1: 2013/10/27(日) 11:18:43 ID:05W5EwGM
男「財布落とした！」
幼馴染「え？ じゃあ警察に行かないと……」
男「アフリカの子供に届いたのなら嬉しい」
幼馴染「残金400円って言ってたよね」
男「まぁいいさ、マーフィーの法則に従って必然だったんだ」
幼馴染「なら何でちゃんとしなかったの？」
男「ﾋｨｨﾊｧｧｧ!!」
幼馴染「いきなり何？」
男「空は青い！」
幼馴染「…………え、だから？」
幼馴染「え？ じゃあ警察に行かないと……」
男「アフリカの子供に届いたのなら嬉しい」
幼馴染「残金400円って言ってたよね」
男「まぁいいさ、マーフィーの法則に従って必然だったんだ」
幼馴染「なら何でちゃんとしなかったの？」
男「ﾋｨｨﾊｧｧｧ!!」
幼馴染「いきなり何？」
男「空は青い！」
幼馴染「…………え、だから？」
3: 2013/10/27(日) 11:24:58 ID:05W5EwGM
宝石店
男「君の指に合う指輪を買いに来たよ」
店員「///」
幼馴染「それ私違う」
男「いくら？」
店員「こちらですと50万になりますね」
男「切手で」
幼馴染「小切手だろ」
幼馴染「それに財布もないし貯金もないしやめなよ」
男「なんとかなる」
幼馴染「根拠は？」
男「主人公だからそこらへんで宝くじ落ちてるさ」
幼馴染「いやいや」
男「なんとかなるさ」
幼馴染「前向きすぎない？」
男「君の指に合う指輪を買いに来たよ」
店員「///」
幼馴染「それ私違う」
男「いくら？」
店員「こちらですと50万になりますね」
男「切手で」
幼馴染「小切手だろ」
幼馴染「それに財布もないし貯金もないしやめなよ」
男「なんとかなる」
幼馴染「根拠は？」
男「主人公だからそこらへんで宝くじ落ちてるさ」
幼馴染「いやいや」
男「なんとかなるさ」
幼馴染「前向きすぎない？」
4: 2013/10/27(日) 11:29:28 ID:05W5EwGM
ショッピング
男「ｳｫｫｫｫｫ!」
幼馴染「なになに」
男「アイス落としたぁぁぁ！」
幼馴染「季節考えなよ……また新しいの買おうか？」
男「まぁこれで空腹の白蟻が救われるなら安いもんさ」
幼馴染「やめて」
男「大体こんなものなくても生きて行ける！」
幼馴染「規模がデカイよ」
男「チ○コもな！」
幼馴染「ポークピッツが何を」
男「ｳｫｫｫｫｫ!」
幼馴染「なになに」
男「アイス落としたぁぁぁ！」
幼馴染「季節考えなよ……また新しいの買おうか？」
男「まぁこれで空腹の白蟻が救われるなら安いもんさ」
幼馴染「やめて」
男「大体こんなものなくても生きて行ける！」
幼馴染「規模がデカイよ」
男「チ○コもな！」
幼馴染「ポークピッツが何を」
5: 2013/10/27(日) 11:36:11 ID:05W5EwGM
レストラン
男「あ、子供に体当たりされたはずみにハンバーグ定食が落ちて服にシミがついた！」
幼馴染「誰に説明してるの？」
男「まぁいいさ、駆け回るしか脳がない子供達に致命傷がないんだから」
幼馴染「何か殺意を感じるけど前向きだね」
男「もしかしたらこれを訴えて慰謝料もらえるかもしれない……」
幼馴染「ちょっと……」
男「……そうだ、そうすればお金が手に入る」
幼馴染「やめなって」
男「ゲヒヒ、訴えてやる……」
幼馴染「雑魚臭が凄いわぁ……」
男「あ、子供に体当たりされたはずみにハンバーグ定食が落ちて服にシミがついた！」
幼馴染「誰に説明してるの？」
男「まぁいいさ、駆け回るしか脳がない子供達に致命傷がないんだから」
幼馴染「何か殺意を感じるけど前向きだね」
男「もしかしたらこれを訴えて慰謝料もらえるかもしれない……」
