913: 2010/06/22(火) 17:57:35.67 ID:pjcQwcAO

ピンポーン

上条「はいはーい」
ガチャッ

五和「どっ、どうもこんばn」
バタンッ

五和「ちょっ、ちょっと上条さんっ!?何で閉めるんですか……開けてくださいよっ!!」

上条「いやいや五和さん、何でここにっ!?また厄介事なんだろ……心の準備ぐらいさせてくれよっ!!」

五和「ちっ、違いますよっ!!今回は無期限休暇みたいなものですよ」
ガチャ

上条「ほっ本当か?……っていうか無期限休暇って何?」

五和「フィアンマの件も終わりましたし……魔術側も落ち着いたと言うところですね」

上条「そっそうか。……まぁとにかく入れよ」

五和「おっ、お邪魔します」
ドキドキ

上条「それで……休暇は分かったけど、何でここに?」

五和「えと~、じっ実はですね……インデックスさんから頼まれまして」

930: 2010/06/22(火) 18:34:21.49 ID:f97n7yoo
禁書「大富豪をやるんだよ!」

上条「あぁ……一度で良いからこの貧乏学生・上条さんも大富豪になってみたいですよ、えぇ」

禁書「まぁ、そんな気分を味わうだけでも……」

上条「…………」グスッ



※ルール
・親から順番にカードを出していく。
・ただし、直前の人が捨てたカードより強いカードを出さなければならない。
・強さは2が最強で次が1、その次が13で、後は数字が下がるごとに弱くなっていく。3が最弱。
・誰もカードを出さなくなったら、最後にカードを出した人が親となり、同様の手順を繰り返す。
・最初に手札をすべて無くした人の勝ち。上がった順に称号をもらっていき、2戦目以降が有利になる。
・他にも細かいルールやカードごとの効果があるが、習うより慣れろだオラァ!
とある魔術の禁書目録 外典書庫(3) (電撃文庫)
914: 2010/06/22(火) 17:59:31.41 ID:pjcQwcAO
上条「インデックスが?」

五和「はい。インデックスさんは今はイギリスを離れる事が難しいので……代わりに私が……」

上条「そうか……五和はインデックスに頼まれたから仕方なく来たのか……はぁ」

五和「そっ、それだけじゃないですよっ?勿論私が来たかったからですよ」

上条「……」

五和「とっ、とにかく食事でもどうですか?食材沢山もって来ましたから……お昼はもう食べましたか?」

上条「あっまだまだ。今日は学校休みだし……適当にカップ麺で済まそうかと」

五和「ダメですよ ちゃんとした食事をとらないと。ちょっと待ってて下さいね、すぐに作りますから」

上条(エプロン姿の五和……毎度の事だが、五和って台所が似合うよな)

