1: 2009/12/15(火) 06:50:56.68 ID:p5MoSsGy0
立ったら頑張る

3: 2009/12/15(火) 07:03:37.20 ID:p5MoSsGy0
唯「というわけでレイオニクスバトルです」

律「一週間で怪獣集めて優勝者はレイブラッド星人の財産を継ぐ……うさんくせー」

唯「まぁまぁ、面白そうじゃん。ゴモたん可愛いし」

梓「さっそく渾名つけてる……」

紬「ちなみにレイオニクスバトルっていうのは、ポケモンの代わりにウルトラ怪獣で戦う事よ」

澪「それぞれ初期怪獣が違うんだな」

唯「ゴモラ」

律「レッドキング」

紬「ベロクロン」

澪「ガラモン」

梓「ツインテール」

律「澪外れだろ絶対
けいおん!college (まんがタイムKRコミックス)

8: 2009/12/15(火) 07:14:40.26 ID:p5MoSsGy0
唯「じゃあ一週間後にね~」

律「おう、野良宇宙人に気をつけろよ」

梓「あの二人の順応性が羨ましい」

澪「でもこれで活躍すれば宇宙警備隊にスカウトされるかもしれないぞ」

梓(そういえばこの人も意外と夢見がちだった)

紬「まぁ頑張りましょう。貴重な経験よ多分」

梓「そうしますか」

~~~~~~~~~~~

唯「えーと、バトルナイザーにはワープ機能と怪獣検索機能、図鑑が装備されており……」

唯「説明書分厚過ぎ。憂が読んで」

憂「目当ての怪獣を指定すれば、その怪獣が住んでる星までワープ出来るんだって」

唯「とりあえず可愛くて強くて言うこと聞いて可愛い怪獣」

憂「怪獣って時点で可愛くないような……」

唯「そんな事ないよ。ねーゴモたん」

憂(まずゴモラが可愛くないし……)

10: 2009/12/15(火) 07:22:04.37 ID:p5MoSsGy0
憂「ねぇお姉ちゃん、ゴモラだけじゃ空から攻められたときに不安だから飛べる怪獣を仲間にしたら?」

唯「じゃ飛べて可愛い怪獣」

憂「飛行できて可愛い……あ、一匹ヒットしたよ」

唯「そいつを捕まえよう!ワープだ!」

憂「ちょ、ちょっと待って!もっとよく調べてから……」

ティウンティウン

唯「ワープ完了!」

憂「付いて来ちゃった」

唯「お、あれが噂の怪獣ですな」

ベムスター「ベムー!」

11: 2009/12/15(火) 07:28:23.59 ID:p5MoSsGy0
唯「なんか間抜けな顔……」

憂「でもウルトラマンに勝った事もあるんだって」

唯「ほほう、是非スカウトしたい逸材ですな。では早速……いけ!ゴモたん!」

モンスロード

ゴモラ「ゴモラァァァァッ!」

憂「怪獣を捕まえるには、十分に弱らせてからバトルナイザーの光線を照射する……ポケモンだね」

唯「ゴモたん!超振動波だ!」

憂「え」

ゴモラ「モラァァッ!!」

ベムスター「ベムベムー!!」

唯「あ、避けられた」

憂「いきなり必殺技撃つから……」

13: 2009/12/15(火) 07:32:12.90 ID:Afn2HNRBO
ゴモラ、ベムスターとかわかりすぎてて怖い
可愛いよね奴ら

14: 2009/12/15(火) 07:36:09.85 ID:p5MoSsGy0
ベムスター「べムー!」

ゴモラ「ピギャー!」

唯「あぁっ!ゴモたんが!」

憂「やっぱり空からの攻撃には不利だね」

唯「ようし、それなら角かち上げ攻撃!」

ゴモラ「ゴ、モラァァ!」

憂(鳴き声こんなんでいいのかな)

ベムスター「ベムー」

唯「おおっ効いてるよ!そこで尻尾攻撃!」

唯「踏みつけ!」

唯「串刺し!」

唯「止めの超振動波!」

憂(容赦無いなぁ……ベムスターがボロボロだよ。お姉ちゃん、ハンドル持つと性格変わるタイプかも)

唯「ベムスたん、ゲットだぜ!」

15: 2009/12/15(火) 07:41:14.48 ID:p5MoSsGy0
唯「ふいー、良い汗かいた。帰ろうか」

憂「うん」

ティウンティウン

憂「我が家……ってあれ?」

唯「ちゃぶ台……ていうか和室?」

メトロン「待っていましたよ」

唯「だ、誰!?」

メトロン「レイオニクスは地球人だけでは無いのですよ」

憂「あなたもレイオニクスバトルの参加者なんですか?」

メトロン「いかにも。私はメトロン星人。以後お見知りおきを」

唯「あ、どうも」

憂「こんな胡散臭い人に頭下げなくていいよお姉ちゃん。で、何の用です?」

メトロン「なに、本戦前にライバルを潰しておこうかと」

17: 2009/12/15(火) 07:46:56.67 ID:p5MoSsGy0
憂「そういうのってルール違反じゃないんですか?」

メトロン「これは滑稽。レイオニクスバトルとは詰まるところサバイバル。生き残った者がルールです」

憂「戦いを断ったら?」

メトロン「この街のスーパーから特売日を消します」

憂「卑怯な……」

唯(私抜きで話が進んでる……)

憂「わかりました、受けて立ちます」

メトロン「結構。では無人星へワープしますか。ウルトラ兄弟に目を付けられては面倒なのでね」

ティウンティウン

唯「だ、大丈夫かな」

憂「大丈夫だよ。こっちにはベムスターもいるし」

メトロン「行きなさい!バキシム!!」

18: 2009/12/15(火) 07:51:47.63 ID:p5MoSsGy0
バキシム「バァキシィム!!」

唯「あ、可愛い」

憂「もう、お姉ちゃんは丸っこいのに弱いんだから」

唯「ごめんごめん、それじゃ……お願い! ゴモたん!」

ゴモラ「ゴモラァッ!」

メトロン「ふん、古代怪獣で超獣に勝てるとでも? バキシム、火炎放射」

バキシム「シュゴー!」

唯「え、遠距離攻撃なんてズルい!」

メトロン「くくく、まだまだ。バキシム、鼻ミサイル」

ゴモラ「ゴ……モラ……」

20: 2009/12/15(火) 07:58:09.62 ID:p5MoSsGy0
憂「ゴモラじゃ無理だよ! ベムスターに代えて!」

唯「う、うん! 戻れゴモたん!」

ゴモラ「モラ……」

唯「そして行って! ベムスたん!」

ベムスター「ベムムー!」

唯「空から攻撃!」

メトロン「こしゃくな真似を。撃ち落しなさいバキシム」

バキシム「バァキシム!!」

唯「今だ! 吸引!」

ベムスター「ベム!」

メトロン「なんだと!?」

24: 2009/12/15(火) 08:03:10.32 ID:p5MoSsGy0
唯「お返しだよベムスたん!」

ベムスター「ベムー!」

チュドドドドーン!!

バキシム「シ……ム」

唯「ベムスター稲妻落とし!」

ベムスター「ベベベムー!!」

バキシム「ガ……ア……」

メトロン「ば、バカな! 私のバキシムが……こんな、小娘に……」

唯「へへーん、勝ったー!!」

憂「特売日を守れた……」

ティウンティウン

26: 2009/12/15(火) 08:08:06.24 ID:p5MoSsGy0
メトロン「覚えていろー!」

唯「わぁ、悪役っぽい……」

憂「ねぇお姉ちゃん、バトルナイザーに登録出来るのは三匹までだよね?」

唯「うんそうだよ」

憂「ベムスターは良いとして、ゴモラは……その……」

唯「ダメだよ」

憂「え?」

唯「たとえ空も飛べなくて光線もミサイルも出なくても、ゴモたんは外さないよ」

憂「でもお姉ちゃん……」

唯「ゴモたんで勝ちたいの! ゴモたんじゃなきゃダメなの!」

憂「わかった。もう何も言わないよ。明日からまた頑張ろうね」

唯「うん!」

ゴモラ『……』

ベムスター『愛されてるなお前』

29: 2009/12/15(火) 08:14:57.55 ID:p5MoSsGy0
一方その頃


澪「ガラモン……無理ゲーだろこれ」

ゴルザ「ゴルゴルゴルゴルゴル!!」

ガラモン「ガララ……」



梓「友好的な怪獣で助かりました」

リドリアス「ピギャー」



律「うおおお! レッドキングパンチ!!」

レッドキング「グオオオ!」



紬「えーと、暴君怪獣タイラント……なんだか派手で良いかも」

31: 2009/12/15(火) 08:30:02.98 ID:p5MoSsGy0
唯「今日も怪獣をスカウトに行くよ!」

憂「とりあえず、光線とかミサイルとか距離があっても戦える怪獣にしようね」

唯「あと可愛いの!」

憂「可愛くて光線が出せる怪獣……これなんてどうかな? キングオブモンスだって」

唯「えー、可愛くないよ」

憂「でも飛べるし海もいけるし強そうだし……」

唯「可愛くないもん」

憂「……」

32: 2009/12/15(火) 08:46:44.06 ID:p5MoSsGy0
憂「じゃあこれは?」

唯「宇宙深海怪獣コダラー……ちょっと顔怖いけど可愛いね」

憂「こんなのとか」

唯「フィンディッシュビースト・クトゥーラ……ムンクみたい」

憂「他にはこれ」

唯「宇宙凶険怪獣ケルビム……犬みたいで可愛い」

憂「最後にこれ」

唯「ミクラス! くぁいい!!」

憂「弱いけど……」

唯「いいよいいよ! 行こう!」

ティウンティウン

36: 2009/12/15(火) 08:56:02.62 ID:p5MoSsGy0
ミクラス「ミク~」

唯「早速ミクラス発見」

憂「一応電撃は飛ばせるけど……」

唯「好きな怪獣で勝てなきゃ意味無いよ。行け! ゴモ……」

ズバッ

ミクラス「ミクー!」

唯「た……ん……」

ミクラス「ミ……ク……」

憂「ミクラスが……氏んじゃ……」

唯「そ、そんなの嫌だ!」

グローザム「ふん、試し切りにもならなかったな」

38: 2009/12/15(火) 09:02:05.96 ID:p5MoSsGy0
唯「……」

グローザム「なんだ小娘。さっさと消えた方が身のためだぞ」

憂「お姉ちゃん……」

唯「止めても無駄だよ憂」

憂「止めないよ。冷気攻撃に気をつけてね」

唯「わかった。行け! ゴモラ!!」

ゴモラ「ゴモラァァァッ!」

グローザム「怪獣如きが暗黒四天王の相手など……舐めるな!」

唯「ゴモたん! 突進!」

ゴモラ「ゴモ!」

グローザム「ふん」

憂「ゴモラの足が凍らされてく!?」

唯「そうはさせない! ドロップキック!」

ゴモラ「モラァ!!」

グローザム「遅い!」

40: 2009/12/15(火) 09:08:32.28 ID:p5MoSsGy0
唯「避けられた!?」

グローザム「さっさと凍りつくがいい!」

ゴモラ「ゴ……モ……!」

憂「お姉ちゃん、このままじゃゴモラが!」

唯「で、でも、ミクラスの仇を……」

憂「ゴモラが氏んじゃうよ! それでも良いの!?」

唯「でも……でも……」

グローザム「氏ね! ゴモラ!」

ゴモラ「モ……」

唯「べ、ベムス……」

キィン

グリーザム「貴様……」

ザムシャー「ならず者は……斬る!」

41: 2009/12/15(火) 09:17:36.63 ID:p5MoSsGy0
グローザム「ふん! 興が殺がれた……さらばだ」

憂「あ、あの、助けてもらってありがとうございます!」

ザムシャー「勘違いするな。俺は宇宙の悪を始末しにきただけ……力無き者は早々に帰るが良い」

唯「その人言うとおりだよ。帰ろう、憂……」

憂「う、うん」

ティウンティウン

唯「……」

憂「し、仕方ないよ! あの宇宙人強過ぎるもん!」

唯「……ヒック」

憂「元気……出して?」

唯「わ、私の……私のせいでゴモたんが……私がもっとちゃんとしてれば……」

唯「ごめん……ごめんねゴモたん……」

ゴモラ『……』

ベムスター『なんなのお前の愛されっぷり』

42: 2009/12/15(火) 09:23:42.96 ID:p5MoSsGy0
丁度その頃

律「レッドキングキィーック!!」

レッドキング「ゴオアアアッ!!」



澪「行け……エースキラー!」

ザラブ星人「何それ怖い」



梓「そろそろ宇宙怪獣が欲しいですねぇ」

ミズノエリュウ「リュー」


紬「イズマエル……また合体系ね」

45: 2009/12/15(火) 09:32:34.89 ID:p5MoSsGy0
憂(結局お姉ちゃん部屋から出てこなかった……)

憂「心配だなぁ」

唯「心配ご無用!!」

憂「うわ! びっくりした!」

唯「ごめんごめん」

憂「もう大丈夫なの?」

唯「うん、いつまでもクヨクヨしてられないよ。弱いんなら強くなれば良いだけだしね」

憂「それでこそお姉ちゃんだよ」

唯「でもまぁ、あんまり可愛さにもこだわってられないかも。今日は強い怪獣を仲間にしよう」

憂「だったらやっぱり……」

唯「私らでも知ってる……」

唯憂「ゼットン!!」

47: 2009/12/15(火) 09:40:23.92 ID:p5MoSsGy0
唯「行くぞゼットン星!」

憂「あ、待ってお姉ちゃん。ゼットンは既に他のレイオニクスが捕らえた為捕獲不可能……って」

唯「えー! そんなの聞いてないよ!」

憂「他を当たるしかないね」

唯「んー、強い怪獣って誰だろ?」

憂「最終回に出てきた怪獣とかじゃないかな?」

唯「最終回で検索……お、こいつ強そう!」

憂「根源破滅天使ゾグ第二形態……」

唯「強そうでしょ!」

憂「でもこの怪獣、ゴモラの十倍くらい大きいよ」

唯「止めとこう」

49: 2009/12/15(火) 09:51:51.01 ID:p5MoSsGy0
憂「あとは映画に出てくるような怪獣とか」

唯「映画で検索っと……なんかカッコいいのが出てきたよ」

憂「Uキラーザウルス……すっごく強そう」

唯「ミサイルもついてて飛べるし、宇宙も行けるって!」

憂「で、でもこんなのどうやって弱らせるの?」

唯「問題はそこだね」

憂「こうしたらどうかな? まずそこそこ強い怪獣を捕まえる、その後で三匹がかりでこいつを捕まえる」

唯「なんだか利用してるみたいで気が進まない……」

憂「ミクラスの仇を取るんでしょ?」

唯「そう……そうだね、もう負けられない」

52: 2009/12/15(火) 10:02:39.93 ID:p5MoSsGy0
唯「てなわけで強豪怪獣の星へ到着」

憂「あれがレイキュバス……」

唯「カニみたいで美味しそうだね」

憂「全然」

唯「……行け! ベムスたん!!」

ベムスター「ベム!」

レイキュバス「キュバキュバー!」

唯「ベムスたん! 急降下攻撃!」

ベムスター「ベムムー!」

カキン

憂「甲羅が硬くて効いてない……」

唯「想定内! ベムスたん! レイキュバスを捕まえて飛んで!」

ベムスター「ベーム!」

レイキュバス「キュババ?」

唯「そのまま落としちゃえ!」

53: 2009/12/15(火) 10:08:11.52 ID:p5MoSsGy0
ズドーン!

唯「これでどうだ!」

レイキュバス「キュバー!」

憂「な、なんだか怒ってるみたい」

唯「むう、さすがにしぶといなぁ」

レイキュバス「キュバ!」

ベムスター「ベベ!?」

唯「ああ! ベムスたんが切られちゃう!」

憂「お姉ちゃん!」

唯「わかってる! 交代だよ……ゴモたん!!」

ゴモラ「ゴモオォォォッ!」

憂「でもあんな甲羅に守られてたら超振動波が使えないよ」

唯「ふふん、私も何も考えてないわけじゃないよ……ゴモたん、突撃!」

54: 2009/12/15(火) 10:12:50.11 ID:p5MoSsGy0
レイキュバス「キュイー!」

ゴモラ「ゴォモォラァ!!」

パキィン!

憂「甲羅が割れた!?」

唯「ベムスたんの攻撃によって入ったヒビ……ゴモたんのパワーなら砕くには充分だよ!」

レイキュバス「キ……キュイ……」

唯「ちょっと可哀想だけど……直式超振動波!」

ゴモラ「ラァァァァッ!!」

唯「レイキュバス……ゲットだ!

ティウンティウン

唯「明日はいよいよUキラーザウルスを捕まえにいくよ!」

憂「頑張ろうね!」

55: 2009/12/15(火) 10:18:53.90 ID:p5MoSsGy0
そしてその頃

律「レッドキング……岩石スペシャルホームラン!」

レッドキング「グワラゴワァァァァ!!」



キリ工口イド「君はこの星の救世主とでも言うのか?」

梓「何を言ってるんです?」



澪「はははは! 私のコダイゴン・ジ・アザーの前にひれ伏せ!」

イカロス星人「マジ屈辱」


紬「最強超獣ジャンボキング……合体コレクターじゃないんだけど私」

57: 2009/12/15(火) 10:27:51.25 ID:p5MoSsGy0
唯「明日は大仕事だね」

唯「三人とも頑張って……ううん、一緒に頑張ろうね」

唯「おやすみ」



レイキュバス『Uキラーとか無理っスよ、ガチだもんあいつ』

ベムスター『マスターが欲しがってんだからしょうがねーだろ』

レイキュバス『しかもあいつが入ったら僕お払い箱ッスよ? マジありえねー』

ベムスター『どんまい』

レイキュバス『ゴモラ先輩も言ってやってくださいよ』

ゴモラ『……』

62: 2009/12/15(火) 10:36:04.95 ID:p5MoSsGy0
唯「ふぁ~、憂おはよ……」

唯「憂?」

唯「うーいー!」

唯「出掛けたのかな……あ、書置きだ」

唯「何々……『妹は預かった。返して欲しくば無人星へ来い』」

唯「た、大変だ!! Uキラーとか言ってる場合じゃないよ!」

ティウンティウン

唯「憂ー!! どこー!?」

憂「お姉ちゃん!」

マグマ星人「飛んで火にいる夏の虫とは貴様の事だな」

唯「憂を返して!」

マグマ星人「そうはいかん、宇宙女子高生ランドを作るためには地球の女子高生は欠かせんのだ」

唯「バカじゃないの?」

64: 2009/12/15(火) 10:51:13.38 ID:p5MoSsGy0
マグマ星人「ええいやかましい! ゆけぃ! ブラックギラス! レッドギラス!」

唯「それならこっちも……ゴモたん! と、えっと……カニゴロー!!」

ゴモラ「ゴモラー!」

レイキュバス「キュバ……」

憂(心なしかレイキュバスがへこんでるよお姉ちゃん……)

唯「カニゴロー! 冷凍光線!」

レイキュバス「キュバー」

マグマ星人「ギラススピンで弾き飛ばせぃ!」

レッドギラス「ギララララ!」

唯「なら火炎放射!」

マグマ星人「無駄無駄ぁ!」

ブラックギラス「ギラギラァ!」

68: 2009/12/15(火) 11:00:22.53 ID:p5MoSsGy0
マグマ星人「ふはは! そのまま小娘もろとも木っ端微塵にしてやれ!」

レッドギラス「ギラ!」

レイキュバス「キュバス~!」

唯「あわわわわ!」

憂「お姉ちゃん!」

ガシッ!

ゴモラ「……」

唯「ゴモ……たん」

マグマ星人「ギラススピンを生身で止めただと!? いや、それより……マスターの命令も無しに……」

唯「ちょ……超振動波!」


70: 2009/12/15(火) 11:03:14.34 ID:p5MoSsGy0
ゴモラ「グゥモラァァァァッ!!」

レッドギラス「ギラー!」

ブラックギラス「ギラギラァ……」

マグマ星人「くそっ! こうなったら実力行使で!」

憂「きゃあ!」

唯「憂!」

ゾフィー「そこまでだ!」

唯「う、ウルトラマン!?」

ゾフィー「私は宇宙警備隊隊長ゾフィー。私が来たからにはもう大丈夫だ」

憂(もっと早く来てよ)

76: 2009/12/15(火) 11:10:15.50 ID:p5MoSsGy0
ゾフィー「観念しろマグマ星人、無関係な地球人を傷つける事は許さん」

マグマ星人「おのれ!」

ゾフィー「まだ抵抗するか! 君、もう一度超振動波だ!」

唯「え? は、はい」

ゴモラ「ゴモー!」

マグマ星人「ぐぎゃあぁぁぁ!」

ゾフィー「貴様のような卑怯者に、宇宙の平和は渡さん!」

憂(何しに来たのこの人)

ゾフィー「君は中々筋が良い。怪獣にも好かれているようだ。これからも頑張りなさい」

唯「はい、ありがとうございます!」

ゾフィー「ではまた会おう! ジュワ!」

唯「生のウルトラマン初めて見たよ~」

憂「多分自慢にならないよ」

78: 2009/12/15(火) 11:17:57.39 ID:p5MoSsGy0
ティウンティウン

唯「ふぅ、一時はどうなるかと思ったよ」

憂「ごめんね、私のせいで」

唯「気にしないでよ。憂がいなかったら説明書も読めずに終わってたんだから」

憂「お姉ちゃん……」

唯「でもさすがに今日はもうUキラーはあきらめようかな。疲れた疲れた」

憂「あ、私お風呂沸かしてくるね」

唯「ありがと」

唯「ゴモたん達も一緒に入れたら良いのにね」

レイキュバス『いつでも喜んで……』

ベムスター『お供します』

ゴモラ『ギ口リ』

レイキュバス『じ、冗談ッスよ先輩……』

80: 2009/12/15(火) 11:26:01.97 ID:p5MoSsGy0
さてその頃

律「レッドキングファイナルメガトンスーパービーム!!」

レッドキング「ガァ?」

律「さすがに出ないよね……」



澪「何だお前?」

セブン「少し腕試しをしてあげよう」



梓「ほぇ~」

ヤメタランス「ほぇ~」



紬「ふふふ、約束通り、この怪獣はいただきますね」

?「……ットォン」

83: 2009/12/15(火) 11:38:55.47 ID:p5MoSsGy0
唯「よーし! 待ってろUキラーザウルス!」

憂「ほんとに大丈夫かな?」

唯「やるしかないよ! あのグローザムとかいうのをやっつけるにはキラーの力がいる!」

唯「だから頑張ろうね、ゴモたん、ベムスたん、カニゴロー」

ベムスター『だってよカニゴロー』

レイキュバス『マスターのネーミングセンスは無いッスわ』

ゴモラ『……』

ベムスター『おーおー、燃えちゃってるよ。まぁ俺も程々に頑張りますかね』

レイキュバス『なんなんすかベム先輩まで……。あーはいはい、僕もやりますよ。愛されてないけど』

ゴモラ『……そんな事は無い』

レイキュバス『先輩?』

ゴモラ『渾名をつけられているお前が……少し、羨ましい』

85: 2009/12/15(火) 11:46:34.00 ID:p5MoSsGy0
ティウンティウン

唯「あれが……Uキラーザウルス……」

憂「なんて迫力なの……」

Uキラー「グルアァァァァッ!」

パシュパシュパシュ

唯「うわ! いきなり撃ってきた! カニゴローお願い!!」

レイキュバス「キュババババ!」

憂「カニゴローの甲羅でも長くは持たないよ!」

唯「なら……ベムスたん! ゴモたん! 同時に攻撃!」

ベムスター「ベムー!」

ゴモラ「ラァァ!」

Uキラー「ギュオオン!!」

憂「触手で弾いた!?」

唯「強い……」

88: 2009/12/15(火) 11:56:40.87 ID:p5MoSsGy0
Uキラー「ゴアァァァ!」

ゴモラ「ギャ……オ……」

憂「ゴモラが絞め殺されちゃう!」

唯「カニゴロー!!」

レイキュバス「キュバ!」

シャキン!

憂「おお! あのハサミが初めて役に立った!」

唯「ひ、酷いよ憂……カニゴロー、そのまま冷凍光線!」

レイキュバス「キュババー!」

Uキラー「ガアアァ!」

唯「お、怒らせちゃったみたい……」

ベムスター「ベム!」

Uキラー「ガア!」

憂「く、空中戦だ!」

唯「目がついていかない……」

89: 2009/12/15(火) 12:05:43.58 ID:p5MoSsGy0
唯「普通にやっても勝てっこ無い……何か良い手は……」

憂「うーん、弱点とか無いのかな?」

唯「映画見て勉強すれば良かった……」

ゴモラ「ゴモラァァァ!」

唯「ゴモたん……うん、弱気になっちゃダメだよね! カニゴロー、ベムスたんを援護射撃だ!」

レイキュバス「カニ!」

憂(今カニって……?)

唯「そうだ! あの噴射口を凍らせれば飛べないはずだよ!」

レイキュバス「キュバー!!」

カキン

Uキラー「ガアアアッ!?」

憂「落っこちてくるよ!」

唯「ゴモたん!」

ザクッ!

唯「串刺し振動波!」

91: 2009/12/15(火) 12:12:20.34 ID:p5MoSsGy0
Uキラー「グオオオオン!!」

唯「やった! Uキラーザウルス、ゲット……」

Uキラー「ガフゥゥゥ」

憂「平気な顔で立ってきたね……」

唯「ど、どうしよう……」

Uキラー「ギュオアアアッ!」

憂「ミサイルの雨……」

唯「お、終わったかも」

ドドドドドド!!

唯「……」

唯「……生きてる?」

憂「お、お姉ちゃん……カニゴローが……私達の……盾に……」

レイキュバス「キュバ……」

唯「カニゴロー!!」

92: 2009/12/15(火) 12:18:38.64 ID:p5MoSsGy0
レイキュバス『あーあ、ダサい真似しちゃったな』

レイキュバス『まぁ良いか。どうせリストラ対象だったし』

レイキュバス『そんな泣かないで下さいよマスター』

レイキュバス『レイオニクスバトルに参加するのって怪獣界じゃ名誉だし』

レイキュバス『それなりに感謝してるんすよ』

レイキュバス『お、視界が無くなってきたぞ』

レイキュバス『だから……泣かんで下さいよ』

レイキュバス『最期くらい、笑顔見せてくれても罰は当たらんでしょ』

レイキュバス『ふぅ……ま、後は頼みますわ、先輩』


ゴモラ「ゴモラァァァッ!!」

97: 2009/12/15(火) 12:29:37.95 ID:p5MoSsGy0
唯「うわぁぁ! カニゴロー! カニゴローーーー!!」

レイキュバス「----」

憂「お姉ちゃん……カニゴローは……もう」

唯「やだ……やだよ……」

Uキラー「グルル……」

憂「Uキラーが来るよ!」

唯「もう……どうでも……いい。私が使うと、皆氏んじゃう」

ゴモラ「ゴオオ!」

ベムスター「ベムムム!」

憂「ゴモラとベムスターが必氏に戦ってるじゃない! お姉ちゃんがそんなのでどうするの!」

唯「もういい……止めてよ……二人とも氏んじゃうよ……」

憂「バカ!」

99: 2009/12/15(火) 12:33:48.09 ID:p5MoSsGy0
憂「ゴモラ達だって悲しいに決まってるじゃない!」

唯「……」

憂「だけど、必氏なんだよ!?」

唯「……」

憂「なんで必氏か解ってる!?」

唯「……」

憂「お姉ちゃんの為でしょ!!」

唯「……」

憂「泣く事がカニゴローの為なの!? 違うでしょ!!」

唯「……」

憂「立って!! 戦って!! お姉ちゃん!!」

唯「わあああああ!!」

100: 2009/12/15(火) 12:38:38.11 ID:p5MoSsGy0
唯「行くよ、ゴモラ!!」

ゴモラ「ゴオオオアアア!!」

憂「ゴモラが……赤く輝いて……」

Uキラー「ガルル……」

唯「ベムスター、憂を安全なところへ」

ベムスター「ベム」

憂「お姉ちゃん……」

唯「もう大丈夫だから。必ずあいつを手に入れる、ありがとう憂」

憂「うん」

唯「さぁ、決着をつけるよ!」

ゴモラ「ゴモラァァ!」

107: 2009/12/15(火) 12:49:11.46 ID:p5MoSsGy0
憂「突っ込んでくる!」

Uキラー「ギュオオオオ!!」

唯「受け止めて」

ゴモラ「ゴオア!!」

唯「バースト振動波!!」

ゴモラ「オオオオ!!」

Uキラー「アアオオオ!!」

憂「効いてる!」

唯「体当たり!」

唯「尻尾攻撃!」

唯「角串刺し!」

Uキラー「ギ……アア……」

唯「最後の一発! バースト振動波ぁ!!」

ゴモラ「ゴォモラァァッ!!」

108: 2009/12/15(火) 12:54:43.89 ID:p5MoSsGy0
唯「Uキラーザウルス、捕獲完了」

憂「な、なんかお姉ちゃん雰囲気違う……」

唯「ふぇ?」

憂(あ、戻った)

唯「カニゴロー……」

憂「帰ろう? いつまでもはいられないよ」

唯「うん……あと、少しだけ……」

唯(ありがとう……カニゴロー)



ゴモラ(生涯忘れはせん、お前という戦友を)

ベムスター(ふん、勝手に氏にやがって……バカ野郎が)

111: 2009/12/15(火) 13:00:49.69 ID:p5MoSsGy0
ティウンティウン

唯「なんか最後のはすっごい疲れた……」

憂「今日はもうゆっくり休んでね」

唯「そうする」

バタ

唯「カニゴロー……見てて……絶対、勝ち残る……から」



ベムスター『何堂々と居座ってるわけ?』

Uキラー『……』

ベムスター『マスターが必要としてなかったらお前なんかぶちのめしてるよ?』

Uキラー『お前では無理だ』

ベムスター『はははは、表出ろ』

113: 2009/12/15(火) 13:09:03.46 ID:p5MoSsGy0
ベムスター『おら、やってやるよ、来いよ、おい』

ゴモラ『止せ』

ベムスター『止めんなや! こいつのせいでカニゴローは……』

ゴモラ『同じ状況ならお前も手を出したろう?』

ベムスター『それは……』

ゴモラ『怪獣バトルの宿命だ……飲み込め』

ベムスター『チッ!』

Uキラー『俺はあの子の大切なものを奪ってしまったようだな』

ゴモラ『言っておくが、俺もお前を許したわけではない』

Uキラー『解っている』

Uキラー(償いは……戦いで示すさ)

120: 2009/12/15(火) 13:16:40.07 ID:p5MoSsGy0
ほいでその頃

澪「バカな……この私が……負けた?」

セブン「這い上がれ。そうすれば君はもっと強くなる」



律「ようしレッドキング! 飯でも食いに行くか!!」

レッドキング「アンギャー!」



梓「い、いい加減ついてくるなです!」

グドン「グルルル」



紬「私を誑かすには、少々足りませんでしたね」

メフィラス星人「くくく……地球人にやられるとは、私も焼きが回りましたねぇ」

125: 2009/12/15(火) 13:30:43.25 ID:p5MoSsGy0
唯「おはよ、憂」

憂「おはよう、眠れた?」

唯「ばっちり」

憂(隅出来てる……嘘ばっかり)

憂「今日も怪獣を捕まえに行くの?」

唯「うーん。どっちかっていうと、戦いの練習がしたいんだけど……相手がなぁ」

?「お困りのようですね」

憂「また勝手に家に入られてるし……」

唯「あなたは?」

ヤプール「私はヤプール、決して怪しい者ではありません」

129: 2009/12/15(火) 13:36:12.44 ID:p5MoSsGy0
Uキラー『ダメだ!』

ベムスター『あ?』

Uキラー『奴を信用してはならない!』



ヤプール「実は私もレイオニクスでしてね。ちょうど対戦相手を探していたのですよ」

憂「そう言って、狙いは別にあるんでしょ?」

ヤプール「いえいえそんな。もしそうならとっくに怪獣を街に放っています。そうでしょう?」

憂「破壊が目的とは限らないじゃないですか」

ヤプール「これは手厳しい。ですが決めるのはそちらの方ですよ」

唯「良いよ、やろう」

憂「お姉ちゃん!」

ヤプール「フフフ……すばらしい」

130: 2009/12/15(火) 13:42:42.47 ID:p5MoSsGy0
ティウンティウン

ヤプール「ブルトン」

唯「ゴモたん!」

ブルトン「……」

ゴモラ「ゴオオ!」

憂「なんかあの怪獣不気味だよ……ゴモラの傷も治ってないのに」

唯「どんな状況でも勝ってみせる。ゴモたん、まずは……尻尾攻撃!」

ゴモラ「モラァッ!」

スカッ

唯「あれ? 当たったと思ったのに」

ヤプール「ふふ……ブルトン、隕石落とし」

ブルトン「……」

唯「い、隕石って!」

ゴモラ「ゴオア……」

131: 2009/12/15(火) 13:47:06.16 ID:p5MoSsGy0
唯「あんなの何発も耐えられない……ゴモたん! 突撃!」

ゴモラ「オオオ!!」

スカ

唯「なんで!?」

ヤプール「違いますねぇ。私が見たいのは、そんな原始的な攻撃ではない」

唯「どういう事?」

ヤプール「類稀な才能の持ち主だけが発言出来るレイオニックバースト……その力、是非とも私の物に!」

憂「や、やっぱり悪い奴!」

唯「そんな事言われても、出し方なんてわかんない」

ヤプール「ならば出さざるを得なくしてやろう! ブルトン!!」

ブルトン「……」

唯「あれ? 景色が歪んで……」

憂「お姉ちゃん!」

133: 2009/12/15(火) 13:49:58.25 ID:p5MoSsGy0
憂「お姉ちゃん……消えちゃった」

ゴモラ「ラァ……」

ヤプール「ブルトンの作りし異次元空間……脱出するにはレイオニックバーストしかありませんよ」

ヤプール「さぁ、見せなさい! 真の力を!」



唯「ここどこー!?」

ベムスター『おいおいどうすんだよこれ?』

唯「わ! ベムスたんが喋った!?」

134: 2009/12/15(火) 13:54:27.31 ID:p5MoSsGy0
ベムスター『おぉ、異次元だと意思疎通が出来るのか。ブルトン様々だな』

唯「ベムスたん……」

ベムスター『とはいえグズグズやってる暇は無ぇ。人間のマスターには少々過酷な環境だからな』

唯「でも、私は何とかバーストなんて出来ないよ」

ベムスター『いやでもこいつをぶっ飛ばした力は……』

Uキラー『……あれは、憎しみと怒りの力だ。むやみに使う物じゃない』

ベムスター『どの口で言ってんだテメー』

唯「喧嘩しちゃダメ!」

135: 2009/12/15(火) 13:59:39.35 ID:p5MoSsGy0
唯「皆で力を合わせないと、勝ち残れないよ」

ベムスター『お前、マスターの命令じゃなきゃそのトゲトゲ全部抜いてるからな?』

唯「ベムスたん」

ベムスター『……はい』

唯「ふぅ、でもどうしようかな」

Uキラー『マスター、俺を使ってくれ』

ベムスター『あぁん!?』

唯「ベム」

ベムスター『そりゃ最高のプランだぜ』

Uキラー『俺にはレイキュバスのように君を守る資格は無い』

唯「Uキラー……」

Uキラー『ならば、立ちふさがる者全て倒してみせる!!』

136: 2009/12/15(火) 14:03:36.80 ID:p5MoSsGy0
パリーン

唯「帰ってきたよ!」

憂「お姉ちゃん!」

ヤプール「バカな! バースト無しでどうやって……」

Uキラー「ウゥゴアァァァァ!!」

ヤプール「そうか、Uキラーザウルスの超パワーで無理矢理に……」

唯「戻れ、ゴモたん」



ゴモラ『お前の強さだけは当てにしている』

Uキラー『委細承知!』


唯「行くよ! えっと、えーと……ザウザウ!」

139: 2009/12/15(火) 14:09:52.30 ID:p5MoSsGy0
ヤプール「いかに強大な力でも、ブルトンの前では無意味」

唯「ミサイル発射!!」

Uキラー「ガアアア!!」

ブルトン「……」

憂「軌道が曲げられて……え?」

ドドドドドドドドドドドドドドドドド

憂「な、何発撃つの?」

ブルトン「……!」

ヤプール「弾幕で無理矢理突破した!?」

唯「Uキラービーム!」

Uキラー「グオオアアアアッ!」

ジュ……!

憂「ぶ、ブルトンが蒸発しちゃった……こんなの相手によく勝てたね」

唯「ふふふ憂、私もそう思っていたところだよ」

140: 2009/12/15(火) 14:14:41.15 ID:p5MoSsGy0
ヤプール「く! あきらめんぞ! レイオニックバーストの者よ!」

憂「しつこそうな人……」

唯「レイオニックバースト……かぁ。名前長いよ」

ティウンティウン

唯「バトルの練習も出来たし、結果おーらい!」

憂「他の皆さんはどうしてるかなぁ?」

唯「きっと本戦で会えるよ!」

憂「うん。きっとね」




バルタン星人「フォフォフォフォ……」

143: 2009/12/15(火) 14:21:34.29 ID:p5MoSsGy0
おなじみのその頃

澪「うわわわ! こんな特訓絶対に意味無い!!」

ダン「ジープで追われるくらいがなんだ! その涙で強くなれるのか!!」



律「ギャオ、ギャオギャギャ?」

レッドキング「ガオ、ゴゴオ」

律「ガアギャギャギャwww」



梓「そうなんですか、あなたも先輩に苦労を?」

ミライ「はい、いつまでも子ども扱いで……」



紬「最強の三体は揃えた……後は……」

148: 2009/12/15(火) 14:41:37.35 ID:p5MoSsGy0
番組の途中だが、>>1は出掛けなければならなくなった
おそらく帰宅は十時頃と思われるが、正確な時間は>>1にもわからない
だが完結させる意志はあるので、許されるならば保守をお願いしたい
もちろん落ちた場合は全て>>1の自業自得なので文句など無い

では


ps、唯の手持ちにUキラーはチート過ぎるだろうか? 最後の一匹が全然浮かばなかったんだよ……

207: 2009/12/15(火) 21:41:33.39 ID:p5MoSsGy0
唯「明日から本戦かぁ、なんだか実感無いなぁ」

憂「新しい怪獣は補充しなくて良いの?」

唯「うん、今から仲間にしても時間が足りないよ」

憂「じゃあ今日はどうするの?」

唯「うーん、とりあえず休養かな。ゴモたん達も疲れてるだろうし」

バーン!

梓「唯先輩いますか!?」

憂「あ、梓ちゃん。どうしたの急に?」

梓「唯先輩! 力を貸してください!! 友達が……友達がピンチなんです!!」

208: 2009/12/15(火) 21:48:22.21 ID:p5MoSsGy0
唯「お、落ち着いてあずにゃん。詳しく話を聞かせてよ」

梓「あ、あのですね! メビウスが氷付けでグローザムが攻めてきてピンチが地球なんです!!」

唯「よくわかんないけど、大体わかったよ」

憂「お姉ちゃん」

唯「本戦前にしこりはスッキリさせないとね。行って来るよ、憂」

梓「な、何か思うところが?」

唯「何でもないよ、さぁ行こう」

梓「はいです」

ティウンティウン

唯「ゴクリ」

梓(唯先輩……明らかに様子がおかしいです。ここは私がしっかりしないと!)

214: 2009/12/15(火) 21:55:53.42 ID:p5MoSsGy0
唯「グローザム!」

グローザム「あん? あの時のガキか。俺はウルトラ兄弟を連れて来いと言ったんだがな」

唯「あなたは私が倒す!」

グローザム「はぁ、寝言は寝てから言え。貴様では試し切り……いや、準備運動にもならん!」

唯「うるさい! 行け! ザウザウ!」

Uキラー「ゴオオア!」

グローザム「ほう、確かにこいつは楽しめそうだ」

梓(唯先輩が注意を引いてくれてる内にメビウスを助けるです)

メビウス「……」

217: 2009/12/15(火) 22:03:27.33 ID:p5MoSsGy0
唯「大体あなたはレイオニクスバトルには関係無いはず!」

グローザム「と、言われてもな……強さを求めるのは本能とでも言わせてもらおう」

唯「そんなの!」

Uキラー「ガアアア!」

グローザム「相変わらず直線的な攻撃だ。何の進歩も無い」

グローザム「突進に刃を合わせてやればこの通り」

Uキラー「ギャオオオン!」

梓「そんな……Uキラーザウルスが串刺しに……」

唯「あずにゃんは黙ってて!」

梓「で、でも今の唯先輩、頭に血が……」

唯「ほっといてよ! あいつだけは私が倒さなきゃいけないの!」

梓(ぜ、絶対おかしいです今の先輩)

唯「総攻撃なら……ゴモラ! ベムスター!」

220: 2009/12/15(火) 22:11:07.88 ID:p5MoSsGy0
グローザム「群れをなしたとて意味は無い!」

ゴモラ「ゴモラァァッ!」

ベムスター「ベベム!」

Uキラー「ゴアア!」

唯「倒さなきゃ……倒さなきゃ」

梓「もう止めて下さい! ゴモラ達が可哀想ですよ!」

唯「私を連れてきたのはあずにゃんでしょ……」

梓「それは……」

唯「さっさとメビウスを助けて帰りなよ。グローザムは私がやるからさ」

梓「今の先輩を放って置けませんよ!」

唯「うるさいうるさいうるさい!」

唯「うわああああっ!」

221: 2009/12/15(火) 22:16:50.87 ID:p5MoSsGy0
唯「ミクラスの仇を……カニゴローの無念を……私は晴らさなきゃいけないの! 邪魔しないで!」



Uキラー『いかん! いかんぞ! このままでは!』

ゴモラ『力が湧き上がってくる……』

ベムスター『こーりゃやべぇな、色んな意味でやばい』


唯「あああああああ!!」

梓「ゴモラの……Uキラーの姿が変わっていく……」

ゴモラ「ゴオオオアアアッ!」

Uキラーネオ「キシャアアア!」

グローザム「これほどの戦慄……銀河大戦争以来だ」

227: 2009/12/15(火) 22:24:28.03 ID:p5MoSsGy0
唯「はぁ、はぁっ! グローザムを……消せ!」

Uキラーネオ「ゴォオオアアア!」

グローザム「くははは! 俺の再生が追いつかんとは! 小娘! 楽しませてくれる!」

唯「消して……そいつを消して! ゴモラ!」

ゴモラ「ギオオオ!」

唯「バースト……振動波!」

ゴモラ「ゴ、モラァァァッ!」

グローザム「ははははは! 圧倒的だな小娘! 良いぞ! そうやって銀河全てを滅ぼすが良い!」

パキパキ

梓「グローザムが砕け散って……唯先輩の勝ちですよ!」

唯「消えろ……消えろ!」

梓「先輩!?」

229: 2009/12/15(火) 22:27:35.46 ID:p5MoSsGy0
唯「皆……消えてよ!」

Uキラーネオ「ガフルルル……」

梓「ぼ、暴走? 仕方ない……リドリアス!」

リドリアス「ピギャ!」

梓「だ、出したは良いけどどうしましょう?」

Uキラーネオ「フー! フー!」

リドリアス「ピ……」

梓「た、戦うなんて考えられないです」

235: 2009/12/15(火) 22:41:25.31 ID:p5MoSsGy0
梓「とにかく止めて下さい!」

唯「ふふ……あずにゃん、何だかとっても良い気分だよ」

梓「そんなの唯先輩じゃないです!」

唯「今ならリドリアス? あのピーピーうるさいのも軽く捻り潰せそう」

梓「止めて!」

唯「Uキラー……やって」

Uキラーネオ「グゥオオッ!」

リドリアス「グピャ」

梓「リドリアス!」

唯「はは、プチってつぶれちゃったね。しょうがないよね弱いから」

238: 2009/12/15(火) 22:51:20.00 ID:p5MoSsGy0
リドリアス「ピ……」

梓「良かった……まだ息がある。戻って」

唯「残りの怪獣も出しなよ。全部壊してあげるから」

唯「そしたらあずにゃんももう戦わなくて良いよ。その方が良いでしょ」

梓「……」

唯「何その目、気に入らない。あずにゃんごと潰しちゃうよ?」

ベムスター「ベムー!」

唯「どいてよベムスター。私に逆らうの?」

ベムスター「ベム!」

240: 2009/12/15(火) 23:02:44.66 ID:p5MoSsGy0
唯「そう。私に逆らうならもういらない。ゴモラ、消して」

ゴモラ「……」

唯「な……あなたまで……Uキラー!」

Uキラーネオ「……」

唯「どうして……どうして私の言う事を聞かないの!?」

梓「今の先輩は、マスターとして認められていないからです」

唯「そんなはずが無い! 私は、私は……」

梓「ツインテール」

ツインテール「テール!」

梓「今の先輩は……誰よりも弱いです」

ツインテール「テール!」

ゴモラ「……!」

Uキラーネオ「……!」

ベムスター「……」

唯「ど、どうして!? ツインテールの攻撃なんか平気でしょ!? どうして戻るの!?」

243: 2009/12/15(火) 23:08:56.97 ID:p5MoSsGy0
~~~~~~~

