1: 2011/12/17(土) 01:56:33.02 ID:aqIg3Qjy0
あかり「わぁー、やっぱり旅館ってお部屋広いんだねぇー」
結衣「そうだなー」
あかり「あ、ほら結衣ちゃん。 ドラマとかでよくおじさんが座ってる窓際の椅子があるよっ」
結衣「おー、景色も悪くないなー」
あかり「紅葉シーズンじゃないのが残念だねぇ」
結衣「でもこれはこれで」
あかり「そだねぇ」
結衣「少し休憩したら、卓球かなにかやろうか」
あかり「うんっ」
結衣「そうだなー」
あかり「あ、ほら結衣ちゃん。 ドラマとかでよくおじさんが座ってる窓際の椅子があるよっ」
結衣「おー、景色も悪くないなー」
あかり「紅葉シーズンじゃないのが残念だねぇ」
結衣「でもこれはこれで」
あかり「そだねぇ」
結衣「少し休憩したら、卓球かなにかやろうか」
あかり「うんっ」
3: 2011/12/17(土) 01:59:13.22 ID:aqIg3Qjy0
あかり「はい、お茶」
結衣「ありがとう」
あかり「ぇへへ」
結衣「その席だと貫禄でるね」
あかり「ちょっと偉くなった気分ー」
結衣「でも、そういう席のシーンがでるドラマって、大体サスペンスだよね」
あかり「……」
結衣「突然悲鳴があがったりして」
あかり「まさかぁー」
\きゃー/
結衣「!?」
あかり「!?」
結衣「ありがとう」
あかり「ぇへへ」
結衣「その席だと貫禄でるね」
あかり「ちょっと偉くなった気分ー」
結衣「でも、そういう席のシーンがでるドラマって、大体サスペンスだよね」
あかり「……」
結衣「突然悲鳴があがったりして」
あかり「まさかぁー」
\きゃー/
結衣「!?」
あかり「!?」
4: 2011/12/17(土) 02:02:15.54 ID:aqIg3Qjy0
結衣「ただいま」
あかり「ど、どうだった……?」
結衣「宿泊客の人が……玄関で……」
あかり「こ、ころ……」
結衣「ころ……んだ拍子におみやげコーナーのまんじゅうひっくり返したんだって」
あかり「なんだぁー」
結衣「ま、そうそう殺人事件なんて起こらないよ」
あかり「そうだよねー」
結衣「さて、ついでに卓球台辺り見てきたんだけど誰も居なかったから、いこうか」
あかり「おぉー!」
あかり「ど、どうだった……?」
結衣「宿泊客の人が……玄関で……」
あかり「こ、ころ……」
結衣「ころ……んだ拍子におみやげコーナーのまんじゅうひっくり返したんだって」
あかり「なんだぁー」
結衣「ま、そうそう殺人事件なんて起こらないよ」
あかり「そうだよねー」
結衣「さて、ついでに卓球台辺り見てきたんだけど誰も居なかったから、いこうか」
あかり「おぉー!」
6: 2011/12/17(土) 02:06:14.00 ID:aqIg3Qjy0
結衣「あかりとならラリーが続きそうな気がする」
あかり「結衣ちゃんとなら大丈夫そうな気がする!」
結衣「いくよー」
あかり「はーい」
結衣「ほい」
あかり「はい」
結衣「おっと」
あかり「とぅっ」
結衣「うわっ」
あかり「あれっ」
結衣「案外難しいんだね」
あかり「そうだねぇ」
あかり「結衣ちゃんとなら大丈夫そうな気がする!」
結衣「いくよー」
あかり「はーい」
結衣「ほい」
あかり「はい」
結衣「おっと」
あかり「とぅっ」
結衣「うわっ」
あかり「あれっ」
結衣「案外難しいんだね」
あかり「そうだねぇ」
7: 2011/12/17(土) 02:10:02.26 ID:aqIg3Qjy0
あかり「あ、あっちにエアホッケーがあるよ」
結衣「エアホッケーか……面白い旅館だなぁ」
あかり「やってみよー」
結衣「うん」
あかり「ホッケーの丸いのって、球っていうのかなぁ?」
結衣「うーん、どうだったかなぁ。 違った気がする」
あかり「じゃー丸いのでいいや!」
結衣「うん、その丸いのがどうしたの?」
あかり「つるーって滑るのが面白いなーって」
結衣「あぁー、確かに」
結衣「エアホッケーか……面白い旅館だなぁ」
あかり「やってみよー」
結衣「うん」
あかり「ホッケーの丸いのって、球っていうのかなぁ?」
結衣「うーん、どうだったかなぁ。 違った気がする」
あかり「じゃー丸いのでいいや!」
結衣「うん、その丸いのがどうしたの?」
あかり「つるーって滑るのが面白いなーって」
結衣「あぁー、確かに」
8: 2011/12/17(土) 02:13:13.95 ID:aqIg3Qjy0
あかり「この機械をおーっきくしたら、あかりも滑れるのかな?」
結衣「それならアイスホッケーのが楽かもね」
あかり「あ、そっかぁ」
結衣「それに、あかりが浮くぐらい風が強いと寒そうだ」
あかり「アイスホッケーも寒くない?」
結衣「あー、どっちも寒いか」
あかり「だったらあかりは風で浮いてみたいなぁ~」
結衣「西垣先生に頼んだら飛べそうだよ」
あかり「そうなの?」
結衣「爆風だけど……」
あかり「そ、それは嫌だなぁ……」
結衣「それならアイスホッケーのが楽かもね」
あかり「あ、そっかぁ」
結衣「それに、あかりが浮くぐらい風が強いと寒そうだ」
あかり「アイスホッケーも寒くない?」
結衣「あー、どっちも寒いか」
あかり「だったらあかりは風で浮いてみたいなぁ~」
結衣「西垣先生に頼んだら飛べそうだよ」
あかり「そうなの?」
結衣「爆風だけど……」
あかり「そ、それは嫌だなぁ……」
9: 2011/12/17(土) 02:16:53.40 ID:aqIg3Qjy0
