5: 2010/11/17(水) 23:48:57.62 ID:+DTFjm530
ハルヒ「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」
言ってしまいました、こんな恥ずかしい事なんで平気で言えたのでしょう・・・
今思えばこの一言が私の不思議な日々の始まりでした
キョン「そこの少女、異世界人と言ったな。興味があるのか?」
変なのにつかまってしまいました
紺色のマフラーで口を覆って腕組して私の後ろに座っていたんです
ハルヒ「あんた誰よ!ただの人間だったら話しかけないでくれる?」
そう、こういう輩はきっぱりと切り捨てたほうが身のためである
キョン「・・・・異世界人だ。いや、異世界から帰ってきた人間と言ったほうが正しいか・・・」
ハルヒ「え?」
言ってしまいました、こんな恥ずかしい事なんで平気で言えたのでしょう・・・
今思えばこの一言が私の不思議な日々の始まりでした
キョン「そこの少女、異世界人と言ったな。興味があるのか?」
変なのにつかまってしまいました
紺色のマフラーで口を覆って腕組して私の後ろに座っていたんです
ハルヒ「あんた誰よ!ただの人間だったら話しかけないでくれる?」
そう、こういう輩はきっぱりと切り捨てたほうが身のためである
キョン「・・・・異世界人だ。いや、異世界から帰ってきた人間と言ったほうが正しいか・・・」
ハルヒ「え?」
7: 2010/11/17(水) 23:54:02.92 ID:+DTFjm530
人生とは、青春とは、その立った一言で全てを台無しにしてしまう事がある
そんな事を今日学んだような気がします
国木田「ちょっとキョン君!初対面の子を困らせたらだめだよ!」
キョン「ん・・・・そうだな。すまなかったな少女」
助け舟がやってきて、この場は切り抜けられる
しかしそんな甘い幻想なんてとっとと捨てるべきでした
国木田「あ、あのごめんね。キョン君昔誘拐された事があってさ。それ以来こんな感じなんだ」
ハルヒ「は、はぁ・・・」
何を言っているのか・・・ なるほど、PTSDという奴ね
キョン「そうだ、君の名前は涼宮ハルヒと言ったな。今後ともよろしく頼む。」
そう、これが悪夢の始まりでした
そんな事を今日学んだような気がします
国木田「ちょっとキョン君!初対面の子を困らせたらだめだよ!」
キョン「ん・・・・そうだな。すまなかったな少女」
助け舟がやってきて、この場は切り抜けられる
しかしそんな甘い幻想なんてとっとと捨てるべきでした
国木田「あ、あのごめんね。キョン君昔誘拐された事があってさ。それ以来こんな感じなんだ」
ハルヒ「は、はぁ・・・」
何を言っているのか・・・ なるほど、PTSDという奴ね
キョン「そうだ、君の名前は涼宮ハルヒと言ったな。今後ともよろしく頼む。」
そう、これが悪夢の始まりでした
10: 2010/11/18(木) 00:03:30.51 ID:2TKnIB+z0
私は今まで不思議を探してさまざまな事をしてきました
校庭に落書きをしてみたり、教室の机を弄ってみたり、怪しげな雑誌を参考に変な装置を作ってみたり
ですが、そんなものただの子供遊びだったのです
あの、キョンと名乗る少年と出会ってから、何かが崩れ始めたのです
キョン「なあハルヒ、お前部活決めてないらしいな?」
ハルヒ「え、あうん。なんかどの部活もつまらないのよねー」
とりあえずこの少年からはなれるために、いろんな部活を転々としていました・・・が
この少年、私が部活を変えるたびにしつこくついてくるのです
なぜ彼はこんな私にしつこく執着するのでしょうか・・・・
一度説得をもちかけて離れようとしましたが、彼は聴く耳持たず、私にしつこく付きまとっています
キョン「なぁ?好きな部活がないんなら、俺たちで部活を作ってみないか?」
ハルヒ「え?」
キョン「だからさ、俺たちで部活を作るんだよ。不思議な事を探す部活をさ」
何を言っているのかと思いましたが・・・あいにくこの高校にはすでにオカルト研究会があるのです
不思議な事を探すのならオカルト研究会にでも入ってくれればいいじゃないですか?
ハルヒ「ねぇ、キョン、オカルト研究会ってのが」
キョン「でさぁ!部活の名前考えたんだけどSOS団ってのはどうだ?」
ハルヒ「何よそれ」
校庭に落書きをしてみたり、教室の机を弄ってみたり、怪しげな雑誌を参考に変な装置を作ってみたり
ですが、そんなものただの子供遊びだったのです
あの、キョンと名乗る少年と出会ってから、何かが崩れ始めたのです
キョン「なあハルヒ、お前部活決めてないらしいな?」
ハルヒ「え、あうん。なんかどの部活もつまらないのよねー」
とりあえずこの少年からはなれるために、いろんな部活を転々としていました・・・が
この少年、私が部活を変えるたびにしつこくついてくるのです
なぜ彼はこんな私にしつこく執着するのでしょうか・・・・
一度説得をもちかけて離れようとしましたが、彼は聴く耳持たず、私にしつこく付きまとっています
キョン「なぁ?好きな部活がないんなら、俺たちで部活を作ってみないか?」
ハルヒ「え?」
キョン「だからさ、俺たちで部活を作るんだよ。不思議な事を探す部活をさ」
何を言っているのかと思いましたが・・・あいにくこの高校にはすでにオカルト研究会があるのです
不思議な事を探すのならオカルト研究会にでも入ってくれればいいじゃないですか?
ハルヒ「ねぇ、キョン、オカルト研究会ってのが」
キョン「でさぁ!部活の名前考えたんだけどSOS団ってのはどうだ?」
ハルヒ「何よそれ」
12: 2010/11/18(木) 00:10:29.96 ID:2TKnIB+z0
SOS団 「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団」の略称だと彼は説明しています
しかし、こんな恥ずかしいものが作れるわけないじゃないですか!
第一なんで私の名前が入っているんですか?おかしいですよ!
ハルヒ「嫌よ!何でそんなの作らなきゃ・・・」
キョン「善は急げだ。廃部寸前の文芸部ってのがあるらしい!
そこを占拠して我が団の活動拠点にするぞ!」
ハルヒ「や、ちょっとキョン!引っ張らないでよ」
そう、私は魔界の扉に連行される哀れな一少女
不思議な物語は、あの部室から始まったのです
しかし、こんな恥ずかしいものが作れるわけないじゃないですか!
第一なんで私の名前が入っているんですか?おかしいですよ!
ハルヒ「嫌よ!何でそんなの作らなきゃ・・・」
キョン「善は急げだ。廃部寸前の文芸部ってのがあるらしい!
そこを占拠して我が団の活動拠点にするぞ!」
ハルヒ「や、ちょっとキョン!引っ張らないでよ」
そう、私は魔界の扉に連行される哀れな一少女
不思議な物語は、あの部室から始まったのです
14: 2010/11/18(木) 00:18:26.99 ID:2TKnIB+z0
長門「・・・・・誰?」
キョン「俺だ、三年ぶりだな」
長門「侵入者を敵対分子と断定、排除する」
ハルヒ「え?」
彼女が日本語でない何かを唱えると
空間が裂け、そこから槍のようなものが飛び出してきました
キョン「ガード!」
長門「・・・一筋縄ではいかない」
ハルヒ「な、何よ!何でマフラーが盾みたいになってんのよ!」
キョン「随分なご挨拶だな宇宙人!頃す気かよ、俺はお前と話しに来ただけだぜ?」
長門「話す事など・・・無い」
キョン「俺だ、三年ぶりだな」
長門「侵入者を敵対分子と断定、排除する」
ハルヒ「え?」
彼女が日本語でない何かを唱えると
空間が裂け、そこから槍のようなものが飛び出してきました
キョン「ガード!」
長門「・・・一筋縄ではいかない」
ハルヒ「な、何よ!何でマフラーが盾みたいになってんのよ!」
キョン「随分なご挨拶だな宇宙人!頃す気かよ、俺はお前と話しに来ただけだぜ?」
長門「話す事など・・・無い」
15: 2010/11/18(木) 00:29:31.21 ID:2TKnIB+z0
何がなんだかさっぱりです
少女が目にも留まらぬ速さで槍を投げてきたと思ったら
今度はキョンの付けていたマフラーが盾みたいになって私を守ってくれて・・・
キョン「やっぱりお前とは一度決着を付けないとだめならしいな」
長門「・・・部室を傷つけられては困る 操作空間、展開」
キョン「ハルヒ、ちょっと下がってろ!」
ハルヒ「え?あ、はい」
長門「・・・敵勢分子 弐 一体は無抵抗 好戦的な個体を優先的に排除 排除開始」
キョン「同じ手を二度も三度も食らうかよ!ダッシュ!」
ハルヒ「え?あ、マフラー燃えてるって!え?」
キョン「くらええええええええええええええええええええええ」
長門「・・・・甘い」
キョン「情報操作による防壁の構築か、しかも一瞬で」
長門「私の構築した情報操作空間で勝てるわけがない」
キョン「いや、そんなのやってみなけりゃわかんねーだろ!宇宙人さんよぉ!」
少女が目にも留まらぬ速さで槍を投げてきたと思ったら
今度はキョンの付けていたマフラーが盾みたいになって私を守ってくれて・・・
キョン「やっぱりお前とは一度決着を付けないとだめならしいな」
長門「・・・部室を傷つけられては困る 操作空間、展開」
キョン「ハルヒ、ちょっと下がってろ!」
ハルヒ「え?あ、はい」
長門「・・・敵勢分子 弐 一体は無抵抗 好戦的な個体を優先的に排除 排除開始」
キョン「同じ手を二度も三度も食らうかよ!ダッシュ!」
ハルヒ「え?あ、マフラー燃えてるって!え?」
キョン「くらええええええええええええええええええええええ」
長門「・・・・甘い」
キョン「情報操作による防壁の構築か、しかも一瞬で」
長門「私の構築した情報操作空間で勝てるわけがない」
キョン「いや、そんなのやってみなけりゃわかんねーだろ!宇宙人さんよぉ!」
17: 2010/11/18(木) 00:37:34.88 ID:2TKnIB+z0
キョン「ランス!」
長門「そんな槍で、この防壁を貫ける・・・と」
キョン「うおおおおおおおおおお!貫けええええええええええええ」
長門「無駄・・・・なっ!」
キョン「うおおおおおおお!」
長門「くっ・・・・迎撃」
ハルヒ「キョン!後ろ!」
キョン「なっ!グハァ!」
ハルヒ「大丈夫?キョン!ねぇ!しっかりしてよ、キョン!」
長門「侮れない敵 危険 手加減無用」
ハルヒ「や!槍がいっぱい!囲まれてるわよキョン!避けて!」
キョン「ん、ああハルヒ、生きてたのか。・・・・・シェル!」
長門「そんな槍で、この防壁を貫ける・・・と」
キョン「うおおおおおおおおおお!貫けええええええええええええ」
長門「無駄・・・・なっ!」
キョン「うおおおおおおお!」
長門「くっ・・・・迎撃」
ハルヒ「キョン!後ろ!」
キョン「なっ!グハァ!」
ハルヒ「大丈夫?キョン!ねぇ!しっかりしてよ、キョン!」
長門「侮れない敵 危険 手加減無用」
ハルヒ「や!槍がいっぱい!囲まれてるわよキョン!避けて!」
キョン「ん、ああハルヒ、生きてたのか。・・・・・シェル!」
18: 2010/11/18(木) 00:49:11.25 ID:2TKnIB+z0
一瞬あたりがピカーって光ったんです
そしたら部屋の中が暗くなって、窓も机も椅子も本棚もなくなって・・・
何も無い空間になったんです
長門「・・・・しぶとい」
キョン「そう簡単に負けてやんねーからな、あ、そうだ。俺が勝ったら部室よこせよ!」
長門「・・・・面白い 許可」
それで、キョンが首に巻いてるマフラーがいきなり燃えて
ボルトも速力でショートカットの少女に突進して行ったんです
キョン「ハルヒ、お前の言葉が無かったら危うく致命傷になるところだったぜ。助かったよ」
キョンが殴りかかったら、少女の周りにガラスの壁見たいのなのが現れて
一瞬ピカッと光ったと思ったら、キョンの拳を受け止めてたんです
キョン「おいハルヒ!聞いてるのか!」
で、マフラーが燃えていたと思ったら今度は槍みたいな形に代わって
ガラスの壁に突進して行ったんです
ハルヒ「あ・・・・えっとその、あんたたち何者?」
長門「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」
キョン「ん?前言っただろ?俺は異世界人だって!」
そしたら部屋の中が暗くなって、窓も机も椅子も本棚もなくなって・・・
何も無い空間になったんです
長門「・・・・しぶとい」
キョン「そう簡単に負けてやんねーからな、あ、そうだ。俺が勝ったら部室よこせよ!」
長門「・・・・面白い 許可」
それで、キョンが首に巻いてるマフラーがいきなり燃えて
ボルトも速力でショートカットの少女に突進して行ったんです
キョン「ハルヒ、お前の言葉が無かったら危うく致命傷になるところだったぜ。助かったよ」
キョンが殴りかかったら、少女の周りにガラスの壁見たいのなのが現れて
一瞬ピカッと光ったと思ったら、キョンの拳を受け止めてたんです
キョン「おいハルヒ!聞いてるのか!」
で、マフラーが燃えていたと思ったら今度は槍みたいな形に代わって
ガラスの壁に突進して行ったんです
ハルヒ「あ・・・・えっとその、あんたたち何者?」
長門「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」
キョン「ん?前言っただろ?俺は異世界人だって!」
19: 2010/11/18(木) 01:03:12.18 ID:2TKnIB+z0
キョン「さーてと、破損箇所のリカバリーも八割方終わったし、試合再開と行きますか!」
長門「・・・・・防壁展開」
キョン「モード形態ランス 先端部センサー形成 暗号炉と接続 接続完了
解析用アプリインストール インストール完了」
長門「・・・・・・」
キョン「行くぜ宇宙人!その生簀かねぇ壁をぶち貫いてやる!うおおおおおおおお!」
長門「・・・・・・同じ手を何度も何度も、学習していない 迎撃」
キョン「槍が刺さってりゃア!勝機はこっちにある!だりゃりゃりゃりゃ!」
ハルヒ「槍を拳で砕いた!?でも!」
ランス「アンゴウアルゴリズム カイセキカンリョウ」
キョン「だりゃりゃりゃりゃ!しゃぁ!よーし宇宙人!次はこっちの番だ!」
長門「アルゴリズム パターン 変更開始」
キョン「させるかぁ!チェストオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
長門「・・・・間に、合わない」
キョン「貫けえええええええええええええええええええ」
長門「・・・・・防壁展開」
キョン「モード形態ランス 先端部センサー形成 暗号炉と接続 接続完了
解析用アプリインストール インストール完了」
長門「・・・・・・」
キョン「行くぜ宇宙人!その生簀かねぇ壁をぶち貫いてやる!うおおおおおおおお!」
長門「・・・・・・同じ手を何度も何度も、学習していない 迎撃」
キョン「槍が刺さってりゃア!勝機はこっちにある!だりゃりゃりゃりゃ!」
ハルヒ「槍を拳で砕いた!?でも!」
ランス「アンゴウアルゴリズム カイセキカンリョウ」
キョン「だりゃりゃりゃりゃ!しゃぁ!よーし宇宙人!次はこっちの番だ!」
長門「アルゴリズム パターン 変更開始」
キョン「させるかぁ!チェストオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
長門「・・・・間に、合わない」
キョン「貫けえええええええええええええええええええ」
21: 2010/11/18(木) 01:14:02.32 ID:2TKnIB+z0
爆発、白煙が立ち上り目の前の視界がふさがれる
ガラスに突き刺さった槍の柄目掛けてキョンがとび蹴りを食らえると
槍はどんどん突き刺さってガラスの壁にヒビが入っていって・・・
それから・・・
ハルヒ「ねぇキョン!大丈夫!返事してよ・・・」
キョン「痛ってぇ・・・ちょっと派手にやりすぎたか・・・」
長門「生体パーツ破損率70パーセント突破、行動不能」
キョン「へへ、どうやら俺の勝ち、みたいだな!」
長門「・・・・・負けを認める、とどめを・・・」
キョン「嫌だね」
長門「何故?壊して」
キョン「嫌だって言ってるんだ。俺はお前に勝った、お前の生氏は俺が自由にしていいはずだ」
長門「・・・・・」
キョン「SOS団の団員になれ、これは勝者からの命令だ」
長門「・・・・・わかった」
ガラスに突き刺さった槍の柄目掛けてキョンがとび蹴りを食らえると
槍はどんどん突き刺さってガラスの壁にヒビが入っていって・・・
それから・・・
ハルヒ「ねぇキョン!大丈夫!返事してよ・・・」
キョン「痛ってぇ・・・ちょっと派手にやりすぎたか・・・」
長門「生体パーツ破損率70パーセント突破、行動不能」
キョン「へへ、どうやら俺の勝ち、みたいだな!」
長門「・・・・・負けを認める、とどめを・・・」
キョン「嫌だね」
長門「何故?壊して」
キョン「嫌だって言ってるんだ。俺はお前に勝った、お前の生氏は俺が自由にしていいはずだ」
長門「・・・・・」
キョン「SOS団の団員になれ、これは勝者からの命令だ」
長門「・・・・・わかった」
25: 2010/11/18(木) 01:33:47.31 ID:2TKnIB+z0
ハルヒ「な、貴方大怪我してるじゃない!きゅ、救急車!」
長門「・・・・待って」
ハルヒ「え、でもそんな怪我じゃ氏んじゃう」
長門「問題ない、修復可能」
ハルヒ「だめよ!そんないっぱい血を流して!」
キョン「なぁハルヒ、そいつ見てくれは少女でも立派な宇宙から来た戦闘マシーンだ
そんな異文明の代物をこの世界の医者に見せたところで治療できるか?
