1: 2018/02/26(月) 02:30:50.401 ID:jHGsULcJ0.net
副長「それに、私と○○がいるんです。わざわざ助けに来る人がいるほど、私たちは甘く見られてませんよ。」
副長「……やだなぁ、そんな怖い顔しないでください。昔はもっと優しくて、思いやりがあって……私のことを大事にしてくれてたのに…。」
副長「この傭兵団が出来てから……あっという間でしたね。信じられないくらいの速さで成長して、今では国外からも依頼が舞い込むほどになりました。」
副長「それはひとえに○○のカリスマ性と人柄のおかげでしょう。私はただ、それを支えていただけ……」
副長「……そう……支えてきたのは私…。ずっと、ずっと○○を支えてきたのはっ、この私なんですっ!あの日出会ってから、ずっと私が○○の側にいたんですっ!!」
副長「……………ごめんなさい、急に大きな声を出したりして…。でも、苦しいんです……○○のことを、考えるだけで…。」
副長「……やだなぁ、そんな怖い顔しないでください。昔はもっと優しくて、思いやりがあって……私のことを大事にしてくれてたのに…。」
副長「この傭兵団が出来てから……あっという間でしたね。信じられないくらいの速さで成長して、今では国外からも依頼が舞い込むほどになりました。」
副長「それはひとえに○○のカリスマ性と人柄のおかげでしょう。私はただ、それを支えていただけ……」
副長「……そう……支えてきたのは私…。ずっと、ずっと○○を支えてきたのはっ、この私なんですっ!あの日出会ってから、ずっと私が○○の側にいたんですっ!!」
副長「……………ごめんなさい、急に大きな声を出したりして…。でも、苦しいんです……○○のことを、考えるだけで…。」
4: 2018/02/26(月) 02:36:01.865 ID:jHGsULcJ0.net
副長「出会った頃は……ふふふ、楽しかったなぁ。初めて出会ったのは、私が魔物に襲われていたところを、○○に助けてもらったときですよね。あのときのこと……今でもよく覚えています。」
副長「はじめは無口でぶっきらぼうで、ちょっと怖いと思ったけど……行動を共にするうちに、○○は不器用なだけって気づいたんです。」
副長「ふふふ、忘れてませんよ。宿屋さんで入る部屋を間違えて、慌てて謝ってる○○の顔。ほんと、おっちょこちょいなんですから。」
副長「それから○○の生まれのこと、ご家族のこと、傭兵団を作りたがってること……全部知りました。それを聞いて私は、○○の力になりたいって思ったんです。」
副長「……私は……○○の力に、なれていましたか?そして、今でもなれていますか?もしそうなら、○○は嬉しいですか…?」
副長「もしそう思ってるなら……どうして○○は、私のことを見てくれなくなったんですか……?」
副長「はじめは無口でぶっきらぼうで、ちょっと怖いと思ったけど……行動を共にするうちに、○○は不器用なだけって気づいたんです。」
副長「ふふふ、忘れてませんよ。宿屋さんで入る部屋を間違えて、慌てて謝ってる○○の顔。ほんと、おっちょこちょいなんですから。」
副長「それから○○の生まれのこと、ご家族のこと、傭兵団を作りたがってること……全部知りました。それを聞いて私は、○○の力になりたいって思ったんです。」
副長「……私は……○○の力に、なれていましたか?そして、今でもなれていますか?もしそうなら、○○は嬉しいですか…?」
副長「もしそう思ってるなら……どうして○○は、私のことを見てくれなくなったんですか……?」
8: 2018/02/26(月) 02:41:58.272 ID:jHGsULcJ0.net
副長「こうして傭兵団も大きくなって……はじめはそれだけで満足してたんです。○○の助けになることができて、充実そうな○○を見るだけで、私も嬉しかったんです。」
副長「でも……○○を慕う仲間がひとり、またひとり増えていくたび……○○のなかの私が、どんどん薄れていっているのが、分かってきてしまいました。」
副長「副長なんて役柄についてはいますけど、私なんかよりも優秀な仲間が今ではたくさんいます。……それを自覚したとき、私は思ったんです。」
副長「私は、もうここには必要ないんじゃないか……○○は、もう私を必要としていないんじゃないか…。……○○は、もう私のことを見てくれていないんじゃないか、って…。」
