268: 2013/12/18(水) 01:14:44.94 ID:84mbq5f/o
小ネタ用艦娘を募集したら5話に使えそうだと思ったら小ネタになっていた。何を言っているかわかんねーと思うが(ry

前回:泣き虫雪風と釣り人提督【その3】
最初から:泣き虫雪風と釣り人提督


というわけで龍田編

269: 2013/12/18(水) 01:19:38.55 ID:84mbq5f/o
鎮守府正面海域

チュドーン

提督「これにて敵主力撃破、と」

雪風「軽巡ホ級鹵獲しましたー」

提督「おつかれーぃ ってこれ人の腕とか胴とか見えるんだけど…これも解体するの?」

猫吊「はい。雫があるのは大体人の体の心臓の辺りですね」

提督「何か邪教の儀式じみてるなぁ…」ザクッ ゴリゴリ

提督「お、あったあった」ボコォ


鎮守府・工廠

例によって雫を妖精に引き渡す。

提督「長距離ミサイル搭載巡洋艦とか欲しいよねぇ」

猫吊「ありません。というか第二次世界大戦の艦船に何を期待しているのですか」

ボフン

龍田「龍田だよぉ。天龍ちゃんがご迷惑かけてないかしらぁ」

提督「……天龍って誰だ?」

猫吊「彼女の姉です」

提督「そんな艦娘いないんですけど」

猫吊「迷惑かけてないってことだからいいのでは」

提督「いいのか、というか妹にそこまで言われるとかどこまで迷惑なんだ」

猫吊「会ってからのお楽しみということで」


提督「しっかし…なんだ……」ジロジロ

龍田「うふ、何か気になることでも?」

提督「魚雷はともかく砲がないぞ。薙刀で直接叩き切るつもりか? 敵も砲撃してくるんだから近接武器は危なかろうに」

龍田「その点はご安心くださいな。私の戦いぶりを見ればわかるわよぉ~」

提督「んじゃ、さっき小破した如月に休んでもらって、龍田を旗艦にしてお手並み拝見としゃれ込もうか」
海の画集 -「艦これ」公式イラスト集-

270: 2013/12/18(水) 01:22:04.58 ID:84mbq5f/o
鎮守府海域、南西諸島沖

龍田「氏にたい船はどこかしら~」

提督「優しそうな顔して物騒なこと言うなぁ…」

初霜「敵艦発見です!!」

遠くに見えるは駆逐クラスの深海棲艦。少なくとも駆逐艦娘の砲撃では届かない距離。

龍田「提督、よーく見ててくださいねぇ?」

ぷかぷか丸から海面に降り立った龍田はそう言うなり薙刀を左下から右上へと振り上げた。

少しの間を置き。

ドブシャァッという音とともに、敵駆逐艦が轟沈した。

提督「えっ なにこれこわい」

龍田「天龍ちゃんより上手でしょ~?」

提督「いや天龍は見たことないからわからないけど単純にやばくね? 何か斬撃飛ばしてるよね? どっかの北欧防衛軍なの?
   砲弾使わないって事は資材ものすごく節約できね?」

龍田「でもね~ちょっと問題があってねぇ」

提督「何だ?」

龍田「弾の発射の反動を利用して加速つけてるから弾薬は消費しちゃうのよ~」

提督「回りくどいよ!! 普通に砲積んで砲撃しようよ!!」

龍田「でもこっちのほうが使い慣れてるし…」

提督「じゃあそれでいいやもう……」

271: 2013/12/18(水) 01:24:52.03 ID:84mbq5f/o
なんだかんだで敵主力を叩き潰して帰投。

大淀「あら、水雷戦隊を組めるようになったのですね」

提督「何それ」

大淀「軽巡洋艦を旗艦とした、駆逐艦で構成される艦隊です。というわけでそんな貴方にプレゼントがあります!」

提督「資材なら資材置き場に置いてくれ」

大淀「軽巡洋艦、龍田です!!」

龍田「龍田だよぉ」

提督「……なぁ、うちの旗艦見てから言ってくんね?」

大淀「あっ」

提督「……」

大淀「で、でも他に使い道とかありますし!!」

提督「……他の使い道…?」

大淀「艦娘の魂を捧げる、近代化改修……!!」ゴゴゴゴ

提督(ゴクリ)

To Be Continued...?

