1: 2018/01/23(火) 19:54:00.918 ID:f/mYuxbG0.net
女「久しぶりだね~!また大きくなった?」

僕「う…」

女「あ、あれ? 覚えてない?親戚の…」

母「あら、ちゃんと覚えてたわよ?「お姉ちゃんと会うの楽しみ!」って言ってたし。久しぶりだから人見知りしてるのね」

女「そ、そうですか…!(かわいい…)」

母「それじゃあ、お願いね」

女「はい!」

僕「マm…… お母さん……」

母「弟か妹が出来るのよ? お兄ちゃんなんだから、寂しくないわよね?」

僕「…うん…」

母「女お姉ちゃんの家に迷惑かけないでね?」

女「あはは、大丈夫ですよー!」
ふらいんぐうぃっち(13) (週刊少年マガジンコミックス)
9: 2018/01/23(火) 20:06:02.194 ID:f/mYuxbG0.net
女「はい、切符!」

僕「…ありがと」

女「どういたしまして!(かわいい…)」

ピヨピヨ ピヨピヨ

女「ひよこさん鳴いてる~(きゃわわ…)」

僕「…。」

女「…? どうしたの?」

僕「別に」

女「迷子になっちゃうから手繋ごっか」

僕「やだ」

女「 」

10: 2018/01/23(火) 20:13:05.958 ID:f/mYuxbG0.net
女「ごめんね? もう子供扱いしないから!」

僕「…。」

女「あっ、お菓子食べたくない!?」

僕「う…」

女「うわ~! 美味しそう! 僕くん食べないなら私が食べようかな~?」

僕「た、食べる…」

女「え? 食べたい?」

僕「…。」

女「は、はい! どうぞ!(かわいいからつい意地悪をしてしまった…)」

僕「ありがと…」モグモグ

女「えへへ~…」ジ--ッッ

僕「……食べる?」

女「えっ!?」

僕「はい、あげる」

女「あ、ありがとう…!(もう好き…)」

12: 2018/01/23(火) 20:22:04.394 ID:f/mYuxbG0.net
女「…。」ス-ス-

サワサワ サワサワ    

女「んっ…」

女(えっ…? 嘘…。 痴漢……? )

僕「お姉ちゃん、駅着いたよ!」ユサユサ  
女「あっ、ご、ごめん!」

女(手小さくてかわいいなあ…)

女「僕くん、手繋ごっか?」

僕「…うん」ギュ

女(ふえぇ……)

15: 2018/01/23(火) 20:32:15.764 ID:f/mYuxbG0.net
女母「あら~! よろしくね~!」

女父「キャッチボールしよう!」

僕「ぇ…。」

女「ちょっとやめて! 怖がってる!」

僕「…。」ギュッ

女母「あらやだ!」

女父「息子とキャッチボール…夢で…」

女「ほら、行こっ?」

僕「ぅん」

女母「もうすっかり仲良しねぇ~」

女父「子供用グローブ…買ったの…」

16: 2018/01/23(火) 20:41:27.623 ID:f/mYuxbG0.net
女「一応、ここが僕くんの部屋だよ」

僕「ぁ、僕の部屋…?」

女「うん……ひとり寂しい?」

僕「そ、そんなことないよ!」

女「ふーん…」ニヤニヤ

僕「い、いつも一人で寝てるし」

女「そっかぁ…」ニヤニヤ


女「それで、ここが私の部屋」

僕「ぁ…」

女「へへ、ゲームも漫画も揃ってるよ!」

僕「うわ…! 新しいやつ…!」

女「いつでも遊びにきていいからね~」

バサッ

僕「…? なにこれ…」

女「ハッ…! それはだめ!見ちゃだめ!」

僕「……?」

女「あ、あはは。そろそろ晩ご飯だよ!」

20: 2018/01/23(火) 20:47:42.646 ID:f/mYuxbG0.net
僕「ごちそうさまでした」

女母「お口に合ったかしら~」

僕「卵焼き…美味しかった…です」

女「…っ! それ!私が作ったんだよ!」

女母「あらやだ。最後は私がやったよ」

女「あっ、味付けは私がやったもん!」

女父「よーし、お風呂入るぞ~!」

僕「ぇ…」

女父「ほら! 行くぞ!」

僕「ぅぅ…」

女母「ちょっとあなた。嫌がってない?」

女父「そ、そんなことないよ!なっ!?」

僕「…」コクリ

女父「ほらぁ~」

女母「あらそう?」

女「お、お風呂…か…」

21: 2018/01/23(火) 20:55:43.919 ID:f/mYuxbG0.net
女父「いいか? よーく見てろよ!」

僕「うん」

女父「湯船の中から…」

女父「ふんっ!」ブクブクブクブク...

