17: 2010/07/17(土) 09:46:01.58 ID:L7Qz02DO
1、入学試験<スキルテスト>
上条「そういや姫神ってここに転校してくる前って確か霧ヶ丘女学院にいたんだよな?」
姫神「そう。でも。それがどうしたの?」
上条「いや、あそこって常盤台や長点上機学園と並ぶエリート校だろ? 一体どんな入学試験してんだろうって思ってさ」
姫神「うーん。霧ヶ丘女学院は他のエリート校と違って単純な学力よりも。能力の特殊性が一番優先される。だからシステムスキャンが入学試験みたいなもの。かな」
上条「へぇー能力の特殊性か……ん? 俺の幻想頃しならその基準を満たしてるんじゃねぇか?」
姫神「確かに。言われてみれば」
上条「おお! ついに俺の時代が来たんじゃねぇか!? エリート校なら奨学金もたんまり貰えるはず! 俺、来年編入しようかな!」
姫神「……ねぇ。なにか大切なことを忘れてる」
上条「学力か? 確かにこればっかりは今更なぁ……」
姫神「それよりもっと前」
上条「うーん……なんかあるか?」
姫神「あそこは女子校」
上条「……!?」
姫神「……」
上条「こ、こうなったら上嬢さんにでも……」
姫神「その幻想をぶち壊す」
上条「そういや姫神ってここに転校してくる前って確か霧ヶ丘女学院にいたんだよな?」
姫神「そう。でも。それがどうしたの?」
上条「いや、あそこって常盤台や長点上機学園と並ぶエリート校だろ? 一体どんな入学試験してんだろうって思ってさ」
姫神「うーん。霧ヶ丘女学院は他のエリート校と違って単純な学力よりも。能力の特殊性が一番優先される。だからシステムスキャンが入学試験みたいなもの。かな」
上条「へぇー能力の特殊性か……ん? 俺の幻想頃しならその基準を満たしてるんじゃねぇか?」
姫神「確かに。言われてみれば」
上条「おお! ついに俺の時代が来たんじゃねぇか!? エリート校なら奨学金もたんまり貰えるはず! 俺、来年編入しようかな!」
姫神「……ねぇ。なにか大切なことを忘れてる」
上条「学力か? 確かにこればっかりは今更なぁ……」
姫神「それよりもっと前」
上条「うーん……なんかあるか?」
姫神「あそこは女子校」
上条「……!?」
姫神「……」
上条「こ、こうなったら上嬢さんにでも……」
姫神「その幻想をぶち壊す」
18: 2010/07/17(土) 09:46:33.42 ID:L7Qz02DO
2、合格発表<リザルトオープン>
土御門「そういやカミやんと初めて会ったのは合格発表の時だったにゃー」
上条「そうだったか?」
土御門「忘れるなんて酷いぜよ。なんか俺の隣でぶつぶつ『不幸だ不幸だ』ってお経のように唱えてたのは今でも忘れられないんだぜい」
上条「あーそのことか。……っつーかそのことは忘れてくれ!」
青髪「なんやえらく盛り上がってんなぁ。よかったら僕にも教えてくれへん?」
土御門「あー、カミやんが合格発表の時――」
上条「ストーップ!!」
青髪「なんやカミやん? ははん、なるほどなぁ……」
上条「いいか、土御門! 絶対喋るなよ!?」
土御門「そこまで言われたら仕方ないんだにゃー。今度飯奢りな」
上条「ぐ、けど仕方ねぇ。分かったよ」
青髪「なんや、僕だけ仲間外れかぁ」
上条「そういうなよ。あ、俺、小萌先生の所に行かなきゃなんねぇんだった。ちょっと行ってくるわ」
青髪「小萌先生に呼び出されるなんてええなぁカミやんは。……それでさっきの話の続き聞かせてくれへんか?」
土御門「タダでは駄目だにゃー」
青髪「zipで」
土御門「乗ったぜよ。カミやん合格発表時、自分の受験番号が『060』なのに逆さまから見てて『090』だと思ってたらしいんだにゃー。それで『090』の番号がなくて涙目で『不幸だ不幸だ』言ってたんだぜい」
青髪「なはは! アホやなぁカミやんは!」
土御門「ははは、全くぜよ!」
青髪「でも『090』の人が一番不幸やね……」
土御門「……ああ」
土御門「そういやカミやんと初めて会ったのは合格発表の時だったにゃー」
上条「そうだったか?」
土御門「忘れるなんて酷いぜよ。なんか俺の隣でぶつぶつ『不幸だ不幸だ』ってお経のように唱えてたのは今でも忘れられないんだぜい」
上条「あーそのことか。……っつーかそのことは忘れてくれ!」
青髪「なんやえらく盛り上がってんなぁ。よかったら僕にも教えてくれへん?」
土御門「あー、カミやんが合格発表の時――」
上条「ストーップ!!」
青髪「なんやカミやん? ははん、なるほどなぁ……」
上条「いいか、土御門! 絶対喋るなよ!?」
土御門「そこまで言われたら仕方ないんだにゃー。今度飯奢りな」
上条「ぐ、けど仕方ねぇ。分かったよ」
青髪「なんや、僕だけ仲間外れかぁ」
