1: 2013/11/12(火) 21:39:39.40 ID:jtOuD3L9o
・安価スレだよ!


腐川「どどどどうやって使うのよ」

不二咲「このスイッチを相手に押してもらえばいいんだよ。そのあと、最初に目に入った人を好きになるから、目を合わせながら押してもらえば確実かな」

腐川「こ、これで白夜様と…あたし……ぐへへへへへへ」

不二咲「くれ悪だよ!」



腐川「ぐふふふ、さてと早速………あれ?>>4」


1.落とした!!(拾った人指定)
2.よく考えたら虚しいだけだわ…
3.白夜様発見!運命なのね!!
4.その他指定



4: 2013/11/12(火) 21:43:44.69 ID:jtOuD3L9o
安価遠いかな?
勝手がまだ分からないごめんね
>>1は無印とアニメしか分からないから2のキャラはふんわりとしか分からないよ!

安価なら下

5: 2013/11/12(火) 21:44:54.26 ID:DztjSgIC0
1 セレス

7: 2013/11/12(火) 21:50:58.06 ID:jtOuD3L9o
セレス「ふむ……」

セレス(何やら、怪しいスイッチを発見してしまいましたわ)

セレス(黒幕の落し物だとしたら、万々歳。しかし罠という可能性もあります)

セレス(例えば、これは脱出スイッチで、押したら全部解決☆なんてことになれば……いや、あり得ませんわね)


セレス「さてと、わたくしが頭を捻ったところで、これが何かなんて分かりませんし」

セレス「皆さんに相談するとしましょうか」

セレス「まずは信頼できそうな……>>9」


1.人物指定
2.いや、待てよ。黒幕の交渉材料に……
3.やべ、手が滑った
4.その他


11: 2013/11/12(火) 22:03:24.58 ID:jtOuD3L9o
セレス「不二咲さん……彼女なら信頼できますわね」



ウガアアアアオトシタァァ
ドコヨ、ドコニイッタノヨォォォ


大和田「上腕二頭筋だけじゃねー!上腕三頭筋を鍛えてこそ、男の二の腕だ!」

不二咲「わぁぁ」キラキラ


セレス(腐川さん、うるさいですわね……とうとう頭がいかれやがったのでしょうか…)

セレス「不二咲さん、ちょっといいですか」

不二咲「な、なにかなぁ……?」
不二咲(うぅ……今大和田くんとの筋肉談義で忙しいのに……)




セレス「このスイッチなのですが……」

不二咲「あ、それ僕が作ったんだぁ!>>13」

1.それは餃子が出てくるスイッチだよぉ
2.それは腐川さんのスイッチだよぉ
3.押してみたら分かるよぉ
4.その他

14: 2013/11/12(火) 22:14:29.12 ID:jtOuD3L9o
※言い忘れた。ここは食堂だよ!


不二咲「それは腐川さんのスイッチだよぉ」


腐川「!?あ、ああああんたそれ、それ、あたしのよ!返しなさいよ!!」

セレス(なにそれ楽しそう)


十神「……騒がしいな」テクテク

十神(チッ……飲み物を取りに来るためだけにこいつらと関わらなければならんとは)


腐川「!?///////早くそれ返しなさいよ!」バッ

セレス「嫌ですわ」シュッシュッ

大和田「なんか楽しそうじゃねーか!俺も使ってみてぇ!」ザッ

不二咲「みんな、やめなよぉ~」モミクチャ


セレス「」ツルッ


一同「あっ」


ガッシャーン!!

セレス「…………」コケタ



セレスがこけた拍子に、スイッチを>>16が押してしまったようだ!

18: 2013/11/12(火) 22:23:11.61 ID:jtOuD3L9o
十神「!?」ゴツンッ ポチッ


不二咲「あっ十神くんの頭にスイッチが命中し、スイッチがポチられたよ!」

セレス「説明乙」


腐川「だ、だいじょぶですかぁ!?」



十神「痛……貴様ら……!」プルプル

十神は>>21を見た。

28: 2013/11/12(火) 22:33:37.60 ID:jtOuD3L9o
腐川(ハッ!?今、もしかしてチャンス!?素早く白夜様の視界に入れば、寵愛をいただける……!?)ダッシュ


大和田(な、なんだ!?腐川が機敏な動きを!?)