あかり「でも飛べたら楽しそうだよぉ~。 鳥さんと一緒にひゅーんって」
結衣「夢だよなぁ」
あかり「うんー」
結衣「……そんな話だったっけ?」
あかり「あれ?」
結衣「ま、いっか。 それっ」
あかり「あぁっ!」
結衣「お、ちょうど終わりか」
あかり「負けちゃった……」
結衣「ふふ……。 なかなか汗かいたなー」
あかり「喉も乾いちゃった」
結衣「何か飲もうか。 何がいい?」
あかり「おしるこ以外ならっ!」
結衣「あはは……」
結衣「夢だよなぁ」
あかり「うんー」
結衣「……そんな話だったっけ?」
あかり「あれ?」
結衣「ま、いっか。 それっ」
あかり「あぁっ!」
結衣「お、ちょうど終わりか」
あかり「負けちゃった……」
結衣「ふふ……。 なかなか汗かいたなー」
あかり「喉も乾いちゃった」
結衣「何か飲もうか。 何がいい?」
あかり「おしるこ以外ならっ!」
結衣「あはは……」
12: 2011/12/17(土) 02:21:54.57 ID:aqIg3Qjy0
あかり「どうして……」
結衣「プカリ押したはずなんだけどね」
あかり「うぅ、プカリ……」
結衣「だ、大丈夫だよ、私もおしるこだから!」
あかり「そんな無理しなくても!」
結衣「……私はボロナミンCの場所押したはずなんだけどね……」
あかり「……」
結衣「……」
あかり「……しかもこれ」
結衣「うん。 つめたい飲み物のところに入ってたから……」
あかり「冷たいおしるこって、初体験だよあかり……」
結衣「仲居さんに言ったら変えてもらえないかな……」
結衣「プカリ押したはずなんだけどね」
あかり「うぅ、プカリ……」
結衣「だ、大丈夫だよ、私もおしるこだから!」
あかり「そんな無理しなくても!」
結衣「……私はボロナミンCの場所押したはずなんだけどね……」
あかり「……」
結衣「……」
あかり「……しかもこれ」
結衣「うん。 つめたい飲み物のところに入ってたから……」
あかり「冷たいおしるこって、初体験だよあかり……」
結衣「仲居さんに言ったら変えてもらえないかな……」
13: 2011/12/17(土) 02:25:23.59 ID:aqIg3Qjy0
仲居「失礼しました」
結衣「いえ、ありがとうございますー」
仲居「ごゆっくりー」
あかり「ぇへへ、あっためてもらえたね~」
結衣「あぁ、やっぱりおしるこは暖かくないとね」
あかり「……」
結衣「……」
あかり「あの、結衣ちゃん?」
結衣「おしるこおいしいなぁー……」
あかり「あかりのプカリ……」
結衣「お風呂あがったらいちごみるく買ってあげるから!」
あかり「わー、ありがとー結衣ちゃんー」
結衣「ははは……」
結衣「いえ、ありがとうございますー」
仲居「ごゆっくりー」
あかり「ぇへへ、あっためてもらえたね~」
結衣「あぁ、やっぱりおしるこは暖かくないとね」
あかり「……」
結衣「……」
あかり「あの、結衣ちゃん?」
結衣「おしるこおいしいなぁー……」
あかり「あかりのプカリ……」
結衣「お風呂あがったらいちごみるく買ってあげるから!」
あかり「わー、ありがとー結衣ちゃんー」
結衣「ははは……」
14: 2011/12/17(土) 02:27:46.56 ID:aqIg3Qjy0
結衣「さて、お風呂いこっか」
あかり「うんっ」
結衣「ここは露天と、サウナもあるみたいだね」
あかり「サウナかぁ」
結衣「行ってみる?」
あかり「サウナって大人って感じだよねぇ~」
結衣「そうかなぁ?」
あかり「そうだよ~」
結衣「そうかぁー」
あかり「うんー」
あかり「うんっ」
結衣「ここは露天と、サウナもあるみたいだね」
あかり「サウナかぁ」
結衣「行ってみる?」
あかり「サウナって大人って感じだよねぇ~」
結衣「そうかなぁ?」
あかり「そうだよ~」
結衣「そうかぁー」
あかり「うんー」
15: 2011/12/17(土) 02:30:20.81 ID:aqIg3Qjy0
あかり「……結衣ちゃんって結構あるよね」
結衣「あかりは、無いねぇ」
あかり「まだまだこれからだよーっ!」
結衣「だといいねぇー」
あかり「ひどいー!」
結衣「ふふ……」
あかり「あ、背中流してあげるー」
結衣「お、ありがと」
あかり「ぇへへ」
結衣「さて私も」
あかり「ありがとー」
結衣「あかりは、無いねぇ」
あかり「まだまだこれからだよーっ!」
結衣「だといいねぇー」
あかり「ひどいー!」
結衣「ふふ……」
あかり「あ、背中流してあげるー」
結衣「お、ありがと」
あかり「ぇへへ」
結衣「さて私も」
あかり「ありがとー」
17: 2011/12/17(土) 02:33:45.31 ID:aqIg3Qjy0
結衣「あかりはー程良くて良いね」
あかり「そうかな?」
結衣「ぷにぷにしてる……」
あかり「ぷにぷに……って結衣ちゃん!」
結衣「程良い感じだから大丈夫大丈夫」
あかり「自分はスマートだからって……」
結衣「あかりだって太ってはないし、どっちかといったら細いほうだろ?」
あかり「う、うーん」
結衣「幼児体型だけど」
あかり「幼児……」
結衣「中学1年生だし、そんなもんさ」
あかり「そうかなぁ……」
結衣「そうそう、これからこれから」
あかり「そうかな?」
結衣「ぷにぷにしてる……」
あかり「ぷにぷに……って結衣ちゃん!」
結衣「程良い感じだから大丈夫大丈夫」
あかり「自分はスマートだからって……」
