398: 2014/10/14(火) 22:06:04.92 ID:YbkvMECmo


前回:泣き虫雪風と釣り人提督【その15】
最初から:泣き虫雪風と釣り人提督

――― 日本の戦艦もかつては魚雷を積んでたのだ ―――

ドイツ生まれの戦艦、ビスマルク。第三改装にして魚雷搭載。かつて彼女の妹に当たるティルピッツは魚雷を搭載し、それになぞらえてビスマルクDreiにも搭載された。

提督「……と、使用済み改装設計図に書いてあった」

ビス「そうね。私も生き残ってればこんな風になったのかもね」

提督「衣装が日本の軍艦色になって思いっきり日本になじみ始めてるが」

ビス「しょうがないじゃない。そういえば酸素魚雷搭載してもらったけど他の戦艦には魚雷積まないの?」

提督「調べたところ昔は積んでたらしいんだが……」

ビス「うんうん」

提督「後に撤去されてるんだよ」

ビス「なんで?」

提督「有効射程が戦艦の砲撃距離と比べて短いのと、あとは誘爆したら危ないからだそうだ」

ビス「誘爆……?」

提督「酸素魚雷の威力はヤバイからなー。自分の近くで爆発したらそれこそ致命傷モノだ。
    実際艦娘だからこそ扱えるんであって実際の艦船の場合弱点を増やすことになるんだよ。硬いのが自慢の戦艦のメリットを潰すことはない」

ビス「……何か急に怖くなってきたわね」

提督「扱いに気をつけないと艦娘でもドカーン、といくかもしれんぞ。ドカーンと。何せ酸素魚雷だからな。威力は普通の魚雷の比じゃない」

ビス「……ち、ちょっと工廠行って来るわね」

提督「おー、いってらっしゃい」


その後、魚雷発射管を気にするビスマルクの姿がたびたび見られたという。
海の画集 -「艦これ」公式イラスト集-
406: 2014/10/15(水) 20:50:13.14 ID:o6EJlG9vo
――― こないだのメンテで実装された任務の話 ―――

鎮守府、執務室。

提督「ふふーん、あのクソファッキンリランカ任務も消化できたしもう何も怖くない」

猫吊「潜水任務から目を逸らしながら何言ってんですか」

提督「ほ、本気になればあのマンスリー任務だってクリアできるし報酬と消費資材のリスクリターンが見合わないだけで(震え声)」

猫吊「さよけ。ほれ、追加の任務ですよ」

提督「そういや任務については大淀の役目じゃなかったか?」

猫吊「艦隊勤務になったから私が代役してるんですよ」

提督「ふむ、長門型と扶桑型でカレー洋主力2回撃滅……」


ナントカ倒した


提督「次は低速戦艦3と軽巡1含めて南方海域前面の主力撃滅か……まぁ大淀なら潜水艦も問題ないかな」


何回かルート逸れたがナントカ倒した


猫吊「あ、今の任務マンスリーです。来月以降もよろしく」

提督「やだよルート固定できないじゃん次から放置放置」

猫吊「で、最後の任務です」

提督「……AL海域主力撃滅?」

猫吊「はい。非航空の戦艦2と軽空母1入りで」

提督「うんうん、楽勝楽勝」

407: 2014/10/15(水) 20:50:59.96 ID:o6EJlG9vo
提督「……とでも言うと思ったかッ!! ふざけんなこれ実質北ルート固定じゃねーか!!」

猫吊「中央に行く手もありますよ?」

提督「もっと有り得ねーし北方のヤローは避けられないだろ!!」

猫吊「一応あれも見た目的に少女ですが」

提督「言葉のアヤだこまけぇこたぁいいんだよ!!!」

猫吊「で、やらないんですか?」

提督「資材貰うだけじゃ全く釣り合わんしやらんやらん」

猫吊「……一式徹甲弾、2つ目」

提督「……うぐっ」


一式徹甲弾。今まで使用されていた九一式徹甲弾を上回る最新武装。開発不可。

任務は逃げないが戦力強化の為に獲得したいのも事実。


提督「やるしかないというのか……」

猫吊「任務に忠実で何よりです」


北方AL海域。ツ級のEliteは既に中部海域に配備されているが、ここの海域をうろつく深海棲艦はまだまだいる。


提督「だいたいメリケンども何やってんだよ夏に取り返したのに更に取り返されてるとか俺たちの苦労なんだったの」

大和「深海棲艦が現れ始めたころ結構な戦力出して損害受けたらしいですし……」

提督「ま、いいや。ここのツ級含む艦隊を一回完膚なきまでに叩き潰せばおしまいだし」

武蔵「しかし……私が言うのもなんだが、火力が過剰なのでは?」

艦隊の構成は大和、武蔵、利根、筑摩、木曾、隼鷹である。

提督「むしろ防御重視だ。北方棲姫の前を通り抜ける必要があるからな」


艦娘進g『カエレ!!』


鎮守府、ドック前。

ボロボロの艤装を背に黒焦げになって煙を上げながら入渠を無言で待つ艦娘達。

提督「……ぐぬぬ。あの空母どもきついし更に北方棲姫だ。今日はいったん休んで明日改めて考えるか……」

408: 2014/10/15(水) 20:52:20.75 ID:o6EJlG9vo
鎮守府、執務室。せんべい布団内。雪風は提督に抱きついて寝息を立てている。提督も寝ている。

提督(Zzz...)

