那珂(それにしてもこの部屋寒いなぁ…)ﾌﾞﾙｯ

提督「…ん？どうした震えて。トイレ行きたいのか？」

那珂「！？そ、そんなわけないでしょ！この部屋が寒いの！それに那珂ちゃんはアイドルなの！トイレなんて行かないよ！」

提督(何言ってんだこいつは…)

那珂「もー！さっさと終わらせるよ！」

提督(那珂が手伝ってくれたのはいいんだが…)

那珂「…」ｺﾞｸｺﾞｸ

提督「…さっきからお茶飲み過ぎじゃないか？」

那珂「仕方ないでしょ！寒いんだから！暖房付けてくれないんだし！」

提督「俺の部屋にしかない暖房付けたらみんな群がるから仕方ないだろ…」

那珂「もー…あっ」ﾌﾞﾙｯ

提督「…寒いのは分かるけど我慢してくれよ」

那珂「あっ、う、うん！」

那珂(ど、どうしよう…物凄くトイレに行きたい…)ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

那珂(で、でもア、アイドルだから男の人の前でトイレなんて言っちゃダメだよ…)

那珂(こ、ここは我慢！)

那珂(やっとあと半分くらい…)

那珂(でももうあれから30分…もう限界に近い…)

那珂(こ、ここは一旦抜け出そう)

那珂「て、提督ー！」

提督「どうした？まだ作業は…」

那珂「え、えっと…那珂ちゃんオレンジジュース飲みたくなってきたから買ってくるね！」

提督「ああ、大丈夫だ。そこの冷蔵庫にオレンジジュース入ってるぞ？」

那珂「…え？」

提督「だってお前オレンジジュース好きって言ったろ。
今日の仕事終わったら渡そうと思ったけど、いいよ飲んで」

那珂「あ、ありがとー！」

那珂(ど、どうしよう。抜け出せない…)

提督「…どうした？飲んでも構わないぞ」

那珂「う、うん！」ｺﾞｸｺﾞｸ

那珂(うぅ〜オレンジジュース飲んだせいでもっとトイレに行きたくなった…)

那珂(ど、どうしよう…本当にヤバい…)

提督「…喉乾いたなぁ…」

那珂(！！！)

那珂「て、提督！那珂ちゃん何か買ってくるよ！」

提督「あー…じゃあお願いしたいんだが…」

那珂「ど、ど、どうしたの？早く！」

提督「もうすぐで第一艦隊が帰還してくるから、その戦果まとめた後によろしくな)

那珂「お、おっけーい！(は、早く帰ってきて！)」

ｶﾞﾁｬ

那珂(き、きた！)

長門「提督、帰還した。戦果を…今日は那珂が秘書官か」

那珂「そ、そうなんだよ…」

長門(ん…？いつもなら那珂ちゃんって呼べとか言うが…元気が無いな)


長門「…で提督。一応最深部までいったが…すまない。敵の旗艦を倒しそびれた。」

那珂(はやく…はやく！)

提督「あ、いいよ。時間をかけてゆっくりでいいんだ。」

長門「そうか。では私はこれで…」

那珂(きた！これで…)

提督「あ、そうだ長門。お前のラムネ飲みたいな)

那珂(！？！？)

長門「…またか。提督は本当にラムネが好きだな。」

提督「あのシュワッとするのがたまらないんだよ！なあ頼むよ長門！」

那珂(長門さん、断って…！)

長門「なに、提督の願いを無視するわけないだろう。ほら。」ｽｯ

那珂(なぁがぁとぉさあああああん！)

提督「ｺﾞｸｺﾞｸ…プッハー！やっぱ美味いな！」

長門「ふふっ、作りがいがあるな。ほら。那珂もどうだ？」ｽｯ

那珂「！？！？え、えっと…那珂ちゃんは別に…」

長門「お前、今日は元気が無いように見えるぞ。ラムネでも飲んで元気を取り戻せ。」

那珂「あ…ありがとー…」ｺﾞｸｺﾞｸ

那珂(もう漏れそう…)

那珂(で、でももうすぐで終わりだ！)

提督「ふぅー！こっちは終わりだ！那珂、そっちは？」

那珂「あ、うん！もうすぐで終わるよ！」

提督「そうか、捗ってお昼に終わったな。ありがとう。」

那珂「い、いいよ！(それより早く終わらせてトイレに…)」
ｺﾝｺﾝ
提督「？どうぞー」

川内「やっほー！提督！那珂！」

那珂「お、お姉ちゃん」

提督「どうした、夜戦ならしないぞ」

那珂(い、いやなよかんが…)

川内「いやね、那珂ちゃんが秘書官で疲れてるだろうから一緒にご飯行こうと思って！提督もついでに！」

那珂(！？)

提督「…とか言ってお前自分のご飯奢ってもらうつもりだろ」

川内「あはは、ばれた？」

提督「まあ…昨日は神通、一昨日は川内に手伝ってもらったしいいだろう。奢ってやるよ。」

那珂(う、うそ…時間が…)

川内「やったー！提督やっさしー！」ｽﾘｽﾘ

提督「あーもう分かったから…じゃあ神通呼んできてよ」

川内「はーい！」

提督「じゃあ那珂いく…あれ？すごい汗だぞ大丈夫か？」

那珂「う、うん…」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

〜食堂〜

那珂「」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

神通「提督。姉妹にご飯をご馳走してくれるなんてありがとうございます。」

提督「いやいや構わないよ。」

川内「じゃあ私買ってくるね！提督も神通も那珂ちゃんもいつものでいいよね？」

神通「はい。ありがとう姉さん」

提督「ああ、構わないぞ。」

那珂「…」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

川内「…おーい！那珂ちゃん！」

那珂「あ、うん！」

川内(…大丈夫かな？)