結衣「あかりだって太ってはないし、どっちかといったら細いほうだろ?」
あかり「う、うーん」
結衣「幼児体型だけど」
あかり「幼児……」
結衣「中学1年生だし、そんなもんさ」
あかり「そうかなぁ……」
結衣「そうそう、これからこれから」
21: 2011/12/17(土) 02:38:18.32 ID:aqIg3Qjy0
あかり「露天露天~」
結衣「滑らないように注意するんだぞ」
あかり「だいじょうーわっ」
結衣「ほら」
あかり「ごめんね、ありがとっ」
結衣「いえいえ」
あかり「ぇへへ。 寒っ」
結衣「早く浸かろう」
あかり「うん」
結衣「滑らないように注意するんだぞ」
あかり「だいじょうーわっ」
結衣「ほら」
あかり「ごめんね、ありがとっ」
結衣「いえいえ」
あかり「ぇへへ。 寒っ」
結衣「早く浸かろう」
あかり「うん」
23: 2011/12/17(土) 02:43:14.48 ID:aqIg3Qjy0
あかり「わー、星が綺麗ー」
結衣「旅館の電気が明るいかなと思ったけど、案外みえるもんだね」
あかり「あれがデネブーアルタイルー」
結衣「あかり、ほんとにわかってる?」
あかり「……ぇへへ」
結衣「まぁ、私もわからないんだけどね」
あかり「なんだぁ」
結衣「オリオン座はわかりやすいね」
あかり「うんー。 カシオペア座もー」
結衣「他は……」
あかり「あはは……」
結衣「旅館の電気が明るいかなと思ったけど、案外みえるもんだね」
あかり「あれがデネブーアルタイルー」
結衣「あかり、ほんとにわかってる?」
あかり「……ぇへへ」
結衣「まぁ、私もわからないんだけどね」
あかり「なんだぁ」
結衣「オリオン座はわかりやすいね」
あかり「うんー。 カシオペア座もー」
結衣「他は……」
あかり「あはは……」
26: 2011/12/17(土) 02:48:32.33 ID:aqIg3Qjy0
結衣「さて、お待ちかねのサウナですが」
あかり「熱……」
結衣「体験するだけ体験たしさっさと出ようか」
あかり「でもさっきあかりぷにぷにって言われたし……」
結衣「中学生でダイエットなんてダメだよ」
あかり「でも言われたら気になっちゃうのが女の子なのです」
結衣「成長期に無理すると、本当に……。 胸も育たず……」
あかり「……出よっか!」
結衣「そうだね」
あかり「熱……」
結衣「体験するだけ体験たしさっさと出ようか」
あかり「でもさっきあかりぷにぷにって言われたし……」
結衣「中学生でダイエットなんてダメだよ」
あかり「でも言われたら気になっちゃうのが女の子なのです」
結衣「成長期に無理すると、本当に……。 胸も育たず……」
あかり「……出よっか!」
結衣「そうだね」
29: 2011/12/17(土) 02:53:05.95 ID:aqIg3Qjy0
結衣「ふー、いい湯だった」
あかり「あったまったねぇ~」
結衣「さ、いちごみるくでいい?」
あかり「うーん」
結衣「好きなのでいいよ」
あかり「じゃ、コーヒー牛乳で!」
結衣「はいはい」
あかり「あったまったねぇ~」
結衣「さ、いちごみるくでいい?」
あかり「うーん」
結衣「好きなのでいいよ」
あかり「じゃ、コーヒー牛乳で!」
結衣「はいはい」
31: 2011/12/17(土) 02:54:37.31 ID:aqIg3Qjy0
あかり「結衣ちゃんは?」
結衣「私はーフルーツ牛乳にしようかな」
あかり「フルーツ牛乳かぁ~」
結衣「ちょっと飲む?」
あかり「いいの?」
結衣「いいよ」
あかり「ぇへへ、頂きますー」
結衣「私もコーヒー牛乳一口もらおうかな」
あかり「うんっ。 フルーツ牛乳おいしー」
結衣「コーヒー牛乳は想像通りの味だな」
あかり「もう、こういう時はおいしいーって言っておくんだよっ」
結衣「おいしいコーヒー牛乳だね」
あかり「よろしい」
結衣「私はーフルーツ牛乳にしようかな」
あかり「フルーツ牛乳かぁ~」
結衣「ちょっと飲む?」
あかり「いいの?」
結衣「いいよ」
あかり「ぇへへ、頂きますー」
結衣「私もコーヒー牛乳一口もらおうかな」
あかり「うんっ。 フルーツ牛乳おいしー」
結衣「コーヒー牛乳は想像通りの味だな」
あかり「もう、こういう時はおいしいーって言っておくんだよっ」
結衣「おいしいコーヒー牛乳だね」
あかり「よろしい」
32: 2011/12/17(土) 02:59:34.55 ID:aqIg3Qjy0
あかり「ふー、お腹いっぱいー」
結衣「美味しかったね」
あかり「はぁー……」
結衣「ふぅ……」
あかり「……」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「……」
あかり「……平和だねぇー……」
結衣「あぁ、そうだなぁ……」
結衣「美味しかったね」
あかり「はぁー……」
結衣「ふぅ……」
あかり「……」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「……」
あかり「……平和だねぇー……」
結衣「あぁ、そうだなぁ……」
34: 2011/12/17(土) 03:04:11.03 ID:aqIg3Qjy0
結衣「……なにか話そうか」
あかり「そだねぇ……」
結衣「うーむ……」
あかり「この間ねー、図書館で池田千鶴先輩にあってー」
結衣「うん」
あかり「無口で怖いなーって思ってたんだけど」