ティウンティウン

憂「梓ちゃん! グローザムは!?」

梓「倒したよ」

憂「メビウスは?」

梓「助けたよ」

憂「お姉ちゃんは!?」

梓「知らない」

憂「し、知らないって……」

梓「どこかへワープしちゃった……ごめん憂」

憂「梓ちゃんがついてながらなんで……!」

梓「ヒグッ……ごめ…ん…なさ……わ、私が……ヒック……助けなんか求めなきゃ……」

憂「あ……」

246: 2009/12/15(火) 23:15:19.59 ID:p5MoSsGy0
またもやその頃

律「よっしゃレッドキング! 明日に備えて寝るぞ!」

レッドキング「zzz」

律「はえーよ」



澪「こ、これで……全ての特訓は終わったな」

ダン「うむ。今日からお前はウルトラマンミオだ!」

澪「遠慮します」



紬「頼むわよ……私の可愛い怪獣さん」



梓「ごめん……ごめんね……」

ミライ「僕の力が足りないばかりに……」

憂「お姉ちゃん……レイオニクスバトルなんていいから帰ってきてよ」

250: 2009/12/15(火) 23:20:46.92 ID:p5MoSsGy0
シーボーズ「……」

唯「お前も一人……?」

シーボーズ「……」

唯「答えちゃくれないか、怪獣墓場だもんね」

唯「ゴモラ達も……何の反応も見せてくれない」

唯「あんな酷い事したんだもんね」

唯「もう私なんかいらないよね」

カラーン

唯「バトルナイザーもいらない……私は、怪獣墓場の骨になる」

?「おやおや勿体無い」

唯「ヤプール……」

ヤプール「その力、棄ててしまうにはあまりにも惜しい」

253: 2009/12/15(火) 23:27:15.90 ID:p5MoSsGy0
唯「もう私はレイオニクスじゃないよ。何の用?」

ヤプール「あなたにレイオニクスバトルを止めてもらっては困るのですよ」

唯「どういう事?」

ヤプール「あなたに有力宇宙人、さらには暴走によってウルトラ兄弟も始末してもらえればと」

唯「ハッキリ言うね」

ヤプール「くふふふ、もう隠しても無駄でしょう?」

唯「でも残念。私にはもう戦う気は無いよ」

ヤプール「結構、意志薄弱な方が人形にしやすい」

唯「ははは、抵抗する気も無いけど」

ヤプール「ではさっそく」

ガキン!

レイキュバス「僕が許さないッス」

261: 2009/12/15(火) 23:38:11.27 ID:p5MoSsGy0
ヤプール「何の真似です?」

レイキュバス「唯一無二のマスターを守りに来た。それだけッス」

唯「カニ……ゴ……ロー?」

レイキュバス「あの世ですから、そりゃいますよ」

唯「どうして……?」

レイキュバス「何度も言わせないでほしいッス。僕はマスターを守ります」

唯「な、なんで……」

レイキュバス「マスターが好きだからです。他に理由がいります?」

唯「私に守って貰う資格なんて無いよ!」

レイキュバス「それは僕が決める事です……僕はあなたの涙に報いたい!」

ヤプール「何をゴチャゴチャと……そこをどきなさい!」

レイキュバス「氏んでもどかないッス!!」

264: 2009/12/15(火) 23:44:12.52 ID:p5MoSsGy0
ヤプール「たかが怪獣が私に勝てるとでも?」

レイキュバス「あんた頭良さそうだけどバカっスね。僕は守りに来たッス」

レイキュバス「さぁマスター! ゴモラ先輩を!」

唯「やだ……私は戦いたくない」

レイキュバス「マ、マスター?」

ヤプール「だ、そうですよ」

ザクッ

レイキュバス「ゲフ……」

ヤプール「怪獣墓場で氏ねば存在そのものが消滅する……そんな事も解らないんですかこのカニは」

レイキュバス「マス、ター……先輩達を」

唯「やめて! 私をもう戦いに引き込まないで!」

265: 2009/12/15(火) 23:52:18.90 ID:p5MoSsGy0
唯「私はレイブラッド星人の力に興味なんか無かった……ただ、面白そうだったから……」

唯「それだけなのに……いつの間にか、戦いにどっぷり漬かってて」

唯「もう皆と戦いたくない! 誰も傷つけたくない!」

レイキュバス「それ……で良いッス」

唯「え……」

レイキュバス「戦いの恐怖を……傷つける痛みを知った事でマスターはまた強くなったッス」

レイキュバス「守る力は何よりも強い……へへへ、ウルトラマン達の言葉ですけどね」

レイキュバス「どうか……勝ち残って……悪い奴らから怪獣を守……って」

ヤプール「往生際の悪い」

スパッ

レイキュバス「グ……アア……」

唯「……」

タタタタタ

ヤプール「ぐはははは! あの娘もどこかへ行ってしまいましたよ!」

267: 2009/12/16(水) 00:02:09.33 ID:n5o6G9ag0
レイキュバス「……」

ヤプール「さて、あの娘はどこに……」

ザッ

唯「はぁ、はぁ」

ヤプール「ふふふ、今更バトルナイザーで何を?」

唯「さっきまでの私はこの怪獣墓場においてく」

ヤプール「はぁ?」

唯「私は……戦う! 仇とか無念を晴らすとかじゃない! 大好きな怪獣達を守る為に!」

ヤプール「その為に怪獣を使って戦う? 矛盾してますね」

唯「そうかもしれない、でも、あなた達みたいな人を放っては置けない!」

唯「お願い……力を貸して、ゴモラ!」


ベムスター『行けよ、大将』

Uキラー『我らの分までな』


ゴモラ「ゴモラァァァッ!!」

268: 2009/12/16(水) 00:05:56.27 ID:n5o6G9ag0
唯「ゴモラ……」

ゴモラ「……」

唯「……ありがとう」

ヤプール「しゃらくさい! レイオニックバースト無しの地球怪獣など!」

唯「ゴモラ! 超振動波!」

ヤプール「当たるわけが……なに!?」

唯「狙いは地面! 足場が崩れたところに突進!」

ゴモラ「グオオオアア!」

270: 2009/12/16(水) 00:10:45.77 ID:n5o6G9ag0
ヤプール「グムゥ」

唯「尻尾大回転!」

唯「角串刺し!」

唯「踏みつけ!」

唯「ボディプレス!」

ゴモラ「ゴモオォォォ!!」

ヤプール「ぐ、ぐぐぐ! この私が怪獣などに……かくなる上はこの墓場ごと消し飛ばして……」

唯「レイオニックバースト!」

ヤプール「嘘……」

唯「バースト振動波!!」

ヤプール「グギャアアアッ!!」

273: 2009/12/16(水) 00:15:48.58 ID:n5o6G9ag0
唯「で、出来ちゃった……」

レイキュバス「ま、マスター凄いッス。いつの間にそんな……」

唯「カニゴロー! 生きてたんだね!」

レイキュバス「簡単に殺さないで下さいッス」

唯「あ……ごめん」

レイキュバス「良いッス。成仏する前に一目会えて良かったです」

唯「私……行かなきゃ」

レイキュバス「お気をつけて」

唯「カニゴローもね」

レイキュバス「あ、マスター」

唯「ん?」

レイキュバス「最後に、笑って欲しいッス」

唯「こう?」

レイキュバス「ふふ……今度こそサヨナラ……マスター」

276: 2009/12/16(水) 00:24:37.28 ID:n5o6G9ag0
多分最後のその頃

梓「このまま唯先輩が帰ってこなかったら……」

ミライ「僕やっぱり探してきます!」

憂「迷子が増えたら困るから止めて下さい」


律「ふ、ふふ、土壇場で秘密の究極奥義が完成したぜ!」

レッドキング「フシュー! フシュー!」


澪「あ~スタメンどうしようかな」

ガラモン「ガラ……」

澪「なんだまでいたのかお前……こっち来い、寒いだろ」


紬「肩慣らしにもなりませんでしたね。本戦開始まで暇ですわー」

ガッツ星人「こいつ……」

ナックル星人「本当に人間か?」

バルキー星人「化け物……」


279: 2009/12/16(水) 00:38:02.00 ID:n5o6G9ag0
本戦会場「戦場の星」

律「いよう! 久し振り!」

澪「おう」

紬「ふふふ」

梓「お、お久し振りです」

澪「どうした梓? なんか元気無いな」

梓「いえ……」

律「つーか唯は? あいつまた遅刻か!?」

梓(先輩……)

澪「まさか予選敗退?」

憂「お姉ちゃんは来ます!」

律「うわ! びっくりした! 憂ちゃんなんで!?」

憂「私はお姉ちゃんのセコンドですから」

280: 2009/12/16(水) 00:42:46.32 ID:n5o6G9ag0
ヒッポリト星人「えーどうも、私司会のヒッポリト星人です」

紬「なんだか卑猥なお顔ね」

ヒッポリト星人「本戦はトーナメントで行われ、相手のバトルナイザーを空、要は相手怪獣を全滅させれば勝ちです」

澪「ポケモンだな」

ヒッポリト星人「なお、本戦通過者は八名……内四人が地球人、これは凄い!」

律「え? 四人?」

梓「あ、私落ちました。というか棄権しました?」

澪「どうして?」

憂「……」

281: 2009/12/16(水) 00:47:31.45 ID:n5o6G9ag0
律「まぁ梓の事は置いとくとして、唯も通ってるはずなのに……」

澪「憂ちゃんは何か知らないのか?」

憂「え、えっと……晴れ舞台だからおめかしするとか言ってました」

澪「何を考えてるんだ」

ヒッポリト星人「遅刻厳禁ですのであしからず……では一回戦第一試合!」

律「おいおい初っ端が唯だったらどうすんだよ!?」

ヒッポリト星人「地球人、秋山澪対ペダン星人!」

律「なんだ澪か」

澪「なんだってなんだよ」

282: 2009/12/16(水) 00:52:12.69 ID:n5o6G9ag0
紬「頑張ってね澪ちゃん」

律「負けんなよ」

梓「ファイトです!」

澪「任せとけ」

ペダン星人「……」

澪(いやに無口な奴だな。別に話したくも無いけど)

ヒッポリト星人「では、レイオニクスバトル、スタート!!」

澪「行け……エースキラー!」

ペダン星人「キングジョー」

エースキラー「キラー!」

キングジョー「……ウィン」

澪「先手必勝! コピースペシウム光線!」

エースキラー「デャッ!」

キングジョー「……ガガガ」

287: 2009/12/16(水) 01:16:30.46 ID:n5o6G9ag0
澪「コピーエメリウム!」

澪「コピーМ87!」

律「一方的だな」

紬「でもキングジョーには傷一つ付いて無いわ」

キングジョー「ウィーンガッシャン」

ペダン星人「分析完了」

澪「何を言って」

ペダン星人「キングジョー、分離攻撃にてエースキラーの間接を破壊せよ」

キングジョー「ウィンガッシャ」

ベキベキ

エースキラー「キ……ラ!」

澪「戻れエースキラー!」

梓「わざと攻撃を受けてたって事ですか」

紬「そうね」

紬(でもまぁ、私の敵じゃないわね)

288: 2009/12/16(水) 01:21:37.34 ID:n5o6G9ag0
澪「ゴルザ……コダイゴン……」

ペダン星人「作戦終了」

ヒッポリト星人「勝者、ペダン星人!」

ワーワー!

