1: 2012/03/30(金) 14:47:34.86 ID:HiKAP/kP0
~下駄箱~

榊原「多々良さんの上履き…ハァハァ」

榊原「この微かに蒸れた匂い…たまんない…!」

榊原「多々良さん…!多々良さん!」クンクン クンカクンカ
Another エピソードS(角川文庫版) Another

8: 2012/03/30(金) 14:55:02.65 ID:HiKAP/kP0
多々良「あ、おはよう榊原くん」

榊原「お、おはよう!」

多々良「今日は早いのね」

榊原「う、うんちょっとね…」


榊原(クソッ…もう少し嗅いでいたかった…)

10: 2012/03/30(金) 15:06:01.01 ID:HiKAP/kP0
~授業中~

多々良「…」

榊原(多々良さん成分が足りなくて疼いちゃうなぁ)ウズウズ

榊原(朝、もっと嗅いでおけば良かった)

多々良「…」

榊原(多々良さんの足…直接嗅いでみたいな…)

榊原(やっぱ臭いのかな……)

榊原(何か嗅ぐ方法はないだろうか…)

榊原(とりあえず、放課後になったらまた上履きの匂い嗅がなきゃな…)

14: 2012/03/30(金) 15:20:02.78 ID:HiKAP/kP0
~下駄箱~

榊原「よし…誰もいないな……」

榊原「多々良さん♪」カチャリ

榊原「ふふ…いっぱい嗅いであげるからね!」

榊原「クンクンッ…あぁ、この匂いだ…!」

榊原「…他の子のも嗅いでみようかな」

榊原「試しに…赤沢さんのを」カチャリ

榊原「クンクン」

榊原「うーん…何か違うんだよなぁ…」

17: 2012/03/30(金) 15:49:00.15 ID:HiKAP/kP0
榊原「赤沢さんの上履きは、何て言うか清潔すぎるんだよなぁ…」

榊原「多分これ毎週持ち帰って洗ってるんだろうな…」

榊原「僕が求めるのはそう言うんじゃなくて…」

榊原「藤巻さんか…よし」カチャリ

榊原「クンクン…これはこれで臭すぎるなぁ」

榊原「佐藤さんはどうだろう?」カチャリ

榊原「クンクン…うん。なかなかいいぞ!」

榊原「多々良さんを100点とすると、佐藤さんは97点くらいかな」

20: 2012/03/30(金) 15:54:54.78 ID:HiKAP/kP0
榊原「こうなったら女子全員嗅いでみたいぞ!」

榊原「綾野さんはどんな感じかな」カチャリ

榊原「クンクン…少し濃いけど、これはこれで良いな」

榊原「小椋さんはっと」カチャリ

榊原「クンクン…んんっ!結構匂って来るなぁ」

榊原「やっぱ多々良さんの匂いが一番だよな!」クンクンッ

30: 2012/03/30(金) 18:20:45.32 ID:HiKAP/kP0
榊原「あぁ…多々良さん!多々良さん多々良さん多々良さん!」クンクンッ

多々良「榊原くん…?」

榊原「!?」

多々良「何…してるの…?」

榊原「あっ、いや、その…」

多々良「それ…私の上履きだよね……?」

榊原「え?あ、本当だ!何で僕の手に…!?」

32: 2012/03/30(金) 18:27:54.27 ID:HiKAP/kP0
多々良「榊原くん…もしかして……」

榊原「ち、違うんだ多々良さん!誤解だよ!」

多々良「じゃあどうして…」

榊原「多々良さんの上履きが下に転がってたんだ!」

多々良「え…そうなの?」

榊原「う、うん!」

多々良「そう…。ごめんなさい。私、誤解してたみたい」

榊原「気にしなくてもいいよ」

34: 2012/03/30(金) 18:33:19.36 ID:HiKAP/kP0
榊原「ふぅ…危ない危ない」

榊原「そうだ!」

榊原「多々良さんの上履きに水を入れて飲もう!」



榊原「ゴクッ、ゴクッ…」

榊原「ぷはー!美味しい!」

36: 2012/03/30(金) 18:40:59.70 ID:x3Jd5yYN0
この恒一やばい…

41: 2012/03/30(金) 18:54:30.69 ID:HiKAP/kP0
~翌日~

 「こころーの瞳でー 君をみつめたらー 愛することーそれがー どんな事だかー♪」


赤沢「ちょっと男子!真面目に歌いなさいよ!」

川堀「歌ってるじゃねーか!」

小椋「もっと声張りなさいよね!」

猿田「男子の方が数少ないから仕方ないぞな!」

多々良「皆、落ちついてよ!」

榊原(あぁ…ピアノを弾く多々良さんも最高だなぁ)

