1: 2014/07/10(木) 04:09:15.87 ID:gbnFhSLL0.net
チョー: ある朝!



やすな「でも、ただ部屋に来てもらうだけじゃ面白くない」

やすな「まずはソーニャちゃんを騙して青汁を飲ませて……」

やすな「それからソーニャちゃんに変な格好をさせて」

やすな「ソーニャちゃんの恥ずかしい写真をたくさん撮るんだ!」

やすな「ムフフフ……」

やすな「……うーん、何とかしてソーニャちゃんの恥ずかしい写真を撮りたいなぁ」

やすな「そうだ、あぎりさんに相談してみよう!」

2: 2014/07/10(木) 04:11:41.14 ID:gbnFhSLL0.net
チョー: 忍者同好会の(元)部室っ!


あぎり「恥ずかしい写真を撮る忍法ですかー?」

やすな「そうです! ソーニャちゃんの恥ずかしい写真を撮りたいんです! 何か教えてください!」

あぎり「ううーん、そういうのはちょっと……素人の方が自分でやるのは、難しいですねぇ」

やすな「そうですか…残念」

あぎり「あ、でもぉ、恥ずかしい格好をしたくなる気分にさせるお薬なら、ありますよー」

やすな「え?! 何その怪しい薬! 欲しい!」

あぎり「媚薬って言うんですけどー、忍者的には必需品です」

3: 2014/07/10(木) 04:13:35.39 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「それ、ください!」

あぎり「ええー?」

やすな「ダメですか? お代は少しなら払えますけど…」

あぎり「うーん、そうじゃなくてー。 今までのと違って、媚薬は本物の忍術用品だから、一般の方に売るのはちょっと…」

やすな(今までのが本物じゃないの認めた!?)

あぎり「あ、でもぉ、試供品の使いきりパックがありますから、これで良ければ、タダで差し上げまーす」 (ニッコリ

やすな「なんか色々と矛盾してる気がするけど、もらいます!」



チョー: Baby, please kill me...

4: 2014/07/10(木) 04:15:42.73 ID:gbnFhSLL0.net
チョー: 放課後……


やすな「ソーニャちゃん、帰りにウチに遊びにおいでよ!」

ソーニャ「嫌だ」

やすな「即答?! どうして嫌なの? なんで?」

ソーニャ「どうせ、くだらないこと企んでるんだろ?」

やすな「えっ? 何のことかな? 何も企んでないよ? ほんとだよ?」 (汗

ソーニャ「お前……ほんと分かり易いな」

7: 2014/07/10(木) 04:17:43.42 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「ねーねー、ソーニャちゃん来てよー! 一生のお願い!! お願いだからぁ!!」

ソーニャ「あー、うるさい!! 罠だと分かっていてノコノコと行く奴がいるか」

やすな「あっれぇ? もしかしてソーニャちゃん、私の家に来るのが怖いの? プロの頃し屋なのに?」 (プププ

ソーニャ「(ムカッ!) ああ、怖いね。 バカは何を考えてるか分からないから」

やすな「ひっどーい! 私が悪いこと考えてるわけ無いじゃん!」 (プンプン

ソーニャ「どうだか。 だいたい、お前の家に行くことで私に何のメリットがあるんだ?」

やすな「チッチッ……ダメだよ。 メリット・デメリットで人付き合いするようじゃ。 友達なくしちゃうよ?」

ソーニャ「くっ……余計なお世話だ」

やすな「ねぇ、来てよー! いいでしょー? 超もてなすから! マジでもてなすから! 来ないと損だよ!! 大損だよ!!!」

ソーニャ「うぜぇ……」

8: 2014/07/10(木) 04:20:05.86 ID:gbnFhSLL0.net
チョー: かえりみち


ソーニャ(結局、行くことになってしまった)

やすな「うっふっふふー! うっれしっいなー! ソーニャちゃんがウチに来てくれるなんて!」

ソーニャ(まるでオモチャを買ってもらった子供だな…やれやれ…) 

やすな「そうだソーニャちゃん、ついでにウチで晩ごはん食べて行きなよ!」

ソーニャ「要らない」

やすな「もう、そう言わずにさぁ!」

ソーニャ「嫌だよ、長居したくないし」

やすな「じゃあ、お茶飲むくらいならいいでしょ?」

ソーニャ「まあ、それくらいなら…」

やすな「ほんと? やったぁ!!」

やすな(ふふふ。 なんとかしてソーニャちゃんに青汁と媚薬を飲ませないといけないからね)

9: 2014/07/10(木) 04:22:32.28 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「……あっ! (肝心の青汁買うの忘れてた)」

ソーニャ「どうした?」

やすな「ちょ……ちょっと買い物するの忘れてたの思い出した!」

ソーニャ「じゃあ、そこのスーパーにでも寄っていくか」

やすな(まずいな……青汁を買うところをソーニャちゃんに見られてしまったら、元も子もない…)

やすな(買い物は別行動にしなくちゃ……!)

やすな「私は買い物してくるから、10分後にココに集合ね! じゃ!」 ダッ!

ソーニャ「あ、おい…! 買い物くらい付き合ってやるのに……何だ、あいつ」

ソーニャ「……」

ソーニャ(まあいい。 ちょうど近くに行きつけの店があるから、私はこっちで買い物していこう)

10: 2014/07/10(木) 04:24:33.14 ID:gbnFhSLL0.net
チョー: ……やすなの部屋!


やすな「どうぞどうぞ。 自分の部屋だと思って、くつろいでね」

ソーニャ「ん、すまんな」

やすな「……そして! なんと今日は! うちの親が旅行に出かけてて家にいません! まさにうってつけのシチュエーション!」

ソーニャ「何にだよ」

やすな「んふふふ……ソーニャちゃん……ついに…ふたりっきりになれたね!!」 ワキワキ

ソーニャ「変なことしたら頃す」 ナイフキラーン

やすな「あっ…もう、嫌だなぁ。 変なこととか……するわけないじゃん? じゃん?」

ソーニャ「全然信用できない」

やすな「そ、そうだ! 飲み物持ってくるから、ちょっと待ってて!」 ドタドタドタ…

ソーニャ「……」

11: 2014/07/10(木) 04:26:38.29 ID:gbnFhSLL0.net
チョー: 折部家の台所……

チョー: そこには、ソーニャ用のグラスに青汁を注ぐやすなの姿があった!!



やすな「ククク…あまりの不味さに顔を顰めるソーニャちゃんが目に浮かぶわ……」

やすな「……ところで、あぎりさんから貰った媚薬はどうやって飲ませようかな?」

やすな「うーん、ソーニャちゃんは疑り深いから、チャンスは1回限り……」

やすな「そうだ! この青汁に媚薬を混ぜておけば、一度で両方飲ませられるじゃん!」

やすな「私って天才かも!!」

混ぜ混ぜ

やすな「クックック……媚薬入り青汁の完成だ……」


チョー: すごく、不味そうです……

13: 2014/07/10(木) 04:28:41.07 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「はい、どうぞ」 コトン

ソーニャ「……おい」

やすな「なあに?」

ソーニャ「なんだ、この緑色の汁は?」

やすな「何って……抹茶……そう、アイス抹茶だよ! おいしいよ!」

ソーニャ「へー」 じーっ

やすな(さすがソーニャちゃん……カンが鋭い!)

やすな「疲れた身体には抹茶! カテキンたっぷり! ビタミンC!! さあソーニャちゃん、グイっと、どうぞ!!」

14: 2014/07/10(木) 04:30:34.97 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ「お前、飲んでみろよ」

やすな「えっ?… だってそれ、ソーニャちゃんのだから、私が飲むわけには……」

ソーニャ「特別に許可してやる。 飲んでいいぞ。 っていうか飲め」

やすな「うぐぐ……」

ソーニャ「どうした……まさか、飲めないのか? ん?」 じーっ

やすな(くそぅ……普段なら、青汁くらい平気な顔で飲んでみせるところだけど……)

やすな(この青汁は、あぎりさんから貰った得体の知れないクスリ入り……さすがにこんなもの飲めないよ……)

ソーニャ「おい、早く飲め」

やすな「…………(くそぅ…くそぅ…)」

17: 2014/07/10(木) 04:32:36.34 ID:gbnFhSLL0.net
チョー: 結局、飲めませんでした。


やすな「すみません……これ……本当は青汁です……」

ソーニャ「やはりな。 まったく……私がこんなトラップに引っかかるわけ無いだろ」

やすな「……あれ? 怒らないの?」

ソーニャ「予想通りすぎて、怒る気にもならない」 

やすな「そっかー。 よかったー」

ソーニャ「いや、良くは無いが」

やすな「じゃあ改めて……ソーニャちゃん、この青汁をどうぞ!! グイッと!!」

ソーニャ「せっかく見逃してやったのに……氏にたいのか?」

やすな「くそぅ! やっぱダメか!」

18: 2014/07/10(木) 04:34:53.32 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ「……まあいい。 飲み物とお菓子は、さっき買ってきたんだ。 ほら」 (ドサッ

やすな「えっ……どうして?」

ソーニャ「こうなることは予想できてたから」

やすな(最初から、全てお見通しだったと言うわけ?! ま、負けた……完敗だ……)

ソーニャ「それに、お前の家に邪魔するのに、手ぶらじゃ悪いしな」

やすな「もう、気を使わなくてもいいのに……。 でもソーニャちゃん、そういうとこは意外と常識的だよね」

ソーニャ「貴様……いちいち失礼だな」

やすな「うふふ……何を買ってきてくれたのかなー?」 (ガサゴソ

ソーニャ「色々買ってきたから好きなの飲んでいいぞ」

やすな「やったー! じゃあ私はこれ! ……ってこれビールじゃん!」 

ソーニャ「そうだけど?」

やすな「全然常識的じゃなかった!」

ソーニャ「どうした? 飲まないのか?」 プシュッ

19: 2014/07/10(木) 04:36:32.61 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「ちょっと! なに普通にビール飲もうとしてんの! ダメだよ!」

ソーニャ「何が?」

やすな「何がって……未成年の飲酒は法律で禁止されているんだよ!」

ソーニャ「はぁ? ビールは酒じゃないだろ」

やすな「お酒だよ!」

ソーニャ「私の祖国では、子供でもビールくらい飲むぞ」

やすな「ここは日本だよ! 日本の法律は守って!」

ソーニャ「今さらそんなこと言われてもな……私は頃し屋だし」

やすな「くっ……こんなときまで頃し屋設定を持ち出してからに…!」

ソーニャ「設定とか言うな!」

やすな「だいたいどうやって手に入れたの、それ。 未成年は買えないでしょ?」

ソーニャ「知り合いが店をやってて、特別に売ってくれる」

やすな「なーんだ……って、それはそれで問題があるような」

ソーニャ「まあ、仕事上の付き合いがある店だから」

やすな「えっ? それって……真っ当なお店なの……?」

20: 2014/07/10(木) 04:38:31.81 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「とにかく! 私の部屋では、日本の法律を遵守してもらいます!!」

ソーニャ(グビグビ)

やすな「あっ……ちょ……ねぇ聞いてる?」

ソーニャ「ぷはーっ……ん? なんか言ったか?」

やすな「このままじゃソーニャちゃんが不良になっちゃう!! 私がソーニャちゃんを更生させないと…!!」

やすな「いや、でも待てよ。 ここでソーニャちゃんが酔い潰れて寝てしまえば、あんなことやこんなことを……」

やすな「これは……ソーニャちゃんにイタズラする、またと無いチャンスかも!」

ソーニャ「おい、全部聞こえてるんだが」

やすな「さあソーニャちゃん、どんどん飲んでね! そして酔い潰れろ!!」

ソーニャ「偉そうに…。 言っておくが、私はビールくらいじゃ酔い潰れたりしないぞ」

やすな「はぁ?……あのねぇ、そういう『お酒強いアピール』は要らないから……」

ソーニャ「あ?」 (イラッ

21: 2014/07/10(木) 04:40:33.14 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ「いいだろう……こんなビール程度、何本飲んでも酔わないことを証明してやる。 ほら、一本空けた
ぞ! 次をよこせ!」

やすな(ふふふ……ちょろいね、ソーニャちゃん)

ソーニャ「だが……さすがに1人で飲むわけにはいかない。 当然、お前も相手してくれるんだろうな?」 ニヤリ

やすな「えっ…? ちょっとぉ……未成年に飲酒を強要するつもり?! 通報しちゃうよ!」

ソーニャ「キサマも共犯だろうが。 ……ま、お前が飲まないなら、私もこれくらいにしておくが」

やすな「むむむ…」

やすな(ここで引いちゃだめだ……とりあえず誘いに乗って、ソーニャちゃんにたくさんお酒を飲ませよう)

やすな(そして、酔いつぶれたソーニャちゃんの恥ずかしい写真を撮るんだ! こんなチャンス、逃がすわけにはいかないよ)

やすな(大丈夫。 私はお酒飲んだこと無いけど、少しずつ飲めば酔わないはず……少なくとも、ソーニャちゃん
には負けない!!)


チョー: 根拠なし。

22: 2014/07/10(木) 04:42:32.01 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「それじゃあ……私もビールいただこうかな」 プシュッ

ソーニャ「乾杯だ」

やすな「かんぱーい!」

ソーニャ(グビグビ)

やすな「くそぅ、私も負けてられない!(グビっ」

ソーニャ(お、やすなも意外と良い飲みっぷりだな)

やすな「って苦あああいっ!!!」 ブーーーーー!!!

ソーニャ「あああーーっ! 何しやがる! 制服が!!」 ビシャビシャ

23: 2014/07/10(木) 04:44:43.55 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ「キ、サ、マ……やはり氏にたいようだな……ッ!!」

やすな「ご、ごめん! わざとじゃない! わざとじゃないよ!! それに、無理やり飲ませたソーニャちゃんが悪い!!」 

ソーニャ「開き直ってんじゃねー! どうしてくれるんだコレ?!」

やすな「落ち着いて! 着替えに私の服を貸してあげるから」

ソーニャ「ったく……はやくしろ」

やすな「洗濯するから、濡れた制服は脱いで」

ソーニャ「……しかたない…」

ぬぎっ

26: 2014/07/10(木) 04:46:38.35 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「ムフフ……」 (じー

ソーニャ「っ!! 見てんじゃねー!!!」

ボカッ!!

やすな「痛い!!」

ソーニャ「こんなところで着替えられるかっ! 脱衣所はどこだ?」

やすな「もう……別に恥ずかしがらなくてもいいじゃない。 女の子同士なんだからぁ」

ソーニャ「嫌だよ」

やすな「ちぇっ… 脱衣所は部屋を出て廊下の突き当たり。 はい、これ着替え」

ソーニャ「ふん。 借りるぞ」

やすな「脱いだ服は洗濯機につっこんどいて」

ソーニャ「そうさせてもらう」

27: 2014/07/10(木) 04:48:48.28 ID:gbnFhSLL0.net
チョー: 数分後……


ソーニャ「おい……」

やすな「何?」

ソーニャ「これ……パジャマじゃねーか!」

やすな「ぷぷぷ……かーわいい! 似合ってるよ、ソーニャちゃん!」

ソーニャ「これじゃ外に出られないぞ…?」

やすな「制服は洗濯しないといけないし、今日はもうウチに泊まっていくしかないね!」

ソーニャ「キサマ……はじめからそのつもりで?…」 ピキピキ

やすな「そうだ! 洗濯機かけるついでに、私もパジャマに着替えてこよっと!」

ソーニャ「おい、聞け!」

やすな「えー、だって、私だけ制服だと変でしょ? パジャマパーティーなのに」

ソーニャ「何だよ、パジャマパーティーって?! 勝手に進めんな!!」

30: 2014/07/10(木) 04:50:52.32 ID:gbnFhSLL0.net
チョー: 結局、2人ともパジャマに着替えました。


やすな「さあ、パジャマパーティーの始まりだぁ!!」 (ババーン!

ソーニャ(私としたことが……やすなの罠にまんまと嵌められてしまった……)

ソーニャ(……まあ、今日と明日は仕事の予定も入ってないし、泊まっていくくらいは別にいいか)

やすな「さぁさぁ、パーティなんだから、遠慮なく飲んで!」

ソーニャ「何言ってるんだ、お前も飲むんだよ」

やすな「えっ……私、ビールは苦くて飲めないよー。 さっきので分かったでしょ?」

ソーニャ「貴様……私の酒が飲めないってのか?」 ドンッ!

やすな「ソーニャちゃん……もう酔ってる?」

ソーニャ「酔ってない」

やすな「ほんとにー? とにかく、私はビールは無理だから、ジュースで……」

ソーニャ「そう言うと思って、チューハイも買ってきてやったぞ、ほら」

やすな(あ、この子、最初から私にお酒飲ませる気満々だったのね……)

32: 2014/07/10(木) 04:52:51.68 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「チューハイってどんな味? 苦くない?」

ソーニャ「味はいろいろあるけど、どれもジュースみたいなもんだよ」

やすな「本当かなぁ?…(コクッ) あ……ビールより飲みやすい。 ……これ好きかも!」

ソーニャ「そうだろ?」



やすな「ふふふ……なんか私たち、『不良』って感じだね、ソーニャちゃん」

ソーニャ「なんだそれ」

やすな「こうやって家に集まってさ、親が留守なのを良いことにお酒飲んでるなんて、不良少女だよ!」

ソーニャ「ふん。 もとより優良少女じゃないだろ」 (グビグビ

やすな「チューハイも美味しいし、ゴクゴクのめちゃう!! ビバ! 不良!」 (グビグビー

ソーニャ「それはよかったな (法令遵守はどこに行ったんだ…)」

やすな(なーんだ、チューハイとか大したことないじゃん。 これなら楽勝だ。 ソーニャちゃんがビールで酔い
潰れるのが楽しみ!)



チョー: Baby, please kill me...

33: 2014/07/10(木) 04:54:39.00 ID:gbnFhSLL0.net
チョー: 1時間後!!


ソーニャ「そういえば言い忘れてたけど、ビールよりもそのチューハイのほうがアルコール度数高いぞ」

やすな「……」

ソーニャ(って、今さら言っても遅いか……)

やすな「……」

ソーニャ(まさかチューハイ2本で潰れるとは)

やすな「……」

ソーニャ(もっと盛り上がるかと思ってたのに……つまらん)

やすな「……」

ソーニャ(次は、もっと弱いチューハイを選んでこないといけないな)

やすな「……」

ソーニャ(……こいつ、さっきからピクリともしないけど、大丈夫か?)

やすな「………………うっ……ぐふっ…」

ソーニャ「お、おい……やめろ! ここでは出すな!」

34: 2014/07/10(木) 04:56:40.25 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「うう……」

ソーニャ「まだ出すなよ……」

ズルズル

ソーニャ「この家のトイレはどこだ…?」

ズルズル

ソーニャ「くそう、なんで私がこいつの世話を……あ、トイレここか」

やすな「う……」

ソーニャ「おい、トイレに着いたぞ」

やすな「へ……ソーニャひゃん? どうひたの? といれ?」

ソーニャ「『どうしたの』じゃないだろ。 とりあえず出せ」

やすな「だせって……なにを? おしOこ?」

ソーニャ「まったく、しょうがないな……そぉい!!!」  ドゴォ!!!!

やすな「ぐふうっ!!? …うっ……ウゲロロロロロロロロオオオ!!!」 ビチャビチャ

ソーニャ(うわぁ…)

37: 2014/07/10(木) 04:58:36.25 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ「どうだ? すっきりしたか?」

やすな「う、うん……。 なんか出ちゃいけないものまで出た気がするけど……」

ソーニャ「立てるか?」

やすな「ちょっと……肩貸して……」

ソーニャ「ほら」

やすな「ありがとう……」

38: 2014/07/10(木) 05:00:30.95 ID:gbnFhSLL0.net
チョー: 再び、やすなの部屋


ソーニャ「とりあえず寝ろ」

やすな「……ごめんねソーニャちゃん……せっかく、ウチに遊びに来てくれたのに……」

ソーニャ「別に……(まあ半分は私の責任だしな……)」

やすな「こんなんじゃ……私、ソーニャちゃんの恥ずかしい写真、撮ってあげれないね……」

ソーニャ「……もう一度吐きたいのか?」

やすな「す、すみません……」

39: 2014/07/10(木) 05:02:30.35 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ(さて……どうしたものかな)

ソーニャ(とりあえず水分を補給させるか)

ソーニャ(生理食塩水とかが良いはずだが……)

ソーニャ(食塩とか見つかるかな? 他人の家の台所のことはよく分からないからな……)

ソーニャ(こんなことになるなら、スポーツドリンクも買っておくんだったな)

ソーニャ(ん? テーブルの上に、ちょうどいい飲み物が残ってるじゃないか)



チョー:  青   汁 



ソーニャ(これを飲ませておけば大丈夫だろう。 栄養とかもありそうだし)

43: 2014/07/10(木) 05:04:34.59 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「うう……ソーニャちゃん……そこにいる?」

ソーニャ「いるぞ」

やすな「気持ち悪いよぉ……助けて……」

ソーニャ「これでも飲め」

やすな「ありがとう……(ゴクッ)…ぶわっ! まっず! これまっず! 何飲ますの?!!」

ソーニャ「青汁」

やすな「もう……ソーニャちゃんじゃあるまいし、こんなときに青汁なんか飲めないよ……」

ソーニャ「あぁん? テメェが用意したもんだろ! 飲め!」

やすな「えっ? 私が用意した……? ちょ……それはまずい! それはまずいよソーニャちゃん!」

ソーニャ「不味くても飲め!」

やすな「いや、そうじゃなくて……」

45: 2014/07/10(木) 05:06:14.87 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ「つべこべ言わずに飲め!」

やすな「…むぐ…むぐぐぐぐ!」

ソーニャ「口を開け!」

やすな「んーん!!」

ソーニャ「お前がそのつもりなら、私にも考えがある。 『水責め』という拷問があってだな。 まあ要するに、水を
無理やり飲ませる拷問なんだが」

やすな「んん!?」

ソーニャ「安心しろ、私もプロだ。 確実に飲ませてやる。 ……オラァ!!!」

やすな「んんん! ちょっ……ソーニャちゃんやめ…ごぼ…ごぼごぼごぼごぼごぼ!」



チョー: Baby, please kill me...

