29: 2013/10/16(水) 21:10:02 ID:ap3rq5zA

アニ「ほんとは、怖かったんだ」

*思いついて書いた妄想短編。ライベルアニのお話。
 短編すぎるのでもうここでいいや。上の話とは全く関係ない。
 ベルアニ?いや、ライベルアニの話なんだ。

30: 2013/10/16(水) 21:11:14 ID:ap3rq5zA

…いつものごとく、夜に人気のない倉庫裏での報告会。

ライナー「壁教も何考えてんだかな…」

アニ「さぁね。でも彼女が重要人物なのは間違いないさ」

ライナー「ああ。引き続き、お前は監視を頼む」

アニ「了解」

ライナー「よし、戻るとするか」

アニ「…そうだね」

ベルトルト「…どうかした?」

31: 2013/10/16(水) 21:11:59 ID:ap3rq5zA

アニ「別に」

ライナー「なんだ、何か悩みでもあんのか」

アニ「大したことじゃない」

ベルトルト「僕らに、言えないようなこと…?」

アニ「いや……」

32: 2013/10/16(水) 21:12:49 ID:ap3rq5zA

ライナー「何かあったのか?」

アニ「…ほんとに大したことじゃないんだ」

ライナー「それは聞いてから決めよう。何があった?」

アニ「………ナンパされた」

33: 2013/10/16(水) 21:13:25 ID:ap3rq5zA

ベルトルト「え?」

アニ「だから、こないだミーナと町行った時、ナンパされた」

ライナー「は…?」

アニ「なんか、好みのタイプだとかで」

ライナー「お前が?」

アニ「そう」

34: 2013/10/16(水) 21:14:11 ID:ap3rq5zA

ライナー「お前が?ナンパされた?」

アニ「…大したことないって言っただろう。
   断った後、一応目をつけられてないか調べてみたが
   素直に諦めて帰ったようだったし」

ライナー「そうか…」

35: 2013/10/16(水) 21:14:59 ID:ap3rq5zA

ライナー「いやぁ嬉しいもんだ、あのアニがナンパされるとは
     兄貴として冥利に尽き……ぐおっ」

アニ「…馬鹿にしてんのかい」

ライナー「いや、俺はただ…おいこら、やめろ!」

アニ「二度と起き上がれないようにしてやる」

ライナー「うおおおおおおおお!」

36: 2013/10/16(水) 21:15:40 ID:ap3rq5zA

ライナー「」

アニ「……はぁ」

ベルトルト「………」

ぽふぽふ。

アニ「………」

ベルトルト「……あ」

アニ「…あんたも、馬鹿にしてる?」

37: 2013/10/16(水) 21:16:23 ID:ap3rq5zA

ベルトルト「い、いや…これは」

アニ「覚悟はいい?」

ベルトルト「その…ひょっとして、だけど…」

アニ「何?」

ベルトルト「怖かった、の…かなって…」

38: 2013/10/16(水) 21:17:06 ID:ap3rq5zA

アニ「………」

ベルトルト「知らない人に、いきなり話しかけられたわけだし…」

アニ「………」

ベルトルト「ご、ごめん…」

アニ「私が、怖がる?」

ベルトルト「いや、その…」

アニ「いいよ、ほんとの恐怖教えてあげる」

ベルトルト「ひっ」

39: 2013/10/16(水) 21:17:53 ID:ap3rq5zA

アニ「…なんてね」

ベルトルト「?」

アニ「心配してくれたんだろ?」

ベルトルト「う、うん…」

アニ「さっきも言ったけど、大したことじゃないんだ。
   ただ、びっくりしただけ。これからは町に行く時も気をつける」

ベルトルト「そう…」

アニ「それじゃ戻るから。そいつのこと頼んだよ」

ベルトルト「うん…おやすみ、アニ」

アニ「おやすみ」

40: 2013/10/16(水) 21:18:47 ID:ap3rq5zA

ナンパって、慣れてないと怖いらしいです。お兄ちゃんに相談するといい。

超短編でスレを立てまくるのもどうかと思ってここで書いてみる。

引用: アニ「もし私に何かあったら」