腐川「びゃああああくやさまあああああああああああ!!!!!」ダダダダダダッッ


大和田「怖ぇえわ!!恐怖だわ!!十神逃げろ!!なんか知らんが逃げろ!!」


十神(大和田、俺を心配して……)キュンッ

不二咲「あっ……(察し)」

29: 2013/11/12(火) 22:42:28.05 ID:jtOuD3L9o
大和田(チッ!十神は動揺して動けねぇみてぇだ……!俺がなんとかするしかない!でも女に暴力を振るうわけにはいかねぇ)

大和田(なら、取れる策は一つ!!)



ガシィッ!!(腐川を後ろからガッチリ拘束)

腐川「ちょ、ちょっと、触らないでよ!?あたしに触れていいのは白夜様だk」

大和田「十神!逃げろ!!」


セレス「あら、まぁ(十神くんが心なしか乙女みたいな顔をしてますがまさかいやまさほm)」


十神「大和田……>>31」


1.分かった
2.腐川を後ろから抱くなんて大胆だな
3.その他指定

34: 2013/11/12(火) 22:57:26.37 ID:jtOuD3L9o
十神(俺は……大和田に対して何を思っている…?)

十神(まさか、あり得ない……超高校級の完璧ともいえる、この俺が、感情に振り回されるなど…)


十神(しかもこんな……相手は男だぞ)

十神(更に品性の欠片もない落ちこぼれ、愚民中の愚民、プランクトン)

十神(なのに、大和田が俺を案じている。それを思うだけで心臓が痛い。苦しい)

十神(そして大和田が不二咲に向ける庇護、石丸に向ける笑顔、そして俺に向ける敵意の籠った視線。その差に涙が出そうになる)

十神(涙……フッ馬鹿な。そんなものはとうの昔に捨てたはずだ)

十神(キュンッ、だと?そんなことがあってたまるか!!認めん!認めんぞォォォ!!)



十神(……大和田は逃げろと言った。俺は、逃げるのか?逃げたい、のか?)

十神(十神一族の時期党首たるこの俺に、支配者たるこの俺に対して、言うに事欠いて逃げろ、だと?)

十神(ふざけるな!!俺は逃げない!!俺は俺自身を律する!!俺は、俺自身の感情から)


十神(逃げたくない!!!)


※この間、コンマ5秒


十神「大和田……俺と一緒に逃げてくれ!!」カァァァ


36: 2013/11/12(火) 23:05:12.78 ID:jtOuD3L9o
不二咲「わぁぁ////」

セレス「」

腐川「(気絶)」


大和田「ハァ!?俺が腐川を抑えてる間に……って、やべぇ!気ぃ失ってやがる!強く拘束しすぎたか!?」アタフタ

十神「そんな女のことばかり気にするな!そいつが気を失うなんて珍しくもなんともないだろ!」ムッ

大和田「いや、そういうわけにもいかねぇーだろ」

十神「……とにかく、俺と逃げてくれ!早くしろ!!」グイッ

大和田「お、おいどこ行くんだ?」

十神「………>>39」

1.十神の部屋
2.大和田の部屋
3.その他指定

42: 2013/11/12(火) 23:22:30.78 ID:jtOuD3L9o
十神「……俺の部屋だ。個室なら安全、だしな//」グイグイッ

大和田「お、おぅ。つーか袖引っ張んのやめろよ」テクテク

十神「チッ……」ムスッ

大和田(なんでキレてんのか全然分かんねぇ)


ーーーー十神の部屋の前

大和田「じゃあな」

十神「は?」キョトン

大和田「いや、個室なら安全だろ?俺まで入る意味ねーだろ。そもそも腐川は気絶しちまったし」

十神「大和田……」シュン

大和田「な、なんだ、お前今日おかしくねぇか?心なしか顔も赤いし、熱でもあるんだろ」

十神「>>44」



1.あぁ、さっき気付いた。俺はある病にかかっている。
2.看病……してくれ。
3.その他指定




セレス(そういえばさっきのスイッチ……十神くんから奪い忘れてましたわ……チッ)

43: 2013/11/12(火) 23:23:17.82 ID:jtOuD3L9o
スレタイ詐欺ですまん。安価なら下

47: 2013/11/12(火) 23:29:09.26 ID:jtOuD3L9o
十神「看病……してくれ」カァァ

十神(言ってしまった!!言ってしまった!!//)


大和田「やっぱ熱あんのかよ。もっと早く言いやがれ」

十神「……あぁ、そうだな//」ワクワク

大和田「まぁ、早く言ったところで看病するかどうかは別だがな」

十神「」







十神「」

51: 2013/11/12(火) 23:40:14.12 ID:jtOuD3L9o
十神「」

大和田「お前まず日頃の行いってもんを考えろよ」

十神「……大和d」

大和田「みんなが団結しようってときに雰囲気ぶち壊してたの誰だ?」

十神「」

大和田「お前の看病してくれんのは……お人好しの苗木か、お前に気がある腐川か、誰にでも平等な兄弟くらいだろーな」

十神「」グスッ

大和田(やべぇなんか泣いた)



十神「ぐ、愚民がっ!看病なんかされなくとも、大丈夫に決まってるだろ!」

十神「俺は免疫力も完璧だからな!完璧だからな!!」


大和田「……>>52」



1.そういえばあのスイッチどこやった?
2.はぁ、しゃーねーか。看病してやるよ。
3.そうかよ。じゃあな。

57: 2013/11/12(火) 23:55:16.54 ID:jtOuD3L9o
では安価下の>>54でいきます。



大和田「はぁ、しゃーねーか。看病してやるよ」

大和田(なんか不二咲みたいな目しててほっとけねぇ)

十神「……!!フッ、そこまでいうなら仕方が無い。看病させてやろう」キラキラ

大和田(あっ、やっぱやめればよかった)



IN十神の部屋


大和田「んじゃ、とりあえず寝巻きにでも着替えて寝てろ」

十神「き、着替える……この部屋でか!?」クワッ

大和田「むしろこの部屋以外で着替える選択肢がお前にあることが驚きだわ!!変Oかよ!!」

十神「変Oはお前だろ!!そういうのはちゃんと順序よく……」ゴニョゴニョ

大和田「ゴニョゴニョ言ってねぇでさっさと着替えろ!!」ババッ

十神「うわ、おま急に脱がせるな!!//まだ早い!!昼間だぞ馬鹿//」

大和田「病人が寝るのに昼も夜も関係ねーよ!!」

十神「お、お前がそこまで言うなら……//」ドキドキ

大和田(なんかさっきから噛み合ってねー気がする)

58: 2013/11/13(水) 00:10:47.97 ID:L/s0w/hAo
十神(ど、どうすればいい!?男とのヤり方は一応知識として知ってはいる)ヌギヌギ

十神(だが、実践は初めてだ//)モゾモゾ

十神(まだ心の準備が……くそ、大和田は察しがよすぎる//何故バレた!何故バレた!)

※バレてません。

十神(……そもそも大和田は上と下、どっちのつもりで誘ってるんだ?)

※誘ってません。



十神「お、お前は上と下、どっちがいいんだ?//」パジャマ

大和田「は?んなもん上に決まってんだろ」

大和田(格上か格下かなんて)

十神「そそそそそうだよな。体格的にも//」ドキドキ

大和田「お、おう」??


ころんっ

大和田(あ、コレ。さっきのスイッチ……)


大和田がスイッチを押すor押さない
>>59

65: 2013/11/13(水) 00:21:34.16 ID:L/s0w/hAo
安価下の押さないでいきます


大和田(そういえばこいつ、スイッチ押してからおかしくなったな)

大和田(不二咲が作ったスイッチ……腐川が探してた……)

大和田(そういえば十神がきてから腐川が暴れだして……妙だな)



『俺と一緒に逃げてくれ!』
『看病……してくれ』
『』グズッ
『変Oはお前だろ!!』
『上と下、どっちがいいんだ?』



大和田(なにか……なにか閃きそうだ…!)






【ホ】【モ】シャキーンッ



大和田「そうか!分かったぜ!!」

71: 2013/11/13(水) 00:32:04.23 ID:L/s0w/hAo
大和田「十神!!お前はこのスイッチを押してしまった!!」クワッ

十神「お、おう。急にどうした」

大和田「これは、不二咲が腐川のために作った、人を好きにさせるスイッチだったんだ!!」

十神「は?そんな非現実的な装置があるわけ……」

大和田「現にお前は俺とホ〇しようとしてる!!」ゾッ

十神「ば、馬鹿そんな//お前が誘って……//」カァァ

大和田「誘ってねーから!!」


大和田「誘ってねーから!!!」クワワッ

75: 2013/11/13(水) 00:49:17.09 ID:L/s0w/hAo
十神「……酷い奴だ。俺を弄んで」グスッ

大和田「お、おい泣くなよ」アタフタ

十神「泣いてない!!」

大和田「つーか、その俺を好きな感情だって偽物なわけだしよ」

十神「………」

大和田「な?だから早く不二咲に、治す方法聞いて」
十神「偽物なんかじゃない!!」キッ




十神「俺のこの気持ちが、まやかしなんだとしたら、俺はその夢の中で生きる」

十神「確かに、きっかけはこのスイッチだったかもしれないな。だが、今俺がお前を思う気持ちは本物だ」

十神「たとえ叶わなくても、たとえお前がホ〇じゃなくても、気持ち悪がられても」

十神「俺は、この気持ちを捨てたくない!!」キリッ

十神(フッ……決まったな)ドヤァ





大和田「お、おう」ゾワワッ

大和田(こいつは真性やでぇ……)



ーーーーピンポーン

十神「チッ……誰だこんなときに」

>>76「どうも」

84: 2013/11/13(水) 20:05:39.54 ID:2/waMgwuo
不二咲「大和田くん!!無事!?」ガチャッ

大和田「不二咲ぃいい!!」キラキラ
大和田(救いの女神きたぁぁああ!!)

十神「………」ムッ


不二咲「あぅう……よかったぁ、無事みたいだね。苗木くんから、二人が十神くんの家に入って行ったって聞いた時には、もうアッーってなってるかと思ったよぉ」

十神「フン、俺がそんな野蛮なことをすると思うのか」

不二咲「ご、ごめんねぇ……あのスイッチ、効果が強すぎて、心配で……」
不二咲(腐川さんのために作ったから凄く強く設定しちゃったんだよね)

大和田(よかった心の底からよかった)


大和田「そんで、どうやったら治るんだ?」

十神「おい、俺はこのままで
大和田「早く治してくれ頼む」


不二咲「ええっとねぇ……効果をリセットするスイッチなんだけど、>>86」



1.完成まであと一日かかるんだぁ
2.さっきのスイッチを押してからの記憶が消えちゃうんだぁ
3.副作用が酷いんだぁ

89: 2013/11/13(水) 20:17:15.46 ID:2/waMgwuo
不二咲「副作用が酷いんだぁ」


大和田「副作用?」

不二咲「うん、副作用は人によって様々だから何とも言えないんだけど……うん、まぁ、多分氏ぬことはないよぉ。多分」

十神「」

不二咲「はい、これがそのスイッチだよ」つ【スイッチ】

大和田「よし、十神!今すぐ押せ!すぐ押せ!」


十神「正気か!?多分氏ぬことはない、などと言われて押す馬鹿がどこにいる!?」



十神はスイッチを……>>91
1.押す
2.押さない
3.押さされる

93: 2013/11/13(水) 20:28:02.87 ID:2/waMgwuo
不二咲「えっと、ごめんねぇ。多分氏ぬことはないっていうのは、理論上は絶対氏ぬことはないっていう意味で」

不二咲「理論上は100%大丈夫ってことなんだぁ……。僕のプログラミングが間違ってなければ大丈夫だよぉ」

不二咲「ただ、試したことがないから、多分って言っただけで……」


十神「……お前は曲がりなりにも、超高校級のプログラマーだからな。信じることにしよう」

大和田「さすが不二咲だ!!」パァァ



十神「……」ムッ

十神「だが、押すか押さないかは俺が決めることだ!!このスイッチは俺が預かる!!」ムンズ


大和田「お、おいコラ!早く押せ!」

十神「今は押さない!!」キッ



不二咲「え、えっとぉ……」





不二咲「じゃあいつ押すの?」

十神「……そんな安い手に引っかかるとでも思ったのか?」


大和田・不二咲(デスヨネー‼︎)