結衣「うん」
あかり「探してる本言ったらすぐに見つけてくれてー」
結衣「うん」
あかり「他に色々おすすめの本教えてくれたりして」
結衣「うん」
あかり「本当は優しい人なんだなぁーって」
結衣「うん」
あかり「聞いてる?」
結衣「うん」
あかり「そだねぇ……」
結衣「うーむ……」
あかり「この間ねー、図書館で池田千鶴先輩にあってー」
結衣「うん」
あかり「無口で怖いなーって思ってたんだけど」
結衣「うん」
あかり「探してる本言ったらすぐに見つけてくれてー」
結衣「うん」
あかり「他に色々おすすめの本教えてくれたりして」
結衣「うん」
あかり「本当は優しい人なんだなぁーって」
結衣「うん」
あかり「聞いてる?」
結衣「うん」
36: 2011/12/17(土) 03:07:53.84 ID:aqIg3Qjy0
あかり「聞いてないでしょ!」
結衣「はっ……ぼーっとしてた」
あかり「もー」
結衣「ごめんごめん」
あかり「結衣ちゃんから何かないの?」
結衣「そうだなぁ……」
あかり「わくわく」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「……特にないかな」
あかり「えー……」
結衣「はっ……ぼーっとしてた」
あかり「もー」
結衣「ごめんごめん」
あかり「結衣ちゃんから何かないの?」
結衣「そうだなぁ……」
あかり「わくわく」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「……特にないかな」
あかり「えー……」
37: 2011/12/17(土) 03:11:03.83 ID:aqIg3Qjy0
結衣「あっ、そういえば」
あかり「おぉー」
結衣「この間まりちゃんが来てさ」
あかり「うんうん」
結衣「プリンに醤油をかけたらうにの味がするって話を聞いたみたいで」
あかり「あぁー、良く聞くねぇ」
結衣「本当に醤油をかけようとした所で」
あかり「した所で?」
結衣「綾乃が、そんな横暴絶対に認めないわーって飛びかかってきて」
あかり「杉浦先輩!?」
結衣「プリンをもぎ取った後に、ラムレーズン差し出して」
あかり「う、うん」
結衣「これにソースをかけたらウニの味がするわよー!って叫んだ所で目が覚めた」
あかり「夢の話だったの!?」
結衣「面白い夢だった……」
あかり「おぉー」
結衣「この間まりちゃんが来てさ」
あかり「うんうん」
結衣「プリンに醤油をかけたらうにの味がするって話を聞いたみたいで」
あかり「あぁー、良く聞くねぇ」
結衣「本当に醤油をかけようとした所で」
あかり「した所で?」
結衣「綾乃が、そんな横暴絶対に認めないわーって飛びかかってきて」
あかり「杉浦先輩!?」
結衣「プリンをもぎ取った後に、ラムレーズン差し出して」
あかり「う、うん」
結衣「これにソースをかけたらウニの味がするわよー!って叫んだ所で目が覚めた」
あかり「夢の話だったの!?」
結衣「面白い夢だった……」
39: 2011/12/17(土) 03:13:50.77 ID:aqIg3Qjy0
あかり「夢って不思議な展開多いもんねぇ」
結衣「すごく面白い時にかぎって忘れちゃうんだよね」
あかり「うん。 起きる直前まですごく楽しかったのに、起きたら何も覚えてない」
結衣「楽しかったーは覚えてるのに不思議だよね」
あかり「でも怖い夢は覚えてる事多いよねぇ……」
結衣「うん……」
あかり「うー、怖いの思い出しちゃった」
結衣「私も。 巨大なうにに押しつぶされる夢思い出したよ」
あかり「うに……。 痛そう」
結衣「いやー、身だったから、むにゅっとしてた」
あかり「それはそれで嫌だね……」
結衣「すごく面白い時にかぎって忘れちゃうんだよね」
あかり「うん。 起きる直前まですごく楽しかったのに、起きたら何も覚えてない」
結衣「楽しかったーは覚えてるのに不思議だよね」
あかり「でも怖い夢は覚えてる事多いよねぇ……」
結衣「うん……」
あかり「うー、怖いの思い出しちゃった」
結衣「私も。 巨大なうにに押しつぶされる夢思い出したよ」
あかり「うに……。 痛そう」
結衣「いやー、身だったから、むにゅっとしてた」
あかり「それはそれで嫌だね……」
40: 2011/12/17(土) 03:16:43.03 ID:aqIg3Qjy0
結衣「さて、そろそろいい時間だな」
あかり「そうだねぇ」
結衣「……」
あかり「……あ」
結衣「ん?」
あかり「あ、あかりが攻めで!」
結衣「あかりが、ねぇ」
あかり「……がんばる」
結衣「頑張って」
あかり「それじゃ、えーい!」
結衣「うわっ」
あかり「そうだねぇ」
結衣「……」
あかり「……あ」
結衣「ん?」
あかり「あ、あかりが攻めで!」
結衣「あかりが、ねぇ」
あかり「……がんばる」
結衣「頑張って」
あかり「それじゃ、えーい!」
結衣「うわっ」
43: 2011/12/17(土) 03:19:06.71 ID:aqIg3Qjy0
あかり「ぇへへ、こういうの憧れてたんだぁ」
結衣「壁際に追い込んでーって?」
あかり「うん」
結衣「追い込んでどうするの?」
あかり「き、キス……とか」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「……しないの?」
あかり「ま、まって、心の準備が」
結衣「……はいはい」
結衣「壁際に追い込んでーって?」
あかり「うん」
結衣「追い込んでどうするの?」
あかり「き、キス……とか」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「……しないの?」
あかり「ま、まって、心の準備が」
結衣「……はいはい」
44: 2011/12/17(土) 03:21:39.48 ID:aqIg3Qjy0
あかり「……」
結衣「……あかり」
あかり「も、もうちょっと、恥ずかしさが収まるまでまっんっ」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「……ふぅ」
あかり「……あっ、もー! あかりが攻めだって!」
結衣「あかりが遅いからだ、よっとっ」
あかり「きゃっ」
結衣「攻守逆転だね」
あかり「もぅ……」
結衣「……あかり」
あかり「も、もうちょっと、恥ずかしさが収まるまでまっんっ」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「……ふぅ」
あかり「……あっ、もー! あかりが攻めだって!」
結衣「あかりが遅いからだ、よっとっ」
あかり「きゃっ」
結衣「攻守逆転だね」
あかり「もぅ……」
46: 2011/12/17(土) 03:23:57.31 ID:aqIg3Qjy0
あかり「も、もう一回キスして……」
結衣「あかりはやっぱり、受けだと思うよ」
あかり「んっ……」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「……さ、脱がすよ」
あかり「……う、うん――
結衣「あかりはやっぱり、受けだと思うよ」
あかり「んっ……」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「……さ、脱がすよ」
あかり「……う、うん――
50: 2011/12/17(土) 03:30:03.63 ID:aqIg3Qjy0
――――
―――
――
―
結衣「ありがとうございましたー」
仲居「ふふっ、昨夜はお楽しみでしたね」
あかり「!?」
仲居「ふふっ、冗談でございます。 またのお越しをお待ちしておりますー」
結衣「……びっくりした」
あかり「ねー……。 さー、帰ろー」
結衣「……いいのか? どこか見て回っても良いんだよ?」
あかり「ううん、約束だから」
結衣「そっか」
―――
――
―
結衣「ありがとうございましたー」
仲居「ふふっ、昨夜はお楽しみでしたね」
あかり「!?」
仲居「ふふっ、冗談でございます。 またのお越しをお待ちしておりますー」
結衣「……びっくりした」
あかり「ねー……。 さー、帰ろー」
結衣「……いいのか? どこか見て回っても良いんだよ?」
あかり「ううん、約束だから」
結衣「そっか」
53: 2011/12/17(土) 03:34:15.79 ID:aqIg3Qjy0
アナウンス「――まもなく五番線に列車が参ります。 この列車はなもり線快速」
結衣「……」
あかり「……」
――
車掌「ダァシェイリエス!!」
結衣「あかり、ハイチュウ食べる?」
あかり「あ、ありがとー」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「……」
あかり「……」
――
車掌「ダァシェイリエス!!」
結衣「あかり、ハイチュウ食べる?」
あかり「あ、ありがとー」
結衣「……」
あかり「……」
57: 2011/12/17(土) 03:43:05.48 ID:aqIg3Qjy0
――回想 結衣
一ヶ月前 茶道部室
京子が茶道部に入ると同時に叫んだ言葉、そして――
京子「私たち、付き合う事になりましたー!」
結衣「ちょっと、京子……」
ちなつ「な、なんですとぉー!?」
あかり「わー、すごい、おめでとうー!」
京子「ふっふー。 ついに私の愛が結衣に届いたのだぁー!」
ちなつ「そんな……」
結衣「ちなつちゃん、ごめん」
ちなつ「……いえ、いいんです。 いきなりだから、ちょっとびっくりしてるだけで」
京子「ま、でも、ごらく部は平常通りの予定だから、ね!」
あかり「う、うん。 それじゃ、今日は何しよっかー」
結衣「……」
一ヶ月前 茶道部室
京子が茶道部に入ると同時に叫んだ言葉、そして――
京子「私たち、付き合う事になりましたー!」
結衣「ちょっと、京子……」
ちなつ「な、なんですとぉー!?」
あかり「わー、すごい、おめでとうー!」
京子「ふっふー。 ついに私の愛が結衣に届いたのだぁー!」
ちなつ「そんな……」
結衣「ちなつちゃん、ごめん」
ちなつ「……いえ、いいんです。 いきなりだから、ちょっとびっくりしてるだけで」
京子「ま、でも、ごらく部は平常通りの予定だから、ね!」
あかり「う、うん。 それじゃ、今日は何しよっかー」
結衣「……」
58: 2011/12/17(土) 03:46:11.50 ID:aqIg3Qjy0
――
結衣「おい京子、部室いかなくていいのか?」
京子「んー、今日は結衣と過ごしたい気分なんだー!」
結衣「そうか……。 私もだけどさ」
京子「だったらいいじゃんー。 大丈夫大丈夫ー」
結衣「……」
京子「あかりが居るし、ちなつちゃんも強い子だから大丈夫だよ」
結衣「うん……。 でも」
京子「もー結衣はー。 でもそういう所が好き」