律「結局全部キングジョーで受けきってのカウンターか。悪趣味な戦い方だな」

梓「あの装甲をどうにかしないと……」

澪「すまん、地球人として恥ずかしい」

律「気にする……」

紬「そうね、そこで私の戦いを見ていなさい」

律「え」

ヒッポリト星人「第二試合、地球人 琴吹紬対ゼットン星人!」

律「ゼットンて、あのゼットン!?」

憂(え? 確かゼットンは……)

290: 2009/12/16(水) 01:27:43.40 ID:n5o6G9ag0
ゼットン星人「く! 行けゼットン」

ゼットン「ゼ、トォン」

澪「なんかあのゼットン……デブだな」

憂「図鑑によると、二代目らしいですよ」

律「ふーんじゃあウルトラマンを倒した初代とは別物か」

紬「そう、これが……真のゼットンよ!」

EXゼットン「ゼッ……トン!」

梓「あ、あれも何か違うような」

紬「ふふふ、古臭い最強じゃなく最新最強の力、味わいなさい」

紬「EXゼットン、一兆度の火球、照射」

EXゼットン「ゼ……トッン!」

シュゴウ!

律「うわ!」

292: 2009/12/16(水) 01:33:33.82 ID:n5o6G9ag0
プスプス

澪「あ、辺り一面無くなった……」

梓「どういう威力ですか」

紬「審判さん? 相手の怪獣とレイオニクスも消えましたけど、この場合は?」

ヒッポリト星人「もちろん君の勝利だ」

紬「ありがとうございます」

律「余裕っていうか……レベルが違うな」

紬「あとの二匹も凄いわよ」

澪(ある意味一回戦で負けて良かった)

ヒッポリト星人「第三試合! 平沢唯対テンペラー星人!」

憂「恐れていたお姉ちゃんの試合宣言」

294: 2009/12/16(水) 01:38:00.71 ID:n5o6G9ag0
テンペラー星人「どうした? ワシの相手はおらんのか?」

ヒッポリト星人「ふうーむ。審判である以上、厳正な審査により失格を……」

憂「ま、待って下さい! 今トイレに行ってるんです!」

ヒッポリト星人「むう、生理現象は仕方ない。しばし待とう」

テンペラー星人「年寄りを待たせるとはどうしようもないガキだのう」

憂「……」

律「……」

梓「……」

紬「……」

澪「……」

ヒッポリト星人「来ないではないか。平沢唯、しっか……」

唯「待った!」

295: 2009/12/16(水) 01:41:30.40 ID:n5o6G9ag0
憂「お姉ちゃん!」

梓「先輩!」

律「唯!」

紬「唯ちゃん!」

澪「唯!」

唯「皆、遅くなってごめん……それとあずにゃん……」

梓「目を見ればわかります。負けたら承知しませんよ?」

唯「うん、行ってくる」

憂(あぁ……お姉ちゃん、ずいぶん逞しくなって)

テンペラー星人「目上の者を待たせるのは感心せんな」

唯「ごめんなさい。その代わりに試合はすぐ終わらせますから」

テンペラー星人「何?」

296: 2009/12/16(水) 01:45:37.25 ID:n5o6G9ag0
二分後

紬「……」

澪「つ……」

梓「つよ……」

憂「つよす……」

律「強過ぎるだろ唯!」

唯「ほぇ?」

律「ほぇ?じゃねぇよ! なんなんだその強さは!?」

澪「全部一撃……」

梓「おまけに気絶させただけ」

紬「……ギリ」

憂「ふぇぇ、心配したんだよお姉ちゃん~!」

唯「よしよし、ありがとね憂」

テンペラー星人(ワシの立場何なの?)

299: 2009/12/16(水) 01:51:26.84 ID:n5o6G9ag0
律「最後は私か! バチコーンと決めてくるぜ!」

唯「頑張れー!」

ヒッポリト星人「田井中律対デスレム!」

デスレム「グワハハハ! ようやく出番か!!」

律「あ、デスレムさん、一個お願いがあるんだけど良いかな?」

デスレム「あぁ? 言ってみろ」

律「うん、一体一体相手にすんの面倒だし、三匹纏めて出してくれないかな」

デスレム「ほほう、3対3が望みか?」

律「いや、私はレッドキング一匹しか持ってない」

300: 2009/12/16(水) 01:56:13.08 ID:n5o6G9ag0
デスレム「クソガキ、人を舐めるのも大概にしろよ」

律「別に舐めてないって。それくらいの力の差があると思うけどなー」

デスレム「もう取り消せんぞ」

律「いいよー」

ヒッポリト星人「スタート!」

デスレム「インペライザー! ロベルガー! ディノゾール!」

律「……」

デスレム「どうした? ワシはたとえお前がレッドキングを出さずとも撃つぞ?」

律「どうぞどうぞ」

デスレム「カチン」

ロベルガー「キシャアアッ!」

唯「律っちゃん!」

301: 2009/12/16(水) 02:02:05.94 ID:n5o6G9ag0
ガスッ

レッドキング「ガルル……」

唯「レッドキングが防いだ……いつの間に出したの?」

澪「いや、なんかレッドキングが勝手に出た感じだったぞ」

律「ふふふ、私とこいつの絆があれば、もういちいちモンスロードしなくて良いのさ」

梓「凄い」

律「ちなみに怪獣語で意思疎通も出来るぞ」

澪「それは無いだろ」

律「後でやってやるよ……さて、まずは軽く」

律「レッドキングキィーック!」

レッドキング「アンギャアアア!」

ロベルガー「!」

チュドン!

律「一人抜きだぜ!」

デスレム「く! ディノゾール!」

302: 2009/12/16(水) 02:07:28.04 ID:n5o6G9ag0
ディノゾール「ディゾ!」

律「舌突き刺しか、そんなのもう何回も見たよ!」

レッドキング「ガア!」

唯「凄い、完璧な動き」

梓「余程練習を重ねて来たんでしょうね。律先輩の小さなサインだけで動いてますよ」

澪「伊達にレッドキング一筋じゃないってことか」

律「レッドキング岩石スペシャルホームラン!」

レッドキング「グワラゴワガキン!!」

澪「ただのジャイアントスイングだろ!!」

ディノゾール「ゾル……」

デスレム「くううう! かくなる上はインペライザー! お前の出番だ!」

インペライザー「……」

335: 2009/12/16(水) 14:23:18.29 ID:n5o6G9ag0
すまん寝てた
ちょっとドロボンにカラータイマー盗まれてくる

336: 2009/12/16(水) 14:37:27.94 ID:n5o6G9ag0
インペライザー「……」

憂「無双鉄神インペライザー。凄まじい火力とワープ能力、再生機能を併せ持つロボット」

憂「その強さはウルトラマンメビウスを倒し、ウルトラマンタロウをも苦戦させるほど……だって」

唯「見た目は可愛いのに」

デスレム「その通り! ウルトラ兄弟でさえ手こずるインペライザーに、レッドキングなど通用せんぞ」

澪「うわあ」

梓「かませ臭い発言ですね」

律「ま、物は試し。レッドキング、メガトンパンチだ!」

337: 2009/12/16(水) 14:46:52.53 ID:n5o6G9ag0
ガキン

レッドキング「ゴオオ!」

デスレム「ふん、右腕が吹き飛んだか……」

インペライザー「……」

シャキン

レッドキング「ピギャ?」

澪「再生した……」

デスレム「砲撃!」

インペライザー「……」

律「そんな豆鉄砲レッドキングには効かない!」

レッドキング「ガオオオ!」

紬「不味いわね」

唯「?」

紬「確かに基本能力では律っちゃんのレッドキングが圧倒してる……けれど所詮はレッドキング」

紬「一撃でインペライザーを破壊できる技が無いのよ」

338: 2009/12/16(水) 14:52:35.37 ID:n5o6G9ag0
澪「このままじゃジリ貧で」

紬「生物である以上、レッドキングの体力も有限」

梓「一方相手は無限回復」

唯「なんかよくわかんないけどピンチってことだね!?」

デスレム「フハハハ! 戦いとは時に強さよりも負けぬ事が大事なのだ!」

律「偉そうに」

レッドキング「ピギャピギャー!」

唯「動きがシンクロしてる……」

澪「もう一心同体を超えて同一人物だろあれ」

デスレム「ふん、何とでも言うが良い! インペライザー! 回転弾幕!」

インペライザー「……」

レッドキング「グオオ……」

律「しょーがないなー、最後の最後に使いたかったんだけどな」

340: 2009/12/16(水) 15:02:03.93 ID:n5o6G9ag0
律「レッドキング! ウルトラスーパーモード!」

レッドキング「グウオオアアア!」

憂「レッドキングが膨れ上がっていく!?」

唯「わ、悪そうな顔になっちゃった!」

律「これがウルトラスーパーグレートレッドキングだ!!」

デスレム「EX化しただと!?」

唯「レイニックバーストにそっくりだ」

律「へ? そんな名前なの? ご飯食べて寝てたら出来たんだけど」

341: 2009/12/16(水) 15:14:29.87 ID:n5o6G9ag0
デスレム「ええい! レッドキングはレッドキングだろう! インペライザーは破れんぞ!」

