532: 2010/06/28(月) 14:35:06.30 ID:vaVeoYAO
上条「忘れもんないな?……じゃあ、しゅっぱーつっ!!」

イン「しゅっぱーつっ!!」

麦野「あんたらテンション高いわね」

イン「はい、とうま」

上条「なに?」

イン「しずりも」

麦野「どうしたの?」

イン「三人で手をつなぐんだよ」

麦野「あ~……はいはい」
ニギッ

上条「……三人で繋ぐと親子みたいだな」
ニギッ

イン「というより家族なんだよ」

美琴(……え、何アレ 夢?何で川の字で三人並んで……しかも手つないでるし……あれじゃ、まるで……)

~ゲーセン~
イン「今日も沢山おかし取るんだよぉーっ!!」
ダッダッダッダッダッダッ

麦野「走らないの……っと、インデックス、これとかいけそうじゃない?あからさまに積んであるわよ」

イン「いいカモなんだよっ!!」

上条(こうして見るとホント家族みたいだよな……)

美琴「……ちょっとアンタ」

上条「ん……って、御坂か。どうしたんだ」

美琴「べっ、別にっ。ちょっと弾を補充しに来ただけよ」

上条(弾ってオイ)

美琴「それよりアンタ、あの第四位と随分仲がいいのね」

上条「ああ……麦野か?まぁな……今は朝飯とかも作りに来てくれてるし」

美琴「あっ、朝飯ってっ!?」
figma とある魔術の禁書目録II 上条当麻
533: 2010/06/28(月) 14:36:13.45 ID:vaVeoYAO
上条「俺が学校に行ってる時にはインデックスに昼飯とか作りに来てくれてるし」