五和・上条
「「いただきまーす」」

上条「うっ、美味い……ていうかお昼から豪華すぎる」

五和「あっ、あのー」

上条「ん…どした?」

五和「食事など家事とか引き受けますので……その、え~と……」

上条「……泊めてくれと?」

五和「……」

上条「……」

五和「ダメ……でしょうか」
ウルウル

上条「ッッッ!?」ズキューン

五和「かっ上条……さん?」

915: 2010/06/22(火) 18:01:16.55 ID:pjcQwcAO
上条「勿論オッケーだよ五和さん♪いつまでかわかんないけど、よろしくな」

五和「はっ、はいよろしくお願いします」

五和「上条さん この後、買い物いきませんか?」

上条「いいけど……食材は持って来たんだろ?」

五和「いえ……いま冷蔵庫の中みたら醤油とか調味料関係が切れそうだったので」

上条「そーなの?オッケー、じゃあ今から行こうか」

五和「今回は私、車持って来ました」

上条「おっ、いいなそれ……そういえば五和って歳いくつ?」
五和「秘密です♪」


上条「スゲー……スポーツカー?」

五和「RX-7ですね……ささ行きましょ。どこが良いですか?」

上条「この時間ならあのスーパーかな……」


~美琴Side~

美琴(いっ、今の車に乗ってたのってアイツじゃ……ていうかあの女はあの時のっ!!)
ダッダッダッダッダッダ


~上条Side~

五和「とりあえず醤油と酢と料理酒と……」

上条「料理酒って……そんな調味料、上条さんの家で使った事ないからね」

五和「あとトイレットペーパーとティッシュもなかったですね……シャンプーとリンスも」

916: 2010/06/22(火) 18:03:06.44 ID:pjcQwcAO
上条「……」ジー

五和「どっ、どうしました?」

上条「いやっ何ていうか……奥さんみたいだなって……」

五和「かっ、上条さん……///」

美琴「はぁはぁ……ちょっとアンタっ!!」

上条「五和はいい奥さんになるな」

五和「あっありがとうございます///」テレッ

美琴「ッ!?奥さんって……ていうか無視すんなっ!!」

上条「んっ?……はぁ、御坂か……」

美琴「いきなり溜め息ってアンタ……それよりその女だれよ?」

五和「えっ?」

上条「上条さんの天使です」キリッ

五和「上条さんっ!?」

美琴「どうせただの友達とかでしょ?」
(ふんっ……どうせ大した関係じゃないわよね?)

上条「とりあえず俺の家の家事全般を引き受けてくれている、今の俺にとってはいなくてはならない存在です」

美琴「んなぁ!?」

上条「じゃ、生活必需品を買っているとこなんで……五和 行くぞ」

五和「はっ、はい」

美琴「……」ポツーン

上条「こんなもんかな」

五和「そうですね……ちなみに上条さん、今日の晩御飯はリクエスト何かありますか?」

上条「う~ん、五和が作るんならなんでも……」

五和「……そーいうのが一番困るんですぅ」

917: 2010/06/22(火) 18:04:55.90 ID:pjcQwcAO
上条「それじゃあ、ロールキャベツとか?普段は絶対に食べる機会がないんだけどさ……こないだ舞夏が持ってきたヤツが美味くて……」

五和「……まいかさんって……」

上条「んっ、ああ……土御門の義妹だよ」

五和「ああ、土御門さんですか。確か隣の部屋に住んでいましたよね……もしかしてあの時、味噌汁を味見してくれた方ですか?」

上条「そうそう、そいつ」

五和「じゃあ今日はロールキャベツって事で」

上条「お願いします」

五和「任せてくださいっ♪」
(よーし、頑張れ私っ!!)

~晩御飯~


上条「うまかった~♪マジで幸せだわ」

五和「よかったです。……上条さんお風呂準備できてますよ」

上条「何から何までありがとなぁ……じゃ、先に入るわ」

五和(ナニの方も引き受けたいんですが……)