副長「○○が笑顔を向ける相手は、決まって私ではない誰かです。食事をするときも、会議のときも、○○は私の隣で、私以外を見つめています。」
副長「……辛いん、ですよ…?大切な人に、どうでもいい存在って思われることって…………きっと、殺されるよりもずっと辛くて、苦しいものなんです…。」
副長「私は昔からずっと○○と一緒にいたのに……ずっと、ずっと○○のことを見ていたのに…!もう私は……○○の、隣にいるべきじゃないんじゃないかって……!」
副長「ねえ……私は、もう○○を支えてはいないんですか…?私はもうっ、○○にとって必要ありませんかっ…?だったら、だったらもう…………私にはなんにも……私は……もう……っ…!」
副長「でも……○○を慕う仲間がひとり、またひとり増えていくたび……○○のなかの私が、どんどん薄れていっているのが、分かってきてしまいました。」
副長「副長なんて役柄についてはいますけど、私なんかよりも優秀な仲間が今ではたくさんいます。……それを自覚したとき、私は思ったんです。」
副長「私は、もうここには必要ないんじゃないか……○○は、もう私を必要としていないんじゃないか…。……○○は、もう私のことを見てくれていないんじゃないか、って…。」
副長「○○が笑顔を向ける相手は、決まって私ではない誰かです。食事をするときも、会議のときも、○○は私の隣で、私以外を見つめています。」
副長「……辛いん、ですよ…?大切な人に、どうでもいい存在って思われることって…………きっと、殺されるよりもずっと辛くて、苦しいものなんです…。」
副長「私は昔からずっと○○と一緒にいたのに……ずっと、ずっと○○のことを見ていたのに…!もう私は……○○の、隣にいるべきじゃないんじゃないかって……!」
副長「ねえ……私は、もう○○を支えてはいないんですか…?私はもうっ、○○にとって必要ありませんかっ…?だったら、だったらもう…………私にはなんにも……私は……もう……っ…!」
11: 2018/02/26(月) 02:54:23.383 ID:jHGsULcJ0.net
副長「……○○が変わったなんて、私は言いません…。きっと○○にとっては、すべてが上手くいって……理想通りに事が進んでいるんでしょう。」
副長「○○は今では、傭兵団の団長ですものね…。あのときからは、環境があまりに変わってしまった。だから……○○が変わったように、私には映ったんです…。」
副長「だからこれは、私が変わるべきだったんです…。いつまでも昔の思い出に縋って……それが壊れるのが怖くて、変化するのを拒んできた報いなんでしょう…。」
副長「……だから私も、変わろうと思います。今の○○をしっかり見据えて、自分が○○の特別な存在になれるように……もう二度と、忘れられない存在になれるように……。」
副長「…………聞こえますか……地面を蹴るたくさんの馬蹄の音が…。みんな、○○に向かってきているんですよ……ここでも人気者ですね、ふふふっ。」
副長「慌てないでください。大丈夫、抵抗しなければ危害は加えないとおっしゃっていますから。……ふふ、ふふふっ…!」
副長「私は……変わるんです…。これで、変わるはずなんです…!また、私が○○にとって、特別な存在になれるように……!!」
副長「○○は今では、傭兵団の団長ですものね…。あのときからは、環境があまりに変わってしまった。だから……○○が変わったように、私には映ったんです…。」
副長「だからこれは、私が変わるべきだったんです…。いつまでも昔の思い出に縋って……それが壊れるのが怖くて、変化するのを拒んできた報いなんでしょう…。」
副長「……だから私も、変わろうと思います。今の○○をしっかり見据えて、自分が○○の特別な存在になれるように……もう二度と、忘れられない存在になれるように……。」
副長「…………聞こえますか……地面を蹴るたくさんの馬蹄の音が…。みんな、○○に向かってきているんですよ……ここでも人気者ですね、ふふふっ。」
副長「慌てないでください。大丈夫、抵抗しなければ危害は加えないとおっしゃっていますから。……ふふ、ふふふっ…!」
副長「私は……変わるんです…。これで、変わるはずなんです…!また、私が○○にとって、特別な存在になれるように……!!」
