1: 2014/09/21(日) 17:08:50.49 ID:At7HGGtQ0

2: 2014/09/21(日) 17:10:09.60 ID:At7HGGtQ0
有里「…久しぶりだな、この町も」

あの事件から10年、有里湊はニックスから解放されて復活していた。
SEESのメンバーが中心となりニュクスを抑える方法を見つけて有里が守る必要が無くなったのだ。

それからエリザベスに体を貰い新たな人生を始めた。

そして高校、大学を卒業し、アパレル系の起業家になっていた。

当時の仲間とは復活してここ5年ほどは連絡こそ取り合っていたが実際に会ってはいなかった

3: 2014/09/21(日) 17:10:45.46 ID:At7HGGtQ0
有里「もう27か…天田ですら23か」

当時の馬鹿騒ぎを思い出す。その皆が皆成人し、新しい道を歩んだ。嬉しいような寂しい様な。そんな気持ちで一杯になる。

車掌「次はポートアイランド駅 、ポートアイランド駅 お忘れ物の無い様に…」

有里「よし、行こう」

荷物をまとめ、有里は列車を降りた

4: 2014/09/21(日) 17:11:28.35 ID:At7HGGtQ0
有里「さて、…」

プップー

???「おーい、湊!」

有里「じゅ、順平!どうしてここに……?」

順平「お前が帰って来るって言うのに俺っちが来ないでどうするんっだてーの!」

真田「俺もいるぞ、有里、久しぶりだな!」

結城「二人共老けましたね」

5: 2014/09/21(日) 17:13:12.99 ID:At7HGGtQ0
伊織「うるせぇな、なんでお前だけピチピチなんだよ!ま、とにかく乗った乗った!桐条先輩のとこ挨拶に行くんだろ?」

真田「早く乗れ、美鶴待っているぞー」

有里「あ、うん…」

ガチャ バタン

伊織「それにしても久しぶりだよな、やっぱりお前がいると気分が違うぜ!」

真田「そうだな、みんなお前が居てくれたから今があるんだ!」

6: 2014/09/21(日) 17:14:01.10 ID:At7HGGtQ0
有里「そんな事は無いよ。みんなが居てくれたから僕は今ここにいる」

順平「湊……」グス

真田「有里……」

有里「それより二人は今何を?」

伊織「俺っちはスポーツショップの店員やりながら少年野球チームの監督やってる」

真田「俺は警察のキャリアだ」

7: 2014/09/21(日) 17:14:41.16 ID:At7HGGtQ0
有里「二人も楽しそうですね」

真田「ああ……やりがいはある」

伊織「お前今は社長なんだろ……?」

有里「まぁね、小さいけど」

真田「アパレル企業とはな、変な服着せたお前が勤まるわけないと思ったが」

8: 2014/09/21(日) 17:15:34.19 ID:At7HGGtQ0
伊織「女子はハイレグ、男子は甚平だもんな」

有里「みんな似合っていたよ」

真田「そう言えば……皆には連絡したのか?」

有里「……」

伊織「やっぱ連絡しにくいか?仕方ないけどよ」

伊織「何年も放置したもんな、ま、安心しろみんな呼んである!」

有里「…え?!」

9: 2014/09/21(日) 17:16:40.69 ID:At7HGGtQ0
伊織「アイちゃんもー、ゆかりっちも、桐条先輩も、風花も、ついでに結子ちゃんにお前の後輩の千尋ちゃん、お前の事慕っていた舞子ちゃんにも連絡しといたぜ、ハハハ!」

