158: 2010/06/18(金) 12:57:08.07 ID:CjX7S4Yo
えっと、6レスくらい投下します、キャラ崩壊注意

159: 2010/06/18(金) 12:58:09.68 ID:CjX7S4Yo
結標「はあ……小萌が『いい加減野菜炒めを作らないと先生怒っちゃいますよー?』なんて言うから
   外に出てみたものの、当然ながら野菜炒めの作り方なんか知らないのよね……」

結標「いきなり食材を買いに行くにもレシピがわからないから、書店にでも行って料理本でも買ったほうが良さそうね」

――――――――――

結標「……っと良し、色々と巡ってみたけど古本屋に安いのがあって助かったわ、じゃあさっさとレジに……」

結標「っと、ここは同人誌コーナー? こんなの作る奴も物好きよね……うわ、御坂美琴の奴のまであるじゃない」

結標「まあ私には関係ないわ、さっさと帰りましょうって……これはッ!」

結標(何!? 何で私の同人誌まであるのよ !超電磁砲はまだ表の人間だからわかるけど、
   暗部で働く私のものがあるなんて……ッ!)アセアセ

結標「」チラチラ

結標(いや、見つけたからには見ないわけにはいかないわね……タイトルは『しょたしょたムーブポイント』?)

結標(しょ、シOタ!? 面白そうj……じゃなくてこんなふざけた物描いた作者にはコルク抜きをお見舞いしてやるわ!)

結標(と、とにかく中を見ないことには始まらないわね……良い内容なら許してあげなくもないわ)ペラ

結標(とりあえず一ページ目は目次みたいね)


【目次・全四章】
 一章、あわきおねえちゃんあそぼー!
 二章、あわきおねえちゃんだいすきー!
 三章、あわきおねえちゃんの家に行きたい!
 四章、ふえぇ、ボク男の子だよぉ……


結標「」

結標(こ、これは……ッ!! タイトルもそうだけど何で同人誌のくせに全四章もあるのよ!)

結標(しかも最後の章なんてもうくぁwせdrftgyふじこlp;)

結標(これは買うしかないわね、もし購入を邪魔する奴がいるならまずはその邪魔者を転移してやるわ!)

160: 2010/06/18(金) 12:58:57.22 ID:CjX7S4Yo
――――――――――

結標「しかし困ったわね、こんなものを小萌の家で読むわけにはいかないし……」

結標「場所、探さなきゃ。場所、場所。必要だから、探さなくちゃ」アセアセ

土御門「おっ結標じゃないか、こんな所で何やってるんだにゃー?」

結標「はうあっ!! ななななななな何よいきなり!! って土御門じゃない!!」バタバタ

土御門「……?何をそんなにビクビクしてるんだ、普通に話しかけただけだろ」

結標「普通にって、『仕事』以外ではあまり関わらないのが私達『グループ』じゃなかったかしら!?」

土御門「いやそうだが、たまには『仕事』のことは忘れないか?」

結標「ハッ!くだらないわね、それが暗部に属する人間の言うことかしらね!?」

土御門(何をこんなに慌ててるんだにゃー?)まあその話は置いておいて、その手に持ってる本はなんなんだぜい?」

結標「ええええっ!? あ、これ!? いやちょっと料理でも始めようかなーと思ってレシピ本をね!
   ほら、暗部の人間とはいえ私だって一応女子高生なわけだし!?家庭的な女は貴方も好きでしょう!?」

土御門「……さっきの言葉そのままそっくり返すにゃー、でも二冊も買ったのか?
    片方はレシピ本らしくない表紙に見えるぞ?」

結標「んぬわああああああああああ!!! 今のレシピ本はこういった表紙が主流なのよ!!!
   これだから男は嫌になるわね、乙女心を全く理解してないわ!!!というか貴方には義妹がいるでしょう!?」

土御門「はっ!そういえば舞夏が手料理をごちそうしてくれるのを忘れてたぜよ!
    こんなシOタコン女と話してる場合じゃないにゃー!」ドドドドド

結標「口リコンに言われたくないわよ!! さっさと帰りなさい!!」

結標(今の所持物を見られたらシOタコンより酷い扱いをされるところだったわ……)

結標(そもそも私はシOタコンなどではないわ! ただかわいい男の子が好きなだけよ!)