277: 2013/12/20(金) 01:47:36.96 ID:wgy8pmFfo
大型建造。演習相手にて何度か見かけた大和。アイアンサウンドボトムで確保した武蔵。そういった超々弩級戦艦を建造するための超々弩級の建造。
あと装甲空母とか最新鋭軽巡洋艦とかも出来るとか出来ないとか。

大和「大和型戦艦、一番艦、大和。推して参ります!」

提督「ふっふっふ……」

提督「くっくっく……」

提督「はーっはっはっはぁ!!」

大和「何で悪役三段笑いなんですか」

提督「そりゃ大和が首尾よく出来りゃ三段笑いもしたくなるというものよ!!」

大和「私はどこかの悪の秘密結社の戦闘ロボかなんかですか?」

提督「むしろ宇宙に飛んで放射線除去装置もらってこようか。波動砲も搭載しよう」

大和「無茶言わないでください」

提督「というわけでしばらく隠しておく」

大和「何故です?」

提督「雪風が見たら絶対泣くからだ。今でも演習相手のホログラムですら目に涙を浮かべるくらいだからな」

提督「僚艦の氏をみーんなみんな自分のせいだと背負い込んで。いっつも泣いて謝ってばっかりで。なんであぁいう性格になったんだかブツブツ」

提督「と、言うわけで戦歴調べて関係ありそうな艦は、雪風に心の準備させてから会わす事にしてる。そのリストのトップに入ってるのはもちろん大和だ」

大和「なるほど……」

提督「ま、長くはかからんだろうから話つけるまでしばらく工廠の見学でもしててくれ」

大和「わかりました」

ガチャリと開く工廠の扉。そこに立っているのは…。

雪風「しれぇ、こちらにいらしたんですね」

提督「あ」

雪風「新海域の情報が来たのでおもち……し…」

提督「あっちゃぁ~、来ちゃったか」

雪風の視線の先には、大和の姿。

雪風「あ……あの…や、まと、さん……?」

大和「久しぶりね」

雪風「ほん…とに……?」

大和「えぇ、本当よ。ただいま、雪風」

そう言いながら大和は雪風を持ち上げ、そのまま抱きしめる。

雪風「お…がえり……なざ…グスッ、グスッ」

大和「大丈夫、今度こそ沈みませんから。ね?」

雪風「ん……ぐしゅ…」

大和「よしよし」

提督「手慣れたもんだな……」

大和「連合艦隊旗艦ですから」

提督「そういうもんかねぇ」

287: 2013/12/24(火) 01:48:10.16 ID:glpO1saKo
提督「次の演習はどうすっか……全くもって多すぎだろブツブツグチグチ」

コンコン

提督「どーぞ。開いてるよ」

ババン、と扉を開け放つは金剛。手に持つトレイの上には二人分のティーセット。

金剛「Hey!! テートクぅー! TeaTimeにしませんかー?」

提督「そうだな、そこに置いといてくれ……っていうか妹たちはどうしたんだよ。いつもなら姉妹でティーパーティやってる時間だろうに

金剛「テートクって出撃か訓練の時以外ここに入り浸りデース。Partyに呼んでもBusyだって言って来ないじゃないですか」

提督「実際忙しいんだよ。この鎮守府の艦娘の管理の書類書くだけで一日が終わる状態だし。陸軍の意見に芋版押してた日々が懐かしい」

そう言いながら紅茶に角砂糖を数個放り込みミルクを注ぐ。

金剛「テートク一人で何でもかんでもやるからデース」

提督「お前らもお前らで戦闘、演習、遠征、訓練と忙しかろうに。さすがに開発は俺では出来ないからレシピ渡して頼んでるが」

金剛「もっとアウトソーシングするべきネ。雷ちゃんも言ってるでしょ、『もっと私に頼ってもいいのよ!』って」

提督「そうだなぁ…」

金剛「それにテートクは淡白すぎマス! もっと私や他の皆サンとの付き合いを大事にしないと」

提督「……アウトソーシング……付き合い…」ブツブツ

金剛「たまにはTea Partyに顔を出しt……テートク?」

提督「……ティーパーティー……これだ!!」バンッ

金剛「Wow!?」

提督「艦娘の様子とかをそれぞれの型の姉妹艦のひとりにまとめてもらって、
   午後三時あたりに行われてるティーパーティーで報告する……うんいけるいける!!」

金剛「テートク…!?」

提督「空母とかはまぁ姉妹艦少ないし艦種で一人でいいか。戦艦もある程度まとめよう!」

そういってカップに入った紅茶を一気に飲み干す。

提督「糖分補給完了!! 金剛、アイディアありがとな!!」

金剛「ど、ドーイタシマシテ」

金剛(ふたりきりのTeaTimeを楽しむ予定だったのにまさにどうしてこうなった、デース…)