12: 2018/02/26(月) 03:04:16.498 ID:jHGsULcJ0.net
副長「……ええ、間違いありません。彼が傭兵団を率いている男です。その証拠に、ほら。身なりも手配書通りでしょう?」
副長「改めて確認しますが、私たちは今後危害を加えられる危険性はないのですよね?それと…………はい、結構です。では、連行してください。」
副長「……ふふ…。……こうして二人で馬車に乗っていると、傭兵団を作ってすぐの頃を思い出しますよね…。あのときは、色んな町や村に出向きましたから…。」
副長「もっとも……今では二人とも、罪人のように扱われていますけどね。でも……嬉しいです…。また、あなたと二人きりでお話ができて…。」
副長「……ええ、売りましたよ、傭兵団を。きっと他の団員にも何かしら起きているはずです。命が無事かどうかは……私には分かりませんが…。」
副長「……ああっ……○○に、怒られてしまいました…♪怖いです、謝りたい気持ちでいっぱいです…!でも…………それ以上に、とっっっても嬉しいです……。」
副長「二人の頭を失って、団員も散り散りになって……傭兵団はもう、壊滅同然ですね。ふふ、ご愁傷さまでした…。」
副長「でも、安心してくださいね…。私は他の団員とは違って、ずっと○○の側にいますから…。今までも、これからも……ずーっとお側にいますから…。」
副長「また……二人で頑張りましょう?○○を売った代わりに、○○と私を一緒にいさせるように手配しておきましたから……なにをされるときも、一緒に…。」
副長「これからどんなことをされるのか……どんな扱いを受けるのか……私にも分かりません。もしかしたら、痛いことや苦しいことをされるかもしれません。」
副長「でも……今までもそうだったじゃありませんか。辛いことも、苦しいことも、二人で乗り切ってきたじゃありませんか…。」
副長「だから大丈夫、きっと大丈夫です。また、二人で乗り越えましょう?私と○○は、二人揃えばなんだってできるんですから…。」
副長「改めて確認しますが、私たちは今後危害を加えられる危険性はないのですよね?それと…………はい、結構です。では、連行してください。」
副長「……ふふ…。……こうして二人で馬車に乗っていると、傭兵団を作ってすぐの頃を思い出しますよね…。あのときは、色んな町や村に出向きましたから…。」
副長「もっとも……今では二人とも、罪人のように扱われていますけどね。でも……嬉しいです…。また、あなたと二人きりでお話ができて…。」
副長「……ええ、売りましたよ、傭兵団を。きっと他の団員にも何かしら起きているはずです。命が無事かどうかは……私には分かりませんが…。」
副長「……ああっ……○○に、怒られてしまいました…♪怖いです、謝りたい気持ちでいっぱいです…!でも…………それ以上に、とっっっても嬉しいです……。」
副長「二人の頭を失って、団員も散り散りになって……傭兵団はもう、壊滅同然ですね。ふふ、ご愁傷さまでした…。」
副長「でも、安心してくださいね…。私は他の団員とは違って、ずっと○○の側にいますから…。今までも、これからも……ずーっとお側にいますから…。」
副長「また……二人で頑張りましょう?○○を売った代わりに、○○と私を一緒にいさせるように手配しておきましたから……なにをされるときも、一緒に…。」
副長「これからどんなことをされるのか……どんな扱いを受けるのか……私にも分かりません。もしかしたら、痛いことや苦しいことをされるかもしれません。」
副長「でも……今までもそうだったじゃありませんか。辛いことも、苦しいことも、二人で乗り切ってきたじゃありませんか…。」
副長「だから大丈夫、きっと大丈夫です。また、二人で乗り越えましょう?私と○○は、二人揃えばなんだってできるんですから…。」
14: 2018/02/26(月) 03:15:23.750 ID:jHGsULcJ0.net
みたいなのどうよ
16: 2018/02/26(月) 03:35:40.671 ID:zH27g1+t0.net
今回は長くていいね
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