幼馴染「ちょっと……」
男「……そうだ、そうすればお金が手に入る」
幼馴染「やめなって」
男「ゲヒヒ、訴えてやる……」
幼馴染「雑魚臭が凄いわぁ……」
6: 2013/10/27(日) 11:40:49 ID:05W5EwGM
刑務所、面会
男「正直すまんかった」
幼馴染「……」
男「まさか痴漢及び猥褻物陳列罪で捕まるなんてな」
幼馴染『テメェのせいでハンバーグが落ちた！ 責任持ってくえ！ 嫌ならおじさんのウィンナーにするかい？』
男「うん、我ながら良い台詞だった、あの子の教育の一環になれた」
幼馴染「バッカじゃないの！？」
幼馴染「くだらないこと言うから捕まるんだよ！？」
男「まぁ体験するのも悪くない」
幼馴染「悪いからここに来たんだよ！？」
男「正直すまんかった」
幼馴染「……」
男「まさか痴漢及び猥褻物陳列罪で捕まるなんてな」
幼馴染『テメェのせいでハンバーグが落ちた！ 責任持ってくえ！ 嫌ならおじさんのウィンナーにするかい？』
男「うん、我ながら良い台詞だった、あの子の教育の一環になれた」
幼馴染「バッカじゃないの！？」
幼馴染「くだらないこと言うから捕まるんだよ！？」
男「まぁ体験するのも悪くない」
幼馴染「悪いからここに来たんだよ！？」
7: 2013/10/27(日) 11:45:10 ID:05W5EwGM
朝
「受刑者番号210,850,854番！」
男「ハイ！」
ﾆﾎﾝｼﾞｺｳｺｴﾃﾙﾔﾝ!
男「あれ、幼馴染のツッコミが……」
「私語を慎め」
男「俺の口臭は良い香りです！」
「そういう問題じゃない！」
男「確かに俺の声は鶴です！」
男「だからっておかしいでしょう！」
「今からランニングだ、支度しろ」
ｱｷﾚﾗﾚﾄﾙﾔｰﾝ
男「おぉ……またか……」
「受刑者番号210,850,854番！」
男「ハイ！」
ﾆﾎﾝｼﾞｺｳｺｴﾃﾙﾔﾝ!
男「あれ、幼馴染のツッコミが……」
「私語を慎め」
男「俺の口臭は良い香りです！」
「そういう問題じゃない！」
男「確かに俺の声は鶴です！」
男「だからっておかしいでしょう！」
「今からランニングだ、支度しろ」
ｱｷﾚﾗﾚﾄﾙﾔｰﾝ
男「おぉ……またか……」
9: 2013/10/27(日) 12:22:32 ID:05W5EwGM
数週間後
「受刑者番号210,850,854番！」
男「何事だ」
男「吾の眠りを妨げ、光の世へ導く愚か者は……」
「面会だ、来い」
男「ククク……吾と面会だと？ 運の良いやつだ、シュルツフォライム幹部と話せるのだからな……」
「……」
「大丈夫か？」
男「貴様、誰にものを言っている？ シュルツフォライム幹部だぞ？」
「……」
「受刑者番号210,850,854番！」
男「何事だ」
男「吾の眠りを妨げ、光の世へ導く愚か者は……」
「面会だ、来い」
男「ククク……吾と面会だと？ 運の良いやつだ、シュルツフォライム幹部と話せるのだからな……」
「……」
「大丈夫か？」
男「貴様、誰にものを言っている？ シュルツフォライム幹部だぞ？」
「……」
10: 2013/10/27(日) 12:26:52 ID:05W5EwGM
面会
幼馴染「何でこうなったの？」
男「なぜ……か、その答えを知るのはダミレス殿だけだ」
幼馴染「ダ、ダミレス？」
幼馴染「途中からテレパシーも通じないし、一体どうしたの？」
男「貴様も大概だな……フフフ」
男「だが哀しむことはない！ 吾は新たなる扉を開いた、それだけだ」
男「これが世界の選択と言うのなら、甘んじて受け入れよう」
幼馴染「あぁよかった、ポジティブは健在だった」
男「ポジティブで構成されてるように言うんじゃない」
幼馴染「何でこうなったの？」
