

ソーニャ「おっお前今私にっ…!」カァッ

ソーニャ「っ…!」ギリギリギリギリ

やすな「ああああああああ!!!これじゃ解毒剤が効いたのか効いてないのか分かんないよ!」

あぎり「聞いてみたらいいんじゃないでしょうか~?」

やすな「あっそうですね!」

やすな「ソーニャちゃあああああああ痛いー!!!」

ソーニャ「なんだ!?」ギリギリギリギリ

37: 2012/03/03(土) 00:39:38.54 ID:xwQZiu+h0
やすな「わっ私のこと好き!?」

ソーニャ「なっ…」カァッ

やすな「あ、はずれた」ホッ

ソーニャ「おおおおお前みたいなうざい奴好きなわけないだろ!バカ!付き合いきれん!!私は帰る!!!」フンッ

やすな「う…」グサッ

ソーニャ「…」スタスタ!

やすな「あぁっ……解毒剤が効いたのは分かったけど…フラれた…」ズーン

あぎり「そうですかね~」

やすな「…え?」

あぎり「実は惚れ薬の調合を少しばかり間違えてしまったんです」

やすな「えぇ!?」

あぎり「気分を高めるものなので普段の気持ちが少し暴走してしまったんですね~」

やすな「とゆーことはつまり…」

あぎり「はい~」ニコッ

38: 2012/03/03(土) 00:42:36.82 ID:xwQZiu+h0
やすな「……どういうことですか?」

あぎり「………ズコォ~」コケッ

やすな「あぎりさん!?」

あぎり「うーん…そこまでお膳立てしてあげちゃうとつまらないので、あとは自分で考えてください~」

やすな「うー…よく分かんないけど惚れ薬じゃなかったからもしソーニャちゃんに好きになってもらっても殺されないってことですか?」

あぎり「…まぁそんなところですかね~」

やすな「やったぁ!解毒剤飲ませてよかった!」ワーイ

あぎり(本当はソーニャがある程度好意を持っていたからその気持ちが暴走しちゃったんだということを理解してあげてほしかったんだけど…)

あぎり「………ま、いっかぁ~」

やすな「え?」

あぎり「いいえ~なんでも」ニコッ

40: 2012/03/03(土) 00:44:10.09 ID:xwQZiu+h0
あぎり「それより~好きになってもらいたいなら追いかけた方がいいんじゃないでしょうか?」

やすな「あ!そうですね!じゃあ私も帰ります!今日はありがとうございました!」

あぎり「いいえ~毎度あり~」

やすな「ソーニャちゃあああああああああん!!!待ってーーーーー!!!!!!」ダッ

あぎり(ふふっ。二人ともかわいいですね~)

41: 2012/03/03(土) 00:47:56.14 ID:xwQZiu+h0
後日

やすな「ソーニャちゃん!ソーニャちゃん!」ベタベタ

ソーニャ「でぇーい!いつにも増してうっとおしい!」

「おーい!折部ー!ちょっとこーい!」

やすな「うわっ先生だ…宿題出さなかったからかなぁ…」

ソーニャ「早く行けよ」

やすな「ソーニャちゃんも一緒に…」

ソーニャ「行かない」

「折部ー!先生無視するとはいい度胸だー!」

やすな「ひぃぃぃっ!今行きますー!」ビュンッ

ソーニャ「はぁ…ったく」

あぎり「らぶらぶですね~」ニュッ

ソーニャ「…目、ちゃんと開いてるか?」

あぎり「ばっちりですよ~」ウフフ

ソーニャ「あっそ…」

42: 2012/03/03(土) 00:50:19.85 ID:xwQZiu+h0
あぎり「ところで今日の定例会議に出席しますか?」

ソーニャ「組織のだろ?するさ。仕事だからな」

あぎり「そうですか~。実は余興として面白いもの用意したんです」

ソーニャ「面白いもの?例の敵対組織のトップの首か?」

あぎり「もっと微笑ましいものですよ~」

ソーニャ「………指とか?」

あぎり「ぶっぶ~」

ソーニャ「なんだよ早く言え」イライラ

あぎり「じゃ~ん」

ソーニャ「…デジカメ?」

あぎり「忍法再生の術~」


ソーニャ『好きだやすな…』


ソーニャ「」

あぎり「これを是非組織のみなさんにも見ていただきたいと思いまして~」

43: 2012/03/03(土) 00:52:49.74 ID:xwQZiu+h0
ソーニャ「なっ…なんだこれは!?こんなこと言った覚えがないぞ!?」

あぎり「あの惚れ薬のときですよ~」ニコッ

ソーニャ「ゲッ…」


やすな『ソーニャちゃんから私に好きだ~って言ってキスしてきたんだからね!』

ソーニャ『そんなことするわけないだろ』


ソーニャ(やすなの話マジだったのか…)

あぎり「絶対今日の会議参加してくださいね。ではでは~」

ソーニャ「ま、待て!」

ドロンッ

ソーニャ「くっ…」

44: 2012/03/03(土) 00:54:40.90 ID:xwQZiu+h0
やすな「いやーまいったまいった!怒られちゃっ…」

ソーニャ「フンッ!」バキッ

やすな「ぐはっ!!」

やすな「な、なんでぇ~…?」

ソーニャ「うるさい!」カァッ


どんなに好きになってもらえても、ソーニャちゃんの凶暴性は一生治らない気がします…。折部やすな


女の人「きょうぼうほれぐすりでしたかみきすびでお」

46: 2012/03/03(土) 00:55:59.22 ID:xwQZiu+h0
おわり。

キルミーSS初だったから口調とか心配。

それはともかくあぎりさんのキャラソン可愛すぎるからお前らも聞くべき。

今期百合アニメ多くて嬉しい僕でした。


50: 2012/03/03(土) 01:03:10.29 ID:3JlunTzG0
おつわさ

引用: やすな「ソーニャちゃんに惚れ薬を!」