140: 2013/09/22(日) 22:51:16 ID:7bVghzoQ


前回:俺提督「俺提督、夕張ト出会ウ」

俺提督、加賀サント出会ウ


妖精 ヒョコッ 「4時間20分キマスタ」

俺「えっ、戦艦ですかね・・・この時間は」

妖精 スッ 「正規空母キタコレ」

俺「空母って何ですか?軽くないんですか?」チラッ

龍驤「アンタ今ウチの胸見て言うたやろ!!!どつくぞ!」

俺「えっ、べ、別に胸みて判断したわけじゃっ」

飛鷹「要するに軽空母より強いってことよ・・・まぁそれなりのリスクもあるけどね」

俺「な、なぁほど・・・」

 「あなたが私の提督なの?」スタスタ

俺「へっ?」

加賀「航空母艦、加賀です。それなりに期待はしているわ」
海の画集 -「艦これ」公式イラスト集-
141: 2013/09/22(日) 22:54:45 ID:7bVghzoQ
俺「は、はぁ・・・ヨロシクです」(なんだこの上から目線・・・)

龍驤「か、加賀やんけ・・・ほ。ほなウチ京都の狸アニメみなあかんから」テッテッテ


加賀「・・・私の部屋は?」

俺「あ、あの・・・ここの突き当たりを右です」

加賀「・・・そ」スタスタ

俺「・・・・・」

俺「・・・・・」

俺「えっ」(終わり?)

142: 2013/09/22(日) 22:59:22 ID:7bVghzoQ
俺「ま、待ってください!」

加賀「なに?」

俺「一度改装しないと・・・武器とか積んでないですし」

加賀「そうね・・・では案内してくれませんか」

俺「う、うっす」


俺「・・・・・」

加賀「・・・・・」

俺「・・・・・」(コミュ症め・・・)

加賀「・・・・・」

俺「・・・・・」(お願いします・・・何か話してください・・・)

143: 2013/09/22(日) 23:03:36 ID:7bVghzoQ
俺「こ、この盾みたいなのカッケーすねw」チラッ

加賀「飛行甲板はデリケートなので・・・あまり触らないでもらえますか?」ギロッ

俺「ひっ、す、スマセン!」ペコッ(クッ・・・まだだ!)

俺「あっこ、この弓は・・・」

加賀「提督は一度言ったことを理解できないのですか?」ギロリ

俺「ふぇっ・・・」ビクビク(はぁ・・・やっぱ一番のコミュ症は俺かぁ)

そして無言が続く

俺「あ、あの・・・資料見た限り、他にも一航戦の人がいるのですねっ?」

加賀「赤城さんのことね」

俺「他にもごこーせんの人の方や」

加賀「はい?」ギロッ!

俺「おうふ」(あ、ちびった)

144: 2013/09/23(月) 00:31:42 ID:gj9XTjts
龍驤ちゃんも有頂天家族見てるのか

145: 2013/09/23(月) 10:42:50 ID:dKalFFtQ
翌日

俺「か、加賀さーん朝・・・ってアレ」

加賀「既に起きてます」ズズズ

加賀「お茶 飲みます?」

俺「え、あ。結構です・・・早起きなんですね」

加賀「早起きは三文の徳と言います。他人に起こされては意味がないと思うので」

俺「さ、さいですか・・・あ、で、でもこの鎮守府では珍しいです。加賀さんだけかもしれません」

加賀「提督も、でしょう」

俺「俺はスマホに起こされてますからね、ははっ」

加賀「そういえば・・・この鎮守府での正規空母は私だけなのでしょうか」

俺「そ、そっスね。今日の出撃オナシャス!」(朝は気分がいいのか?よく喋るなぁ・・・)

加賀「みんな優秀な子達ですから」ナデナデ

流星  エヘヘ

俺(朝から和むなぁ・・・なんかやっと和風な人が来たみたいで)

146: 2013/09/23(月) 10:44:31 ID:dKalFFtQ
俺「あ、加賀さん寝癖ついてます」

加賀「・・・・・」サワサワ

加賀「これは自毛です」

俺「えっ、そこだけ跳ねてるのがですかw?」プッ

加賀「何か問題でも」

俺「いっいえ、なにも?」(チョロ毛wwwwww)