こうして艦娘総合会議と称した提督主催ティーパーティーが開催されることになったのであったがそれはまた別の話

293: 2013/12/24(火) 23:35:25.79 ID:glpO1saKo
提督「大鳳にダイハツ、あきつ丸にカ号観測機にまるゆねぇ……。まるゆとか戦線に出して大丈夫なの? 調べたけど何かものすごく嫌な予感しかしない」

ペラリ

提督「敵か味方か、霧の艦隊……。クラインフィールドにより通常の兵器は通用しない……?」

提督「核クラスでないとダメとか実質無敵じゃねーか。敵として戦いたくねーなー」

コンコン

提督「どーぞ」

ガチャ

雪風「しれぇ、新しい通信が入っています」

提督「お上から?」

雪風「はい」

提督「へー。どれどれ」

通信『霧の艦隊が出たんでただちに撃滅せよ』

提督「なるほどなるほど」

バァン!! 手に持っていた書類を思い切り机に叩きつける。

雪風「ひっ!?」

提督「ザッケンナコラー!! 通常兵器は通用しないって通信入れたそばから『撃滅しろ』とかふざけてんのかスッゾオラー!!」

雪風「う……うわぁぁぁぁん!!」

提督「あ、その、すまん。理不尽なお上に怒ってるんであって決して雪風に怒ってる訳じゃないから」

雪風「ぐすっ、ひっく……もう一通、通信があります」

提督「えーと、何々」

通信『灰は灰に。塵は塵に。ゴミはゴミ箱に。霧の艦隊は霧の艦隊に。ついては霧の艦隊所属の援軍を送るので迎え入れられたし』

通信『強いので通常海域攻略に悩んでたら活用されたし。臨時雇いだけど』

提督「仲間割れ? 離反者? わけがわからないよ」

通信『潜水艦のいる辺りにいるはずなので合流せよ』

提督「潜水艦ねぇ…リランカ辺り?」

こうして釣り人提督の霧の艦隊迎撃作戦は始まった……。

299: 2013/12/26(木) 22:53:21.77 ID:Ssblmabuo

チャプター1とチャプター2の間の話

提督「これがツンデレ重巡と名高いタオカカいや違ったタカオか…」

タカオ「侵食弾頭兵器発射してあげるから前に出なさい」

提督「やめて。それはともかく早速演習に出してみよう。はい20.3cm砲」


演習場

提督「お、天龍田+第六駆とかどう見ても遠征前の士気向上」

提督「まぁほどほどにあしらっ」 ビィィィィィィム

チュドドドーン

提督「な、なんだこれは…」

タカオ(ドヤ顔)

提督「こ、これがあの…」

提督「ラバウル原産、MNB(陸奥になるビーム)!!」

タカオ(ズコー)

イオナ「違う」

提督「えー、もういいじゃんMNBで。超重力砲とかなんか言いづらいしタカオが名誉ラバウル民に認定されてたし」

タカオ「はい?」

提督「ほらこの赤煉瓦の記事」

タカオ「いつの間に…」

提督「というわけでアレはMNBね」

タカオ「やめて」

303: 2013/12/30(月) 22:17:30.19 ID:SsDxBjLVo
E-1より先にE-4の話が出来上がる謎

ガチャコ

雪風「しれぇ! おはようございます! 朝ですよ!」

提督「ゲェホゴホゴホ」

雪風「しれぇ!?」

提督「ぐぅ、これは間違いなく風邪。だが太平洋中部で長波を探さねばゴフゴフ」

雪風「そんな状態じゃ無茶です、しれぇ!!」

提督「……雪風、なんならお前が代理で提tゴホゴホッ 提督やってみるか?」

雪風「えっ?」

提督「これから口頭で指示を伝えゴホゴホるからよくきいゲホゴホてその通り実行ガフガフ」

雪風「しれぇ!」


結局出撃構成をメモした紙を手渡すことで解決した

304: 2013/12/30(月) 22:18:22.15 ID:SsDxBjLVo
雪風「と言うわけで今日一日雪風がしれぇの代役を務めることとなりました! 皆さん、頑張りましょう!」

