園田海未

「おはようございます」

四季（丁度いいところに人が来た。
……他校の制服、誰だか知らないけれど、折角だから実験に付き合ってもらおう）

四季「おはようございます。
あー、はじめまして？」

「はい、はじめまして。
私は音ノ木坂学院、スクールアイドル部【μ's】の園田海未です。
本日は、Liella!の皆様方とのメンバー交換による交流ということで、お邪魔させていただきました」

四季（……そう言えば、千砂都先輩が言ってた。
まぁ、データが取れれば誰でもいいか）

四季「早くからご苦労さまです。
よかったらこれ、どうぞ。
滋養強壮に効くドリンクです」

海未「まぁ、わざわざありがとうございます。
では、お言葉に甘えて……いただきます」

ゴクンッ

四季（開発者である私自身がデータを観測するために、私は予め抗アレルギー剤を飲んでいるから私には効かない……さて、どうなる）

>>7「おはよう」

四季（超ベストなタイミングで人が来た）

メイ

メイ「っはよー……」

海未「おはようございます」

メイ「どぅぅえぇっ！？　お、音ノ木坂の……μ'sの園田海未！？」

海未「私達のことをご存知なのですね、ありがとうございます」

メイ「え、えぇっ！？　な、なんでここに！？」

海未「メンバー交換による交流なのですが、お聞きしませんでしたか？」

メイ「あ、あーっと……そういや聞いたような、聞いてないような……」

四季（メイ……！　ベストなタイミングではあるけれど、まさかメイが来るなんて……どうしよう……！）

>>9

メイに抗アレルギー剤を飲ませる？飲ませない？
※飲ませると四季同様、メイにはモテる薬による効果が一切効かなくなります

飲ませましょう

四季（やっぱり、私以外の誰かに惚れてるメイは嫌……！）

四季「メイ、コレ飲んで落ち着いて」

メイ「お、おう……サンキュ、四季」

ゴクッ

メイ「ん……ふぅ、なんかこころなしか落ち着いてきた気がするな。
なんのドリンクなんだ、コレ」

四季「ただの心を落ち着けるお薬。
HerbalTeaみたいなものだと思えば良い」

四季（これでもう大丈夫……けれど、園田さんに飲ませた効果を誰で試そう……待てば誰か来るかな）

>>16
誰か来る？　それとも3人のうち誰かがアクションを起こす？

すみれ

「おはよう」

四季「！」

海未「おはようございます」

すみれ「あぁ、おはようございます。
あなたが件の……」

海未「はい、園田海未と申します。
本日は>>19さんとのメンバー交換に応じ、こちらで交流をさせていただく運びとなりました」

すみれ「そう、私は平安名すみれ。
何かわからないことがあったら、すぐに聞いてくれて構わないわ」

四季（……変化がない？　おかしい、今園田さんからは同性異性問わず惚れさせるフェロモンが溢れているはず……メイも、さっき軽く彼女に惚れかけていた）

すみれ「……」

すみれ（ぎゃっ、ギャクシィーッ……なんなのったらなんなのよあの美人！　大和撫子を体現したような顔の良さに、あのスラッとしたスタイル！　それにあの声！　有名声優かってくらい綺麗な声じゃないの！　あ～っ、プライベートだったら色々根掘り葉掘り聞いてベッドまで連れ込んでやりたいわよ！　もう！）

四季（すみれ先輩にはフェロモンが効かないのかな……）

海未（皆さん沈黙していますが、あまりお喋りは得意ではないのでしょうか……）

メイ（やべぇ、何話そう……有名スクールアイドルの前じゃキンチョーして口が動かねえ……！）

>>21
どうなる？

すみれがスマホ落としたふりして海未のスカートを盗撮

すみれ（くぅぅぅっ……なんだかムラムラまで抑えきれなくなってきた……こ、こうなったら……）

すみれ「……ぁっ」ﾎﾟｲｯ

ガターン

海未「あ、よいしょ……はい、どうぞ」

すみれ「あ、ありがとう」

すみれ「……」ﾁﾗ

すみれ（……や、やったわ、やったわったらやったわ……上手くスマホを落っことして、海未のパンツを撮ったわ……少し暗いけど、くっきり映ってて工口いわ……運良くスジもクッキリ映ってて、これを止めた画像だけでも抜けるったら抜けるのよ）

四季（スマホを落とした……？　すみれ先輩にしては珍しい……というか、なんかわざとっぽい……もしかして、私たちに気付かれないように何らかのメッセージを伝えた……？）

メイ（今のしゃがんだ海未、角度的にはパンツ見えてもおかしくなかったよな……ふへ、ふへへへへ）

四季（動向を見守ろう……これは長期戦かも）

>>24

さぁどうなる

AirDropが作動して園田のスマホに写真が共有される

すみれ（クフフ……これをクラウドにアップして、帰ったらこれで抜きまくるったら抜きまくるのよ）

四季（コソコソしてる……近付いて見るしかない）

四季「あの、すみれ先輩」

すみれ「わぁぁぁっ！　わ、ぁ、ぁ、し、四季！？　後ろから急に話しかけないでよ！　びっくりったらびっくりよ！」

四季「Sorry」

海未（……良かった、こちらの部でも、このような微笑ましいやりとりが行われているのですね。
μ'sと似てます）

海未「おや……？」

AirDrop『写真が共有されました：ドスOベスジモリマン』

海未「……？」

『ﾝﾐﾁｬのスジがパンツ越しに丸見えな光景』

海未「な、な、な、ぁっ……」

すみれ「あぁもう、スマホまた落っことしたじゃない……ん？」

AirDrop『写真を共有しました：ドスOベスジモリマン』

すみれ「ん？？？？？？」

すみれ「し、四季、メイ、あ、アンタたちって、スマホ何使ってるの……？」

「「Android」」

すみれ「……」

海未「は、はは……はっ、は、破廉恥です！！！！！！！」

すみれ「ちょっ、待ちなさっ、ご、誤解なの！　誤解ったら誤解なの～っ！！！」

四季（園田さんがスマホを眺めたと思ったら突然叫んで飛び出して行った……そして、すみれ先輩からのスマホの機種の確認。
さっきからコソコソしていたこと、スマホを一度机の下に落としたこと……これらが示す真実は──）

>>29
四季は真実に気付く？　気付かない？

気付く

四季（すみれ先輩は園田さんの脚……いや、おそらくスカートの中身、即ちパンツを盗撮した。
しかし、うっかりミスで園田さんにそれが共有されてしまった……で、怒って出ていってしまった）

メイ「なぁ、四季、いったい何が起こったんだ？　なんで海未は急にあんな怒ったんだ？」

四季「世の中には知らないことが言い方もある。
メイのため」

メイ「お、おう……けど、そう言われると余計に気になるな……」

四季（普段は誠実なすみれ先輩がこんなことをしたとなると……薬の効き目はよく出てるっぽい。
けど、問題は……園田さんがそのフェロモンを撒き散らしながらどこかに行ってしまったこと）

四季「ちょっと園田さんを追いかけてくる」

メイ「なら私も！」

四季「入れ違いになったら困るから、メイはここにいて」

メイ「お、おう……」

四季（さて……どこに行ったかな）

どこへ向かう？
>>32

原宿の街

四季（園田さんはまだこの学校のことをよく知らない……となると、恥ずかしいことにすみれ先輩の行動が結ヶ丘の全てだと思われてる可能性がある）

四季「と、なると……こんなところにはいたくない、と思うハズ」

四季「衝動的でも、外に行ってると見るべき……」



海未「はぁっ、はぁっ……もう、なんなのですか……あんな破廉恥なことをする方が私たちと同じスクールアイドルだなんて……穂乃果たちには申し訳ないですが、この交流会は、もう……」

四季「園田さん」

海未「！」

四季（Bingo、やっぱり外にいた……原宿の街を彷徨っている可能性はあったけれど、衝動的に飛び出したならなんとなくこの辺にいるとは思ってた）

海未「……」

四季（警戒してる……さて、どうするか）

>>35

全部蓮ノ空の攻撃だという事にする

海未「な、なんですか……！　あ、あなたも私のことを……」

四季「……」

四季（あの手しかない、か）

四季「園田さん、いい？　落ち着いて聞いて。
私はあなたに何かするつもりはない。
信じて」

海未「う、で、ですが……！」

四季「せめて私の話を聞いて」

海未「……わかりました、は、話だけなら……」

四季「……実は、アレは全部蓮ノ空の攻撃によるものなの」

海未「な、なっ……蓮ノ、空？」

四季「YES……蓮ノ空、と呼ばれる謎の勢力が、人の思考を狂わせる光線を無作為に放つ怪事件がここ最近多発しているの」

海未「そんな……子供みたいな」

四季「嘘だと思う？　すみれ先輩が普段、あんなことをする人じゃないのは、結ヶ丘中の生徒がよく知っている。
それらを全て嘘だと言うのなら……園田さんから見て、結ヶ丘女子は嘘つきだらけの巣窟ってことになる」

海未「ぅ、で、ですが……あまりにも非現実的すぎて、信じがたく……」

四季「……信じられないのも仕方ない。
けれど、蓮ノ空こそが悪で、私たちを破滅させようとしている、これだけは真じ──」

>>39「それは違うよ！」

四季「！？」

千歌

？？「それは違うよ！」

四季「！？　苗〇誠！？」

？？「それも違うのだ……私は高海千歌！　間違った真実を明らかにするために、ここに来たよ！」

四季「ホントは？」

千歌「観光」

四季「WoW……」

海未「あ、あの、それで、蓮ノ空の攻撃が違う、というのは……」

千歌「あぁ、うん、そうだよ。
蓮ノ空は怪事件なんて起こしてないし、人の思考をおかしくするようなことなんかしてないんだよ」

四季「……その証拠、根拠は？」

千歌「>>42だよ」

四季（……この子、出来る……！　それに、何故か園田さんに飲ませたモテ薬の効果も受けてないし……厄介）

君たち都会人と違って地方のスクールアイドルにそんなことしてる余裕は無いの

千歌「私にはわかる！　地方のスクールアイドルはそんなことしてる余裕なんてないの！」

四季（この子……出来る……！）

海未「地方のスクールアイドル？　蓮ノ空とは、どこかのスクールアイドルなのですか？」

千歌「そうだよ～、ほら、これがそのホームページ、メンバーもこんなのがいる」

四季「……都会のスクールアイドルだって、いちいち人を狂わせる遊びなんかしてる暇はない」

千歌「虹ヶ咲はやってたよ？」

四季「あれは特殊なCase……」

海未「……これが、蓮ノ空のスクールアイドル……」

海未「この人たちは>>45」

四季「！？」

千歌「えっ……」

あまりにもドスOベすぎます！

海未「この人たちは……あまりにも、ドスOベすぎますね……」

四季「！？」

千歌「……え？」

海未「破廉恥です、破廉恥すぎて……もう、見ていられません……！」

四季（……いや、これはChance……！）

四季「そう、彼女たちはあまりにもSexyすぎる。
Sexyで、人の欲を狂わせる。
すみれ先輩も、彼女たちのSexyさの被害者。
そして……人を発情させるようにソレを振りまくのは、スクールアイドルとしての活動と並行して可能」

千歌「……い、いや、それは違うよ！　流石に……流石にこんなの信じるワケ……」

海未「……そう言えば、部内でも絵里やのとりはよく人を狂わせるような破廉恥さを振りまいていますね……」

千歌「な、なんか納得してるのだ……！」

四季（この場はこれで収められる……けど、収めたその先はどうする？
園田さんで実験を続けるか、それとも──）

>>48
・海未の経過を見守って実験を続ける
・それとなく中和剤を飲ませて終わらせる

中和剤

四季（……潮時、かな。
正直この場を収めても、園田さんにこの薬は相性が悪い。
かのん先輩やすみれ先輩ならともかく、彼女には刺激の強すぎる世界だろう。
だから──）

四季「……ともかく、そういうこと。
お騒がせしてごめん、園田さん」

海未「い、いえ。そういうことでしたら、仕方がありません。
こちらこそ、突然大声をあげて逃げてしまうような真似をして申し訳ありませんでした」

四季「……戻ろう、すみれ先輩も謝ってくれるから」

海未「はい」

千歌「は、話はまだ……」

四季「Shut Up、これ以上は時間の無駄、園田さんが信じた方が事実」

千歌「ぐぬぬ……」

四季「……ところで園田さん、喉乾いていない？」

海未「あぁ、先程大声を上げて走ったので確かに……」

四季「だと思ったから、はい」

海未「あぁ、ありがとうございます。
会ったときから、重ねが重ね……」

ゴクゴク

四季（……これで園田さんの薬の効果は切れる。
さて……今回は思わぬ展開になってデータが取れなかったけれど、次こそ上手くやってみせる。
そう、今度は薬学じゃなくて、"あの子"みたいに機械工学の方面で──）

四季「……ということで、次からはあなたの作ったボタンを参考にさせて貰おうと思う。
この作用は、薬だと難しい」

『私の作ったボタンが参考になるなら嬉しい。
それに、四季さんのそのデータは無駄にはならない。
人の印象を操作するものは、薬では実験が難しいことの証明になった』

四季「ン、そう言われると……少し報われた気持ち」

『それならよかった。
じゃあ、来週の土曜日にまた技術交換をしよう。
次の発明は薬タイプにするつもりだったから』

四季「そう、なら都合がいい……じゃあ、また来週の土曜日……Bye、璃奈ちゃん」

『うん、またね、四季さん』

プツン

四季（……次、か）

四季（今回は危うく大問題になるところだった。
私に次があるのか、不安……だけど、存外なんとかなる気もする。
なら……ひたすら欲のままに続けよう）

おしまい