女父「 …スカイツリー…! 」凸

女母「ちょっとあんた!何してるの!」

女父「あっ」

女母「僕くん、このおじさんとは関わっちゃダメよ?」

僕「…」ウンウン

女母「早く出て!通報するわよ?!」

女父「そ、そんな…」

女母「それじゃあ…」

女母「私と一緒に入りましょうね?」

26: 2018/01/23(火) 21:05:41.281 ID:f/mYuxbG0.net
女「お母さん! 僕くん嫌がってるよ!」

女母「あ、あらそう?」

僕「…?」

女「わ、私が一緒に入る…!」

女父「なぬぅ!?」

女母「そうね。私みたいなおばさんより…」

女「そうそう、そうだよ!」

女父「い、いや、でもぉ…」ドギマギ

女母「あらやだ。まだ小学生…低学年なんですから 」

女父「ぐ、ぐぬぬ…」

女「…。」

女「ふう…」ヌギヌギ

女(な、なんか緊張するなぁ…)

女(私の着替え見てたりして…?)チラッ

27: 2018/01/23(火) 21:10:45.469 ID:f/mYuxbG0.net
僕「…」ゴシゴシゴシ

女「…。」

女「僕くーん? 入るね~?」チャプン

僕「…。」ゴシゴシゴシ

女「あ、頭…自分で洗えるんだ…」

僕「うん」ゴシゴシゴシ

女「そ、そうだよね~… 」

僕「んっ…あ、あれ…」

女「あっ、シャワー…私が…!」

ピト...

女「ひゃんっ!」

女「あっ…///」

31: 2018/01/23(火) 21:21:34.107 ID:f/mYuxbG0.net
女「あ、あはは。私が流してあげるね!」

ジャ---

女(小さいなぁ~…ほんと子供ってかわいい…でも…)

女「…僕くんは特別かわいいなぁ~…」

女「…将来絶対イケメンになるよ~…」

僕「ぇ…?」

女「…わ、私…口に出ちゃってた…?」

僕「…?」

女「う、うう…///」

女「…じゃあ前も流すね?」

女「こっち、向いて?」

33: 2018/01/23(火) 21:29:02.992 ID:f/mYuxbG0.net
僕「い、いいよ! 自分でやるから」

女「そ、そう…?」

僕「うん」ジャ-

女「…? 」

僕「…ぼ、僕、もう出るね」

女「えっ? もう出ちゃうの?!」

僕「うん」

女(も、もしかして恥ずかしがってる?)

女「ははーん…」ニヤリ

女「僕くん、恥ずかしがってるでしょ」

僕「…!」ギクッ

女「わぁ~! もしかして図星~?」

僕「そ、そんなことないよ」

女「じゃあ、一緒に湯船浸かろう?」

僕「…い、いいよ?」

36: 2018/01/23(火) 21:41:05.381 ID:f/mYuxbG0.net
女「ふぃ~! いいお湯だったね~…」

僕「ぅん…」

女「さっきから全然目合わせてくれないじゃ~ん」

僕「…。」

女「ふふ、おませさんだなぁ~…」

女「そんな気にしなくていいのに…」

女「可愛いぞ!このこの!」アタマフキフキ

僕「うう…///」

女「ほっぺもぷにぷにだぁ~」プニプニ 

僕「ううう…」

41: 2018/01/23(火) 21:53:15.305 ID:f/mYuxbG0.net
女『そうそう!親戚の子がうちにね~…』

女『ほんと可愛いよ! まじで可愛い!』

ガチャッ

僕「……。」

女「…?」

女『あ、もうこんな時間…!』

女『うん、また明日ねー…はーい…』

女「…ごめんね、起こしちゃった?」

僕「…。」

女「もしかして…寝れない…とか?」

僕「…っ」

女「ひとりで寝れないんだ。へー…」ニヤニヤ

僕「や、やっぱり、いいや」

女「…一緒に寝る?」

僕「…。」

女「あは。まくら持ってきてるじゃん!」

僕「うっ…」

女「お母さんたちには内緒ね!」

僕「…。」コクリ

女「にひひ…いいよ、おいで…?」

女「お母さんと離れて…寂しいよね…」ナデナデ

僕「っ…」ウルウル

45: 2018/01/23(火) 22:11:14.444 ID:f/mYuxbG0.net
女「この駅で降りるんだよ?覚えた?」

僕「うん」

女「忘れ物とかない?大丈夫?」

僕「大丈夫だよ」

女「えーと…それから…」

僕「もう行くね!」

女「あー…うん。気をつけてね?」

僕「はーい」


女「ふう…」

女「お母さんの気持ち…分かったよ…」

46: 2018/01/23(火) 22:24:03.860 ID:f/mYuxbG0.net
女友「きゃー! かわいいーー!!」

僕「!?」

女「ちょ、ちょっと、友!」

僕「…。」

女「ほら、僕くん怖がってるよ!」

女友「ご、ごめん…つい…」

僕「…。」

女「私の友達の友ちゃん。どう見ても悪そうだけど、ほんとは優しいから怖がらなくて大丈夫だよ?」

僕「ぇぇ…」

女友「わっ、ほっぺ…ぷにぷに…」ツンツン

女「ちょ、ちょっと!(私の!)」

女友「将来絶対イケメンじゃん…」プニプニ

女「あ、えへへ…やっぱりそう思う?」

49: 2018/01/23(火) 22:32:02.689 ID:f/mYuxbG0.net
女友「絶対モテるでしょ~?」プニプニ

女「!?」

女友「女の子の友達いる~?」プニプニ

僕「うん」

女友「好きな子とかいんの~?」プニプニ

女「っ!?」

僕「…。」

女友「おっ、その反応はいるなぁ~…」プニプニ

僕「…。」

女友「どんな子? 可愛い?」

僕「…。」

女友「お姉さんにこっそり教えて?ね?」

僕「う…」ヒソヒソ

女友「…! きゃーー!!」

女「え、な、何!?」

僕「ひ、秘密だよ」

女友「うん、うん! 約束な!」

女「…?」

51: 2018/01/23(火) 22:46:02.723 ID:f/mYuxbG0.net
女友「魔貫光殺砲ーーー!!!」

僕「かーめーはーめー…波ぁぁぁ!!!」

女友「ぐわぁぁぁぁあああああ!!!」

バタンッ

女友「孫…」カクッ


女「…。 な、なんか仲良くなってる…」

僕「友お姉ちゃん、次これやろ!」

女友「お、いいねー!」

女「も、もう名前で呼んでる…(私は一週間かかったのに…)」

女友「しゃー!」

僕「ううう…」

女「ちょっと、手加減してあげなよ…」

女友「全力でやった方がいいよねー?」

僕「うん!」

女友「ほら」ニヤリ

女「ぐ、ぐぬぬ…」

女友「あたし弟いるからさ、こういうの得意っていうか?」ドヤァ

女「くっ…僕くん、私と遊ぼう?」

女友「いーや、私と遊ぶよな?」

僕「ぇ…」

54: 2018/01/23(火) 22:58:56.097 ID:f/mYuxbG0.net
女友「ふ~…汗かいちゃったな…」パタパタ

女「シャワー浴びてく?」

女友「よし、僕! 一緒に入ろうぜ!」

女「!?」

僕「うん!」

女「!?!?」

女友「よーし…」

女「あー、私も汗かいちゃったなー」

女友「女は運動してないだろー…?」

女「今日"も" 私と一緒に入るよね?」

女友「…私の方が大きいよ?」ヌギヌギ

女「ちょっと! 何言ってんの!?」

女友「え、だって…」

女「だってじゃないでしょ!? 」

僕「…。」

57: 2018/01/23(火) 23:18:54.305 ID:f/mYuxbG0.net
女友「ふー、さっぱりしたー!」

女「結局3人で入っちゃったね…」

女友「目のやり場に困ってて可愛かった…」

女「…。」ウンウン

女友「……あそこも」

女「うんうn... ってコラ!」

女友「あははw 女めっちゃ見てたよ?w」

女「そっ…そんなこと…! ///」

女友「今だけだからねー、色々と」

女「…?」

女友「そりゃ、もう少ししたらアレがアレして…ああなって…」

女「な、なっ、なっ…/////」

女友「私もよく知らないけど。うん」