神通(…)

川内「いやー！やっぱおいしいわー！」ペペロンチーノ

神通「ふふ、姉さん食べっぷりがいいですね」生姜焼き定食

提督「…それに引き換え」カツ丼


那珂「…」激辛担々麺

提督「…食べる前から汗びっしょりだぞ。っかあいつ担々麺好きだったのか？」

川内「罰ゲームかなんかで激辛料理食べた時のリアクションの練習するとか言ってたよ。」

提督(完全にバラドル…)

那珂(ど、どうしよう。ただでさえおしOこ行きたいのに、激辛料理何て食べたら…)ﾋｸﾞﾋｸﾞ

提督「！？な、なくな那珂！」

川内「そんなに激辛料理が嫌だったの…？」

神通(…恐らく那珂ちゃん…そういうことでしょうね。)

神通「あの那珂ちゃん。」

那珂「…何？」

神通「実は夕張ちゃんとも食べる約束してたの忘れてたの。呼んできてくれないかしら？」

那珂「！！！」

那珂「う、うん！那珂ちゃん、いっきまーす！(ありがとう神通ちゃん！)」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

提督「…途端に元気になったな。」

那珂(食堂から出て一番近いトイレは右…)

那珂(出たらすぐ右よ！)

夕張「あー！提督いたいた！」

那珂「」

神通「」

提督「お、グッドタイミング」

川内「すごーい！」

那珂「…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

夕張「ねー提督！」

提督「どうしたんだ？」

夕張「新しい機械作ったのよ！」ｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ

川内「…嫌な予感が」

提督「なんだその機会は？」

夕張「これはねー、やりたいことを無理やりやらせて、気持ちを発散させる道具だよ！」

那珂(！？)

神通(！？)

夕張「こんな生活じゃ、ストレス溜まりぱなしだからねー。でもみんな頑張り屋だから無理やりにでもやりたいことやってストレス解消！と思って…」

提督「…お前が発散したいだけだろ」

夕張「ははは。ばれた？それじゃあ…」ｷｮﾛｷｮﾛ

那珂(！？こっち見た！？)

夕張「那珂ちゃん！試験台になって！」ﾎﾟﾁｯ ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞｰ

川内「ビ、ビームが出た！」

神通「だ、だめです！」ｶﾞﾊﾞｯ

提督「それを神通が代わりに受けた！」

ｼｭｰ


神通「…」

提督「…どうなんだ？やりたいことをやるって言ってたが…」

那珂(なんでもいいけど早くトイレ…)

神通「那珂ちゃん、早くトイレに行かないと！」

一同「！？！？」

神通「さあ！提督にバレる前に早く行かないと！」ﾕｻﾕｻ

那珂「あ…あ…」

神通「アイドルとしてのプライドを守るんでしょ！」ﾕｻﾕｻ

那珂「あ…」ｼﾞｮﾜｰ

夕張「あ…この匂い…」

川内「…やっちゃったみたいだね」

提督「…」

那珂「…」ｼﾞｮﾜｰ ｳﾙｳﾙ

ー那珂ちゃんの妄想ー
(那珂先輩、軽巡なのにオシッコ漏らしたんだって〜)

(レディーとしてありえないわ！)

(那珂先輩のファンやめます〜)
ー那珂ちゃんの妄想終了ー

那珂「…うわあああああああん！！！！！！！！！！！」

夕張「…」

川内「…」

提督「…」

神通「ほら那珂ちゃん！まだバレてないって！早くトイレに行かないと！」

提督「…那珂」ﾃｸﾃｸ

那珂「ｴｯｸﾞ…ｴｯｸﾞ…近寄らないで！」

提督「…断る」

那珂「ｴｯｸﾞ…ｴｯｸﾞ…アイドルなのにぃ…アイドルなのにぃ！」

提督「…那珂」ｷﾞｭｯ

那珂「…えっ？」

提督「俺も馬鹿じゃない。アイドルがトイレに行くことくらい知ってる。」

那珂「…でも、那珂ちゃんは！」

提督「分かってる。アイドルとしてのプライドを守りたかったんだろ？」

那珂「…」

提督「でもな、俺の知ってる那珂は何事も隠さず、時にはふざけつつも一生懸命頑張るアイドルなんだ。」

那珂「…提督」

提督「オシッコ漏らしたからってなんだ。可愛いアイドルだってミスはある。」

提督「この失敗を笑って話せるようになろう。俺の知ってる那珂は…そんな那珂だよ？」

那珂「…ていとくぅ！」ﾀﾞｷｯ!

提督「うわ待て！いきなりよりかかるな！」

那珂「嫌だよーだ！」

ﾏﾃｯﾃ! ﾏﾃﾏｾｰﾝ!

川内「…ハッピーエンドなのかな？」

夕張「…なのかね？」

那珂「提督！那珂ちゃんおトイレ！」

提督「行ってもいいがもっと申し訳なさそうにしろ！」

那珂「えー！提督が言ったんでしょー！」

ﾜｲﾜｲ

川内「…バカップル。見てらんなーい！」

神通「ふふっ、微笑ましいじゃないですか」

夕張「いつも以上にうるさくなったけどね…」



提督「こら走り回るなー！」

那珂「へへ！那珂ちゃん！トイレ入りまーす！」

以上です。

那珂ちゃんがオシッコを漏らすシチュで軽く興奮したので勢いで書きました。
後悔はしていません。


ここまで見てくださってありがとうございます。
また書いたときはよろしくお願いします！