48: 2014/07/10(木) 05:08:35.49 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ「よし、全部飲んだな」

やすな「ゲホっ…ゲホっ……うう……ソーニャちゃんひどい……」

ソーニャ「お前が素直に飲まないからいけないんだ」

やすな「違うの! 聞いて!」

ソーニャ「ん?」

やすな「さっきの青汁には、あぎりさんから貰った怪しいお薬が入ってたの!」

ソーニャ「何? 何でそんなものが青汁に??」

やすな「どうしてくれるのよ、ソーニャちゃん!? 私、飲んじゃったじゃん!!」 

ソーニャ「いや、そんなこと言われても……ん? ちょっと待て。 お前……そんなものを私に飲まそうとしてたのか…?」

やすな「へっ? あ……(しまった、ヤブヘビだ!)」

ソーニャ「貴様っ……!!」 (ゴゴゴゴゴ……!!

やすな「ひいいいぃぃ!! ……あっ、やばい。 酔ったせいで身体がフラついて逃げれない」

50: 2014/07/10(木) 05:10:32.61 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ「では……怪しいクスリを私に飲まそうとした 『 罰 』 を受けて貰おうか……!!」

やすな「そんな!? 結果的には私が飲んだんだから、許してよ!!」

ソーニャ「飲まそうとした時点で許されないだろ!!」

チョー: ソーニャはそう言い放つと、やすなの両脚に自分の脚を器用に絡ませ、数字の『4』の字になるように
ガッチリと固定するとキツく締め上げた!! 足4の字固め、別名フィギュアフォー・レッグロックである!!!

やすな「うぎゃあああ! 折れる! 折れる!!」

ソーニャ「これで反省したか?」 (ギシギシ

やすな「あっ…あっ!!……そ、ソーニャちゃんっ!  もうちょっと優しく!」

ソーニャ「『罰』なんだから、優しくしたら意味無いだろ」 (ギリギリギリ

やすな「やっ……だ、だめぇっ!! ……うっ……んあっ!」

ソーニャ「ん?」 (グググ…

やすな「んふっ……ああんっ!」

ソーニャ「……おい、気持ち悪い声を出すな」

54: 2014/07/10(木) 05:12:37.68 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「んっ……ソーニャちゃん! …も、もっと……!!」

ソーニャ「もっと?? …おかしいな……効いてないのか?」 (グググッ!!

やすな「あああっ! くっ! …はぁはぁ……んあっ……はぁはぁ……」

ソーニャ「???」

チョー: ソーニャは困惑した表情を浮かべ、技を緩めた!! やすなの反応が普段とは違ったからである! 
それは、やすなに対して日常的に技を掛けているソーニャだからこそ、気付くことができた異変であった!! 

ソーニャ「お前……何か変だぞ? 酔ったせいか?」

やすな「……はぁ……はぁ………もう、終わり?」

ソーニャ「なんだ、まだして欲しいのか」

チョー: ソーニャは頷いて、足4の字固めの姿勢から上半身を起こして体勢を整えると、腰を落として体重を掛
けながらやすなの脚を再び締め付けたぁっ!! 監獄固め、別名監獄ロックであるっ!!!

やすな「いだだだだだ!!! 痛い! これマジで痛いよソーニャちゃん!!」

56: 2014/07/10(木) 05:14:35.46 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ「よしよし……今度は効いてるな」

やすな「いいっ! くっ…んっ……あんっ!!」

ソーニャ「……?」

やすな「んんっ! ……んっ…んんんあっ!!!」 (ビクンビクンッ!

ソーニャ「……おい……お前、やっぱ変だぞ」

チョー: ソーニャは技を解いて、心配そうにやすなの顔を覗き込んだ。 やすなは頬を紅に染めて、苦しそう
に荒い呼吸を繰り返している。 そして、何かを期待するような瞳でうっとりとソーニャを見つめるのであった!!!

やすな「……はぁ……はぁ……」

ソーニャ「な、何だよ……そんな目で私を見るな」

やすな「ねぇソーニャちゃん……もっと……して……」

ソーニャ「は?」

59: 2014/07/10(木) 05:16:25.50 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「なんか……ソーニャちゃんに技を掛けられると……痛いけど、気持ちよくて……」

ソーニャ「なんだそれ……キモッ!」

やすな「きもっって?! もう、失礼しちゃう! さっき飲まされたお薬のせいだよ!!」

ソーニャ「薬? ああ……そういえば、何の薬だったんだ?」

やすな「えっ? 何って……その……」

ソーニャ「なんだよ? 言えないような薬なのか?」

やすな「……あぎりさん秘伝の、媚薬」

ソーニャ「あぎりの媚薬?!! お、お前! よりによってそんなものを私に飲ませるつもりだったのかっ?!」

やすな「だって!……せっかくソーニャちゃんがウチに来てくれたんだから、こんなチャンスは無いと思って……それで……」

ソーニャ「何考えてんだ! このっ……! ばかっ!」

ボカッ!!