女「…。」

60: 2018/01/23(火) 23:24:47.867 ID:f/mYuxbG0.net
女「…? どうしたの?」

女母「無事に産まれたんですって!」

女「…!」

女母「お兄ちゃんになったのよ~?」

僕「…お兄ちゃん…」

女父「準備できたぞ!」

女母「あら、じゃあ女も…」

女「…。 私はいいよ、留守番してる」

女母「あらそう? じゃあ、頼むわね」


女「……。」

61: 2018/01/23(火) 23:32:03.185 ID:f/mYuxbG0.net
僕「妹……?」

母「そうよ、可愛いでしょう?」

僕「うん…!」

母「…ちゃんといい子にしてた?」

僕「…。」ウンウン

女母「もうほんと女と仲良くてね~」

母「あら、じゃあ退院しても向こうで暮らす?」

女母「あらやだ。大歓迎よ~~?」ウフフ


僕「……。」

62: 2018/01/23(火) 23:41:09.449 ID:f/mYuxbG0.net
数日後

女「…。」ス-ス-

僕「…。」ス--ス--

女母「やだ。また仲良く寝てるわ~…」

母「あらほんと…」

女母「起きるまでそっとしておきましょ」


母「本当にありがとうございました…」

僕「ありがとうございました…」ペコリ

女母「一ヶ月も一緒だったから、寂しくて…」ウルウル

女父「元気でな…!」

女「…またね!」

僕「うん…」

女「……。」

母「さあ、行くわよ」

僕「ぁ…」

僕「お姉ちゃん…!」

僕「僕、お姉ちゃんと --。」

女「…!」

68: 2018/01/24(水) 00:09:22.901 ID:+ir1S90t0.net
7年後

女「久しぶりだね~!また大きくなった?」

僕「…別に」

女「今日はお姉ちゃんじゃなくて、先生って呼んでね」メガネクイッ

僕「…。」

女「な、なにさ、その冷たい視線は」

僕「えーと、先生…」

女「…!」コホンコホン

僕「……ほんとに教えられるの?」

女「なっ…! これでも社会人だよ!?」

女「それに、教師を目指した時期もあったんだから!(僕くんの影響で)」

僕「ふーん…」

女「…!」フンス

僕「じゃあお願いします、先生…」

女「よかろう…!(か、かわいい…)」

69: 2018/01/24(水) 00:17:21.679 ID:+ir1S90t0.net
女「あとはこの式を使えば…」

僕「おお…!」

女「…ふふ」ドヤァ

ラインッ

僕「あ…」カチカチ

女「…。」

僕「……。」カチカチカチ

女「友達?」

僕「ん」カチカチ

女「あ、もしかして彼女ー?」クスッ

僕「う、うるせえ!」

女「 」

72: 2018/01/24(水) 00:39:13.533 ID:+ir1S90t0.net
女「じゃ、じゃあ、続きね…?」

僕「うん」

女「えーと、こ、こここの式を…」

僕「そこさっきやったよ…」

女「あっ、え、えーと……」

僕「…?」

女「ご、ごめんごめん。この問題は…」

僕「……あのさ」

女「は、はいっ!」

僕「具合悪いなら無理しないでよ」

女「え…?」

僕「寝てていいからさ。体温計持ってくる」

バタンッ

女「いや、ほんと、大丈夫だからっ…」

女「…。」

女「僕くんのベッド…」

75: 2018/01/24(水) 00:50:56.426 ID:+ir1S90t0.net
女「んっ……」

僕「…」ス-ス-

女「あ、あれ、私…」

僕「…」ス-ス-

女「タオル…? 僕くん、看病して…」

僕「…」ス-ス-

女「…」プニプニ

女「ふふ…」プニプニ

女「僕くん…」

女「…。」ス-ッ

76: 2018/01/24(水) 00:57:24.580 ID:+ir1S90t0.net
妹「お兄ちゃん一緒に寝y…

女「!?」サササッ

妹「あ、女お姉ちゃん!」

女「お、お邪魔してます」

妹「お兄ちゃん寝てるんだ…」

女「あはは。そ、そうなの」

妹「私も一緒に寝るー…」

女(わ、私はなんてことを…)

女(危うく犯罪を犯すところだったわ…)

80: 2018/01/24(水) 01:24:43.372 ID:+ir1S90t0.net
数週間後

女「この文は……って聞いてる?」

僕「ん…」

女「…。」

女「どうしたの?何かあった?」

僕「…。」

女「彼女にフラれた…とか」

僕「…彼女じゃないし」

女「あ…えっと、じゃあ…」

僕「…。」

女「…。」

僕「同じ高校…行こうと思って…」

僕「それで……でも……」

女「…そっか」

女「慰めてあげようか? …あはは…」

僕「っ!」

ガシャァァァン

85: 2018/01/24(水) 01:51:41.598 ID:+ir1S90t0.net
5年後

妹「お兄ちゃん…いつまで寝てるの?」

妹「バイトは? また辞めたの? 」

妹「はあ? 養ってもらう? そんな…」

妹「……どこ行くの? また彼女の家?」

妹「ちょ、待っt

バタンッ

妹「……全部、あの女のせいだ……」

妹「お兄ちゃんがダメになったのは…」

妹「全部…」

妹「私が…私がいなきゃダメなんだ…」

妹「お兄ちゃんには…私が必要…」



86: 2018/01/24(水) 01:52:04.493 ID:GqlbCZFAp.net
おつ

引用: 僕(7)「お姉ちゃんと結婚するー!」女(16)「…!」キュン