磯風(司令……聞こえるか。磯風だ。雪風を通じて遠征先から念話で話しかけている)

提督(Zzz...)

磯風(守りに入ってはダメだ。攻めの姿勢だ。制空権を取られた? 逆に考えるんだ。制空権ぐらいあげちゃってもいいさ、と)

提督(Zzz...)

磯風(なぁ司令。司令……?)


翌朝

提督「筑摩、木曾外して北上、大井入れる。殺られる前に殺っちまえばいいよね」

大和「提督、いったい何が……?」

提督「いや、なんか第二次攻撃来る前に落とせばいいみたいな考えが湧いてな」

隼鷹「じゃあこっちの艦載機どうすんのさー」

提督「爆戦と彩雲下ろして烈風とダメコン積もう」

隼鷹「……その手使っちゃう? 話聞いただけでも背筋凍りそうなんだけど」

提督「まぁ安全のためだ。うん」


艦娘進撃中……


ボロボロの艤装を背に黒焦げになって煙を上げながら入渠を待つ艦娘達。

昨日と違うところはやり遂げた、晴れ晴れとした顔であることである。

提督「一回で済んだ上隼鷹も無事。よかったよかった」

ちょうどその時、遠征に出ていた艦隊が帰投した。そのメンバーの中にいた磯風は提督を見つけるとニヤリと笑って親指を立てた。

提督にはそれが何を意味するかはよくわからなかったがとりあえずサムズアップを返しておいた。

411: 2014/10/16(木) 22:12:38.78 ID:ul9J1iRFo
――― マンスリー1-4任務は軽巡三隻なので川内型が最適 ―――

那珂「ねー提督ー。なんかお仕事とかないのー? 那珂ちゃん退屈ー」

提督「そんな事いわれてもねぇ」

    エンセイ
那珂「地方巡業すらないしー」

提督「改二でレベル上がったからなぁ。練度低い方優先したいし」

しおい「作戦おーっしまい! 艦隊、帰投しました!」

那珂「潜水艦の子はいいなぁ。仕事に事欠かないし」

提督「これでろ号完了。……那珂よ、仕事したいといったな?」

那珂「お仕事、あるんですか!?」

提督「ああ」

そう言うと提督はニヤリと笑った……


所変わって南西諸島防衛線。名産は鉄。

ヲ級(全くこんな僻地に飛ばされて、というか連中の目と鼻の先じゃんここ。今ならこっちに目が向いてないはずだから取り返せるって言ってもさー)

このあたりはかつて艦娘達が蹂躙しつくし、制海権を抑えた場所である。だが、深海棲艦はいくらでも湧いてくる。

ヲ級(危険手当とか付かないかなー。最前線一歩手前よ、ここ)

などと自軍の給料やら何やらについて考えているヲ級の耳に波を切る音が聞こえてくる。

ヲ級(え、ちょっとまってマジで艦娘来たの!?)