扶桑「大丈夫かしら…」

隼鷹「まぁ大丈夫じゃない?」

北上「行けるでしょ」

大井「北上さんがそう言うなら…」

木曾「なんかあったら俺達で補佐すればいいさ」

瑞鶴「そうね、まずはやってみましょう!」

ヒュウガ「ナノマテリアル残り少ないといったのに何故遠慮無く使うのか…」


戦闘そのものは問題なく、ヲ級フラをいつものごとく鹵獲するがここで重大問題が発生。

雪風「……そういえば、雫の取り出しもしれぇの仕事でした…」

離れて砲雷撃するならまだしも、無抵抗の、自分に似た人型の相手を、刃物で切り開くというのは抵抗がある。
提督はもはやすでに悟ったような表情で淡々と取り出していたが…

雪風「うぅ~……」

木曾「どうした?」

雪風「木曾さん……」

木曾「あぁ、こいつの解体か……。ちょっとどいてな」

そう言うと軍刀を抜き、数回振るった。

ヲ級「ヲ゛ッ!?」

ごろり、とヲ級の胸から転がり落ちる結晶。

雪風「あ、ありがとうございます……!」


そういった感じで休憩をはさみつつ数時間後…

305: 2013/12/30(月) 22:19:12.73 ID:SsDxBjLVo
長波「夕雲型駆逐艦4番艦、長波サマだよ! ……ってあれ、雪風じゃん。何してんだ?」

雪風「しれぇが風邪引いちゃってその代理でかくかくしかじか」

長波「そっかー。そういえば長いことあたしを探してたんだって? 一緒に見舞いに行くか!」

雪風「そうですね! しれぇの部屋はこっちです!」


なうむーびんぐ……

長波「『入るな』? まぁ風邪引いてるしこの掛札は妥当といえば妥当か」

雪風「しれぇ、長波ちゃんが着任しましたよ!」

そう言って扉を開けた先には風呂に浸かっている提督の姿が!!

提督「んぁ゛~。そうか! よくやっゲホゲホ」

雪風「しれぇ! なんで風邪引いてるのにお風呂入ってるんですか!?」

提督「布団よりお湯のほうがあったけぇし」

雪風「湯冷めして余計冷えちゃいますよ!!」

提督「わかったわかった、出るから着替えるまで二人とも外で待っててくれ」

長波「……ぶっ飛んだ提督だなぁ…」


翌日

提督「ん~風邪も治って気分がいい。硫黄島で瑞鳳探すか。ナノマテリアルの残量? 知らないねぇ」

ヒュウガ「どこまで使うつもりなんだ……」

提督「多分これで最後だから」


なお、瑞鳳は割とあっさり出た模様

317: 2014/01/04(土) 00:48:34.11 ID:pVm9K7Uxo
リランカ島近海にて。如月を旗艦に対潜シフトを組んで出撃。雪風はぷかぷか丸にて通信管制。

提督「敵の潜水艦を発見!」

如月『爆雷も太いわよねぇ』ポイ チュドーン

カ級エリ「」ボコボコ

提督「さすが三式ソナーだ。潜水艦が簡単に沈む」

如月『敵艦隊、撃破しましたわ』

提督「おーらい。多分ここらで援軍と合流するはず。レーダー・ソナー感に注意を払」

如月『!? ソナーに感! 大きさは…カ級の数十倍はあります!!』

提督「は?」

如月『浮上してきます!』

提督「いったん全員ぷかぷか丸に戻れ。雪風、所属不明艦と通信を繋ぐんだ」

如月『わかりましたわ。全艦、帰艦よ!』

雪風「了解しました!」

そうこうするうちに潜水艦がざばぁ、と浮上した。
深海棲艦にせよ、艦娘にせよ、潜水艦は人間大である(少なくともこのお話では)。
だが、浮上したモノは、まさしく潜水艦であった。

提督「でけぇ…」

雪風「通信、繋ぎます!」

提督「あーあー、そこの潜水艦、通信聞こえますかー。聞こえたら所属とそちらがお上が派遣した援軍かどうかを教えて欲しい」

??「蒼き鋼、潜水艦イ401、イオナ。きゅーそくせんこ~」

言うだけ言って潜航し始めた。

提督「え、おい、ちょっと待てコラ」

雪風「通信範囲から離脱しました…」

提督「何あれ」

雪風「さぁ…」

318: 2014/01/04(土) 00:49:34.69 ID:pVm9K7Uxo
そんなこんなで鎮守府に戻ると見慣れない艦船が2つも停泊している。片方は戦艦っぽくて片方はさっき見た潜水艦っぽい。