上条「そういうなよ。あ、俺、小萌先生の所に行かなきゃなんねぇんだった。ちょっと行ってくるわ」
青髪「小萌先生に呼び出されるなんてええなぁカミやんは。……それでさっきの話の続き聞かせてくれへんか?」
土御門「タダでは駄目だにゃー」
青髪「zipで」
土御門「乗ったぜよ。カミやん合格発表時、自分の受験番号が『060』なのに逆さまから見てて『090』だと思ってたらしいんだにゃー。それで『090』の番号がなくて涙目で『不幸だ不幸だ』言ってたんだぜい」
青髪「なはは! アホやなぁカミやんは!」
土御門「ははは、全くぜよ!」
青髪「でも『090』の人が一番不幸やね……」
土御門「……ああ」
19: 2010/07/17(土) 09:47:02.49 ID:L7Qz02DO
3、入学式<オープンゲート>
女生徒A「『校長の話って長いよな』って話しかけられたのが初めでした」
女生徒B「部活動の少し無理矢理な勧誘からさり気なく助けてくれました」
女生徒C「筆記用具を忘れて、知ってる人もいなくて困ってたら『俺のでよければ使えよ』って貸してくれました」
女生徒D「曲がり角で軽くぶつかった時、額に唇が当たったから思わず殴った」
青髪「カミやん……」
土御門「さすがにこれは……」
上条「あのー、どうして二人はそんなに拳を強く握ってるんでせうか……?」
青髪「初日からフラグ建てすぎなんじゃボケェェェ!!」
土御門「背中を刺されて氏に晒せええぇぇぇ!!」
上条「うわっ!? ちょっと待てよお前ら! だぁ! ちくしょう! 不幸だーっ!!」
女生徒A「『校長の話って長いよな』って話しかけられたのが初めでした」
女生徒B「部活動の少し無理矢理な勧誘からさり気なく助けてくれました」
女生徒C「筆記用具を忘れて、知ってる人もいなくて困ってたら『俺のでよければ使えよ』って貸してくれました」
女生徒D「曲がり角で軽くぶつかった時、額に唇が当たったから思わず殴った」
青髪「カミやん……」
土御門「さすがにこれは……」
上条「あのー、どうして二人はそんなに拳を強く握ってるんでせうか……?」
青髪「初日からフラグ建てすぎなんじゃボケェェェ!!」
土御門「背中を刺されて氏に晒せええぇぇぇ!!」
上条「うわっ!? ちょっと待てよお前ら! だぁ! ちくしょう! 不幸だーっ!!」
20: 2010/07/17(土) 09:47:29.86 ID:L7Qz02DO
4、制服<ニユフォーム>
御坂「規則とはいえ、外出時も制服ってのもねぇ……」
佐天「うーん……でも逆に考えれば服を選ばなくていいってことになりません?」
御坂「そうかしらねぇ……」
初春「たまにはオシャレしたいですよね」
御坂「そうなのよ。私だって可愛い服着たいし見せたいし」
佐天「見せたいって誰にですかー?」
御坂「そりゃあもちろんあのバ……って違う違う! 誰もアイツだなんて言ってないんだからねっ!?」
初春「御坂さんそれ、半分以上喋っちゃってますよ?」
御坂「うぅ。違うのよ、だからこれはね初春さん」
佐天「あ、上条さんだ」
御坂「へっ!? ……ってどこにもいないじゃない!」
佐天「あれれ? おっかしいなぁー?」
御坂「もう、からかわないでよ……」
初春「あ、白井さんだ」
御坂「あっそう」
白井「お姉様、その反応はあんまりですの!!」
御坂「規則とはいえ、外出時も制服ってのもねぇ……」
佐天「うーん……でも逆に考えれば服を選ばなくていいってことになりません?」
御坂「そうかしらねぇ……」
初春「たまにはオシャレしたいですよね」
御坂「そうなのよ。私だって可愛い服着たいし見せたいし」
佐天「見せたいって誰にですかー?」
御坂「そりゃあもちろんあのバ……って違う違う! 誰もアイツだなんて言ってないんだからねっ!?」
初春「御坂さんそれ、半分以上喋っちゃってますよ?」
御坂「うぅ。違うのよ、だからこれはね初春さん」
佐天「あ、上条さんだ」
御坂「へっ!? ……ってどこにもいないじゃない!」
佐天「あれれ? おっかしいなぁー?」
御坂「もう、からかわないでよ……」
初春「あ、白井さんだ」
御坂「あっそう」
白井「お姉様、その反応はあんまりですの!!」
21: 2010/07/17(土) 09:48:01.09 ID:L7Qz02DO
5、クラス分け<ディバイド>
上条「そういや二年から三年になるときってクラス分けあるんだよな?」
吹寄「そうよ。進学を目指すクラスと就職を目指すクラスの二つに分けられるわね」
土御門「俺は就職だにゃー。もう勉強なんて勘弁ぜよ」
青髪「僕は進学やな」
吹寄「へぇ。でもどうせまともな理由じゃないんでしょ?」
青髪「何を言うとるんや! カミやんにフラグを建てられてない希少種がおるかも知れへんやんか!」
男子生徒(その手があったか!)
吹寄「くっだらない。姫神さんはどうするの?」
姫神「私は進学かな。吹寄さんは?」
吹寄「私も進学よ。上条当麻はどうせ就職でしょ?」
上条「……」
土御門「カミやん?」
上条「出席日数がやばい……進級が危うい……」
青髪「……」
土御門「……」
吹寄「……」
姫神「……」
上条「そういや二年から三年になるときってクラス分けあるんだよな?」
吹寄「そうよ。進学を目指すクラスと就職を目指すクラスの二つに分けられるわね」
土御門「俺は就職だにゃー。もう勉強なんて勘弁ぜよ」
青髪「僕は進学やな」
吹寄「へぇ。でもどうせまともな理由じゃないんでしょ?」
青髪「何を言うとるんや! カミやんにフラグを建てられてない希少種がおるかも知れへんやんか!」
男子生徒(その手があったか!)
吹寄「くっだらない。姫神さんはどうするの?」
姫神「私は進学かな。吹寄さんは?」
吹寄「私も進学よ。上条当麻はどうせ就職でしょ?」
上条「……」
土御門「カミやん?」
上条「出席日数がやばい……進級が危うい……」
青髪「……」
土御門「……」
吹寄「……」
姫神「……」
22: 2010/07/17(土) 09:48:31.77 ID:L7Qz02DO
6、週休二日<ウィークエンド>
上条「……」
小萌「ですからここは――」
上条「…………」
小萌「こうこう、こうなりまして――」
上条「………………」
小萌「こうなるのです!」
上条「……………………」
小萌「上条ちゃーん? 聞いてますかー?」
上条「へ、ああ、はい。聞いてます」
小萌「もう、ぼーっとしてたらすけすけ見る見るですよー?」
上条「すいません、シャキッとします!」
小萌「聞き分けのいい子は先生、好きですよー。そして土日も勉強出来るなんて上条ちゃんは幸せ者ですねー」
上条「ハハハ、ソウデスネー」
上条(あぁ、週休二日制のおかげで補習が組みやすく……不幸だ……)
上条「……」
小萌「ですからここは――」
上条「…………」
小萌「こうこう、こうなりまして――」
上条「………………」
小萌「こうなるのです!」
上条「……………………」
小萌「上条ちゃーん? 聞いてますかー?」
上条「へ、ああ、はい。聞いてます」
小萌「もう、ぼーっとしてたらすけすけ見る見るですよー?」
上条「すいません、シャキッとします!」
小萌「聞き分けのいい子は先生、好きですよー。そして土日も勉強出来るなんて上条ちゃんは幸せ者ですねー」
上条「ハハハ、ソウデスネー」
上条(あぁ、週休二日制のおかげで補習が組みやすく……不幸だ……)
23: 2010/07/17(土) 09:49:03.20 ID:L7Qz02DO
7、テスト<テスト>
上条「御坂、ちょっと付き合ってくれないか?」
御坂「へ!? ちょ、ちょっとアンタ今なんて……?」
上条「いやだから、ちょっと付き合ってくれないかって」
御坂「つ、つつつつ付き合うってあの、どういう意味で!?」
上条「どうって、頼みごとがあるから付き合って欲しいだけなんだが……」
御坂「……」
上条「御坂さん?」
御坂「はぁ、どうせそんなんだろうと思ったわ」
上条「? え、えーっと……忙しいならいいんだ。突然のお願いだしな」
御坂「いいわ、大丈夫。付き合ってあげる」
上条「マジか!? ああ、神様仏様御坂様!」
御坂「アンタはいちいち大袈裟なのよ。それで頼みごとって?」
上条「勉強を教えてくれ!」
御坂「……は?」
上条「次のテストは落とせないんだよ! 付き合ってくれたら荷物持ちでもなんでも一日付き合ってやるからさ、頼む!」
御坂「それはいいんだけどさ。アンタ、私に教わるとかプライドないわけ?」
上条「俺の学力に常識は通用しねぇ!」
上条「御坂、ちょっと付き合ってくれないか?」
御坂「へ!? ちょ、ちょっとアンタ今なんて……?」
上条「いやだから、ちょっと付き合ってくれないかって」
御坂「つ、つつつつ付き合うってあの、どういう意味で!?」
上条「どうって、頼みごとがあるから付き合って欲しいだけなんだが……」
御坂「……」
上条「御坂さん?」
御坂「はぁ、どうせそんなんだろうと思ったわ」
上条「? え、えーっと……忙しいならいいんだ。突然のお願いだしな」
御坂「いいわ、大丈夫。付き合ってあげる」
上条「マジか!? ああ、神様仏様御坂様!」
御坂「アンタはいちいち大袈裟なのよ。それで頼みごとって?」
上条「勉強を教えてくれ!」
御坂「……は?」
上条「次のテストは落とせないんだよ! 付き合ってくれたら荷物持ちでもなんでも一日付き合ってやるからさ、頼む!」
御坂「それはいいんだけどさ。アンタ、私に教わるとかプライドないわけ?」
上条「俺の学力に常識は通用しねぇ!」
24: 2010/07/17(土) 09:49:34.46 ID:L7Qz02DO
8、文系・理系<レフトブレイン・ライトブレイン>
打止「右脳はイメージや芸術、直感を司ってるんだよね? ってミサカはミサカはヨシカワに聞いてみる」
芳川「ええ、そうよ。だから理系の人が多いって言うわね」
打止「それで左脳は言語や意味を処理するのが得意なんだよね? ってミサカはミサカは今度はヨミカワに聞いてみる」
黄泉川「そうじゃん。だから文系の人が多いじゃん」
打止「それじゃああなたは文系理系どっち? ってミサカはミサカは小首を傾げてみたり」
一方「あァ? 別にどっちねェよ」
打止「右脳も左脳も使ってないのお馬鹿さんなの!? ってミサカはミサカは突然のカミングアウトに驚いてみたり!」
一方「そォいう意味じゃねェよ!」
打止「じゃあどんな意味? ってミサカはミサカは疑いの眼差しを向けてみる」
一方「大したこたァねェ。ただ俺くれェになると右脳だと左脳だとか関係ねェンだよ。学園最高の頭脳を舐めンじゃねェよ」
打止「凄い自信だね! ミサカはミサカは手をパチパチしてみる!」
一方「ったりめェだ」
芳川「でも右脳左脳以前に君の前頭葉があれよね」
一方「……」
打止「……」
芳川「? どうしたの?」
黄泉川「桔梗は飯抜きじゃん」
芳川「え、ちょ、私氏んじゃう」
黄泉川「問答無用じゃん!」
打止「右脳はイメージや芸術、直感を司ってるんだよね? ってミサカはミサカはヨシカワに聞いてみる」
芳川「ええ、そうよ。だから理系の人が多いって言うわね」
打止「それで左脳は言語や意味を処理するのが得意なんだよね? ってミサカはミサカは今度はヨミカワに聞いてみる」
黄泉川「そうじゃん。だから文系の人が多いじゃん」
打止「それじゃああなたは文系理系どっち? ってミサカはミサカは小首を傾げてみたり」
一方「あァ? 別にどっちねェよ」
打止「右脳も左脳も使ってないのお馬鹿さんなの!? ってミサカはミサカは突然のカミングアウトに驚いてみたり!」
一方「そォいう意味じゃねェよ!」
打止「じゃあどんな意味? ってミサカはミサカは疑いの眼差しを向けてみる」
一方「大したこたァねェ。ただ俺くれェになると右脳だと左脳だとか関係ねェンだよ。学園最高の頭脳を舐めンじゃねェよ」
打止「凄い自信だね! ミサカはミサカは手をパチパチしてみる!」
一方「ったりめェだ」
芳川「でも右脳左脳以前に君の前頭葉があれよね」
一方「……」
打止「……」
芳川「? どうしたの?」
黄泉川「桔梗は飯抜きじゃん」
芳川「え、ちょ、私氏んじゃう」
黄泉川「問答無用じゃん!」
25: 2010/07/17(土) 09:50:06.67 ID:L7Qz02DO
9、国語<ランゲージ>
上条「せうせう!」
青髪「なんやなんや!」
土御門「ぜいぜよにゃー!」
ローラ「けりるのよけりるのよ!」
一方「ァィゥェォン!」
絹旗「超超超!」
一同「いい感じ!」
絹旗「超超超超!!」
一同「いい感じ!!」
――――
吹寄「えーっと、どこから突っ込めばいいのかしら?」
姫神「私に任せて」
吹寄「姫神さん……?」
姫神「肉料理に白ワインかよ」
吹寄「ちょ、どこに突っ込み入れてんのそれ!?」