42: 2012/03/30(金) 19:00:42.96 ID:HiKAP/kP0
赤沢「ったく…次はちゃんと歌いなさいよね?」

川堀「だから、ちゃんと歌ってるっつの!」

中尾「赤沢さん…ちょっと榊原に寄り過ぎなんじゃ…」

赤沢「寄るも何も、たまたま隣なんだから仕方ないじゃない」

榊原「赤沢さんはアルトで、僕はテノールだしね」

多々良「じゃあ、続きから行きましょう」

43: 2012/03/30(金) 19:05:36.18 ID:HiKAP/kP0
勅使河原「ふぅ、やっと終わったぜ~」

望月「文化祭まで残り1週間だし、赤沢さんも気合入ってたよね」




榊原「…よし、皆行ったな」

45: 2012/03/30(金) 19:08:10.30 ID:HiKAP/kP0
榊原「むふふ…多々良さんが座ってたピアノの椅子…」

榊原「はぁぁ…多々良さん//」スリスリッ

榊原「あったかい…//」

榊原「多々良さんの温もりを感じる…//」スリスリッ

赤沢「恒一くん」

榊原「!?」

赤沢「…何しているの?」

榊原「あ、いや…これは…」

47: 2012/03/30(金) 19:16:28.46 ID:HiKAP/kP0
榊原「椅子の高さを調節してたんだ」

赤沢「高さ…?」

榊原「うん。多々良さんが座りにくそうだったから」

赤沢「…そう?丁度いいように見えたけど」

榊原「そ、そうかな?」

赤沢「そう思うけど…」

榊原「あははっ、僕が勘違いしてたみたいだ」

赤沢「そう…」

48: 2012/03/30(金) 19:24:09.97 ID:HiKAP/kP0
~体育~

勅使河原「女子はプールらしいな」

望月「いいよねぇ」

榊原「先生、気分悪いので保健室行って来ます!」

高林「僕も行こうかな」

榊原「ついて来るな!」

高林「お、おう」

51: 2012/03/30(金) 19:27:47.74 ID:HiKAP/kP0
~女子更衣室~

榊原「ふふっ♪来ちゃった♪」

榊原「♪」

ガチャガチャッ

榊原「あ、開かない…」シュンッ

52: 2012/03/30(金) 19:30:51.39 ID:HiKAP/kP0
榊原「職員室から鍵持って来たぞっ!」

ガチャリ

榊原「おじゃましまーす♪」

榊原「スゥーッ、ハァー…」

榊原「この独特の匂い…いいね!」

榊原「早速トレジャーハンティングを開始しますか!」

56: 2012/03/30(金) 19:37:49.48 ID:HiKAP/kP0
榊原「えーと…多々良さんは……」

榊原「あった!!」

榊原「多々良さんの…脱いだ衣類が……」

榊原「まずはブラジャーからだ!」

榊原「あぁ…すごい!汗で少し湿ってる!」

榊原「はぁはぁ…多々良たんの腋汗!」ちゅうちゅう

58: 2012/03/30(金) 19:40:52.22 ID:HiKAP/kP0
榊原「次はパOティーだ!」

榊原「おや?シミがあるぞな?」

59: 2012/03/30(金) 19:44:19.16 ID:HiKAP/kP0
榊原「ハッ」

榊原「あれ…ここは…?」

榊原「! な、何だこれ…?パOツ…?」

榊原「僕は一体…何をしていたと言うんだ…?」

65: 2012/03/30(金) 20:13:24.84 ID:HiKAP/kP0
ところで、美術室にあった鳴ちゃんが描いた絵って誰?

141: 2012/03/31(土) 01:21:19.98 ID:YpHI6l1g0
榊原「僕は一体…何を…」

榊原「ここはどこだ…?……更衣室?」

榊原「何で僕はブラジャーを握りしめてるんだ??」

榊原「ん?…床にぶち撒かれてるこの白い液体は何だ???」



榊原「! 何で僕は下半身裸なんだ…!?」

143: 2012/03/31(土) 01:24:08.18 ID:YpHI6l1g0
榊原「気味悪いな…とりあえずここを出よう」

ガチャッ

多々良「えっ」

榊原「え?」

多々良「……何…してるの?ここ女子更衣室よ…?」

榊原「そうみたいだね」

多々良「! 何で私のブラジャー握りしめてるのよ!?」

榊原「何でだろう…」

145: 2012/03/31(土) 01:28:32.55 ID:YpHI6l1g0
佐藤「どうしたの?恵」

綾野「なになに?」

赤沢「騒がしいわね」

小椋「あ…榊原くん」

榊原「やあ」

多々良「榊原くんが更衣室に侵入してたの!それで私のブラを盗もうとしてたのよ!」

榊原「し、してないよ!」

赤沢「…恒一くん。どう言うことなの?」

小椋「ちゃんとわかるように説明してよ!」

150: 2012/03/31(土) 01:31:44.78 ID:YpHI6l1g0
佐藤「榊原くん!」

赤沢「白状しなさい!」

榊原「はわわ」

綾野「ちょ、ちょっと待ってよ。こういっちゃんがこんな事するなんて思えない」

綾野「きっと何か理由があるんだよ!」

多々良「理由って何よ!?」

榊原「さあ」

綾野「中尾に脅されて、やらされたとか!」

赤沢「恒一くん…そうなの?」

榊原「なのかな?」

154: 2012/03/31(土) 01:36:03.96 ID:YpHI6l1g0
小椋「あいつぅぅぅぅ!!」バキボキ

佐藤「中尾くん…榊原くんを使ってこんな事するなんて…」

赤沢「最低ね中尾」

榊原「ちょっと待って、中尾くんは悪くないよ」

綾野「何で庇うの?」

榊原「いや実は…僕さっき記憶が飛んじゃったみたいなんだけどね」

榊原「中尾くんは悪くない気がする」

小椋「榊原くん優しいから、本能的に中尾を庇おうとしてるんじゃない?」

佐藤「やだ…かっこいい//」

榊原「…そうなのかな?」

159: 2012/03/31(土) 01:40:14.60 ID:YpHI6l1g0
榊原「う…胸が苦しい…!」

綾野「だ、大丈夫?」

榊原(何だ…?僕の鼻が何かを欲しているような…)

榊原(確か…何かを嗅いで落ち着かせていたような…)

榊原(何だっけ……思い出せない…)

多々良「榊原くん?」

榊原「多々良さん…」

ズキンッ!

榊原(ううっ…胸が痛い!何だこの痛み…多々良さんを見ると痛みがっ)ズキズキ

赤沢「とにかく、中尾をこらしめに行きましょう」

162: 2012/03/31(土) 01:43:25.79 ID:YpHI6l1g0
小椋「なぁぁぁかぁぁぁおぉぉぉぉ!!」ドドドド

中尾「んー?」

小椋「小椋キーック!!」

中尾「うぐっ!…ゲホッ」

中尾「いきなり何すんじゃい!」

綾野「うるさい!この外道!」

佐藤「中尾くん最低」

多々良「女の敵よ」

中尾「おいおい、俺なんかしたか?」

赤沢「中尾…あんたがそこまで落ちぶれてるとは思わなかったわ」

中尾「あ、赤沢さん…」

166: 2012/03/31(土) 01:47:55.17 ID:YpHI6l1g0
中尾「えっ?俺が榊原に更衣室荒らしを命令した!?」

多々良「そうよ!」

中尾「俺はんな事してねぇ!」

榊原「ごめん、中尾くん。僕は止めたんだけど皆が勝手に…」

中尾「てめぇ榊原!俺をはめる気か!」

榊原「違うんだ、僕は中尾くんは犯人じゃないって主張したんだ!」

中尾「何…?」

榊原「だって僕は、中尾くんを信じてるから」

中尾「……お、おう」

榊原「だから皆、根拠もなしに中尾くんを責めるのはよそうよ!」

赤沢「そうね…そうよね。ごめんなさい、中尾」

中尾「榊原…お前…」ホロリ

170: 2012/03/31(土) 01:50:47.61 ID:YpHI6l1g0
多々良「…となると、犯人は誰なのよ」

榊原「謎は深まるばかりだね…」

赤沢「チッ。迷宮入りか…」

小椋「ま、別に何も盗まれてはいないんだし、いいんじゃない?」

綾野「そうだね」

多々良「うん…まあね…」

榊原(一体誰が犯人なんだ……まいいか)

173: 2012/03/31(土) 01:53:40.49 ID:YpHI6l1g0
~放課後・下駄箱~

榊原「♪」

榊原「…多々良さんの下駄箱」

ズキンッ!」

榊原「うっ…まただ…!この痛み…」

榊原「何で多々良さんに反応するんだ…?」

榊原「! 手が勝手に…!?」

榊原「やめろ…やめるんだ僕の右手!」カチャリ

榊原「た、多々良さんの上履き…?」

176: 2012/03/31(土) 01:57:58.88 ID:YpHI6l1g0
榊原「やめろ…僕の右手…!」

榊原「…嗅げって言うのか?」

榊原「…」

榊原「わかったよ…嗅げばいいんだろ…?」

榊原「…クンクン」

榊原(何だ…?)

榊原(この匂い、どこかで…)

榊原(多々良さんの上履きの匂いを嗅いでると…なぜか心を安らぐ)

榊原(この癖になる程よい臭さ……)

榊原「!」ムクムクッ

榊原「これは…どう言うことだ?」ボッキンキン

181: 2012/03/31(土) 02:03:25.25 ID:YpHI6l1g0
~第2図書室~

赤沢「…て言うことが起こったんです」

千曳「…なるほどねぇ。下着ドロ、ということかい?」

赤沢「はい」

千曳「そうか…。まさか、今年がある年だったしはね」

赤沢「ある年…?」

千曳「実はね、3年3組には、もうひとつの現象があるんだよ」

赤沢「もうひとつの…現象?」

千曳「そうだよぉ」

赤沢「それ、どんな現象なんですか?」

千曳「うん…誰か一人が匂いフェチになる現象たよ」

184: 2012/03/31(土) 02:06:36.30 ID:YpHI6l1g0
赤沢「匂いフェチ…?」

千曳「そう。尋常ではないだろぉ?」

赤沢「ハッ!」

赤沢(そう言えばあの時…恒一くんピアノの椅子に…)

赤沢(そしてさっきの更衣室での一件…)

赤沢「まさか…恒一くんが…?」

千曳「…あり得るだろうねぇ」

189: 2012/03/31(土) 02:10:38.89 ID:YpHI6l1g0
赤沢「どうすればその現象は止まるんですか…?」

千曳「一つだけある」

千曳「匂いフェチになった生徒は、ある一人に対象を絞るんだよ」

千曳「その対象の相手が、思う存分匂いを嗅がせてあげることで現象は止まる」

赤沢「対象の相手……?」

赤沢(ピアノの椅子…恒一くんが手にしてたブラジャー…)

赤沢(! 多々良さん!?)



赤沢「…何で…何で私じゃないのよ……」

191: 2012/03/31(土) 02:13:23.83 ID:YpHI6l1g0
その頃・・・


王子「いやぁ今日は上手く演奏できたよ」

猿田「ワシはまったく出来なかったぞな」

多々良「まぁ猿田くんは猿だしね」

猿田「ひどいぞな」

多々良「ん…下駄箱に誰かいる…」

多々良「!」

多々良「榊原くん…何してるの…?」

榊原「えっ」

194: 2012/03/31(土) 02:16:47.75 ID:YpHI6l1g0
王子「榊原くん、それ…多々良さんの上履き…」

猿田「へ、変Oぞな!」

榊原「ち、違う!」

猿田「多々良女史、ここに変Oがいるぞな!」

多々良「猿、おだまり」

猿田「ぞ、ぞな」

多々良「…やっぱり、やっぱりあなただったのね…榊原くん」

榊原「はわわわ」

196: 2012/03/31(土) 02:19:51.31 ID:YpHI6l1g0
赤沢「ちょっと待って!」

王子「赤沢さん?」

猿田「赤沢さん、こいつ変Oぞな!」

赤沢「猿うるさい」

多々良「赤沢さん、やっぱり榊原くんが犯人だったのよ!」

赤沢「違うのよ…。これにはね、ちゃんと理由があるの」

多々良「理由…?」

榊原「?」

197: 2012/03/31(土) 02:23:09.25 ID:YpHI6l1g0
多々良「匂いフェチになる現象!?」

猿田「そんなバカぞな」

王子「そう言えば…噂で聞いたことがあるな」

赤沢「それでね、多々良さん。ちょっといいかしら?」

多々良「う、うん」

赤沢「…恒一くんも」

榊原「…うん」

猿田「ワシは?」

赤沢「バナナでも食ってろ」

200: 2012/03/31(土) 02:26:09.36 ID:YpHI6l1g0
~体育倉庫~

赤沢「ここなら誰も来ないわね…」

榊原「あの…それでその現象を止める方法って?」

赤沢「…多々良さんが、恒一くんに思う存分体臭を嗅がせてあげることよ」

多々良「!?」

榊原「そ、そんな…」ムクムクッ

多々良「そんなの嫌よ!」

赤沢「多々良さん、これは対策係としての…いえ、クラス全員からのお願いよ」

多々良「……」


多々良「…わかったわ」

201: 2012/03/31(土) 02:28:21.60 ID:YpHI6l1g0
赤沢「それじゃ、私は帰るから。…あとは頼むわね」


多々良「…」

榊原「…」

多々良「…早く済ませましょう」

榊原「そ、そうだね」

多々良「それで、どこの匂い嗅ぎたいの?足?」

榊原「うーん…まずは腋かなぁ」

203: 2012/03/31(土) 02:30:34.13 ID:YpHI6l1g0
多々良「…わかった」ヌギッ

多々良「……ほ、ほら//」

榊原「うわぁ…いいの?」

多々良「早くしてよ!」

榊原「は、はい」


榊原「うわぁ…多々良さんの腋…しっとりしてる……」

多々良(これもクラスのため…これもクラスのため…!)

211: 2012/03/31(土) 02:41:02.76 ID:YpHI6l1g0
榊原「あぁ…多々良さんの足…蒸れてる…!」

多々良「む、蒸れてなんか…ッ!」

榊原「つま先のところ、ちょっと湿ってるぞな」

多々良「猿マネしないでよ…!アイツの顔思い出しちゃうじゃない。気持ち悪い」

榊原「ご、ごめん」

多々良「あ、気持ち悪いのは猿田ね。榊原くんじゃないよ?」

榊原「よかったぁ」ほっ

多々良「…それで、もういい?」

榊原「うん…ありがとう、多々良さん」

榊原「うがっ」

バタッ

多々良「さ、榊原くん!?」

216: 2012/03/31(土) 02:44:54.79 ID:YpHI6l1g0
榊原「ん…ここは…?」

多々良「良かった…やっと気づいた」

榊原「多々良さん…?僕は一体…」

多々良「榊原くん、もうひとつの現象にかかってたのよ?」

榊原「もうひとつの現象…?」

榊原「それ、どんな現象なの?」

多々良「// お、教えない!絶対に教えてあげないっ!」

榊原「え、ちょっと、待ってよー!」

多々良「ふふっ//」

218: 2012/03/31(土) 02:47:36.50 ID:YpHI6l1g0
榊原「帰っちゃった…」

榊原「もうひとつの現象って何だったんだ?」

榊原「うーん……」

榊原「ま、いいや」








榊原「多々良さんの上履きの匂いを嗅ぎながら、ゆっくり考えよう♪」




おわり

引用: 恒一「多々良さんの上履きの匂い…たまんない…」