そいつの言葉を信じてやれよ」
長門「・・・・・補足、ありがとう 修復を開始する」
これは現実なのだろうか・・・否・・・いや、私は頭がおかしくなってしまったのでしょうか?
頬をつねってみても周りの景色は変わらず、さっきと同じ現実が私の前に存在していて
ああ、なんで不思議を求めてしまったのでしょうか?私はこんな過激な不思議が欲しかったのでしょうか?
私の通う学園、部活塔に存在した魔界への入り口
異世界からの帰還者と名乗る少年と宇宙人と名乗る少女のアニメチックな戦い
私はその鍵を、私が発したあの一言が不思議の扉を開ける鍵になっていただなんて・・・
そう、まだ肌寒い冬の残滓残る春の一日に私達の物語は始まったのです
みくる「ふふふ・・・まだ、終わりじゃないですよ、涼宮さん」
長門「・・・・待って」
ハルヒ「え、でもそんな怪我じゃ氏んじゃう」
長門「問題ない、修復可能」
ハルヒ「だめよ!そんないっぱい血を流して!」
キョン「なぁハルヒ、そいつ見てくれは少女でも立派な宇宙から来た戦闘マシーンだ
そんな異文明の代物をこの世界の医者に見せたところで治療できるか?
そいつの言葉を信じてやれよ」
長門「・・・・・補足、ありがとう 修復を開始する」
これは現実なのだろうか・・・否・・・いや、私は頭がおかしくなってしまったのでしょうか?
頬をつねってみても周りの景色は変わらず、さっきと同じ現実が私の前に存在していて
ああ、なんで不思議を求めてしまったのでしょうか?私はこんな過激な不思議が欲しかったのでしょうか?
私の通う学園、部活塔に存在した魔界への入り口
異世界からの帰還者と名乗る少年と宇宙人と名乗る少女のアニメチックな戦い
私はその鍵を、私が発したあの一言が不思議の扉を開ける鍵になっていただなんて・・・
そう、まだ肌寒い冬の残滓残る春の一日に私達の物語は始まったのです
みくる「ふふふ・・・まだ、終わりじゃないですよ、涼宮さん」
26: 2010/11/18(木) 01:40:58.88 ID:2TKnIB+z0
あの惨劇から早一週間、時が流れるのは早い物で
我がSOS団は傷の癒えた長門有希団員を新たに迎え
文芸部部室を間借りして活動を始めていた
ハルヒ「ねぇキョン、なんで私が団長なのよ!」
キョン「そりゃあお前の為に作った部活だからな」
長門「・・・・・」
ハルヒ「長門は隅で本読んでるし、キョンはキョンで変な機械弄ってるし・・・」
キョン「ああ、そうだった、そういやあお前に話し忘れていた事がある」
ハルヒ「いいわよ、世の中には知らないほうがいいことがたくさんあるってえらい人が言ってたわ」
キョン「え?ハルヒお前不思議な事を探してたんだろ?今から不思議な話を聞かせてやるよ」
我がSOS団は傷の癒えた長門有希団員を新たに迎え
文芸部部室を間借りして活動を始めていた
ハルヒ「ねぇキョン、なんで私が団長なのよ!」
キョン「そりゃあお前の為に作った部活だからな」
長門「・・・・・」
ハルヒ「長門は隅で本読んでるし、キョンはキョンで変な機械弄ってるし・・・」
キョン「ああ、そうだった、そういやあお前に話し忘れていた事がある」
ハルヒ「いいわよ、世の中には知らないほうがいいことがたくさんあるってえらい人が言ってたわ」
キョン「え?ハルヒお前不思議な事を探してたんだろ?今から不思議な話を聞かせてやるよ」
27: 2010/11/18(木) 01:51:19.50 ID:2TKnIB+z0
キョン「あれは俺が中学生だったころ、まだ普通な人間として生きていた頃だ」
ハルヒ「はいはい、聞いてあげますよ、あんたの与太話」
キョン「学校から帰る途中に変な親父に捕まってな。
車に押し込められて誘拐されちまったんだ。」
ハルヒ「国木田が言ってたわね、キョンが誘拐されたって」
キョン「まあ話せば長くなるから少し省かせてもらうが俺は向こうの世界で色んな物を見てきた
空飛ぶ車や立体映像、アンドロイドやサイボーグ、宇宙に浮かぶコロニー」
ハルヒ「ちょーっとまったー!それってなんかの本で読んだことあるわ!
たしか、『僕私達が夢見る21世紀』の姿って感じのタイトルだったような・・・」
キョン「チッ!」
ハルヒ「チッ!って何よチッって!」
ハルヒ「はいはい、聞いてあげますよ、あんたの与太話」
キョン「学校から帰る途中に変な親父に捕まってな。
車に押し込められて誘拐されちまったんだ。」
ハルヒ「国木田が言ってたわね、キョンが誘拐されたって」
キョン「まあ話せば長くなるから少し省かせてもらうが俺は向こうの世界で色んな物を見てきた
空飛ぶ車や立体映像、アンドロイドやサイボーグ、宇宙に浮かぶコロニー」
ハルヒ「ちょーっとまったー!それってなんかの本で読んだことあるわ!
たしか、『僕私達が夢見る21世紀』の姿って感じのタイトルだったような・・・」
キョン「チッ!」
ハルヒ「チッ!って何よチッって!」
28: 2010/11/18(木) 02:01:50.12 ID:2TKnIB+z0
キョン「まあ、俺の行った異世界はその本に乗ってた未来をちょっと暗くしたような内容だった」
ハルヒ「だった・・・・て!誰がそんな与太話信じるもんですか」
その時、誰かが扉を叩いたんです
ああ、なんで扉を開けてしまったのでしょうか
魔界の外はまた魔界
そんな現実を私に教えてくれる出来事でした
みくる「あ、あのぉ・・・文芸部で部員を募集していると聞いて」
ハルヒ「か、かわ・・・」
みくる「え、な、何でそんな目で見つめるんですか」
ハルヒ「かわいい!決定よ!あなたSOS団に入部しなさい!」
みくる「え、SOS団?何ですかそれ、私文芸部に」
キョン「ようこそ、『世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団』へ」
ハルヒ「だった・・・・て!誰がそんな与太話信じるもんですか」
その時、誰かが扉を叩いたんです
ああ、なんで扉を開けてしまったのでしょうか
魔界の外はまた魔界
そんな現実を私に教えてくれる出来事でした
みくる「あ、あのぉ・・・文芸部で部員を募集していると聞いて」
ハルヒ「か、かわ・・・」
みくる「え、な、何でそんな目で見つめるんですか」
ハルヒ「かわいい!決定よ!あなたSOS団に入部しなさい!」
みくる「え、SOS団?何ですかそれ、私文芸部に」
キョン「ようこそ、『世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団』へ」
30: 2010/11/18(木) 02:13:02.52 ID:2TKnIB+z0
いやはや、こんなかわいい子が文芸部にやってきて入部してくれるとは・・・・
っと、有希は少々うれしげな顔をしていた
部員が新入生ただ一人の文芸部、そこにやってきた3人の紳士淑女
長門は私達に入部届けを書かせると、スキップを踏むように軽やかな足取りで職員室に向かった
ハルヒ「ふーん、朝比奈みくる、2年生。私たちの先輩ね」
みくる「は、はい」
ハルヒ「しっかし、ずいぶんと立派な胸をお持ちで。モミモミ!」
みくる「・・・・さわんな下種」
ハルヒ「え?今なんか言った?」
みくる「ひ、ひゃ!そんなところ揉まないでください!」
ハルヒ「そう言われると、余計ねぇ・・・」
っと、有希は少々うれしげな顔をしていた
部員が新入生ただ一人の文芸部、そこにやってきた3人の紳士淑女
長門は私達に入部届けを書かせると、スキップを踏むように軽やかな足取りで職員室に向かった
ハルヒ「ふーん、朝比奈みくる、2年生。私たちの先輩ね」
みくる「は、はい」
ハルヒ「しっかし、ずいぶんと立派な胸をお持ちで。モミモミ!」
みくる「・・・・さわんな下種」
ハルヒ「え?今なんか言った?」
みくる「ひ、ひゃ!そんなところ揉まないでください!」
ハルヒ「そう言われると、余計ねぇ・・・」
31: 2010/11/18(木) 02:17:04.25 ID:2TKnIB+z0
ハルヒ「それそれぇー!」
みくる「あ、だめですぅ、やめてください」
長門「・・・・話したい事がある、来て」
キョン「俺か?このネジ、しめてっと。よし」
キョン「ハルヒ、ちょっくら便所行って来るわ」
ハルヒ「ここがええのんかー?」
みくる「そんなー」
キョン「・・・聞いちゃいねぇ・・ま、いいか」
みくる「あ、だめですぅ、やめてください」
長門「・・・・話したい事がある、来て」
キョン「俺か?このネジ、しめてっと。よし」
キョン「ハルヒ、ちょっくら便所行って来るわ」
ハルヒ「ここがええのんかー?」
みくる「そんなー」
キョン「・・・聞いちゃいねぇ・・ま、いいか」
32: 2010/11/18(木) 02:21:54.78 ID:2TKnIB+z0
キョン「で、話って?」
長門「・・・・朝比奈、何かおかしい」
キョン「俺たちと同じ、ハルヒが狙いだと?」
長門「・・・・そう」
キョン「なぁ長門、お前は俺の味方か?」
長門「・・・・味方」
キョン「信じていいんだな?」
長門「・・・・時が来るまでは」
キョン「よし、夕方公園で会おう。俺から朝比奈さんにも話しておく」
長門「・・・・朝比奈、何かおかしい」
キョン「俺たちと同じ、ハルヒが狙いだと?」
長門「・・・・そう」
キョン「なぁ長門、お前は俺の味方か?」
長門「・・・・味方」
キョン「信じていいんだな?」
長門「・・・・時が来るまでは」
キョン「よし、夕方公園で会おう。俺から朝比奈さんにも話しておく」
33: 2010/11/18(木) 02:30:28.91 ID:2TKnIB+z0
ハルヒ「じゃあ今日はこれで解散ね。みんなお疲れ様!」
キョン「おう、じゃあなハルヒ」
朝比奈「う・・・うぐ・・・・お疲れ様です」
長門「・・・・・お願い」
キョン「ああ、わかってるよ」
彼女の胸を揉みしだくことのよって私達の間に友情が結ばれたそんな放課後
部活動を終了し長門が部室の鍵を閉めて私達も帰路に付く
ハルヒ「じゃあねー皆!私の家こっちだから」
キョン「ああ、またなハルヒ」
長門「・・・・また・・・明日」
そして・・・
キョン「さて、朝比奈みくる。率直な質問だお前、何者だ?」
長門「・・・・教えて」
みくる「な、何の事でしょうか」
キョン「おう、じゃあなハルヒ」
朝比奈「う・・・うぐ・・・・お疲れ様です」
長門「・・・・・お願い」
キョン「ああ、わかってるよ」
彼女の胸を揉みしだくことのよって私達の間に友情が結ばれたそんな放課後
部活動を終了し長門が部室の鍵を閉めて私達も帰路に付く
ハルヒ「じゃあねー皆!私の家こっちだから」
キョン「ああ、またなハルヒ」
長門「・・・・また・・・明日」
そして・・・
キョン「さて、朝比奈みくる。率直な質問だお前、何者だ?」
長門「・・・・教えて」
みくる「な、何の事でしょうか」
34: 2010/11/18(木) 02:37:58.40 ID:2TKnIB+z0
そう言えば聞き忘れていました、あのマフラーの話
全てが与太話であればあのマフラーは存在しないわけで・・・
また明日でもいいかなと思ったけど、ちょっと興味が湧いてきました
ハルヒ「ねぇキョン、ってもう居ないわね」
あいつの家、確かこっちの方角
まだ走って追いかければ間に合うかもしれません
ハルヒ「居た居たー!ん?って、あの三人あそこで何してるのかしら」
みくる「み、み、ミクルビーム!」
ハルヒ「きゃっ!」
キョン「ガード!」
ハルヒ「な、ななな・・・みくる・・・ちゃん?」
長門「・・・・荷電粒子ビーム、危険」
キョン「朝比奈さん、やっぱあんた只者じゃなかったんだな、俺のマフラーに穴あけやがった・・・」
全てが与太話であればあのマフラーは存在しないわけで・・・
また明日でもいいかなと思ったけど、ちょっと興味が湧いてきました
ハルヒ「ねぇキョン、ってもう居ないわね」
あいつの家、確かこっちの方角
まだ走って追いかければ間に合うかもしれません
ハルヒ「居た居たー!ん?って、あの三人あそこで何してるのかしら」
みくる「み、み、ミクルビーム!」
ハルヒ「きゃっ!」
キョン「ガード!」
ハルヒ「な、ななな・・・みくる・・・ちゃん?」
長門「・・・・荷電粒子ビーム、危険」
キョン「朝比奈さん、やっぱあんた只者じゃなかったんだな、俺のマフラーに穴あけやがった・・・」
35: 2010/11/18(木) 02:46:12.20 ID:2TKnIB+z0
人々が自由に過ごせる公営の土地、公園
確かに自由に過ごせる場所ではあるけれど
あの三人はあまりにも自由すぎた
キョン「大丈夫か!ハルヒ!」
ハルヒ「な、なんとか。間一髪でしゃがんだら避けられたわ」
長門「・・・・・どういう事、朝比奈みくる。貴方の目的は涼宮ハルヒの確保の筈」
みくる「イレギュラー要素の発生に付き、ターゲットの生氏は問わないとの命令ですぅ」
キョン「くっ・・・なんでここに居るんだよハルヒ!」
ハルヒ「あ、えっとその、マフラーの話を聞こうと思って・・・」
長門「・・・・貴方に今氏なれては、困る」
キョン「同意見だ。長門、あいつを止めるぞ!」
確かに自由に過ごせる場所ではあるけれど
あの三人はあまりにも自由すぎた
キョン「大丈夫か!ハルヒ!」
ハルヒ「な、なんとか。間一髪でしゃがんだら避けられたわ」
長門「・・・・・どういう事、朝比奈みくる。貴方の目的は涼宮ハルヒの確保の筈」
みくる「イレギュラー要素の発生に付き、ターゲットの生氏は問わないとの命令ですぅ」
キョン「くっ・・・なんでここに居るんだよハルヒ!」
ハルヒ「あ、えっとその、マフラーの話を聞こうと思って・・・」
長門「・・・・貴方に今氏なれては、困る」
キョン「同意見だ。長門、あいつを止めるぞ!」
37: 2010/11/18(木) 02:52:51.40 ID:2TKnIB+z0
みくる「逃がしませんよぉ、ミクルビーム!」
長門「情報操作開始 防壁 展開」
キョン「持つか?」
長門「・・・・長くは・・・持たない」
キョン「わかった、手早く片付ける!ダッシュ!」
みくる「突っ込んでくる?でも!」
キョン「遅い!この弾速なら避けられる!」
みくる「早い・・・なら!拡散レーザー」
キョン「あたるかああああああああああ」
長門「情報操作開始 防壁 展開」
キョン「持つか?」
長門「・・・・長くは・・・持たない」
キョン「わかった、手早く片付ける!ダッシュ!」
みくる「突っ込んでくる?でも!」
キョン「遅い!この弾速なら避けられる!」
みくる「早い・・・なら!拡散レーザー」
キョン「あたるかああああああああああ」
38: 2010/11/18(木) 03:03:28.69 ID:2TKnIB+z0
みくるちゃんの目がピカピカ光ってビームがどんぱち発射されて
燃えるマフラーを首に巻きつけフェラーリもびっくりな速度と
ロータス並な軽快な旋回力で軽々とレーザーを交わして突っ込むキョン
みくる「な、何で当たらないんですかぁ?」
キョン「狙いが甘いんだよおおおおおおおお、うおりゃあああああああああ」
みくる「きゃ!」
キョン「捕まえたぞ!」
みくる「タイム!」
そして・・・・時は止まった
みくる「ふぅ・・・危うく過去の野蛮人達に殺されるところでした。危ない危ない。」
みくる「回数制限あるのであまり使いたくはありませんでしたが、緊急事態ですし」
ハルヒ「・・・・・」
みくる「目標を確保。生存確認。これより回収し・・・」
キョン「ちょっとまったぁ!」
みくる「な、何でこの静止空間で動けるんですか貴方!」
燃えるマフラーを首に巻きつけフェラーリもびっくりな速度と
ロータス並な軽快な旋回力で軽々とレーザーを交わして突っ込むキョン
みくる「な、何で当たらないんですかぁ?」