有里「」

真田「お、おい…伊織何を…!?」

伊織「いい加減湊もそろそろはっきりしないとダメって事ですよ!」

伊織「お前に会いたいと言う奴 抑えるの、そろそろ限界なんだよ!」

真田「伊織が正論言うのか……」

10: 2014/09/21(日) 17:17:20.83 ID:At7HGGtQ0

有里「悪い、駅に戻してくれ……帰る」

伊織「湊……自分のしでかした事だ。腹をくくれ!」

有里「無理だ!頼む順平、嫌だ、帰してくれ!!」

真田「有里!往生際悪いぞ!しっかりしろ!」

ブロロロロ…

11: 2014/09/21(日) 17:18:11.65 ID:At7HGGtQ0






旧学生寮

伊織「ついたぞ、湊」

有里「そうか、懐かしいなじゃあ帰ろう」

真田「早く降りろ!」

ズルズル

有里「…ま、まだ皆来てないよね?大丈夫だよね?」ビクビク

伊織「俺らもついていくから早く入れよ」

有里「待って…」コソコソ

12: 2014/09/21(日) 17:18:48.79 ID:At7HGGtQ0
ゆかり「…」

美鶴「…」

風花「…」

アイギス「…」

結子「…」

千尋「…」

舞子「…」

カチャ

有里「皆元気そうでよかった。よし、帰ろう」

13: 2014/09/21(日) 17:19:18.48 ID:At7HGGtQ0
真田「俺も帰りたくなってきた…」

伊織「ワオ…俺ッチも自分のしたことがとんでもない事ではと思い始めてきた…」




ゆかり「有里君」

有里「!」ビクッ

ゆかり「入って」

14: 2014/09/21(日) 17:19:55.81 ID:At7HGGtQ0
有里「え、いや」

ゆかり「入って」

有里「はい…」

伊織「俺らも」

ゆかり「ごめん順平。今日は帰って」


15: 2014/09/21(日) 17:20:28.88 ID:At7HGGtQ0
伊織「え、でも」

ゆかり「帰れ」

伊織「は、はいぃ!先輩行きましょう」

真田「ああ、有里!生きていたらまた会おう!」

18: 2014/09/21(日) 17:24:12.11 ID:At7HGGtQ0
有里「…」

ゆかり「…」

美鶴「…」

風花「…」

アイギス「…」

結子「…」

千尋「…」

舞子「…」

有里(どうしたらいいんだ…)