上条「さて、そろそろ寝るかな」

五和「上条さん、やっぱりお風呂で寝るんですか?」

上条「当たり前だろ?ベットは五和が使いなさい」


918: 2010/06/22(火) 18:06:39.04 ID:pjcQwcAO
五和「……それならこの部屋に布団を敷いて寝れば……」

上条「うっ、確かにそうなんだが……」

五和「テーブルを少しどかせば十分にスペースありますよ」

上条「……」

五和「……これだけは譲りません」

上条「……はぁ、わかったよ五和。……変なとこで強引だな」

五和「ふふふっ……それじゃあ上条さん、おやすみなさい」

上条「おやすみ五和」

五和(……上条さんと同じ部屋で寝てるんだ私)
ドキドキ

上条(五和と同じ部屋で寝る事になるとは……)
ドキドキ

~次の日~


五和「上条さん、かーみじょうさーん」

上条「う~ん……なんかいい匂い……」

五和「起きて下さい……朝ごはんできてますよ」

上条「ん~むり~」ムニャムニャ

五和「おっ、起きないと……きっキスしちゃいますよ?」

上条「……やってみなさい」

五和「ふぇっ!?えっと、えーっ!?」

上条「ぷっ……はっはっはっは……ウソウソ、ごめんな五和。今おきるよ」

五和「……上条さん、いぢわるです」
プイッ

上条「ごめんって……おっ、旨そうだな。和食かぁ」

上条・五和
「「いただきまーす」」

上条「俺は今日は学校だけど五和はどうするんだ?」

919: 2010/06/22(火) 18:08:34.41 ID:pjcQwcAO
五和「部屋の掃除とか済んだら学園都市を見て回ろうかと」

上条「そっかそっか、じゃあ……はいコレ」

五和「へっ…?あっ、合鍵とかいいんですか?」

上条「五和の家はここだろ?自分の家の鍵くらい持ってないとダメですよ?」

五和「……」ギュウ

上条「ごちそうさまぁ。美味しかったぞ」

五和「あっ上条さん、お弁当もありますから」

上条「マジか?上条さんは幸せですよ」
ジーン

上条「じゃあ行ってきまーす。戸締まりよろしくー」

五和「いってらっしゃーい」




上条「今日の晩御飯はなにかなー♪」

土御門「カミやーんっ」

上条「土御門か……おはよう」ニコッ

土御門「ッッ……なんだにゃー。カミやん今日はえらくご機嫌だにゃあ?」

上条「ふふふ」

土御門「そういえば五和の事きいたぜよ」

上条「誰から?」

土御門「ねーちんから。カミやんも幸せものだにゃー……昨日の晩御飯はメッチャいい匂いがしたぜよ」

上条「だろ?……はぁ、五和が彼女だったらなぁ」

土御門(五和……応援はするが、コイツは一筋縄じゃいかんぜよ)

キーンコーン カーンコーン

土御門「メシだにゃー……ん?かっ、カミやんっ!?それはまさか!?」

上条「五和の手作り弁当だ」

920: 2010/06/22(火) 18:12:04.22 ID:pjcQwcAO
土御門「カミやん……同情するにゃー」

クラスメート
「「「………」」」ギロッ

上条「………はぁ。……不幸だぁーっ!!」
ダッダッダッダッダッダ

クラスメート
「「「まてや上条ぉー!!!」」」


~五和Side~

五和「よしっ……こんなもんかな」
ピカピカ

五和(さてっと、どこ行こうかな……しばらく滞在するとなると服がたりないかな……よしっ)


ガチャッ


五和(あっ合鍵、使っちゃいました……///)

五和「セブンスミスト?服とか売ってそうですね」


~美琴Side~


美琴「はぁ、付き合ってる様子はなかったけど……めちゃくちゃ自然だったな」

美琴(私より仲いいのかしら……今考えると会うたんびに電撃とばしてるような……ん?)

五和「あっ」

美琴「アンタ昨日の」

五和「どうも」ペコッ
スタスタスタ

美琴「まっ、待ちなさいよ」

五和「へ?」

美琴「アンタ、アイツとどんな関係なのよ」


921: 2010/06/22(火) 18:13:33.58 ID:pjcQwcAO
五和「いっ、一応、一緒に住んでます……」
(何か怒ってる?……まさか、この人も上条さんの事を……)

美琴「いっ、一緒にってなんでよっ!!」

五和「きっ休暇で遊びに来ただけなんですけど……」

美琴「別に付き合ってるわけじゃないのよね?」

五和「はぁ……まぁ、付き合ってはないです。……まだ」

美琴「まだ?」イラッ

五和「一応、あっ、合鍵は渡されてますので、そっ、それなりの関係かと……」

美琴「あっ、合鍵って……クソがっ!!」
ダッダッダッダッダッダ

五和(……クソがっ、って。なっ何て危ない人なんでしょうか)
ビクビク


~学生寮~


上条「ただいまー」

五和「お帰りなさい上条さん」

上条「エプロン姿でお出迎え……はいっ、はいっ、五和さんっ!!」

五和「なっ、何ですか?」


922: 2010/06/22(火) 18:14:55.03 ID:pjcQwcAO
上条「エプロン姿でお出迎えって事は、あのセリフは必須ですよね!?」

五和「エプロン姿であの台詞?……って、うえぇ!?あっ、アレですかぁ!?」

上条「言ってくれないと靴ぬぎません」

五和「うぅー。……お帰りなさい上条さん……えっと、ごっ、ご飯にしますか?お風呂にしますか?」

上条「幸せです……ありがとう五和。ご飯がいいでーす♪」

五和「そっ、それとも……わっ私を……///」

上条「いっ、五和さん?」

五和「ふぁいっ!?あっはい!!ご飯ですねっ!!」

上条(最後のは反則だろ……)

五和(うわぁー、はっ恥ずかしぃー…///)

