1: 2008/10/12(日) 19:22:38.49 ID:C8B99z8tO
ルパン三世~ローゼンメイデン~の、その3です。
前スレを読まなくても多分?大丈夫だと思います。でも、よかったら暇な時にでも読んでくれたら嬉しいです^^
その1
ルパン三世 ~ローゼンメイデン~
その2
ルパン三世~ローゼンメイデン~その2
暇でしたらお付き合い願えれば幸いです。
1から
長文申し訳ないですm(_ _)m
前スレを読まなくても多分?大丈夫だと思います。でも、よかったら暇な時にでも読んでくれたら嬉しいです^^
その1
ルパン三世 ~ローゼンメイデン~
その2
ルパン三世~ローゼンメイデン~その2
暇でしたらお付き合い願えれば幸いです。
1から
長文申し訳ないですm(_ _)m
3: 2008/10/12(日) 19:23:42.50 ID:C8B99z8tO
上空・鞄の中
翠星石「ん?なんですぅ?外がうるさいですぅ。」
鳥「クァ!クァ!」
翠星石「な、なんですぅー?鳥ーやめろですぅ!」
翠星石「あ……お、落ちるですぅ。」
翠星石「キャーー……」
カリオストロ城・離れの塔
クラリス「上の窓から降ってきたの……だ、誰?」
翠星石「痛てて……ご、ごめんなさいですぅ。怪しいもんじゃないですぅ。あの……鳥に追いかけられたですぅ。だから…」
クラリス「まぁ、綺麗……お人形さんなの?」
翠星石「すぐ出て行くですぅ。」
クラリス「あ、待って。」
翠星石「………?」
クラリス「少しお話をしませんか?」
翠星石「だが断るですぅ!」
翠星石「ん?なんですぅ?外がうるさいですぅ。」
鳥「クァ!クァ!」
翠星石「な、なんですぅー?鳥ーやめろですぅ!」
翠星石「あ……お、落ちるですぅ。」
翠星石「キャーー……」
カリオストロ城・離れの塔
クラリス「上の窓から降ってきたの……だ、誰?」
翠星石「痛てて……ご、ごめんなさいですぅ。怪しいもんじゃないですぅ。あの……鳥に追いかけられたですぅ。だから…」
クラリス「まぁ、綺麗……お人形さんなの?」
翠星石「すぐ出て行くですぅ。」
クラリス「あ、待って。」
翠星石「………?」
クラリス「少しお話をしませんか?」
翠星石「だが断るですぅ!」
4: 2008/10/12(日) 19:24:38.11 ID:C8B99z8tO
クラリス「そ、そんな事言わずに……お願いします。少しでいいので。」
翠星石「……まぁ、いいですぅ、話てみろですぅ。」
クラリス「あ、自己紹介からさせていただきますね。私はクラリス・ド・カリオストロと申します。クラリスでかまいませんので。」
翠星石「……ローゼンメイデン第3ドールの翠星石ですぅ。翠星石様と呼べです。」
クラリス「ローゼンメイデン……ですか?どこかで聞いた事ある気がします……」
翠星石「そんな事より、さっさと話をしやがれですぅ。」
クラリス「ごめんなさい。私には……婚約者がいるのですが…」
翠星石「ちょっと待つですぅ!」
クラリス「あの…なにか?」
翠星石「自慢話なら帰るですぅ。」
翠星石「……まぁ、いいですぅ、話てみろですぅ。」
クラリス「あ、自己紹介からさせていただきますね。私はクラリス・ド・カリオストロと申します。クラリスでかまいませんので。」
翠星石「……ローゼンメイデン第3ドールの翠星石ですぅ。翠星石様と呼べです。」
クラリス「ローゼンメイデン……ですか?どこかで聞いた事ある気がします……」
翠星石「そんな事より、さっさと話をしやがれですぅ。」
クラリス「ごめんなさい。私には……婚約者がいるのですが…」
翠星石「ちょっと待つですぅ!」
クラリス「あの…なにか?」
翠星石「自慢話なら帰るですぅ。」
6: 2008/10/12(日) 19:25:59.63 ID:C8B99z8tO
クラリス「あ…あの、自慢話ではないので…」
翠星石「なら、早く続きを話せですぅ。」
クラリス「はい、それでその婚約者ですが……彼は私の持つ指輪と血筋が欲しいだけなの……」
翠星石「指輪…ですか?」
クラリス「その為に……
私のお父様とお母様を……火事に見せ掛けて…うぅ…私は……結婚なんてしたくない……うぅ…」
翠星石「………」
クラリス「……ごめんなさい、翠星石様には関係のない話です……でも、私……誰かに聞いてもらいたくて……ありがとう。話したら少し楽になりました。」
翠星石「……翠星石でいいですぅ。」
クラリス「え?」
翠星石「翠星石でいいって言ってるんですぅ!」
クラリス「ありがとう、翠星石……よかったら、私と…あの……お友達になってもらえませんか?」
翠星石「………(ちょっと可愛い……ですぅ)」
クラリス「……駄目でしょうか?」
翠星石「……と、特別なってやってもいいですぅ。」
クラリス「本当に?ありがとう。」
翠星石「………(マスターを他人に決められるのは確かに嫌ですね……
ちょっと、可哀相ですぅ……)」
クラリス「翠星石のお話も聞かせてもらえませんか?」
翠星石「いいですよ。この前ですね~……
翠星石「なら、早く続きを話せですぅ。」
クラリス「はい、それでその婚約者ですが……彼は私の持つ指輪と血筋が欲しいだけなの……」
翠星石「指輪…ですか?」
クラリス「その為に……
私のお父様とお母様を……火事に見せ掛けて…うぅ…私は……結婚なんてしたくない……うぅ…」
翠星石「………」
クラリス「……ごめんなさい、翠星石様には関係のない話です……でも、私……誰かに聞いてもらいたくて……ありがとう。話したら少し楽になりました。」
翠星石「……翠星石でいいですぅ。」
クラリス「え?」
翠星石「翠星石でいいって言ってるんですぅ!」
クラリス「ありがとう、翠星石……よかったら、私と…あの……お友達になってもらえませんか?」
翠星石「………(ちょっと可愛い……ですぅ)」
クラリス「……駄目でしょうか?」
翠星石「……と、特別なってやってもいいですぅ。」
クラリス「本当に?ありがとう。」
翠星石「………(マスターを他人に決められるのは確かに嫌ですね……
ちょっと、可哀相ですぅ……)」
クラリス「翠星石のお話も聞かせてもらえませんか?」
翠星石「いいですよ。この前ですね~……
7: 2008/10/12(日) 19:27:44.21 ID:C8B99z8tO
某廃墟
翠星石「あ、鞄忘れてたですぅ…探しに行かないとですぅ…」
翠星石「ん?なんですぅ?ここは……廃墟ですか?」
翠星石「でもお庭は綺麗ですぅ。よく手入れがされてるですぅ。」
「誰だ!」
翠星石「ひぃ!」
庭師「ん?お嬢ちゃん……ここは大公殿下のお城だから勝手に入っては駄目だよ。」
翠星石「お城ですか?……ただの廃墟の燃え跡ですぅ。」
庭師「少し前に火事でな……」
翠星石「このお庭は、お前が手入れしてるですか?」
庭師「ああ。」
翠星石「まぁまぁ、いい腕してるですぅ。」
庭師「ありがとう。」
翠星石「キャー!な、なんですか?この馬鹿でかい黒い犬は~?こ、コラー。舐めるなですぅ~」
庭師「……ほぅ、カールは私と姫様にしか決してなつかぬ老犬なんだがな……」
庭師「お嬢ちゃん。ホテルがまだ決まってないなら、その奥にある小屋を使いなさい。水も、火もある。」
翠星石「あ、有り難く……借りてやる…ですぅ。コラ、い…犬ー!どこ舐めてやがるですぅー?」
庭師「カール…帰るぞ。」
カール「わん!」
翠星石「あ、鞄忘れてたですぅ…探しに行かないとですぅ…」
翠星石「ん?なんですぅ?ここは……廃墟ですか?」
翠星石「でもお庭は綺麗ですぅ。よく手入れがされてるですぅ。」
「誰だ!」
翠星石「ひぃ!」
庭師「ん?お嬢ちゃん……ここは大公殿下のお城だから勝手に入っては駄目だよ。」
翠星石「お城ですか?……ただの廃墟の燃え跡ですぅ。」
庭師「少し前に火事でな……」
翠星石「このお庭は、お前が手入れしてるですか?」
庭師「ああ。」
翠星石「まぁまぁ、いい腕してるですぅ。」
庭師「ありがとう。」
翠星石「キャー!な、なんですか?この馬鹿でかい黒い犬は~?こ、コラー。舐めるなですぅ~」
庭師「……ほぅ、カールは私と姫様にしか決してなつかぬ老犬なんだがな……」
庭師「お嬢ちゃん。ホテルがまだ決まってないなら、その奥にある小屋を使いなさい。水も、火もある。」
翠星石「あ、有り難く……借りてやる…ですぅ。コラ、い…犬ー!どこ舐めてやがるですぅー?」
庭師「カール…帰るぞ。」
カール「わん!」
8: 2008/10/12(日) 19:29:31.49 ID:C8B99z8tO
旧大公の城跡・庭師の小屋
翠星石「さて、どうしたもんかですぅ。まずは、鞄を探さないとですぅ…ん?誰ですか?」
「翠星石、探したよ……まったく」
翠星石「蒼星石、よくここがわかりましたね……修業馬鹿はいいんですか?」
蒼星石「…まぁね。なんでこんなところに…?真紅のところに行くんじゃ……」
翠星石「鞄を落としてしまったですぅ……」
蒼星石「……そう。」
翠星石「あ、突然ですけど質問があるですぅ。」
蒼星石「……?」
翠星石「もしもですよ?もしも……契約したくない人間と……しかも、お父様や姉妹に手をかけた人間と……
ど~うしても契約して一緒に居なければならないとしたら……貴方ならどうしますですか?」
蒼星石「……何かあったのかい?」
翠星石「答えてくださいですぅ!」
蒼星石「う~ん……難しいなぁ。でも、そうだなぁ…僕ならそれが契約前なら……なにをしてもごめんだよ。自分や相手を傷つける事になっても……ね。
当たり前だろ?」
翠星石「……そうですか。そりゃそうですぅ、やっぱり人間は馬鹿ですぅ。」
蒼星石「……?」
翠星石「さっそく、話しに行くですぅ。」
翠星石「さて、どうしたもんかですぅ。まずは、鞄を探さないとですぅ…ん?誰ですか?」
「翠星石、探したよ……まったく」
翠星石「蒼星石、よくここがわかりましたね……修業馬鹿はいいんですか?」
蒼星石「…まぁね。なんでこんなところに…?真紅のところに行くんじゃ……」
翠星石「鞄を落としてしまったですぅ……」
蒼星石「……そう。」
翠星石「あ、突然ですけど質問があるですぅ。」
蒼星石「……?」
翠星石「もしもですよ?もしも……契約したくない人間と……しかも、お父様や姉妹に手をかけた人間と……
ど~うしても契約して一緒に居なければならないとしたら……貴方ならどうしますですか?」
蒼星石「……何かあったのかい?」
翠星石「答えてくださいですぅ!」
蒼星石「う~ん……難しいなぁ。でも、そうだなぁ…僕ならそれが契約前なら……なにをしてもごめんだよ。自分や相手を傷つける事になっても……ね。
当たり前だろ?」
翠星石「……そうですか。そりゃそうですぅ、やっぱり人間は馬鹿ですぅ。」
蒼星石「……?」
翠星石「さっそく、話しに行くですぅ。」
9: 2008/10/12(日) 19:30:30.29 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・離れの塔
クラリス「こんばんは、翠星石。また来てくれたのね。」
翠星石「特別来てやったですぅ。感謝しやがれですぅ。」
クラリス「ふふふ…ありがとう、翠星石。感謝していますよ。」
翠星石「ところで、前の話ですが……結婚したくないならしなきゃいいですぅ。」
クラリス「……ごめんなさい……」
翠星石「なんでですぅ?なんで逃げたり、断ったりしないんですぅ?わけわからないですぅ!」
クラリス「逃げたの……断ったの……でも、駄目……結局、私はこの檻の中に居る運命なの………」
翠星石「…………ごめんなさいですぅ。」
クラリス「いいの……貴方が謝ることじゃないわ…私が弱いから……」
翠星石「……(運命ですか……)」
クラリス「こんばんは、翠星石。また来てくれたのね。」
翠星石「特別来てやったですぅ。感謝しやがれですぅ。」
クラリス「ふふふ…ありがとう、翠星石。感謝していますよ。」
翠星石「ところで、前の話ですが……結婚したくないならしなきゃいいですぅ。」
クラリス「……ごめんなさい……」
翠星石「なんでですぅ?なんで逃げたり、断ったりしないんですぅ?わけわからないですぅ!」
クラリス「逃げたの……断ったの……でも、駄目……結局、私はこの檻の中に居る運命なの………」
翠星石「…………ごめんなさいですぅ。」
クラリス「いいの……貴方が謝ることじゃないわ…私が弱いから……」
翠星石「……(運命ですか……)」
10: 2008/10/12(日) 19:39:18.72 ID:C8B99z8tO
旧大公の城跡・庭師の小屋
翠星石「…………」
蒼星石「翠星石……何かあったの?暗いよ?」
翠星石「蒼星石ぃ~。」
蒼星石「ちょっ……どうしたの?」
翠星石「実は……」
蒼星石「……それは確かに悲しいね。」
翠星石「…そうなんですぅ…まぁまぁいいやつなので可哀相ですぅ。」
蒼星石「マスターにしたいかい?」
翠星石「ち、違うですぅ。翠星石はただ……」