更に海の向こうから聞こえる鬨の声。

??「早く夜戦ー!!」
??「那珂ちゃんセンター! 一番の見せ場です!」
??「砲雷撃戦、開始します!」

ヲ級「え、え、ちょっとちょっと! ぜ、全艦戦闘用意! 第一次攻撃隊、発艦!!」


提督「いやぁみんなヤル気だねぇ」

夕立『敵航空隊がきたっぽい?』

提督「適当に落として敵艦を沈めてしまえ。帰る場所がなければどうすることも出来まい」

雪風『艦隊をお守りします!』

島風『おっそーいー!』


改二の軽巡3に、鎮守府内でも屈指の実力を持つ駆逐3である。エリートすらいない機動部隊など彼女らの手にかかれば赤子の手を捻るよりたやすく沈められる。

ヲ級「バカナーッ!!」(ゴボゴボ

那珂「お仕事しゅーりょー!! おつかれさまー!!」

川内「夜戦しよ!! 夜戦!!!」

神通「姉さん、もう敵艦はいませんよ……」


那珂「那珂ちゃん久しぶりに頑張っちゃったな! このお仕事ウィークリー?」

提督「いや、マンスリーだそうだが」

那珂「えー、もっと回数増やそうよー」

提督「俺に言われてもねぇ……」

418: 2014/10/17(金) 21:34:10.48 ID:vV2JtEj3o
――― MVP取らせるためあえてのソナー爆雷なし ―――

那珂「>>417って意見があるけど」

提督「悪いな、それは雷巡の仕事だ」

那珂「えー?」

提督「戦艦が動く前にフラタぶっ殺せる可能性あるからね。他に的が逸れてもそれはそれで戦艦がフラタ狙う可能性上がるし」

那珂「そんなのつまんなーい」

提督「それと大体の軽巡は遠征用に待機させてるからねぇ。それに雷巡……というか木曾に経験値ある程度回したいのもあるし」

那珂「むー」

提督「しかしボーキギャンブルか……ありかもなぁ。なんか掘れる量多いし」

419: 2014/10/20(月) 22:39:54.59 ID:5jfF1X//o
――― 鶴翼の絆3巻発売おめでとうございます ―――

瑞鶴「提督ぅ、何か瑞鶴ちょっと退屈なんだけどぉ……ふて腐れるぞぉ~」

提督「とは言ってもなぁ。軽巡・駆逐の遠征準備とリランカでの潜水艦虐t……掃討ぐらいだし」

瑞鶴「潜水任務」

提督「うっ」

瑞鶴「サーモン海北方」

提督「うぐっ」

瑞鶴「やんないの?」

提督「……無駄な損耗はしないに越したことはない。次の大規模作戦に備えて資材備蓄中だし」

瑞鶴「さっき資材庫見てきたら鋼鉄が溢れてたんだけど……ところで何読んでるの?」

提督「鶴翼の絆の3巻。他の世界の艦娘運用とか見て参考にしろって猫吊るしが言ってた」

瑞鶴「この前の沖ノ島みたいなのはやらないの?」

提督「とは言ってもなぁ。2巻はアイアンボトムサウンドだったし、これピーコック島+AL/MI作戦だぜ? やろうにももう済んだ話なんだよなぁ……」

瑞鶴「うーん、少なくとも二度三度と行きたくなるような海域じゃないわよね……」

提督「……あっ、いいところで終わった! 次巻も読ませようという魂胆というわけか……!!」

瑞鶴「こんな提督でホント大丈夫なのかしら……」

425: 2014/10/21(火) 22:20:32.57 ID:xoKd3h9go
――― ポートモレスビー何回やるつもりだよ ―――

翔鶴「提督? あの…そろそろポートモレスビーを…あの…その…」

提督「まぁ確かにあるけどさぁ。何回やるつもりだよこれ」

ポートモレスビー。かつてMO作戦と称された南方侵攻作戦。その名は現在、南方遠征の名称にも使われている。

ちなみに時間当たりのボーキ取得量は第三位と実は案外高い。鋼鉄も手に入る。

翔鶴「そもそも私、この遠征参加したことないんですが……」

提督「軽空母使ったほうが安いし……。まぁ資源には余裕あるし瑞鶴と行ってみるか?」

翔鶴「いいんですか?」

提督「あぁ、行ってこい」


南方海域

猫吊「ようこそMO作戦遠征へ。いつもならすぐ始めるところだけど初参加の艦娘がいるのでブリーフィングします」

翔鶴「本格的なのね」

猫吊「我々はこのポータルから出航し、ここらへんを回遊する孤立した機動部隊を探して奇襲します」

ボードに張られた地図の中央一帯を囲うように丸を描く。

瑞鶴「なるほどねぇ」

続けて猫吊るしは航空機マークを書き矢印を引く。

猫吊「ヲ級やヌ級が主力なので艦載機が来ると思いますがガシガシ落としてください」

その後片っ端から×マークをつけていく。

猫吊「あと別働隊が援護に回ってくると思うので手早く片付けて迎撃してください。敵艦隊を片付け終えたら第一次作戦完了です。第二次はまた後ほど」

翔鶴「第一次……?」

瑞鶴「ま、このくらい私たちなら楽勝よね、翔鶴姉!」

426: 2014/10/21(火) 22:22:14.51 ID:xoKd3h9go



艦娘作戦遂行中……


衣笠「逃げても無駄よ!」

最後の一隻が衣笠の放った砲撃により沈んでいく。

翔鶴「艦載機の子達も、随伴艦の皆さんも本当に頑張ってくれました!」

猫吊「おつかれさまー。では第二次作戦のブリーフィングしまーす」

瑞鶴「そういえば第一次だったわね」