結衣「はいはい。 私も何だかんだ言いつつ付き合ってくれる京子が好きだよ」
京子「きゃ、結衣さんったら。 じゃ、部室いこうかー」
結衣「あぁ――
結衣「おい京子、部室いかなくていいのか?」
京子「んー、今日は結衣と過ごしたい気分なんだー!」
結衣「そうか……。 私もだけどさ」
京子「だったらいいじゃんー。 大丈夫大丈夫ー」
結衣「……」
京子「あかりが居るし、ちなつちゃんも強い子だから大丈夫だよ」
結衣「うん……。 でも」
京子「もー結衣はー。 でもそういう所が好き」
結衣「はいはい。 私も何だかんだ言いつつ付き合ってくれる京子が好きだよ」
京子「きゃ、結衣さんったら。 じゃ、部室いこうかー」
結衣「あぁ――
60: 2011/12/17(土) 03:49:04.53 ID:aqIg3Qjy0
――
京子「今日はー結衣の家でー」
結衣「うん」
京子「明日もー明後日もー」
結衣「しょうがないな、京子は」
京子「ぇへへー」
結衣「でもそんなに毎日ラムレーズンは無理だぞ」
京子「今はラムレーズンより結衣だから大丈夫」
結衣「前まではラムレーズンに負けてたのか私は」
京子「そうだねぇー」
結衣「ひどいな――
――
―
「そして私たちはごらく部へ顔を出さなくなった」
京子「今日はー結衣の家でー」
結衣「うん」
京子「明日もー明後日もー」
結衣「しょうがないな、京子は」
京子「ぇへへー」
結衣「でもそんなに毎日ラムレーズンは無理だぞ」
京子「今はラムレーズンより結衣だから大丈夫」
結衣「前まではラムレーズンに負けてたのか私は」
京子「そうだねぇー」
結衣「ひどいな――
――
―
「そして私たちはごらく部へ顔を出さなくなった」
61: 2011/12/17(土) 03:52:31.60 ID:aqIg3Qjy0
――――
――
―
あかり「結衣ちゃん?」
結衣「……あぁ、ちょっと呆けてた」
あかり「大丈夫?」
結衣「大丈夫だよ。 何かあった?」
あかり「ううん」
結衣「そっか」
あかり「飴、食べる?」
結衣「ん、ありがとう」
あかり「えへへ」
結衣「……」
あかり「……」
――
―
あかり「結衣ちゃん?」
結衣「……あぁ、ちょっと呆けてた」
あかり「大丈夫?」
結衣「大丈夫だよ。 何かあった?」
あかり「ううん」
結衣「そっか」
あかり「飴、食べる?」
結衣「ん、ありがとう」
あかり「えへへ」
結衣「……」
あかり「……」
63: 2011/12/17(土) 03:57:22.94 ID:aqIg3Qjy0
――回想 あかり
二週間前 茶道部室
二人だけのごらく部。傷心のちなつ。励まそうとするあかり。でも、気づかれていた――
あかり「ちなつちゃん、お茶入れたよー」
ちなつ「……ありがと」
あかり「……」
ちなつ「……」
あかり「このお菓子おいしいよー?」
ちなつ「うん」
あかり「……」
ちなつ「……」
あかり「きょ、今日の国語の時間にー」
ちなつ「……いいよ、もう」
あかり「……」
二週間前 茶道部室
二人だけのごらく部。傷心のちなつ。励まそうとするあかり。でも、気づかれていた――
あかり「ちなつちゃん、お茶入れたよー」
ちなつ「……ありがと」
あかり「……」
ちなつ「……」
あかり「このお菓子おいしいよー?」
ちなつ「うん」
あかり「……」
ちなつ「……」
あかり「きょ、今日の国語の時間にー」
ちなつ「……いいよ、もう」
あかり「……」
64: 2011/12/17(土) 04:01:03.34 ID:aqIg3Qjy0
ちなつ「あーもう!」
あかり「!? ご、ごめ……」
ちなつ「えっ、あっ、あかりちゃんのことじゃないよっ。 結衣先輩のこと!」
あかり「ふぇ……?」
ちなつ「私もう諦めた! 次の恋を探す!」
あかり「お、おぉー!」
ちなつ「で、ごらく部もやめる!」
あかり「えっ」
ちなつ「あ、あかりちゃんと一緒に居たくないって意味じゃないよ?」
あかり「うん」
ちなつ「もう先輩二人来なさそうだし……そうなると、ねぇ……」
あかり「うん……」
ちなつ「だから私、美術部にはいる!」
あかり「おぉー! って、えぇーっ!?」
あかり「!? ご、ごめ……」
ちなつ「えっ、あっ、あかりちゃんのことじゃないよっ。 結衣先輩のこと!」
あかり「ふぇ……?」
ちなつ「私もう諦めた! 次の恋を探す!」
あかり「お、おぉー!」
ちなつ「で、ごらく部もやめる!」
あかり「えっ」
ちなつ「あ、あかりちゃんと一緒に居たくないって意味じゃないよ?」
あかり「うん」
ちなつ「もう先輩二人来なさそうだし……そうなると、ねぇ……」
あかり「うん……」
ちなつ「だから私、美術部にはいる!」
あかり「おぉー! って、えぇーっ!?」
65: 2011/12/17(土) 04:04:03.68 ID:aqIg3Qjy0
ちなつ「何? 文句ある?」
あかり「な、ないけど……あはは……」
ちなつ「だからさ、あかりちゃんも諦めなよ」
あかり「え? 何を?」
ちなつ「いいじゃんもう、とぼけなくても」
あかり「……」
ちなつ「結衣先輩の事、あかりちゃんも好きだったんでしょ?」
あかり「ぇへへ、バレてたんだ」
ちなつ「恋する乙女の目はごまかせないんだから! あの短冊に願い事書いた日に確信したよ、うん」
あかり「あー……」
ちなつ「どさくさに紛れて抱きついたりして!」
あかり「えへへ」
あかり「な、ないけど……あはは……」
ちなつ「だからさ、あかりちゃんも諦めなよ」