提督「……おいぃ?」

ヒュウガ「貴方がこの鎮守府の提督ね。しばらくお世話になるわ」

提督「あー、政府からの援軍?」

ヒュウガ「そういうことね。…イオナ姉様が手伝いたいって言うから仕方なく、だけど」

提督「協力する気があるように見えなかったんだけど」

ヒュウガ「一足先に準備してるみたい。いつでも出撃できるわ」

提督「ほー、どんだけ強いんだか(ステータスを見る)えっ、何これ」

イオナ「霧の艦隊なら当然のこと」

提督「雷巡並の雷装に戦艦クラスの火力とかどうなってんのこれ。それにこの対空、何に使うんだよ…」

ヒュウガ「そうそう、貴方達の艦娘の武装をナノマテリアル使用のものに換装しておいた。これでナガラ級ぐらいなら対抗できるかな」

提督「どう対抗するんだと思ってたがそういうことか。ありがたく使わせていただこう」

319: 2014/01/04(土) 00:50:15.48 ID:pVm9K7Uxo
観音崎沖

提督「せっかくだからイ401の中に乗ってみたが割と快適。というか装甲と耐久も高すぎて戦闘の最前線でも不安を感じないレベル」

提督「巨大潜水艦のまわりに艦娘4人が泳いでいるというのもなかなかシュール」

イオナ「そとの音声と映像は取得しているから通信と合わせて使って」

提督「さんくす。よーし、全艦問題なさそうだな」

イク『敵旗艦の重巡発見なの!』

提督「でけぇな。霧艦だから実際の船サイズなんだよなぁ」

イオナ「発射管一番から八番、諸元入力完了。発射、いつでも合点」バシュー

チュドーン

ゴーヤ『敵重巡、撃沈確認でち』

提督「……おいぃ?」

イオナ「提督、何か問題でも?」

提督「こうボス戦の情緒とかそういうものをだな……」

ゴーヤ『そういえば敵旗艦の艦名を聞いてなかったでち』

提督「こういうことになるからよー…」

イオナ「今度は気をつける」

提督「……まぁ、勝ったからいいけど」

320: 2014/01/04(土) 00:50:53.14 ID:pVm9K7Uxo
おまけ

提督「ふー、勝った勝った」

大淀「提督」

提督「何だ?」

大淀「ゲージ破壊任務、受け忘れてますよ」

提督「あんぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」


なおもう一周したところちゃんと任務達成された模様。

提督「やれやれだぜ……」

<オヤクダチデス!!

321: 2014/01/04(土) 00:53:46.42 ID:pVm9K7Uxo
おわり。1日掛けて貯めたボーキ5000が商船改装空母になった時の虚無感はすごいですね(白目)

328: 2014/01/04(土) 21:01:53.49 ID:pVm9K7Uxo

提督「なぁ……。お前らってもともと艦船のコアであって食事とか不要だよな?」

イオナ「燃料補給とかは必要」(モッシャモッシャ

提督「何でそんなに大食らいなの?」

タカオ「これ意外とイケるわね」(モッシャモッシャ

提督「間宮さんお手製だからイケるのは当然だが問題はそこじゃない」

ハルナ「間宮さん。タグ添付、分類:記録」

提督「どぼじで資材食いまくってるのぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!?」

イオナ「ボーキは食べないし大型建造に比べればそれほどでもない」

提督「そうだな(真顔)」

337: 2014/01/09(木) 01:34:50.30 ID:d+iLxELSo
提督「さー、イベントも終わったしアルペジオ編まいていくぞー」

雪風「しれぇ、誰に言ってんですか?」

338: 2014/01/09(木) 01:36:02.69 ID:d+iLxELSo
Chap.2 

チュドドドーン

提督「陸奥になるビームつえーなー」

ここは硫黄島沖。の海中。ありていに言えばイオナの船内。

提督「タカオ、味方になっても強いままとか掟破りすぎじゃないですかね」

摩耶「ところで何でアタシまで一緒に乗ってるんだ?」

提督「いやここの南ルートに霧の艦隊のマヤがいるって聞いてね。摩耶本人に比べてもらおうかと」

摩耶「へぇ、それは面白そうだな」

タカオ『重巡洋艦マヤを旗艦とする、敵部隊確認。交戦開始します』

提督「おーけい。各自向こうの超重力砲には注意しろよー」

タカオ『なんで敵のは普通に超重力砲なんですか!?』

提督「陸奥になるビームは名誉ラバウル民限定だから」

タカオ『どうしてこんなことに…』

マヤ『カーニバルダヨー!!』

チュドドドーン

提督「おお、あれがマヤか。ほれ摩耶もヘッドホンつけて何言ってるか聞いてみろ」

摩耶「どれどれ」

提督「あ、2カメもうちょっと上かな。イオナ調整よろ」

イオナ「調整、がってん」

339: 2014/01/09(木) 01:38:41.89 ID:d+iLxELSo
マヤ『ピアノ弾くよりも攻撃するほうがかんたーん!』

摩耶「うーん…」

ドゴーン

マヤ『やだやだマヤのこといじめちゃやーだぁー!』

摩耶「」

マヤ『おっと今のは危なかったかもー』(撃沈)

