3: 2013/10/16(水) 03:36:27 ID:WazqZye6
アニ「……それが?」

スコール「……別に」

アニ「……」

スコール「……」

アニ「……」

スコール「……何かしゃべったらどうだ」

アニ「……悪かったね」

4: 2013/10/16(水) 03:41:11 ID:WazqZye6
KOBレオンハート「王に二言はないにゃ!」

アニ「」

スコール「」

KOBレオンハート「クイック!クイック!ターンクイック!」

アニ「」

スコール「」

KOBレオンハート「」

全員(((なんだこれ……)))

5: 2013/10/16(水) 03:47:47 ID:RapQmf96
>>3
確かにそんな感じだけどスコールはやたら心の中で喋ってそう

アニ「……それが?」

スコール「……別に」(珍しい名字だと思っていたが、案外いたりするんだな)

アニ「……」

スコール「……」(それにしても無口な女だ。まあ騒がしいのは好きじゃないが)

アニ「……」

スコール「……何かしゃべったらどうだ」

アニ「……悪かったね」

的な

10: 2013/10/31(木) 13:55:31 ID:sEqQ3FfI
アニ「あんたさ…」

スコール「…」

アニ「人に氏ねって言われたら氏ぬの?」

スコール「過去形はごめんだ」

11: 2013/10/31(木) 14:01:05 ID:sEqQ3FfI
スコール(…余計なおしゃべりは必要ないな)

アニ「…気が合いそうだね」

スコール「…べつに」

アニ「あんたのそのガンブレードってやつ、見せてくれない?」

スコール「…かまわないが、それじゃあその立体起動装置を見せてくれないか?」

アニ「ああ、いいよ。はい」

スコール「トリガーが二つ…」

アニ(…かっこいい)

スコール(こっちのトリガーはなんだ?)カチッ

ぶしゅうぅうぅうっぅぅぅぅぅ…ッ!!!!!!!!!!…どてんッ!!!!!!!!!!

スコール「…」

アニ「…」

スコール「…」(はずかしい…)

アニ「…」(おもしろい)クスッ

15: 2013/10/31(木) 18:24:52 ID:sEqQ3FfI
スコール「…」

アニ「あんたさ、歳いくつ?」

スコール「…17だ」(だったらなんだって言うんだ…)

アニ「…!?」

スコール「どうした」(老けてる…か、その反応は飽きた。パスだ)

アニ「兄さん…?」

スコール「なぜだ」

16: 2013/10/31(木) 18:35:18 ID:sEqQ3FfI
アニ(そういえば少し顔が私に…似てなくもないか)

スコール「…」(なんか喋れよ…)

アニ「あんたは…ひとりなの?」

スコール(またそれか…)

アニ「…」

スコール「だったらなんだ」

アニ「わ、わたしも…ひとりなんだ///」

スコール「…そうか」(それはいいことだ。ひとりが一番だ)

17: 2013/10/31(木) 18:35:50 ID:sEqQ3FfI
アニ「…なんかさ」

スコール「…」

アニ「同じ臭いがするんだよね、あんた」

スコール「レオンハートだしな」

アニ「ひとりだしね」

スコール「歳も近いしな」

アニ「無愛想だしね」

スコール(お前に言われたくない…そうか、やっぱり…)

スコール「似てるのかもな」

アニ「…あ、あのさ」

アニ「少し話してもいいかい?」(なんか今日の私よく喋るな…)

18: 2013/10/31(木) 18:48:19 ID:sEqQ3FfI
アニ「…私さ、ひとりになりたいんだ。でもなれなくて…」

スコール「…」

アニ「あ、なれないってのは…気持ち的にね」

アニ「なんだか…その、仲良くしたら…駄目なんだ。…私」

スコール「…?」(なにが言いたいんだ…)

アニ「…か弱い乙女なんだ」

スコール「…」(あぁ、知ってる。俺の仲間にもそんなやつがいた。女は女性扱いされるのが好きなんだっけか…)

スコール(壁にでも話してろ…)

アニ「私は…大罪をおかした」

19: 2013/10/31(木) 18:49:06 ID:sEqQ3FfI
スコール(大罪…)

スコール「人頃しでもしたのか」

アニ「…」

スコール(図星か…)

アニ「…裏切った」

アニ「そしてこれからも…裏切り続けなくちゃならない」

スコール「…」(少しはちゃんと聞いてやるか…)

20: 2013/10/31(木) 19:05:03 ID:sEqQ3FfI
スコール「話が断片的すぎて解らない。話すならちゃんと話せ」

アニ「あぁ…ごめん」

スコール「…」

アニ「言い出しといて悪いけど、全部はさすがに話せない…でも、私が殺人鬼でこれからも仲間達を殺さなくちゃならないっていうのは事実なんだよ」

アニ「つまり…そういうこと」

スコール(なにがなにやらだ…。結局目の前の女が人頃しだったという事しかわからない…)

スコール(ん…?俺は今、殺人鬼の前に立っているのか?)