猫吊「さっき大量に落とした艦載機、あれ回収します。撃墜されたこっちの艦載機も見つけたら回収してください」

そう言いながら猫吊るしは艦娘たちにU字磁石らしきものが釣り針代わりに付いた釣竿らしきものを渡していく。

猫吊「釣った艦載機は空母の人に渡してください。重くなるけどナントカしてください」

随伴の駆逐艦娘たちは既に竿を振るって釣りに興じている。会話内容から誰が一番釣れるか競争しているらしい。

翔鶴「えっ、えっ……?」

衣笠「回収した敵艦載機を解体して資源にして南方の復興に当てるらしいよ。その一部をこっちの報酬として回すって寸法」

衣笠は慣れた様子でまだ水面に浮かんでいる艦載機を回収していく。

瑞鶴「そのために機動部隊に襲撃を……?」

猫吊「もちろん海域の制圧も兼ねてますよ。いくらでも湧いてきますからね。警戒は怠らないでくださいね」

翔鶴「そもそもそちらが主目的なのでは……?」


作戦完了、帰投後鎮守府

提督「遠征、どうだった?」

翔鶴「うーん、なんか思ってたのと違うような……」

提督「まぁ人生そんなもんだ」

430: 2014/10/22(水) 22:21:53.66 ID:SyCwgdnGo
――― 後期型が実装される前から足とか生えた深海駆逐のイラストがあったのはご存知の通り ―――

水上偵察機が強化される以前の日の事……。いつものように遠征前のウォーミングアップのために鎮守府の近海警備を行なっていた。今回は皐月の番である。

皐月「ボクとやり合う気なの? かわいいねぇ!」

イ級?「……きゅ?」

現れたのはいつものイ級より一回り小さく、風体も丸っこく、小動物のように鳴く生物だった。

皐月「……あれ?」


提督「……で、そのまま鹵獲してきたのか」

皐月「いや、なんかこう、攻撃するの躊躇っちゃうよ……」

提督「ふーむ……」

イ級?「きゅっ」

皐月からイ級らしきものを受け取り、検める。

提督「手触りは駆逐の連中と同じっぽいがこいつ足が生えてるな……」

そう言いながら下腹部を撫でる。

イ級?「きゅ~」

皐月「ホントだ。おもしろーい」

提督「まぁ別に害はなさそうだし記念写真とってリリースするか。皐月、こいつ抱きかかえて」

皐月「まっかせてよ!」


その時撮った、皐月がイ級らしき生物を抱きかかえている写真は、今も皐月の部屋に飾られている。

だがこの時、提督たちは知る由もなかった。このイ級らしき生物こそが、駆逐後期型のプロトタイプだと……!!

435: 2014/10/23(木) 22:22:56.51 ID:J0UqSO3Uo
――― 式神形式の正規空母 ―――

雲龍「雲龍型航空母艦、雲龍、推参しました」

提督「ふむ……。軽空母か」

雲龍「えっ、違います。正規空母です」

提督「そんな莫迦な。飛鷹未満の搭載量、飛鷹型とかと同じ式神形式の艦載機。龍驤改二みたいな偏った艦載機構成! どう見ても軽空母!」

雲龍「いえでも実際正規空母ですし……」

提督「だが軽空母ならこの三式指揮連絡機が載るはずだ! さぁ装備させて己が軽空母だと覚r……さと……のらない……」

雲龍「わかってもらえましたか?」

提督「はい。ところで」

雲龍「なんでしょう?」

提督「明らかに艦載機1機当たりの容量は式神<矢の束なのに弓矢使ってる正規空母のほうが何で搭載量多いの?」

雲龍「それは前世の経歴もありますけど……空母の艦娘は矢なり式神なり媒体から艦載機を発艦するでしょう?」

提督「そうだな」

雲龍「妖精さんが乗り込むわけですが精神感応で繋がってるため、余りに多いと扱いきれないんですよ」

提督「もっとわかりやすく」

雲龍「MP切れ」

提督「訓練とかでどうにかならないのか?」

雲龍「改造以外ではちょっと……」

提督「ままならんな……」

439: 2014/10/24(金) 22:34:40.62 ID:/yIvM290o
――― でかい目玉な深海棲艦いないんだよねぇ ―――

ある日のこと……

霞「用があるなら目を見ていいなさいな」

提督「ふむ……」


別の日、執務室……

霞「作戦が終了しt……何これ!?」

霞が目にしたもの。それは、大きな目玉が付いた異形の肉塊らしきもの。その目は提督のほうを向いている。

提督は霞が入ってきたのを確認すると目玉のほうを向いた。

提督「おお、霞か。報告書はそこに置いてくれ」

いつも通りの応答である。目玉のほうを向いていること以外は。

霞「何なのよこれは!!」

提督「お前はこの前、『目を見て話せ』って言ってたよな。猫吊るしと相談してビh……鈴木土下座ェ門を用意してもらったんだ」

ビホルd……鈴木土下座ェ門はでかい目玉の付いたモンスターである。Googleの画像検索とかすれば大体わかるであろう。

提督「つまりどう見ても目であるこいつを見ながら話をすればいい。簡単な話だ」

霞「そういう意味じゃないわよこのクズ司令官!!」

提督「いい考えだと思ったんだがなぁ」

霞「どこがよ!」

提督「だけどこれよく出来てるだろ?」

そう言いながらビホr……鈴木土下座ェ門を霞のほうへ向ける。その時ビホルダ……鈴木土下座ェ門の目が光った!!