俺「さて・・・おお俺、皆を起こさないとですから」スタスタ

加賀「・・・・・」

加賀「・・・変な人、時々笑ったり・・・少し気味が悪い」

148: 2013/09/23(月) 19:02:27 ID:dKalFFtQ
午後

俺「あっと・・・加賀さんオツカレシタ!」

榛名「え、私は?」

俺「あっ榛名さんも皆さんも」

加賀「いい作戦指揮でした。こんな艦隊ならまた出撃したいものです」MVP

俺「えっま、マジっすか!?」ウルウル(やべ、泣きそ)

加賀「ええ、本気です。提督、これからもよろしくお願いします」

俺「はい!あ、その前にドックですね。た、大破しちゃったみたいだし」ムクムク

俺「ええ!?こ、こんな時間かかるんですか・・?ボーキも・・・」

飛鷹「言ったでしょう。それなりのリスクがあるって」

ドック妖精 ヒョコッ 「バケツ使ってくれ」

加賀「・・・・・」

149: 2013/09/23(月) 19:05:21 ID:dKalFFtQ
執務室

加賀「私の顔に、なにかついていて?」

俺「えっ、いや、なんでもないっす」(スイカの種ついてんよ~・・・)

加賀「・・・・・」ムシャムシャ

俺「す、スイカ美味しいっすか?」

加賀「ええ、気分が高揚します」ムシャムシャ

俺「ははっ、カブトムシみたいですねwww」

加賀「は?」

俺「そっそういえば!スイカの種って邪魔ですよね~」

加賀「確かにそうですね」ムシャムシャ


加賀「で、なんで私が秘書艦に選ばれたのでしょうか」

俺「な、なんか仕事できそうだから?」

150: 2013/09/23(月) 19:22:53 ID:dKalFFtQ
加賀「そのような理由で、ですか?」

俺「そ・・・そうですね。なんかティンときたっつーかなんつーか」

加賀「・・・そうですか」

俺(い、今絶対に俺の事呆れたぞコイツ!)

俺(でも仕方ないか・・・それもそのはずだよなぁ・・・)シュン

俺「ごめんなさい、加賀さん・・・実を言うと俺、全くこの仕事の事わからないんです」

俺「俺、この前まで実験のアルバイトやってたんすよ・・・そしたらいきなり提督にされて・・・」

俺「兵学校も卒業せず、いきなり少佐ですよ・・・」

俺「いきなり銃を持たされた気分です・・・まぁ持ってるんですけど・・・」チャキッ

加賀「あまり落ち込まないでください」ぽん

俺「か、加賀さん・・・」ウルウル

加賀「明日の指揮に影響が出るとコッチが困るので」

153: 2013/09/23(月) 23:45:01 ID:dKalFFtQ
一航戦再び誕生


赤城「あら、建造は加賀さんが先だったのね」

加賀「ええ・・・まあ」

赤城「提督は真面目そうでよかったですね。良し!これからもお互いがんばりましょう!」

加賀「・・・・そうね」

赤城「な、何か怒ってない?」

加賀「・・・・いえ、全くもって」プイッ

俺「あっ、赤城さん!この海域の作戦なのですが・・・」(赤城さんはいいなぁ・・・事務的で!仕事熱心ぽいし)

赤城「はい!ここはオ級が3体も出てくるとの情報があったので陣形は・・・」

加賀(この前までは私が秘書艦だった・・・)

俺「さ、さすが赤城さん!」(妖精さんが食費がどうのこうの言ってるけど・・・女性が大食いなのはいい事じゃないか!)

加賀「・・・・・」

154: 2013/09/23(月) 23:53:25 ID:dKalFFtQ
五航戦現る


翔鶴「提督、秘書艦にしていただき有難う御座います」

俺「え、あ、あ、はいぃ」ギクシャク

加賀「・・・・・」ギュ

俺「わっ!?か、加賀さん!?いたんですか?」

加賀「ここは譲れません」ギュウ

俺「痛い!痛い!服じゃなくて皮も掴んでる!」

翔鶴「あ、あの提督が痛がってますよ!加賀さん」

加賀「・・・・・」ギロッ

翔鶴「ひっ!?」

155: 2013/09/23(月) 23:54:41 ID:dKalFFtQ
それから

俺「そういえば・・・加賀さんもだいぶこの鎮守府に慣れたのでは?