キョン「狙いが甘いんだよおおおおおおおお、うおりゃあああああああああ」
みくる「きゃ!」
キョン「捕まえたぞ!」
みくる「タイム!」
そして・・・・時は止まった
みくる「ふぅ・・・危うく過去の野蛮人達に殺されるところでした。危ない危ない。」
みくる「回数制限あるのであまり使いたくはありませんでしたが、緊急事態ですし」
ハルヒ「・・・・・」
みくる「目標を確保。生存確認。これより回収し・・・」
キョン「ちょっとまったぁ!」
みくる「な、何でこの静止空間で動けるんですか貴方!」
39: 2010/11/18(木) 03:10:45.29 ID:2TKnIB+z0
キョン「おれはぁ、異世界人だからなぁ!」
みくる「なっ、なんなんですかぁ!」
キョン「・・・・接続インストール完了 今度はこっちの番!行くぞ!クロックアップ!」
みくる「き、消えたぁ?」
キョン「ここだぁ!」
みくる「きゃっ!」
キョン「おとなしくぅ、お縄につけぇえええええ」
みくる「ほ、ホーミングレーザー!」
キョン「・・・・」
みくる「や、やりました!」
キョン「残念だったな。あれは残像だ!」
みくる「え、きゃあ!」
キョン「俺の・・・勝ちだ」
みくる「なっ、なんなんですかぁ!」
キョン「・・・・接続インストール完了 今度はこっちの番!行くぞ!クロックアップ!」
みくる「き、消えたぁ?」
キョン「ここだぁ!」
みくる「きゃっ!」
キョン「おとなしくぅ、お縄につけぇえええええ」
みくる「ほ、ホーミングレーザー!」
キョン「・・・・」
みくる「や、やりました!」
キョン「残念だったな。あれは残像だ!」
みくる「え、きゃあ!」
キョン「俺の・・・勝ちだ」
40: 2010/11/18(木) 03:18:42.70 ID:2TKnIB+z0
キョン「で・・・なんで亀縛りなんだ?」
長門「・・・・純粋に」
キョン「純粋に・・・・ねぇ」
ハルヒ「み、みくるちゃん、あんた何者!?」
みくる「・・・・禁則事項です」
キョン「そいつは多分未来人だ。俺と同じ道具を使っていた」
みくる「え、えっとそれ禁則事項」
キョン「が、多分パラレルワールドだろうな。俺の居た次元より悪い所・・・かな」
みくる「・・・・涼宮さん貴方のせいなんですよ、貴方が力を暴走させたから」
ハルヒ「な、何のことかしら?」
魔界の外はまた魔界
不思議の国からは出られない
そう、私の前に現れた不思議な存在たち
何故私はこんな者達を、こんな世界を求めてしまったのだろう
長門「・・・・純粋に」
キョン「純粋に・・・・ねぇ」
ハルヒ「み、みくるちゃん、あんた何者!?」
みくる「・・・・禁則事項です」
キョン「そいつは多分未来人だ。俺と同じ道具を使っていた」
みくる「え、えっとそれ禁則事項」
キョン「が、多分パラレルワールドだろうな。俺の居た次元より悪い所・・・かな」
みくる「・・・・涼宮さん貴方のせいなんですよ、貴方が力を暴走させたから」
ハルヒ「な、何のことかしら?」
魔界の外はまた魔界
不思議の国からは出られない
そう、私の前に現れた不思議な存在たち
何故私はこんな者達を、こんな世界を求めてしまったのだろう
63: 2010/11/18(木) 18:46:44.08 ID:nvQCoO670
キョン「ここは・・・・どこだ・・・・」
???「やっとお目覚めか」
キョン「確か下校途中に変なおっさんに捕まって、車に放りこまれて・・・」
思い出したぞ、このおっさんは俺を捕まえた・・・
いや、この顔どこかで見たような気がするぞ
どこだったかな・・・・・うーんと、何故だか思いだせん
???「あ、あまり俺の顔をじろじろ見るな!」
キョン「ここはどこなんだよ!俺を誘拐して何するつもりだ!」
???「まあ落ち着け。外の景色でも見ろ・・・」
車の窓が開く、するとそこには瓦礫と土煙
不自然な形で潰された車や穴の空いた壁・・・・
そう、焼けた土地 映画やテレビで見たような戦争の跡
キョン「ここ、どこなんだよ・・・何で俺こんなところに連れてこられて」
???「ここはお前の居た町だ、ちょっと未来のな。ほれ、あそこ見てみろ」
???「やっとお目覚めか」
キョン「確か下校途中に変なおっさんに捕まって、車に放りこまれて・・・」
思い出したぞ、このおっさんは俺を捕まえた・・・
いや、この顔どこかで見たような気がするぞ
どこだったかな・・・・・うーんと、何故だか思いだせん
???「あ、あまり俺の顔をじろじろ見るな!」
キョン「ここはどこなんだよ!俺を誘拐して何するつもりだ!」
???「まあ落ち着け。外の景色でも見ろ・・・」
車の窓が開く、するとそこには瓦礫と土煙
不自然な形で潰された車や穴の空いた壁・・・・
そう、焼けた土地 映画やテレビで見たような戦争の跡
キョン「ここ、どこなんだよ・・・何で俺こんなところに連れてこられて」
???「ここはお前の居た町だ、ちょっと未来のな。ほれ、あそこ見てみろ」
66: 2010/11/18(木) 19:05:11.64 ID:nvQCoO670
線路・・・改札 そうだ、ここは近所の駅
見覚えの店の看板が転がっている
間違いない
キョン「な、何があったんだよ!俺が寝てる間に何が!」
???「ここはな、涼宮ハルヒが作り出した未来なんだ
そして、俺は未来のお前だ」
キョン「未来・・・・の?」
???「ああ、だからお前に、未来を変えて欲しい」
キョン「未来を帰るって、話がまったく飲み込めんぞ」
???「まあこれでも見て落ち着けよ」
未来の俺と名乗るおっさんが、手の平に球体みたいな物を乗せて俺のほうに向けた
ピカッと光ったかと思うと、さっきまで廃墟だった駅前が綺麗な状態に
・・・・あれ?元の世界に戻ったのか?
???「こっからが本編だ」
キョン「な、なんだあれ?化け物・・・・」
見覚えの店の看板が転がっている
間違いない
キョン「な、何があったんだよ!俺が寝てる間に何が!」
???「ここはな、涼宮ハルヒが作り出した未来なんだ
そして、俺は未来のお前だ」
キョン「未来・・・・の?」
???「ああ、だからお前に、未来を変えて欲しい」
キョン「未来を帰るって、話がまったく飲み込めんぞ」
???「まあこれでも見て落ち着けよ」
未来の俺と名乗るおっさんが、手の平に球体みたいな物を乗せて俺のほうに向けた
ピカッと光ったかと思うと、さっきまで廃墟だった駅前が綺麗な状態に
・・・・あれ?元の世界に戻ったのか?
???「こっからが本編だ」
キョン「な、なんだあれ?化け物・・・・」
67: 2010/11/18(木) 19:18:07.56 ID:nvQCoO670
巨人がこちらに向かって歩いてくる・・・
邪魔するものは踏みつけて、歯向かうビルはなぎ倒し
人々は慌てふためき逃げ惑い、町は廃墟と変わっていく
キョン「な、何なんだよあれ!町が・・・俺の町が・・・」
???「涼宮ハルヒ、あの女が作り出した幻想の巨人『神人』」
キョン「ふざけんなよ!ふざけんなよあんな化け物!なんとかしろよ!」
???「本来、あいつは現実に存在できるものではなかった。
閉鎖空間から出られる存在ではなかった。」
化け物はただ前進し続けた
俺達の居る駅を目指して前進し続けた
その破壊を尽くす巨歩を食い止められる者はなく、ただただ歩み続けた
いや・・・・居た 人々が逃げ惑う中、たった一人そこに立ち微動だにしない少女が
キョン「何やってんだ!逃げろ!」
邪魔するものは踏みつけて、歯向かうビルはなぎ倒し
人々は慌てふためき逃げ惑い、町は廃墟と変わっていく
キョン「な、何なんだよあれ!町が・・・俺の町が・・・」
???「涼宮ハルヒ、あの女が作り出した幻想の巨人『神人』」
キョン「ふざけんなよ!ふざけんなよあんな化け物!なんとかしろよ!」
???「本来、あいつは現実に存在できるものではなかった。
閉鎖空間から出られる存在ではなかった。」
化け物はただ前進し続けた
俺達の居る駅を目指して前進し続けた
その破壊を尽くす巨歩を食い止められる者はなく、ただただ歩み続けた
いや・・・・居た 人々が逃げ惑う中、たった一人そこに立ち微動だにしない少女が
キョン「何やってんだ!逃げろ!」
70: 2010/11/18(木) 19:38:22.07 ID:nvQCoO670
長門「・・・・・キャノン」
雲が裂け、一筋の雷光が巨人目掛けて打ち放たれた
巨人は歩みを止め、光の筋が直撃した左腕は焼け落ちようとしていた
長門「第弐射 発射」
もう一撃、一筋の青い光が巨人目掛けて降り注ぐ
巨人「ウォォォォオオオオオオオオオオオ」
雷撃に焼かれ怒れ狂う傷つけられた巨人
長門「・・・・再生、確認」
その言葉に釣られるように彼女の方へ視線を向ける巨人
歩みを再開する・・・怒りを増した歩みは突進に変わる
長門「・・・・スラッグ」
少女の上から電柱のような・・・・いや、あれは銃
柱から脚が出て銃身を地面に固定する
右手でトリガーを、左手を銃身上の持ち手に添えて
長門「発射」
71: 2010/11/18(木) 19:50:08.19 ID:nvQCoO670
巨人の猛進にブレーキがかかり、後ろに倒れかける・・・が
すぐに体勢立てなおし、歩みを再開する
体には無数の穴が開いている
長門「弐射」
また歩みを止める巨人、穴は先ほどよりも増えている
長門「三射」
長門「四射目」
長門「五射」
穴はどんどん増えていく、銃弾の雨が壁となり巨人の巨歩を食い止める
一歩、二歩、下がり始める巨人・・・・
巨人は銃弾の痛みに苦痛を覚えているのか しかし、それは怒りへと
長門「・・・・・来る」
巨人「ウォオオオオオオオオオオオオオオ」
すぐに体勢立てなおし、歩みを再開する
体には無数の穴が開いている
長門「弐射」
また歩みを止める巨人、穴は先ほどよりも増えている
長門「三射」
長門「四射目」
長門「五射」
穴はどんどん増えていく、銃弾の雨が壁となり巨人の巨歩を食い止める
一歩、二歩、下がり始める巨人・・・・
巨人は銃弾の痛みに苦痛を覚えているのか しかし、それは怒りへと
長門「・・・・・来る」
巨人「ウォオオオオオオオオオオオオオオ」
73: 2010/11/18(木) 20:03:49.95 ID:nvQCoO670
銃弾の壁を押しのけ巨人は猛進を始める
もう奴を食い止められる手段は無いのか
少女の持つ銃からは雨粒のように銃弾が放たれ続ける
長門「・・・・・くっ」
少女の目の前、10メートルほどの距離であろうか
巨人は俺達のすぐ間じかに迫っている
巨大な右手が彼女を掴もうと、彼女の身へと近づいてくる
長門「が・・・・はっ」
彼女を掴み上げる巨人・・・・
握られた手からはみ出した彼女の脚と首
長門「うっ・・・うぐぅ」
やめろ
長門「あ・・・・が・・・」
やめろ
長門「・・・・・・・・・」ボトッ
やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
キョン「・・・・またあの夢、見ちまったか」
もう奴を食い止められる手段は無いのか
少女の持つ銃からは雨粒のように銃弾が放たれ続ける
長門「・・・・・くっ」
少女の目の前、10メートルほどの距離であろうか
巨人は俺達のすぐ間じかに迫っている
巨大な右手が彼女を掴もうと、彼女の身へと近づいてくる
長門「が・・・・はっ」
彼女を掴み上げる巨人・・・・
握られた手からはみ出した彼女の脚と首
長門「うっ・・・うぐぅ」
やめろ
長門「あ・・・・が・・・」
やめろ
長門「・・・・・・・・・」ボトッ
やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
キョン「・・・・またあの夢、見ちまったか」
74: 2010/11/18(木) 20:12:23.60 ID:nvQCoO670
彼女を握りつぶし、屠った巨人は町を破壊しつくすため歩み続けた
残ったのは土煙と燃え上がる廃墟、逃げ惑い途方に暮れる人々の姿
???「これが未来の姿だ」
キョン「嘘・・・だろ?」
???「ああ、嘘にできるさ。お前が未来を変えられれば、な」
差し出された長方形の紙箱 そこには紺色の布切れが入っていた
???「そいつで未来を変えてくれ、俺達の未来を」
キョン「・・・・ああ」
あの日、俺の小さな戦いが幕を開けた
残ったのは土煙と燃え上がる廃墟、逃げ惑い途方に暮れる人々の姿
???「これが未来の姿だ」
キョン「嘘・・・だろ?」
???「ああ、嘘にできるさ。お前が未来を変えられれば、な」
差し出された長方形の紙箱 そこには紺色の布切れが入っていた
???「そいつで未来を変えてくれ、俺達の未来を」
キョン「・・・・ああ」
あの日、俺の小さな戦いが幕を開けた
75: 2010/11/18(木) 20:17:02.34 ID:nvQCoO670
ハルヒ「キョン!ねぇキョン起きなさいよ!」
キョン「あ、なんだハルヒか」
ハルヒ「なんだって何よ!人を物みたいに扱ってくれちゃって!」
みくる「お茶、飲みますか?」
長門「・・・・・」
居た、思い出の中、夢の中に現れた少女が無傷で椅子に座って本を読んでいた
キョン「あ、なんだハルヒか」
ハルヒ「なんだって何よ!人を物みたいに扱ってくれちゃって!」
みくる「お茶、飲みますか?」
長門「・・・・・」
居た、思い出の中、夢の中に現れた少女が無傷で椅子に座って本を読んでいた
77: 2010/11/18(木) 20:34:59.81 ID:nvQCoO670
キョン「なぁ長門」
長門「・・・・・何?」
キョン「いや、なんでもない」
長門「・・・・・そう」
生きている、彼女はここで生き続けている
そうだ、あれは未来の姿だんだ
まだ生まれていない未来の姿、可能性の一つに過ぎない
みくる「お茶、入りましたよ」
彼女もまた被害者である、あの巨人が暴れ続けた未来の先からやってきた少女
キョン「ありがとうございます」
ハルヒ「たくぅ・・・キョンったら」
オカルト誌を読みふけっている破壊神に、分厚い本を読み続ける宇宙人
メイド姿でお茶汲みをしている未来から来た少女
そう、この文芸部部室は薄いSF設定と誰かの夢見た妄想が作り出した魔界と化していた・・・
長門「・・・・・何?」
キョン「いや、なんでもない」
長門「・・・・・そう」
生きている、彼女はここで生き続けている
そうだ、あれは未来の姿だんだ
まだ生まれていない未来の姿、可能性の一つに過ぎない
みくる「お茶、入りましたよ」
彼女もまた被害者である、あの巨人が暴れ続けた未来の先からやってきた少女
キョン「ありがとうございます」
ハルヒ「たくぅ・・・キョンったら」
オカルト誌を読みふけっている破壊神に、分厚い本を読み続ける宇宙人
メイド姿でお茶汲みをしている未来から来た少女
そう、この文芸部部室は薄いSF設定と誰かの夢見た妄想が作り出した魔界と化していた・・・
79: 2010/11/18(木) 20:56:57.90 ID:nvQCoO670
俺が首に巻いているマフラーはあのおっさんが未来から持ち帰った兵器
装着者の意思に反応し、形状や強度を自由自在に変化させる形状変化繊維
更に様々なオプションアプリを未来のサーバーから落とし、
局地的な戦闘でのサポートを行える武器に変えることができる
修復機能も搭載し、ある程度の損傷であれば瞬時に修復することも可能であり、
また、装着者の身体能力強化や治癒機能強化も・・・
ハルヒ「何ボケーっとしてんのよ!ったく」
キョン「ん?ああ、ごめんな」
ハルヒ「じゃ、今日はこれで解散よ。皆お疲れ」
みくる「あの、何か嫌な夢でも見てたんですか?」
キョン「ちょっと昔の事思い出しちまってな」
あの事件から一週間、朝比奈みくるは多くを語らず
俺達もあまり追求はしなかった
ハルヒ曰く世の中には知らない方がいいことがあふれているのだ・・・と
彼女は少し困惑していたようだ
朝比奈から敵として扱われたあの日、語られた未来の姿
ハルヒ自身が何者なのかと言う話も
俄かには信じがたい話だろう
そして彼女は悟った
自分がこの不思議な現状を作り出した創造主であると言うことを
装着者の意思に反応し、形状や強度を自由自在に変化させる形状変化繊維
更に様々なオプションアプリを未来のサーバーから落とし、
局地的な戦闘でのサポートを行える武器に変えることができる
修復機能も搭載し、ある程度の損傷であれば瞬時に修復することも可能であり、
また、装着者の身体能力強化や治癒機能強化も・・・
ハルヒ「何ボケーっとしてんのよ!ったく」
キョン「ん?ああ、ごめんな」
ハルヒ「じゃ、今日はこれで解散よ。皆お疲れ」
みくる「あの、何か嫌な夢でも見てたんですか?」
キョン「ちょっと昔の事思い出しちまってな」
あの事件から一週間、朝比奈みくるは多くを語らず
俺達もあまり追求はしなかった
ハルヒ曰く世の中には知らない方がいいことがあふれているのだ・・・と
彼女は少し困惑していたようだ
朝比奈から敵として扱われたあの日、語られた未来の姿
ハルヒ自身が何者なのかと言う話も
俄かには信じがたい話だろう
そして彼女は悟った
自分がこの不思議な現状を作り出した創造主であると言うことを
80: 2010/11/18(木) 21:05:47.09 ID:nvQCoO670
翌日、下駄箱を開けると一枚の手紙が入っていた
ハルヒ「やっほーキョン」
キョン「ああ、おはよう」
ハルヒ「何々?その手に持ってるのは?封筒、ラブレター!?」
キョン「下駄箱あけたら入ってた。なんだろうな。」
ハルヒ「ちょっと貸しなさい!えーっと
『お話があります、放課後、教室に来てください』・・・・・フフフ」
キョン「勝手に読むなよ」
ハルヒ「キョン、あんたも捨て置けないのね。一体誰かしら」
キョン「・・・・さあな」
ハルヒ「やっほーキョン」
キョン「ああ、おはよう」
ハルヒ「何々?その手に持ってるのは?封筒、ラブレター!?」
キョン「下駄箱あけたら入ってた。なんだろうな。」
ハルヒ「ちょっと貸しなさい!えーっと
『お話があります、放課後、教室に来てください』・・・・・フフフ」
キョン「勝手に読むなよ」
ハルヒ「キョン、あんたも捨て置けないのね。一体誰かしら」
キョン「・・・・さあな」
83: 2010/11/18(木) 21:21:27.90 ID:nvQCoO670
昼休み、キョンは今日は部活に出ないと言ってきました
手紙に釣られて放課後の甘いひと時を夢見ていたのでしょう
茶化すつもりではありませんが、私も今日の部活をサボろうと思います
一体キョンに手紙を出したのは誰なのでしょうか?
気になって気になって仕方がありません
ハルヒ「・・・・ちょっと狭いわね。臭いし」
掃除用具の入ったロッカーに篭る私
キョンと送り主が来るのを今か今かと待ちわびています
ハルヒ「来た来た!」
教室の扉が開いて、学生服を来た一人の少女が・・・あれは
青い瞳に青い髪、すらっとした体系に少し大きめなバスト
我が組の学級委員、朝倉涼子である
朝倉「キョン君はまだかしら・・・」
あの子が手紙の主だったのね
しっかしまあ、キョン見たいな変人に興味を示すとは
物好きも居たものである
手紙に釣られて放課後の甘いひと時を夢見ていたのでしょう
茶化すつもりではありませんが、私も今日の部活をサボろうと思います
一体キョンに手紙を出したのは誰なのでしょうか?
気になって気になって仕方がありません
ハルヒ「・・・・ちょっと狭いわね。臭いし」
掃除用具の入ったロッカーに篭る私
キョンと送り主が来るのを今か今かと待ちわびています
ハルヒ「来た来た!」
教室の扉が開いて、学生服を来た一人の少女が・・・あれは
青い瞳に青い髪、すらっとした体系に少し大きめなバスト
我が組の学級委員、朝倉涼子である
朝倉「キョン君はまだかしら・・・」
あの子が手紙の主だったのね
しっかしまあ、キョン見たいな変人に興味を示すとは
物好きも居たものである
84: 2010/11/18(木) 21:28:42.50 ID:nvQCoO670
教室の扉が開き、もう一人誰かが入ってくる
手紙を受け取った少年、キョンである
朝倉「久しぶりね、キョン君」
キョン「ああ、こうやって二人きりで会うのは三年ぶりだな」
朝倉「あの時は有希ちゃんも一緒にいたでしょ?
二人きりってのは初めてじゃないかしら?」
え?何この二人、お知り合いだったの?
しかも結構親しそうな仲・・・知らなかったわ
キョン「で、何で呼び出したりしたんだ?まさか愛の告白か?」
朝倉「そのまさかよ」
キョン「・・・・・」
手紙を受け取った少年、キョンである
朝倉「久しぶりね、キョン君」
キョン「ああ、こうやって二人きりで会うのは三年ぶりだな」
朝倉「あの時は有希ちゃんも一緒にいたでしょ?
二人きりってのは初めてじゃないかしら?」
え?何この二人、お知り合いだったの?
しかも結構親しそうな仲・・・知らなかったわ
キョン「で、何で呼び出したりしたんだ?まさか愛の告白か?」
朝倉「そのまさかよ」
キョン「・・・・・」
86: 2010/11/18(木) 21:41:03.54 ID:nvQCoO670
朝倉「なーんて・・・ね?今日はお仕事の話」
キョン「ほう、仕事の話か・・・・」
朝倉「貴方最近がんばってるみたいね。
有希ちゃんとの戦いに勝ってみたり、未来人さんを倒して仲間に入れてみたり」
キョン「・・・・」
朝倉「まぁ、その辺は許せるわけだけど、何で涼宮さんに色々と教えちゃうのかなーって」
キョン「成り行きって奴だ。見られた物は仕方が無いし、黙っているってわけにも行かないだろう」
朝倉「成り行き、ねぇ・・・それじゃあ困るのよ。私達急進派としては
涼宮さん、貴方達の話を聞いて以降、力の暴走がほとんど起こっていないの」
キョン「なんだ、いいことじゃないか。苦労が減る」
朝倉「それじゃあ困るのよねぇ・・・ 未知の存在による爆発的な事故進化
上はその観測をしたいが為にこんな偏狭の星にやってきたのよ」
キョン「どうでもいい」
朝倉「私達にとっては氏活問題なのよ?」
キョン「ほう、仕事の話か・・・・」
朝倉「貴方最近がんばってるみたいね。
有希ちゃんとの戦いに勝ってみたり、未来人さんを倒して仲間に入れてみたり」
キョン「・・・・」
朝倉「まぁ、その辺は許せるわけだけど、何で涼宮さんに色々と教えちゃうのかなーって」
キョン「成り行きって奴だ。見られた物は仕方が無いし、黙っているってわけにも行かないだろう」
朝倉「成り行き、ねぇ・・・それじゃあ困るのよ。私達急進派としては
涼宮さん、貴方達の話を聞いて以降、力の暴走がほとんど起こっていないの」
キョン「なんだ、いいことじゃないか。苦労が減る」
朝倉「それじゃあ困るのよねぇ・・・ 未知の存在による爆発的な事故進化
上はその観測をしたいが為にこんな偏狭の星にやってきたのよ」
キョン「どうでもいい」
朝倉「私達にとっては氏活問題なのよ?」
88: 2010/11/18(木) 21:52:37.51 ID:nvQCoO670
朝倉「観測ユニットとしてこの星に送られた私達。
もしあの子の力が観測できないとなれば、上は本部に帰還して私達はお払い箱」
キョン「・・・・で?」
朝倉「冷たいわね。でも、私だってそう簡単には氏にたくないし、上からも何とかしろって言われてるの
だからね、キョン君、貴方を頃して涼宮ハルヒの出方を見る・・・てね!」
な、何言ってんのよ朝倉さん!
右手にでっかいナイフ持っちゃって!
それに、キョンはキョンで何であんなに冷静で居られるのよ!
朝倉「そう言えば今日はマフラー巻いてないのね」
キョン「先の戦闘で大穴明けられてな。修復中だ。」
朝倉「生身で私に勝てると思ってるの?それとも氏にたいの?」
キョン「かもな。だが、俺はまだ氏ぬわけには行かない」
朝倉「・・・・・そう、じゃあ。頃してあげる!」
もしあの子の力が観測できないとなれば、上は本部に帰還して私達はお払い箱」
キョン「・・・・で?」
朝倉「冷たいわね。でも、私だってそう簡単には氏にたくないし、上からも何とかしろって言われてるの
だからね、キョン君、貴方を頃して涼宮ハルヒの出方を見る・・・てね!」
な、何言ってんのよ朝倉さん!
右手にでっかいナイフ持っちゃって!
それに、キョンはキョンで何であんなに冷静で居られるのよ!
朝倉「そう言えば今日はマフラー巻いてないのね」
キョン「先の戦闘で大穴明けられてな。修復中だ。」
朝倉「生身で私に勝てると思ってるの?それとも氏にたいの?」
キョン「かもな。だが、俺はまだ氏ぬわけには行かない」
朝倉「・・・・・そう、じゃあ。頃してあげる!」
89: 2010/11/18(木) 22:04:10.78 ID:nvQCoO670
朝倉「てりゃ!」
キョン「あぶねぇあぶねぇ・・・」
キョン目掛けて突進してくる朝倉さん
ナイフの先端を突き出す
それをボクサーのジャブをよける様に軽々とよけるキョン
キョン「キチOイに刃物・・・てね」
朝倉「あらあら、心理攻撃?でもね、そんなものじゃ私は怒らないわよ?」
突き出したナイフを引込め、キョンに笑顔で話しかける朝倉さん
だがその笑顔には確かにさっきのような者を感じられた
目を見開き、ナイフを愛しそうに見つめながら刃先をひと舐めする
キョン「可憐な少女にナイフか・・・美しいな」
朝倉「あらあら、見とれてる場合じゃ・・・・無いですよ!」
突き出した刃先、その刃先が突き出されたと同時に巨大化しキョンに襲い掛かる
先ほどのように回避するも、その不意打ちを完全によけられなかったキョンは顔に小さな傷をつける
キョン「やるな・・・・ 頃す気か」
朝倉「ええ!」
キョン「あぶねぇあぶねぇ・・・」
キョン目掛けて突進してくる朝倉さん
ナイフの先端を突き出す
それをボクサーのジャブをよける様に軽々とよけるキョン
キョン「キチOイに刃物・・・てね」
朝倉「あらあら、心理攻撃?でもね、そんなものじゃ私は怒らないわよ?」
突き出したナイフを引込め、キョンに笑顔で話しかける朝倉さん
だがその笑顔には確かにさっきのような者を感じられた
目を見開き、ナイフを愛しそうに見つめながら刃先をひと舐めする
キョン「可憐な少女にナイフか・・・美しいな」
朝倉「あらあら、見とれてる場合じゃ・・・・無いですよ!」
突き出した刃先、その刃先が突き出されたと同時に巨大化しキョンに襲い掛かる
先ほどのように回避するも、その不意打ちを完全によけられなかったキョンは顔に小さな傷をつける
キョン「やるな・・・・ 頃す気か」
朝倉「ええ!」
91: 2010/11/18(木) 22:13:56.31 ID:nvQCoO670
朝倉「氏んでぇ・・・」
キョンの首筋から一瞬ナイフを離したかと思うと
ナイフの持ち手に両手を添える
朝倉「頂戴!」
横にスライドしたナイフが再びキョンの首目掛けてリバースしてくる
キョン「はっ!」
下にしゃがんで朝倉のスイングを回避するキョン
朝倉「まだまだよぉ!」
スイングした巨大なナイフを上に構えなおす朝倉さん
朝倉「それーそれー」
上から振り下ろしたり、横から裂こうとしてみたり、
突進してナイフを突き刺そうとしてみたり
キョン「思ったより・・・やりやがる」
それをぎりぎりの所で回避していくキョン
果たしてキョンに勝機はあるのだろうか
キョンの首筋から一瞬ナイフを離したかと思うと
ナイフの持ち手に両手を添える
朝倉「頂戴!」
横にスライドしたナイフが再びキョンの首目掛けてリバースしてくる
キョン「はっ!」
下にしゃがんで朝倉のスイングを回避するキョン
朝倉「まだまだよぉ!」
スイングした巨大なナイフを上に構えなおす朝倉さん
朝倉「それーそれー」
上から振り下ろしたり、横から裂こうとしてみたり、
突進してナイフを突き刺そうとしてみたり
キョン「思ったより・・・やりやがる」
それをぎりぎりの所で回避していくキョン
果たしてキョンに勝機はあるのだろうか
94: 2010/11/18(木) 22:30:45.14 ID:nvQCoO670
朝倉「随分としぶといわね、じゃあこれはどうかしらぁ?」
いつか見た光景と同じ、キョン目掛けて四方八方からナイフが飛んでくる
キョン「くそっ!」
長門「・・・・・防壁」
知らぬ間に飛び込んできた長門が何かを唱えると
キョンの周りに水晶のような円形の壁が展開される
そこに目掛けてナイフが突っ込んでくるが、壁にはじかれ床に落ち転がる
キョン「やっとお出ましか、随分と待たせやがって」
長門「・・・すまない、閉鎖空間の暗号解析に手間取った
それから、部室にあったマフラーを」
キョン「すまない長門、助かったぜ!」
長門からマフラーを受け取り首に巻きつけるキョン
キョン「モード形態アーマー 強度を最優先に設定」
キョンが何かを唱えるとマフラーが体中を包む
西洋甲冑を身に着けたような姿になるキョン
キョン「さーてと、反撃開始!」
いつか見た光景と同じ、キョン目掛けて四方八方からナイフが飛んでくる
キョン「くそっ!」
長門「・・・・・防壁」
知らぬ間に飛び込んできた長門が何かを唱えると
キョンの周りに水晶のような円形の壁が展開される
そこに目掛けてナイフが突っ込んでくるが、壁にはじかれ床に落ち転がる
キョン「やっとお出ましか、随分と待たせやがって」
長門「・・・すまない、閉鎖空間の暗号解析に手間取った
それから、部室にあったマフラーを」
キョン「すまない長門、助かったぜ!」
長門からマフラーを受け取り首に巻きつけるキョン
キョン「モード形態アーマー 強度を最優先に設定」
キョンが何かを唱えるとマフラーが体中を包む
西洋甲冑を身に着けたような姿になるキョン
キョン「さーてと、反撃開始!」
96: 2010/11/18(木) 22:48:53.30 ID:nvQCoO670
朝倉「あらあら、随分と素敵な姿になりましたね、それで?」
甲冑を身に着けたキョンが朝倉の方へ
鉄の擦れる音を奏でながらゆっくりとゆっくりと重々しい足取りで
敵に威圧感を与えるようにただただ進んでいく
朝倉「ふざけているの?なら!」
再びキョン目掛けて十数本のナイフが飛びかかって来る
朝倉「フフフ」
しかし、鎧は刺さろうとしたナイフをはじき返す
そして、キョンは何事も無かったかのように歩み続ける
朝倉「その鎧には飛び道具は効かないみたいね!でも!」
再び巨大なナイフを両手で構え、キョンに突進してくる朝倉
間合いを詰めると再び首目掛けてスイングを仕掛ける
朝倉「・・・・え?」
確かにナイフの刃先はキョンの首筋に当たっている
だが、刃は鎧に傷すら付けられていなかった
首筋に当たった部分の刃が欠けてしまっただけだった
朝倉「随分と硬いのね!素敵!」
甲冑を身に着けたキョンが朝倉の方へ
鉄の擦れる音を奏でながらゆっくりとゆっくりと重々しい足取りで
敵に威圧感を与えるようにただただ進んでいく
朝倉「ふざけているの?なら!」
再びキョン目掛けて十数本のナイフが飛びかかって来る
朝倉「フフフ」
しかし、鎧は刺さろうとしたナイフをはじき返す
そして、キョンは何事も無かったかのように歩み続ける
朝倉「その鎧には飛び道具は効かないみたいね!でも!」
再び巨大なナイフを両手で構え、キョンに突進してくる朝倉
間合いを詰めると再び首目掛けてスイングを仕掛ける
朝倉「・・・・え?」
確かにナイフの刃先はキョンの首筋に当たっている
だが、刃は鎧に傷すら付けられていなかった
首筋に当たった部分の刃が欠けてしまっただけだった
朝倉「随分と硬いのね!素敵!」
97: 2010/11/18(木) 23:00:28.03 ID:nvQCoO670
朝倉「硬いのなら削ってあげればいいのよ・・・」
ナイフを裏返して構えなおす
彼女の手が震え出すと、ナイフも一緒に震え出す
長門「・・・・・超振切り 避けて」
朝倉「せいっ!」
ノコギリ上の部分が胴に触れると火花を上げ、甲冑に傷をつける
朝倉「やっぱりねぇ、これには耐えられないみたいね!」
ナイフを振り上げキョンの頭目掛けてナイフを振り下ろす
朝倉「逝っちゃえ!」
兜にナイフが直撃し、チェーンソーの様に装甲を切り進んでいく
キョン「てや!」
振動する刃先を両手で挟み上げるキョン
キョン「マッスル!」
朝倉「なっ!」
ナイフを裏返して構えなおす
彼女の手が震え出すと、ナイフも一緒に震え出す
長門「・・・・・超振切り 避けて」
朝倉「せいっ!」
ノコギリ上の部分が胴に触れると火花を上げ、甲冑に傷をつける
朝倉「やっぱりねぇ、これには耐えられないみたいね!」
ナイフを振り上げキョンの頭目掛けてナイフを振り下ろす
朝倉「逝っちゃえ!」
兜にナイフが直撃し、チェーンソーの様に装甲を切り進んでいく
キョン「てや!」
振動する刃先を両手で挟み上げるキョン
キョン「マッスル!」
朝倉「なっ!」
99: 2010/11/18(木) 23:12:17.66 ID:nvQCoO670
ナイフの刃を勢いよく横に投げつけるキョン
その反動で朝倉もナイフと一緒に横に吹っ飛ばされる
キョン「抜かったな」
朝倉「反則・・・・よ」
巨大なナイフが朝倉の胴に深々と突き刺さる・・・
キョン「俺も甘いな・・・止めをさせないなんて」
朝倉「その甘さ、何時か命取りになるわよ」
長門「・・・独断行動 何故」
少し目を赤くしながら涙を流す朝倉
朝倉「うらやましかったのかなぁ、有希ちゃんのことが
何で敵にそんなに優しくできちゃうのかなぁって・・・」
長門「・・・・・命令違反 バックアップとして失格」
朝倉「有希ちゃん・・・ 私、貴方の事が心配で」
長門「情報結合の解除を申請」
朝倉「だからねぇ、キョン君が羨ましかったのよ」
その反動で朝倉もナイフと一緒に横に吹っ飛ばされる
キョン「抜かったな」
朝倉「反則・・・・よ」
巨大なナイフが朝倉の胴に深々と突き刺さる・・・
キョン「俺も甘いな・・・止めをさせないなんて」
朝倉「その甘さ、何時か命取りになるわよ」
長門「・・・独断行動 何故」
少し目を赤くしながら涙を流す朝倉
朝倉「うらやましかったのかなぁ、有希ちゃんのことが
何で敵にそんなに優しくできちゃうのかなぁって・・・」
長門「・・・・・命令違反 バックアップとして失格」
朝倉「有希ちゃん・・・ 私、貴方の事が心配で」
長門「情報結合の解除を申請」
朝倉「だからねぇ、キョン君が羨ましかったのよ」
100: 2010/11/18(木) 23:25:54.90 ID:nvQCoO670
半笑いで涙を流し、長門に話かけ続ける朝倉
その顔は少し悲しげで、でも満たされているような不思議な顔
長門「申請の許可 確認」
朝倉「これが最後になるのかしら、貴方の事・・・」
長門「情報連結解除 開始」
朝倉「大好きよ 有希ちゃん!」
満面の笑みを浮かべ、最後の言葉を伝える
彼女の体が光の粒子になって消えていく
脚や指先がどんどんと消えていき
残るは彼女の胴と首だけ
朝倉「言い忘れた もし有希ちゃんにひどい事したら化けて出てやるんだからね!
キョン君 さようなら」
彼女は消えた
夕暮れの燃えるような赤が教室に残った二人を照らし続けていた
キョン「・・・・よかったのか?」
長門「・・・・・」
長門は少しうつむくと軽くうなずいた
谷口「WAWAWA 忘れものー ・・・・すまん、ごゆっくりぃ!」
その顔は少し悲しげで、でも満たされているような不思議な顔
長門「申請の許可 確認」
朝倉「これが最後になるのかしら、貴方の事・・・」
長門「情報連結解除 開始」
朝倉「大好きよ 有希ちゃん!」
満面の笑みを浮かべ、最後の言葉を伝える
彼女の体が光の粒子になって消えていく
脚や指先がどんどんと消えていき
残るは彼女の胴と首だけ
朝倉「言い忘れた もし有希ちゃんにひどい事したら化けて出てやるんだからね!
キョン君 さようなら」
彼女は消えた
夕暮れの燃えるような赤が教室に残った二人を照らし続けていた
キョン「・・・・よかったのか?」
長門「・・・・・」
長門は少しうつむくと軽くうなずいた
谷口「WAWAWA 忘れものー ・・・・すまん、ごゆっくりぃ!」
101: 2010/11/18(木) 23:30:25.79 ID:nvQCoO670
朝倉編、終わりです
読んでくれた皆さん、保守をしてくださった皆さんありがとうございました
途中脱線してしまったり、最後の一撃がへぼかったりと少々手抜きになってしまいました
ごめんなさい
今度は古泉編を書こうと思いますが、今日はもう終わりにします
また気が向いたらスレを立てるので、このスレは落としちゃってください
それではみなさんさようなら
読んでくれた皆さん、保守をしてくださった皆さんありがとうございました
途中脱線してしまったり、最後の一撃がへぼかったりと少々手抜きになってしまいました
ごめんなさい
今度は古泉編を書こうと思いますが、今日はもう終わりにします
また気が向いたらスレを立てるので、このスレは落としちゃってください
それではみなさんさようなら
141: 2010/11/19(金) 18:59:32.82 ID:L2F8QgAX0
運転手「あの、お客さん 貴方どんなお仕事をしているんですか?」
古泉「学生です」
運転手「名前は?」
古泉「古泉 一樹」
運転手「部活は?」
古泉「文芸部入部希望です」
運転手「時間割」
古泉「お昼休み 第一目標、涼宮ハルヒに接触 SOS団に興味がある事を伝える
目標との接触成功後、彼女の案内で文芸部室に向かう」
運転手「ミーティング終了 以後の作戦指示は追ってよこす 健闘を祈る」
古泉「それでは行って参ります」
古泉「学生です」
運転手「名前は?」
古泉「古泉 一樹」
運転手「部活は?」
古泉「文芸部入部希望です」
運転手「時間割」
古泉「お昼休み 第一目標、涼宮ハルヒに接触 SOS団に興味がある事を伝える
目標との接触成功後、彼女の案内で文芸部室に向かう」
運転手「ミーティング終了 以後の作戦指示は追ってよこす 健闘を祈る」
古泉「それでは行って参ります」
146: 2010/11/19(金) 19:36:43.71 ID:L2F8QgAX0
5月、春の陽気も暖かく、サクラの樹も花を散らし新芽を咲かせる季節となった
少し汗ばむ陽気、そんな中、未だにマフラーを巻いている少年が居た
ハルヒ「ねぇキョン、何時までマフラー巻いてるの?」
キョン「趣味だ・・・」
ハルヒ「あのさ、見てて暑苦しいから巻くのやめない?」
キョン「お断りだ」
国木田「無駄だよ涼宮さん キョンは小夏だろうが梅雨だろうが真夏だろうが・・・
僕が注意したって一年中それ巻いてるんだ」
ハルヒ「い、一年中!嫌よ見てるだけで嫌になってきそう、それよりそれ匂わないの?」
キョン「嗅いで見るか?」
ハルヒ「いやよ・・・てぇ!こっちに近づけるな!うわやめ!」
マフラーの片恥を右手で持つと私の顔にぐいっと押し付けるキョン
うわ!ばか、汚い、やめ・・・って・・・
ハルヒ「臭くない!なんで!」
キョン「毎日寝る前に洗ってるからだよ」
ハルヒ「それにしたって・・・」
キョン「特殊繊維だからな、汚れの元は勝手に分解してくれる」
少し汗ばむ陽気、そんな中、未だにマフラーを巻いている少年が居た
ハルヒ「ねぇキョン、何時までマフラー巻いてるの?」
キョン「趣味だ・・・」
ハルヒ「あのさ、見てて暑苦しいから巻くのやめない?」
キョン「お断りだ」
国木田「無駄だよ涼宮さん キョンは小夏だろうが梅雨だろうが真夏だろうが・・・
僕が注意したって一年中それ巻いてるんだ」
ハルヒ「い、一年中!嫌よ見てるだけで嫌になってきそう、それよりそれ匂わないの?」
キョン「嗅いで見るか?」
ハルヒ「いやよ・・・てぇ!こっちに近づけるな!うわやめ!」
マフラーの片恥を右手で持つと私の顔にぐいっと押し付けるキョン
うわ!ばか、汚い、やめ・・・って・・・
ハルヒ「臭くない!なんで!」
キョン「毎日寝る前に洗ってるからだよ」
ハルヒ「それにしたって・・・」
キョン「特殊繊維だからな、汚れの元は勝手に分解してくれる」
147: 2010/11/19(金) 19:50:22.12 ID:L2F8QgAX0
国木田「だめだよキョン君!また涼宮さんに電波なこと言って困らせちゃ!」
キョン「・・・・ああ、すまん」
国木田「そういやキョン、涼宮さんと文芸部に入ったんだろ?どんな事やってんの?」
キョン「実を言うと文芸部員って言うのは仮の姿で本当はSO む、もぐもはなせ」
ハルヒ「え、えーとねぇ!そう、SF系の小説読んでるのよ!ね、キョン!」
そう、SOS団なんてものは存在しない 私は文芸部員なのだ
趣旨はオカルト研となんら変わらない
ただ奇異な人々が集うだけの文芸部
「SOS団」など、キョンが勝手に作った裏の看板でしかないのだ
キョン「世界を大い・・・ うっ」
ハルヒ「あ、キョン!トイレ行きましょう!」
キョン「おい!マフラーひっぱるな、苦しい」
SOS団の存在を知る人間は極わずかだ
文芸部部室が魔界と化している
そんな事実を知るものは一部でいい
国木田「仲いいんだなあの二人、うらやましいや」
キョン「・・・・ああ、すまん」
国木田「そういやキョン、涼宮さんと文芸部に入ったんだろ?どんな事やってんの?」
キョン「実を言うと文芸部員って言うのは仮の姿で本当はSO む、もぐもはなせ」
ハルヒ「え、えーとねぇ!そう、SF系の小説読んでるのよ!ね、キョン!」
そう、SOS団なんてものは存在しない 私は文芸部員なのだ
趣旨はオカルト研となんら変わらない
ただ奇異な人々が集うだけの文芸部
「SOS団」など、キョンが勝手に作った裏の看板でしかないのだ
キョン「世界を大い・・・ うっ」
ハルヒ「あ、キョン!トイレ行きましょう!」
キョン「おい!マフラーひっぱるな、苦しい」
SOS団の存在を知る人間は極わずかだ
文芸部部室が魔界と化している
そんな事実を知るものは一部でいい
国木田「仲いいんだなあの二人、うらやましいや」
148: 2010/11/19(金) 20:05:21.63 ID:L2F8QgAX0
昼休み、授業で疲れた脳を休めつつ
ランチを取ってリラックスする貴重な時間である
今日は屋上開放デー
日に照らされながらのピクニック気分なランチタイム
ハルヒ「さーって、いただきま」
古泉「涼宮さんですか?」
ハルヒ「え?貴方誰?」
古泉「今日この学校に転校してきました、古泉一樹と申します。」
ハルヒ「で、その転校生君がこの私に何の用事?」
古泉「貴方の事はよく知っていますよ。SOS団の団長でしたよね、前居た学校でも有め」
ハルヒ「・・・・え?」
私のランチは台無しになってしまいました
彼の不意を突く一言によって
左手に持っていたランチボックスは床に転がり、中身が地面に散乱してしまいました
古泉「大丈夫ですか?」
ハルヒ「あ、あな、あなたなんでSOS団のことを知っているのよ!?」
古泉「あれ・・・電話かな、失礼します」
携帯がなって私の方から離れて行く彼 ランチ泥棒
ランチを取ってリラックスする貴重な時間である
今日は屋上開放デー
日に照らされながらのピクニック気分なランチタイム
ハルヒ「さーって、いただきま」
古泉「涼宮さんですか?」
ハルヒ「え?貴方誰?」
古泉「今日この学校に転校してきました、古泉一樹と申します。」
ハルヒ「で、その転校生君がこの私に何の用事?」
古泉「貴方の事はよく知っていますよ。SOS団の団長でしたよね、前居た学校でも有め」
ハルヒ「・・・・え?」
私のランチは台無しになってしまいました
彼の不意を突く一言によって
左手に持っていたランチボックスは床に転がり、中身が地面に散乱してしまいました
古泉「大丈夫ですか?」
ハルヒ「あ、あな、あなたなんでSOS団のことを知っているのよ!?」
古泉「あれ・・・電話かな、失礼します」
携帯がなって私の方から離れて行く彼 ランチ泥棒
149: 2010/11/19(金) 20:17:25.27 ID:L2F8QgAX0
新川「すまない、どうやら目標はSOS団の事を周囲の人間に秘密にしていたらしい」
古泉「つまり・・・・」
新川「諜報部のミスだ、策を考えなくてはならん」
古泉「策なんてあるんですか?」
新川「そうだな・・・・確かSOS団と言うのは目標の一人が作ったそうだ」
古泉「・・・・その目標の少年から話された事にしろと」
新川「ああ またおって連絡する オーバー」
古泉「仕方ありませんね」
古泉「つまり・・・・」
新川「諜報部のミスだ、策を考えなくてはならん」
古泉「策なんてあるんですか?」
新川「そうだな・・・・確かSOS団と言うのは目標の一人が作ったそうだ」
古泉「・・・・その目標の少年から話された事にしろと」
新川「ああ またおって連絡する オーバー」
古泉「仕方ありませんね」
150: 2010/11/19(金) 20:26:04.49 ID:L2F8QgAX0
何故あの転校生がSOS団の存在を知っているのか
今日、この学校に初めて来た筈の人間なのに知っている
おかしい、これは嫌な匂いがする
古泉「先程は驚かせてしまったみたいで」
ハルヒ「あら?戻ってきたの?」
よくもまあずけずけと戻ってこれたものだ
古泉「お詫びと言っては何ですが、購買のパンを」
ハルヒ「あ、ありがとう。」
古泉「礼には及びませんよ、僕に非があったのですから」
ああ、なんて好青年なのだろう
しかし、この青年からは何となくだけど嫌な匂いが漂っていた
つまり、不思議な香りである
ハルヒ「ところで、あなたなんでSOS団の事を知っていたの?」
古泉「はい マフラーを巻いた少年から聞きました」
ハルヒ「そ、そのマフラーの色って?」
古泉「紺色です」
成る程、キョンの馬鹿が周りに言いふらしていたのね・・・
なんて事だ・・・・私の青春は・・・・
今日、この学校に初めて来た筈の人間なのに知っている
おかしい、これは嫌な匂いがする
古泉「先程は驚かせてしまったみたいで」
ハルヒ「あら?戻ってきたの?」
よくもまあずけずけと戻ってこれたものだ
古泉「お詫びと言っては何ですが、購買のパンを」
ハルヒ「あ、ありがとう。」
古泉「礼には及びませんよ、僕に非があったのですから」
ああ、なんて好青年なのだろう
しかし、この青年からは何となくだけど嫌な匂いが漂っていた
つまり、不思議な香りである
ハルヒ「ところで、あなたなんでSOS団の事を知っていたの?」
古泉「はい マフラーを巻いた少年から聞きました」
ハルヒ「そ、そのマフラーの色って?」
古泉「紺色です」
成る程、キョンの馬鹿が周りに言いふらしていたのね・・・
なんて事だ・・・・私の青春は・・・・
151: 2010/11/19(金) 20:34:40.73 ID:L2F8QgAX0
ハルヒ「悪いんだけど、そのSOS団ってのは聞かなかった事にしてくれないかしら?」
古泉「何故です?不思議な事を探しているんでしょう?」
ハルヒ「あ、あのね!そのSOS団ってのはキョンって子が勝手に作った」
古泉「存在するんですね!?面白そうじゃないですか!僕も入りたいんです!」
や、やだ!そんな顔で見つめないでよ!
何か楽しそうな物を見つけた少年のように輝く目
古泉「いいでしょ?ねぇ、いいですよね?」
そんな押されら・・・仕方ないわよね
ハルヒ「わかったわ!そこまで言うのなら、放課後部活塔の入り口で待ってて」
古泉「楽しみにしています、それでは放課後に」
そう告げると彼は私の元を去っていった
今日は厄日だ
あの馬鹿がSOS団なんてものを作ったせいで
いや、開けてはならない扉の鍵を開けたのは私ね
古泉「何故です?不思議な事を探しているんでしょう?」
ハルヒ「あ、あのね!そのSOS団ってのはキョンって子が勝手に作った」
古泉「存在するんですね!?面白そうじゃないですか!僕も入りたいんです!」
や、やだ!そんな顔で見つめないでよ!
何か楽しそうな物を見つけた少年のように輝く目
古泉「いいでしょ?ねぇ、いいですよね?」
そんな押されら・・・仕方ないわよね
ハルヒ「わかったわ!そこまで言うのなら、放課後部活塔の入り口で待ってて」
古泉「楽しみにしています、それでは放課後に」
そう告げると彼は私の元を去っていった
今日は厄日だ
あの馬鹿がSOS団なんてものを作ったせいで
いや、開けてはならない扉の鍵を開けたのは私ね
153: 2010/11/19(金) 20:48:05.40 ID:L2F8QgAX0
キョン「よう長門、元気でやってるか」
長門「・・・・・」
本から目線をずらさずに軽く頷く長門
キャンプ用のポケットコンロにヤカンを載せてお湯を沸かしている朝比奈
みくる「キョン君こんにちは あれ?涼宮さんまだなんですか?」
キョン「ん?ああ、確か『用事があるから先に行って』と言ってたな
後、何か知らんが起こっていたな」
みくる「用事?何でしょうか?」
キョン「さあな」
朝比奈さんとちょっとした雑談をしていると
部室の扉を蹴破る用にハルヒが部室に突入してきた
ハルヒ「皆お待たせ!今日はお客さんを連れてきたわよ」
古泉「初めまして皆さん、今日この学校に転向してまいりました
古泉一樹と申します。以後、お見知りおきを」
長門「・・・・文芸部、入部希望?」
古泉「ええ」
長門「・・・・入って」
長門「・・・・・」
本から目線をずらさずに軽く頷く長門
キャンプ用のポケットコンロにヤカンを載せてお湯を沸かしている朝比奈
みくる「キョン君こんにちは あれ?涼宮さんまだなんですか?」
キョン「ん?ああ、確か『用事があるから先に行って』と言ってたな
後、何か知らんが起こっていたな」
みくる「用事?何でしょうか?」
キョン「さあな」
朝比奈さんとちょっとした雑談をしていると
部室の扉を蹴破る用にハルヒが部室に突入してきた
ハルヒ「皆お待たせ!今日はお客さんを連れてきたわよ」
古泉「初めまして皆さん、今日この学校に転向してまいりました
古泉一樹と申します。以後、お見知りおきを」
長門「・・・・文芸部、入部希望?」
古泉「ええ」
長門「・・・・入って」
154: 2010/11/19(金) 20:59:43.77 ID:L2F8QgAX0
ハルヒ「ちょっとキョン・・・こっち来て」
彼が部室に入ったところでキョンを呼び出す
何故彼がSOS団の存在を知っていたのか
彼が言っていた事は本当なのか、その真意を確かめるために
キョン「・・・何のようだ」
部室の扉を閉め、廊下で小声で話しかける
ハルヒ「今来たあの子、知ってる?」
キョン「知らん」
ハルヒ「SOS団の話、誰かにした?」
キョン「・・・・・した」
ハルヒ「キョン!この馬鹿キョン!それ本当なの!」
キョン「・・・・ああ」
怒りの余り彼の肩を軽く握った拳でポカポカ叩いてしまった
ハルヒ「馬鹿キョン!あんな恥ずかしいもの他人にぺらぺら話さないでよ馬鹿!」
キョン「何かよくわからんが、すまんかた」
謝ってすめば警察はいらない、しかし彼は罪を犯したわけではない
存在するものを言いふらしただけなので罪には問えず、私はただただ怒るしかなかったのだ
彼が部室に入ったところでキョンを呼び出す
何故彼がSOS団の存在を知っていたのか
彼が言っていた事は本当なのか、その真意を確かめるために
キョン「・・・何のようだ」
部室の扉を閉め、廊下で小声で話しかける
ハルヒ「今来たあの子、知ってる?」
キョン「知らん」
ハルヒ「SOS団の話、誰かにした?」
キョン「・・・・・した」
ハルヒ「キョン!この馬鹿キョン!それ本当なの!」
キョン「・・・・ああ」
怒りの余り彼の肩を軽く握った拳でポカポカ叩いてしまった
ハルヒ「馬鹿キョン!あんな恥ずかしいもの他人にぺらぺら話さないでよ馬鹿!」
キョン「何かよくわからんが、すまんかた」
謝ってすめば警察はいらない、しかし彼は罪を犯したわけではない
存在するものを言いふらしただけなので罪には問えず、私はただただ怒るしかなかったのだ
157: 2010/11/19(金) 21:11:24.89 ID:L2F8QgAX0
長門「・・・・何か問題でも?」
入部届けを握った長門が部室から出てきた
キョン「いや、問題な」
ハルヒ「問題ありよ!この馬鹿キョンったら、SOS団の存在を言いふらしてたのよ!
・・・・もしかして有希、貴方もやってないでしょうね?」
長門「・・・・・無い」
ハルヒ「本当?」
長門「・・・・入部届け、職員室に提出しなくては」
ハルヒ「ちょ!ちょっとまちなさい!」
長門が嘘をつくとは思えない
多分部員が増えてうれしいのだろう
いつかのスキップを踏みながら職員室の方角へ・・・
ハルヒ「はぁ・・・」
キョンのマフラーを引っ張って部室に戻り扉を閉める
ハルヒ「ようこそ古泉君。文芸部へ・・・」
古泉「SOS団、ですよね」
158: 2010/11/19(金) 21:20:24.28 ID:L2F8QgAX0
ハルヒ「あ、うん・・・その事なんだけどね、ここは普通に文芸部で」
キョン「何を言っているんだ、ここはSOS団の活動拠点で不思議を」
ハルヒ「だまりゃっしゃい!関係ない一般人を巻き込むなんて駄目よ!」
みくる「そ、その二人とも落ち着いて・・・・」
古泉「電話ですね、ちょっと失礼します」
キョン「待て・・・SOS団の説明を」
ハルヒ「やめなさーい!」
古泉は部室を離れ、部室の中ではキョンとハルヒの喧嘩が繰り広げられていた
古泉「もしもし」
新川「作戦は順調か?」
古泉「はい、文芸部室への潜入と目標全員との接触」
新川「てっきりうまくいかないかと思ったが、第一目標が単純でよかったな」
古泉「ええ、冷や汗物でしたよ」
新川「では、作戦を続けてくれたまえ オーバー」
キョン「何を言っているんだ、ここはSOS団の活動拠点で不思議を」
ハルヒ「だまりゃっしゃい!関係ない一般人を巻き込むなんて駄目よ!」
みくる「そ、その二人とも落ち着いて・・・・」
古泉「電話ですね、ちょっと失礼します」
キョン「待て・・・SOS団の説明を」
ハルヒ「やめなさーい!」
古泉は部室を離れ、部室の中ではキョンとハルヒの喧嘩が繰り広げられていた
古泉「もしもし」
新川「作戦は順調か?」
古泉「はい、文芸部室への潜入と目標全員との接触」
新川「てっきりうまくいかないかと思ったが、第一目標が単純でよかったな」
古泉「ええ、冷や汗物でしたよ」
新川「では、作戦を続けてくれたまえ オーバー」
160: 2010/11/19(金) 21:31:29.98 ID:L2F8QgAX0
長門「・・・・何を話している」
古泉「はい、組織の人間と作戦の進行状態について」
長門「・・・・・」
いつの間にか僕の後ろに長門さんが立っていました
少し睨み付けるような目線で僕を凝視していました
古泉「・・・・えっと今のは、軽いジョークですよ、受け流してください!hahaha!」
長門「・・・・やはり、嘘はよくない」
古泉「は、はい嘘はよくないですよね」
長門「・・・・何者?」
古泉「ですから、教転向してきたばかりの」
長門「・・・・違う」
どうやらばれてしまったようです
作戦は失敗、なんと言う失態でしょう
ああ、こんな単純なミスを犯すなんて
でも、この女さえ黙らせてしまえば
古泉「少し、忘れてもらいましょうか」
長門「・・・・・うお!まぶしっ!」
古泉「はい、組織の人間と作戦の進行状態について」
長門「・・・・・」
いつの間にか僕の後ろに長門さんが立っていました
少し睨み付けるような目線で僕を凝視していました
古泉「・・・・えっと今のは、軽いジョークですよ、受け流してください!hahaha!」
長門「・・・・やはり、嘘はよくない」
古泉「は、はい嘘はよくないですよね」
長門「・・・・何者?」
古泉「ですから、教転向してきたばかりの」
長門「・・・・違う」
どうやらばれてしまったようです
作戦は失敗、なんと言う失態でしょう
ああ、こんな単純なミスを犯すなんて
でも、この女さえ黙らせてしまえば
古泉「少し、忘れてもらいましょうか」
長門「・・・・・うお!まぶしっ!」
164: 2010/11/19(金) 21:44:47.44 ID:L2F8QgAX0
忘れさせたい時間を入力して
ピカッと光らせ記憶を忘れさせる道具
古泉「・・・ふぅ、これで助かりました」
長門「・・・・どこのB級映画?」
古泉「え?」
長門「・・・・人間に見えて人間じゃない、残念ながら効果は無い」
古泉「しまった!忘れていました!」
そう、この子は確か宇宙人のほうの・・・すっかり忘れていました
長門「・・・・話してもらいましょうか、貴方が何者かを」
ハルヒ「おっそいわねー、古泉君も有希も 何してるのかしら」
キョン「ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい」
みくる「あの涼宮さん?ちょっとお灸据え過ぎたんじゃ」
ハルヒ「このぐらいやらないと反省しないでしょ?まだまだ足りないくらいよ」
そこには顔を腫らせたキョンが立っていた・・・
団長による指導を受けていたのだ
ピカッと光らせ記憶を忘れさせる道具
古泉「・・・ふぅ、これで助かりました」
長門「・・・・どこのB級映画?」
古泉「え?」
長門「・・・・人間に見えて人間じゃない、残念ながら効果は無い」
古泉「しまった!忘れていました!」
そう、この子は確か宇宙人のほうの・・・すっかり忘れていました
長門「・・・・話してもらいましょうか、貴方が何者かを」
ハルヒ「おっそいわねー、古泉君も有希も 何してるのかしら」
キョン「ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい」
みくる「あの涼宮さん?ちょっとお灸据え過ぎたんじゃ」
ハルヒ「このぐらいやらないと反省しないでしょ?まだまだ足りないくらいよ」
そこには顔を腫らせたキョンが立っていた・・・
団長による指導を受けていたのだ
167: 2010/11/19(金) 21:55:00.24 ID:L2F8QgAX0
古泉「隊長・・・・ハァハァ・・・作戦失敗です!」
新川「な、何があった!」
古泉「目標の一人に正体がばれました!」
新川「例の機械は使ったのか!」
古泉「ハァハァ・・・・宇宙人には・・・・ハァ・・・効きません!」
新川「これは由々しき事態だ。今、屋上にヘリを回す急げ!」
古泉「ハァ・・・わかりました!」
宇宙人の追跡から全力で逃げる
ここでつかまったら消される!
早く逃げなくては八つ裂きにされる!
屋上へ!とにかく急いで!
古泉「・・・・ハァ・・・ハァ・・・なんとか巻けたようですね」
迂回路を辿ったり寄り道したりトイレに隠れたり
なんとか宇宙人からの追走から逃げつつ屋上にたどり着きました
長門「・・・・・まっていた・・・古泉一樹」
古泉「え、えええええええええええええええええ」
新川「な、何があった!」
古泉「目標の一人に正体がばれました!」
新川「例の機械は使ったのか!」
古泉「ハァハァ・・・・宇宙人には・・・・ハァ・・・効きません!」
新川「これは由々しき事態だ。今、屋上にヘリを回す急げ!」
古泉「ハァ・・・わかりました!」
宇宙人の追跡から全力で逃げる
ここでつかまったら消される!
早く逃げなくては八つ裂きにされる!
屋上へ!とにかく急いで!
古泉「・・・・ハァ・・・ハァ・・・なんとか巻けたようですね」
迂回路を辿ったり寄り道したりトイレに隠れたり
なんとか宇宙人からの追走から逃げつつ屋上にたどり着きました
長門「・・・・・まっていた・・・古泉一樹」
古泉「え、えええええええええええええええええ」
169: 2010/11/19(金) 22:03:17.48 ID:L2F8QgAX0
長門「・・・・貴方を見失った後、正面玄関に向かったのでは中と思った」
何故・・・彼女がここに居るのでしょう
長門「・・・・・だけど貴方はB級チック的な道具を出して私をどうにかしようとした」
・・・・終わりだ
長門「・・・・B級映画的に考えると、やっぱり危険地帯から脱出するのに使う乗り物はヘリ」
すっかり見透かされていたようです、宇宙人には適わない
長門「・・・・となると、屋上が正解」
古泉「どうやら僕の負けのようですね。」
長門「・・・・・皆には黙っている」
古泉「え?」
長門「我が文芸部は廃部の危機に立たされていた」
彼女は何を言っているのだろう
長門「しかし、5人目の進入部員が加入すればその危機は回避される」
古泉「・・・・はい」
長門「すぐ目の前にあるチャンスを見す見す逃すわけには行かない・・・
秘密にしておく条件として、我が文芸部に残って欲しい」
何故・・・彼女がここに居るのでしょう
長門「・・・・・だけど貴方はB級チック的な道具を出して私をどうにかしようとした」
・・・・終わりだ
長門「・・・・B級映画的に考えると、やっぱり危険地帯から脱出するのに使う乗り物はヘリ」
すっかり見透かされていたようです、宇宙人には適わない
長門「・・・・となると、屋上が正解」
古泉「どうやら僕の負けのようですね。」
長門「・・・・・皆には黙っている」
古泉「え?」
長門「我が文芸部は廃部の危機に立たされていた」
彼女は何を言っているのだろう
長門「しかし、5人目の進入部員が加入すればその危機は回避される」
古泉「・・・・はい」
長門「すぐ目の前にあるチャンスを見す見す逃すわけには行かない・・・
秘密にしておく条件として、我が文芸部に残って欲しい」
171: 2010/11/19(金) 22:13:05.20 ID:L2F8QgAX0
こうして、僕の長い一日は終わりました
とりあえず文芸部に潜入する事ができましたが
それと同時に宇宙人に秘密を握られてしまった
ハルヒ「あら?古泉君に長門、遅かったわね」
長門「・・・・部室に戻る途中にばったりあったので、校内を案内していた」
古泉「え、ええ。おかげさまで学校の中を隅々まで知る事ができました」
キョン「ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい」
長門「・・・・それから、彼は今日から我が文芸部の部員になってもらう」
どこかやつれた古泉君と
少し嬉しげな笑みを浮かべる有希が
ハルヒ「そ、そう!よろしくね!古泉君」
みくる「楽しくやりましょうね、よろしくお願いします」
キョン「ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい」
春の陽気に誘われて、新たな仲間が加わった
彼からはどこか不思議な臭いが漂っていた
だが、それが何なのかはまだわからない、またどこかで語る事になるのだろう
こうして厄日な一日は幕を閉じたのです
とりあえず文芸部に潜入する事ができましたが
それと同時に宇宙人に秘密を握られてしまった
ハルヒ「あら?古泉君に長門、遅かったわね」
長門「・・・・部室に戻る途中にばったりあったので、校内を案内していた」
古泉「え、ええ。おかげさまで学校の中を隅々まで知る事ができました」
キョン「ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい」
長門「・・・・それから、彼は今日から我が文芸部の部員になってもらう」
どこかやつれた古泉君と
少し嬉しげな笑みを浮かべる有希が
ハルヒ「そ、そう!よろしくね!古泉君」
みくる「楽しくやりましょうね、よろしくお願いします」
キョン「ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい」
春の陽気に誘われて、新たな仲間が加わった
彼からはどこか不思議な臭いが漂っていた
だが、それが何なのかはまだわからない、またどこかで語る事になるのだろう
こうして厄日な一日は幕を閉じたのです
172: 2010/11/19(金) 22:17:50.53 ID:L2F8QgAX0
終わりです。ギャグ要素を強めたためかキャラ崩壊が激しくなってしまいました
ごめんない、閉鎖空間以外で古泉君を活躍させるにはこの方法しかなかったんです!
別に彼や長門が嫌いだったからこんな物を作ったってわけじゃないんです!
本当にごめんなさい
3話目も終わりましたし質問があればお答えします
設定もそれほど煮詰まっていませんが
ごめんない、閉鎖空間以外で古泉君を活躍させるにはこの方法しかなかったんです!
別に彼や長門が嫌いだったからこんな物を作ったってわけじゃないんです!
本当にごめんなさい
3話目も終わりましたし質問があればお答えします
設定もそれほど煮詰まっていませんが
174: 2010/11/19(金) 22:23:40.81 ID:L2F8QgAX0
>>173
単純に間違えました
単純に間違えました
209: 2010/11/20(土) 18:16:18.17 ID:EYHAQ6sa0
テラスにて午後のひと時を楽しんでいる俺
購買で買ったコロッケパンと焼きそばパンにクリームサンド
甘党な自分、販売機でマックスコーヒーを選んで買う
古泉「随分とハイカ口リーでバランスの取れていない食事ですね」
キョン「おう、古泉。こんな所でお食事か?」
古泉「いえ、実は貴方に話がありまして」
キョン「はむっ 」
古泉「食べながらでいいので聞いてください」
焼きそばパンに噛り付いていると古泉が何か語りだした
キョン「はむっ!もぐもぐ くちゃくちゃ なんら(なんだ」
古泉「食べながら喋るのはやめてください」
キョン「ほぉ・・・ふはふふはふ(おぉ、すまんすまん」
古泉「・・・・・まあいいです 貴方達の事について少し話させてください」
キョン「ゴクゴクゴク ふぅ・・・・ で、話って」
何時もの営業スマイルをやめ、目を見開いてマジマジとこちらを見つめる古泉
古泉「宇宙人、未来人、異世界人。さて・・・・・足りないのは?」
購買で買ったコロッケパンと焼きそばパンにクリームサンド
甘党な自分、販売機でマックスコーヒーを選んで買う
古泉「随分とハイカ口リーでバランスの取れていない食事ですね」
キョン「おう、古泉。こんな所でお食事か?」
古泉「いえ、実は貴方に話がありまして」
キョン「はむっ 」
古泉「食べながらでいいので聞いてください」
焼きそばパンに噛り付いていると古泉が何か語りだした
キョン「はむっ!もぐもぐ くちゃくちゃ なんら(なんだ」
古泉「食べながら喋るのはやめてください」
キョン「ほぉ・・・ふはふふはふ(おぉ、すまんすまん」
古泉「・・・・・まあいいです 貴方達の事について少し話させてください」
キョン「ゴクゴクゴク ふぅ・・・・ で、話って」
何時もの営業スマイルをやめ、目を見開いてマジマジとこちらを見つめる古泉
古泉「宇宙人、未来人、異世界人。さて・・・・・足りないのは?」
215: 2010/11/20(土) 18:41:07.49 ID:EYHAQ6sa0
テーブルの上から畳んである紺色のマフラー
それを右手で引っ張り上げて振り回し、カウボーイよろしくの要領で首に巻きつける
首元に巻きついている布を口元に持ち上げて隠す
キョン「超能力者ってとこか・・・」
古泉「つまりその椅子に座るのは僕だってことです」
口元を軽く持ち上げ、さっきと同じようなスマイルに戻る古泉
キョン「てっきりイケメン一般枠の文芸部員だと思っていたら違ったみたいだな」
古泉「まぁ、ここではただの一般人に過ぎませんがね。ですが閉鎖空間の中では」
キョン「・・・・・閉鎖・・・空間・・・・」
ハルヒの作り出した特殊な空間
彼女の不安定な心理状態を爆発させるために現れる巨神
古泉「彼女の作り出した閉鎖空間。その中で神人の暴走を食い止める能力」
キョン「・・・・できるのか?そんな事が」
古泉「百聞は一見にしかず、放課後校門でお待ちしています」
営業スマイルのまま立ち上がると俺の元を去っていく古泉
あんな奴に一体何が出来るって言うんだ
それを右手で引っ張り上げて振り回し、カウボーイよろしくの要領で首に巻きつける
首元に巻きついている布を口元に持ち上げて隠す
キョン「超能力者ってとこか・・・」
古泉「つまりその椅子に座るのは僕だってことです」
口元を軽く持ち上げ、さっきと同じようなスマイルに戻る古泉
キョン「てっきりイケメン一般枠の文芸部員だと思っていたら違ったみたいだな」
古泉「まぁ、ここではただの一般人に過ぎませんがね。ですが閉鎖空間の中では」
キョン「・・・・・閉鎖・・・空間・・・・」
ハルヒの作り出した特殊な空間
彼女の不安定な心理状態を爆発させるために現れる巨神
古泉「彼女の作り出した閉鎖空間。その中で神人の暴走を食い止める能力」
キョン「・・・・できるのか?そんな事が」
古泉「百聞は一見にしかず、放課後校門でお待ちしています」
営業スマイルのまま立ち上がると俺の元を去っていく古泉
あんな奴に一体何が出来るって言うんだ
218: 2010/11/20(土) 19:10:20.30 ID:EYHAQ6sa0
自分がどれほどちっぽけな人間だったか
そんなくだらない事を憂いてあの頃
宇宙人に未来人に異世界人
彼らを作り出したのは私の願望、そんな事を朝比奈さんは言っていた
未来は薄暗く、穴に篭っておびえる毎日だったと・・・
鉄の錆びた臭いと機械油と火薬の臭い
暗い暗い闇の中で巨人の進行に怯えながら、
残された地下鉄を、ディーゼル動力の武装列車で逃げ惑う日々
人々の目は暗く、絶望に満ちていたと
立ち向かう力を持っておらず、一瞬の足止めの後に逃げ惑うだけの日々
やがて地下に作られた巨大なシェルターにたどり着いた人々は再びそこで文明を築き上げたと
怒りに満ちた巨人が地上を闊歩する。その足元、地下深くに作られた穴倉に篭って怯えるように暮らす日々
彼女が現代にやってきたとき、この世界は明るすぎると、華やかで希望に満ち溢れていたて眩しかったと
私の願望によって作り出された未来、その未来を変えるためにこの時代にやってきたのだと
そう彼女は私に語ってくれた
そんなくだらない事を憂いてあの頃
宇宙人に未来人に異世界人
彼らを作り出したのは私の願望、そんな事を朝比奈さんは言っていた
未来は薄暗く、穴に篭っておびえる毎日だったと・・・
鉄の錆びた臭いと機械油と火薬の臭い
暗い暗い闇の中で巨人の進行に怯えながら、
残された地下鉄を、ディーゼル動力の武装列車で逃げ惑う日々
人々の目は暗く、絶望に満ちていたと
立ち向かう力を持っておらず、一瞬の足止めの後に逃げ惑うだけの日々
やがて地下に作られた巨大なシェルターにたどり着いた人々は再びそこで文明を築き上げたと
怒りに満ちた巨人が地上を闊歩する。その足元、地下深くに作られた穴倉に篭って怯えるように暮らす日々
彼女が現代にやってきたとき、この世界は明るすぎると、華やかで希望に満ち溢れていたて眩しかったと
私の願望によって作り出された未来、その未来を変えるためにこの時代にやってきたのだと
そう彼女は私に語ってくれた
219: 2010/11/20(土) 19:26:54.60 ID:EYHAQ6sa0
古泉「閉鎖空間が作られる意味、巨人の謎」
合流し、校門前で待ち構えていたタクシーに乗り込む
どこに向かっているのかもわからないが、その道中に古泉が語りだす
古泉「私達機関では彼らの事を神人と呼んでいます」
日が沈みかける夕刻、対向車のライトが眩しく
テールランプが尾を引いて過ぎ去る
古泉「あれは彼女のストレスを解消させるための合理的な方法です」
時々現れる端の繋ぎ目にタイヤが乗り上げると、軽い衝撃を体に感じる
古泉「ですが、それを放って置けば閉鎖空間はどんどん広がって」
カーステレオから流れる流行歌が古泉の言葉を邪魔するノイズのように
古泉「誰かが止めなければ、世界は終わります」
ほとんど聞き流していたが、古泉はそんな感じのことを行っていた
古泉「あれ?起きてます?聞いてます?」
キョン「聞いてるよ・・・あの巨人は破滅を招くだけだ。野放しには出来ない」
古泉「そろそろ・・・ですかね」
合流し、校門前で待ち構えていたタクシーに乗り込む
どこに向かっているのかもわからないが、その道中に古泉が語りだす
古泉「私達機関では彼らの事を神人と呼んでいます」
日が沈みかける夕刻、対向車のライトが眩しく
テールランプが尾を引いて過ぎ去る
古泉「あれは彼女のストレスを解消させるための合理的な方法です」
時々現れる端の繋ぎ目にタイヤが乗り上げると、軽い衝撃を体に感じる
古泉「ですが、それを放って置けば閉鎖空間はどんどん広がって」
カーステレオから流れる流行歌が古泉の言葉を邪魔するノイズのように
古泉「誰かが止めなければ、世界は終わります」
ほとんど聞き流していたが、古泉はそんな感じのことを行っていた
古泉「あれ?起きてます?聞いてます?」
キョン「聞いてるよ・・・あの巨人は破滅を招くだけだ。野放しには出来ない」
古泉「そろそろ・・・ですかね」
220: 2010/11/20(土) 19:44:01.26 ID:EYHAQ6sa0
車が止まって、左側のドアが開く
オフィス街、人行きかう歩道に光が漏れるビルの群れ
古泉「付いてきてください」
タクシーから降りるとゆっくりと歩み始める古泉
俺はその後を追いかける
古泉「・・・・・ここ、ですかね」
信号機の横に立って何かを探し始める
道路を挟んだ向こう岸の信号を見つめると
古泉「失礼、手を握ってもらえますか?」
彼が真面目そうな顔でこちらを見つめ、手を差し出している
その手を掴むと俺を引っ張り、向こう岸の信号目掛けて走り出した
横断歩道を走っていると一瞬、何か冷たい壁のようにぶつかった
キョン「・・・・ここは」
古泉「閉鎖空間の中です」
暗く冷たい町、光を発していたビルの群れは眠りについたように暗く沈黙し
サラリーマンやOLが歩いていた歩道には俺と古泉しか居らず
薄青く、朝焼け前のどんよりとした空が目の前に広がっていた
オフィス街、人行きかう歩道に光が漏れるビルの群れ
古泉「付いてきてください」
タクシーから降りるとゆっくりと歩み始める古泉
俺はその後を追いかける
古泉「・・・・・ここ、ですかね」
信号機の横に立って何かを探し始める
道路を挟んだ向こう岸の信号を見つめると
古泉「失礼、手を握ってもらえますか?」
彼が真面目そうな顔でこちらを見つめ、手を差し出している
その手を掴むと俺を引っ張り、向こう岸の信号目掛けて走り出した
横断歩道を走っていると一瞬、何か冷たい壁のようにぶつかった
キョン「・・・・ここは」
古泉「閉鎖空間の中です」
暗く冷たい町、光を発していたビルの群れは眠りについたように暗く沈黙し
サラリーマンやOLが歩いていた歩道には俺と古泉しか居らず
薄青く、朝焼け前のどんよりとした空が目の前に広がっていた
222: 2010/11/20(土) 20:13:42.04 ID:EYHAQ6sa0
古泉「半径五キロメートルのに形成されるドーム上の空間
日常から隔絶された彼女の願望を叶えるための世界
その願望の世界に潜り込む、それが僕に与えられた能力の一つです」
暗く閉ざされた世界、あいつの心の中はこんなにも冷めていたのか
古泉「何時どこに現れるのか判らないランダムな世界
一日おきに現れることもあれば、数ヶ月音沙汰無しということも
ただ、一つ明らかなのは、彼女の心が不安定になるとこの世界が生まれると言う事だけです」
デパートの屋上にて古泉が語っている
しばらく聞いていると何か物音が聞こえてきた
古泉「お出ましですか」
キョン「神人・・・・」
いつか見た巨人がそこに居た
俺の住んでいた町を廃墟へと代えた巨人
古泉「フラストレーションを解消させるための有効な手段ですよ」
ビルをなぎ倒し、町を踏み潰し、破壊の限りを尽くすそれ
古泉「さてと、それでは僕の本当の力をお見せしましょう」
日常から隔絶された彼女の願望を叶えるための世界
その願望の世界に潜り込む、それが僕に与えられた能力の一つです」
暗く閉ざされた世界、あいつの心の中はこんなにも冷めていたのか
古泉「何時どこに現れるのか判らないランダムな世界
一日おきに現れることもあれば、数ヶ月音沙汰無しということも