霞「きゃっ!?」

ビホルダーの有名な能力として目から光線を発射するというものが挙げられる。霞がビホルダーから放たれた光をまともに浴びたその時!!

440: 2014/10/24(金) 22:36:29.51 ID:/yIvM290o

……特に何も起こらない!!

そっと光の当たる範囲から抜け出し、ビホルダーに近づく。

霞「な、何なのよ……」

よく見るとこのビホルダーはただのぬいぐるみであった。

提督「中に探照灯仕込んであるんだ。イカすだろう?」

霞「何馬鹿なことやってんのよ、びっくりしたじゃない!」

提督「たまには驚かすのも悪くないと思ってな! ハッハッハ!」

この後めちゃくちゃ罵られた

445: 2014/10/26(日) 22:03:06.92 ID:9IKd08FVo
――― 設計図使う価値ありますよこれは ―――

提督「扶桑よ」

扶桑「何でしょう、提督?」

提督「良いニュースと悪いニュースがある。どっちから聞きたい?」

扶桑「……では良いニュースから」

提督「良かったな!! 扶桑!! お前改二だ!! 改二になれるぞ!!」

ドバン
山城「提督!? 本当ですか!? 姉様!! 良かったですね!!」

扶桑「え、えぇ、そうね」

提督「お前な、外から壁ぶちぬいて現れるなよ。しかもここ二階だぞ」

山城「そんなことどうだっていいじゃないですか。運も上がるんでしょう?」

提督「三割増しだそうだ。それに冬前には山城の改二も来るんじゃないかな」

山城「これでもう不幸型戦艦などとは言わせないわ!!」

提督「……ところで悪いニュースだが」

扶桑「なんか嫌な予感がします」

提督「改造に際して練度は足りてるんだが改装設計図が必要でしかも勲章ひとつ足りないんだよねー」

山城「サーモン海のEO残ってましたよね!? 姉さまのためにもすぐ行きましょハリーハリーハリー!!」

提督「ぐぇぇぐるじい艤装載ぜだ状態でマヴンドどっで首じめんな」

扶桑「山城、落ち着いて」

山城「あっはい姉様」

提督「ぜーぜー。幸いなことに勲章がもらえる任務があってな」

山城「姉様のためならなんでもやりますわ!!」

提督「今『なんでも』といったな?」

山城「もちろん!!」

提督「なら、わかってるね?」


この後西村艦隊で無茶苦茶5-1行った

448: 2014/10/27(月) 22:16:50.81 ID:3CWVT/Q2o
――― 何も背負ってない駆逐艦はかなり少ない ―――

白露「白露型駆逐艦一番艦、白露です! はい、一番艦ですっ!」

提督「元気な子だな」

白露「一番ですから!!」

提督「それって関係あるのか?」

白露「もちろん! 一番元気だし!!」

提督「……しかし、何かが足りないような……?」

白露「?」

提督「いや、ただの考え事だ」


時は下り……


白露「ふっふーん! 私新しくなっちゃった!!」

ある日、白露の艤装がリニューアルされたのだ!!