161: 2010/06/18(金) 12:59:39.08 ID:CjX7S4Yo
――――――――――

結標「はあ……さっきやたら声を張り上げたせいか疲れたわね……何故あんなところにシスコン軍曹がいたのかしら」

結標「結局これを読む場所も決まってないままね、まあゆっくり探「あっ結標さんじゃないですか、このようなところで何を?」」

結標「」

結標「……何故貴方がここにいるのかしら?」プルプル

海原「いや、今日はすごくいい天気なので散歩でもしようと思いまして(何故か怒ってるように見えますが……)

結標(ああ何で今日に限って!)貴方も『仕事』の時以外はただのさわやか野郎なのね……」

海原「様子がおかしいですね、気分でも優れませんか?」

結標「いや大丈夫よ、貴方も私のことは気にせずその散歩とやらを続けなさい
   (私は早くこの夢に満ち溢れた本を読みたいのよ早くどっかに行きなさいよ!)

海原「そう言われても放っておくわけにはいきません、何か自分にできることは?」

海原(そういえばずっと何かを持っていますね、一つはレシピ本みたいですが……)

海原(もう一つがよく見えない……まさか!いや、科学サイドの結標さんが『あれ』を所持しているなど……)

海原「今持っているそれ、もしかして魔道書の『原典』なのですか?」

結標「げ、原典? 何のことかしら? これはレシピ本としょたしゲホゴホなななな何でもないわ!!」アセアセ

海原「何故一人で解決しようと思ったのですか!?『グループ』では解決できないのですか!?
   それは魔術側の人間である自分が引き継ぐべきものです!早くそれを渡してください!」

結標(ああもう鬱陶しいわ!)あ! あんなところに御坂美琴が!」

海原「御坂さん!? 御坂さんと聞けば黙ってはいられません、自分と一緒に魚料理いや下着売場へ行きましょう!」ドドドドド

結標「最初からこの手を使えばよかったわね……」

162: 2010/06/18(金) 13:00:34.60 ID:CjX7S4Yo
――――――――――

結標「くっ……まさか『グループ』の面子と二人も会うとは思いもしなかったわ……」

結標「さっきまではゆっくり探そうと思ってたけどモタモタしてる暇は無いみたいね」

一方「あン? 結標じゃねェか、ンなとこでやってンだァ?」

結標「……この流れなら会うと思ったわよ」

一方「? 言ってる意味がわかンねェが妙に疲れてンだな」

結標「色々あったのよ、色々とね……貴方は何をやっているの?」

一方「あァ、今日もまた打ち止めに振り回される日々だ。ったくあンのクソガキどこ行きやがった」

結標「『グループ』は三人の口リコンと一人の一般人で構成されてるわけね……」

一方「オマエが一般人だと仮定すると、大抵の人間が『シOタコン in 暗部』になるンだがそこンとこわかってンですかァ?」

結標「貴方達はすぐに人のことをシOタコンシOタコンと……私は四六時中男の子を
   追い掛け回すようなことは一切してないわよ? 貴方とは違ってね。どう、素晴らしいでしょう?」

一方「そうだなァ、オマエの場合能力を使えば追い掛け回さずとも一瞬で自分の手元に収めることができるからなァ」

結標「貴方何もわかってないわね。私は自分自身を転移させるのが苦手よ、けど自分以外の物
   ならばほぼ正確に転移させることができる。しかし、それが失敗しないとも限らない。
   その可能性も考えて安易に男の子は転移させないようにしてるのよ」

一方(コイツ……並のシOタコンじゃねェな……)

一方「まァこンなくっだらねェ話はやめにしねェか、キリがねェ。俺はクソガキを連れ戻す作業に戻るからよ」

結標「ええ、また『仕事』で」

結標(……ってあれ?一方通行はこの本について全く触れなかったわね。
   もう口リ以外はアウトオブ眼中ってことなのかしら、だとしたら重症ね)

一方(……あえて持ってる本について尋ねなかった俺に感謝するンだな結標ェ!)