ただ、一つ明らかなのは、彼女の心が不安定になるとこの世界が生まれると言う事だけです」
デパートの屋上にて古泉が語っている
しばらく聞いていると何か物音が聞こえてきた
古泉「お出ましですか」
キョン「神人・・・・」
いつか見た巨人がそこに居た
俺の住んでいた町を廃墟へと代えた巨人
古泉「フラストレーションを解消させるための有効な手段ですよ」
ビルをなぎ倒し、町を踏み潰し、破壊の限りを尽くすそれ
古泉「さてと、それでは僕の本当の力をお見せしましょう」
227: 2010/11/20(土) 21:24:08.85 ID:EYHAQ6sa0
赤い球体にのような物に包まれる古泉
古泉「さて、行きますか」
軽く地面を蹴り上げ宙に浮く
急上昇を続け高々と空に舞い上がった球体
滞空を続け、獲物を見つけた猛禽類のように目の前の巨人に対し急降下で突っ込む
キョン「速い」
敵の接近に気がついたのか
巨大な腕を伸ばし、平手で球体を止めようとする
古泉「貫く!」
目の前に迫る壁、赤い球体の速度が増し、壁に突進する
球体は壁を貫き、そのまま腕の付け根に猛進する
古泉「でやぁ!」
一瞬輝きが増したかと思うと、肩口から先がすぱっと切り刻まれていた
巨人「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオ」
伸ばした片手をばっさりと切り落とされ、痛みに震える臣人
古泉「まだ終わりじゃありません」
一撃を加えた球体は再び空高く舞い上がった
古泉「さて、行きますか」
軽く地面を蹴り上げ宙に浮く
急上昇を続け高々と空に舞い上がった球体
滞空を続け、獲物を見つけた猛禽類のように目の前の巨人に対し急降下で突っ込む
キョン「速い」
敵の接近に気がついたのか
巨大な腕を伸ばし、平手で球体を止めようとする
古泉「貫く!」
目の前に迫る壁、赤い球体の速度が増し、壁に突進する
球体は壁を貫き、そのまま腕の付け根に猛進する
古泉「でやぁ!」
一瞬輝きが増したかと思うと、肩口から先がすぱっと切り刻まれていた
巨人「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオ」
伸ばした片手をばっさりと切り落とされ、痛みに震える臣人
古泉「まだ終わりじゃありません」
一撃を加えた球体は再び空高く舞い上がった
229: 2010/11/20(土) 21:45:21.37 ID:EYHAQ6sa0
赤く光る球体は巨人の頭上をくるくると回り続ける
切られた肩口を残された手で押さえつつ
首を振り回して球体を探す巨人
古泉「チャンス」
隙を見つけたのだろうか
赤い球体は垂直に急降下をはじめる
地面に衝突するぎりぎりの所で高度を上げて膝のあたりに突っ込む
古泉「たぁっ!」
再び強い輝きを放つと膝元がばっさりと切られていた
片足を失った巨人はバランスを崩す
寄りかかって来る巨人の重みに耐えかず
周りの建物はスポンジケーキのように潰されていった
古泉「仕留める!」
地面に倒れた巨人に突っ込む光球
機動を変えて狙いを頭部に合わせ前進する
その時だった・・・巨人の目が光り、ビームのようなものが撃ちだされる
古泉「ぐわぁ!」
キョン「古泉!」
ビームの直撃を諸に喰らった球体は光りを失った
宙に浮いた彼は、力を失ったかのようにうな垂れていた
切られた肩口を残された手で押さえつつ
首を振り回して球体を探す巨人
古泉「チャンス」
隙を見つけたのだろうか
赤い球体は垂直に急降下をはじめる
地面に衝突するぎりぎりの所で高度を上げて膝のあたりに突っ込む
古泉「たぁっ!」
再び強い輝きを放つと膝元がばっさりと切られていた
片足を失った巨人はバランスを崩す
寄りかかって来る巨人の重みに耐えかず
周りの建物はスポンジケーキのように潰されていった
古泉「仕留める!」
地面に倒れた巨人に突っ込む光球
機動を変えて狙いを頭部に合わせ前進する
その時だった・・・巨人の目が光り、ビームのようなものが撃ちだされる
古泉「ぐわぁ!」
キョン「古泉!」
ビームの直撃を諸に喰らった球体は光りを失った
宙に浮いた彼は、力を失ったかのようにうな垂れていた
230: 2010/11/20(土) 22:03:25.32 ID:EYHAQ6sa0
古泉「・・・」
翼をもがれた鳥のように、飛ぶ力を失って地面に落ち始める彼
キョン「くそ!ダッシュ!」
マフラーの両端が燃え盛るとキョンは走り出した
巨人によって崩された街の残骸
その残骸をよけながら、跳ねながら、少しずつ高度を上げて古泉の方に走り続けた
キョン「間に合えええええええええええええええ」
人間が落下する速度は案外速い
揚力を発生する堆積など無く、ただただ落下を続けていった
キョン「とどけええええええええええ」
後ろに垂れ下がったマフラーの両端が青い炎を噴出し
キョンの体を宙へと押し上げて古泉の落ちる方角へ飛ばしていく
古泉「・・・・貴方ですか」
キョン「無茶すんなよ」
落ちかけていた古泉の左手をやっとの思いで掴みあげた
古泉「助かり・・・ましたよ」
制服の端が少し焼け焦げ、顔に黒い煤で汚れを作っていた
片手を掴み上げただけの状態で、マフラーの推進力だけで空に滞空し続ける二人
翼をもがれた鳥のように、飛ぶ力を失って地面に落ち始める彼
キョン「くそ!ダッシュ!」
マフラーの両端が燃え盛るとキョンは走り出した
巨人によって崩された街の残骸
その残骸をよけながら、跳ねながら、少しずつ高度を上げて古泉の方に走り続けた
キョン「間に合えええええええええええええええ」
人間が落下する速度は案外速い
揚力を発生する堆積など無く、ただただ落下を続けていった
キョン「とどけええええええええええ」
後ろに垂れ下がったマフラーの両端が青い炎を噴出し
キョンの体を宙へと押し上げて古泉の落ちる方角へ飛ばしていく
古泉「・・・・貴方ですか」
キョン「無茶すんなよ」
落ちかけていた古泉の左手をやっとの思いで掴みあげた
古泉「助かり・・・ましたよ」
制服の端が少し焼け焦げ、顔に黒い煤で汚れを作っていた
片手を掴み上げただけの状態で、マフラーの推進力だけで空に滞空し続ける二人
232: 2010/11/20(土) 22:15:56.66 ID:EYHAQ6sa0
キョン「降りるぞ」
巨人の暴走による倒壊を免れたビル、そのビルの屋上に降り立つ
古泉「さて・・・・」
満身創痍の状態ながらも制服の乱れを直す気力は残っていたのか
回復が早いのか無理をしているのか、彼の口が開く
古泉「・・・・どんな手段を使ってでも、あれを倒さなくてはなりません」
キョン「やれるのか?そんな状態で」
古泉「倒さなければ、街が滅びます」
重い手傷を負いながらも、彼の闘志は尽きていなかった
彼もまた一戦士であるのだとその時俺は知った
キョン「手を貸すぞ」
古泉「いいんですか?ですが、僕の出番は取らないでくださいよ」
巨人の暴走による倒壊を免れたビル、そのビルの屋上に降り立つ
古泉「さて・・・・」
満身創痍の状態ながらも制服の乱れを直す気力は残っていたのか
回復が早いのか無理をしているのか、彼の口が開く
古泉「・・・・どんな手段を使ってでも、あれを倒さなくてはなりません」
キョン「やれるのか?そんな状態で」
古泉「倒さなければ、街が滅びます」
重い手傷を負いながらも、彼の闘志は尽きていなかった
彼もまた一戦士であるのだとその時俺は知った
キョン「手を貸すぞ」
古泉「いいんですか?ですが、僕の出番は取らないでくださいよ」
233: 2010/11/20(土) 22:37:20.51 ID:EYHAQ6sa0
キョン「奴の弱点は頭部・・・だな?」
崩れかけたビルに持たれかかる巨人
右手と左足を失い、先ほどの暴走とはうって変わって沈黙を続けている
古泉「はい、ですが先ほどのビームの影響で、止めをさせる体力が残っていません」
キョン「・・・・ああ」
沈黙を続ける巨人
あの頭部を潰せば終わる
しかし、迂闊に近づけばビームの直撃を受ける
となると
古泉「僕があいつを引き付けます、その隙に奴の頭部を潰してください」
キョン「いいのか?俺が美味しいところを貰っても?」
古泉「作戦遂行のためにはやむを得ません」
怪我人をおとりに使うのには気が引けるが、どうやら悩んでいる時間は無いようだ
巨人の切り傷が青く光って再生しようとしていたからだ
キョン「暗号炉接続 巨大な敵に対する武器の検索 確認
武装アプリ『シップチェスター』ダウンロード インストール完了」
崩れかけたビルに持たれかかる巨人
右手と左足を失い、先ほどの暴走とはうって変わって沈黙を続けている
古泉「はい、ですが先ほどのビームの影響で、止めをさせる体力が残っていません」
キョン「・・・・ああ」
沈黙を続ける巨人
あの頭部を潰せば終わる
しかし、迂闊に近づけばビームの直撃を受ける
となると
古泉「僕があいつを引き付けます、その隙に奴の頭部を潰してください」
キョン「いいのか?俺が美味しいところを貰っても?」
古泉「作戦遂行のためにはやむを得ません」
怪我人をおとりに使うのには気が引けるが、どうやら悩んでいる時間は無いようだ
巨人の切り傷が青く光って再生しようとしていたからだ
キョン「暗号炉接続 巨大な敵に対する武器の検索 確認
武装アプリ『シップチェスター』ダウンロード インストール完了」
236: 2010/11/20(土) 23:02:09.17 ID:EYHAQ6sa0
赤い球体に包まれ、再び空に舞い上がる古泉
巨人の頭部目掛けてゆっくりと近づいていく
彼の接近に反応するとまた閃光を発する巨人
古泉「あたりません」
ビームをギリギリの所で回避し、巨人の視線を引き付ける
キョン「出るぞ!ダッシュ!」
助走をつけてビルの屋上から飛び降りると
マフラーの両端から青い炎が噴出し、キョンを空へと舞い上がらせる
そのまま巨人の頭部目掛けて突っ込み、十数メートルまで距離を積める
赤い球体を落とす事に夢中でキョンの姿には気がついていない
キョン「バスターソード!」
マフラー「モード シップチェスター」
キョンが首からマフラーを取り外し、片端を両手で握る
すると質量保存の法則を無視するかのように
ロボットアニメよろしくなサイズの対艦刀に形を変えた
キョン「切り抜けええええええええええええええ」
巨人の頭に対艦刀がぶつかる
刃の裏側、峰から青い炎が噴出すと巨人の頭部を切り進む
巨人の頭部目掛けてゆっくりと近づいていく
彼の接近に反応するとまた閃光を発する巨人
古泉「あたりません」
ビームをギリギリの所で回避し、巨人の視線を引き付ける
キョン「出るぞ!ダッシュ!」
助走をつけてビルの屋上から飛び降りると
マフラーの両端から青い炎が噴出し、キョンを空へと舞い上がらせる
そのまま巨人の頭部目掛けて突っ込み、十数メートルまで距離を積める
赤い球体を落とす事に夢中でキョンの姿には気がついていない
キョン「バスターソード!」
マフラー「モード シップチェスター」
キョンが首からマフラーを取り外し、片端を両手で握る
すると質量保存の法則を無視するかのように
ロボットアニメよろしくなサイズの対艦刀に形を変えた
キョン「切り抜けええええええええええええええ」
巨人の頭に対艦刀がぶつかる
刃の裏側、峰から青い炎が噴出すと巨人の頭部を切り進む
237: 2010/11/20(土) 23:14:18.39 ID:EYHAQ6sa0
キョン「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
ブーストの推進力で巨人を切り裂いていく
キョン「チェエエエエエエエストオオオオオオオオオオオオ」
そして・・・・・
キョン「斬!」
頭部に直撃を受け、そのまま対艦刀で切り進んでいった
結果、頭部どころか胴体まで真っ二つに切り落としていったのである
古泉「・・・・やりましたね」
赤く光る球体が居た落ちかけるキョンをキャッチする
キョン「お前もよく生き残ったな」
古泉「ええ、この程度で氏んでいたら命が幾つあっても足りませんからね」
ビームの雨降り注ぐ中、俊敏な機動によって見事に回避し続けた古泉
古泉「面白い物が見れますよ」
巨人が青い粒子のように細かくなって解けて消えていく
それと同時に空に亀裂が入って、明るい日差しが差し込んできた
古泉「閉鎖空間が消えますよ。これで全てが元通り、と言うわけです。」
ブーストの推進力で巨人を切り裂いていく
キョン「チェエエエエエエエストオオオオオオオオオオオオ」
そして・・・・・
キョン「斬!」
頭部に直撃を受け、そのまま対艦刀で切り進んでいった
結果、頭部どころか胴体まで真っ二つに切り落としていったのである
古泉「・・・・やりましたね」
赤く光る球体が居た落ちかけるキョンをキャッチする
キョン「お前もよく生き残ったな」
古泉「ええ、この程度で氏んでいたら命が幾つあっても足りませんからね」
ビームの雨降り注ぐ中、俊敏な機動によって見事に回避し続けた古泉
古泉「面白い物が見れますよ」
巨人が青い粒子のように細かくなって解けて消えていく
それと同時に空に亀裂が入って、明るい日差しが差し込んできた
古泉「閉鎖空間が消えますよ。これで全てが元通り、と言うわけです。」
239: 2010/11/20(土) 23:32:32.24 ID:EYHAQ6sa0
地面に降り立つと、そこには見覚えのある景色が広がっていた
何事も無かったかのように綺麗に立ち揃って光りを発しているビルの群れ
歩道を歩くサラリーマンやOLの姿
道路をライトを照らしながら走り去る車やバイク
キョン「戻ってきたのか?」
古泉「巨人の消滅とともに閉鎖空間は消え、破壊された物は元に戻ります」
ボロボロな制服を着込んだ学生が二人
この場にはかなり不釣合いなものに感じられた
と・・・そんなところにさっきのタクシーがやってきた
新川「おやおや、かなり苦戦を強いられたようですね」
古泉「お恥ずかしい限りです。単独戦闘はまだ無理でした」
新川「そう気を落とすな、無事に帰ってこれたんだから
キョン「え?運転手のおっさん、お仲間だったの?」
古泉「はい、僕の所属する機関、そこでの上司です」
ハルヒの閉鎖空間を食い止める
ハルヒが作り出したブレーキ装置である超能力者
その超能力者達が集って行動していると言う「機関」の存材
古泉はその機関の一戦闘員でありエージェントであった
ハルヒ「クシュンッ!・・・・・誰か私の噂話でもしているのかしら?」
何事も無かったかのように綺麗に立ち揃って光りを発しているビルの群れ
歩道を歩くサラリーマンやOLの姿
道路をライトを照らしながら走り去る車やバイク
キョン「戻ってきたのか?」
古泉「巨人の消滅とともに閉鎖空間は消え、破壊された物は元に戻ります」
ボロボロな制服を着込んだ学生が二人
この場にはかなり不釣合いなものに感じられた
と・・・そんなところにさっきのタクシーがやってきた
新川「おやおや、かなり苦戦を強いられたようですね」
古泉「お恥ずかしい限りです。単独戦闘はまだ無理でした」
新川「そう気を落とすな、無事に帰ってこれたんだから
キョン「え?運転手のおっさん、お仲間だったの?」
古泉「はい、僕の所属する機関、そこでの上司です」
ハルヒの閉鎖空間を食い止める
ハルヒが作り出したブレーキ装置である超能力者
その超能力者達が集って行動していると言う「機関」の存材
古泉はその機関の一戦闘員でありエージェントであった
ハルヒ「クシュンッ!・・・・・誰か私の噂話でもしているのかしら?」
240: 2010/11/20(土) 23:40:12.23 ID:EYHAQ6sa0
終わりです
投稿間隔が長くなってしまってごめんなさい
マフラーがチート過ぎてごめんなさい
わざわざハルヒでやっていい話なのかわからなくなってしまいました
が、今後もこの調子で書いていくつもりですのでよろしくお願いします
次回は「朝比奈の過去とコンピ研部長編」をお送りします
何度も申しますが、気が向いたら書くのでこのスレは落としちゃってください
読んでくれた皆さん、保守してくれた皆さん、本当にありがとうございました
それではさようなら
投稿間隔が長くなってしまってごめんなさい
マフラーがチート過ぎてごめんなさい
わざわざハルヒでやっていい話なのかわからなくなってしまいました
が、今後もこの調子で書いていくつもりですのでよろしくお願いします
次回は「朝比奈の過去とコンピ研部長編」をお送りします
何度も申しますが、気が向いたら書くのでこのスレは落としちゃってください
読んでくれた皆さん、保守してくれた皆さん、本当にありがとうございました
それではさようなら
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