蒼星石「フフ………
あれ?翠星石、もしかしてこの人?」
翠星石「まったく蒼星石は………新聞ですか?……あ、これはクラリスの写真ですぅ!」
蒼星石「お姫様とカリオストロ伯爵の結婚式が盛大に……って書いてあるよ。」
翠星石「クラリスは……お姫様なんですか?」
蒼星石「そうみたいだね。今夜、僕も一緒に行っていいかい?」
翠星石「伯爵ってコイツですか……随分歳が離れてますぅ……それに、なんか脂っこい感じですぅ。」
蒼星石「そうかな……僕は結構いい人そうに見えるけど……」
翠星石「………(蒼星石……貴方が言うと、逆に不安になるから不思議ですぅ)」
翠星石「…………」
蒼星石「翠星石……何かあったの?暗いよ?」
翠星石「蒼星石ぃ~。」
蒼星石「ちょっ……どうしたの?」
翠星石「実は……」
蒼星石「……それは確かに悲しいね。」
翠星石「…そうなんですぅ…まぁまぁいいやつなので可哀相ですぅ。」
蒼星石「マスターにしたいかい?」
翠星石「ち、違うですぅ。翠星石はただ……」
蒼星石「フフ………
あれ?翠星石、もしかしてこの人?」
翠星石「まったく蒼星石は………新聞ですか?……あ、これはクラリスの写真ですぅ!」
蒼星石「お姫様とカリオストロ伯爵の結婚式が盛大に……って書いてあるよ。」
翠星石「クラリスは……お姫様なんですか?」
蒼星石「そうみたいだね。今夜、僕も一緒に行っていいかい?」
翠星石「伯爵ってコイツですか……随分歳が離れてますぅ……それに、なんか脂っこい感じですぅ。」
蒼星石「そうかな……僕は結構いい人そうに見えるけど……」
翠星石「………(蒼星石……貴方が言うと、逆に不安になるから不思議ですぅ)」
11: 2008/10/12(日) 19:41:03.26 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・離れの塔
クラリス「こんばんは、翠星石。あら?そちらの方は…」
翠星石「蒼星石ですぅ。私の可愛い双子の妹ですぅ。」
蒼星石「……よろしく。」
クラリス「クラリスです。貴方も綺麗ね。」
翠星石「それで、姫人間。」
クラリス「ひ、姫人間…?」
翠星石「お前は一体どうしたいんですぅ?」
クラリス「………わからないんです。…うぅ……ごめんなさい。」
翠星石「……よし、取りあえず寝やがれですぅ!」
クラリス「えっ?…キャッ!」
翠星石「……ちょっと、痛そうですぅ。」
クラリス「……すぅ……すぅ」
蒼星石「いくらなんでもフライパンはないと思うな……。」
翠星石「スィドリーム。さぁ、行くですぅ!」
クラリス「こんばんは、翠星石。あら?そちらの方は…」
翠星石「蒼星石ですぅ。私の可愛い双子の妹ですぅ。」
蒼星石「……よろしく。」
クラリス「クラリスです。貴方も綺麗ね。」
翠星石「それで、姫人間。」
クラリス「ひ、姫人間…?」
翠星石「お前は一体どうしたいんですぅ?」
クラリス「………わからないんです。…うぅ……ごめんなさい。」
翠星石「……よし、取りあえず寝やがれですぅ!」
クラリス「えっ?…キャッ!」
翠星石「……ちょっと、痛そうですぅ。」
クラリス「……すぅ……すぅ」
蒼星石「いくらなんでもフライパンはないと思うな……。」
翠星石「スィドリーム。さぁ、行くですぅ!」
12: 2008/10/12(日) 19:41:51.85 ID:C8B99z8tO
クラリスの夢の中
クラリス「ここは…」
翠星石「クラリスの夢の中ですぅ。まぁまぁ…」
蒼星石「綺麗な夢だね。少し曇っているけど。」
クラリス「私の夢の中……?」
翠星石「あ、あったですぅ。」
蒼星石「やっぱり、草が絡まって少し枯れかけてる。」
クラリス「この木は?」
翠星石「これはクラリス……お前自身ですぅ。」
クラリス「これが私?」
翠星石「誰でも、夢の中に木を持ってるですぅ。この木は今とても嫌な事があって枯れかけてるですぅ。このままだと枯れてしまうですぅ。」
クラリス「そう……なの。」
翠星石「安心しろですぅ。そうならない為に来てやったですぅ。」
蒼星石「さて、始めようか。」
クラリス「ここは…」
翠星石「クラリスの夢の中ですぅ。まぁまぁ…」
蒼星石「綺麗な夢だね。少し曇っているけど。」
クラリス「私の夢の中……?」
翠星石「あ、あったですぅ。」
蒼星石「やっぱり、草が絡まって少し枯れかけてる。」
クラリス「この木は?」
翠星石「これはクラリス……お前自身ですぅ。」
クラリス「これが私?」
翠星石「誰でも、夢の中に木を持ってるですぅ。この木は今とても嫌な事があって枯れかけてるですぅ。このままだと枯れてしまうですぅ。」
クラリス「そう……なの。」
翠星石「安心しろですぅ。そうならない為に来てやったですぅ。」
蒼星石「さて、始めようか。」
13: 2008/10/12(日) 19:43:20.51 ID:C8B99z8tO
旧太閤殿下の城跡・庭師の小屋
翠星石「疲れたですぅ。」
蒼星石「でも、これは根本的な解決にはならないよ。」
翠星石「わかってるですぅ。でも、放っておいたら枯れてしまうですぅ。」
蒼星石「…ふぅ……僕は早く師匠のところに戻りたいよ。」
翠星石「なにか言ったですか?」
蒼星石「なんでもないよ。」
翠星石「とりあえず、伯爵ってのを調べてみるですぅ。」
蒼星石「……わかったよ。いってらっしゃい。(鞄の事は忘れてるのかな?)」
翠星石「疲れたですぅ。」
蒼星石「でも、これは根本的な解決にはならないよ。」
翠星石「わかってるですぅ。でも、放っておいたら枯れてしまうですぅ。」
蒼星石「…ふぅ……僕は早く師匠のところに戻りたいよ。」
翠星石「なにか言ったですか?」
蒼星石「なんでもないよ。」
翠星石「とりあえず、伯爵ってのを調べてみるですぅ。」
蒼星石「……わかったよ。いってらっしゃい。(鞄の事は忘れてるのかな?)」
14: 2008/10/12(日) 19:45:55.51 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・地下
翠星石「……ここは……地下室ですか?」
「なにをしているの?」
翠星石「キャッ……」
不二子「ふふふ、私よ。」
翠星石「デカ人間(胸的な意味で)……こんなところでなにをしてやがるんです!驚かすなですぅ!」
不二子「フフ、翠星石ちゃんっだったかしら?珍しい所で会うものね。」
翠星石「本当ですぅ。何をしているですか?」
不二子「お・仕・事よ。」
翠星石「………」
不二子「貴方こそ何をしているの?ここは結構、危ないわよ~?」
翠星石「伯爵って奴の事を調べてるですぅ。何か知らないですか?デカ人間。」
不二子「そうねぇ~知らなくもないわよ。」
翠星石「本当ですか?教えやがれですぅ!」
不二子「フフ、事情がありそうね。いいわ、教えてあげる……そのかわり~……真紅ちゃんの可愛い写真撮って……私にちょうだ~い。いい?」
翠星石「……わかったですぅ。」
翠星石「……ここは……地下室ですか?」
「なにをしているの?」
翠星石「キャッ……」
不二子「ふふふ、私よ。」
翠星石「デカ人間(胸的な意味で)……こんなところでなにをしてやがるんです!驚かすなですぅ!」
不二子「フフ、翠星石ちゃんっだったかしら?珍しい所で会うものね。」
翠星石「本当ですぅ。何をしているですか?」
不二子「お・仕・事よ。」
翠星石「………」
不二子「貴方こそ何をしているの?ここは結構、危ないわよ~?」
翠星石「伯爵って奴の事を調べてるですぅ。何か知らないですか?デカ人間。」
不二子「そうねぇ~知らなくもないわよ。」
翠星石「本当ですか?教えやがれですぅ!」
不二子「フフ、事情がありそうね。いいわ、教えてあげる……そのかわり~……真紅ちゃんの可愛い写真撮って……私にちょうだ~い。いい?」
翠星石「……わかったですぅ。」
16: 2008/10/12(日) 19:47:41.50 ID:C8B99z8tO
旧大公の城跡・庭師の小屋
翠星石「………」
蒼星石「どうだったの?」
翠星石「…蒼星石、悪いですが、真紅の可愛い~写真を撮って来てくださいですぅ。」
蒼星石「……は?」
翠星石「……偽札造りに……暗殺、暴虐…しかもプレイボーイの遊び人…本当に……酷いですぅ……」
蒼星石「……伯爵の印象はかなり悪かったみたいだね。」
翠星石「……………」
翠星石「思いついたですぅ!」
蒼星石「うわっ、な、なに?急に?」
翠星石「クラリスを誘拐して、尚且つですよ!
ニセ札ってのをクラリスにあげればお金にも困らないですぅ~!
そして自由にしてあげるですぅ!
これで万事OKですぅ!」
蒼星石「え?え?…話がみえないや……」
翠星石「これで~♪ハッピーエンドですぅ~♪」
翠星石「………」
蒼星石「どうだったの?」
翠星石「…蒼星石、悪いですが、真紅の可愛い~写真を撮って来てくださいですぅ。」
蒼星石「……は?」
翠星石「……偽札造りに……暗殺、暴虐…しかもプレイボーイの遊び人…本当に……酷いですぅ……」
蒼星石「……伯爵の印象はかなり悪かったみたいだね。」
翠星石「……………」
翠星石「思いついたですぅ!」
蒼星石「うわっ、な、なに?急に?」
翠星石「クラリスを誘拐して、尚且つですよ!
ニセ札ってのをクラリスにあげればお金にも困らないですぅ~!
そして自由にしてあげるですぅ!
これで万事OKですぅ!」
蒼星石「え?え?…話がみえないや……」
翠星石「これで~♪ハッピーエンドですぅ~♪」
21: 2008/10/12(日) 19:58:59.53 ID:C8B99z8tO
カリオストロ公国内・城下街
翠星石「もしもし……
チビ苺ですか?今すぐカリオストロ公国と言う所にきて下さい。翠星石の人助けを手伝わせてやるですぅ。光栄に思えですぅ。」
雛苺「雛は今ハワイなのー、忙しいのー。だからごめんなさいなの……ガチャ…」
翠星石「あ…切れたですぅ……
くぅ~…あのチビぃ~覚えてやがれですぅー!」
翠星石「やっぱりこういう時は真紅ですね……もしもし……真紅ぅ~!助けて欲しいですぅ~。今すぐ~……」
真紅「ごめんなさいなのだわ。私はルパンとこれからクンクンの勇姿を見に行くの。
しかも生なのよ、生クンクンなのだわ!……それに…その話は赤ではなく、緑のはずなのだわ?……頑張りなさい…ガチャッ……」
翠星石「し、真紅?何を言って…………」
蒼星石「ふぅ………二人でやるしかないようだね。」
翠星石「もしもし……
チビ苺ですか?今すぐカリオストロ公国と言う所にきて下さい。翠星石の人助けを手伝わせてやるですぅ。光栄に思えですぅ。」
雛苺「雛は今ハワイなのー、忙しいのー。だからごめんなさいなの……ガチャ…」
翠星石「あ…切れたですぅ……
くぅ~…あのチビぃ~覚えてやがれですぅー!」
翠星石「やっぱりこういう時は真紅ですね……もしもし……真紅ぅ~!助けて欲しいですぅ~。今すぐ~……」
真紅「ごめんなさいなのだわ。私はルパンとこれからクンクンの勇姿を見に行くの。
しかも生なのよ、生クンクンなのだわ!……それに…その話は赤ではなく、緑のはずなのだわ?……頑張りなさい…ガチャッ……」
翠星石「し、真紅?何を言って…………」
蒼星石「ふぅ………二人でやるしかないようだね。」
22: 2008/10/12(日) 20:01:52.03 ID:C8B99z8tO
旧大公殿下の城跡・庭師の小屋
翠星石「あんな薄情な姉妹達はもういいですぅ!」
蒼星石「あ?そういえば水銀燈は?」
翠星石「頼んでもどうせ無駄に決まってるです。」
「……フフ……そうでもないわぁ。」
蒼星石「水銀燈?何故ここに?」
水銀燈「話は聞かせかもらったわぁ…相変わらず、お馬鹿な事してるのね……フフ」
翠星石「す、水銀燈なにしに来やがったですぅ?」
水銀燈「あらぁ…随分ねぇ。協力してあげようと思ったけど……考えなおそうかしらぁ?」
蒼星石「協力?……目的はなんだい?」
水銀燈「さすが、蒼星石。話が早いわぁ。」
翠星石「ローザミスティカならやらないですよ!」
水銀燈「フフ…それは、必ず貰うわぁ。でも、今は見逃してあげるわ。私が今欲しいのはそれじゃないのよぉ。」
蒼星石「…はっきり言ったらどうだい?」
水銀燈「……なんだっていいじゃなぁい。」
翠星石「はぐらかすなですぅ!はっきり言いやがれですぅ!じゃなきゃ怪しくて協力なんて…」
水銀燈「……お金。」
翠星石「え?なんですか?」
水銀燈「お金よぉ!偽札を貰うのよぉ。文句あるのぉ?」
蒼星石「………そ、そうなんだ。」
翠星石「……(さすがは生粋の野良ドール…逞しく生きてるですぅ。)」
翠星石「あんな薄情な姉妹達はもういいですぅ!」
蒼星石「あ?そういえば水銀燈は?」
翠星石「頼んでもどうせ無駄に決まってるです。」
「……フフ……そうでもないわぁ。」
蒼星石「水銀燈?何故ここに?」
水銀燈「話は聞かせかもらったわぁ…相変わらず、お馬鹿な事してるのね……フフ」