やすな「ああんっ!! 気持ちいいっ!!」 (ビクンッ!

ソーニャ「ああっ?! これじゃ殴るのは逆効果だ!!」

61: 2014/07/10(木) 05:18:42.19 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「…はぁ……はぁ……ソーニャちゃん……もっと……もっと、痛いことしてちょうだい! ……関節技とか…
…はぁ……はぁ……思いっきり掛けてくれても、いいよ?」

ソーニャ「……嫌だよ」 (ドン引き

やすな「どうして? いつもやってるじゃん」

ソーニャ「頼まれてやるような事じゃ無い」

やすな「ほらぁ、媚薬で火照った私のカ・ラ・ダ……ソーニャちゃんの技で、慰めて……あはぁん……」 (チラッ

ソーニャ「何のマネだそれは」

やすな「くっ……私の誘惑に屈しないとは、さすがプロの頃し屋……手強い」

ソーニャ「誘惑してるつもりだったのか」

やすな「……ああん……あああんっ!……」 

ソーニャ「今度は何だ」

やすな「…んんっ……うんっ……ああん……うふん……」

ソーニャ「……おい」 (イライラ

やすな「……あ゛あ゛あ゛!! くそぅ!! もう! 媚薬でよがり狂った女の子が目の前にいるというのに、襲い
掛かってこないなんて! ソーニャちゃんはどうかしてる!!」

ソーニャ「どうかしてるのはお前の方だ」

63: 2014/07/10(木) 05:20:35.55 ID:gbnFhSLL0.net


ソーニャ(くそっ、不本意にもご褒美を与えてしまった)

ソーニャ(これじゃ殴りたくても殴れないな……調子が狂う)

ソーニャ(あぎりの奴、ロクでもない薬をやすなに渡しやがって)

ソーニャ(……本人に直接文句を言ってやる)



プルルル…

ソーニャ「もしもし、私だ」

あぎり『ソーニャ? どうしたのー?』

64: 2014/07/10(木) 05:22:42.18 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ「お前、やすなに薬を渡しただろ?」

あぎり『はい、渡しましたよー』

ソーニャ「その薬のせいで、やすなが面倒なことになってるんだが、なんとかしろ」

あぎり『あっれー? おかしいですねぇ。 その薬、ソーニャに飲ませるって聞いてたんだけど……』

ソーニャ「お前、知ってて渡したのか?!」

あぎり『だって……おふたりは「そういう関係」だからー、そろそろ「そういうお薬」を使ってみたくなる頃なのかなぁって』

ソーニャ「どういう関係だ! そんなんじゃねぇ!!」

あぎり『あら、違ったのー? てっきり、そこまで進んでるのかと……』

ソーニャ「何を根拠に……」 (ムカムカ

あぎり『それはともかく……お薬の効果、凄いでしょー? この機会を利用して、2人の関係を一歩進めてみては? うふふ…』

ソーニャ「そんなことするか!!!」

あぎり『もう、せっかくのチャンスなのに……相変わらず意気地無しですねぇ』

ソーニャ「誰が意気地無しだ!!! ああ!! もう!! とにかく、なんとかしろ!」

66: 2014/07/10(木) 05:24:46.84 ID:gbnFhSLL0.net
あぎり『なんとかしろと言われましてもねぇ……数時間もすれば、自然に治まると思いますけどー?』

ソーニャ「数時間か……仕方ない、しばらく放置しておくか」

あぎり『まあ、そんな危険なお薬じゃないですから、ご心配なく。 お酒と一緒に飲んだりしない限りは、無害ですしー』

ソーニャ「…ん? 酒? ……そういえば、ちょっと前までチューハイを飲んでたな」

あぎり『ええーっ?! 困りますねぇ、用法・用量はきちんと守ってもらわないと』

ソーニャ「酒と一緒に飲むと、そんなにマズいのか? まあ、チューハイは吐いて出したから大丈夫だと思うが」

あぎり『体内に少しでもアルコールが残ってると、アウトですよー』

ソーニャ「アウトって……どうなるんだ?」

あぎり『身体じゅうの穴という穴から血を噴き出して氏にますね』

ソーニャ「え…………? おいっ!! 劇薬じゃないかそれ!! 洒落になってねぇぞ!!」 

あぎり『あ、でもぉ、3時間以内に摂取すれば効く解毒剤がありますよー』

ソーニャ「それを早く言え!」

あぎり「その解毒剤が、こちらになりまーす」 スッ

ソーニャ「!?」

68: 2014/07/10(木) 05:26:32.37 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ「お前……いつからそこに……?」

あぎり「けっこう前からですけどー?」

ソーニャ「まあいい……とにかく解毒剤をよこせ」

あぎり「はい、これでーす」

ソーニャ「おい……これのどこが解毒剤だ」

あぎり「秘伝の淫具です。 1本8000えーん」

ソーニャ「高ぇ! いや、それよりも……淫具って……」

あぎり「女の子同士でも、使えますよー?」 (ニッコリ

ソーニャ「ふざけんな! 解毒剤を出せ!」

71: 2014/07/10(木) 05:28:34.69 ID:gbnFhSLL0.net
あぎり「まあまあ。 解毒剤は、この淫具の表面に、塗ってありまーす」

ソーニャ「なんでそんなことを……」 イライラ

あぎり「えー? だって、これ、もともとこうやって使うものですから……」

ソーニャ「仕方ない……ほら、8000円」

あぎり「まいどありー」

ソーニャ「で、どうやって使うんだ? この……淫具は」

あぎり「もう、ソーニャったらー。 分かってるくせにぃ」

ソーニャ「分からないから訊いてんだよ!」

あぎり「その淫具の表面に塗ってある解毒剤は、粘膜から吸収されるんですよー」

ソーニャ「…やはり、『そういう使い方』をするのか……」

あぎり「それじゃあ、ソーニャ」

ソーニャ「ん?」

あぎり「が・ん・ば・っ・て!」 ドロン!

ソーニャ「おい! なんだよ『頑張って』って?! くそっ……消えやがった!」

72: 2014/07/10(木) 05:30:41.60 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ(なんだ、この展開は? …まさか、全部あぎりの仕込みじゃあないだろうな……)

ソーニャ(こういう事に関しては、あぎりは信用できないからな……)

ソーニャ(考えてみれば、胡散臭い話だ。 『全身の穴という穴から血を噴き出して氏ぬ』だの、『淫具に解毒剤が
塗ってある』だの……どこまで本当の話なのやら。 どうせ、私にこの淫具を使わせるための方便に決まってる)

ソーニャ(何が狙いなのかは知らないが……あぎりのことだから、どうせ私とやすなをくっつけようとして変に気を
回してるんだろう)

ソーニャ(何にせよ、あぎりの話が嘘であることがはっきりすれば、この淫具は使わずに済むな)

ソーニャ(だが、現段階で、あぎりの話が本当である可能性は否定できない)

ソーニャ(……確か、あぎりは、解毒剤を3時間以内に摂取しろと言っていたな)

ソーニャ(もし、万が一、あぎりの話が本当だったらどうなる? ……3時間以内にこの淫具を使わなければ、
やすなは氏……)

ソーニャ(……)

ソーニャ(タイムリミットが3時間しかない以上、その間にあぎりの話が嘘であることを証明するのは事実上不可能
だ。 あぎりはそこまで計算済みか……)

ソーニャ(つまり……あぎりの話がどれだけ胡散臭く思えたとしても、私は3時間以内に、この淫具をやすなに
使わざるを得ない……というわけだ)

ソーニャ(……あぎりの奴、ハメやがったな)

チョー: Baby, please kill me...

75: 2014/07/10(木) 05:32:39.25 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「あれぇ…? ソーニャちゃんったら、そんなエOチなモノをあぎりさんから買っちゃってぇ……」

ソーニャ「いや、コレは……」

やすな「ふひひひ……ソレを何に使うつもりなのかなぁ?」 (ニヤニヤ

ソーニャ「て、てめぇ……! 今のあぎりの話、お前も聞いてただろ?!」

やすな「ううん。 あんまり聞こえてなかった」

ソーニャ「……そうか。 それじゃあ改めて説明してやるが……お前が酒と一緒に例の媚薬を飲んでしまったから、
解毒剤が必要なんだそうだ」

やすな「ふーん」

ソーニャ「それで、その解毒剤がこの淫具の表面に塗ってあるらしいから……コレを……」

やすな「ソレを?」

ソーニャ「コレを……その……お前の……」 

やすな「私の……何?」

ソーニャ「(ゴニョゴニョ…)」 (赤面

やすな「声が小さいよ! もっとはっきり!」

77: 2014/07/10(木) 05:34:37.63 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ「ええい! 何で私がこんなことを説明しないといけないんだ!!」

やすな「もっと詳しく具体的に説明してくれないと分からないよー!!」

ソーニャ「貴様……本当は分かってて、私をからかってるだろ?」

やすな「てへへ、バレた? ごめん☆ 本当は、あぎりさんの話、全部聞いてた」

ソーニャ(くそっ、ぶん殴ってやりたいところだが……今のこいつは殴っても逆効果だし、我慢するか……)

やすな「その淫具に塗ってある解毒剤、粘膜から吸収しないといけないんでしょ?」

ソーニャ「そういうことらしい」

やすな「そういうことなら、仕方ないね。 ……ソーニャちゃん、優しくしてね?」 (ポッ

ソーニャ「おい……」

79: 2014/07/10(木) 05:36:21.75 ID:gbnFhSLL0.net
ソーニャ(くそっ……やはり、こういう展開に……)

ソーニャ(私とやすなは、まだそういうことをする関係じゃないのに……あぎりの奴、余計なことを)

ソーニャ(はっ!? 待てよ? よく考えたら、この淫具、なにも私がやすなに使ってやる必要は無いじゃないか。 
やすなが自分自身で使えば良いだけの話だ)

ソーニャ(あぶないあぶない。 危うく、あぎりの術中にハマって、一線を超えてしまうところだった)



やすな「ほらぁ、ソーニャちゃん、はやくしてちょうだぁい……」

ソーニャ「どうして私がやる前提なんだ? 自分でやれ、自分で」 

やすな「えっ、ソーニャちゃん……私が自分でしてるところを見たいだなんて…… そういう趣味?」 (ゴクリ…

ソーニャ「(イラッ) 誰もそんなこと言ってない」 

80: 2014/07/10(木) 05:38:28.91 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「でもやっぱり……私、ソーニャちゃんにしてほしい」

ソーニャ「(ドキッ!) ……お、お前……そういうことを……」 

やすな「……ダメかな?」

ソーニャ「ダメっていうか……お前なぁ……」 

やすな「……私、媚薬のせいで……身体が疼いてしかたないの。 正直……もうがまんできないっ…!」

ソーニャ(そういえば、こいつ、今は酒と媚薬のせいで酔っ払ってるんだったな。 面倒くさい……)

やすな「ねぇ、ソーニャちゃん……いいでしょ? ……お願い……」 (うるうる

ソーニャ(……いや、こいつの場合、面倒くさいのは元からか)

やすな「…………ソーニャちゃん……来てぇ……」 

ソーニャ「やすな……」

チョー: しばし無言で見つめ合う二人……やすなの瞳にうっすらと浮かんだ涙に、ソーニャは何を思うのか?!
張り詰めた空気の部屋には、やすなの荒い息の音だけが響く!! 何かを決意したかのように軽く頷くソーニャ
の手には、あの淫具がしっかりと握られていた……!!

チョー: さあ、どうする、ソーニャ!?

116: 2014/07/10(木) 06:08:01.53 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「今、一緒にいるよ、ソーニャちゃん」

チョー: やすなはそう言って、両手でソーニャの手を強く握った。

やすな「私たち、今、一緒にいるよ!!!」

ソーニャ「……」

やすな「明日も! あさっても! 一緒にいるよ!!」

ソーニャ「……」

やすな「ね?」

ソーニャ「やすな……」

やすな「えへへへ……」

ソーニャ「…………ありがとう……」

チョー: ソーニャは深く息をついて、やすなの背中に手を回して抱きしめた。

やすな「ソ、ソーニャちゃん?!」

ソーニャ「お前は、本当にうっとうしい奴だ。 だけど……」

ソーニャ(だけど、一緒にいたい……)

118: 2014/07/10(木) 06:09:01.68 ID:gbnFhSLL0.net
チョー: やすなは、ソーニャに抱きしめられ瞬間は驚いて固まっていたが……やがて、自分も少し遠慮がちに
ソーニャを抱き返した。 やすなを抱きしめているソーニャの腕に、ギュッと力が入る――



やすな「ソーニャちゃん……私たち、今、一緒にいるね?」

ソーニャ「ああ。 今、私たち、一緒にいる」


チョー: ソーニャはそう呟いて、やすなをそっと押し倒した。



チョー: Baby, please kill me...

124: 2014/07/10(木) 06:12:45.45 ID:gbnFhSLL0.net
チョー: 朝!!!


やすな「うーん、よく寝たー!」

やすな「ん? ……うわっ!! 誰、この金髪美少女?!! って……ソーニャちゃん!? 髪下ろしてるから、一瞬誰だか分かんなかった」

やすな「いや、それよりも……なんでソーニャちゃんが私の隣に寝てるの…??」

やすな「……たしか……昨日はソーニャちゃんをウチに呼んで……」

やすな「それから一緒にお酒を飲んで……」

やすな「あれ? おかしいな……あんまり記憶が無い……」

やすな「まあいいや、とりあえずソーニャちゃんの寝顔を写真に……」 (パシャッ

ソーニャ「ん……」

やすな「あ……ソーニャちゃん、起きた?」

ソーニャ「ああ……やすな。 もう朝か。 おはよう。 ふふっ……お前、まだ生きてるってことは、あの解毒剤が効いたんだな」

やすな「へ? 解毒剤?? 何のこと?」

ソーニャ「何のこと、って……お前、昨日あんなに大騒ぎしたのに……」

やすな「そうだっけ? なんか、お酒飲んだ後のことはあんまり覚えてなくて」

ソーニャ「は?」

128: 2014/07/10(木) 06:15:35.14 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「何かあったの?」

ソーニャ(この馬鹿が……あんな事があったのに、覚えていないだと?)

やすな「あ…あれ? もしかして、私……お酒飲んだ後で何かやっちゃった?」

ソーニャ「……いや……何も無かったよ。 ほら、シャワー浴びて、着替えて、学校行くぞ」

やすな「もしかして、ソーニャちゃん怒ってる?」

ソーニャ「別に怒ってない」

やすな「じゃあ何があったか教えてよ! 気になる!!」

ソーニャ「一生忘れてろ」

やすな「もー! ソーニャちゃんのいじわる! 教えてくれてもいいじゃん!!!」

ソーニャ「……知らんっ!! お前なんか氏ねっ!!」

ボカッ! ガッ! バキッ!!!!

やすな「痛っ…痛い! いつもの3倍は痛い!! ちょ…何? やっぱ怒ってるでしょ?!」

131: 2014/07/10(木) 06:16:38.93 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「ん……あれ? なんだコレ?!」

ソーニャ(あ、それは……昨日の淫具…)

やすな「……えっ…? 何コレ??? 何でこんなものが私の部屋に…??」

ソーニャ「……」 プイッ

やすな「えっ? えっ? ソ、ソーニャちゃん……?? コレ……」

ソーニャ「……」

やすな「ま、まさかソーニャちゃん……私が酔って寝てるのを良いことに、コレを使って欲望の赴くままに私の
身体を……!!」

ソーニャ「てめぇ!! またそういう事を!! 合意の上だっただろ?!!」

やすな「…………えっ?」

133: 2014/07/10(木) 06:17:29.74 ID:gbnFhSLL0.net
やすな「合意の上で、って……じゃあ…もしかして、ソーニャちゃんと私……昨日の晩……」

ソーニャ「……っ」(カアアァァァァァ///) 

やすな「………………そっかぁ……えへへへ」

ソーニャ「な…何だよ」

やすな「別に。 さあ、ソーニャちゃん、一緒に学校行く準備しようね」

ソーニャ「……そうだな」






チョー: 『びやくのまされわすれいんぐ』

おわり

引用: やすな「今日はソーニャちゃんを私の部屋に呼ぼう!」