男「なぜ……か、その答えを知るのはダミレス殿だけだ」
幼馴染「ダ、ダミレス？」
幼馴染「途中からテレパシーも通じないし、一体どうしたの？」
男「貴様も大概だな……フフフ」
男「だが哀しむことはない！ 吾は新たなる扉を開いた、それだけだ」
男「これが世界の選択と言うのなら、甘んじて受け入れよう」
幼馴染「あぁよかった、ポジティブは健在だった」
男「ポジティブで構成されてるように言うんじゃない」
11: 2013/10/27(日) 12:30:49 ID:05W5EwGM
数か月後
男「フハハハハ！」
「近頃面会に来ないな」
「呆れられたか？」
男「何を申すか、吾とミッシェルは前世の因縁より結ばれた仲」
男「吾が求める限り、ミッシェルも求めるのだ」
「前向きだなぁ」
「もう少し落ち着いたら刑期も短くなるのにな」
男「それは本当ですか？」
男「フハハハハ！」
「近頃面会に来ないな」
「呆れられたか？」
男「何を申すか、吾とミッシェルは前世の因縁より結ばれた仲」
男「吾が求める限り、ミッシェルも求めるのだ」
「前向きだなぁ」
「もう少し落ち着いたら刑期も短くなるのにな」
男「それは本当ですか？」
12: 2013/10/27(日) 12:33:59 ID:05W5EwGM
二年後
男「いやもうありがとうございました」
「前科はついちゃったけどなぁ」
男「いえいえ、自己啓発本でも出して印税貰いますよ」
「お、その粋だ」
「あの綺麗なお姉ちゃんは？」
男「彼女は家で待ってるみたいなので、会いに行きます」
「浮気してるかもなぁｗｗ」
男「でも、彼女は彼女ですから」
「ハハ、そうだな、二度と来るなよ」
男「お世話様」
男「いやもうありがとうございました」
「前科はついちゃったけどなぁ」
男「いえいえ、自己啓発本でも出して印税貰いますよ」
「お、その粋だ」
「あの綺麗なお姉ちゃんは？」
男「彼女は家で待ってるみたいなので、会いに行きます」
「浮気してるかもなぁｗｗ」
男「でも、彼女は彼女ですから」
「ハハ、そうだな、二度と来るなよ」
男「お世話様」
13: 2013/10/27(日) 12:40:22 ID:05W5EwGM
再会
幼馴染「……！」
男「久しぶり、迷惑かけたね」
幼馴染「……男……？」
男「犯罪者だけど、これから一緒に頑張ってくれる？」
幼馴染「……うん……うん……」
男「ありがとう」
幼馴染「いや男はもういないんだこれも幻覚なんだどうせもう会えないんだ」
幼馴染「会いに行こうとしたら靴紐切れるし私なんかに会いたくないんだもうダメだ何したってダメだイヤだイヤだ」
男「いやいや、元気出せよ、心配するな」
幼馴染「もうダメだダメだダメだダメだダメだなにも出来ない屑で使えないダメな女だ」
男「……」
男「ネガティブすぎる幼馴染がウザい」
終わり
幼馴染「……！」
男「久しぶり、迷惑かけたね」
幼馴染「……男……？」
男「犯罪者だけど、これから一緒に頑張ってくれる？」
幼馴染「……うん……うん……」
男「ありがとう」
幼馴染「いや男はもういないんだこれも幻覚なんだどうせもう会えないんだ」
幼馴染「会いに行こうとしたら靴紐切れるし私なんかに会いたくないんだもうダメだ何したってダメだイヤだイヤだ」
男「いやいや、元気出せよ、心配するな」
幼馴染「もうダメだダメだダメだダメだダメだなにも出来ない屑で使えないダメな女だ」
男「……」
男「ネガティブすぎる幼馴染がウザい」
終わり
14: 2013/10/27(日) 13:24:10 ID:6xxlI8aI
あっさりし過ぎワロタ
乙
乙
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります