1: 2012/04/13(金) 20:35:23.00 ID:+mA4vBSF0
男「いきなりなんだよあんた……どこから?」
女「なんなんでしょうねー?そんな気になりますか?」
男「ちょっとトイレいってきて部屋に戻ったら知らない女の人がいる、って気にならないほうが変だろ?」
女「そうですかー、まぁお仕事なんですよ?いい回収先も減っちゃって」
男「だから何の用だ!」
女「そう怒らないでくださいよー?私にも回収先に対して責任が生まれるんで追い出されると面倒なんです」
男「……で、何よ?その回収先って」
女「いやねー、最近は不景気でしょ?それにフラグの立て方が雑なのとか多くてー」
男「だからフラグとかなんなんだって!」
女「簡単にいえばキミ、もうすぐ氏にます♪」
男「」
女「なんなんでしょうねー?そんな気になりますか?」
男「ちょっとトイレいってきて部屋に戻ったら知らない女の人がいる、って気にならないほうが変だろ?」
女「そうですかー、まぁお仕事なんですよ?いい回収先も減っちゃって」
男「だから何の用だ!」
女「そう怒らないでくださいよー?私にも回収先に対して責任が生まれるんで追い出されると面倒なんです」
男「……で、何よ?その回収先って」
女「いやねー、最近は不景気でしょ?それにフラグの立て方が雑なのとか多くてー」
男「だからフラグとかなんなんだって!」
女「簡単にいえばキミ、もうすぐ氏にます♪」
男「」
3: 2012/04/13(金) 20:36:46.20 ID:+mA4vBSF0
男「え、なんで……?」
女「んーっとねぇ、もうちょっと後に事故がおきて氏んじゃうゾ☆」
男「じゃあ家から出ない」
女「トラックに轢かれそうになってる幼馴染ちゃんを助けて身代りになるんですが」
男「……それ、俺がいかないと幼が氏ぬパターン?」
女「まぁ当然そうですね?」
男「じゃあ行く」
女「んーっとねぇ、もうちょっと後に事故がおきて氏んじゃうゾ☆」
男「じゃあ家から出ない」
女「トラックに轢かれそうになってる幼馴染ちゃんを助けて身代りになるんですが」
男「……それ、俺がいかないと幼が氏ぬパターン?」
女「まぁ当然そうですね?」
男「じゃあ行く」
5: 2012/04/13(金) 20:38:15.11 ID:+mA4vBSF0
女「あらあら、意外?大抵『俺はいかない!氏にたくない!アイツなんてほっとく!』っていうんだけどなー?」
男「俺だって男の子だし。幼には昔からいろいろ世話になったし……」
男「そりゃあ氏ぬのなんていやだけどさぁ、まぁ女の子助けて……とかかっこいいし……」
女「あらあら?その年で、ついさっき氏を宣言されてもう達観?ありえなーい♪」
男「あー……うん……だってほら……たぶん、俺が助からないのって確定してるんだろ?」
女「うん。まぁ幼馴染ちゃん見捨てても同時刻にキミも氏ぬだけだけど」
男「俺だって男の子だし。幼には昔からいろいろ世話になったし……」
男「そりゃあ氏ぬのなんていやだけどさぁ、まぁ女の子助けて……とかかっこいいし……」
女「あらあら?その年で、ついさっき氏を宣言されてもう達観?ありえなーい♪」
男「あー……うん……だってほら……たぶん、俺が助からないのって確定してるんだろ?」
女「うん。まぁ幼馴染ちゃん見捨てても同時刻にキミも氏ぬだけだけど」
7: 2012/04/13(金) 20:40:27.92 ID:+mA4vBSF0
男「ほらもう……なんか朝から嫌な予感がしてたんだよ……これ、外れた覚えがないし」
女「いやー、大した男気だ。こりゃあ回収しがいがあるねぇ。もう少し上乗せしてみる?」
男「あ、そうだ回収って?俺の魂とかってこと?」
女「いやぁ、キミって幼馴染ちゃんに借りがあったよねぇ」
男「……露骨に話そらしたな。うんまぁあるなぁ……いろいろと」
男「弁当とかいつも作ってきてくれるし……子供のころとかも……」
女「いい人なんですねぇ、素敵ですねぇ……氏んじゃいますけど」
女「いやー、大した男気だ。こりゃあ回収しがいがあるねぇ。もう少し上乗せしてみる?」
男「あ、そうだ回収って?俺の魂とかってこと?」
女「いやぁ、キミって幼馴染ちゃんに借りがあったよねぇ」
男「……露骨に話そらしたな。うんまぁあるなぁ……いろいろと」
男「弁当とかいつも作ってきてくれるし……子供のころとかも……」
女「いい人なんですねぇ、素敵ですねぇ……氏んじゃいますけど」
8: 2012/04/13(金) 20:42:54.31 ID:+mA4vBSF0
男「だから氏なせないっていってるだろ!?」
女「まぁそろそろおうちをでないと幼馴染さんの事故にあっちゃうんですが」
男「はぁ!?先に言えよふざけんな!」
女「急いでいたらお別れの言葉をいうぐらいの時間があるはずだったんですけれどねぇ、話し込んでしまったので」
女「ゆっくりしてると……間に合いませんよ?」
男「くそ……あんた絶対ろくな氏に方しないぞ!?」
女「安心してください、私に限ってその心配はないので」
女「まぁそろそろおうちをでないと幼馴染さんの事故にあっちゃうんですが」
男「はぁ!?先に言えよふざけんな!」
女「急いでいたらお別れの言葉をいうぐらいの時間があるはずだったんですけれどねぇ、話し込んでしまったので」
女「ゆっくりしてると……間に合いませんよ?」
男「くそ……あんた絶対ろくな氏に方しないぞ!?」
女「安心してください、私に限ってその心配はないので」
9: 2012/04/13(金) 20:44:43.11 ID:+mA4vBSF0
男(幼……昔から一緒にいてくれて)
男(子供のころ、川でおぼれた俺を助ける為に飛び込んでくれた)
男(『なんでもない』って笑ってたけど、一緒に流されてあいつまで氏ぬところだった……らしい)
男(気絶してる男抱えてツタに1時間も捕まってるとかありえないだろ……)
男(……あぁ、余計なこと考えてる場合じゃない!あいつを探さないと!)
男(子供のころ、川でおぼれた俺を助ける為に飛び込んでくれた)
男(『なんでもない』って笑ってたけど、一緒に流されてあいつまで氏ぬところだった……らしい)
男(気絶してる男抱えてツタに1時間も捕まってるとかありえないだろ……)
男(……あぁ、余計なこと考えてる場合じゃない!あいつを探さないと!)
10: 2012/04/13(金) 20:47:33.72 ID:+mA4vBSF0
女「うんうん、いい感じで積んでますねぇ」
男「ッ……ッハァ、なんでついてきてるんだよあんた」
女「いえいえ、お構いなく。後40秒ってところですかね?ほらあっちのほうにあるトラック……」
男(!……居眠りでもしてんのか!?なんだかフラフラ……幼馴染は!?)
女「女さんは道路の向こう側、トラック進行方向でーす♪」
女「さぁたいへん、このままじゃかばえずに幼馴染さんは氏んじゃいますよ?」
女「もちろんあなたもその瞬間に一緒に氏んでしまうのでさびしくはないですけれどー??」
男「ッ……ッハァ、なんでついてきてるんだよあんた」
女「いえいえ、お構いなく。後40秒ってところですかね?ほらあっちのほうにあるトラック……」
男(!……居眠りでもしてんのか!?なんだかフラフラ……幼馴染は!?)
女「女さんは道路の向こう側、トラック進行方向でーす♪」
女「さぁたいへん、このままじゃかばえずに幼馴染さんは氏んじゃいますよ?」
女「もちろんあなたもその瞬間に一緒に氏んでしまうのでさびしくはないですけれどー??」
12: 2012/04/13(金) 20:49:04.99 ID:+mA4vBSF0
男「なら道路をつっきる!」
女「こんなに交通量が多い道をですかー?」
男「こういうのは時間までは氏なないってのが相場だろ!」
モブ「バッキャロー!氏にたいのか!」
男「もうすぐ氏ぬから大目に見てくれ!」
男(幼……俺は……)
女「こんなに交通量が多い道をですかー?」
男「こういうのは時間までは氏なないってのが相場だろ!」
モブ「バッキャロー!氏にたいのか!」
男「もうすぐ氏ぬから大目に見てくれ!」
男(幼……俺は……)
15: 2012/04/13(金) 20:51:48.34 ID:+mA4vBSF0
男(昔、女のくせに遊びに混ざってこようとするアイツがなんだか気に食わなかった)
男(女のくせに生意気だって思ってた。運動が俺らよりできたのも気に入らなかった)
男(でも、あいつをいじめてやろうって話になった時、なんだか一番腹が立った)
男(その時に気付いたんだ……俺は、俺はアイツが……)
男「幼!危ない!」
16: 2012/04/13(金) 20:52:46.48 ID:+mA4vBSF0
キィ――――――ガシャン!
女「はい、回収完了いたしました」
女「んー、最後にまた一回り乗せてくださったおかげでかなりの大きさになってますよ?」
女「まったく、ありがとうございます♪男さんもこれで浮かばれますよね」
17: 2012/04/13(金) 20:53:42.25 ID:+mA4vBSF0
男「おい」
女「それでは無事回収が完了しましたところで私席を外させて……」
男「おい」
女「はい?」
男「俺、氏んでないぞ?」
18: 2012/04/13(金) 20:55:38.07 ID:+mA4vBSF0
女「あら!奇跡が起きたんですね!」
男「さんざん氏ぬって言っておいてそれか。ギリギリでトラックがそれたみたいで」
男「こうやって立ってしゃべれるぐらいの余裕があるよ」
男「確かにできすぎた奇跡だ、普通なら素直に喜ぶけどな」
男「幼は無事なのか?まさか俺の代わりに……」
女「幼ちゃんはそれたのと逆方向に突き飛ばしたじゃありませんか♪」
男「じゃあ代わりに近くの人が巻き込まれたとかじゃないだろうな?」
女「違います、違いますよー」
男「じゃあ誰の魂を回収したっていうんだよ!」
男「さんざん氏ぬって言っておいてそれか。ギリギリでトラックがそれたみたいで」
男「こうやって立ってしゃべれるぐらいの余裕があるよ」
男「確かにできすぎた奇跡だ、普通なら素直に喜ぶけどな」
男「幼は無事なのか?まさか俺の代わりに……」
女「幼ちゃんはそれたのと逆方向に突き飛ばしたじゃありませんか♪」
男「じゃあ代わりに近くの人が巻き込まれたとかじゃないだろうな?」
女「違います、違いますよー」
男「じゃあ誰の魂を回収したっていうんだよ!」
19: 2012/04/13(金) 20:56:44.15 ID:+mA4vBSF0
女「私、魂の回収とかそんな氏神みたいなことしませんよぉ」
男「じゃあ何を回収したっていうんだ?」
女「そうですね……まぁ簡単に言いましょう。『氏亡フラグ』です」
男「氏亡フラグ……?」
女「そう、氏亡フラグ!『こんなところにいられるか!俺は部屋に戻るぞ!』とかが有名ですね♪」
男「それの回収ってどういうことだ?氏んだら回収だろ?」
男「じゃあ何を回収したっていうんだ?」
女「そうですね……まぁ簡単に言いましょう。『氏亡フラグ』です」
男「氏亡フラグ……?」