あかり「え? 何を?」
ちなつ「いいじゃんもう、とぼけなくても」
あかり「……」
ちなつ「結衣先輩の事、あかりちゃんも好きだったんでしょ?」
あかり「ぇへへ、バレてたんだ」
ちなつ「恋する乙女の目はごまかせないんだから! あの短冊に願い事書いた日に確信したよ、うん」
あかり「あー……」
ちなつ「どさくさに紛れて抱きついたりして!」
あかり「えへへ」
67: 2011/12/17(土) 04:10:14.11 ID:aqIg3Qjy0
ちなつ「あかりちゃんも、ごらく部の退部届ばーんと突きつけようよ」
あかり「うーん……」
ちなつ「……」
あかり「……ごめんね、あかりはまだちょっと、ここにいたいかも」
ちなつ「そっか」
あかり「うん」
ちなつ「……その、ごらく部やめても友達だから、ね!」
あかり「ぇへへ。 嬉しい」
ちなつ「……もう、なんか恥ずかしい!」
あかり「あはは。 あかりもきっと、もうすぐ吹っ切れるから」
ちなつ「うん」
あかり「心配してくれてありがとー」
ちなつ「全くよ。 どっちが励まされてるんだか」
あかり「あはは――
―――
あかり「うーん……」
ちなつ「……」
あかり「……ごめんね、あかりはまだちょっと、ここにいたいかも」
ちなつ「そっか」
あかり「うん」
ちなつ「……その、ごらく部やめても友達だから、ね!」
あかり「ぇへへ。 嬉しい」
ちなつ「……もう、なんか恥ずかしい!」
あかり「あはは。 あかりもきっと、もうすぐ吹っ切れるから」
ちなつ「うん」
あかり「心配してくれてありがとー」
ちなつ「全くよ。 どっちが励まされてるんだか」
あかり「あはは――
―――
68: 2011/12/17(土) 04:17:10.66 ID:aqIg3Qjy0
――
―
結衣「あ、あかり、今なんて……?」
あかり「あかりを抱いて欲しいの。 一晩だけでいいから」
結衣「……」
あかり「それできっと、終わりにできるから。 身勝手だけど……」
結衣「あかりが私を……全然知らなかった」
あかり「隠してたから……」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「わかった」
あかり「……あかり酷い子だよね。 結衣ちゃんが断れない状況作ってからこんな」
結衣「あんまり、そういうこと考えない方がいい」
あかり「……結衣ちゃんは、優しいね」
――
―
―
結衣「あ、あかり、今なんて……?」
あかり「あかりを抱いて欲しいの。 一晩だけでいいから」
結衣「……」
あかり「それできっと、終わりにできるから。 身勝手だけど……」
結衣「あかりが私を……全然知らなかった」
あかり「隠してたから……」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「わかった」
あかり「……あかり酷い子だよね。 結衣ちゃんが断れない状況作ってからこんな」
結衣「あんまり、そういうこと考えない方がいい」
あかり「……結衣ちゃんは、優しいね」
――
―
69: 2011/12/17(土) 04:19:30.68 ID:aqIg3Qjy0
――――
―――
――
―
車掌「終点ー七森駅ー。 下車の際はお忘れ物のないよう」
結衣「ついたね」
あかり「うん」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「忘れ物無い?」
あかり「うん、大丈夫」
―――
――
―
車掌「終点ー七森駅ー。 下車の際はお忘れ物のないよう」
結衣「ついたね」
あかり「うん」
結衣「……」
あかり「……」
結衣「忘れ物無い?」
あかり「うん、大丈夫」
71: 2011/12/17(土) 04:23:05.53 ID:aqIg3Qjy0
結衣「ふぅ。 まだ日は高いけど、寒いな」
あかり「……」
結衣「なぁ、あかり」
あかり「……何?」
結衣「……ごらく部、もう一回やらないか?」
あかり「……もう無理だよ」
結衣「……そうか」
あかり「……うん」
あかり「……」
結衣「なぁ、あかり」
あかり「……何?」
結衣「……ごらく部、もう一回やらないか?」
あかり「……もう無理だよ」
結衣「……そうか」
あかり「……うん」
73: 2011/12/17(土) 04:25:32.30 ID:aqIg3Qjy0
結衣「……なんとなくわかってたんだよ」
あかり「……」
結衣「私と京子が恋人になったら、ごらく部が終わるんじゃないかって。
でも、案外普通に続いてくんじゃないか、とも思ってた」
あかり「……」
結衣「……でも、現実はそんな楽観的には行かなかった、ね」
あかり「そうだね」
結衣「……ごめ」
あかり「謝らないで!」
結衣「……」
あかり「謝らないで……」
あかり「……」
結衣「私と京子が恋人になったら、ごらく部が終わるんじゃないかって。
でも、案外普通に続いてくんじゃないか、とも思ってた」
あかり「……」
結衣「……でも、現実はそんな楽観的には行かなかった、ね」
あかり「そうだね」
結衣「……ごめ」
あかり「謝らないで!」
結衣「……」
あかり「謝らないで……」
75: 2011/12/17(土) 04:28:55.29 ID:aqIg3Qjy0
あかり「……結衣ちゃんは、それでも京子ちゃんを選んだんだもん。
だから、そのまま進んでいってよ」
結衣「……あぁ」
あかり「あかりも、これで進めると思うから」