163: 2010/06/18(金) 13:01:23.18 ID:CjX7S4Yo
――――――――――

結標「はあ……まさか『仕事』でもないのにあの三人に会うなんて不幸だわ……」

結標「もう場所探しなんてやってる場合じゃないわ、あの公園で読んでしまいましょう」


「ちぇいさー!おっ、今日はきなこ練乳ね、ヤシの実サイダーが飲みたかったけどこれならまだマシね」

「あのなぁビリビリ、毎回思うけど常盤台のお嬢様が短パン丸出しで犯罪行為ってどうよ?」

「……アンタ、その言い方だと別の罪名になりそうだからやめてくれる? あといい加減ビリビリ言うな!」

「うわっ! わかったから電撃をこちらに向けるのはやめてくださいお願いします!!」


結標(うっるさいわね……どこのバカップルが騒いでるのかしら)イライラ

結標(……って超電磁砲じゃない。最近何してるのかと思えば不純異性交遊なんてしてたのね)

結標(こちらには気づいてないみたいね、ならあの時の仕返しをしてやるわ!)


「いいわ、こうなったら久々に勝負しな」ヒュン

「だあっ! やめてくれ! ……ってあれ? ってえええええええええ!?」

「ん? 何かしら……ってきゃあああああああああああああああああああ!!」

(何で!? 何で私全裸になってるわけ!? 一体どうなってるのよ!?
 しかもよりによってコイツの前で! もう全部見られたわよね、うん見られたわ!
 いやこれはむしろチャンスじゃないかしら!? このままのノリでコイツをホテルにでも誘って
 あんなことやこんなことを///、って何考えてるの私! いやでもホテルで着替えるという口実は
 ナイスアイデアだわ! さすが私! さすが美琴サマ!!)

「ほ、ホテルに行くわよ!ほら、あそこのホテルでいいでしょう!?」

「おいいきなり何だよ!?つーかあそこラOホテルじゃねえか!」

「そんなことどうだっていいのよ!早く来なさい!」

「おい待て引っ張るな何でこんなことに不幸だああああああああああ!!」


結標(……なんか逆にいい思いさせちゃったかしら、まあいいわ)

結標(でもこの公園でこれを読む気は失せたわね……また移動開始ね)

164: 2010/06/18(金) 13:02:07.13 ID:CjX7S4Yo
――――――――――

結標「また場所探しというふりだしに逆戻りね、ゴールが見えないわ……」

結標(しかしこれだけ苦労したのだからこれを読む楽しさは通常の何倍もあるでしょうね)

「はあ……なんとかあのホテルから抜け出すことに成功したぜ……あいつ服を着替えるために
 ホテルに入ったんじゃなかったのか、いきなり『罰ゲームの続きやるわよ!』なんて
 全裸で言われても上条さんには何もできないのです……」

「早くインデックスに飯作ってやらないとなって痛!」ドンッ

結標「あら、ごめんなさい(さっき超電磁砲といちゃいちゃしてた男じゃない……)

上条「あ、すいません、少しボーっとしてたもので……ん?」

上条(こいつ……怪しすぎる。何故ブレザーの袖に腕を通していない?
   何故胸の部分に布のようなものだけしか着ていない?この懐中電灯は何だ?)

上条(これに似たような雰囲気を俺は知っているはずだ。……そうだ、神裂!
   確かあいつの服装には魔術的な意味があると言っていたな。ということはこいつまさか……!)

上条「テメェ、魔術師か?」

結標「……えっと、何を言ってるのかさっぱりわからないのだけど?
   (何なのこの人、ああもう私の『極楽時間<ショタイム>』を邪魔しないで欲しいわ!)」

上条「質問に答えろ!魔術師かそうじゃないかと聞いてるんだ!」

結標「違うわよ!(邪魔するなら能力で地面にでも埋めてあげるわ!)って何故貴方私の能力が……ッ!!」

上条「その手に持ってる本は何だ?もしかして『原典』か!?テメェそれを使って学園都市に何するつもりだ!」

結標「何もしないわよ!というかまた『原典』!?そもそも何で能力が効かないの!?」

上条「いいぜ、魔術師。テメェがその『原典』を使って学園都市を襲撃できるってなら――」

結標「無視!?だから私は魔術師なんかじゃ」




上条「――――まずは、そのふざけた幻想をぶち頃す……ッ!」

結標「もう何なのよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」



~ Fin ~

165: 2010/06/18(金) 13:03:35.22 ID:CjX7S4Yo
以上です。初めてSS書いたけど、これスレ持ってる人すげえよと書いてて思ったぜ…

引用: ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-7冊目-【超電磁砲】