提督「……また猫吊るしか!!」

白露「どーぉ? いい感じでしょ!」

提督「……なんかおかしいと思ってたが、白露、お前後ろに缶だか煙突だか背負ってたっけ?」

白露「あ、そういえば追加されてるね! いっちばーん!!」

提督「いや一番じゃないだろお前の妹は何かしら背負ってるだろ!? 一番は一番でも一番最後だろ!?」

白露「あっ(レOプ目)」

提督「あっ、言い過ぎた、すまん……」

449: 2014/10/27(月) 22:18:05.68 ID:3CWVT/Q2o
――― ついうっかり存在を忘れる5-1潜水艦 ―――

提督「まぁ南方海域なわけだがここはあえて扶桑に徹甲弾+ふつーの偵察機」

扶桑「何故です?」

提督「あそこの海域ボスはたまに潜水艦がいるからな。制空はもがみくに任せて砲撃に集中してもらう」

扶桑「なるほど」

提督「で、二巡目に行く前に三式ソナー爆雷ガン積みした満潮に潜水艦を沈めてもらう。パーフェクトプランってヤツだ」

扶桑「あの、一巡目は……」

提督「瑞雲が航空戦で駆逐とか沈めてくれるのを祈ってあとは諦める」

扶桑「大丈夫かしら……」


南方海域前面、一マス目


扶桑「偵察機より報告、敵艦隊発見しました」

提督「よーし、全員単縦陣をとれ!! 突撃ィ!!」


カ級エリ「ドーモ、カ級Eliteです。カンムス沈むべし」

提督「アイエエエ!? サブマリン!? サブマリンナンデ!?」

満潮「私なんでこんな部隊に配属されたのかしら……」


この後普通に突破したがボスに潜水艦がいなかったうえ夜戦カスダメばかりでSランクを取り損ねたのはここだけの話

456: 2014/10/28(火) 22:25:59.34 ID:ER78rLTJo
――― 昔は昔、今は今 ―――

ミッドウェー。本土を急襲してきた敵艦隊を撃破した後、新規着任艦の練成のために再びこの地に舞い戻った。

その面子には磯風と時津風も当然入っていた。雪風が彼女らと再会してどんな反応を示したかは言うまでもない。


提督「うん、わかっちゃいたけど今回は特に凄かったな」

磯風「まぁ仕方あるまい。私の介錯をしたわけだからな」

提督「……そのこと、恨んじゃいないか?」

磯風「何故恨まなければならない?」

提督「そりゃまぁ、撃たれるわけだし」

磯風「今でこそ血肉を持った人の形をとってるが、前世は鋼鉄の塊だぞ。気にしたって仕方あるまい」

提督「なら、いいんだが……」

磯風「もし、恨んでいると言ったら、司令はどうするつもりだった?」

提督「……どうだろうな。無為に拳を振り上げても解決しない。その恨みに対し俺に何が出来るわけでもない」

磯風「そう、もう過ぎ去ったことだ。今ひとたびこの世に生を受け、かつての仲間たちと再会できたことを喜び、与えられた任を全うするのみ」

提督「何つーか硬いなぁ。もっと肩の力抜いたらどうだ」

磯風「そうか?」

提督「ほれ笑って笑って」

ぐいー、と磯風の頬を摘んで押し上げる

磯風「なにをふる、ひれー」

提督「そうそうそんな感じ」

この後容赦なきお仕置きを受けることになったがそれはまた別の話

462: 2014/10/29(水) 22:05:07.33 ID:KFso4XaQo
――― あと野分がくれば鋼鉄少女艦隊できるんだけど ―――

舞風「陽炎型駆逐艦舞風ですー。同じ陽炎型の野分とは仲良しよ」

提督「今はまだ艦娘にはなってないようだが、早くくるといいな」


冬……

提督「ほー、新しい駆逐艦娘か……」

舞風「野分かなー?」

「弥生、着任……」
「卯月でぇ~す。うーちゃんって呼ばれてま~す!」

提督「違ったな」

舞風「ちぇ~っ」


春……

提督「ほー、新しい駆逐艦娘か……」

舞風「吹雪型とかだったりしない?」

提督「陽炎型だそうだ」

舞風「野分来ないかなー」

「谷風だよ。これからお世話になるね!」
「あたし、天津風の出番ね」
「初風です、よろしく」
「うち、浦風じゃ! よろしくね!」
「駆逐艦、浜風です」

提督「とり損ねた分もふくめて一気に来たなぁ」

舞風「野分は……?」

提督「いないな」


夏……

提督「ほー、新しい駆逐艦娘か……」

舞風「野分、いる……?」

提督「5人中2人が陽炎型だそうだ」

舞風「お願いです、今度こそ野分を……」

提督「俺に言われてもなぁ」

「春雨です、はい」
「早霜…着任しました」
「時津風……出るよ」
「陽炎型駆逐艦十二番艦、磯風」


舞風「」

提督「清霜でないなぁ……おい、舞風? おーい?」

467: 2014/10/30(木) 22:36:31.91 ID:DGYSwa/lo
――― まさか三日月と初霜の区別が付かない人はいないだろうが ―――

三日月「司令官、ちょっと悩み事があるんですが聞いてもらえますか?」