上条「ごちそうさま。美味しかったぁ」

五和「そういえば今日上条さんのお友達に会いましたよ」

上条「友達って誰だ?」

五和「えっと昨日スーパーであった方です」


923: 2010/06/22(火) 18:16:19.82 ID:pjcQwcAO
上条「……ビリビリかぁ。まっまさかアイツ五和に何か!?」

五和「いっいえ。特に何も……ただ……」

上条「どした、やっぱり何かされたのか?」

五和「言葉遣いはあまりよくないような……ハハ」

上条「ビリビリの奴……五和にまであんな態度なのか……ごめんな五和。今度きつく注意しとくから」

五和「はっ、はぁ」



五和「かっ、上条さん……」

上条「どうした?」

五和「上条さんは好きな人とかいますか?」

上条「っ!?……えっと気になる人はいるかな……そういう五和は?」

五和「わっ、私はいますよ……えっと、結構すぐ近くに」

上条「……そっ、それって…もしかして」

五和「……」ドキドキ

上条「……土御門?」

五和「ッ!?違いますよっ!!ていうか上条さん、わざとですよねっ!?」


924: 2010/06/22(火) 18:17:49.55 ID:pjcQwcAO
上条「……ごっ、ごめん。やっぱり……俺?」

五和「……」コクッ

上条「……ふっ風呂入ってくるわ」
ガシッ

五和「……だっ、ダメです。まだ返事を聞いていません」

上条「……」

五和「……」

上条「……好きだ」ボソッ

五和「ふぇ?」

上条「俺も五和が好きだっ!!」

五和「上条さん…///」

上条「付き合ってください」

五和「はっ、はい」




上条「じゃ、電気消すぞー、五和」

五和「はい」
カチッ

上条「おやすみー」

五和「かっ上条さん…あの、そっちに行ってもいいでs」

上条「ダメです」キッパリ

五和「なっ、何でですかっ!?付き合ってるから別に」

上条「俺の理性が絶対にもちません」

五和「……じゃあ、その理性を壊させていただきます」
スススー


925: 2010/06/22(火) 18:19:08.79 ID:pjcQwcAO

《完》

926: 2010/06/22(火) 18:20:14.24 ID:pjcQwcAO
投下終了ぉ

お疲れぇー

そしてありがとう

931: 2010/06/22(火) 18:34:48.86 ID:f97n7yoo
上条「と言うわけで、前回と同じザ・暇メンバーズに集まっていただきました」

一通「だから俺は暇じゃないンですけどォ?!」

打止「でもでも、お呼ばれしたとき案外うれしそうな顔してたよね、ってミサカはミサカは素直になれないあなたの代わりに、お招きに預かり感謝感激!」

御坂「大富豪ねぇ……(前回はバカ妹に邪魔されたけど……今度こそあいつと罰ゲームを!)」

御坂妹「大富豪ですか……(そもそも今回二人一セットで罰ゲームというのは可能なのでしょうか、とミサカは不安に駆られつつもお姉様をにらみつけます)」

黒子「よくよく考えるとこのメンバー……お姉様にそっくりな方が二人も! ここは天国(ヴァルハラ)ですの?!」

土御門「相変わらず混沌としたメンツだにゃー」

932: 2010/06/22(火) 18:35:25.67 ID:f97n7yoo
禁書「よーし、カードも配り終えたしさっそく……」

一通「おい、待ちなァ」

上条「ん? どうかしたか、一方通行」

一通「この前のようにはいかねェ。最初から全力で行く。だから細かいルールとか全部確認させろ」

一同「(うわぁ、この人目がマジだ……)」

御坂妹「学園都市第一位たるあなたがずいぶん小さいことを言うのですね、とミサカはもやしな上に心まで狭いセ口リを嘲笑します」

一通「うるせェよ! なンだなンだ、なンですかァ?! 勝ちに行くことがそンなに悪いことなンですかァ?!」

一同「(必氏だ……)」

933: 2010/06/22(火) 18:36:00.49 ID:f97n7yoo
上条「ま、まぁとりあえずメジャーなルールをぶち込んどけばいいんじゃないか?」