摩耶「」

タカオ『敵艦隊、沈黙しました』

提督「んじゃ、突き進めー」

摩耶「」

提督「ん? おーい、摩耶?」

摩耶「あ、あぁ…」

提督「異世界の自分を見た感想はどうだった?」

摩耶「ノーコメントで……」


なおハルナについてはタカオが夜戦で普通に沈めてしまいました

タカオ「ハルナたちに引けをとらないって言ったでしょう?」

提督「いやホント普通にすごいわ。陸奥になるビーム無しでこの火力は」

タカオ「いつまで引っ張るつもりよ!?」

340: 2014/01/09(木) 01:42:22.35 ID:d+iLxELSo
Chap.3

提督「というわけでやってきました太平洋」

コンゴウ『メンタルモデルと艦娘の違いを見せてやる! 沈めっ!』

提督「といってもこっちも半分は霧艦なんだけどなー」

『この火力! ハルナ、キリシマにだってひけはとらないわ!』

『くっ、その程度の命中弾でいい気になるなッ!!』

『主砲全門、動力伝達。吹き飛ばす』

『ピアノ弾くよりも攻撃するほうがかんたーん!』

提督「海上の通信音声うるせーよ!! 深海棲艦あんま喋らないから気づかなかったけど!!」

北上『まあ私はやっぱ、基本雷撃よねー』

イオナ「発射管一番から八番、諸元入力完了。発射、いつでもがってん」

シュバババ チュドーン

コンゴウ「これが敗北か……」

提督「存外あっけねーなー。戦艦棲姫のほうがまだ持ったぞ」

イオナ「クラインフィールドを破られると案外もろい。それに艦娘の弾はナノマテリアルで強化されてる」

提督「それって便利だなー。ナノマテリアル残しといてくんね?」

イオナ「それはダメだ、ってヒュウガが言ってた」

提督「残念」

イオナ「それはともかく、これで任務達成。鎮守府に戻ったら提督にプレゼントがある」

提督「ほう? 何なんだ?」

イオナ「帰ってからのお楽しみ」

342: 2014/01/09(木) 01:50:16.13 ID:d+iLxELSo
鎮守府、工廠

提督「工廠? ナノマテリアルでなんか作ってくれるのか?」

イオナ「実は妖精さんに頼んでおいたのでもう出来てるはず」

妖精s「できてるよー」

ボフン

しおい「提督、ごきげんよう。潜特型二番艦伊401です。しおいって呼んでね」

提督「伊401……? ってことは…」

イオナ「そう、いわばこの世界の私」

提督「そうか、任務が終わったからこれでお別れというわけか……」

イオナ「冬休みが終わるまで滞在する。グンゾーから許可はもらってある」

提督(ズコー)

提督「感傷もクソもねーなおい!?」


こうして霧の艦隊との邂逅はなんだかんだで終了した。

提督「これでいつもの生活に戻るのか…」

雪風「しれぇ、そういえば去年より出撃命令回数が増えてますね?」

提督「大型建造で資材が足りないから駆逐艦娘とかに鎮守府前の奴ら追っ払わせて戦意高揚させてるんだ…」

今年も忙しくなりそうである。深海棲艦撃滅以外の方向で。

<ドンドンシズンジャウ!!

提督「…ってまたまるゆ沈んでるのかよ!!」 ダッダッダッ

雪風「しれぇ、待ってください~!」

343: 2014/01/09(木) 01:51:51.59 ID:d+iLxELSo
アルペジオ編 おわり

新艦が3隻+しおいととても美味しいイベントでしたね。
なお大型建造は

…まぁ地道に小ネタや本編書きながら頑張りましょう

泣き虫雪風と釣り人提督【その5】

345: 2014/01/09(木) 02:07:32.00 ID:oigP24WEo

引用: 【艦これ】泣き虫雪風と釣り人提督