20: 2014/09/21(日) 17:26:03.68 ID:At7HGGtQ0
ゆかり「さて、有里君。どうするの?」

有里「どうって・・・」

美鶴「わからない、とは言わせないぞ」

結子「だよね。2股とかならまだしも7股ってありえないし」

千尋「私先輩の事信じていたんですよ?それなのに酷い…」メソメソ

風花「私、勇気出したのに…」メソメソ

アイギス「ずっと一緒に、って言っていたのに…湊さん、どうなんですか?」

舞子「お兄ちゃん…」

21: 2014/09/21(日) 17:28:13.97 ID:At7HGGtQ0
有里「oh…」

ブゥン

ゆかり「え?何?急に扉?」

美鶴「青い扉?」

アイギス「この扉…」

風花「これは……あの時の?」

アーア-アー アーアーアーアー

ガチャ

エリザベス「失礼します」

22: 2014/09/21(日) 17:28:50.08 ID:At7HGGtQ0
千尋「え?急に人が」

裕子「な、なんですか!?」

舞子「怖い……」

エリザベス「皆様、お久しぶり……の方とお初にお目に掛かる方いらっしゃいますね」

有里「エリザベス!なんで、ここに」

エリザベス「あなたの築きあげたコミュが崩壊の危機……となれば助けにくるのは当たり前です」

有里「エリザベス…」

23: 2014/09/21(日) 17:30:10.75 ID:At7HGGtQ0
エリザベス「愛するあなた様の為ですから」クスクス

有里「」

ゆかり「なるほど…エリザベスさんもか…」

美鶴 「これは強敵だな」

アイギス「今の私なら負けません!」

風花「湊君、敵は7匹ですか?」

千尋「何かわからないけど状況が悪化したのはわかりました」

結子「どうなるんだろ」

舞子「お兄ちゃん…」

24: 2014/09/21(日) 17:32:07.57 ID:At7HGGtQ0
有里「エリザベス!助けに来たんじゃないのか!?」

エリザベス「助けに?来ましたよ。私を選んで下されば…」フフフ

ゆかり「ちょっと、抜け駆けは無いんじゃない?」

美鶴「そうだ、有里、現状はここにいるみんなのものだ」

エリザベス「果たしてそうでしょうか?」フフフ

風花「どういうこと!?まさかもう湊君を…」

25: 2014/09/21(日) 17:32:35.58 ID:At7HGGtQ0
有里「エリザベス!助けに来たんじゃないのか!?」

エリザベス「助けに?来ましたよ。私を選んで下されば…」フフフ

ゆかり「ちょっと、抜け駆けは無いんじゃない?」

美鶴「そうだ、有里、現状はここにいるみんなのものだ」

エリザベス「果たしてそうでしょうか?」フフフ

風花「どういうこと!?まさかもう湊君を…」

26: 2014/09/21(日) 17:34:30.87 ID:At7HGGtQ0
ワーワー

有里「…」

舞子「お兄ちゃん……」

有里「ま、舞子!?…大きくなったな!」

舞子「高校生だもん…お兄ちゃんどこ行っていたの」

舞子「私何度もお兄ちゃんに会いに来たのに…」

有里「ごめん……」

舞子「許してあげるよ、結婚していてくれるなら」

有里「」

ゆかり「舞子ちゃん…抜けがけは禁止」

27: 2014/09/21(日) 17:36:01.10 ID:At7HGGtQ0
舞子「あう……」

有里「…ゆかり、素人に無茶は…」

ゆかり「君が悪いんでしょ」

有里「」

美鶴「当時7歳の舞子にまで手を出していたとは」

有里「まて、誤解だよ!!」

千尋「先輩、27歳と17歳、現状でも犯罪ですよ」

風花「さすがに私も引きます……」

アイギス「この子もライバルですか…」

28: 2014/09/21(日) 17:37:20.08 ID:At7HGGtQ0
舞子「ねぇ、お兄ちゃん」

有里「どうした舞子?」ナデナデ

舞子「私をお嫁さんにしてくれる為に戻ってきたんだよね?」

有里「」

千尋「いいなぁ…私もナデナデってして貰いたい」

結子「有里君子供好きだから仕方ないね…私と一緒で」

風花「私も背が小さいし、妹みたいに…ギュってしてももらっていいかな?」

結子「それした時点で妹ね、恋人じゃないって事でリタイアね、それでいいなら行って来たら?」

風花「そ、それは嫌!私は有里君と…///」

29: 2014/09/21(日) 17:39:05.30 ID:At7HGGtQ0
ワーワーワー


ゆかり「さて、有里君?」

有里「な、なんだ?」

風花「さすがにこれだけよね?」

有里「何が?」

美鶴「女関係に決まっているだろ!あの1年でこんなに口説きまわって……下衆が!」

千尋「どういうこと?先輩?」

有里「いや、待ってくれ」

風花「とにかく、そろそろ選んで頂かないと私たちも困るんです。年齢的に」

結子「ホント。こんな年齢まで待たせているんだからそろそろはっきりしてよね!」

美鶴「そうだな、湊!」

30: 2014/09/21(日) 17:40:28.96 ID:At7HGGtQ0
ゆかり「私とずっといてくれるんだよね?私を選んでくれるよね?」

有里「いや、待ってくれ本当に……」

アイギス「私は一緒に居てくれれば湊さんが他の人選んでも構いません」

エリザベス「ええ、私もです。あなたがジゴロなのは承知の上ですから」クスクス

他全員「!?」


31: 2014/09/21(日) 17:42:27.59 ID:At7HGGtQ0



ゆかり「二人共どうして…」

エリザベス「一緒に居られるなら、それで幸せですから」

アイギス「それ以上は望みません」

風花(二人共湊君のことで苦労したから、その辺が寛容なんだ!)