土御門「そうだにゃー。革命、8切り、Jバック、スペ3、しばり、激しばり、階段……こんくらいでいいぜよ」

黒子「7渡しなどは?」

御坂「んなの知らないわよ」

黒子「まぁお姉様。わたくしの地元では常識でしたわよ?」

御坂「はっ、いったいどんな常識なのかしら。むしろ5飛びがないことにびっくりなんだけど?」

御坂妹「それこそドマイナーですよお姉様、とミサカは指摘します」

上条「上条さん的には10捨ては入れるべきなんじゃないかと……」

御坂「それはないわ」

御坂妹「ないですね」

黒子「これだから類人猿は……」

上条「…………」グスン

935: 2010/06/22(火) 18:38:00.08 ID:f97n7yoo
禁書「と、とりあえず始めるんだよ」

土御門「んじゃダイヤの3は誰かにゃー」

一通「待てやオラァ。何がダイヤの3だこのクソグラサンが」

土御門「あぁ?」

一通「普通に考えて最初の親はハートの3だろうが!」

土御門「はぁ……これだからアクセ口リータは常識をわきまえてないんだ。最初はダイヤの3に決まってるだろ」

一同「(すげぇどうでもいい……)」

一通「てめェ……俺とやろうってかァ」カチッ

土御門「……Fallere825(背中刺す刃)」

打止「ちょっちょっ、そんなことでチョーカーのスイッチ入れないでって、ミサカはミサカは慌てて制止!」

上条「土御門、お前もだよ! んなことで魔法名名乗る奴があるか! あと折り紙しまえ!(しかも口調がマジだ……)」

一通・土御門「そん(ン)なこととはなん(ン)だ!」

禁書「(いったいいつ始まるのかな……)」

936: 2010/06/22(火) 18:39:34.70 ID:f97n7yoo
一通「まぁしゃァねェ。スタートはハンデってことでダイヤの3に譲ってやンよ」

土御門「おやおや、ハンデなんて負けたときの保険をかけるとはさすが第一位様、抜け目ないにゃー」

一通「てめ――せっかく人が――」

打止「じゃ、じゃあダイヤの3のミサカからね、ってミサカはミサカは再び険悪になりそうな雰囲気を無理矢理押さえつつ開始宣言! ダイヤの3!」

一通「……チッ」

御坂妹「ではダイヤの4で、とミサカはニヤリと隣のお姉様に目線を送ってみます」

御坂「いきなり激しばとはやってくれんじゃない……パスよ。ダイヤの5の人ー」

黒子「わたくしですわ。……ではダイヤの6の人」

御坂妹「ミサカです、とミサカは宣言しつつカード出します。7の人は?」

一同「…………」

一同「…………?」

御坂妹「実はダイヤの7はミサカでしたー、とミサカは得意げに宣言します」ニヤニヤ

一同「(こいつうぜぇ……)」

937: 2010/06/22(火) 18:41:09.20 ID:f97n7yoo
黒子「(ゲームは中盤……幸い、わたくしの手札にはエースや2が何枚かある……ここは堅実に行くべきかそれとも……)」

