1: 2013/10/21(月) 00:03:26 ID:w7SGcNyQ
ミカサ「本」ペラ

サシャ「それは見たら分かりますよ。私はどんな内容なのか聞きたいんです!」

ミカサ「…サシャに内容が理解できるだろうか」

サシャ「なっ…そこまで馬鹿じゃないですよ!」プン!

ミカサ「それは悪かった。これは推理小説」

サシャ「へえ、ミカサも推理ものなんて読むんですね。面白いんですか?」

ミカサ「アルミンから借りた。意外と面白いし、読みやすい。サシャでも読めるかもしれない」ペラ

サシャ「そう言われると、少し読んでみたいです」

ミカサ「私はもうすぐ読み終わる。ので、次にでもアルミンに借りるといい」

サシャ「そうします!」
進撃の巨人マガジン15周年号 (講談社 MOOK)

2: 2013/10/21(月) 00:04:49 ID:w7SGcNyQ
ミカサ「ちなみに」

ミカサ「犯人は被害者の姉」

サシャ「…」

ミカサ「…」ペラ

サシャ「やっぱり借りるのやめます…」

ミカサ「そう」

3: 2013/10/21(月) 00:05:33 ID:w7SGcNyQ
サシャ「それにしても…」

サシャ「暇ですねぇ~」ゴロゴロ

ミカサ「…」ペラ

サシャ「せっかくの休日なのに雨で外出も出来ないなんて」ゴロゴロ

サシャ「…」チラッ

ミカサ「…」

4: 2013/10/21(月) 00:06:12 ID:w7SGcNyQ
サシャ「ミカサ、何か面白いことはありませんか?」

ミカサ「本が面白い」

サシャ「それは読んでいるミカサだけじゃないですかぁ」

サシャ「私は面白くないんですよぉ」

ミカサ「…」ペラ

サシャ「ちょっと、無視しないでくださいよ」

5: 2013/10/21(月) 00:06:56 ID:w7SGcNyQ
ミカサ「…クリスタとユミルは?」

サシャ「図書室でお勉強中です」

ミカサ「あなたもいけばいいじゃない」

サシャ「休日まで頭を使いたくないんです!」

ミカサ「そう…」ペラ

6: 2013/10/21(月) 00:07:37 ID:w7SGcNyQ
サシャ「まだ読み終わらないんですか?」

ミカサ「もう少し」

サシャ「そうですか…」

ミカサ「…」ペラ

サシャ「…」ゴロゴロ

ミカサ「…」

サシャ「…」ゴロゴロ

ミカサ「…」ペラ

サシャ「…」ゴロ…ガバッ

ミカサ「」ビクッ

7: 2013/10/21(月) 00:08:07 ID:w7SGcNyQ
サシャ「えへへ~、驚きました?」ゴロン

ミカサ「少し…」

サシャ「ゴロゴロしている時、急に勢いをつけて起き上がりたくなることってありません?」

ミカサ「ない」

サシャ「あれ」

10: 2013/10/21(月) 00:09:27 ID:w7SGcNyQ
ミカサ「…」ペラ

サシャ「あー、ゴロゴロしてたらお腹がすいてきました」ゴロゴロ

ミカサ「昼食まではまだ時間がある」

サシャ「分かってますよ」

ミカサ「…」

サシャ「…」ムク…

ミカサ「サシャ」

サシャ「」ビクッ

11: 2013/10/21(月) 00:10:16 ID:w7SGcNyQ
ミカサ「食糧庫へ行くつもりなら、全力で止める」

サシャ「」ダラダラ

ミカサ「全力で」

サシャ「や、やだなぁ、行くわけないじゃないですか…」ダラダラ

ミカサ「ならいい」ペラ

サシャ「」ホッ

12: 2013/10/21(月) 00:10:48 ID:w7SGcNyQ
ミカサ「…」ペラ…パタン

サシャ「!」

ミカサ「読み終わった。アルミンに返しに行く」スクッ

サシャ「そ、そうですか」

ミカサ「…あなたも一緒に行く?」

サシャ「!い、いいんですか?」

ミカサ「ええ。ついでにまた本を借りる。サシャも借りるといい。おすすめはこの本」ズイッ

サシャ「そ、それはちょっと」アハハ

サシャ(もう犯人知っとるから純粋に楽しめんやろうし)

ミカサ「そう。なら、行こう」スタスタ

サシャ「あ、待ってくださーい!」

13: 2013/10/21(月) 00:11:34 ID:w7SGcNyQ
ーーーー
ーーー

ミカサ「アルミン、ここにいたの」

サシャ「こんにちはー」

アルミン「ミカサ、サシャ。どうしたの、二人で」

ミカサ「本を返しに来た。とても面白かった、ありがとう」

アルミン「あはは、気に入ってもらえて良かったよ」

ミカサ「良かったらまた貸して欲しい。あとサシャにも」

アルミン「え!?サシャにも!?」

14: 2013/10/21(月) 00:12:25 ID:w7SGcNyQ
サシャ「何でそんなに驚くんですか…」

アルミン「あ、いや…はは。そっかぁ、じゃあ読みやすい本にしないとね。そうだ、これは?ミカサに貸してたやつ」

サシャ「それはちょっと」

ミカサ「私も勧めた、けど、他のがいいらしい」

アルミン「そうなんだ。じゃあ、これの前にミカサに貸してたやつにしようかな」

ミカサ「ああ、執事が犯人の…」

アルミン「…」

サシャ「…」

ミカサ「?」

アルミン「…推理小説はやめておこうか」

サシャ「ぜひそうしてください」

15: 2013/10/21(月) 00:12:57 ID:w7SGcNyQ
短いけど終わり
読んでくれた人ありがとうございました

16: 2013/10/21(月) 00:15:21 ID:9DTf7toI
終わっちゃった


引用: サシャ「何ですか、それ?」