翠星石「す、水銀燈なにしに来やがったですぅ?」
水銀燈「あらぁ…随分ねぇ。協力してあげようと思ったけど……考えなおそうかしらぁ?」
蒼星石「協力?……目的はなんだい?」
水銀燈「さすが、蒼星石。話が早いわぁ。」
翠星石「ローザミスティカならやらないですよ!」
水銀燈「フフ…それは、必ず貰うわぁ。でも、今は見逃してあげるわ。私が今欲しいのはそれじゃないのよぉ。」
蒼星石「…はっきり言ったらどうだい?」
水銀燈「……なんだっていいじゃなぁい。」
翠星石「はぐらかすなですぅ!はっきり言いやがれですぅ!じゃなきゃ怪しくて協力なんて…」
水銀燈「……お金。」
翠星石「え?なんですか?」
水銀燈「お金よぉ!偽札を貰うのよぉ。文句あるのぉ?」
蒼星石「………そ、そうなんだ。」
翠星石「……(さすがは生粋の野良ドール…逞しく生きてるですぅ。)」
24: 2008/10/12(日) 20:16:56.09 ID:C8B99z8tO
旧太閤殿下の城跡・庭師の小屋
翠星石「結婚式まであと三日しかない……今夜突入ですぅ。」
蒼星石「こ…今夜かい?」
翠星石「善は急げですぅ。」
水銀燈「まぁ、私はいつでもいいわよぅ。」
翠星石「じゃあ、さっそく行くですぅ。」
カリオストロ城・地下水路
水銀燈「ところで……なぁんでわざわざ、こんな所から行くのぉ?」
翠星石「いちいち……うるさいですね。気分ですぅ、気分!それに、先に偽札を見つけなけりゃいけないですぅ。
それじゃあ、蒼星石は小屋に戻って留守番をお願いですぅ。」
蒼星石「ああ、わかったよ。なんかあったらスィドリームで知らせてよ。」
水銀燈「それじゃあ、行きましょうかぁ?」
翠星石「行くぜぇ~ですぅ。」
翠星石「結婚式まであと三日しかない……今夜突入ですぅ。」
蒼星石「こ…今夜かい?」
翠星石「善は急げですぅ。」
水銀燈「まぁ、私はいつでもいいわよぅ。」
翠星石「じゃあ、さっそく行くですぅ。」
カリオストロ城・地下水路
水銀燈「ところで……なぁんでわざわざ、こんな所から行くのぉ?」
翠星石「いちいち……うるさいですね。気分ですぅ、気分!それに、先に偽札を見つけなけりゃいけないですぅ。
それじゃあ、蒼星石は小屋に戻って留守番をお願いですぅ。」
蒼星石「ああ、わかったよ。なんかあったらスィドリームで知らせてよ。」
水銀燈「それじゃあ、行きましょうかぁ?」
翠星石「行くぜぇ~ですぅ。」
25: 2008/10/12(日) 20:28:32.36 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・伯爵の部屋
銭形「殿下!結婚式の警備に派遣された日本警視庁から着ましたICPOの銭形です。」
伯爵「……ああ、警視庁から話は聞いている。君達には城外の警備をしてもらおう。式までは部屋に篭ってて貰おうか。グフタフ部屋に案内してあげなさい。」
銭形「はっ。」
ジョドー「………(世界に公式な婚礼をしらしめる為とは言えあのような輩を城内に入れるとは……)」
伯爵「あ、待ちたまえ……銭形とか言ったな?ひとつ好奇心から尋ねても良いだろうか?」
銭形「はっ、なんなりとっ。」
伯爵「……いや、いい。行きたまえ。」
銭形「はっ。失礼します。」
伯爵「………ジョドー。」
ジョドー「はい。旦那様。」
伯爵「日本の警察は人形を抱いて仕事をするのか?」
ジョドー「……わかりません。」
銭形「殿下!結婚式の警備に派遣された日本警視庁から着ましたICPOの銭形です。」
伯爵「……ああ、警視庁から話は聞いている。君達には城外の警備をしてもらおう。式までは部屋に篭ってて貰おうか。グフタフ部屋に案内してあげなさい。」
銭形「はっ。」
ジョドー「………(世界に公式な婚礼をしらしめる為とは言えあのような輩を城内に入れるとは……)」
伯爵「あ、待ちたまえ……銭形とか言ったな?ひとつ好奇心から尋ねても良いだろうか?」
銭形「はっ、なんなりとっ。」
伯爵「……いや、いい。行きたまえ。」
銭形「はっ。失礼します。」
伯爵「………ジョドー。」
ジョドー「はい。旦那様。」
伯爵「日本の警察は人形を抱いて仕事をするのか?」
ジョドー「……わかりません。」
27: 2008/10/12(日) 20:34:37.44 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・客間
グフタフ「この部屋を使え……警備以外あまり部屋の外から出るな。何かあれば呼べ。わかったか?」
銭形「なんだと~」
グフタフ「命が惜しかったら、あまりうろうろせんことだ。」
銭形「………(いけ好かんな)」
金糸雀「………」
銭形「よ~し……もう喋ってもいいぞ。」
金糸雀「ふぅ……息詰まったわー。それより幸ちゃん、ルパン三世を捕まえに行かなくていいのかしら?真紅もそこに居るみたいだわ。」
銭形「わしだって、そうしたいが……警視総監からの命令だからな。」
金糸雀「じゃあ、ちゃっちゃっと終わらせて追跡日々かしらぁ。」
銭形「ガハハ、そうだな!早く、お前を立派なデカにしてやらんとな。」
金糸雀「……(デカって何かしら?)」
銭形「そうだ。カップ麺食うか?」
金糸雀「お砂糖入りのたまご焼きが食べたいわー。」
銭形「た、たまご焼きぃ?わかった。ちょっと待っとれ、頼んでくるから。勝手に出歩いてわいかんぞ?」
金糸雀「たまご焼きを大人しく待ってるかしら~♪」
グフタフ「この部屋を使え……警備以外あまり部屋の外から出るな。何かあれば呼べ。わかったか?」
銭形「なんだと~」
グフタフ「命が惜しかったら、あまりうろうろせんことだ。」
銭形「………(いけ好かんな)」
金糸雀「………」
銭形「よ~し……もう喋ってもいいぞ。」
金糸雀「ふぅ……息詰まったわー。それより幸ちゃん、ルパン三世を捕まえに行かなくていいのかしら?真紅もそこに居るみたいだわ。」
銭形「わしだって、そうしたいが……警視総監からの命令だからな。」
金糸雀「じゃあ、ちゃっちゃっと終わらせて追跡日々かしらぁ。」
銭形「ガハハ、そうだな!早く、お前を立派なデカにしてやらんとな。」
金糸雀「……(デカって何かしら?)」
銭形「そうだ。カップ麺食うか?」
金糸雀「お砂糖入りのたまご焼きが食べたいわー。」
銭形「た、たまご焼きぃ?わかった。ちょっと待っとれ、頼んでくるから。勝手に出歩いてわいかんぞ?」
金糸雀「たまご焼きを大人しく待ってるかしら~♪」
31: 2008/10/12(日) 20:50:08.23 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・客間
金糸雀「幸ちゃんはどこに行ってしまったなのかしら、遅いわ?」
金糸雀「………ピチカート、少し探索に出るかしら。」
カリオストロ城・廊下
翠星石「まったく……潜入から一分もしないうちに水銀燈と、はぐれたですぅ。まったく使えないですね。」
金糸雀「……あ」
翠星石「……え?」
金糸雀「す、翠星石かしら!?」
翠星石「……誰?」
金糸雀「かしらー!?」
翠星石「悪いですけど……私は忙しいですぅ。」
金糸雀「ちょ、ちょっと待つかしら。」
翠星石「……なんですぅ?」
金糸雀「薔薇乙女一の才女、金糸雀。思い出したかしら?」
翠星石「……才女かどうかは知らないですが……金糸雀は知ってるですぅ。どうしてこんな所に?」
金糸雀「う……そ、それは……」
翠星石「まぁ、いいですぅ。さっきも言った通り翠星石は忙しいですぅ。」
金糸雀「なにをするのかしら?」
翠星石「ふふふ……聞いて驚きやがれですぅ。このお城のお姫様と偽札をねこそぎGetですぅ!」
金糸雀「な、なんですってぇー!?」
翠星石「………(予想外にリアクションが大きいとこっちが恥ずかしくなるですぅ)」
金糸雀「幸ちゃんはどこに行ってしまったなのかしら、遅いわ?」
金糸雀「………ピチカート、少し探索に出るかしら。」
カリオストロ城・廊下
翠星石「まったく……潜入から一分もしないうちに水銀燈と、はぐれたですぅ。まったく使えないですね。」
金糸雀「……あ」
翠星石「……え?」
金糸雀「す、翠星石かしら!?」
翠星石「……誰?」
金糸雀「かしらー!?」
翠星石「悪いですけど……私は忙しいですぅ。」
金糸雀「ちょ、ちょっと待つかしら。」
翠星石「……なんですぅ?」
金糸雀「薔薇乙女一の才女、金糸雀。思い出したかしら?」
翠星石「……才女かどうかは知らないですが……金糸雀は知ってるですぅ。どうしてこんな所に?」
金糸雀「う……そ、それは……」
翠星石「まぁ、いいですぅ。さっきも言った通り翠星石は忙しいですぅ。」
金糸雀「なにをするのかしら?」
翠星石「ふふふ……聞いて驚きやがれですぅ。このお城のお姫様と偽札をねこそぎGetですぅ!」
金糸雀「な、なんですってぇー!?」
翠星石「………(予想外にリアクションが大きいとこっちが恥ずかしくなるですぅ)」
32: 2008/10/12(日) 21:03:29.99 ID:C8B99z8tO
翠星石「それじゃですぅ~。」
金糸雀「あ、翠星石。ちょっと待っ………ピチカート追いかけて…」
金糸雀「………これは幸ちゃんに報告かしら…」
金糸雀「……え?キャーー!落とし穴かしらーー……」
カリオストロ城・某所
水銀燈「……思ったより広いわねぇ…」
「あら?貴方までいるのね?」
水銀燈「!?」
不二子「フフ…お久しぶりね。水銀燈ちゃん。」
水銀燈「…ええ……(私、こいつは苦手なのよねぇ…)」
不二子「あら?苦手なのは私もよ。フフ…」
水銀燈「フフ…何の話かしら?」
不二子「でも以外ね。貴方もお姫様絡みなの?」
水銀燈「…誰がぁ……私は偽札が欲しいだけよ。」
不二子「偽札?フフフ……意外とみみっちいのね。」
水銀燈「どう言う意味ぃ……?」
不二子「ちょっと~怖い顔しないでよ。私が狙ってるものは貴方とは別のものよ。ねぇ、手を組まない?」
水銀燈「絶対に…遠慮するわ…」
不二子「そう、残念ね。」
水銀燈「じゃあ、私は忙しいから……」
不二子「あ、水銀燈ちゃん?」
水銀燈「……?」
不二子「くれぐれも……私の仕事の邪魔しちゃ駄目よ。ね?」
水銀燈「…………」
不二子「じゃあね~。」
水銀燈「フフ……面白くなってきたじゃない…」
金糸雀「あ、翠星石。ちょっと待っ………ピチカート追いかけて…」
金糸雀「………これは幸ちゃんに報告かしら…」
金糸雀「……え?キャーー!落とし穴かしらーー……」
カリオストロ城・某所
水銀燈「……思ったより広いわねぇ…」
「あら?貴方までいるのね?」
水銀燈「!?」
不二子「フフ…お久しぶりね。水銀燈ちゃん。」
水銀燈「…ええ……(私、こいつは苦手なのよねぇ…)」
不二子「あら?苦手なのは私もよ。フフ…」
水銀燈「フフ…何の話かしら?」
不二子「でも以外ね。貴方もお姫様絡みなの?」
水銀燈「…誰がぁ……私は偽札が欲しいだけよ。」
不二子「偽札?フフフ……意外とみみっちいのね。」
水銀燈「どう言う意味ぃ……?」
不二子「ちょっと~怖い顔しないでよ。私が狙ってるものは貴方とは別のものよ。ねぇ、手を組まない?」
水銀燈「絶対に…遠慮するわ…」
不二子「そう、残念ね。」
水銀燈「じゃあ、私は忙しいから……」
不二子「あ、水銀燈ちゃん?」
水銀燈「……?」
不二子「くれぐれも……私の仕事の邪魔しちゃ駄目よ。ね?」
水銀燈「…………」
不二子「じゃあね~。」
水銀燈「フフ……面白くなってきたじゃない…」
34: 2008/10/12(日) 21:16:28.66 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・離れの塔
クラリス「……翠星石なの?」
翠星石「姫人間、迎えにきたですぅ。」
クラリス「…え?迎えに?」
翠星石「自由なりたくないですか?さぁ、一緒に来るですぅ。」
クラリス「で、でも……」
翠星石「でもじゃないですぅ!」
クラリス「気持ちは嬉しいの……でも貴方まで殺されてしまうわ……」
翠星石「いいから黙って言う通りにしろですぅ。
さぁ、こっちの鏡の方へ……」
「……そこまでにしとおきたまえ。」
翠星石「伯爵人間!……それに仮面人間達ゾロゾロと……囲まれたですか?」
伯爵「随分と可愛らしい侵入者だな………生ける人形…ローゼンメイデンか……まさか、実在したとは……ククク」
翠星石「………(趣味悪い仮面ですね…うぅ…指先をウネウネさせて気持ち悪いですぅ…)」
伯爵「君を我が城に招待した覚えはないのだが、
それに残念ながら私は人形遊びの趣味はない。」
翠星石「………」
伯爵「もっとも…インターポールの刑事にはあるようだがね……ククク。捕まえて売り払うのも悪く……ないか。」
クラリス「……翠星石なの?」
翠星石「姫人間、迎えにきたですぅ。」
クラリス「…え?迎えに?」
翠星石「自由なりたくないですか?さぁ、一緒に来るですぅ。」
クラリス「で、でも……」