土御門「キング」

黒子「(……いやしかし、万が一革命が起きると非常にまずいですの。私の手にジョーカーはないですし、革命返しも不可能……)」

上条「じゃあエース。しばってはいないぞ、白井」

黒子「(むむ……ここで2を切るべきか、温存すべきか……)」

御坂「えらく考えるわね、黒子」

黒子「むむむ……えぇい、パスですの!」

上条「ふふふ……不幸にもエースが最強だった上条さんの本気を今見せてやるぜ!」

黒子「!!」

上条「てめえらが! 1や2をいっぱい持ってるってんなら! まずはそのふざけた幻想(高位カード)をぶち頃す!」

禁書「あー、とうま革命だー」

黒子「」

938: 2010/06/22(火) 18:41:35.56 ID:f97n7yoo
土御門「と言うわけで一戦目の結果はこうなったにゃー」

大富豪→御坂
富豪→一方通行
平民→御坂妹・打ち止め・土御門・インデックス
貧民→上条
大貧民→黒子

上条「グスッ……せっかく革命かましたのに、不幸だ……」

禁書「とうま中途半端なカードばっかだったもんねー。ペア、階段もなかったみたいだし」

黒子「類人猿許すまじ……」ゴゴゴゴゴ

一通「ったく、だから三下どもは思慮が浅いンだよ。革命警戒は基本だろォが」

御坂「あーら、その割には私に先を越されてるけどね、第一位さん?」

一通「うっせェ。ジョーカー二枚握ってた奴がえらそォな口叩くンじゃねェよ」

939: 2010/06/22(火) 18:43:08.28 ID:f97n7yoo
土御門「それじゃ、カードを交換するにゃー」

黒子「ぐっ……しかし、お姉様のためなら……黒子、喜んでジョーカーを差し出しますわ!」

御坂「ちょっ、口に出してんじゃないわよこのバカ!」バシッ

黒子「あうっ……気持ちいいですの!」

御坂妹「……変Oぶりにわがかかっていますね、とミサカは感心します」

一通「さァて三下ァ。てめェは何をくれンのかなァ?」

上条「……すまん一方通行」

一通「……あァ?! なンだなンだなンですかァ、このクズカードはァ!?(10……だと……)」

上条「しょうがねえだろ! 上条さんの不幸なめんな!(最高札が9になっちまった……)」グスッ

一通「てめェの不幸に俺まで巻き込むンじゃねェよ……」グスッ

打止「そ、それじゃあ二戦目開始! ってミサカはミサカは今度こそ大富豪狙うよ!」

940: 2010/06/22(火) 18:43:34.86 ID:f97n7yoo
禁書「(ふふふ……みんな忘れているんだよ、私の力を!)」

禁書「(一戦目こそ手札が悪くて平民に甘んじたけど、私の完全記憶能力で場に出た札を全部覚えれば、後はどんな札が残っているのか完璧に把握できるんだよ)」

禁書「ハートの9だよ」

禁書「(フフフ……序盤だったけど、ハートの10はすでに出たってことはしっかり覚えてるんだよ!)」

禁書「(……これで確実に私に番が回り……8で切ってあがって大富豪! 短髪は都落ちで大貧民! むふふ~)」



※都落ち……大富豪は一位になれなかった場合、都落ちにより問答無用で大貧民になる。



禁書「確か、序盤にハートの10は出ちゃってたよね。じゃあ――」

御坂「あ、待って。それジョーカーね」

禁書「?! だ、誰かスペードの3……」

御坂「あー、それ私が持ってるから。8で流して3でしゅーりょー」

禁書「」

941: 2010/06/22(火) 18:44:02.19 ID:f97n7yoo
土御門「と言うわけで二戦目終了だにゃー」

大富豪→御坂
富豪→打ち止め
平民→土御門・上条・一方通行・御坂妹
貧民→黒子
大貧民→インデックス

禁書「結局あの後、8を出す機会なく負けたんだよ……」

上条「意外と何とかなるもんだな」

一通「だなァ」

御坂妹「最後8で切って上がろう、という手に依存する人は大富豪をなめています、とミサカは玄人の雰囲気をだしつつまた平民です」

禁書「むきいいいぃぃぃ! もう一回なんだよ! 下克上してやるんだよ、短髪!」

御坂「ふふん、アンタにこの私を倒せるかしらねぇ」

942: 2010/06/22(火) 18:44:45.34 ID:f97n7yoo
―――――……………

prrrrrrrrr……

一通「(なンだ……? 海原からか)」

一通「なンの用だ」ボソボソ

海原『上層部から”オーダー”です』

一通「うっせェ。今大事な(トランプの)戦闘の最中なンだよ。他のにやらせとけ」ボソボソ

海原『はぁ……』



prrrrrrrrrr……

土御門「なんだ?」ボソボソ

海原『いや、上層部からの……』

土御門「今(トランプで)忙しい。他の奴に頼め」ボソボソ

海原『…………』

943: 2010/06/22(火) 18:45:33.14 ID:f97n7yoo
海原「…………」ピッ

結標「どうしたの?」

海原「……結標さん、任務――」

結標「嫌よ。アンタが行けば?」

海原「……(もうやだこのグループ)」



                FIN 海原ってなんか俺の中でこんなイメージしかない

946: 2010/06/22(火) 18:49:35.49 ID:oJWUc3A0
乙!
海原がいい味出してる!

あのメンバーで輪になってやってるの想像すると笑えるw

引用: ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-7冊目-【超電磁砲】