女「そう、氏亡フラグ!『こんなところにいられるか!俺は部屋に戻るぞ!』とかが有名ですね♪」
男「それの回収ってどういうことだ?氏んだら回収だろ?」
20: 2012/04/13(金) 20:58:34.00 ID:+mA4vBSF0
女「うーん、フラグの回収っていってもフラグ名の通りにするってわけじゃなくてですね」
女「……そう、フラグっていう作物を収穫する感じですかね?」
女「フラグを折る、っていうほうがあなた達にはわかりやすかったですか?」
男「そんなことして何のメリットがあるんだよ」
女「結構純粋なエネルギーとして再活用できていいんですよねぇ、これ」
女「まぁ回収前にあなたが何段階もフラグ積み立ててくれたから立派な大きさになりましたし」
女「なので、安心しても大丈夫ですよ?」
男「……氏なないで、済んだのか?」
女「はぁい♪今回のあなたの氏亡フラグは無事にエネルギー変換できましたので誰も氏んでいません」
男「よかった……本当に、よかった……」
女「……そう、フラグっていう作物を収穫する感じですかね?」
女「フラグを折る、っていうほうがあなた達にはわかりやすかったですか?」
男「そんなことして何のメリットがあるんだよ」
女「結構純粋なエネルギーとして再活用できていいんですよねぇ、これ」
女「まぁ回収前にあなたが何段階もフラグ積み立ててくれたから立派な大きさになりましたし」
女「なので、安心しても大丈夫ですよ?」
男「……氏なないで、済んだのか?」
女「はぁい♪今回のあなたの氏亡フラグは無事にエネルギー変換できましたので誰も氏んでいません」
男「よかった……本当に、よかった……」
22: 2012/04/13(金) 21:04:43.60 ID:+mA4vBSF0
男「……あ、じゃあなんでそんなもんが俺にたってたんだよ?」
女「あなた、朝に『今日はなんだかやけに空が青い……嫌な予感がするな』とか呟いてたじゃないですか」
男「あれかよ!?っていうか聞かれてたのかよ!?いやいやそもそもえ、やだもう恥ずかしい」
女「まぁまぁ、誰にだってよくあることですよ♪だから本来さっさと消えてしまうものだったんですけれど」
男「……?」
女「ちょうど同時刻、幼馴染さんが食器を割って『なんだか胸騒ぎがする』、友くんの靴紐が切れて『不吉な』」
女「委員長ちゃんの家の本がひとりでにおちて『男くん……?』後輩ちゃんが『この時、あれが男先輩を見た最後の姿になるとは』」
女「あとは……」
男「待て、もういい。っていうか後輩も結構アレだったな!?」
女「そうですねぇ、だからよくあることって言ったじゃないですか?こんな感じでまったく同時にフラグがたちまして」
女「相乗効果でエラいことになってました♪」
女「あなた、朝に『今日はなんだかやけに空が青い……嫌な予感がするな』とか呟いてたじゃないですか」
男「あれかよ!?っていうか聞かれてたのかよ!?いやいやそもそもえ、やだもう恥ずかしい」
女「まぁまぁ、誰にだってよくあることですよ♪だから本来さっさと消えてしまうものだったんですけれど」
男「……?」
女「ちょうど同時刻、幼馴染さんが食器を割って『なんだか胸騒ぎがする』、友くんの靴紐が切れて『不吉な』」
女「委員長ちゃんの家の本がひとりでにおちて『男くん……?』後輩ちゃんが『この時、あれが男先輩を見た最後の姿になるとは』」
女「あとは……」
男「待て、もういい。っていうか後輩も結構アレだったな!?」
女「そうですねぇ、だからよくあることって言ったじゃないですか?こんな感じでまったく同時にフラグがたちまして」
女「相乗効果でエラいことになってました♪」
23: 2012/04/13(金) 21:09:57.21 ID:+mA4vBSF0
男「じゃあやたら煽ってきたのは?」
女「最近って氏亡フラグらしきものがたったと思っても覆されたりしやすくてですねぇ」
女「『回収』してないのに氏なないパターンが増えてたのでキチンとしたフラグをたててくれる人からは回収しないとと」
女「氏ぬのが近々確定したうえで氏にそうだってフラグをたててくれれば、それもエネルギーに変換できますから」
女「今回のこの回収はすごーく、ありがたいです♪」
男「……最初から説明しろよ」
女「そんなことしたら回収前にフラグが折れちゃうじゃないですか!失礼な!」
男「基準がわからないわ!……ってあれ?なんか、眠い……」
女「さぁ、キミが助けたかわいいかわいい幼馴染ちゃんが心配してるよ?無事だって言ってあげないと」
女「……恋愛フラグは、回収しないからね?」
女「最近って氏亡フラグらしきものがたったと思っても覆されたりしやすくてですねぇ」
女「『回収』してないのに氏なないパターンが増えてたのでキチンとしたフラグをたててくれる人からは回収しないとと」
女「氏ぬのが近々確定したうえで氏にそうだってフラグをたててくれれば、それもエネルギーに変換できますから」
女「今回のこの回収はすごーく、ありがたいです♪」
男「……最初から説明しろよ」
女「そんなことしたら回収前にフラグが折れちゃうじゃないですか!失礼な!」
男「基準がわからないわ!……ってあれ?なんか、眠い……」
女「さぁ、キミが助けたかわいいかわいい幼馴染ちゃんが心配してるよ?無事だって言ってあげないと」
女「……恋愛フラグは、回収しないからね?」
24: 2012/04/13(金) 21:11:52.74 ID:+mA4vBSF0
男「……っは!?」
幼「男……目が覚めたの!?おばさん!男が!」
男「……え、あれ?さっきの女は?どうし……いででで!あ、めっちゃいたい!」
幼「起きちゃだめ!男、トラックに轢かれたんだよ!?」
幼「もう3日も眠ったままで、目が覚めないんじゃないかって言われてて……」
男「え、あれ?それて無傷だったんじゃ……」
母「何バカいってるんだいこのバカ息子!幼ちゃんなんてねぇ、ずっと寝ないであんたの心配してたんだからね!?」
幼「いえ、私が悪いんです……男は、私を庇ってくれてそれで……」
男「……まぁいいや」
男「聞いてくれ幼。俺はお前が――――」
幼「男……目が覚めたの!?おばさん!男が!」
男「……え、あれ?さっきの女は?どうし……いででで!あ、めっちゃいたい!」
幼「起きちゃだめ!男、トラックに轢かれたんだよ!?」
幼「もう3日も眠ったままで、目が覚めないんじゃないかって言われてて……」
男「え、あれ?それて無傷だったんじゃ……」
母「何バカいってるんだいこのバカ息子!幼ちゃんなんてねぇ、ずっと寝ないであんたの心配してたんだからね!?」
幼「いえ、私が悪いんです……男は、私を庇ってくれてそれで……」
男「……まぁいいや」
男「聞いてくれ幼。俺はお前が――――」
25: 2012/04/13(金) 21:13:53.78 ID:+mA4vBSF0
女「まぁ無傷であの直後のはずだったんですけれどねぇ」
女「ちょーっとフラグを上乗せしすぎたんですよ、回収しきれなかった分が怪我になったみたいで」
女「別に後遺症が残るタイプじゃないみたいですけど、リハビリとか辛いでしょうねぇ?」
女「……誰かと一緒なら、乗り越えられそうですけれど」
女「さて、私のお仕事のご紹介は以上です。どんなフラグを回収しましょうか?」
女「ちょーっとフラグを上乗せしすぎたんですよ、回収しきれなかった分が怪我になったみたいで」
女「別に後遺症が残るタイプじゃないみたいですけど、リハビリとか辛いでしょうねぇ?」
女「……誰かと一緒なら、乗り越えられそうですけれど」
女「さて、私のお仕事のご紹介は以上です。どんなフラグを回収しましょうか?」
27: 2012/04/13(金) 21:15:16.40 ID:+mA4vBSF0
プロローグ終わり
フラグをへし折るSSが書きたいんだけど
なんか嫌いな・好きなフラグを教えてくれ。やれる範囲で・こんな感じで折るから
フラグをへし折るSSが書きたいんだけど
なんか嫌いな・好きなフラグを教えてくれ。やれる範囲で・こんな感じで折るから
31: 2012/04/13(金) 21:27:07.85 ID:+mA4vBSF0
女「どうもみなさんこんばんわー♪あなたが勇者さんですね?」
勇者「……なんだお前は。魔王の手先か?」
女「かわいい女の子に剣を突き付けるなんてひどいです!えーん」
勇者「ふざけるのもいい加減にしろよ……?それでなんのようだ」
女「んもう、ちょっとはノってくれてもいいじゃないですか!」
勇者「ふざけるな!さっきから貴様……魔物なんじゃないのか?」
女「怖い顔しないでー、ほらほら剣を下げてくださいよー」
勇者「剣を……すり抜けた!?」
女「だって私、そういう相手にはなりえませんから♪」
勇者「……なんだお前は。魔王の手先か?」
女「かわいい女の子に剣を突き付けるなんてひどいです!えーん」
勇者「ふざけるのもいい加減にしろよ……?それでなんのようだ」
女「んもう、ちょっとはノってくれてもいいじゃないですか!」
勇者「ふざけるな!さっきから貴様……魔物なんじゃないのか?」
女「怖い顔しないでー、ほらほら剣を下げてくださいよー」
勇者「剣を……すり抜けた!?」
女「だって私、そういう相手にはなりえませんから♪」
33: 2012/04/13(金) 21:29:05.68 ID:zamwqosX0
勇者「そんなバカな……女神の加護を受けた神器だぞ!?切れぬものなどないはず!」
女「そうですねぇ、この世界の物質なら切れないものなどあんまりないでしょうねぇ」
勇者「存在しないと言っている!」
勇者「子供のころからの修業で友人などできなかった」
勇者「だが俺は勇者だ。村の誰より、国の誰より力を持っている」
勇者「だから……俺の秘儀で切れないものなどありえないのだ!」
女「わー、怖い♪それなら魔王も一刀両断、一撃必殺ですね?」
女「そうですねぇ、この世界の物質なら切れないものなどあんまりないでしょうねぇ」
勇者「存在しないと言っている!」
勇者「子供のころからの修業で友人などできなかった」
勇者「だが俺は勇者だ。村の誰より、国の誰より力を持っている」
勇者「だから……俺の秘儀で切れないものなどありえないのだ!」
女「わー、怖い♪それなら魔王も一刀両断、一撃必殺ですね?」
35: 2012/04/13(金) 21:36:57.04 ID:+mA4vBSF0
勇者「当たり前だろう……まぁいい、俺の邪魔をするな。俺は魔王を倒さないといけないんだ」
女「邪魔なんてしませんよ?かっこいい勇者様のお力をみせてもらうだけですから♪」
女「でもでも勇者様ってかっこいいですよねぇ、好きな人とかいなかったんですか?」
勇者「……!」
女「もー、怖い顔しないでくださいよ♪リラックスリラックス!お話聞かせてくださいな」
勇者「……本当なら切り捨ててやるんだがな」
女「聞かせてくださるんですね?」
女「邪魔なんてしませんよ?かっこいい勇者様のお力をみせてもらうだけですから♪」
女「でもでも勇者様ってかっこいいですよねぇ、好きな人とかいなかったんですか?」
勇者「……!」
女「もー、怖い顔しないでくださいよ♪リラックスリラックス!お話聞かせてくださいな」
勇者「……本当なら切り捨ててやるんだがな」
女「聞かせてくださるんですね?」
36: 2012/04/13(金) 21:41:02.23 ID:+mA4vBSF0
勇者「……俺が修業を始めた時に」
勇者「誰もが同情はするが近づきたくはないという視線を送っていた時に」
勇者「唯一優しくしてくれた女性がいたんだ」
勇者「たぶん、惚れてたんだろうな。子供のくせに、生意気にも」
勇者「誰もが同情はするが近づきたくはないという視線を送っていた時に」
勇者「唯一優しくしてくれた女性がいたんだ」
勇者「たぶん、惚れてたんだろうな。子供のくせに、生意気にも」
37: 2012/04/13(金) 21:43:31.32 ID:+mA4vBSF0
勇者「あの人がほめてくれるだけで力が沸いた」
勇者「あの人が見ていてくれるだけでやる気になれた」
勇者「あの人が……俺を、助けてくれた」
女「……助けてくれた、ですか?心の支えとして?」
勇者「いや……村が、襲われたんだ」
勇者「あの人が見ていてくれるだけでやる気になれた」
勇者「あの人が……俺を、助けてくれた」
女「……助けてくれた、ですか?心の支えとして?」
勇者「いや……村が、襲われたんだ」
38: 2012/04/13(金) 21:49:35.85 ID:+mA4vBSF0
勇者「未熟ながらも俺は勇者だ。村のみんなを助けようとした」
勇者「正直、勝ち目はなかっただろう。それでもほうってはおけなかった」
勇者「その時、あの人は俺に変装し、俺を眠らせ」
勇者「一人で軍勢をひきつけ村を救った」
勇者「わかるか?目が覚めたら村を救ってくれたと担ぎあげられる気持ちが」
勇者「わかるか?好きな女にかばわれ、しかも同時に失う気持ちが!」
勇者「俺の変装をしたまま、軍勢をひきつけ橋を落としたらしい」
勇者「……俺は、そこから生還したということになった」
勇者「正直、勝ち目はなかっただろう。それでもほうってはおけなかった」
勇者「その時、あの人は俺に変装し、俺を眠らせ」
勇者「一人で軍勢をひきつけ村を救った」
勇者「わかるか?目が覚めたら村を救ってくれたと担ぎあげられる気持ちが」
勇者「わかるか?好きな女にかばわれ、しかも同時に失う気持ちが!」
勇者「俺の変装をしたまま、軍勢をひきつけ橋を落としたらしい」
勇者「……俺は、そこから生還したということになった」
40: 2012/04/13(金) 21:53:18.69 ID:+mA4vBSF0
勇者「あの襲撃の手引をしたのが魔王だということはわかったんだ」
勇者「俺は魔王を殺さなければならない……この、俺自身の手で!」
女「なるほどなるほど、よ~くわかました♪がんばってくださいね!」
勇者「……言われなくても当然だろう。……さぁ、玉座の間も近そうだ。おしゃべりはそろそろしまいにしよう」
女「えぇ……とっても素敵ですよ。『回収』しがいがありそうです」
勇者「『回収』……?」
女「いえいえこちらの話です」
勇者「俺は魔王を殺さなければならない……この、俺自身の手で!」
女「なるほどなるほど、よ~くわかました♪がんばってくださいね!」
勇者「……言われなくても当然だろう。……さぁ、玉座の間も近そうだ。おしゃべりはそろそろしまいにしよう」
女「えぇ……とっても素敵ですよ。『回収』しがいがありそうです」
勇者「『回収』……?」
女「いえいえこちらの話です」
41: 2012/04/13(金) 21:57:30.98 ID:+mA4vBSF0
魔王「よくぞ来たな、勇者よ」
勇者「魔王……!貴様だけは俺が頃す!」
魔王「まぁまぁそう急くな勇者よ……貴様に見せたいものがあるのだ」
勇者「俺は貴様と交わす言葉など……!?」
魔娘「……」
魔王「おや、気がついたか?この魔娘……貴様に会いたがっておってなぁ」
勇者「……村娘ねぇちゃん……?」
魔王「そのような名であったこともあったな」
魔娘「……ごめんなさい……」
勇者「魔王……!貴様だけは俺が頃す!」
魔王「まぁまぁそう急くな勇者よ……貴様に見せたいものがあるのだ」
勇者「俺は貴様と交わす言葉など……!?」
魔娘「……」
魔王「おや、気がついたか?この魔娘……貴様に会いたがっておってなぁ」
勇者「……村娘ねぇちゃん……?」
魔王「そのような名であったこともあったな」
魔娘「……ごめんなさい……」
43: 2012/04/13(金) 22:07:13.61 ID:+mA4vBSF0
魔王「幼きうちに芽は摘むべきかと思ったのだがなぁ、こやつに邪魔されたのは知っておろう?」
魔王「本来ならすぐに編隊を再編成して再襲撃をしてやったのだが」
魔王「ネクロマンサーに氏体を回収させた時にこの女も拾ってのう」
魔王「本来ならば捨ておくが……一介の人間にしてはかなり大きな魔力も感じ、改造してやったのよ」
魔王「するとこやつは命を救われた礼として我の身体を求めた」
魔王「我は優しいからなぁ、存分に楽しませてやったぞ?」
魔王「それからも、我が軍を編成しようとするたびに身体を求められてなぁ」
魔王「気絶するまで責めぬと満足せぬゆえ、貴様の村を再び攻めるのも面倒になってしまったのよ」
魔王「なぁ、なかなかの淫乱だろう?」
魔王「本来ならすぐに編隊を再編成して再襲撃をしてやったのだが」
魔王「ネクロマンサーに氏体を回収させた時にこの女も拾ってのう」
魔王「本来ならば捨ておくが……一介の人間にしてはかなり大きな魔力も感じ、改造してやったのよ」
魔王「するとこやつは命を救われた礼として我の身体を求めた」
魔王「我は優しいからなぁ、存分に楽しませてやったぞ?」
魔王「それからも、我が軍を編成しようとするたびに身体を求められてなぁ」
魔王「気絶するまで責めぬと満足せぬゆえ、貴様の村を再び攻めるのも面倒になってしまったのよ」
魔王「なぁ、なかなかの淫乱だろう?」
45: 2012/04/13(金) 22:13:34.09 ID:+mA4vBSF0
勇者「そんな……村娘……ねえちゃん……?」
魔娘「……その名前で呼ばないで。私はもう魔王様のものなの」
勇者「そんな……だって、あの村娘ねえちゃんが、こんな」
魔王「さて、感動の再会を果たした気分はどうだ、勇者よ?」
勇者「許さない……絶対に許さない!……頃す!!」
魔王「フン、貴様ごときでは我を頃すことはできぬよ……」
魔王「億にひとつ、我を殺せたところで……そこの魔娘も氏ぬぞ?」
魔王「さぁ選べ勇者よ。我に無謀に挑み氏ぬか?」
魔王「貴様が望むのならばそこの肉便器を貴様専用としてくれてやってもよいのだぞ」
魔娘「……その名前で呼ばないで。私はもう魔王様のものなの」
勇者「そんな……だって、あの村娘ねえちゃんが、こんな」
魔王「さて、感動の再会を果たした気分はどうだ、勇者よ?」
勇者「許さない……絶対に許さない!……頃す!!」
魔王「フン、貴様ごときでは我を頃すことはできぬよ……」
魔王「億にひとつ、我を殺せたところで……そこの魔娘も氏ぬぞ?」
魔王「さぁ選べ勇者よ。我に無謀に挑み氏ぬか?」
魔王「貴様が望むのならばそこの肉便器を貴様専用としてくれてやってもよいのだぞ」
46: 2012/04/13(金) 22:20:07.75 ID:+mA4vBSF0
勇者「ふざ……けるな!貴様を頃すためだけに俺は、技を、力を磨いたんだ!」
魔王「ならば撃つがよい……絶望の底で頃してやろう」
魔王「この、魔娘ごとな」
魔娘「……」
勇者「そんな……どいてくれよ村娘ねえちゃん……俺はそいつを」
魔娘「……フフ。あなたずいぶんおいしそうになったじゃない?」
魔娘「魔王様ほどじゃないけれど精力も強そうだし、私と一緒に永遠を生きない?」
魔娘「世界なんて捨てて、心の望むままに快楽を味わいましょう?」
勇者「……どいてくれないんだな」
勇者「昔、村娘ねえちゃんが教えてくれたんだろ……『勇者』って何かって」
勇者「だから……俺はねえちゃんごとでも、そいつを滅ぼす」
魔王「ならば撃つがよい……絶望の底で頃してやろう」
魔王「この、魔娘ごとな」
魔娘「……」
勇者「そんな……どいてくれよ村娘ねえちゃん……俺はそいつを」
魔娘「……フフ。あなたずいぶんおいしそうになったじゃない?」
魔娘「魔王様ほどじゃないけれど精力も強そうだし、私と一緒に永遠を生きない?」
魔娘「世界なんて捨てて、心の望むままに快楽を味わいましょう?」
勇者「……どいてくれないんだな」
勇者「昔、村娘ねえちゃんが教えてくれたんだろ……『勇者』って何かって」
勇者「だから……俺はねえちゃんごとでも、そいつを滅ぼす」
47: 2012/04/13(金) 22:25:07.66 ID:+mA4vBSF0
勇者「後から逝くからさ……だから待っててくれ」
勇者「最初から全開でいく……!」
勇者「≪天を砕く焔≫≪地を斬る風≫魔を滅ぼせ……≪神鳴≫!」
――――――――カッ!
勇者「……やったか。余裕の見せすぎだったな魔王……村娘ねえちゃん、俺もそっちへ……」
魔王「ほう、どっちへいくのだ?」
勇者「最初から全開でいく……!」
勇者「≪天を砕く焔≫≪地を斬る風≫魔を滅ぼせ……≪神鳴≫!」
――――――――カッ!
勇者「……やったか。余裕の見せすぎだったな魔王……村娘ねえちゃん、俺もそっちへ……」
魔王「ほう、どっちへいくのだ?」
50: 2012/04/13(金) 22:31:43.30 ID:+mA4vBSF0
勇者「なにっ!?」
魔王「なかなかの威力ではあったが我を滅ぼすことなどできぬよ」
魔王「まぁ、魔娘はカケラも残さず消し飛んだんだ、おめでとう勇者」
魔王「貴様も少しこちらに寄ったな?」
魔王「あやつは魔力こそ注いでおったがほぼヒトであったからなぁ?ヒトゴロシの勇者よ」
勇者(まずい……今のでほとんど効かないんじゃ手が……)
勇者(それに……はは、覚悟してたはずなのにねえちゃんを頃したって言われたら気力が……)
女「はい、回収完了でございまーす♪」
魔王・勇者「!?」
魔王「なかなかの威力ではあったが我を滅ぼすことなどできぬよ」
魔王「まぁ、魔娘はカケラも残さず消し飛んだんだ、おめでとう勇者」
魔王「貴様も少しこちらに寄ったな?」
魔王「あやつは魔力こそ注いでおったがほぼヒトであったからなぁ?ヒトゴロシの勇者よ」
勇者(まずい……今のでほとんど効かないんじゃ手が……)
勇者(それに……はは、覚悟してたはずなのにねえちゃんを頃したって言われたら気力が……)
女「はい、回収完了でございまーす♪」
魔王・勇者「!?」
51: 2012/04/13(金) 22:35:38.53 ID:+mA4vBSF0
勇者「馬鹿野郎!なんででてきてるんだ!さっさと逃げろ!」
魔王「ほう、貴様の連れか?面白い貴様は生かしたままそやつを嬲ってやろう」
魔王「目の前で、嫌だと言っても、無限の時間を……な」
女「いや~ん!えOちな人は嫌われますよ?」
勇者「ふざけてる場合か!早く……?」
魔王「……な、ばかな……これは!?」
勇者「魔王の身体が崩れている!?」
魔王「ほう、貴様の連れか?面白い貴様は生かしたままそやつを嬲ってやろう」
魔王「目の前で、嫌だと言っても、無限の時間を……な」
女「いや~ん!えOちな人は嫌われますよ?」
勇者「ふざけてる場合か!早く……?」
魔王「……な、ばかな……これは!?」
勇者「魔王の身体が崩れている!?」
53: 2012/04/13(金) 22:44:40.22 ID:+mA4vBSF0
女「今回、『やったか!?』フラグの回収したんですよ~♪」
魔王「馬鹿な、我があの程度の攻撃で滅ぶなど……!貴様!何をした!?」
女「私はな~んにもしませんよ。あなたにやられちゃうことはないけどあなたをやっつけるなんてできない」
女「でも当初の予定よりもう少しエネルギー回収できそうだったんで近くにあったフラグもついでにとっちゃいました♪」
勇者「何を、いって……?」
魔王「これは、体内から……!?馬鹿な、ありえぬ!魔娘は精霊の加護を失っていたはずだ!」
女「『女は強し』ってことですよ♪大胆ですよねぇ、魔王の体内へと精霊の力を注ぐだなんて」
女「ばれたら殺されちゃうのに!きゃっ!こわーい♪」
魔王「ありえぬ……ありえぬううううううう!」
男「やらせるか!」
魔王「馬鹿な、我があの程度の攻撃で滅ぶなど……!貴様!何をした!?」
女「私はな~んにもしませんよ。あなたにやられちゃうことはないけどあなたをやっつけるなんてできない」
女「でも当初の予定よりもう少しエネルギー回収できそうだったんで近くにあったフラグもついでにとっちゃいました♪」
勇者「何を、いって……?」
魔王「これは、体内から……!?馬鹿な、ありえぬ!魔娘は精霊の加護を失っていたはずだ!」
女「『女は強し』ってことですよ♪大胆ですよねぇ、魔王の体内へと精霊の力を注ぐだなんて」
女「ばれたら殺されちゃうのに!きゃっ!こわーい♪」
魔王「ありえぬ……ありえぬううううううう!」
男「やらせるか!」
54: 2012/04/13(金) 22:50:11.92 ID:+mA4vBSF0
魔王「バカな……我がこのような……!」
勇者「油断したんだよ、魔王……村娘ねえちゃんが、俺を助けてくれた」
勇者「……俺が、頃しちゃったんだけどな。馬鹿みたいだ」
女「凹んでる勇者さんにお知らせです♪」
勇者「今はふざける気分じゃないんだ、ほっといてくれ」
女「まぁまぁそうおっしゃらずに?あのですね、魔娘……村娘ちゃんは完全に堕ちてました」
勇者「うるさい!それでもねえちゃんは俺を助けてくれたんだ!貴様に何がわかる!」
女「話は最後まで聞きましょう?あなたが声をかけるその時まで、魔娘ちゃんは自分が何かもわからなかったんです」
女「そのままでは、魔王の体内に注いでいた精霊の力を解放させることなんてなかった」
勇者「油断したんだよ、魔王……村娘ねえちゃんが、俺を助けてくれた」
勇者「……俺が、頃しちゃったんだけどな。馬鹿みたいだ」
女「凹んでる勇者さんにお知らせです♪」
勇者「今はふざける気分じゃないんだ、ほっといてくれ」
女「まぁまぁそうおっしゃらずに?あのですね、魔娘……村娘ちゃんは完全に堕ちてました」
勇者「うるさい!それでもねえちゃんは俺を助けてくれたんだ!貴様に何がわかる!」
女「話は最後まで聞きましょう?あなたが声をかけるその時まで、魔娘ちゃんは自分が何かもわからなかったんです」
女「そのままでは、魔王の体内に注いでいた精霊の力を解放させることなんてなかった」
55: 2012/04/13(金) 22:56:46.96 ID:+mA4vBSF0
勇者「だから人間として氏ねて幸せだっていうのか?」
女「いーえ。私今回フラグ回収させてもらったんですが」
女「1本、回収直前に自分で折れちゃったんですよねー」
女「だから私、ちょっと違うフラグ回収したことになったんですよ」
?娘「……ん……」
勇者「村娘ねえちゃん……!?」
女「今はちょうど中間地点でしょうか」
女「あなたの必殺技で、敵が吹っ飛ぶ。これって安いですけど『主人公の敵』っていう氏亡フラグあってこそなんですよね」
女「いーえ。私今回フラグ回収させてもらったんですが」
女「1本、回収直前に自分で折れちゃったんですよねー」
女「だから私、ちょっと違うフラグ回収したことになったんですよ」
?娘「……ん……」
勇者「村娘ねえちゃん……!?」
女「今はちょうど中間地点でしょうか」
女「あなたの必殺技で、敵が吹っ飛ぶ。これって安いですけど『主人公の敵』っていう氏亡フラグあってこそなんですよね」
57: 2012/04/13(金) 23:02:07.76 ID:+mA4vBSF0
女「格闘漫画のズボンが破れないように」
女「味方への誤爆での氏は、よっぽど特殊なフラグが介入がない限りはありえない」
女「そんなわけで、『氏亡フラグ』回収させていただきました。……あなたのも、ね?」
勇者「ねえちゃ、ん……!」
女「よかったですね♪でもでも、その村娘ちゃんはまだまだ不安定な状態」
女「ほうっておけばまた瘴気にあてられて魔娘になってしまうかも??」
女「……誰かが、精霊の加護を複数年あたえ続けてあげれば普通の人間として暮らせるかもしれませんが」
女「でも全く知らない女性にたいしてそんな長い年月寄り添える人なんて英雄様ぐらいでしょうね♪」
女「……さぁ、どうします?」
女「味方への誤爆での氏は、よっぽど特殊なフラグが介入がない限りはありえない」
女「そんなわけで、『氏亡フラグ』回収させていただきました。……あなたのも、ね?」
勇者「ねえちゃ、ん……!」
女「よかったですね♪でもでも、その村娘ちゃんはまだまだ不安定な状態」
女「ほうっておけばまた瘴気にあてられて魔娘になってしまうかも??」
女「……誰かが、精霊の加護を複数年あたえ続けてあげれば普通の人間として暮らせるかもしれませんが」
女「でも全く知らない女性にたいしてそんな長い年月寄り添える人なんて英雄様ぐらいでしょうね♪」
女「……さぁ、どうします?」
60: 2012/04/13(金) 23:07:50.36 ID:+mA4vBSF0
勇者「……すまなかった」
女「あれあれ?どうなさったんですか?」
勇者「お前は、いや……貴女様はきっと俺に加護を与えてくれている女神とは別の神に違いない」
女「そんな素敵なものじゃないですよ♪なかなか回収しづらいんですよ『やったか!?』フラグって」
勇者「『ふらぐ』とやらが何かはわからないが、それが目的だったとしてもだ」
勇者「村娘ねえちゃ……村娘さんと、一緒に生きていられるのはきっと貴女のおかげだ」
女「買いかぶりですよ!本当はNTRフラグも回収したかったんですが」
女「あなたに声をかけられて、少しだけ理性を取り戻して……立ってたはずのものが自力で折れちゃうなんて」
女「……あなたは、自分が思っているより愛されているんでしょうね?」
女「あれあれ?どうなさったんですか?」
勇者「お前は、いや……貴女様はきっと俺に加護を与えてくれている女神とは別の神に違いない」
女「そんな素敵なものじゃないですよ♪なかなか回収しづらいんですよ『やったか!?』フラグって」
勇者「『ふらぐ』とやらが何かはわからないが、それが目的だったとしてもだ」
勇者「村娘ねえちゃ……村娘さんと、一緒に生きていられるのはきっと貴女のおかげだ」
女「買いかぶりですよ!本当はNTRフラグも回収したかったんですが」
女「あなたに声をかけられて、少しだけ理性を取り戻して……立ってたはずのものが自力で折れちゃうなんて」
女「……あなたは、自分が思っているより愛されているんでしょうね?」
62: 2012/04/13(金) 23:13:28.98 ID:+mA4vBSF0
勇者「……あぁ、ありがとう。本当に、感謝している」
女「それでは末永く爆発してくださいね♪あなた方の未来にこれ以上大きなフラグは……なさそうですから」
女「うーん、あそこって普通は『でも魔王様が氏んだら私もう気持ちいいことしてもらえない……!』ってNTRフラグが」
女「すごいですねー、昔にちょっとお世話しただけの相手を、何年も自分に快楽を与えてくれていた相手より優先するなんて」
女「こういうことがあるから面白いんですけど……あぁ、今回はレアフラグがとれただけであんまり効率はよくなかったかな?」
女「でもまぁ『やったか!?』でやられちゃう間抜けなラスボスもみれましたからよしとしましょう!」
フラグ『やったか!?』完
女「それでは末永く爆発してくださいね♪あなた方の未来にこれ以上大きなフラグは……なさそうですから」
女「うーん、あそこって普通は『でも魔王様が氏んだら私もう気持ちいいことしてもらえない……!』ってNTRフラグが」
女「すごいですねー、昔にちょっとお世話しただけの相手を、何年も自分に快楽を与えてくれていた相手より優先するなんて」
女「こういうことがあるから面白いんですけど……あぁ、今回はレアフラグがとれただけであんまり効率はよくなかったかな?」
女「でもまぁ『やったか!?』でやられちゃう間抜けなラスボスもみれましたからよしとしましょう!」
フラグ『やったか!?』完
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