94: 2013/11/13(水) 20:33:00.87 ID:2/waMgwuo
ーーーー二日後


不二咲「……結局、十神くんはスイッチを押してくれなかったね」

大和田「おう」


不二咲「スイッチも、両方とも奪われたままだし」

大和田「おう」


不二咲「でも、あれから十神くん、普通じゃない?」

大和田「おう」


不二咲「大和田くんを見て顔を赤らめることもないし」

大和田「おう」


不二咲「ホ〇を誘ってくることもないんだよね?」

大和田「……おう」


不二咲「もしかして、もう押してるのかもしれないよ。僕らが知らないっていうだけでさ」

大和田「……そうかもな」

96: 2013/11/13(水) 20:43:48.14 ID:2/waMgwuo
ーーーー更に数日後


不二咲「十神くん、最近はちょっと腐川さんに優しくなったって思わない?」

大和田「………おう」


不二咲「腐川さんにだけじゃないよね。ちょっとずつだけど、協力的にみんなをまとめてくれるようになったよね」

大和田「……」


不二咲「最近、苗木くんと話してるのとか、よく見かけるよね」

大和田「不二咲、お前、何が言いてーんだ」



不二咲「………」

不二咲「……ううん。ただ、十神くんがまとめてくれるおかげで、今まで殺人が起こってないと思うんだ。それが凄いなぁ、って」

大和田「……そうかよ」

99: 2013/11/13(水) 20:59:59.68 ID:2/waMgwuo
十神(あのスイッチ事件から、数日が経過した)

十神(あの日、俺の部屋でスイッチを押せ、嫌だ、押せ、嫌だの文字通り押し問答をした)



十神(正直に言うと、俺は別にスイッチを押しても構わなかった)

十神(俺があのリセットスイッチを押したところで、この気持ちが変わることはないという自信があった)

十神(もし、気持ちが変わってしまったとしても、所詮は自分にとって、そこまで重要ではなかっただけのことなのだ)


十神(だが、俺はただ大和田の反応が気に入らなかった)


『よし、十神!今すぐ押せ!すぐ押せ!』
『さすが不二咲だ!!』パァァ


十神(その気持ちが偽物だから、リセットのスイッチを押せ……そう言われるのは別に構わなかった)

十神(ただ、俺の気持ちを拒否されたことが、柄にもなく悲しかったのだ)

十神(大和田を一方的に想うことすら拒否されたことが、ひたすらに悲しかったのだ)


十神(俺は別に、大和田にホ〇を強要するつもりはない)

十神(だが、そんなことは大和田には知ったこっちゃない、というやつなのだろう)

十神(いや、男に思いを寄せられているということ自体に拒否反応を示したのかもしれない)


十神(だがそんなことは、結局どちらでも同じなのだ。俺は傷ついて、ムキになって、自分の部屋から不二咲と大和田を追い出した)

100: 2013/11/13(水) 21:09:59.71 ID:2/waMgwuo
十神(そして、俺は二人を追い出して、一人きりになった部屋で、しばらくはそのリセットスイッチを眺めていた)



十神(その次に、腐川のことを考えた)

十神(あいつも俺に拒否されて、こんな気持ちだったのかもしれない、と思った)

十神(このスイッチを腐川に使われていたら、今頃は腐川を好きになっていたのかと考えると、少し複雑ではあった)



十神(……最終的に、何も考えていなくても浮かんでくるのは、やはり大和田のことだった)

十神(俺は結局、スイッチを……>>102)



押したor押さなかった

103: 2013/11/13(水) 21:19:18.94 ID:2/waMgwuo
十神(俺は結局、スイッチを押さないことにした)


十神(押してしまったほうが楽なのかもしれない、とも考えた)

十神(大和田への気持ちが、完全になくなることはないにしても、少しは薄れるかもしれない)

十神(大和田に拒否されたとなっては、こんな気持ち、ない方が楽なのだ)



十神(だけど、俺はそれをしなかった)

十神(何故なら、俺は俺の気持ちから逃げないと、決めたからだ)

十神(自身を律する、と)


十神(俺は俺の気持ちと向き合い、大和田に拒否されたこととも向き合い、そしてこの気持ちをずっと抱えたまま、ただひた隠すことに決めたのだ)

105: 2013/11/13(水) 21:27:51.01 ID:2/waMgwuo
セレス「十神くん、おはようございます」ニコニコ

十神「あぁ、今朝は珍しく早いな」テクテク



不二咲「セレスさん、十神くん、おはよぉ」テクテク

大和田「…………うぃーす」テクテク





セレス「あらあら、このメンバーが集まるとは。腐川さんが欠けてはいますが」クスクス

大和田「……チッ」

不二咲「ん?」


セレス「お忘れですか?あのスイッチ事件。ウフフッ、傑作でしたわよね」

十神「ハッ……くだらん」

106: 2013/11/13(水) 21:33:43.27 ID:2/waMgwuo
セレス「『俺と一緒に逃げてくれ~(はぁと』でしたっけ?」クスクス

十神「貴様今すぐ黙れ」チッ

不二咲「あー、あの時はどうなることかと思ったよぉ」クスッ



不二咲「でも、その様子だと、あの後リセットスイッチをちゃんと押してくれたんだよね?」

十神「まぁな。今となってはあの時のことを思い出すだけで反吐が出そうだ」

セレス「あら?そうでしたの?つまらないですわね」クスクス




大和田「……十神、俺はよぉ、あの時のことをずっと考えてたんだが」

107: 2013/11/13(水) 21:44:00.50 ID:2/waMgwuo
大和田「俺はあの時、すげぇテンパっててよぉ」

大和田「ホ〇を強要されるのが怖くて、お前にスイッチを押せって強要しちまった」


大和田「でもよぉ、冷静になって考えると、お前に無理矢理されるなんてありえねぇんだよな。俺の方が力強ぇしよ」

大和田「それに、品性がどうだの言ってくるお前が、そんな下衆なことするとも思えねぇ」


大和田「だから、その……もしかしたら傷つけたかもしれねぇと思ってよ」


大和田「……悪かったな」





大和田「……とかよ、今更言っても遅ぇよな。お前はスイッチを押して、もうホ〇じゃねぇんだしな!」ニカッ


十神「…………」



十神「……馬鹿が喋ると余計に馬鹿が露呈する。やめておけ」

大和田「あぁ?テメェ喧嘩うってんのか!?」

108: 2013/11/13(水) 21:54:33.88 ID:2/waMgwuo
不二咲(……多分、本当に多分だけど、十神くんはスイッチを押していない)

大和田(それを、俺たちが薄々気づいていることも、多分だが)

セレス(分かっている、のでしょうね)


十神(おそらく、腐川も、分かっている。だが、)

不二咲(これでいい)

大和田(十神がリセットしないままに、でも何もなかったことにした。あいつがそれを望んだのだし、だから誰にも問い詰める資格はない)

セレス(そのおままごと、とことん付き合って差し上げますわ。わたくし、嘘は誰よりも得意ですのよ)



腐川「白夜様ぁ~!!おはようございます!」パァァ

苗木「みんな、おはよう!」ニコッ

十神「ええい、腐川!起きてきて早々俺に引っ付くのはやめろとあれほど!!」


不二咲「仲良しさんだねぇ」クスクス

セレス「……ついていけませんわ」ハァ

苗木「……あはは」


大和田「……十神、ありがとな」ボソッ


END

109: 2013/11/13(水) 21:58:20.68 ID:2/waMgwuo
くぅ疲(ry

はい、最後らへん全然安価なくてすみませんでした。
あと、なんか純度100%のホ〇ホ〇しいスレになってしまって本当に申し訳ございませんでした。
腐川ちゃん大好きだよちゅっちゅっ。

自分的にはものすごくラストまで怒涛のギャグ展開というか、シリアスな笑い(笑)というものを突き詰めたつもりなんですが、うまくいかないもんですね。

安価とってくれた人達、ありがとうございました。
もし見てくれてた人がいたならありがとうございました。

引用: 不二咲「自分のことを好きにさせるスイッチだよ」腐川「白夜様に…!」