スコール(殺人鬼に兄と思われている…?…似ていると思われている?…なんでこういつもややこしい事に巻き込まれるんだ…)

21: 2013/10/31(木) 19:05:33 ID:sEqQ3FfI
アニ「…」

スコール(わかったよ…リノア)

スコール「お前はその大罪は…何かを守りたいからだろう?」

アニ「…え、どうして?」

スコール「俺にも経験がある。守りたいもののためなら、この世の全てを敵にまわしても構わないと」

アニ「…」

スコール「この世は善悪じゃない」

スコール「敵と…敵じゃない奴がいるだけだ」

スコール(これで…いいんだろ?リノア)

23: 2013/11/01(金) 00:16:43 ID:hC/BD3To
アニ「敵と…敵じゃないやつ…か」(確かにそうかもね)

アニ(仲間なんて最初からいない。そう考えてれば楽だったんだ)

アニ(だから私は一人で頑張ってきた…)

アニ(戦士として)

アニ(…父さん!)

スコール(…厨二病ってやつか…)

アニ「…あんたさ」

スコール「…?」

アニ「厨二病だろ?」

スコール「…はぁ」(こんな所まで似ているのか…)

アニ「不思議な気持ちだよ。なんで出会ったのかわからないけど、こんなに少ない会話でもスッキリした」

スコール(俺のモヤモヤを分けてやりたいくらいだ)

24: 2013/11/01(金) 00:24:04 ID:hC/BD3To
アニ「兄さん…だったらよかったのに」

スコール「可愛いげのない妹だな」

アニ「…ふん」ニコ

スコール「そうだ、笑えばいい。笑えるなら、そうするべきだ」

アニ「あんたは?…笑うところ想像もできないけど…」

スコール「…俺は…笑えないんだ」

スコール「俺もそうだった。仲間なんて必要ない。いずれ別れる運命だ…仲良くしたって…別れが…」

アニ「…」

スコール「お前が俺なら…わかるよな?別れる時の寂しさ、悲しさ。それはとっても冷たくて…苦しくて…」

スコール「…立ち直るの…大変なんだぞ」

アニ「…」

25: 2013/11/01(金) 00:32:26 ID:hC/BD3To
スコール「そんな気持ちになるくらいなら…俺は…」

スコール「…仲間なんて欲しくない」

アニ「…」

スコール「独りで生きてやる。それだけの力を身につける。そう決めたんだ」

アニ「…うん」

スコール「だから、お前の気持ちも少しはわかってるつもりだ。」

アニ「…いや、確信した。あんたは私だ」

アニ「孤高の…」

スコール「獅子の心」

アニ(やっぱり偶然じゃなかった。あんたに会ったのは…偶然じゃない)

アニ「兄さん…ってよんでいい?」

スコール(…何度も言うなよ)

スコール「好きにしろ」

アニ「やった…///」

26: 2013/11/01(金) 00:43:28 ID:hC/BD3To
アニ「…こんなに話す私…けっこう珍しいんだ…実は」

スコール「…」

アニ「なんかあんたには人徳があるみたいだね」

スコール「…ありがた迷惑だ」

アニ「孤高とは無縁なのかい?」

スコール「…」

アニ「うちの氏に急ぎ野郎みたいだね」ボソッ

スコール「?」

アニ「なんでもないよ」

アニ「また会えるといいね」

スコール「…じゃあな」

アニ「ありがとう、兄さん」

終わり

28: 2013/11/03(日) 05:45:24 ID:GALs4akw
グリーヴァは孤高の存在の象徴らしいけど、
アニもスコールも孤高になり切れなかった人間なんだよな
心の内では他人を求めてた感じがする
スコールはリノアに落とされたし、アニもミーナと友達らしかったから
完全に人情を振り切ることはできなかったんだよな

7: 2013/10/16(水) 04:30:06 ID:RapQmf96
俺も中盤くらいで止めちゃったし口調とか性格とか正直自信ない
何となくスコールってやたら心の声多かったなあというイメージが薄らあるだけで

アニの格闘術見てゼル絡みのネタやったり
スコールとアニでシルバーアクセのこと話したり
アニがガンブレードに興味持ってスコールに色々教えて貰う代わりに
スコールが興味持った立体起動装置のことをアニが教えてあげたりとか
シチュエーションは思い浮かぶけどこの二人のキャラを壊さないようにやり取りさせるとか難しい

引用: アニ「まさかあんたも…」スコール「…レオンハートなのか?」