加賀「・・・そうですね。だいぶ賑やかになりましたし」

ドンチャカ ドンチャカ パンパカパーン ドッドッド オッ ナカチャンダヨー ネノヒダヨー 

俺「そうですね・・・結構艦娘も増えて・・・お祭りも色があっていいです」

加賀「あっ、花火・・・」

ヒュ~~~~~~~   ドーン パチパチパチ   

俺「綺麗ですね」

加賀「・・・・えっ」

俺「花火」

加賀「・・・・・・ええ」

俺「加賀さんも・・・」

加賀「・・・冗談は止めてください」

俺「えっあ、お、俺なんか今変なこと言いました!?ご、ごめんなさい!」ペコペコ

加賀「・・・もういいです」

156: 2013/09/23(月) 23:56:39 ID:dKalFFtQ
現在

加賀「・・・提督と食べたスイカ・・・美味しゅうございました・・・」

加賀「夏はスイカ・・・秋は栗が好きと仰ったのは貴方じゃない・・・また、一緒に食べましょう」

加賀「提督・・・」

 「なんかあの空母エブリデイで提督のバックにいマース・・・」

 「えっ!?か、加賀さん・・・・いたんですか」

 「・・・ついさっき」

 「ヘイ!KAGA!そこどきなさーい!」

 「・・・ここは譲れません」ギュ

加賀「・・・・・」

加賀「深海棲艦には譲れません・・・」

加賀「片時も・・・!」グッ

157: 2013/09/24(火) 00:01:35 ID:Bmdcc0JM
深海

俺「・・・・うっ」パチクリ

オ級「オッ!オッ!」

俺「・・・オマエが看病してくれたのか・・?」

俺「ってうわ!なんだよこの器具は!」

オ級 ブンブン

俺「知らないって?んなわけないだろ・・・全く」

俺「というかオマエ人間じゃないな?ダレダ?っつーか」

俺「俺は誰?なんだこれ・・・俺って記憶喪失ってやつ?」

オ級「オ?・・・・オッ!?」チラッ

タ級「私達を覚えてないのか・・・お前は深海棲艦の提督。どうやらお前は記憶喪失にナッテしまったみたいだな」スタスタ

俺「はぁ?提督?深海棲艦?記憶喪失?っつーかなんだここ!海の中!?」

俺「はぁ・・・やれやれ、とんだ災難だぜ」

158: 2013/09/24(火) 00:04:51 ID:Bmdcc0JM
俺「ていうかお前等白すぎねぇか?もっと日に当たったほうがいいぞ」

オ級「オ!」ペシペシ

俺「いてっいてっ!なんだお前は、オしか言えねーのか?・・・オッ、その帽子可愛いな、似合ってるよ」

オ級「オ?オーシ?」

俺「惜しい!オじゃなくてボな?ボ」

カ級「・・・あー」ズルズル  ヨ級「・・・あー」ズルズル

俺「ってうわ!?貞子!?」ビクッ

タ級「フフ・・・そうだ、お前はそのように私達と暮らしてきた」

俺「・・・・・マジ?そういやなんか懐かしーよーな気が」

タ級「敵は艦娘・・・この海を制そうとスル人間の成り果てたものだ」

俺「そうか!俺達はその悪と戦ってきたんだな!?」チーン

タ級「物分りのイイヤツだ。その帽子をかぶっているのはオ級、ワタシはタ級だ」

俺「白髪なんだな・・・あ、でもツヤがあるし若いしおばちゃんじゃないか・・・可愛いし」

俺「ぐっ!?なんなんだ!!?またっまたあ、頭が・・!!!」(白い・・髪・・・白い髪・・・ショーカク・・・だれだそれ・・・)

俺提督「俺提督、翔鶴ト出会ウ」

引用: 俺提督「お、俺提督!ちっ鎮守府に着任します!」