姫神「冗談。それにしてもなんという懐かしさ」
吹寄「年代がバレるわね」
上条「せうせう!」
青髪「なんやなんや!」
土御門「ぜいぜよにゃー!」
ローラ「けりるのよけりるのよ!」
一方「ァィゥェォン!」
絹旗「超超超!」
一同「いい感じ!」
絹旗「超超超超!!」
一同「いい感じ!!」
――――
吹寄「えーっと、どこから突っ込めばいいのかしら?」
姫神「私に任せて」
吹寄「姫神さん……?」
姫神「肉料理に白ワインかよ」
吹寄「ちょ、どこに突っ込み入れてんのそれ!?」
姫神「冗談。それにしてもなんという懐かしさ」
吹寄「年代がバレるわね」
26: 2010/07/17(土) 09:50:41.27 ID:L7Qz02DO
10、数学<マス>
上条「中学に上がったばっかりの頃ってさ、算数と数学をよく間違えたよな」
土御門「あー、そうだったにゃー。そんで周りのやつにすぐにどや顔で指摘されんのが嫌だったぜよ」
青髪「『算数ってお前小学生かよ』ってなぁ。お互い、ついこの間まで小学生やったやろって思うわぁ」
上条「他にも名前変わったのあるけど、算数から数学の流ってあんまり馴染めなかったよな」
土御門「ちゃんとした意味はあるんだろうけど、俺らにしたら算数の延長上には変わらないんだにゃー」
上条「まぁ俺らはどの道、算数止まりだから関係ないよな」
土御門「……」
青髪「……」
上条「ん、どうした二人とも?」
土御門「カミやん、もっと勉強はした方がいいぜよ……」
青髪「僕、小萌先生のためにやらへんだけでほんとは出来るんや……」
上条「あーもうっ! 二人ともバカにしやがって!」
吹寄「自習だからだって騒いでんじゃないわよ! この三バカ!!」
上条「そ!」
土御門「げ!」
青髪「ぶ!」
上条「中学に上がったばっかりの頃ってさ、算数と数学をよく間違えたよな」
土御門「あー、そうだったにゃー。そんで周りのやつにすぐにどや顔で指摘されんのが嫌だったぜよ」
青髪「『算数ってお前小学生かよ』ってなぁ。お互い、ついこの間まで小学生やったやろって思うわぁ」
上条「他にも名前変わったのあるけど、算数から数学の流ってあんまり馴染めなかったよな」
土御門「ちゃんとした意味はあるんだろうけど、俺らにしたら算数の延長上には変わらないんだにゃー」
上条「まぁ俺らはどの道、算数止まりだから関係ないよな」
土御門「……」
青髪「……」
上条「ん、どうした二人とも?」
土御門「カミやん、もっと勉強はした方がいいぜよ……」
青髪「僕、小萌先生のためにやらへんだけでほんとは出来るんや……」
上条「あーもうっ! 二人ともバカにしやがって!」
吹寄「自習だからだって騒いでんじゃないわよ! この三バカ!!」
上条「そ!」
土御門「げ!」
青髪「ぶ!」
44: 2010/07/17(土) 20:30:04.78 ID:L7Qz02DO
11、社会<ソサイエティ>
土御門「遅いぞ一方通行」
一方「すまねェ。家のガキがうるさくてよ」
淡希「さすが口リコンね」
一方「違ェよ、シOタコン」
淡希「だからシOタコンじゃないってば!」
一方「ハッ、この間ガキに話かけて『ジャッジメントですの!』とか言われてたのはどこのどいつですかァ?」
淡希「あれはお金を落としたって聞いたから一緒に探そうとしてただけよ!」
一方「どォだかなァ」
淡希「なによ!?」
海原「まぁまぁ二人とも落ち着いて下さい。たまたま偶然そういうことってよくありますしね」
土御門「お前はただのストーカーだ」
海原「人聞きの悪いことを言わないで下さいよこのシスコンが」
土御門「あ?」
海原「おや、どうかしましたか?」
淡希「はいはいストップ。それよりさ、凄く気になることがあるんだけどさ、私だけじゃないよね?」
海原「奇遇ですね」
土御門「実は俺もだ」
一方「なンだよ……?」
淡希「社会の窓、開きっぱなしよ」
一方「はァ? なにいって……ッ!?」
海原「たまたま偶然ありますって」
土御門「ドンマイ」
淡希「ブリーフって……」
一方「うるせェぞテメェら!!」
土御門「遅いぞ一方通行」
一方「すまねェ。家のガキがうるさくてよ」
淡希「さすが口リコンね」
一方「違ェよ、シOタコン」
淡希「だからシOタコンじゃないってば!」
一方「ハッ、この間ガキに話かけて『ジャッジメントですの!』とか言われてたのはどこのどいつですかァ?」
淡希「あれはお金を落としたって聞いたから一緒に探そうとしてただけよ!」
一方「どォだかなァ」
淡希「なによ!?」
海原「まぁまぁ二人とも落ち着いて下さい。たまたま偶然そういうことってよくありますしね」
土御門「お前はただのストーカーだ」
海原「人聞きの悪いことを言わないで下さいよこのシスコンが」
土御門「あ?」
海原「おや、どうかしましたか?」
淡希「はいはいストップ。それよりさ、凄く気になることがあるんだけどさ、私だけじゃないよね?」
海原「奇遇ですね」
土御門「実は俺もだ」
一方「なンだよ……?」
淡希「社会の窓、開きっぱなしよ」
一方「はァ? なにいって……ッ!?」
海原「たまたま偶然ありますって」
土御門「ドンマイ」
淡希「ブリーフって……」
一方「うるせェぞテメェら!!」
45: 2010/07/17(土) 20:30:57.82 ID:L7Qz02DO
12、英語<イングリッシュ>
上条「英語が話せるようになりたい……」
土御門「急にどうしたんだにゃー?」
上条「ほら、インデックス関係で嫌という程思い知らされた訳ですよ」
土御門「まぁ確かにカミやんの状況からしたら必要かもしれんにゃー」
上条「今更まともに授業受けても分からないし英語アプリとかもさっぱりで……」
土御門「確かに一朝一夕で出来るもんではないぜよ」
上条「インデックスにでも教えてもらおうかなぁ……」
土御門「インデックスならきっとバッチリなんだぜい」
上条「でも覚えられないのがインデックス的には信じられないみたいで『どうしてとうまは覚えられないんだよ!』とか言われるし……」
土御門「完全記憶能力……恐ろしいぜよ……」
上条「俺はボケた爺ちゃんかっての!」
土御門「あー、カミやんカミやん」
上条「ん? なにかいい方法であるのか?」
土御門「カミやんの前に現れる人達ってばりばり日本語話してないかにゃー?」
上条「あ、」
土御門「主人公が主人公補正忘れるとは何事ですたい!」
上条「英語が話せるようになりたい……」
土御門「急にどうしたんだにゃー?」
上条「ほら、インデックス関係で嫌という程思い知らされた訳ですよ」
土御門「まぁ確かにカミやんの状況からしたら必要かもしれんにゃー」
上条「今更まともに授業受けても分からないし英語アプリとかもさっぱりで……」
土御門「確かに一朝一夕で出来るもんではないぜよ」
上条「インデックスにでも教えてもらおうかなぁ……」
土御門「インデックスならきっとバッチリなんだぜい」
上条「でも覚えられないのがインデックス的には信じられないみたいで『どうしてとうまは覚えられないんだよ!』とか言われるし……」
土御門「完全記憶能力……恐ろしいぜよ……」
上条「俺はボケた爺ちゃんかっての!」
土御門「あー、カミやんカミやん」
上条「ん? なにかいい方法であるのか?」
土御門「カミやんの前に現れる人達ってばりばり日本語話してないかにゃー?」
上条「あ、」
土御門「主人公が主人公補正忘れるとは何事ですたい!」
46: 2010/07/17(土) 20:32:06.51 ID:L7Qz02DO
14、体育<ウォームアップ>
一方「反射ッ、反射ッ、反射ァ! ここから先は侵入禁止<カテナチオ>、一方通行ってなァ!!」
垣根「俺の無回転シュートに常識は通用しねえ」
御坂「ねぇ、雷獣シュートって知ってる?」
麦野「関係ねえよ!! カァンケイねェェんだよォォォ!! テメェら守備陣なんざ、フェイント使わなくても、100回ブチ抜けんだよォぉぉぉッ!!」
削板「すごいキーック!!」
上条「てめぇはずっと待ってたんだろ!? ゴール前での絶妙な飛び出し、キーパーかわしての無人ゴールへ……そんな誰も期待して、誰もが望む最高のゴールシーンってやつを」
上条「今まで待ち焦がれてたんだろ? こんな展開を……何のためにここまで歯を食いしばってきたんだ!? てめぇのその足でチームの皆を助けて見せるって誓ったんじゃねえのかよ?」
上条「お前だってスタメンの方がいいだろ!? 控えなんかで満足してんじゃねえ、命を懸けてチームのために勝ちを得てぇんじゃないのかよ!? だったら、それは全然終わってねぇ、始まってすらいねぇ……」
上条「ちょっとくらい長いベンチ生活で絶望してんじゃねぇよ! 手を伸ばせば届くんだ! いい加減に奪い取ろうぜ、スタメンを!!」
柳沢「いいぜ、てめえがサイドから展開するってなら……やべ急にボール来た!」
黄泉川「そこっ! ちゃんと決めるじゃん!」
一方「反射ッ、反射ッ、反射ァ! ここから先は侵入禁止<カテナチオ>、一方通行ってなァ!!」
垣根「俺の無回転シュートに常識は通用しねえ」
御坂「ねぇ、雷獣シュートって知ってる?」
麦野「関係ねえよ!! カァンケイねェェんだよォォォ!! テメェら守備陣なんざ、フェイント使わなくても、100回ブチ抜けんだよォぉぉぉッ!!」
削板「すごいキーック!!」
上条「てめぇはずっと待ってたんだろ!? ゴール前での絶妙な飛び出し、キーパーかわしての無人ゴールへ……そんな誰も期待して、誰もが望む最高のゴールシーンってやつを」
上条「今まで待ち焦がれてたんだろ? こんな展開を……何のためにここまで歯を食いしばってきたんだ!? てめぇのその足でチームの皆を助けて見せるって誓ったんじゃねえのかよ?」
上条「お前だってスタメンの方がいいだろ!? 控えなんかで満足してんじゃねえ、命を懸けてチームのために勝ちを得てぇんじゃないのかよ!? だったら、それは全然終わってねぇ、始まってすらいねぇ……」
上条「ちょっとくらい長いベンチ生活で絶望してんじゃねぇよ! 手を伸ばせば届くんだ! いい加減に奪い取ろうぜ、スタメンを!!」
柳沢「いいぜ、てめえがサイドから展開するってなら……やべ急にボール来た!」
黄泉川「そこっ! ちゃんと決めるじゃん!」
47: 2010/07/17(土) 20:32:41.58 ID:L7Qz02DO
15、保健体育<ヘルスマネージメント>
麦野「今日はテメェにについてしっかり教えてやる。いいなッ!?」
御坂「なんで私が……」
麦野「アァ? 別にいらねぇってか?」
御坂「私は、別にそんなこと考えてな、くもないかなとかなんとか……」
麦野「いつまでも純情ぶってんじゃねぇぞ売女ァッ! ターゲットの周りを飛ぶ衛星で満足してっとテメェのクローンに食われんぞ?」
御坂「……いくら私の妹とはそれは譲れないわね」
麦野「やっとヤル気になったか超電磁砲ッ!」
御坂(なんでこんなにテンション高いのよ)
麦野「それじゃあ始めんぞ。えーっとまずは――」
御坂「あの!」
麦野「あ? まだなんかあるってのか?」
御坂「ち、知識はその……ネ、ネットだとかであるからそのぉ……ね」
麦野「ハッキリ言いやがれガキがぁ!」
御坂「で、出来れば実体験の方が詳しく知りたいかな、って思ったんだけど……」
麦野「実体験? えっと、あー……実体験、ね」
御坂「?」
麦野「いやだから、その初めての時は色々大変でその……」
御坂「まさか、未経験?」
麦野「……」
御坂「甘いものでも食べに行こっか?」
麦野「……うん」
麦野「今日はテメェにについてしっかり教えてやる。いいなッ!?」
御坂「なんで私が……」
麦野「アァ? 別にいらねぇってか?」
御坂「私は、別にそんなこと考えてな、くもないかなとかなんとか……」
麦野「いつまでも純情ぶってんじゃねぇぞ売女ァッ! ターゲットの周りを飛ぶ衛星で満足してっとテメェのクローンに食われんぞ?」
御坂「……いくら私の妹とはそれは譲れないわね」
麦野「やっとヤル気になったか超電磁砲ッ!」