千尋「どうなっているの?私以外にも先輩はそんなにお付き合いしてる人いたんですか?」ゴゴゴ

有里「いや、ちがっ」

美鶴「性欲ありあまる男性が、側に居てくれれば浮気okなんて女性からの譲歩…受け入れないわけが無い」

32: 2014/09/21(日) 17:43:52.56 ID:At7HGGtQ0
舞子「このままじゃ負けちゃう!」

ゆかり「わ、私だって湊君と居られるなら他の人が一緒でもいいもん!」

風花 「ちょっとゆかりちゃん!?」

結子「私は……」

千尋「湊さんと他の女とイチャイチャする……でも離れたくない」キッ

アイギス「皆湊さんのことが嫌いなのですか?」

全員「!?」

33: 2014/09/21(日) 17:45:57.70 ID:At7HGGtQ0
舞子「大好き」

エリザベス「ええ、私もです」

ゆかり「大好き!もう二度と離したくない」

結子「うん……さすがに辛いよ。好き過ぎてもう、10年だもん」

千尋「そうですね。でも愛しているんです!」

美鶴「有里が居ない人生なんて考えられない…」

風花「私だって、一生側にいたいのは有里君だけだよ。好きだもの」

アイギス「みんな、素直になってくれましたね」

アイギス「湊さん、どうするんですか?」

ゆかり「しっかりして。皆一緒でもいいって言っているんだよ!?」

34: 2014/09/21(日) 17:46:31.87 ID:At7HGGtQ0
有里「わかった。もう逃げない。決着をつけよう」

有里「僕は今まで逃げていた。怖かったんだ。そして皆が傷つくのを避けた」

ゆかり「それでどれだけみんなが…」

美鶴「下衆が!」

有里「わかっている。だから…決着をつける。」

35: 2014/09/21(日) 17:48:11.22 ID:At7HGGtQ0
有里「まずゆかり!」

ゆかり「わ、私!??」

有里「そもそも僕とゆかりは付き合った事が無い。」

ゆかり「え?だって…親に合う約束だってしたしって」

有里「それはリーダーとして相談に乗っただけだ」

有里「その行為すら余計なお世話とか言うし」

有里「そのくせ僕が居なくなったら、彼女面してみんなに迷惑かけるし、一人で生きてくとか言うのはなんだったんだ?」

有里「君みたいに面倒臭い女は彼女としてはごめんだ」

ゆかり「」

36: 2014/09/21(日) 17:51:22.11 ID:At7HGGtQ0
美鶴「ゆ、ゆかり?」

ゆかり「…」

有里「次に美鶴!」

美鶴「な、なんだ?」

有里「あなたとも付き合っていません!」

美鶴「ちょっとまて!君は私から許嫁から奪って…!」

有里「僕は奪ってませんよ…先輩が勝手に僕に告白しただけでしょ、奪ってないよ!」

美鶴「そ、それは…その…」

37: 2014/09/21(日) 17:52:31.28 ID:At7HGGtQ0
有里「次、風花」

風花「わ、私は勘違いなんて…」

有里「風花とはよくご飯食べに行ったが…」

風花「だよね!デートだよね!」

有里「単に料理の練習に付き合っただけでしょ、僕が雑食なのをいいことに」

風花「」

有里「これは僕がはっきり言わないのが悪いのかもしれない。すまない」

風花「」

40: 2014/09/21(日) 17:53:41.71 ID:At7HGGtQ0
有里「次、結子!」

結子「…」

有里「正直、まだ友達関係の男友達を部屋に入れて子供の話をする女子は嫌だ」

有里「はっきり言おう!重いよ!」

結子「あ、あれは舞い上がっちゃて…」


41: 2014/09/21(日) 17:54:23.00 ID:At7HGGtQ0
有里「舞子」

舞子「は、はい!」

有里「子供の時の異性にずっと思っているとか引くよ」