翠星石「でもじゃないですぅ!」
クラリス「気持ちは嬉しいの……でも貴方まで殺されてしまうわ……」
翠星石「いいから黙って言う通りにしろですぅ。
さぁ、こっちの鏡の方へ……」
「……そこまでにしとおきたまえ。」
翠星石「伯爵人間!……それに仮面人間達ゾロゾロと……囲まれたですか?」
伯爵「随分と可愛らしい侵入者だな………生ける人形…ローゼンメイデンか……まさか、実在したとは……ククク」
翠星石「………(趣味悪い仮面ですね…うぅ…指先をウネウネさせて気持ち悪いですぅ…)」
伯爵「君を我が城に招待した覚えはないのだが、
それに残念ながら私は人形遊びの趣味はない。」
翠星石「………」
伯爵「もっとも…インターポールの刑事にはあるようだがね……ククク。捕まえて売り払うのも悪く……ないか。」
35: 2008/10/12(日) 21:19:09.99 ID:C8B99z8tO
クラリス「やめて!その娘は関係ないの!」
翠星石「クラリス…翠星石なら大丈夫ですぅ。おまえら正気ですか?こんな可愛い人形相手に寄ってたかって……
恥ずかしくないですか?まったく小心者達ですぅ。」
伯爵「……口のききかたを知らんらしいな。売り払うの諦めた方が良さそうだな…ククク」
翠星石「そいつは残念ですぅ。」
伯爵「まぁ、君を引き裂いてバラバラにするのは簡単だが…部屋の掃除が面倒そうだ。」
翠星石「後悔しますよ…悪人間。覚えてやがれですぅ!必ず翠星石が…」
伯爵「減らず口はそこまで……だっ」
翠星石「キャ!?…………」
クラリス「翠星石ぃ!」
伯爵「ククク…未だかつて生きて、這い上がったものは居ない地下の地獄に通ずる穴だ。
まぁ、もっとも……始めから生きてはいないだろうがな…」
伯爵「お前達…ご苦労だった下がってよい。」
クラリス「くっ、貴方は人間ではないっ!」
伯爵「ああ、その通りだ。私の体にはカリオストロの暗殺と暴虐の血が流れて陰の一族。だが、それはお前も一緒だろう?表裏は一体なのだクラリス。」
クラリス「……汚らわしい。」
翠星石「クラリス…翠星石なら大丈夫ですぅ。おまえら正気ですか?こんな可愛い人形相手に寄ってたかって……
恥ずかしくないですか?まったく小心者達ですぅ。」
伯爵「……口のききかたを知らんらしいな。売り払うの諦めた方が良さそうだな…ククク」
翠星石「そいつは残念ですぅ。」
伯爵「まぁ、君を引き裂いてバラバラにするのは簡単だが…部屋の掃除が面倒そうだ。」
翠星石「後悔しますよ…悪人間。覚えてやがれですぅ!必ず翠星石が…」
伯爵「減らず口はそこまで……だっ」
翠星石「キャ!?…………」
クラリス「翠星石ぃ!」
伯爵「ククク…未だかつて生きて、這い上がったものは居ない地下の地獄に通ずる穴だ。
まぁ、もっとも……始めから生きてはいないだろうがな…」
伯爵「お前達…ご苦労だった下がってよい。」
クラリス「くっ、貴方は人間ではないっ!」
伯爵「ああ、その通りだ。私の体にはカリオストロの暗殺と暴虐の血が流れて陰の一族。だが、それはお前も一緒だろう?表裏は一体なのだクラリス。」
クラリス「……汚らわしい。」
36: 2008/10/12(日) 21:20:42.45 ID:C8B99z8tO
伯爵「見てごらんクラリス。今、カリオストロの光と影の二つの血がひとつになるのだ。
私の家に伝わるこの金の指輪と、この君の持つ銀の指輪が合わさった時に隠された先祖の財宝が現れるのだ…ん?…なんだっ…」
スィドリーム「………」
伯爵「なんだ?こいつは、くっ、指輪を……」
スィドリームに映る
翠星石「結局は財宝目当てですか?小物ほどそういう物に目が眩むものですね。」
伯爵「何をしている。出合え。その光を捕まえろ。」
翠星石「…指輪は預かってやるですぅ。クラリスに指一本でも触れたら叩き割ってやるですぅ~ざまぁ見ろですぅ~~。」
クラリス「翠星石!無事なのね?」
翠星石「当たり前ですぅ。クラリス必ず迎えに行くですぅ。待ってろですぅ~……」
伯爵「くっ…逃げられたか……あの人形め……ジョドー。」
ジョドー「はっ、直ちに。」
伯爵「それと、あのインターポールの男も仲間かもしれん。始末しておけ。」
ジョドー「かしこまりました。」
クラリス「…………」
伯爵「待っていろ、クラリス。今、あの人形をバラバラにして持ってきてやる。」
クラリス「翠星石……逃げて」
私の家に伝わるこの金の指輪と、この君の持つ銀の指輪が合わさった時に隠された先祖の財宝が現れるのだ…ん?…なんだっ…」
スィドリーム「………」
伯爵「なんだ?こいつは、くっ、指輪を……」
スィドリームに映る
翠星石「結局は財宝目当てですか?小物ほどそういう物に目が眩むものですね。」
伯爵「何をしている。出合え。その光を捕まえろ。」
翠星石「…指輪は預かってやるですぅ。クラリスに指一本でも触れたら叩き割ってやるですぅ~ざまぁ見ろですぅ~~。」
クラリス「翠星石!無事なのね?」
翠星石「当たり前ですぅ。クラリス必ず迎えに行くですぅ。待ってろですぅ~……」
伯爵「くっ…逃げられたか……あの人形め……ジョドー。」
ジョドー「はっ、直ちに。」
伯爵「それと、あのインターポールの男も仲間かもしれん。始末しておけ。」
ジョドー「かしこまりました。」
クラリス「…………」
伯爵「待っていろ、クラリス。今、あの人形をバラバラにして持ってきてやる。」
クラリス「翠星石……逃げて」
37: 2008/10/12(日) 21:29:21.54 ID:C8B99z8tO
>>33
そうなんですか……
カナは奥が深いんですね。
頑張ります……
そうなんですか……
カナは奥が深いんですね。
頑張ります……
38: 2008/10/12(日) 21:39:44.84 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・地下某所
翠星石「うぅ…びしょ濡れですぅ……。スイドリームは蒼星石の所に行かせたから平気だと思いますが……」
翠星石「ん?」
金糸雀「…うぅ……あ、あ~!」
翠星石「うるせーのが居やがったですぅ。」
金糸雀「翠星石!ここで会ったが百年目かしら……。出口をカナに教えるなのかしら……うぅ…」
翠星石「泣いてたですか?」
金糸雀「……泣いてないもん……うぅ…」
翠星石「でも、助かったですぅ。ピチカートでこんな所おさらばですぅ。」
金糸雀「……ピチカートは翠星石の後を追ってもらったの、居なかった……なのかしら?」
翠星石「………居ないですよ。」
金糸雀「ところで翠星石……出口は知ってるかしら……?」
翠星石「…………はぁ。まぁ、その内スイドリームが戻ってきてくれるですぅ。それまで…」
金糸雀「…………」
翠星石「……よっこらしょですぅ……ん?これは………」
翠星石「キャーーー!!」
金糸雀「なにかしらー?」
翠星石「うぅ…びしょ濡れですぅ……。スイドリームは蒼星石の所に行かせたから平気だと思いますが……」
翠星石「ん?」
金糸雀「…うぅ……あ、あ~!」
翠星石「うるせーのが居やがったですぅ。」
金糸雀「翠星石!ここで会ったが百年目かしら……。出口をカナに教えるなのかしら……うぅ…」
翠星石「泣いてたですか?」
金糸雀「……泣いてないもん……うぅ…」
翠星石「でも、助かったですぅ。ピチカートでこんな所おさらばですぅ。」
金糸雀「……ピチカートは翠星石の後を追ってもらったの、居なかった……なのかしら?」
翠星石「………居ないですよ。」
金糸雀「ところで翠星石……出口は知ってるかしら……?」
翠星石「…………はぁ。まぁ、その内スイドリームが戻ってきてくれるですぅ。それまで…」
金糸雀「…………」
翠星石「……よっこらしょですぅ……ん?これは………」
翠星石「キャーーー!!」
金糸雀「なにかしらー?」
40: 2008/10/12(日) 22:12:15.03 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・地下某所
金糸雀「翠星石……いい加減泣き止んで…」
翠星石「…うぅ…うぅ…翠星石は……骸骨に腰掛けたですぅ……呪われたですぅ……うぅ……」
金糸雀「だ…大丈夫だわ…呪いなんてない……かしら?」
翠星石「これもみんな……あの逆三角形の口リコン悪人間のせいですぅ……」
金糸雀「……(逆三角形の口リコンって何かしら?)」
翠星石「疲れちゃったですぅ……少し休むですぅ。」
金糸雀「ちょっと翠星石引っ付き過ぎかしら。」
翠星石「う、うるさいですね。こ、これは金糸雀が怖がらないようにしてやってるんですぅ。」
金糸雀「あ、ありがとう……翠星石優しいかしら。」
翠星石「………すぅ……すぅ……」
金糸雀「……(ピチカートはどこに行ったのかしら?)」
金糸雀「翠星石……いい加減泣き止んで…」
翠星石「…うぅ…うぅ…翠星石は……骸骨に腰掛けたですぅ……呪われたですぅ……うぅ……」
金糸雀「だ…大丈夫だわ…呪いなんてない……かしら?」
翠星石「これもみんな……あの逆三角形の口リコン悪人間のせいですぅ……」
金糸雀「……(逆三角形の口リコンって何かしら?)」
翠星石「疲れちゃったですぅ……少し休むですぅ。」
金糸雀「ちょっと翠星石引っ付き過ぎかしら。」
翠星石「う、うるさいですね。こ、これは金糸雀が怖がらないようにしてやってるんですぅ。」
金糸雀「あ、ありがとう……翠星石優しいかしら。」
翠星石「………すぅ……すぅ……」
金糸雀「……(ピチカートはどこに行ったのかしら?)」
41: 2008/10/12(日) 22:14:57.47 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・某所
水銀燈「ないわねぇ……ん?あれは……確か……ピチカートだったかしらぁ?なぁんでこんなところに……」
水銀燈「まぁ、いいわぁ……え?……!」
水銀燈「……落とし穴ぁとは古風ねぇ。まぁ、羽根があるから関係ないけど……」
水銀燈「……もしかしたら地下にあるのかも……ちょっと入ってみようかしらぁ……」
カリオストロ城・地下某所
翠星石「………すぅ……すぅ…だ、駄目ですぅ蒼星石…私達は……姉妹ですぅ…そんなとこ……すぅ…」
金糸雀「…すぅ……お砂糖いっぱいの……たまご焼きなのかしら~……すぅ…すぅ…」
下っ端アサシン「……………」
下っ端アサシン「ぐぁっ!」
翠星石「ん?な、なんですぅ?」
金糸雀「……もぅ……朝なのかしら……」
水銀燈「フフ……随分と無用心ねぇ……こんなところで寝てるなんて……」
金糸雀「ひぇ、水銀燈……なのかしら。」
翠星石「水銀燈……よ、余計な事するなですぅ。これは相手を油断させる…え、演技ですぅ。」
金糸雀「……(本当なのかしら?)」
水銀燈「あら……誰?」
金糸雀「お約束かしらー!?ん?あ、ピチカートなのかしら~。」
水銀燈「ふ~ん…なかなか素敵な所じゃあない…」
翠星石「ふざけるなですぅ!趣味悪すぎですぅ!」
水銀燈「ちょ、ちょっとぉ~…なんで足にしがみつくのよぉ?」
翠星石「さっさと飛んでここから出るですぅ。お願いですぅ~。」
水銀燈「お、重いわぁ~。」
翠星石「嘘つくな~ですぅ~!重くないですぅ~!」
水銀燈「ないわねぇ……ん?あれは……確か……ピチカートだったかしらぁ?なぁんでこんなところに……」
水銀燈「まぁ、いいわぁ……え?……!」
水銀燈「……落とし穴ぁとは古風ねぇ。まぁ、羽根があるから関係ないけど……」
水銀燈「……もしかしたら地下にあるのかも……ちょっと入ってみようかしらぁ……」
カリオストロ城・地下某所
翠星石「………すぅ……すぅ…だ、駄目ですぅ蒼星石…私達は……姉妹ですぅ…そんなとこ……すぅ…」
金糸雀「…すぅ……お砂糖いっぱいの……たまご焼きなのかしら~……すぅ…すぅ…」
下っ端アサシン「……………」
下っ端アサシン「ぐぁっ!」
翠星石「ん?な、なんですぅ?」
金糸雀「……もぅ……朝なのかしら……」
水銀燈「フフ……随分と無用心ねぇ……こんなところで寝てるなんて……」
金糸雀「ひぇ、水銀燈……なのかしら。」
翠星石「水銀燈……よ、余計な事するなですぅ。これは相手を油断させる…え、演技ですぅ。」
金糸雀「……(本当なのかしら?)」
水銀燈「あら……誰?」
金糸雀「お約束かしらー!?ん?あ、ピチカートなのかしら~。」
水銀燈「ふ~ん…なかなか素敵な所じゃあない…」
翠星石「ふざけるなですぅ!趣味悪すぎですぅ!」
水銀燈「ちょ、ちょっとぉ~…なんで足にしがみつくのよぉ?」
翠星石「さっさと飛んでここから出るですぅ。お願いですぅ~。」
水銀燈「お、重いわぁ~。」
翠星石「嘘つくな~ですぅ~!重くないですぅ~!」
43: 2008/10/12(日) 22:36:28.79 ID:C8B99z8tO
>>42
すいません、さるって?ど、どういう意味ですか?
すいません、さるって?ど、どういう意味ですか?
45: 2008/10/12(日) 22:48:47.18 ID:C8B99z8tO
>>44
教えてくれてありがとうございます
今、書いてました。あと張ろうとする時に直したり、書き足したりするんで。すいません。遅くてm(_ _)m
教えてくれてありがとうございます
今、書いてました。あと張ろうとする時に直したり、書き足したりするんで。すいません。遅くてm(_ _)m
47: 2008/10/12(日) 22:51:14.37 ID:C8B99z8tO
金糸雀「ちょっ……二人とも待つかしら~。」
金糸雀「……泣いてないわ、ピチカート。薔薇乙女たるものいつだって冷静に……うぅ…」
カリオストロ城・地下工房
翠星石「ふぅ……やっと呪いの館から出られたですね。まったく災難だったですぅ。」
水銀燈「……ハァ…ハァ……ありがとうくらい言いなぁい……」
翠星石「何疲れてるですぅ?」
水銀燈「…ハァ……ハァ…(この性格は羨ましいわね……)」
翠星石「それより……ここは……?」
水銀燈「ん~……あらぁ?どうやら、ここが偽札造りの工場のようねぇ……」
翠星石「偽札がいっぱいあるですぅ。」
水銀燈「そうねぇ、これだけあれば……フフ…フフ…」
翠星石「……(よっぽど苦労してるですね。)」
水銀燈「~♪」
金糸雀「……泣いてないわ、ピチカート。薔薇乙女たるものいつだって冷静に……うぅ…」
カリオストロ城・地下工房
翠星石「ふぅ……やっと呪いの館から出られたですね。まったく災難だったですぅ。」
水銀燈「……ハァ…ハァ……ありがとうくらい言いなぁい……」
翠星石「何疲れてるですぅ?」
水銀燈「…ハァ……ハァ…(この性格は羨ましいわね……)」
翠星石「それより……ここは……?」
水銀燈「ん~……あらぁ?どうやら、ここが偽札造りの工場のようねぇ……」
翠星石「偽札がいっぱいあるですぅ。」
水銀燈「そうねぇ、これだけあれば……フフ…フフ…」
翠星石「……(よっぽど苦労してるですね。)」
水銀燈「~♪」
48: 2008/10/12(日) 22:53:22.52 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・地下工房
翠星石「偽札は水銀燈にまかせるとして……あとは姫人間をどうやって連れ出すですか……」
翠星石「多分……部屋の前には警備してる人間がいるですぅ……」
翠星石「スィドリームもまだ帰ってこないですし……」
翠星石「鏡が撤去されてなければ……楽なのですが……」
翠星石「……とにかく行ってみるですぅ。」
翠星石「水銀燈、メイメイを貸して欲しいですぅ。」
水銀燈「絶対に嫌よぉ。」
翠星石「………しょうがないですぅ。スィドリームを待つしかないですぅ。」
水銀燈「ルルル♪ルルル♪ルルル~♪乳酸菌をとると~♪」
翠星石「………(乳酸菌天国……)」
スィドリーム「……」
翠星石「あ、スィドリーム戻ってきたですか、ちょうどいいですぅ…あれ?指輪を持ってるですぅ。蒼星石はいなかったですか?」
翠星石「まぁ、とにかく行ってみないとわからないですね。クラリス待ってろですぅー」
翠星石「偽札は水銀燈にまかせるとして……あとは姫人間をどうやって連れ出すですか……」
翠星石「多分……部屋の前には警備してる人間がいるですぅ……」
翠星石「スィドリームもまだ帰ってこないですし……」
翠星石「鏡が撤去されてなければ……楽なのですが……」
翠星石「……とにかく行ってみるですぅ。」
翠星石「水銀燈、メイメイを貸して欲しいですぅ。」
水銀燈「絶対に嫌よぉ。」
翠星石「………しょうがないですぅ。スィドリームを待つしかないですぅ。」
水銀燈「ルルル♪ルルル♪ルルル~♪乳酸菌をとると~♪」
翠星石「………(乳酸菌天国……)」
スィドリーム「……」
翠星石「あ、スィドリーム戻ってきたですか、ちょうどいいですぅ…あれ?指輪を持ってるですぅ。蒼星石はいなかったですか?」
翠星石「まぁ、とにかく行ってみないとわからないですね。クラリス待ってろですぅー」
50: 2008/10/12(日) 23:18:55.11 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・離れの塔
クラリス「………」
翠星石「……まったく馬鹿な人間共ですぅ。」
クラリス「翠星石!来ては駄目!」
翠星石「何言ってるですか?迎えにきたです。急いでこっちに…」
翠星石「え……?」
パリーン
翠星石「か…鏡が……」
伯爵「ククク……やぁ、また会えたね。」
翠星石「……くっ……罠ですか……」
伯爵「大人しく指輪を返したまえ。それともバラバラにされたいかね?」
クラリス「翠星石。お願い……」
翠星石「……い……」
伯爵「……?」
翠星石「嫌に決まってるですぅ!この変O逆三角形!」
伯爵「ククク……ユニークな人形だな……ジョドー……やれ」
翠星石「……(大ピンチですぅ)」
クラリス「待ちなさい!その娘に近づいたら舌を噛んで氏にます。その娘を無事に返したら私は大人しく貴方と結婚します。」
クラリス「………」
翠星石「……まったく馬鹿な人間共ですぅ。」
クラリス「翠星石!来ては駄目!」
翠星石「何言ってるですか?迎えにきたです。急いでこっちに…」
翠星石「え……?」
パリーン
翠星石「か…鏡が……」
伯爵「ククク……やぁ、また会えたね。」
翠星石「……くっ……罠ですか……」
伯爵「大人しく指輪を返したまえ。それともバラバラにされたいかね?」
クラリス「翠星石。お願い……」
翠星石「……い……」
伯爵「……?」
翠星石「嫌に決まってるですぅ!この変O逆三角形!」
伯爵「ククク……ユニークな人形だな……ジョドー……やれ」
翠星石「……(大ピンチですぅ)」
クラリス「待ちなさい!その娘に近づいたら舌を噛んで氏にます。その娘を無事に返したら私は大人しく貴方と結婚します。」
51: 2008/10/12(日) 23:20:30.17 ID:C8B99z8tO
伯爵「………ジョドー。」
伯爵「クラリス……まぁ、いいだろう。指輪さえ返して貰えたらその人形は見逃してやろう。」
クラリス「……翠星石……指輪を……」
翠星石「駄目ですぅ、あんな悪人間と結婚なんか絶対に…」
クラリス「翠星石。お願いだから……」
翠星石「…でも……」
クラリス「……ね?」
翠星石「翠星石のせいで……」
クラリス「いいのよ……私感謝してるの……大事なお友達の為になら、って思えたら耐えられるから……ね?お願い。」
翠星石「……指輪ですぅ……」
クラリス「ありがとう。」
翠星石「………(ごめんなさいですぅ……)」
伯爵「さぁ、クラリスそれを持ってこっちへ来るんだ……」
ジョドー「………あの人形を撃ちますか?……」
伯爵「……指輪が戻ってからだ……」
翠星石「………うぅ…」
蒼星石「翠星石こっちだ!」
翠星石「……え?」
伯爵「撃て……逃がすな!」
クラリス「ひ、卑怯者!逃がすと約束して!」
伯爵「…あんな薄気味悪い人形を生かして帰すと思ったのか?」
伯爵「クラリス……まぁ、いいだろう。指輪さえ返して貰えたらその人形は見逃してやろう。」
クラリス「……翠星石……指輪を……」
翠星石「駄目ですぅ、あんな悪人間と結婚なんか絶対に…」
クラリス「翠星石。お願いだから……」
翠星石「…でも……」
クラリス「……ね?」
翠星石「翠星石のせいで……」
クラリス「いいのよ……私感謝してるの……大事なお友達の為になら、って思えたら耐えられるから……ね?お願い。」
翠星石「……指輪ですぅ……」
クラリス「ありがとう。」
翠星石「………(ごめんなさいですぅ……)」
伯爵「さぁ、クラリスそれを持ってこっちへ来るんだ……」
ジョドー「………あの人形を撃ちますか?……」
伯爵「……指輪が戻ってからだ……」
翠星石「………うぅ…」
蒼星石「翠星石こっちだ!」
翠星石「……え?」
伯爵「撃て……逃がすな!」
クラリス「ひ、卑怯者!逃がすと約束して!」
伯爵「…あんな薄気味悪い人形を生かして帰すと思ったのか?」
52: 2008/10/12(日) 23:42:32.26 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・上空
翠星石「蒼星石ぃ~……降すですぅ。まだクラリスを……」
蒼星石「今は無理だよ……ここは一度ひくんだ。」
翠星石「嫌ですぅ。降…し…て………ぁ……」
蒼星石「翠星石?」
翠星石「……………」
蒼星石「ゼンマイ?こんな時に……」
蒼星石「スィドリーム……翠星石の鞄とネジを探して来て。」
蒼星石「……ふぅ……水銀燈は、放っておいても大丈夫かな?
それにしても……色々面倒になったね……」
蒼星石「……(まぁ、翠星石がマスターにしたい人を見つけられただけでいいか……)」
翠星石「蒼星石ぃ~……降すですぅ。まだクラリスを……」
蒼星石「今は無理だよ……ここは一度ひくんだ。」
翠星石「嫌ですぅ。降…し…て………ぁ……」
蒼星石「翠星石?」
翠星石「……………」
蒼星石「ゼンマイ?こんな時に……」
蒼星石「スィドリーム……翠星石の鞄とネジを探して来て。」
蒼星石「……ふぅ……水銀燈は、放っておいても大丈夫かな?
それにしても……色々面倒になったね……」
蒼星石「……(まぁ、翠星石がマスターにしたい人を見つけられただけでいいか……)」
53: 2008/10/12(日) 23:44:34.00 ID:C8B99z8tO
カリオストロ城・地下某所
金糸雀「ピチカートが出口を探しに行ってくらいから一時間くらいなのかしら……」
金糸雀「うぅ…お腹空いたわ……」
「……誰かいるのか?」
金糸雀「キャー誰かしらー?」
銭形「カナなのか?」
金糸雀「幸ちゃん……幸ちゃんなのかしらー。」
銭形「無事だったか~!カナも落とし穴か?わしがたまご焼きもらって帰ってきたら居なくなっておったから……心配したぞ~。」
金糸雀「カナも嬉しいけど、幸ちゃん痛い、痛いわー」
銭形「ところで、カナ……出口はどっちだ?」
金糸雀「……やっぱりピチカート次第かしら………」
銭形「それと、カナ。ほら、たまご焼きだ。ラップに包んでポケットにいれとったから少し潰れてしまったが……」
金糸雀「キャー!幸ちゃん大好きかしらー!」
金糸雀「ピチカートが出口を探しに行ってくらいから一時間くらいなのかしら……」
金糸雀「うぅ…お腹空いたわ……」
「……誰かいるのか?」
金糸雀「キャー誰かしらー?」
銭形「カナなのか?」
金糸雀「幸ちゃん……幸ちゃんなのかしらー。」
銭形「無事だったか~!カナも落とし穴か?わしがたまご焼きもらって帰ってきたら居なくなっておったから……心配したぞ~。」
金糸雀「カナも嬉しいけど、幸ちゃん痛い、痛いわー」
銭形「ところで、カナ……出口はどっちだ?」
金糸雀「……やっぱりピチカート次第かしら………」
銭形「それと、カナ。ほら、たまご焼きだ。ラップに包んでポケットにいれとったから少し潰れてしまったが……」
金糸雀「キャー!幸ちゃん大好きかしらー!」
54: 2008/10/12(日) 23:47:50.11 ID:C8B99z8tO
煙草きれました。すいませんがコンビニへ……次投下はさらに遅くなるかもです。m(_ _)m
59: 2008/10/13(月) 00:29:05.98 ID:HA5A1UZ9O
カリオストロ城・地下工房
水銀燈「どれにしようかしらぁ~♪」
「誰だ!?そこで何をしている!?」
水銀燈「え?もう見つかっちゃったのぉ……」
黒服A「待て!なんだ貴様は?」
水銀燈「まぁ、これだけでいいわ………」
黒服B「飛んだ?化けもんか?くそっ、止まれ!」
水銀燈「フフ…さよならぁ~…………」
黒服A「なんだ?この羽根……前が見えん。」
黒服C「ど、どこにいった?」
黒服B「探せ!まだ近くにいるはずだ。」
水銀燈「どれにしようかしらぁ~♪」
「誰だ!?そこで何をしている!?」
水銀燈「え?もう見つかっちゃったのぉ……」
黒服A「待て!なんだ貴様は?」
水銀燈「まぁ、これだけでいいわ………」
黒服B「飛んだ?化けもんか?くそっ、止まれ!」
水銀燈「フフ…さよならぁ~…………」
黒服A「なんだ?この羽根……前が見えん。」
黒服C「ど、どこにいった?」
黒服B「探せ!まだ近くにいるはずだ。」
60: 2008/10/13(月) 00:30:38.09 ID:HA5A1UZ9O
旧大公の城跡・庭師の小屋
水銀燈「ふぅ…疲れたわ…あらぁ?翠星石どうしたのぉ?」
蒼星石「水銀燈……ああ。ゼンマイがね……」
水銀燈「…ネジは?」
蒼星石「鞄と一緒に落としたらしい……今、スィドリームが探してるよ。」
水銀燈「そうなの。まぁ、どうでもいいけど……~♪」
蒼星石「……その様子じゃ、君の方は上手くいったみたいだね。」
水銀燈「フフ……見てぇ、このお金、ゼロがいっぱいあるのよぅ~♪」
蒼星石「……じ…ジンバブエ$……しかも旧札で一千万$札。」
水銀燈「~♪」
蒼星石「水銀燈……そのお金じゃ、ヤクルトも買えないと思うよ……」
水銀燈「………え?」
水銀燈「ふぅ…疲れたわ…あらぁ?翠星石どうしたのぉ?」
蒼星石「水銀燈……ああ。ゼンマイがね……」
水銀燈「…ネジは?」
蒼星石「鞄と一緒に落としたらしい……今、スィドリームが探してるよ。」
水銀燈「そうなの。まぁ、どうでもいいけど……~♪」
蒼星石「……その様子じゃ、君の方は上手くいったみたいだね。」
水銀燈「フフ……見てぇ、このお金、ゼロがいっぱいあるのよぅ~♪」
蒼星石「……じ…ジンバブエ$……しかも旧札で一千万$札。」
水銀燈「~♪」
蒼星石「水銀燈……そのお金じゃ、ヤクルトも買えないと思うよ……」
水銀燈「………え?」
63: 2008/10/13(月) 00:43:27.77 ID:HA5A1UZ9O
旧大公の城跡・庭師の小屋
翠星石「………ん…」
蒼星石「あ、気がついた。」
庭師「よかったな。」
翠星石「……ここは…………あ!」
蒼星石「?」
翠星石「結婚式は?クラリスはどうしたですぅ?」
蒼星石「落ち着きなよ。結婚式は明日だよ。」
翠星石「あ、明日?」
蒼星石「翠星石の鞄を探すのに手間取って、昨日一日掛かりだよ……」
水銀燈「私も手伝ったのよぅ、感謝しなさぁい。」
翠星石「こ、こうしちゃいらんないですぅ。すぐに行かないと……」
蒼星石「……多分無理だよ。」
翠星石「え?」
蒼星石「警備がとにかくすごいんだ、昨日は僕も人間や猟犬に追いかけ回されたよ……」
水銀燈「おかげで地下工房なんて近づけもしないわぁ……」
翠星石「え?水銀燈は偽札持って来なかったですか?」
蒼星石「フフ…説明してあげたら?水銀燈。」
水銀燈「そ、蒼星石ぃ……」
翠星石「?」
庭師「…それよりお前さん達は本当に姫様を助けに?」
翠星石「……そのつもりですぅ。こ、コラー犬…そんな所…舐めちゃ駄目ですぅ…」
蒼星石「………はぁ」
翠星石「………ん…」
蒼星石「あ、気がついた。」
庭師「よかったな。」
翠星石「……ここは…………あ!」
蒼星石「?」
翠星石「結婚式は?クラリスはどうしたですぅ?」
蒼星石「落ち着きなよ。結婚式は明日だよ。」
翠星石「あ、明日?」
蒼星石「翠星石の鞄を探すのに手間取って、昨日一日掛かりだよ……」
水銀燈「私も手伝ったのよぅ、感謝しなさぁい。」
翠星石「こ、こうしちゃいらんないですぅ。すぐに行かないと……」
蒼星石「……多分無理だよ。」
翠星石「え?」
蒼星石「警備がとにかくすごいんだ、昨日は僕も人間や猟犬に追いかけ回されたよ……」
水銀燈「おかげで地下工房なんて近づけもしないわぁ……」
翠星石「え?水銀燈は偽札持って来なかったですか?」
蒼星石「フフ…説明してあげたら?水銀燈。」
水銀燈「そ、蒼星石ぃ……」
翠星石「?」
庭師「…それよりお前さん達は本当に姫様を助けに?」
翠星石「……そのつもりですぅ。こ、コラー犬…そんな所…舐めちゃ駄目ですぅ…」
蒼星石「………はぁ」
65: 2008/10/13(月) 00:55:44.43 ID:HA5A1UZ9O
カリオストロ城・礼拝堂
銭形「ふぅ、ようやく出られたか……カナ、悪いが…」
金糸雀「大丈夫……喋らないわ……………」
銭形「………(それにしても落とし穴といい、地下の氏体の山といい……なんだんだこの城は?)」
ジョドー「……ほぅ、まさか生きて出てくるとは……」
銭形「おお、そこの執事さん。悪いが部屋まで……」
ジョドー「ローゼンメイデンか……銭形とやら、悪いが旦那様の命令なのだ……悪いが二人とも氏んで貰うぞ!」
銭形「なんだぁ!?」
ジョドー「……避けたか……」
銭形「ちぃ……やはり城ぐるみで何かやっているのか?」
金糸雀「幸ちゃん……戦闘かしら?」
銭形「いや……逃げるぞ!」
ジョドー「馬鹿め……逃がすと思うのか!」
銭形「ふぅ、ようやく出られたか……カナ、悪いが…」
金糸雀「大丈夫……喋らないわ……………」
銭形「………(それにしても落とし穴といい、地下の氏体の山といい……なんだんだこの城は?)」
ジョドー「……ほぅ、まさか生きて出てくるとは……」
銭形「おお、そこの執事さん。悪いが部屋まで……」
ジョドー「ローゼンメイデンか……銭形とやら、悪いが旦那様の命令なのだ……悪いが二人とも氏んで貰うぞ!」
銭形「なんだぁ!?」
ジョドー「……避けたか……」
銭形「ちぃ……やはり城ぐるみで何かやっているのか?」
金糸雀「幸ちゃん……戦闘かしら?」
銭形「いや……逃げるぞ!」
ジョドー「馬鹿め……逃がすと思うのか!」
66: 2008/10/13(月) 00:57:30.81 ID:HA5A1UZ9O
旧大公殿下の城跡・庭師の小屋
庭師「でわ、わしは帰るが……何か手伝う事があれば言ってくれ。……じゃあな、行くぞカール。」
翠星石「………」
蒼星石「…残念だけど、明日の警備はかなり厳しいと思う…だから……」
翠星石「………」
水銀燈「……あらぁ?なんの音かしらぁ?」
蒼星石「何かの……エンジン音だね?」
水銀燈「郵便かしらぁこんな時間にぃ………手紙ね?誰かしら……」
翠星石「あっ、不二子からですぅ。」
水銀燈「………なぁんて書いてあるの?」
翠星石「新聞の切り抜きですぅ。」
翠星石「え~っとですね……結婚式当日に余興としてサーカスや人形劇の劇団のカリオストロ城に招かれる。
その後、一週間はカリオストロ公国内で講演される……裏には……幸運を祈っているわ~不二子より……ですぅ。」
水銀燈「ふ~ん……なるほどねぇ……」
蒼星石「それに紛れる………か。」
翠星石「希望が見えてきたですぅ。……二人とも手伝ってくれますか?」
蒼星石「ああ、行くよ。乗りかかった船だからね。それに、行かなかったら君に何をされるか……」
翠星石「ありがとうですぅ~!蒼星石~!」
蒼星石「ちょっ、抱き着かないでよ……それで水銀燈はどうするの?」
水銀燈「もちろん、行くわよ。まぁ、お姫様に興味は……」
翠星石「お姉ちゃん!ありがとうですぅ~!」
水銀燈「引っ付かないでぇ……」
翠星石「じゃあ、明日は突撃ですぅ!今度は綿密な作戦を立てるですぅ!」
蒼星石「ああ。」
水銀燈「ええ……(お姉ちゃんか…………フフ)」
庭師「でわ、わしは帰るが……何か手伝う事があれば言ってくれ。……じゃあな、行くぞカール。」
翠星石「………」
蒼星石「…残念だけど、明日の警備はかなり厳しいと思う…だから……」
翠星石「………」
水銀燈「……あらぁ?なんの音かしらぁ?」
蒼星石「何かの……エンジン音だね?」
水銀燈「郵便かしらぁこんな時間にぃ………手紙ね?誰かしら……」
翠星石「あっ、不二子からですぅ。」
水銀燈「………なぁんて書いてあるの?」
翠星石「新聞の切り抜きですぅ。」
翠星石「え~っとですね……結婚式当日に余興としてサーカスや人形劇の劇団のカリオストロ城に招かれる。
その後、一週間はカリオストロ公国内で講演される……裏には……幸運を祈っているわ~不二子より……ですぅ。」
水銀燈「ふ~ん……なるほどねぇ……」
蒼星石「それに紛れる………か。」
翠星石「希望が見えてきたですぅ。……二人とも手伝ってくれますか?」
蒼星石「ああ、行くよ。乗りかかった船だからね。それに、行かなかったら君に何をされるか……」
翠星石「ありがとうですぅ~!蒼星石~!」
蒼星石「ちょっ、抱き着かないでよ……それで水銀燈はどうするの?」
水銀燈「もちろん、行くわよ。まぁ、お姫様に興味は……」
翠星石「お姉ちゃん!ありがとうですぅ~!」
水銀燈「引っ付かないでぇ……」
翠星石「じゃあ、明日は突撃ですぅ!今度は綿密な作戦を立てるですぅ!」
蒼星石「ああ。」
水銀燈「ええ……(お姉ちゃんか…………フフ)」
68: 2008/10/13(月) 01:13:49.55 ID:HA5A1UZ9O
カリオストロ城下街
銭形「……だからぁ~、さっきから言ってるでしょう!私は、殺されかけたんですよ!それに~偽札造りの疑惑も……もしもし?もしもし~ぃ?……切りおった……」
金糸雀「幸ちゃん、応援は来てくれないのかしら?」
銭形「……ああ。どうやら上は伯爵に買収されてるらしい……わしもルパン逮捕に戻っていいそうだ……」
金糸雀「よ、よかったかしら。幸ちゃん…?」
銭形「カナ……わしは……いや、デカってやつぁな。相手が誰だろうと悪人にはワッパをかけなきゃならんのだ。
だから……わしは一人でも行くぞ。ルパン逮捕はその後だ!」
金糸雀「幸ちゃん………それから、カナの頭脳も役立てるかしら。カナも行くわ。」
銭形「カナ……気持ちは嬉しいが駄目だ。」
金糸雀「あら?幸ちゃんはカナを立派なデカにしてくれないのかしら?」
銭形「カナ………危険だぞ?」
金糸雀「カナは薔薇乙女一の才女なのかしら、だから楽してズルして平気なのかしら。」
銭形「…うぅ…カナ……わしは……わしはこんないい娘を持って幸せものだぁ……嬉しいぞぉ~。」
金糸雀「……娘かしら?……幸ちゃん……カナも嬉しい…………」
銭形「……だからぁ~、さっきから言ってるでしょう!私は、殺されかけたんですよ!それに~偽札造りの疑惑も……もしもし?もしもし~ぃ?……切りおった……」
金糸雀「幸ちゃん、応援は来てくれないのかしら?」
銭形「……ああ。どうやら上は伯爵に買収されてるらしい……わしもルパン逮捕に戻っていいそうだ……」
金糸雀「よ、よかったかしら。幸ちゃん…?」
銭形「カナ……わしは……いや、デカってやつぁな。相手が誰だろうと悪人にはワッパをかけなきゃならんのだ。
だから……わしは一人でも行くぞ。ルパン逮捕はその後だ!」
金糸雀「幸ちゃん………それから、カナの頭脳も役立てるかしら。カナも行くわ。」
銭形「カナ……気持ちは嬉しいが駄目だ。」
金糸雀「あら?幸ちゃんはカナを立派なデカにしてくれないのかしら?」
銭形「カナ………危険だぞ?」
金糸雀「カナは薔薇乙女一の才女なのかしら、だから楽してズルして平気なのかしら。」
銭形「…うぅ…カナ……わしは……わしはこんないい娘を持って幸せものだぁ……嬉しいぞぉ~。」
金糸雀「……娘かしら?……幸ちゃん……カナも嬉しい…………」
71: 2008/10/13(月) 01:27:43.04 ID:HA5A1UZ9O
結婚式・当日
カリオストロ城・城門
ジョドー「おお、大司教様が到着されたようだ。」
グフタフ「ジョドー様、あの人形共や、インターポールは来るでしょうか?」
ジョドー「インターポールの方は大丈夫だろう。人形の方はおそらく人形劇団に混じってくるだろう。」
グフタフ「それで人形劇団を呼ばれたんですか?」
ジョドー「フフフ……。まぁ、お前は城外を守っておれば良いのだ。」
グフタフ「……はっ。」
ジョドー「さて……フフフ」
カリオストロ城内
黒服「ジョドー様、不審な人形は見当たりませんね……」
ジョドー「……く、わざわざ用意してやったのに…」
黒服「……来ないのでは?」
ジョドー「かもしれんな……」
カリオストロ城・城門
ジョドー「おお、大司教様が到着されたようだ。」
グフタフ「ジョドー様、あの人形共や、インターポールは来るでしょうか?」
ジョドー「インターポールの方は大丈夫だろう。人形の方はおそらく人形劇団に混じってくるだろう。」
グフタフ「それで人形劇団を呼ばれたんですか?」
ジョドー「フフフ……。まぁ、お前は城外を守っておれば良いのだ。」
グフタフ「……はっ。」
ジョドー「さて……フフフ」
カリオストロ城内
黒服「ジョドー様、不審な人形は見当たりませんね……」
ジョドー「……く、わざわざ用意してやったのに…」
黒服「……来ないのでは?」
ジョドー「かもしれんな……」
74: 2008/10/13(月) 01:44:07.61 ID:HA5A1UZ9O
カリオストロ城・礼拝堂
大司教「では、これより婚礼の儀を始める。
双方カリオストロの正式な後継者である証をここへ……
では、クラリス・ド・カリオストロよ……貴殿はこの婚礼を認め、その生涯を夫に捧げる事を認めるか?異議なき場合は沈黙を持って答えよ………」
クラリス「…………」
大司教「それでは……」
「異議有りですぅ!」
伯爵「やはり、現れよったか……太閤の亡霊人形よ。」
ジョドー「なんだこれは?人形が大量に動き回っておる……こんな事ができるのか?」
大司教「これでは式は無理だ…」
伯爵「いや、良い余興だ。人形全てを八つ裂きしろ。」
人形「………」
大司教「な、なんだ…この煙りは…………zZZ……」
伯爵「催眠ガスか?小癪な真似を……」
翠星石「迎えに来たですぅ!」
大司教「では、これより婚礼の儀を始める。
双方カリオストロの正式な後継者である証をここへ……
では、クラリス・ド・カリオストロよ……貴殿はこの婚礼を認め、その生涯を夫に捧げる事を認めるか?異議なき場合は沈黙を持って答えよ………」
クラリス「…………」
大司教「それでは……」
「異議有りですぅ!」
伯爵「やはり、現れよったか……太閤の亡霊人形よ。」
ジョドー「なんだこれは?人形が大量に動き回っておる……こんな事ができるのか?」
大司教「これでは式は無理だ…」
伯爵「いや、良い余興だ。人形全てを八つ裂きしろ。」
人形「………」
大司教「な、なんだ…この煙りは…………zZZ……」
伯爵「催眠ガスか?小癪な真似を……」
翠星石「迎えに来たですぅ!」
76: 2008/10/13(月) 01:47:39.36 ID:HA5A1UZ9O
~回想~
水銀燈「考えたんだけどぉ……人形劇団に紛れるのは少しわかりやすいと思うわぁ…」
蒼星石「僕もそう思うな……」
翠星石「………確かにですぅ。」
翠星石「あ、朝刊ですぅ……バチカンから大司教様が結婚式の為に来るですか………」
水銀燈「大司教?この胡散臭い白ヒゲがぁ?」
蒼星石「………」
翠星石「……閃いたですぅ!」
回想~カリオストロ公国内・某所
大司教「………混んでおるな……遅れてしまうぞ。」
運転手「すいません。なんとか間に合わせますんで。」
「おじいさんが大司教様ですか?」
大司教「そうだが……お嬢ちゃん達は……いつ入ってきたんじゃ?」
翠星石「ごめんなさいですぅ。」
大司教「あ痛っ……」
運転手「大司教様?どうかしました?」
大司教「…zZZ…zZZ……」
運転手「お疲れなのかな……」
翠星石「スィドリーム。お邪魔するですぅ。」
水銀燈「考えたんだけどぉ……人形劇団に紛れるのは少しわかりやすいと思うわぁ…」
蒼星石「僕もそう思うな……」
翠星石「………確かにですぅ。」
翠星石「あ、朝刊ですぅ……バチカンから大司教様が結婚式の為に来るですか………」
水銀燈「大司教?この胡散臭い白ヒゲがぁ?」
蒼星石「………」
翠星石「……閃いたですぅ!」
回想~カリオストロ公国内・某所
大司教「………混んでおるな……遅れてしまうぞ。」
運転手「すいません。なんとか間に合わせますんで。」
「おじいさんが大司教様ですか?」
大司教「そうだが……お嬢ちゃん達は……いつ入ってきたんじゃ?」
翠星石「ごめんなさいですぅ。」
大司教「あ痛っ……」
運転手「大司教様?どうかしました?」
大司教「…zZZ…zZZ……」
運転手「お疲れなのかな……」
翠星石「スィドリーム。お邪魔するですぅ。」
79: 2008/10/13(月) 02:08:27.60 ID:HA5A1UZ9O
カリオストロ城・礼拝堂
伯爵「な?貴様どこから現れた?」
翠星石「夢の中から颯爽と登場ですぅ!」
クラリス「…………翠……星…石…………翠星石!」
翠星石「ヌフフですぅ。クラリス抱き上げて欲しいですぅ。指輪も二つ頂きですぅー。」
伯爵「貴様~」
翠星石「妬くな、妬くなですぅ~。口リコン伯爵火傷するぜぇ~ですぅ。(時間ですね)」
ジョドー「だ、旦那様……は、花火が……」
伯爵「くそっ……」
翠星石「クラリス、今ですぅ!早く大司教様の夢の中へ………」
クラリス「はいっ!」
伯爵「……消えただと?この雲のようなものは一体……ジョドー、追うぞ!」
ジョドー「はい、グフタフお前たちは城内の人形たちを始末しろ。」
グフタス「はい!かかれー。」
銭形「お~っと、その前に全員逮捕だ!」
金糸雀「カナも居るかしらー。」
伯爵「な?貴様どこから現れた?」
翠星石「夢の中から颯爽と登場ですぅ!」
クラリス「…………翠……星…石…………翠星石!」
翠星石「ヌフフですぅ。クラリス抱き上げて欲しいですぅ。指輪も二つ頂きですぅー。」
伯爵「貴様~」
翠星石「妬くな、妬くなですぅ~。口リコン伯爵火傷するぜぇ~ですぅ。(時間ですね)」
ジョドー「だ、旦那様……は、花火が……」
伯爵「くそっ……」
翠星石「クラリス、今ですぅ!早く大司教様の夢の中へ………」
クラリス「はいっ!」
伯爵「……消えただと?この雲のようなものは一体……ジョドー、追うぞ!」
ジョドー「はい、グフタフお前たちは城内の人形たちを始末しろ。」
グフタス「はい!かかれー。」
銭形「お~っと、その前に全員逮捕だ!」
金糸雀「カナも居るかしらー。」
81: 2008/10/13(月) 02:43:24.38 ID:HA5A1UZ9O
大司教・夢の中
クラリス「翠星石、ありがとう。来てくれたのね……」
翠星石「礼には及ばないですぅ。」
クラリス「何故貴方は私の為なんかにこんな……」
翠星石「いいですか~?
お姫様は……
お姫様ってのは幸せじゃないといけないんですぅ!
お姫様は女の子の憧れなんですぅ!
それはドールも一緒なんですぅ!だから……クラリスは必ず幸せになるですぅ。それに……」
翠星石「私達は友達ですぅ!」
クラリス「翠星石……」
水銀燈「どうでもいいけどぉ~早く行ったらぁ~?」
クラリス「まぁ、綺麗……天使様のお人形さんなのね……」
水銀燈「はぁ?」
蒼星石「……あいつら入ってきたみたいだから。早く行って。」
翠星石「じゃあ、手筈通りに水銀燈は偽札を……蒼星石はあいつらの時間を稼ぐですぅ。くれぐれも無理はしちゃ駄目ですよ。さぁ、クラリス行くですぅ」
クラリス「はい……蒼星石様も……天使様もお気を付けて……本当にありがとう。」
翠星石「早く来るですぅ。」
クラリス「はい……」
蒼星石「君も気をつけて……」
水銀燈「……ふ、あきれた。おばかさぁんね……こんな真っ黒い天使がいるわけないじゃない……」
蒼星石「……あれ?行かないのかい?」
水銀燈「…す、少しだけ時間稼ぎに付き合ってあげるわぁ……でも、なんとなくよ……なんとなく……」
蒼星石「フフ……なんとなく……ね。」
水銀燈「な、何よ……」
蒼星石「あ、来たみたいだ。」
クラリス「翠星石、ありがとう。来てくれたのね……」
翠星石「礼には及ばないですぅ。」
クラリス「何故貴方は私の為なんかにこんな……」
翠星石「いいですか~?
お姫様は……
お姫様ってのは幸せじゃないといけないんですぅ!
お姫様は女の子の憧れなんですぅ!
それはドールも一緒なんですぅ!だから……クラリスは必ず幸せになるですぅ。それに……」
翠星石「私達は友達ですぅ!」
クラリス「翠星石……」
水銀燈「どうでもいいけどぉ~早く行ったらぁ~?」
クラリス「まぁ、綺麗……天使様のお人形さんなのね……」
水銀燈「はぁ?」
蒼星石「……あいつら入ってきたみたいだから。早く行って。」
翠星石「じゃあ、手筈通りに水銀燈は偽札を……蒼星石はあいつらの時間を稼ぐですぅ。くれぐれも無理はしちゃ駄目ですよ。さぁ、クラリス行くですぅ」
クラリス「はい……蒼星石様も……天使様もお気を付けて……本当にありがとう。」
翠星石「早く来るですぅ。」
クラリス「はい……」
蒼星石「君も気をつけて……」
水銀燈「……ふ、あきれた。おばかさぁんね……こんな真っ黒い天使がいるわけないじゃない……」
蒼星石「……あれ?行かないのかい?」
水銀燈「…す、少しだけ時間稼ぎに付き合ってあげるわぁ……でも、なんとなくよ……なんとなく……」
蒼星石「フフ……なんとなく……ね。」
水銀燈「な、何よ……」
蒼星石「あ、来たみたいだ。」
82: 2008/10/13(月) 02:46:28.96 ID:HA5A1UZ9O
大司教の夢の中
伯爵「……また人形か?ジョドーここは任せる。私は奴らを追う。」
ジョドー「かしこまりました。」
水銀燈「ちょっと…行かせると思うのぉ~?」
ジョドー「………」
水銀燈「危っなぁい……な、何コイツ……本当に人間なのぉ?」
蒼星石「…伯爵は行ってしまったか……水銀燈、ここは僕に任せて君は偽札と外の人間を……伯爵は翠星石に任せよう。」
水銀燈「わかったわぁ……」
ジョドー「……行かせるものか!」
蒼星石「おっと、貴方は僕がお相手しよう。」
ジョドー「……小癪な。」
蒼星石「今宵の庭師の鋏は一味違うよ……なんてね。」
伯爵「……また人形か?ジョドーここは任せる。私は奴らを追う。」
ジョドー「かしこまりました。」
水銀燈「ちょっと…行かせると思うのぉ~?」
ジョドー「………」
水銀燈「危っなぁい……な、何コイツ……本当に人間なのぉ?」
蒼星石「…伯爵は行ってしまったか……水銀燈、ここは僕に任せて君は偽札と外の人間を……伯爵は翠星石に任せよう。」
水銀燈「わかったわぁ……」
ジョドー「……行かせるものか!」
蒼星石「おっと、貴方は僕がお相手しよう。」
ジョドー「……小癪な。」
蒼星石「今宵の庭師の鋏は一味違うよ……なんてね。」
83: 2008/10/13(月) 02:51:22.11 ID:HA5A1UZ9O
大司教の夢の中
伯爵「……また人形か?ジョドーここは任せる。私は奴らを追う。」
ジョドー「かしこまりました。」
水銀燈「ちょっと…行かせると思うのぉ~?」
ジョドー「……小娘が……氏ねぇ…」
水銀燈「危っなぁい……な、何コイツ……本当に人間なのぉ?」
蒼星石「…伯爵は行ってしまったか……水銀燈、ここは僕に任せて君は偽札と外の人間を……
伯爵は翠星石に任せよう。」
水銀燈「わかったわぁ……」
ジョドー「……行かせるものか!」
蒼星石「おっと、貴方は僕がお相手しよう。」
ジョドー「……小癪な。」
蒼星石「今宵の庭師の鋏は一味違うよ……なんてね。」
伯爵「……また人形か?ジョドーここは任せる。私は奴らを追う。」
ジョドー「かしこまりました。」
水銀燈「ちょっと…行かせると思うのぉ~?」
ジョドー「……小娘が……氏ねぇ…」
水銀燈「危っなぁい……な、何コイツ……本当に人間なのぉ?」
蒼星石「…伯爵は行ってしまったか……水銀燈、ここは僕に任せて君は偽札と外の人間を……
伯爵は翠星石に任せよう。」
水銀燈「わかったわぁ……」
ジョドー「……行かせるものか!」
蒼星石「おっと、貴方は僕がお相手しよう。」
ジョドー「……小癪な。」
蒼星石「今宵の庭師の鋏は一味違うよ……なんてね。」
85: 2008/10/13(月) 03:09:06.18 ID:HA5A1UZ9O
カリオストロ城・地下工房
水銀燈「これかしら……一万円札ね……フフ」
水銀燈「……足音?」
銭形「なんだぁ。ここは?」
金糸雀「まるで造営局かしら。」
銭形「よ~し!カナ、証拠としてビデオを撮るんだ。」
金糸雀「了解かしら。」
水銀燈「………(そろそろ、引き時かしらねぇ……また誰か来た?)」
銭形「ん?テレビ局の奴らここまで……不二子か?」
不二子「ええ、銭形警部……宇宙衛星生中継よ。」
銭形「見てくれ~。これは偽札だ~結婚式の警備をしていたらとんでもないものを見つけてしまったー…どうしよう?(恩に着る……だが、不二子お前もわしが必ず逮捕するからな。)」
金糸雀「……(幸ちゃん名演技かしらー)」
水銀燈「これかしら……一万円札ね……フフ」
水銀燈「……足音?」
銭形「なんだぁ。ここは?」
金糸雀「まるで造営局かしら。」
銭形「よ~し!カナ、証拠としてビデオを撮るんだ。」
金糸雀「了解かしら。」
水銀燈「………(そろそろ、引き時かしらねぇ……また誰か来た?)」
銭形「ん?テレビ局の奴らここまで……不二子か?」
不二子「ええ、銭形警部……宇宙衛星生中継よ。」
銭形「見てくれ~。これは偽札だ~結婚式の警備をしていたらとんでもないものを見つけてしまったー…どうしよう?(恩に着る……だが、不二子お前もわしが必ず逮捕するからな。)」
金糸雀「……(幸ちゃん名演技かしらー)」
86: 2008/10/13(月) 03:11:26.25 ID:HA5A1UZ9O
大司教の夢の中
クラリス「…大きな木……これが大司教様の木…ですか?」
翠星石「違います。これは世界樹ですぅ。」
クラリス「世界樹ですか…?」
翠星石「それより今は脱出するのが先ですぅ。」
クラリス「はい……」
翠星石「ところで、この指輪はなんなんです?あの悪人間は大事そうしてるですが……山羊の模様ですぅ…」
クラリス「……我が一族に伝わる伝説ですがあるんです。光と影が一つになるとき時出山羊の両目に我を納めよ、と。」
翠星石「……なんのこっちゃですぅ。」
伯爵「見つけたぞ、人形!」
翠星石「う…仕方ないですぅ……夢の中なら翠星石も戦えるですぅ。」
クラリス「……翠星石」
翠星石「クラリスは先に。あと、これ指輪です。持っていけですぅ。」
クラリス「翠星石……気をつけて…」
伯爵「この……人形め、八つ裂きにしてやる。」
翠星石「悪人間……いよいよ…大詰めですね。」
伯爵「…行くぞ…」
翠星石「スィドリーム。」
クラリス「…大きな木……これが大司教様の木…ですか?」
翠星石「違います。これは世界樹ですぅ。」
クラリス「世界樹ですか…?」
翠星石「それより今は脱出するのが先ですぅ。」
クラリス「はい……」
翠星石「ところで、この指輪はなんなんです?あの悪人間は大事そうしてるですが……山羊の模様ですぅ…」
クラリス「……我が一族に伝わる伝説ですがあるんです。光と影が一つになるとき時出山羊の両目に我を納めよ、と。」
翠星石「……なんのこっちゃですぅ。」
伯爵「見つけたぞ、人形!」
翠星石「う…仕方ないですぅ……夢の中なら翠星石も戦えるですぅ。」
クラリス「……翠星石」
翠星石「クラリスは先に。あと、これ指輪です。持っていけですぅ。」
クラリス「翠星石……気をつけて…」
伯爵「この……人形め、八つ裂きにしてやる。」
翠星石「悪人間……いよいよ…大詰めですね。」
伯爵「…行くぞ…」
翠星石「スィドリーム。」
89: 2008/10/13(月) 03:32:33.05 ID:HA5A1UZ9O
大司教の夢の中・世界樹
翠星石「勝負有りですぅ……」
伯爵「……くそっ。」
翠星石「命までは取らないですぅ。大人しくするですぅ。」
伯爵「……」
ジョドー「そこまでだ。人形。動けばこの人形をへし折るぞ。」
蒼星石「…………」
翠星石「蒼星石ぃ!……まさかゼンマイが……?」
伯爵「形勢は逆転のようだな。指輪はクラリスが持っているんだったな。でわ氏ねぇ……」
ジョドー「旦那様、駄目です。まずはここから出ないと…」
伯爵「…私はクラリスを追う。」
ジョドー「はい。………人形、動くなよ。」
翠星石「…………ぁ……」
ジョドー「ん?な、何ぃ……貴様なにもの……だ…ぐぁ…」
五ェ門「またつまらんものを斬ってしまった……我が同志、返してもらうぞ。」
ジョドー「………」
翠星石「修業馬鹿、なんでここに居るですぅ?」
五ェ門「話は庭師のご老体から聞いたでござる。それより…」
翠星石「クラリスを追うですぅ。蒼星石は任せるですぅ。その人間を連れて、早くここから出ろですぅ。」
五ェ門「あいわかった。おぬしも気をつけてな。」
翠星石「勝負有りですぅ……」
伯爵「……くそっ。」
翠星石「命までは取らないですぅ。大人しくするですぅ。」
伯爵「……」
ジョドー「そこまでだ。人形。動けばこの人形をへし折るぞ。」
蒼星石「…………」
翠星石「蒼星石ぃ!……まさかゼンマイが……?」
伯爵「形勢は逆転のようだな。指輪はクラリスが持っているんだったな。でわ氏ねぇ……」
ジョドー「旦那様、駄目です。まずはここから出ないと…」
伯爵「…私はクラリスを追う。」
ジョドー「はい。………人形、動くなよ。」
翠星石「…………ぁ……」
ジョドー「ん?な、何ぃ……貴様なにもの……だ…ぐぁ…」
五ェ門「またつまらんものを斬ってしまった……我が同志、返してもらうぞ。」
ジョドー「………」
翠星石「修業馬鹿、なんでここに居るですぅ?」
五ェ門「話は庭師のご老体から聞いたでござる。それより…」
翠星石「クラリスを追うですぅ。蒼星石は任せるですぅ。その人間を連れて、早くここから出ろですぅ。」
五ェ門「あいわかった。おぬしも気をつけてな。」
90: 2008/10/13(月) 03:39:21.74 ID:HA5A1UZ9O
世界樹
クラリス「!?」
伯爵「追いかけっこは終わりか?クラリス。」
クラリス「翠星石をどうしたの?」
伯爵「まだここから出なければならんからな、生かしてある。」
クラリス「………」
伯爵「指輪を返せば二人とも命だけは……」
翠星石「待つですぅ!」
クラリス「翠星石!」
伯爵「貴様何故ここに?ジョドーめ。しくじりおって……」
翠星石「観念しやがれですぅ。」
伯爵「おっと、下がれぇ。この娘の命はないぞ?」
翠星石「クラリスには指輪を渡してないですよ…。指輪はお前にやるですぅ。その変わりクラリスは連れていきます。
もし…クラリスに手を出したら………
お前を頃しますよ?」
伯爵「……いいだろう……指輪をよこせ…」
翠星石「クラリスが先ですぅ。」
伯爵「ああ…わかった………氏ねぇ!」
翠星石「キャ!」
伯爵「ククク…落ちろ人形め……切り札は最後までとっておくもんだ。指輪は確かにもらったぞ。」
クラリス「翠星石!」
伯爵「ふんっ、一緒に落ちたか……指輪さえ戻ればもはや用はない……」
伯爵「しまった……出口が……」
クラリス「!?」
伯爵「追いかけっこは終わりか?クラリス。」
クラリス「翠星石をどうしたの?」
伯爵「まだここから出なければならんからな、生かしてある。」
クラリス「………」
伯爵「指輪を返せば二人とも命だけは……」
翠星石「待つですぅ!」
クラリス「翠星石!」
伯爵「貴様何故ここに?ジョドーめ。しくじりおって……」
翠星石「観念しやがれですぅ。」
伯爵「おっと、下がれぇ。この娘の命はないぞ?」
翠星石「クラリスには指輪を渡してないですよ…。指輪はお前にやるですぅ。その変わりクラリスは連れていきます。
もし…クラリスに手を出したら………
お前を頃しますよ?」
伯爵「……いいだろう……指輪をよこせ…」
翠星石「クラリスが先ですぅ。」
伯爵「ああ…わかった………氏ねぇ!」
翠星石「キャ!」
伯爵「ククク…落ちろ人形め……切り札は最後までとっておくもんだ。指輪は確かにもらったぞ。」
クラリス「翠星石!」
伯爵「ふんっ、一緒に落ちたか……指輪さえ戻ればもはや用はない……」
伯爵「しまった……出口が……」
91: 2008/10/13(月) 03:45:41.77 ID:HA5A1UZ9O
翠星石「……クラリス……?」
クラリス「貴方一人では氏なせないわ。だって……私達はお友達でしょう?」
翠星石「………ありがとう……」
翠星石「でも、大丈夫ですぅ。ここは夢の中ですぅ。信じるですぅ。そうすれば……」
クラリス「……え」
翠星石「ほら……飛べるですぅ~」
クラリス「す…すごいわ…私……飛んでるの?」
翠星石「クラリス……これネジですぅ。あとで……巻いてくださいですぅ。」
クラリス「うん、翠星石……わかったわ。」
翠星石「…少し…疲れた…ですぅ……」
翠星石「…でも……これで………ハッピーエンドですぅ~…………」
93: 2008/10/13(月) 04:21:18.71 ID:HA5A1UZ9O
カリオストロ公国内・某草原
翠星石「……ん……」
クラリス「気がついたのね。」
翠星石「出られたですか?」
クラリス「蒼星石さんが、来てくれたのよ…」
翠星石「蒼星石が……?あ、悪人間は?」
クラリス「夢から出た後にインターポールの人に逮捕されたわ。」
翠星石「…悪が栄えた試しはないですぅ。よかったですね。クラリス。」
クラリス「うん。全部貴方のおかげよ。
それで蒼星石さんから聞いたのだけど……」
翠星石「……?」
クラリス「よかったら私と契約してもらえないですか?私は頼りにならないし、世間知らずですが……」
翠星石「……クラリス」
クラリス「私は貴方が好きです。貴方と一緒に居たいの。」
翠星石「……翠星石も…ですぅ…」
クラリス「じゃあ…」
翠星石「でも、駄目ですぅ。」
クラリス「え?」
翠星石「……ん……」
クラリス「気がついたのね。」
翠星石「出られたですか?」
クラリス「蒼星石さんが、来てくれたのよ…」
翠星石「蒼星石が……?あ、悪人間は?」
クラリス「夢から出た後にインターポールの人に逮捕されたわ。」
翠星石「…悪が栄えた試しはないですぅ。よかったですね。クラリス。」
クラリス「うん。全部貴方のおかげよ。
それで蒼星石さんから聞いたのだけど……」
翠星石「……?」
クラリス「よかったら私と契約してもらえないですか?私は頼りにならないし、世間知らずですが……」
翠星石「……クラリス」
クラリス「私は貴方が好きです。貴方と一緒に居たいの。」
翠星石「……翠星石も…ですぅ…」
クラリス「じゃあ…」
翠星石「でも、駄目ですぅ。」
クラリス「え?」
94: 2008/10/13(月) 04:26:24.72 ID:HA5A1UZ9O
翠星石「クラリスは……
やっと自由になれたんですよ。
クラリスの人生はこれから始まるんですぅ。
そんなクラリスに……指輪なんて似合わないです。
契約なんてしちゃ駄目……駄目なんですよ……
自由に……生きてみろですぅ。お姫様には……心の庭師は必要ないです……幸せになってくださいですぅ。」
クラリス「……翠星石。」
カール「わん!」
クラリス「カール。それにおじいさん。」
庭師「姫様……ご無事でなによりです。」
水銀燈「…そろそろ行きましょうかぁ?」
蒼星石「………そうだね」
翠星石「さよならですぅ……」
クラリス「あ、待って………」
クラリス「……翠星石。……ありがとう。私……絶対に幸せになってみせるわ……」
96: 2008/10/13(月) 04:33:21.09 ID:HA5A1UZ9O
金糸雀「…遅かったかしらー」
クラリス「……」
銭形「カナ…まんまとやられてしまったな…」
クラリス「いえ……翠星石達は悪い事は何もしてません……それどころか勇敢に戦ってくれたわ……」
銭形「いえ……奴らはとんでもないことをしました……」
クラリス「……」
金糸雀「貴方の運命を変えちゃったのかしらー」
クラリス「……はい」
銭形「よ~し、カナ次はルパンだ!地の果てまで追うぞ~。」
金糸雀「どこまでも着いて行くかしらー。」
クラリス「………」
庭師「なんと、気持ちのいい連中だろう」
クラリス「ええ……翠星石…きっと、また会えるのよね?
またいつの日にか会いましょうですぅ…ふふ」
97: 2008/10/13(月) 04:54:41.00 ID:HA5A1UZ9O
カリオストロ公国内・山道
翠星石「…クラリスの…木が……どうか…うぅ……健やかに……伸びやかに……ですぅ」
蒼星石「翠星石……泣き止んでよ……」
翠星石「な…泣いて…ないですぅ。……あー」
水銀燈「急にどうしたのよぅ?」
翠星石「クラリスに偽札あげてないですぅ…。」
蒼星石「多分…大丈夫だよ。あのおじいさんの話では、クラリスは王位継承するみたいだからね。お金には困らないさ。」
翠星石「よ、よかったですぅ。」
水銀燈「フフ……さぁて、どんな家に住もうかしらぁ……ん?」
蒼星石「バイクの音だね……」
不二子「あ、皆さぁん~見てこれが私の獲物よ。」
水銀燈「何これぇ?」
不二子「偽札の原板よ。あ、水銀燈ちゃん。偽札の方は多分使えないと思うわよ、紙質で見分け方あるらしいしこれからしばらくは偽札に厳しくなると思うから……んじゃあねぇん~♪」
水銀燈「……え?」
翠星石「…クラリスの…木が……どうか…うぅ……健やかに……伸びやかに……ですぅ」
蒼星石「翠星石……泣き止んでよ……」
翠星石「な…泣いて…ないですぅ。……あー」
水銀燈「急にどうしたのよぅ?」
翠星石「クラリスに偽札あげてないですぅ…。」
蒼星石「多分…大丈夫だよ。あのおじいさんの話では、クラリスは王位継承するみたいだからね。お金には困らないさ。」
翠星石「よ、よかったですぅ。」
水銀燈「フフ……さぁて、どんな家に住もうかしらぁ……ん?」
蒼星石「バイクの音だね……」
不二子「あ、皆さぁん~見てこれが私の獲物よ。」
水銀燈「何これぇ?」
不二子「偽札の原板よ。あ、水銀燈ちゃん。偽札の方は多分使えないと思うわよ、紙質で見分け方あるらしいしこれからしばらくは偽札に厳しくなると思うから……んじゃあねぇん~♪」
水銀燈「……え?」
98: 2008/10/13(月) 04:57:50.53 ID:HA5A1UZ9O
水銀燈「ちょっと、どういう事なのぉ?貴方知ってて教えなかったのね?…待ちなさぁい………」
水銀燈「あの人間め………」
蒼星石「水銀燈、どこに行くだい?」
水銀燈「もちろん、あれを奪いよ!待ちなさぁ~い……」
翠星石「行っちゃったですぅ……」
蒼星石「それじゃあ、僕も行くよ。師匠が待ってるから……」
翠星石「蒼星石ぃ~。貴方……」
蒼星石「じゃあ、翠星石。また会おう………」
翠星石「行っちゃった……ですぅ……」
翠星石「まったく……薄情もの達ですね。」
翠星石「あ、あれは人形劇団のテントですぅ。せっかくなので少し見て行くですぅ。」
99: 2008/10/13(月) 05:02:48.15 ID:HA5A1UZ9O
カリオストロ公国内・人形劇団テント前
翠星石「あれ?……この車って……」
真紅「あら、翠星石?珍しいところで会うものなのだわ。」
翠星石「な、なんで真紅がここに居るですぅ!?」
真紅「なんでって……言ったはずよ。クンクンを見に来たのだわ。世界ツアーよ。
ルパンと二日前からこの国に居たわ。ルパンはジュースを買いに行って……」
翠星石「じゃあ……人形劇の劇団って……」
ルパン「真紅~…お前ね~少しは手伝っても……あれ?翠星石ちゃん?なんで、ここに居るの?君もクンクンかい?」
真紅「それより、ルパン。間に合わなくなるのだわ。早くしてちょうだい。」
ルパン「へいへい、ま~ったく、わがままなお姫様で……ん?翠星石ちゃんどしたの?」
翠星石「ふ、二人とも近くに居たなら手伝えですぅ~~~!!」
翠星石の叫び声はカリオストロ中に響き渡ったとさ
真紅「緑ジャケットは翠星石に任せるのだわ……」
めでたし めでたし
ルパン三世~ローゼンメイデン~その3
翠星石
カリオストロの城。編
おしまい
翠星石「あれ?……この車って……」
真紅「あら、翠星石?珍しいところで会うものなのだわ。」
翠星石「な、なんで真紅がここに居るですぅ!?」
真紅「なんでって……言ったはずよ。クンクンを見に来たのだわ。世界ツアーよ。
ルパンと二日前からこの国に居たわ。ルパンはジュースを買いに行って……」
翠星石「じゃあ……人形劇の劇団って……」
ルパン「真紅~…お前ね~少しは手伝っても……あれ?翠星石ちゃん?なんで、ここに居るの?君もクンクンかい?」
真紅「それより、ルパン。間に合わなくなるのだわ。早くしてちょうだい。」
ルパン「へいへい、ま~ったく、わがままなお姫様で……ん?翠星石ちゃんどしたの?」
翠星石「ふ、二人とも近くに居たなら手伝えですぅ~~~!!」
翠星石の叫び声はカリオストロ中に響き渡ったとさ
真紅「緑ジャケットは翠星石に任せるのだわ……」
めでたし めでたし
ルパン三世~ローゼンメイデン~その3
翠星石
カリオストロの城。編
おしまい
100: 2008/10/13(月) 05:08:01.91 ID:HA5A1UZ9O
Epilogue
未明・カリオストロ城内
次元「……なんか三人ってのは久しぶりだな?」
ルパン「ヌフフ、次元ちゃんもそう思う?」
五ェ門「……………。」
次元「それよりいいのか?ルパン?」
ルパン「ん~?」
次元「あのお嬢ちゃん二人は?」
ルパン「い~まごろ、クンクン探偵の夢でも見てんじゃないか~。五ェ門こそあの娘は…?」
蒼星石「どうも。」
五ェ門「スマン、どうしてもと言われてな……」
ルパン「…まぁいいけど…」
次元「それで?…獲物ってのはなんなんだ?偽札の原板は不二子が掻っ攫ってたんだろ?」
ルパン「次元、偽札の原板なんてロマンがないだろ~俺様の獲物は大公の財宝さ。」
真紅「それはロマンがあるのだわ。」
ルパン「だろ~…………って!し、真紅?お前いつから…?」
未明・カリオストロ城内
次元「……なんか三人ってのは久しぶりだな?」
ルパン「ヌフフ、次元ちゃんもそう思う?」
五ェ門「……………。」
次元「それよりいいのか?ルパン?」
ルパン「ん~?」
次元「あのお嬢ちゃん二人は?」
ルパン「い~まごろ、クンクン探偵の夢でも見てんじゃないか~。五ェ門こそあの娘は…?」
蒼星石「どうも。」
五ェ門「スマン、どうしてもと言われてな……」
ルパン「…まぁいいけど…」
次元「それで?…獲物ってのはなんなんだ?偽札の原板は不二子が掻っ攫ってたんだろ?」
ルパン「次元、偽札の原板なんてロマンがないだろ~俺様の獲物は大公の財宝さ。」
真紅「それはロマンがあるのだわ。」
ルパン「だろ~…………って!し、真紅?お前いつから…?」
102: 2008/10/13(月) 05:14:57.26 ID:HA5A1UZ9O
真紅「私は、家来が悪い事しないかを監視しに来てあげたのだわ。でも、財宝探しは面白そうね。ルパン抱いてちょうだい。」
ルパン「…はいよ……」
次元「もう……立派な女房だな?どうだルパンこの際身を固めたら?」
五ェ門「それはいい考えでごさる。」
ルパン「っるせーー………ぁ……」
銭形「ガハハ~、ルパン逮捕だー。」
金糸雀「計算通り現れたわね…逮捕なのかしらー。」
ルパン「と、とっつぁん?どしたの?その可愛いらしい相棒は?」
ルパン「真紅、あの娘もローゼンメイデンなのかい?」
真紅「………誰?」
金糸雀「お約束ねー……真紅も逮捕かしらー!」
ルパン「逃げるぜ、みんな。」
次元「やれやれ……」
五ェ門「これも修業か。蒼星石殿行くぞ。」
蒼星石「はい、師匠。」
クラリス「なんの騒ぎですか?」
ルパン「……フフ」
真紅「ルパン、何を嬉しそうな顔をしているの?」
ルパン「ちょっとな……昔の恩人が元気そうだったって話さ。」
銭形「待たんか~」
金糸雀「待つかしら~」
END
ルパン「…はいよ……」
次元「もう……立派な女房だな?どうだルパンこの際身を固めたら?」
五ェ門「それはいい考えでごさる。」
ルパン「っるせーー………ぁ……」
銭形「ガハハ~、ルパン逮捕だー。」
金糸雀「計算通り現れたわね…逮捕なのかしらー。」
ルパン「と、とっつぁん?どしたの?その可愛いらしい相棒は?」
ルパン「真紅、あの娘もローゼンメイデンなのかい?」
真紅「………誰?」
金糸雀「お約束ねー……真紅も逮捕かしらー!」
ルパン「逃げるぜ、みんな。」
次元「やれやれ……」
五ェ門「これも修業か。蒼星石殿行くぞ。」
蒼星石「はい、師匠。」
クラリス「なんの騒ぎですか?」
ルパン「……フフ」
真紅「ルパン、何を嬉しそうな顔をしているの?」
ルパン「ちょっとな……昔の恩人が元気そうだったって話さ。」
銭形「待たんか~」
金糸雀「待つかしら~」
END
108: 2008/10/13(月) 09:52:40.24 ID:9nL1GIZSO
とりあえず1と2読んできたがけっこう好きだ
応援してるよ
応援してるよ
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