美琴「ちょっ、ちょっとっ!! 鍵は!?鍵はどうしてるのよ」

上条「合鍵わたしてるから」

美琴「合鍵……あいかぎ……アイカギ…愛鍵……」
ブツブツ

上条「おーい御坂ぁー。どこ行くんだー?……何なんだアイツ」

~インデックスSide~

イン「全然とれないんだよ……」

麦野「大漁っ♪大漁っ♪」

イン「何でしずりはそんなに取れるのかな……ていうか機械を三つも空にするなんてありえないんだよ……」

麦野「そうね……店員も泣いてるし……帰りましょうか」

イン「とうまーっ!!」

上条「どうだった?」

イン「わたしはダメだったけどしずりが大漁なんだよ」

麦野「じゃ~ん♪」

上条「……とり過ぎだろ」


534: 2010/06/28(月) 14:37:44.98 ID:vaVeoYAO
~帰り道~


イン「しずり、今日の夕飯はハンバーグがいいかも」

麦野「ハンバーグかぁ……挽き肉がなかったわね。上条……今日は特売あったっけ?」

上条「勿論ありますよっ!!三人でレジに並べば沢山買えますっ!!」

イン「しずりはごはん作ったら帰っちゃうの?」

麦野「へっ?」

上条「たまには泊まっていけば?」

麦野「いっ、いいのっ!?」

上条「おっ、おう……いいよなインデックス?」

イン「ていうかいっそ住めばいいんだよ」

麦野「ちょっとインデックス……」

イン「今更なんだよ……夜中お風呂場で二人でイケナイ事してたくせに照れるとかありえないかも」
ニヤニヤ

上条「……///」

麦野「……///」

イン「今夜はごはん食べたら小萌のとこに行くからベットでするといいかも」
ニヤニヤ

上条・麦野
「「いい加減にしろっ!!」」




《完》




563: 2010/06/28(月) 17:33:05.29 ID:vaVeoYAO
小萌「それではHR終わりますね。皆さん寄り道はダメダメなのです」

土御門「にゃー、終わったにゃあ。明日は休みだしカミやん今からゲーセンいくぜよ」

上条「今、先生が寄り道すんなって言ってろ あの人泣くぞ」

青ピ「泣いた小萌センセも可愛いんやろなぁ」

上条「お前は本格的にダメだな」

小萌「そうそう、上条ちゃんは本当は今日補習なんですが、先生は今から知り合いの講習に顔をださないといけないわけですよ」

上条「って事は今日は補習無しですか?やったぁー」

小萌「なので上条ちゃんは明日先生の家で補習なのです」

上条「……って、えぇー!?休みの日にわざわざ小萌先生の家にこいと?しかも勉強しに?………不幸だぁー!!」

青ピ「うらやましいなぁ、カミやん」

土御門「インデックスは任せるぜよ。明日は舞夏がいるし飯の心配はいらないにゃー」

564: 2010/06/28(月) 17:34:49.31 ID:vaVeoYAO
~次の日~
小萌アパート

上条「……はぁ。せっかくの休日が……」
ピンポーン

「小萌 誰かきたわよ?」

「結標ちゃーん出てくださいなのです」

「部屋の掃除は常日頃の積み重ねよ。ていうか汚いなら家で補習なんかしなければいいのに」

「うー…。いぢわる言ってないで早くでて下さい」

「はいはい」
ガチャ

上条「……」

結標「……」

上条「……」

結標「……」

上条「あっあの…小萌先生はいらっしゃるでしょうか」

結標「あー、貴方が上条当麻クンか。あがってあがって」

上条「おっお邪魔しまーす」

結標「小萌、上条君がきたわよ」

小萌「かっ上条ちゃん!?ちょっと待っててくださいね」

上条「……先生、手伝いますよ」

小萌「ふぅー、綺麗になりました。結標ちゃんも上条ちゃんもありがとうなのです」

上条「先生、早く勉強のほうも終わらせましょう。特売までには絶対に」

結標(土御門が昨日言ってた上条ってこいつの事か……なるほど、私の座標移動でとばせる気がしないわ。これが幻想頃しか……)

小萌「それじゃあ、早速はじめちゃいますよ」

565: 2010/06/28(月) 17:36:26.43 ID:vaVeoYAO
ピリリリッピリリリッ
ピッ

結標(……仕事か)

小萌「結標ちゃん?」

結標「ちょっと用事ができたから」
ヒュンッ

小萌「いってらしゃいなのです」

上条「空間転移?」

小萌「少し違いますが、まぁそんな感じですねぇ」

上条「だぁー、疲れたぁ」

小萌「上条ちゃん少し休憩しましょう」
ピリリリッピリリリッ
ピッ

小萌「はいもしもし……えっ?はぁ、はいはい わかりました、それでは」

上条「先生?」

小萌「上条ちゃん補習は終わりなのです 先生用事ができたので行きますね 上条ちゃんももう帰って大丈夫ですよ。それじゃあ」
バタンッ……タッタッタッタッタッタッ

上条「鍵はどうしよう…」

ヒュンッ

結標「あれ、小萌は?」

上条「うわっぁぁ!?」

結標「ああ、ゴメンね。それで……」

上条「せっ先生は用事ができたからって今…」

結標「そーなんだ」
(今日のお昼は私が野菜炒め作ろうと思ってたのに…)

上条「あの…じゃあ俺はこれで……」

結標「待って上条君、お昼まだでしょ 食べていったら」

上条「いえ、そんな……」

566: 2010/06/28(月) 17:37:20.71 ID:vaVeoYAO
結標「変な気つかわなくていいわよ。あなたが帰ったら私これから一人でお昼食べる事になるんだけど?」

上条「……じゃあ、お言葉に甘えて」

結標「あと敬語はいいわよ」

上条「へぇー、じゃあ結標は土御門と知り合いなんだ」

結標「知り合いってほどでもないけどね。……どう、美味しい?」

上条「ああ、美味いよ。ホントに料理はじめたばっかなのか?」

結標「まぁね、最初は小萌が気絶するぐらいだったけど おかげで人並みには作れるようになったなぁ」

上条「美味いよマジで。料理できてそのうえ美人なんて上条さんストライクです」

結標(なるほど、これが海原の言ってた超電磁砲を頃した一級フラグ建築士ってやつね。たしかにグラッときたわ……)

上条「えっ?じゃあそれから先生に食べさせてないのか?」


567: 2010/06/28(月) 17:38:40.03 ID:vaVeoYAO
結標「料理は教えてくれるんだけど、食べてくれなくて。本人は口には出さないけどトラウマになってるんだと思う……だから食べてともいい出せなくて」

上条「そんな事ねーよ、先生はお前が努力してるのを知ってる 先生はお前の事を大切に思ってるから料理を教えてるんだ。こんなに美味い料理を作れるようになったんなら自信をもてよ お前の作ったこの野菜炒めを不味いなんて言うヤツがいるならまずはその幻想をブチ[ピーーー]!!」

結標(なっ、なるほど……これがアクセラレータの言ってた『そげぶ』ね。……私とした事が、まずい)


568: 2010/06/28(月) 17:39:25.46 ID:vaVeoYAO
上条「そういや結標は何年生なんだ?」

結標「ふぇ!?高二だけど?」

上条「じゃあ俺のいっこ上か」

結標(とっ、年下!?上条当麻は年下……上条…上条…………………………………………………………………………当麻クン。あっ、ヤバい。堕ちちゃった…)


569: 2010/06/28(月) 17:40:50.07 ID:vaVeoYAO
結標「ねぇ当麻クン、美味しい?」

上条「え?ああ美味いよ」
(なっなんだ…急に結標が色っぽく……)

結標「じゃあ食べさせてあげる。はい、あーん♪」

上条「いっ、いや自分で食えるし大丈夫ですよ」

結標「ん~、若い子は遠慮しちゃダメなんだゾ?それともあ~んじゃなくて口移しがいいのかな?」

上条(ヤバいヤバい!!なんだコレは!?どうしてこうなった!?)