律「レッドキング! 腰を落として足を踏ん張れ!」

レッドキング「ギャ……」

律「心を静めて……」

レッドキング「……」

律「必殺! ファイナルメガトンダイナミックハイパーバーニング正拳突き!!」

レッドキング「オオオオア!」

スカッ

デスレム「バカめ! そんな隙だらけの技などワープしてしまえば良い!!」

律「ふっ」

バラバラグシャグシャ

インペライザー「ガガガピー」

デスレム「ワープ空間ごと打ち抜いた!?」

律「レッドキング、怪獣兄弟ナンバーワン!」

レッドキング「グゴオオオ!!」

345: 2009/12/16(水) 15:21:33.22 ID:n5o6G9ag0
澪「なんだそのポーズは?」

律「勝利の決めポーズだよ。皆やるだろ」

澪「唯とムギはやってたか?」

律「……」

唯「えーと、ゴモラ、マックスパワーマックススピード……」

憂「練習しなくて良いよお姉ちゃん」

律「ま! 誰かさん以外は全勝って事で」

澪「うるさいな」

デスレム(そうだ。あの地球人達の強さは異常過ぎる。ただの才能では説明がつかんぞ)

デスレム「まさか……」

346: 2009/12/16(水) 15:30:34.01 ID:n5o6G9ag0
デスレム「おい地球人」

律「な、なんだよ!」

デスレム「そう構えるな今更どうこうする気は無い。少し聞きたい事がある」

梓「なんでしょう?」

デスレム「貴様らバトルナイザーをどうやって手に入れた?」

澪「どうって……」

紬「気付いたら手元に」

唯「うん」

律「なんか持ってたよな」

デスレム「やはりそういう事か」

憂「どうかしたんですか?」

デスレム「こちらの話だ……ワシはもう行くとしよう」

デスレム「…………気をつけろよ地球人」

唯「?」

347: 2009/12/16(水) 15:34:34.59 ID:n5o6G9ag0
控え室

律「今頃ムギがキングジョーを焼いてる頃か」

唯「……」

律「あーあ、あんなゼットン反則だよな」

唯「……」

律「まあ、唯のUキラーザウルスも大概だけどな」

唯「……」

律「おい、聞いてるか?」

唯「あ、ごめん。ちょっと考え事してた」

律「ったく、デスレムのおっさんが言ってた事を気にするのも解るけど」

350: 2009/12/16(水) 15:44:48.77 ID:n5o6G9ag0
律「次の対戦は私とお前なんだからな? 気を抜いてあっさり終わったら怒るぞ?」

唯「う、うん」

律「いやー、ゴモラ対レッドキングなんて胸が躍るな」

唯「そうだね」

律「たくーいい加減やる気出せよ」

唯「うん、ちょっと色々あったから」

ワーワー!

律「お、終わったか。じゃあ私は先に出てくから」

唯「うん」

律「良い試合、しような」

352: 2009/12/16(水) 15:49:50.39 ID:n5o6G9ag0
唯(そうだ……あれこれ考えたって仕方ない)

唯「よし!」

バチン!

唯「いたた……自分のほっぺた叩いても痛いだけだ……」

唯「でも気合は入った気がする! 行くよ!」



ベムスター『おいおいマスター、テンパってるぞ』

Uキラー『怪獣墓場から休んでないからな。限界に近いはずだ』

ベムスター『ぶっ倒れられたら困るぜ』

Uキラー『我らがさっさと終わらせれば良い話だ』

ベムスター『簡単に言ってくれるぜ』

ゴモラ『……』

356: 2009/12/16(水) 15:55:33.81 ID:n5o6G9ag0
唯「お待たせー」

澪「遅いぞ」

紬「ふぅ」

唯「あ、勝ったんだねムギちゃん! さすが」

紬「まぁ黒いキングジョーには少々手こずったけどね」

梓「先輩、頑張って下さいね」

唯「うん!」

律「私も先輩なんだけどなー梓ー」

梓「あ、う」

澪「揚げ足取るなよ。どっちも頑張れ」

律「行くぞ唯!」

唯「来い律っちゃん!」

358: 2009/12/16(水) 16:01:13.97 ID:n5o6G9ag0
ヒッポリト星人「もはや審判が有形無実と化してますが、試合開始!」

律「こっちは当然……レッドキング!」

レッドキング「ゴオオ!」

唯「こっちはゴモラ……と言いたいけど、お願い! ベムスたん!」

澪(たん!?)

ベムスター「ベムー!」

律「おいおい空気読めよ唯。ここはゴモラだろ」

唯「私達はずっとこのチームで戦ってきた。律っちゃんがレッドキング一筋であるように」

唯「だから、私はチームで戦うよ」

律「……言ってくれるじゃねーか。燃えてきた」

唯「特攻隊長ベムスたん! 急降下攻撃!」


362: 2009/12/16(水) 16:10:23.00 ID:n5o6G9ag0
律「尻尾で迎え撃て!」

レッドキング「ギャオッス!」

唯「ベムスたん! 急旋回!」

紬「フェイント!?」

ベムスター「ベムムー!」

レッドキング「ガウウ!」

律「ヒット&アウェイ……唯のくせに賢い戦い方を」

唯「へへーん。いっぱい戦ってきたもんね」

律「そうじゃないと面白くないけどな。レッドキング! その辺の岩をぶつけてやれ!」

レッドキング「ピギャ!」

ベムスター「ベム!」

スカッ

レッドキング「ギャオー!」

律「外してキレるなぁぁ!」

澪「お前もな」

363: 2009/12/16(水) 16:16:58.75 ID:n5o6G9ag0
唯「ベムスたんで削った後は……Uキラーことザウザウ!」

梓「酷い名前」

紬「と言うか、『こと』をつける位置おかしいわね」

憂「色々ごめんなさい」

Uキラー「フシュウウウウウ」

律「前に立たれると迫力が半端無いな……唯の奴よくこんなの仲間にしたな」

唯「Uキラー! ミサイル一斉射撃!」

シュパパパパ

律「うおお!?」

レッドキング「ゴアア……」

Uキラー「グルルルアア!!」

憂(なんだかUキラー、いつもより張り切ってる?)

364: 2009/12/16(水) 16:26:55.41 ID:n5o6G9ag0
律「やっぱり強いな唯」

唯「え?」

律「似たもの同士だからな……お前にだけは、負けたくないんだ」

唯「律っちゃん……」

律「ミサイルなんか気にするな! 突っ込めレッドキング!」

レッドキング「オオオオオ!」

唯「ゆ、Uキラー! 飛ん……」

律「遅い! ジェット頭突き!!」

レッドキング「ガオー!」

Uキラー「ゴオア……」

唯「Uキラー!」

レッドキング「ピギャ……」

律「触手が刺さってる!?」

Uキラー「ガフー! ガフー!」

唯「もういいよ! 戻ってUキラー!」

365: 2009/12/16(水) 16:33:50.28 ID:n5o6G9ag0
唯「……行くよ、ゴモたん!」

ゴモラ「モラァァァッ!!」

レッドキング「ゴオオオ!!」

梓「レッドキングの傷が塞がっていくです!?」

紬「怪獣にもアドレナリンがあるのかしら」

律「やっと大将を引っ張り出したぞ」

ゴモラ「ガルル……」

レッドキング「グルル……」

憂「凄い緊張感……」

唯「超振動波!」

律「メガトンパンチ!」

レッドキング「ギャオオオ!」

ゴモラ「モラアアァ!」

澪「リーチの差でレッドキングだ!」

366: 2009/12/16(水) 16:36:12.97 ID:n5o6G9ag0
唯「なら尻尾攻撃だ!」

ゴモラ「ゴモラァ!」

レッドキング「ゴアアア!」

唯「突撃!」

律「レッドキングカウンター頭突き!」

唯「ドロップキック!」

律「レッドキングテールタイフーン!」

唯「角串刺し!」

律「レッドキング岩石落とし!」

ゴモラ「ラアアア!」

レッドキング「ゴアアアア!!」

380: 2009/12/16(水) 19:57:10.19 ID:4TdfZfHrO
>>1だけど、巻き添え規制食らったぽい
OCNのバカバカ!急過ぎ!
いま出先なので帰ったらもしもしで
度々すいません


次回予告

ついに終局を迎えるレイオニクスバトル!
さらに現れる真の敵!
そして……
最終回「唯のゴモラ」


唯「行け!ゴモラ!!」最終回

引用: 唯「いけ!ゴモラ!!」