提督「どうした? 個性的が過ぎる姉妹たちのことか?」

三日月「いえ、そうじゃなくて……。よく初霜ちゃんと間違えられるんですよね。初霜ちゃんも私と間違えられてるようで」

提督「そりゃ間違えるやつの見る目がないだけだろ。俺はわかるぞ」

三日月「本当ですか?」

提督「当たり前だ。何ならつれて来て見るがいい」


……艦娘呼出中……


提督「さーて俺は椅子に座って後ろを向いている。どっちがどっちだか当ててやろう」

初霜「そういえば昔は床の軋みでどの艦娘か当ててたりしてたけど」

三日月「直しちゃったからねぇ。あ、振り向いて大丈夫です」

くるり、と椅子を180度回転させる。

提督「単装砲しか持ってないほうが三日月。初霜は連装砲も持ってる。艤装外しとけ」

提督は再度後ろを向く。

提督「それに魚雷管の位置も違うしな。腰が初霜、三日月は足首だ。全く、見間違える奴らの気が知れん」

三日月「じゃあ、艤装解除して……」

初霜「振り向いて大丈夫です」

クルリ

提督「黒セーラーが三日月、ブレザーが初霜。裸になれとは言わんが雷か電あたりから服借りてきたらどうだ」

クルリ

三日月「案外見てるんですね……」

提督「案外とは何だ案外とは」

468: 2014/10/30(木) 22:38:05.54 ID:DGYSwa/lo
……艦娘着替え中……

三日月「これなら!」

初霜「どうです?」

クルリ

提督「赤目が初霜、金目が三日月。カラコン……はないからそこのサングラスでも使うか?」

クルリ

初霜「すごくよく見てますね、提督」

三日月「そうね……。あ、準備できました」

クルリ

提督「アホ毛付いてるほうが三日月、髪の毛後ろで束ねてるほうが初霜」

クルリ

三日月「もうこうなったら意地ですね」

初霜「お風呂場借りますね」

ザバザバ

提督「だんだん本来の目的から離れてる気がするぞ……」


三日月「これならどうです司令官!」

初霜「これなら提督でもさすがにわかりっこありません!」

提督が振り向くとそこにはヨ級じみて濡れた髪の毛を垂らした少女が二人。

提督「……今司令官呼びしたほうが三日月、提督呼びしたほうが初霜。そもそも初霜のほうが声高い」

三日月「さすが司令官ですね。じゃあ……」

初霜「これが最後の問題です!」

二人がパネルを出す。そこには駆逐艦の写真が二つ。名前があったと思しき部分は修正が施されている。

三日月「どっちが『三日月』で」

初霜「どっちが『初霜』でしょう?」

提督「うぐっ」

三日月「あ、ヤマカンはダメですよ? 理由も添えてくださいね?」

提督「……ぐぬぬ」

474: 2014/10/31(金) 22:21:39.52 ID:DX6owjOJo
――― 怒らせてはいけないのだ ―――

荒潮「あらあら、うふふ」

提督「荒潮って何つーか、怒らせると恐そうなんだよなぁ」

荒潮「そーぉ?」

提督「怒らせたら恐いと思われる駆逐艦娘で五指に入りそうなくらい」

荒潮「他には誰が入ってるのかしら?」

提督「荒潮以外には……夕立だろ、綾波だろ、弥生だろ、あとは……不知火かな」

荒潮「へぇ~」

提督「あくまでイメージなだけで実際恐いかどうかは別だぞ」

荒潮「第一印象と実際が違うってこともよくあるわよね」


所変わって鎮守府海域近辺。

荒潮「そこね」ドコーン

提督「よーし、魚雷ぶっ放したら戻っていいぞ」

だがここでアクシデント。ホ級の魚雷が荒潮に当たったのだ。

荒潮「あらあら。痛いじゃない……」

煙幕を張りながら撤退するホ級。

荒潮『撤退中の軽巡洋艦の追撃、意見具申しまぁす』

提督「……まぁいいけど危なくなったら退けよ」

荒潮『はぁい』

拘束から解き放たれた猛犬のように煙幕に飛び込む荒潮。

荒潮「逃げられないって言ったでしょ? 仕方ないわねぇ」

砲撃音とは思えぬ、肉がちぎれ、硬いものが砕ける音が無線から響き渡る。

荒潮『敵艦、撃沈しましたぁ。鹵獲します?』

提督「……いや、いい。帰投して遠征の準備するように」

荒潮『了解でぇす』


彼女は怒らせないようにしよう。提督はそう決意した。

479: 2014/11/04(火) 21:51:07.11 ID:JJ86evI0o
――― 1-4の話 ―――

これまでのあらすじ:

提督と雪風と愉快な仲間たちは戦艦ル級率いる艦隊を退治し、製油所沿岸に平穏を取り戻した。
戦艦ル級……油断ならぬ強敵であった。

しかし、南西海域防衛線に現れた軽空ヌ級・空母ヲ級による爆撃により艦隊は大打撃を受け、撤退せざるを得なくなった。
この苦難に対し、猫吊るしは『ヌ級に勝てばヲ級に対抗できる正規空母を与えよう』と言う無茶振りをしてきた。
そして、新たに建造された飛鷹とともにヌ級を撃沈し、帰還した提督の前に現れたのは……。

赤城「航空母艦、赤城です。空母機動部隊を編成するなら、私にお任せ下さいませ」

提督「こちらこそよろしく。……これでヲ級に対抗できる、と言うんだな?」

猫吊「もちろん。航空攻撃の強さは飛鷹の活躍で分かったでしょ。二人もいれば余裕余裕」

提督「……余裕なのはいいが艦載機が足りないんだが」

猫吊「造れよ」


そんなこんなで装備を整え、南西諸島防衛線、主力部隊遭遇地点。


雪風『敵艦隊、発見しました!』

提督「よし、赤城と飛鷹は第一次攻撃隊を発艦! 他のものは敵艦載機に備えよ!」


飛び交う艦載機。空母がいないときより明らかに敵の攻撃が和らいでいる。

赤城『敵駆逐2、撃沈しました』

提督「そのまま一気に攻め立てろ!」


艦娘戦闘中……


赤城『空母ヲ級、撃沈』

雪風『敵艦隊、撃滅しました!』

提督「素晴らしい。帰ったら宴会だな」

赤城『この勝利で慢心していては駄目。索敵や先制を大事にしないと……』

提督「ふむ、それもそうだな」

赤城『……って頭の中で何かが』

提督「……急に不安になって来たぞ」


帰投後、資材庫


提督「これで艤装の修繕と補給完ry……ボーキがごっそり減ってるんですけど?」

猫吊「当たり前じゃないですか。空母の艦載機は消耗品。補充にボーキがいります」

提督「飛鷹だけのときはこんなに減らなかったけど?」

猫吊「そりゃ正規空母のほうがたくさん積んでる分消費も多いに決まってるじゃないですか。消耗減らしたかったらなるべく制空権とってね」

提督「ぐぬぬ」

486: 2014/11/05(水) 22:09:24.91 ID:gkzHyT2to
――― 給与体系どうなってんの? ―――

磯波「しばらく有休をいただいてもいいでしょうか……あ、いえっ、なんでもないです……」

提督「……有休とかどうとか以前にそもそも給料払ってたっけ?」

磯波「あ、はい。 毎月末に口座に支払われてます」

提督「えっ」

磯波「艦娘の給料は提督が管理しているのでは?」

提督「いや給与関連の資料なんざ見たことも聞いたこともない」

磯波「いったい、誰が……」

提督「猫吊るしだな」

猫吊「はーい呼びました?」

提督「磯波が有休とりたいと言ってるんだが」

猫吊「休めばいいんじゃないですかね? 軍人は休めるときに休むのも仕事のうちですし」

提督「テキトーだな」

猫吊「休まず出撃させて海の底に戻したいんですか?」

提督「いやいやそんな」

磯波「……じゃあ、休んでもお給料減らされたりしないんですか?」

猫吊「当たり前じゃないですか」

磯波「よかったぁ。では提督、お休み取りますね」

提督「あ、あぁ。ゆっくり休め」

猫吊「めでたしめでたし」


提督「……んなわけねーだろじゃあ俺の給料はどうなってんだよもらった覚え無いぞ」

猫吊「間宮で三食摂れて制服と住居まで支給されてるのに何文句言ってんですかこいつ」

提督「住居はもともとは俺のだろぉぉぉぉ!?」

猫吊「仕方ないですね、はいこれ」ジャラジャラ

提督「家具コインで嗜好品が買えるわけないでしょぉぉぉ!?」

490: 2014/11/06(木) 22:10:57.28 ID:nKuQ5Pjlo
――― 対空はいくらあっても足りない ―――

五十鈴「ふふっ。十分だわ。……戦える!」

提督「これで改造完了、と」

鎮守府、工廠。近代化改修や改造などもここで行っている。

提督「じゃ、五十鈴、装備を外して保管頼むよ」

そう言って提督は先ほど改造した五十鈴とは別の五十鈴――五十鈴改二に声を掛ける。

五十鈴は五十鈴で慣れたもんだとばかりに自らの分身をポン、ポンと叩く。叩かれた少女の姿は消え、4枚のカードになる。五十鈴のカードに装備カード3枚。

艦娘は神霊である。故に同一艦娘が複数顕現しても問題はない。が、艦娘寮のスペースなどの問題で重複した艦娘は神霊を封じ込めたカードとして保管される。

五十鈴「それにしても提督、溜め込みすぎじゃない?」

カードを提督に手渡しながら、五十鈴がぼやく。これで既に五十鈴改のカードは8枚目である。

提督「一部の艦に改二が来るし改造したらさくっと改修も終わらせたいしな」

そう言いながら受け取ったカードをカード帳に仕舞いこむ。

五十鈴「それにしても、水偵外したのは失敗だったかなぁ……」

提督「あの頃はまさか水偵が最重要装備になるなんて思わなかったからなぁ」

五十鈴「防空対潜に特化するなら不要なんだけど……それでも楽しそうだし……」

提督「深海側は防空対潜の上に観測射撃可能な軽巡まで持ち出してきたしなぁ」

五十鈴「うぁぁぁぁ……」

491: 2014/11/06(木) 22:12:13.53 ID:nKuQ5Pjlo
五十鈴以外に最上、ちとちよ、伊勢型、摩耶は改(ちとちよは航)まで育ててから改修に回したほうが良さそうな気がする

小ネタ艦娘とか安価下既出さらに下

496: 2014/11/06(木) 23:03:09.40 ID:nhjhT7Pao
乙です

次回:泣き虫雪風と釣り人提督【その17】


引用: 【艦これ】泣き虫雪風と釣り人提督 Part2