結標「じゃあ口移しで食べさせてあ・げ・る♪」

上条「むっ、結標さん!?近い近い顔がちかいから………って、ウンンン………」

結標(……///)



結標「ごっごめんなさい!!私ってばなんて事を」

上条(夢だ……幻想に決まってる 上条さんにこんなピンクイベントがおこるはずが……)

結標「……///」

上条「……///」

結標「どっ、どうだった?」



上条「………おかわり///」



《完》

587: 2010/06/28(月) 19:39:14.21 ID:vaVeoYAO
上条「みんな俺の事フラグ建築士って言うけど……ちょっと意識して相手したらどうなるんだろ……よしっ!!明日からやってみるかっ!!」

次の日
~インデックスSide~

イン「おはようなんだ……よ……とっ、とうま?」

上条「おはようインデックス……今日も可愛いね」
キリッ

イン「えっと……とうまだよ…ね」

上条「当たり前だろインデックス……まだ寝ぼけてるのか? じゃあ、目覚めのキスをプレゼントしようかな♪」

イン「ちょっ、ちょっとまつんだよとうまっ!! 起きてる、起きてるからっ!! ちょっ……」

上条「ほらっ、どこがいい? ほっぺた? 唇? そ・れ・と・も……」

イン「いやぁぁぁぁぁあぁぁぁぁッ!?」

上条「じゃあインデックス、行ってきます♪」


588: 2010/06/28(月) 19:40:28.59 ID:vaVeoYAO
イン「はぁ はぁ はぁ……」
ピクッピクッ

イン(すっ、凄かったんだよ……///)


~美琴Side~

美琴(あっ、いたいたっ!! よしっ、今日こそは素直に……ってアレ?……アイツよね?何か後ろ姿が違うような……雰囲気っていうか……なんか今日は止めといた方がいい気が……)

上条「……」ピクッ
クルッ

美琴(振り向いたっ!! てか気付かれたっ!? はっ、走ってきたぁぁぁっ!!)

上条「やぁ美琴 おはよう♪」
キラキラ

美琴「ふぇっ!? ちょっと、何で腰に手ぇまわしてんのよっ!?っていうか近い近いっ!!」

(おっ、お尻触ってるし!! 短パンの上から撫でてるぅ///)

上条「可愛いな美琴は……」
ハムッ

美琴(耳たぶあまがみぃ……///)

美琴「ふにゃ~」
バッチバチィッ!!


589: 2010/06/28(月) 19:41:39.68 ID:vaVeoYAO
上条「じゃあ美琴……学校あるからまたな♪」

美琴「……」グター
(わっ、我が人生に……///)

~黒子Side~

黒子「いましたわ……ちょっとお待ちなさいっ!!」

上条「んっ、て白井…じゃなくて黒子か。どうしたんだ?」

黒子「馴れ馴れしく名前で呼ぶんじゃありませんの……先ほどお姉様に会いましたわね?……何をなさったんですの……あの様子は異常でしたの」

上条「まったく……そんなにプリプリしたら可愛い顔が台無しだゾ♪」

黒子「……」ゾクッ
(だっ、誰ですのこの人……上条当麻であっていますわよね……)

上条「黒子、顔色悪いぞ。熱でもあるんじゃないか?」
ピタッ

黒子(ッ!?顔がっ!? 近い……)

チュッ

黒子「えっ?」

上条「ごめんごめん。ついキスしちまった……あんまり黒子が可愛いくてさ」


590: 2010/06/28(月) 19:42:29.45 ID:vaVeoYAO
黒子「なっ、なっ何を」

上条「責任は取る。だからあっちのトイレに行こう」
グイッ

黒子「へっ?」


~トイレ~

黒子「ふぁぁぁっ!!!……ダメですのぉーっ!!!」

~数分後~

上条「ヤバいっ遅刻するな……じゃあ黒子またなっ!! 愛してるぞ」
ダッダッダッダッダッダッ

黒子(おっ、お兄様ぁ///)




続くか?



591: 2010/06/28(月) 19:43:29.88 ID:vaVeoYAO
終了ぉ
こんな感じで

引用: ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-8冊目-【超電磁砲】