舞子「」

千尋「うわぁ…」

有里「そして千尋!」

千尋「は、はい!」

有里「実は美鶴先輩や生徒会からお前の男性恐怖症を治すように頼まれただけでお前とデートしたのは僕の意思じゃない」

千尋「え…そんな」

有里「それに僕なんか居なくてもやってけれるでしょ」

千尋「」

42: 2014/09/21(日) 17:55:29.30 ID:At7HGGtQ0
有里「で、後はアイギス、エリザベス」

アイギス「はい…」

エリザベス「はい」

有里「アイギス、君は当時から頑張って尽くしてくれたね」

アイギス「えっ」

有里「こんな僕に尽くしてくれてホントに感謝している。よかったらこれからも…また一緒に居てほしい」

アイギス「み、湊さん…」メソメソ


43: 2014/09/21(日) 17:57:00.08 ID:At7HGGtQ0
エリザベス「私は?」

有里「わかっている。アイギス、俺はエリザベスの事も好きだ」

エリザベス「…」クスッ

アイギス「え、そうだったんですね…」

有里「封印されてから。ずっと俺の事を見ていてくれた、そんな一途な想いに惹かれているんだ」

アイギス「私もエリザベスさんには感謝しています」

エリザベス「男性一人に女性が二人……計算が合いませんね」

44: 2014/09/21(日) 17:58:33.98 ID:At7HGGtQ0
>>38>>39

パクリが嫌ならSS速報なんか来んなよ

46: 2014/09/21(日) 18:01:19.58 ID:At7HGGtQ0
有里「アイギス、出来れば…エリザベスを受け入れてくれないか?」

エリザベス「…」

有里「エリザベスは僕の為に頑張ってくれて帰る場所が無いんだ…」

アイギス「わかりました、湊さん。エリザベスさんと私、二人を愛するという事でありますね」

エリザベス「嫌なら降りても構いませんが?」

アイギス「それはないですね。私はもうこの人を離しません」

47: 2014/09/21(日) 18:01:47.64 ID:At7HGGtQ0
ゆかり「」

美鶴「」

風花「」

結子「」

千尋「」

舞子「」

エリザベス「ふふ、でもあなたの考えはそれだけではないんでしょう?」

48: 2014/09/21(日) 18:02:37.77 ID:At7HGGtQ0
アイギス「どういうことです?」

エリザベス「この方のペルソナはワイルド…固定した形を持たず、他者とのコミュニケーションで形を成す」

エリザベス「この方は全てを受け入れるだけの覚悟がある、そういうことです。」

有里「そうだね。確かにそうだ」

ゆかり「え…」

風花「それは…」

有里「ゆかり、さっき言った事は真実だ」

ゆかり「うん…」

有里「でも、やり直すことはできると思うよ」

ゆかり「…」

有里「これからゆっくりと気持ちを作り上げたいと思う。一方通行じゃなく…お互いの気持ちを」

ゆかり「有里君…」ポロポロ

49: 2014/09/21(日) 18:04:08.23 ID:At7HGGtQ0
有里「美鶴、あなたもです、また一からやり直そう、俺の側に居てほしい」

美鶴「有里…」ポロポロ

有里「千尋、男性恐怖症で臆病なお前が好きだ。でもしっかり者の千尋も…好きだ。これからは僕を支えて欲しい」

千尋「先輩・・・」ポロポロ

有里「風花、君の料理の情熱が僕に向いているかどうか僕には分からなかった」

有里「だからもう一度君の料理を食べたい」


風花「…有里君」ポロポロ

55: 2014/09/21(日) 18:14:55.45 ID:At7HGGtQ0
有里「結子、あの時は重いと感じたが今の年齢なったら普通だと思う。今度ゆっくり話そう・・・」