結衣「……」
あかり「……これ、京子ちゃんに渡しておいて」
結衣「退部届、か……。 真面目だな、あかりは」
あかり「……」
結衣「……渡しておくよ」
あかり「うん」
だから、そのまま進んでいってよ」
結衣「……あぁ」
あかり「あかりも、これで進めると思うから」
結衣「……」
あかり「……これ、京子ちゃんに渡しておいて」
結衣「退部届、か……。 真面目だな、あかりは」
あかり「……」
結衣「……渡しておくよ」
あかり「うん」
79: 2011/12/17(土) 04:34:05.20 ID:aqIg3Qjy0
あかり「……」
結衣「……」
あかり「……京子ちゃんと幸せにね」
結衣「あぁ」
あかり「……ごらく部楽しかったよ」
結衣「うん」
あかり「……わがまま聞いてもらって、ごめんね」
結衣「……」
あかり「でも、ありがとう。 ……さようなら、結衣ちゃん」
結衣「……さよなら、あかり」
結衣「……」
あかり「……京子ちゃんと幸せにね」
結衣「あぁ」
あかり「……ごらく部楽しかったよ」
結衣「うん」
あかり「……わがまま聞いてもらって、ごめんね」
結衣「……」
あかり「でも、ありがとう。 ……さようなら、結衣ちゃん」
結衣「……さよなら、あかり」
85: 2011/12/17(土) 04:45:28.10 ID:aqIg3Qjy0
――回想 結衣
昨晩 それが終わった後
あかりは独り言をつぶやくように言った――
あかり「これでいいんだよ、結衣ちゃん」
結衣「……」
あかり「……これで……」
結衣「……」
――――
―――
――
―
結衣「……これでよかったんだ。 ……帰ろう。 京子が待ってる」
昨晩 それが終わった後
あかりは独り言をつぶやくように言った――
あかり「これでいいんだよ、結衣ちゃん」
結衣「……」
あかり「……これで……」
結衣「……」
――――
―――
――
―
結衣「……これでよかったんだ。 ……帰ろう。 京子が待ってる」
88: 2011/12/17(土) 04:52:19.52 ID:aqIg3Qjy0
――回想 あかり
数年前 まだ幼稚園に通っているような頃
幼なじみのあの子はかっこ良くて、皆のリーダーで――
結衣「あかり隊員!」
あかり「はい、隊長ー!」
結衣「今日は秘密基地で――」
あかり「おぉー! あかりも――
――――
―――
――
―
あかり「……さようなら、結衣ちゃん」
数年前 まだ幼稚園に通っているような頃
幼なじみのあの子はかっこ良くて、皆のリーダーで――
結衣「あかり隊員!」
あかり「はい、隊長ー!」
結衣「今日は秘密基地で――」
あかり「おぉー! あかりも――
――――
―――
――
―
あかり「……さようなら、結衣ちゃん」
90: 2011/12/17(土) 04:58:16.24 ID:aqIg3Qjy0
――
―
結衣「おい、起きろ。 遅刻するぞ」
京子「もうちょっとー」
結衣「しょうがないな、京子は」
京子「そうそう京子ちゃんはしょうがないのだ」
結衣「と言うとでも思ったか、起きろ」
京子「ぇー」
結衣「ほら、さっさと支度する」
京子「はいはい」
結衣「全く京子は……」
―
結衣「おい、起きろ。 遅刻するぞ」
京子「もうちょっとー」
結衣「しょうがないな、京子は」
京子「そうそう京子ちゃんはしょうがないのだ」
結衣「と言うとでも思ったか、起きろ」
京子「ぇー」
結衣「ほら、さっさと支度する」
京子「はいはい」
結衣「全く京子は……」
92: 2011/12/17(土) 05:02:53.16 ID:aqIg3Qjy0
――
―
あかり「おはよー!」
ちなつ「あ、あかりちゃん」
向日葵「赤座さん、もう大丈夫なんですの?」
櫻子「いつもどおりっぽいねー」
あかり「ぇへへ、心配をおかけしました」
ちなつ「あかりちゃん……」
あかり「……もう大丈夫だから、ちなつちゃん」
ちなつ「そっか。 じゃ、おはよう、あかりちゃん」
あかり「ぇへへ、おはよう!」
ひまさく「?」
あかり(これでよかったんだよ。 大丈夫、あかりはもう――)
―
あかり「おはよー!」
ちなつ「あ、あかりちゃん」
向日葵「赤座さん、もう大丈夫なんですの?」
櫻子「いつもどおりっぽいねー」
あかり「ぇへへ、心配をおかけしました」
ちなつ「あかりちゃん……」
あかり「……もう大丈夫だから、ちなつちゃん」
ちなつ「そっか。 じゃ、おはよう、あかりちゃん」
あかり「ぇへへ、おはよう!」
ひまさく「?」
あかり(これでよかったんだよ。 大丈夫、あかりはもう――)
93: 2011/12/17(土) 05:06:09.71 ID:aqIg3Qjy0
あかりも気持ちを精算できたと思うので終わり、ということで。
結あかさんにオススメのキス題。シチュ:旅行先、表情:「気恥ずかしそうに」、
ポイント:「壁に押し付ける」、「自分からしようと頑張っている姿」です。
ってのを見たから書いてみたんだ!
結あかさんにオススメのキス題。シチュ:旅行先、表情:「気恥ずかしそうに」、
ポイント:「壁に押し付ける」、「自分からしようと頑張っている姿」です。
ってのを見たから書いてみたんだ!
94: 2011/12/17(土) 05:06:40.08 ID:JzbREOca0
乙
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります