あぎり「どうかしましたか～？」ﾆｭﾙｯ

ソーニャ「うおっ！？いつの間に後ろに・・・・」

やすな「あ、よく見たら向こうの人は後姿があぎりさんに似てるだけだった」

あぎり「あらあら～」

やすな「あぎりさん、お願いがあるんですけどいいですか？」

あぎり「内容にもよりますけど～」

やすな「じゃじゃーん！これ！」

あぎり「これは・・・・魚肉ソーセージですか～？」

ソーニャ「なっ、これは・・・」

やすな「おやソーニャさん、お気付きになられましたかな？」ﾆﾔﾘ

ソーニャ「これは丸善のホ〇ソーセージじゃないか！昭和29年に誕生して以来、50年以上の伝統でつちかわれた配合や製法で作り続けられているっていうあの伝説の・・・・！？」

あぎり「うわ～、よくわかんないけどすご～い」

やすな「ふふふ。そのすごいソーセージをあぎりさんにあげちゃいます！」

あぎり「いいの～？じゃあもらいますね～」ｲｿｲｿ

ソーニャ「まったまった、ストップ！」

あぎり「どういうこと～？」

やすな「今、この場で食べて欲しいんですよあぎりさん！」

あぎり「今ですか～？」

ソーニャ「そうだ！」

あぎり「この場でですか～？」

やすな「はい、お願いします！」

あぎり「いいですけど～。はむっ」

ソーニャ「！？」

やすな「！！」

あぎり「・・・・んむ・・・・んむ・・・・」

ソーニャ（これは・・・・）

やすな（そう、これなんだよ・・・・）

あぎり「・・・・あむ・・・・あむ・・・・」

ソーニャ（・・・・・・・・・・・・・・・）ｺﾞｸﾘ

やすな「・・・・・・ハァ・・・・・ハァ・・・・・」

あぎり「ご馳走様でした～。あら、二人共どうしたんですか～？」

ソーニャ「いや、何でもない。ほら、行くぞやすな」

やすな「う、うん。またねあぎりさん」

あぎり「は～い、またね～」ﾌﾘﾌﾘ

あぎり「何だったんだろ～？ま、いっか～」ﾃｸﾃｸ




やすな「どうだったソーニャちゃん？」

ソーニャ「ああ、やばかったな」

やすな「ソーニャちゃんもわかってくれたみたいだね、あぎりさんの妖艶さが」

ソーニャ「ああ。今まで意識していなかったが、あれは相当なものだ・・・・」

やすな「ねえ、明日のお昼どうする？」

ソーニャ「そうだな・・・・」ｺﾞｸﾘ

やすな「うんうん」

ソーニャ「屋上で食べよう。あそこなら人は来ない」

やすな「そうだね」

ソーニャ「そして・・・」

やすな「そして？」

ソーニャ「あぎりも誘おう・・・・」

やすな「その言葉を待っていた！明日が楽しみだねソーニャちゃん！」

ソーニャ「ああ、そうだな・・・」

やすな「ねえソーニャちゃん」

ソーニャ「わかってる」」

やすな「何が？」

ソーニャ「明日の昼ご飯のこと・・・だろ」

やすな「へへ、さすがソーニャちゃん」

ソーニャ「あぎりに何かお弁当でも持って行ってやろう。やすな、頼めるか？」

やすな「うん、任せてよソーニャちゃん。私のお任せでいいの？」

ソーニャ「いや、スーパーで私も品定めがしたい。金は全額負担するから、放課後にスーパーかどこかであぎりに咥えさせるものをチョイスしに行かないか？」

やすな「いいよ。ソーニャちゃんが乗り気みたいで何か意外かも」ﾆﾔﾆﾔ

ソーニャ「う、うるさいんだよバカやすな///」

やすな「何買おうか？」

ソーニャ「何って・・・ソーセージじゃないのか？」

やすな「はぁ？ソーニャちゃんってバカなんじゃないの？昨日今日で同じの出したら不審に思われるに決まってんじゃん」

ソーニャ「た、確かにそれもそうだな・・・。私は頃しのこと以外はあまり知らなくて・・・」

やすな「いいよソーニャちゃん。これから学んでいけばいいことだよ」

ソーニャ「ありがとう・・・・。じゃあ何にすればいいんだやすな？」

やすな「いくつかポイントがあるけど、何だと思うソーニャちゃん？」

ソーニャ「やっぱり大きな口で頬張るようなものか？」

やすな「50点」

ソーニャ「厳しいな」

やすな「頬張るっていう点は悪くないよ。でも、ただ大きな口で咥えればいいってものじゃないんだよ。バランスが肝心。それと・・・」

ソーニャ「それと・・・？」

やすな「プラスアルファがあれば、なおいいと思わない？」

ソーニャ「プラスアルファ・・・・？」

やすな「何だと思う？」

ソーニャ「う～ん・・・・・・・。何なんだ？教えてくれ」

やすな「あぎりさんが舌で舐めたりしたら・・・・いいと思わない？」

ソーニャ「！？」

やすな「ふふ」

ソーニャ「ハハ、お前って奴は・・・」

やすな「いやいや」

ソーニャ「やすな、お前がナンバーワンだ」

完

これの敗因はOPとEDが無かったこと