261: 2015/02/11(水) 00:03:09.63 ID:SNpnMvb30
【加速する時の中で】
「ふぅ~…今週と来週分は書けたぞ…第六部も快調に進んでるしこのペースは余裕だな」
ペンを机において体をゆっくりと伸ばす
僕の名前は岸辺露伴、週刊少年ジャンプで連載している漫画家だ
こう見えても売れっ子の部類に入ると自負している。まぁ知らないと言う失礼な奴もいるだろうがね
それに締め切りは絶対に守るタイプでね。休載も絶対にしない主義だ(無論昔怪我で執筆出来なかった事もあったのだが休載はそれっきりだ)
「まだ月曜日か……気晴らしにどこか出掛けてみるかな」
気分転換も必要だろう。今僕の漫画はラスボスとの決戦でヴォルテージは最高潮
ここに更にリアリティを加えることで更なる傑作を生めるだろう
その為にもどこか出掛けるのは必須だ
「ふぅ~…今週と来週分は書けたぞ…第六部も快調に進んでるしこのペースは余裕だな」
ペンを机において体をゆっくりと伸ばす
僕の名前は岸辺露伴、週刊少年ジャンプで連載している漫画家だ
こう見えても売れっ子の部類に入ると自負している。まぁ知らないと言う失礼な奴もいるだろうがね
それに締め切りは絶対に守るタイプでね。休載も絶対にしない主義だ(無論昔怪我で執筆出来なかった事もあったのだが休載はそれっきりだ)
「まだ月曜日か……気晴らしにどこか出掛けてみるかな」
気分転換も必要だろう。今僕の漫画はラスボスとの決戦でヴォルテージは最高潮
ここに更にリアリティを加えることで更なる傑作を生めるだろう
その為にもどこか出掛けるのは必須だ
262: 2015/02/11(水) 00:12:40.77 ID:SNpnMvb30
「むっ、雨だな…雲の動きが速い」
出掛けようとした矢先にこの雨の予感
しかし変だな…雨は夜中まで降らないはずだと天気予報で言っていたのにと思いつつもGUCCIの傘を取り出した
このGUCCIの傘は五部の取材の時にイタリアに行った際に買ったものだ。
流石madeinItalyの高品質
雨の日が楽しくなる要因でもある
「あっ、露伴先生。こんにちは」
外出先で傘を持ちながら歩いていると小柄な高校生に声をかけられた
「やあ康一くん。犬の散歩かい?」
ヨボヨボの犬を連れながら康一くんが現れた
なるほど、ヨボヨボの犬ってこんな動きをするんだな…覚えておくかと思った矢先雨が降りだした
出掛けようとした矢先にこの雨の予感
しかし変だな…雨は夜中まで降らないはずだと天気予報で言っていたのにと思いつつもGUCCIの傘を取り出した
このGUCCIの傘は五部の取材の時にイタリアに行った際に買ったものだ。
流石madeinItalyの高品質
雨の日が楽しくなる要因でもある
「あっ、露伴先生。こんにちは」
外出先で傘を持ちながら歩いていると小柄な高校生に声をかけられた
「やあ康一くん。犬の散歩かい?」
ヨボヨボの犬を連れながら康一くんが現れた
なるほど、ヨボヨボの犬ってこんな動きをするんだな…覚えておくかと思った矢先雨が降りだした
263: 2015/02/13(金) 18:55:00.91 ID:9mz3iloU0
「あー、降ってきちゃいましたね…僕帰りますよ。行くぞポリス」
「そうか…風邪引かないようにな」
そう言って康一くんと別れることになった
ホントは少し話したかったのだがもう既に辺りも暗かったから仕方無いだろう
「僕も帰るかな…雨のせいか疲れてしまったし」
帰路に着いたのだが何かがおかしかった
家についた頃にはもう既に辺りが真っ暗だったのだ
「暗くなるのが早かったな…何か変な日だ」
こんな日は早く寝るのに限ると思い寝ることにした
漫画の続きは明日書けば良いや
「そうか…風邪引かないようにな」
そう言って康一くんと別れることになった
ホントは少し話したかったのだがもう既に辺りも暗かったから仕方無いだろう
「僕も帰るかな…雨のせいか疲れてしまったし」
帰路に着いたのだが何かがおかしかった
家についた頃にはもう既に辺りが真っ暗だったのだ
「暗くなるのが早かったな…何か変な日だ」
こんな日は早く寝るのに限ると思い寝ることにした
漫画の続きは明日書けば良いや
264: 2015/02/15(日) 01:04:09.68 ID:OS1itzqo0
「なっ……もう10時だと?」
きっちりといつもなら8時に起きるはずなのにおかしすぎる
「疲れてたのかな……うーん…まぁ悩んでも仕方ないな」
遅めの朝食はコーヒーだけで良いか…と考えていたら電話がなった
「もしもし…ああ君か…原稿はもう出来てるけどまだ火曜日だしいつも水曜日に渡してるからまだいいんじゃあないかい?」
担当が珍しく原稿の催促の電話だとは…この岸辺露伴を甘く見ているんじゃあないか?
「え?今日は木曜日だって?何を言ってるんだ…?」
担当曰く世界中が奇妙なことになってるそうだ
取り敢えずテレビを見てみろとのことなので(命令に従うのは癪なのだが)テレビをつけることにした
きっちりといつもなら8時に起きるはずなのにおかしすぎる
「疲れてたのかな……うーん…まぁ悩んでも仕方ないな」
遅めの朝食はコーヒーだけで良いか…と考えていたら電話がなった
「もしもし…ああ君か…原稿はもう出来てるけどまだ火曜日だしいつも水曜日に渡してるからまだいいんじゃあないかい?」
担当が珍しく原稿の催促の電話だとは…この岸辺露伴を甘く見ているんじゃあないか?
「え?今日は木曜日だって?何を言ってるんだ…?」
担当曰く世界中が奇妙なことになってるそうだ
取り敢えずテレビを見てみろとのことなので(命令に従うのは癪なのだが)テレビをつけることにした
265: 2015/02/15(日) 01:13:18.17 ID:OS1itzqo0
「奇妙なことに…?この前のピンクダークの少年が実体化した日以上に奇妙なことになることがあるのか?」
ほんの数日前には全世界のキャラクターが実体化すると言う事が起こっていた
勿論僕のピンクダークの少年も実体化して、しかもあろうことか僕を襲ってきたのだ
あのときばかりはクソッタレ仗助と億泰に助けられたが…ってこんなことはどうだっていいじゃあないか
「なんだこの現象は!?」
テレビではニュースキャスターの落としたコップが次の瞬間には粉々に粉砕されていたのだ
落ちる過程なんて一切無くである
他にも高校野球でボールに頭を潰されて氏んだ人やら高速で針を刻むビックベンの姿が中継されていた
「これは……凄いぞ…面白すぎる!これだ!僕の求めていたリアリティだ!」
人生史上最大の飛び上がって舞い上がりそうな程の喜びを僕は感じた
滅多に見れないぞ、こんな奇妙な日常は!
ほんの数日前には全世界のキャラクターが実体化すると言う事が起こっていた
勿論僕のピンクダークの少年も実体化して、しかもあろうことか僕を襲ってきたのだ
あのときばかりはクソッタレ仗助と億泰に助けられたが…ってこんなことはどうだっていいじゃあないか
「なんだこの現象は!?」
テレビではニュースキャスターの落としたコップが次の瞬間には粉々に粉砕されていたのだ
落ちる過程なんて一切無くである
他にも高校野球でボールに頭を潰されて氏んだ人やら高速で針を刻むビックベンの姿が中継されていた
「これは……凄いぞ…面白すぎる!これだ!僕の求めていたリアリティだ!」
人生史上最大の飛び上がって舞い上がりそうな程の喜びを僕は感じた
滅多に見れないぞ、こんな奇妙な日常は!
267: 2015/02/15(日) 01:20:28.48 ID:OS1itzqo0
「あぁもしもし…もう原稿は取りに来てくれてかまわない…何?書こうとしてもインクが乾いて書けるわけ無いって?」
このリアリティを漫画に与えれば僕の作品は更に傑作へと昇華していくだろう
それにインクが乾く前に書けば問題がない
こんなに執筆意欲が湧いてきたのは康一くんの記憶を覗いたとき以来だ!
「問題なく書けるし僕は締め切りは絶対に破らないんだ。早く取りに来いよ」
それだけ言うと担当からの電話を切った
もう既に三十ページは書けたぞ
「露伴先生!町が大変なことに……」
部屋のドアが勝手に開いたと思ったら康一くんがいた
どうやら康一くんが来てるのもわからないぐらい集中してたらしい。まぁ無理もないよな
このリアリティを漫画に与えれば僕の作品は更に傑作へと昇華していくだろう
それにインクが乾く前に書けば問題がない
こんなに執筆意欲が湧いてきたのは康一くんの記憶を覗いたとき以来だ!
「問題なく書けるし僕は締め切りは絶対に破らないんだ。早く取りに来いよ」
それだけ言うと担当からの電話を切った
もう既に三十ページは書けたぞ
「露伴先生!町が大変なことに……」
部屋のドアが勝手に開いたと思ったら康一くんがいた
どうやら康一くんが来てるのもわからないぐらい集中してたらしい。まぁ無理もないよな
268: 2015/02/15(日) 01:29:12.26 ID:OS1itzqo0
「やぁ康一くん、大変なことになってるのは知ってるけど今僕は忙しいんだ」
康一くんの方を向かず空返事を返す
そう言えば担当はまだだろうか…遅いな何日待たせるんだよ…
「アメリカの承太郎さんとも連絡がつかないし漫画書いてる暇じゃあないんですよ露伴先生!恐らくスタンドの能力ですよ!」
康一くんの言う通りこれはスタンドの能力だろう。大方は時を加速させるスタンドと言うべきだろうか
「悪いね康一くん、僕は締め切りは絶対に守る主義って知ってるだろ?それに時が加速するなんて滅多に出来ない経験だぞ?」
だんだん昼と夜の間隔が短くなってきた時、担当がやっと僕の部屋に来た
僕は取り敢えず一ヶ月分の原稿を渡しておくことにした
まぁまだ三ヶ月分はストックしているんだが、まだまだ執筆意欲が尽きない
康一くんの方を向かず空返事を返す
そう言えば担当はまだだろうか…遅いな何日待たせるんだよ…
「アメリカの承太郎さんとも連絡がつかないし漫画書いてる暇じゃあないんですよ露伴先生!恐らくスタンドの能力ですよ!」
康一くんの言う通りこれはスタンドの能力だろう。大方は時を加速させるスタンドと言うべきだろうか
「悪いね康一くん、僕は締め切りは絶対に守る主義って知ってるだろ?それに時が加速するなんて滅多に出来ない経験だぞ?」
だんだん昼と夜の間隔が短くなってきた時、担当がやっと僕の部屋に来た
僕は取り敢えず一ヶ月分の原稿を渡しておくことにした
まぁまだ三ヶ月分はストックしているんだが、まだまだ執筆意欲が尽きない
269: 2015/02/15(日) 01:38:43.53 ID:OS1itzqo0
「……て言うか良く普通にこんな状況で漫画書けますね」
「ま、僕だからね?」
康一くんは呆れたようにそう呟いた
外はもう昼も夜も同時に訪れたかのような世界に変貌している
太陽は線のように空を流れ、その周りは星空
凄い景色だな…スケッチしておくか
「しかしまぁ…このスタンド使いは恐らく世界最強だろうな…是非何を考えているのか見せてもらいたいぐらいだ」
加速する時の中ですら唯我独尊かつ自身の道を行く岸辺露伴こそ最強のスタンド使いなのでは?と、ひっそりと広瀬康一は考えたのであった
END
「ま、僕だからね?」
康一くんは呆れたようにそう呟いた
外はもう昼も夜も同時に訪れたかのような世界に変貌している
太陽は線のように空を流れ、その周りは星空
凄い景色だな…スケッチしておくか
「しかしまぁ…このスタンド使いは恐らく世界最強だろうな…是非何を考えているのか見せてもらいたいぐらいだ」
加速する時の中ですら唯我独尊かつ自身の道を行く岸辺露伴こそ最強のスタンド使いなのでは?と、ひっそりと広瀬康一は考えたのであった
END
270: 2015/02/15(日) 01:40:51.55 ID:QPuLbo13O
こんな状況、流石に露伴先生でも倒れちゃうだろwwwww
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