結子「有里君…///」

有里「舞子、お前の事は妹としてしかみてなかった。これは本当だ」

舞子「…」

有里「なら、これからそれを変えていこう。大事にする」

舞子「…」ポロポロ


アーアーアーアー アーアーアーアー

エリザベス「コミュニティが全てマックスになりました。おめでとう御座います。私も含めてですが」

56: 2014/09/21(日) 18:15:53.75 ID:At7HGGtQ0
エリザベス「嫁入り道具は後でお持ちします。では…」クスクス

全員「…」

有里「ま、まあこれで全員とハッピーエンドって事で…」

全員「「「「そんな簡単に行くかー! 」」」」

有里「」ビクッ

ゆかり「有里君最低!こんなのってホント常識ないよ!」

有里「」


美鶴「ホントありえないな。湊じゃなかったら処刑している時だぞ?」

風花「ホントです。普通に考えて、いけるとおもったんですか?馬鹿ですか?」

結子「ホントだよ!どこまでぶっとんでいるんだか…」

57: 2014/09/21(日) 18:16:41.53 ID:At7HGGtQ0
舞子「ありえなさ過ぎて笑えてくるよ。バカみたい!」

アイギス「湊さん、ホント常識はずれですね」

千尋「ホント、そんな事言うなんて常識疑いますよ」

エリザベス「下衆野郎……でございます」

有里「」



ゆかり「さ、皆かえろかえろ!色々準備もしないといけないみたいだしね。」ワイワイ

有里「」チーン

58: 2014/09/21(日) 18:17:19.56 ID:At7HGGtQ0
ゆかり「あ、後ひとつ言っとくけど有里君」

有里「…」


全員「皆しっかり幸せにしてくれないと許さないからね!」アハハ


有里「・・・うん、大丈夫」



エリザベス「お馬鹿な新しい主、でも大好きです」クス

59: 2014/09/21(日) 18:18:05.97 ID:At7HGGtQ0
その夜 旧学生寮分寮

伊織「いやー、湊!相変わらずイケメンだな!」ガハハ

天田「酔いすぎですよ、伊織さん」

有里「あ、あはは・・・」

真田「どうした、元気がないな」

有里「いえ・・・」

伊織「そりゃーあれだけ股がけしていたんだから、振られて落ち込んでるんスっよ」

60: 2014/09/21(日) 18:18:37.20 ID:At7HGGtQ0
伊織「天罰ってモンだな」

真田「だから俺たちで残念会って訳か」

天田「振られるぐらいで済むんですかね」

伊織「まっ、しゃーないこのメンバー唯一のリア充の伊織さんに何でも聞きなさい」

有里「…」

真田「どうした?有里?」

61: 2014/09/21(日) 18:20:19.32 ID:At7HGGtQ0
有里「エット・・・」

伊織「それとも何か?実はみんな他に男が居て、寝取られたとかっ、はははっ…」

ガチャ

ゆかり「こんばんわー」

伊織「あ、あれ、ゆかりっち?なんでここに?」

ゆかり「うん、ちょっと」

天田「あれ?有里さんと別れ話した割には落ち着いていますね…」

63: 2014/09/21(日) 18:22:06.67 ID:At7HGGtQ0
有里「いえ、あの」

ゆかり「湊くん、これにサインしてくれる?」

伊織「」ブー!!!!

有里「」

天田「えっ?これ、婚約届ですよね」

ゆかり「とりあえず私が一番初めに挙式を挙げることになったから」

伊織「」

真田「…おい、有里説明しろ。どうなっている」


65: 2014/09/21(日) 18:22:58.29 ID:At7HGGtQ0
有里「あ、あの実は」

伊織「止めとけってゆかりっち、こんな浮気者!不幸になるだけだって」

ゆかり「大丈夫よ、彼の事理解しているし」

有里「ゆ、ゆかり…」

伊織「だとしても、まだ時間が必要だろ、交際とか同棲とか」

ゆかり「そしたら私だけ他のお嫁さんに差をつけられちゃうじゃない。そんなの嫌だもん」

真田「他の…嫁だと!?」

有里「oh…」

66: 2014/09/21(日) 18:23:34.09 ID:At7HGGtQ0
伊織「おい、湊!お前二股なんてもうやめろよ!高校の時みたくガキじゃねぇんだろ!」

ゆかり「違うわよ」

伊織「え?そ、そうか俺の勘違いだよな…すまんな…」アハハ

ゆかり「えっと、8股になるんじゃないかな?」

有里「今日はフェザーマンやっていたっけ…」

真田「有里!とりあえず今日はもう休んだ方がいい!」

有里「は、はい!」


67: 2014/09/21(日) 18:26:28.75 ID:At7HGGtQ0
伊織「おい、湊!お前二股なんてもうやめろよ!高校の時みたくガキじゃねぇんだろ!」

ゆかり「違うわよ」

伊織「え?そ、そうか俺の勘違いだよな…すまんな…」アハハ

ゆかり「えっと、8股になるんじゃないかな?」

伊織「」

有里「今日はフェザーマンやっていたっけ…」

真田「有里!とりあえず今日はもう休んだ方がいい!」

有里「は、はい!」


68: 2014/09/21(日) 18:26:55.18 ID:At7HGGtQ0
ゆかり「ダメよ、そろそろ来るわよ」

ピンポーン

ゆかり「はーい」パタパタ



伊織「…お前どうしてこうなったんだ」

有里「成り行き・・・でしょうか」

全員「「「「お邪魔しまーす」」」」

69: 2014/09/21(日) 18:27:55.42 ID:At7HGGtQ0
天田「これが有里さんのお嫁さんシリーズ全部ですか?6人…」

ゆかり「あ、後二人いるけど来ないかも?」

エリザベス「いえ、既にお邪魔しています」

伊織「うお!どっから入った!」

アイギス「お邪魔しています」

真田「アイギス…お前…」

千尋「お茶をお入れしますね」

舞子「あ、手伝います私お料理得意」

72: 2014/09/21(日) 18:30:26.41 ID:At7HGGtQ0
天田「ここまで壮観だと逆に落ち着くもんですね…」

有里「悪い…」

伊織「で、お前はどーすんだ。これだけの数養えるわけないだろう!」

有里「そんな事は…」

舞子「別に養ってもらいたい訳じゃないです。勝手言わないでよオジサン」

伊織「オジ・・・まあいい、じゃあお前ら小娘だけで生活できるのかよ?」

ゆかり「ま、そうくると思って準備していたけどね」

75: 2014/09/21(日) 18:31:58.01 ID:At7HGGtQ0
真田「なんだと?」

アイギス「生活資金班!」

美鶴「桐条グループは年収3兆、その社長だぞ、私は貯金なぞ腐るほどある」

ゆかり「私、女優兼モデルだから。年間2000万貯金なら3億円あるわよ」

風花「研究員として年収1000万です。海外の研究所から依頼を受ければもっと増えると思います」

結子「職業スポーツトレーナー、年収900万です!」

千尋「私は普通のOLですけど、年収600万です」

アイギス「そして私のロボット技術を各国に売ることで80億の売り上げが見込めるであります。私たちを養います?」

77: 2014/09/21(日) 18:34:36.57 ID:At7HGGtQ0
エリザベス「家庭内の事は私にお任せ下さい。」

風花「エリザベスさん凄いもんね!」

舞子「私はエリザベスさんのお手伝いするんだー」

アイギス「さらに私はシャドウワーカーとして治安を守るであります!」

真田「婚約後も続けるのか・・・」

伊織「まあ、生活面はわかった。だが、本当にうまくいくと思ってんのかお前ら!」

全員「思っています!」

有里「オモイマセン」

79: 2014/09/21(日) 18:35:15.98 ID:At7HGGtQ0
伊織「言い切りやがった…」

ゆかり「私たち本気よ、絶対に幸せになるもん!」

風花「自分たちの生活だってしっかりやります!」

美鶴「私たちだっていつまでも子供じゃないぞ!」

結子「皆で幸せになれるように考えた結果よ!」


真田「…」

80: 2014/09/21(日) 18:36:26.88 ID:At7HGGtQ0
コロマル「…」

伊織「…」

有里「…」

有里「…」

ゆかり「ちょっと有里君!」

有里「え?」

風花「そこで僕に不可能は無いでしょ!」

有里「え?そんな打合せしてな…」

美鶴「そこは頭を働かせろ、何の為の頭脳だ」

81: 2014/09/21(日) 18:37:13.73 ID:At7HGGtQ0
伊織「もう、好きにしろよ…」

天田「そうですね、文句言うだけ無駄ですね」

真田「お、おう」

全員「「「「ワーイ」」」」」

有里「」


ゆかり「じゃあ誰の家から行く?じゃんけんで決める?」

ジャーンケーン

82: 2014/09/21(日) 18:39:04.89 ID:At7HGGtQ0
有里「俺は生きて帰れるのか…」


アイギス「しっかり責任下さい、生きて帰らないとダメですあります。と言うか氏んでも生き返らせます」

エリザベス「そうですね。疲れて帰ってきたら…私と彼女で癒して差し上げます」フフフ

アイギス「ちょっと///変な事いわないで下さい!…でも有里さんが望むならがってんであります///」

有里「少し元気でた」

ゆかり「有里君、次きまったよー」

84: 2014/09/21(日) 18:40:04.69 ID:At7HGGtQ0
風花「桐条グループの株主総会で婚約発表だって!」

結子「有里君…ファイト!」

千尋「先輩、早く帰って下さいね!」

舞子「お兄ちゃん、頑張って」


有里「…次は生きて帰れそうにも無いな」





オワリ

引用: キタロー「10年後…復活したら修羅場になった」