御坂(なんでこんなにテンション高いのよ)
麦野「それじゃあ始めんぞ。えーっとまずは――」
御坂「あの!」
麦野「あ? まだなんかあるってのか?」
御坂「ち、知識はその……ネ、ネットだとかであるからそのぉ……ね」
麦野「ハッキリ言いやがれガキがぁ!」
御坂「で、出来れば実体験の方が詳しく知りたいかな、って思ったんだけど……」
麦野「実体験? えっと、あー……実体験、ね」
御坂「?」
麦野「いやだから、その初めての時は色々大変でその……」
御坂「まさか、未経験?」
麦野「……」
御坂「甘いものでも食べに行こっか?」
麦野「……うん」
48: 2010/07/17(土) 20:33:10.75 ID:L7Qz02DO
16、音楽<ミュージック>
佐天「ヴァイオリンを弾けるなんて御坂さんは凄いなぁ」
御坂「別に凄くないわよ。授業で習わされるから誰だって出来るわよ」
初春「そうだったんですか!? それじゃあ白井さんも弾けるんですか?」
白井「もちろんですの。とは言え、お姉様程ではありませんが」
佐天「やっぱり御坂さん凄いじゃないですか! くーっ! 御坂さんのお嬢様エキスを全部吸い出してやる!」バッ
初春「佐天さん!?」
白井「お姉様!?」
御坂「わわっ。ちょっと急に抱き付いて来たら危ないわよ」
佐天「いやぁ、つい我慢できなくなりまして……へへ」
御坂「もう。ま、たまには後輩に抱きつかれるのも悪くないか。ん? どうかしたの黒子に初春さん」
白井「い、いいえなんでもなんでもありませんの」
初春「そ、そういえば佐天さんはクラリネットが吹けるんですよね!」
佐天「まぁ少しですけど……」
御坂「へぇー。佐天さんも凄いじゃない」
佐天「お父さんから貰ったとかありがちな話ですけどね。そういえば最近吹いてないなー」
白井「是非とも聞かせてほしいですの」
佐天「れ、練習する時間をくれッス」
御坂「初春さんはなにか楽器出来る?」
初春「……」ガサゴソ
佐天「初、春……?」
初春「うんt」
佐天御坂白井「それはダメッ!!」
佐天「ヴァイオリンを弾けるなんて御坂さんは凄いなぁ」
御坂「別に凄くないわよ。授業で習わされるから誰だって出来るわよ」
初春「そうだったんですか!? それじゃあ白井さんも弾けるんですか?」
白井「もちろんですの。とは言え、お姉様程ではありませんが」
佐天「やっぱり御坂さん凄いじゃないですか! くーっ! 御坂さんのお嬢様エキスを全部吸い出してやる!」バッ
初春「佐天さん!?」
白井「お姉様!?」
御坂「わわっ。ちょっと急に抱き付いて来たら危ないわよ」
佐天「いやぁ、つい我慢できなくなりまして……へへ」
御坂「もう。ま、たまには後輩に抱きつかれるのも悪くないか。ん? どうかしたの黒子に初春さん」
白井「い、いいえなんでもなんでもありませんの」
初春「そ、そういえば佐天さんはクラリネットが吹けるんですよね!」
佐天「まぁ少しですけど……」
御坂「へぇー。佐天さんも凄いじゃない」
佐天「お父さんから貰ったとかありがちな話ですけどね。そういえば最近吹いてないなー」
白井「是非とも聞かせてほしいですの」
佐天「れ、練習する時間をくれッス」
御坂「初春さんはなにか楽器出来る?」
初春「……」ガサゴソ
佐天「初、春……?」
初春「うんt」
佐天御坂白井「それはダメッ!!」
49: 2010/07/17(土) 20:33:51.80 ID:L7Qz02DO
17、書道<カリグラフィ>
上条「なんかこう、気分が乗らねえなぁ……」
姫神「どうしたの?」
上条「前のノートが使い終わったから新しいノートを使おうと思うんだけど、このまだなにも書かれてない綺麗なノートを俺の汚い字で汚すと思うと気が重くて……」
姫神(微妙に工口く聞こえるのはどうして?)
姫神「そんなに気にすることないと思うけど」
上条「そうか? でもノートに気持ちがあるとしたら姫神のノートはきっと幸せだなんだろうな」
姫神「え。なにが?」
上条「綺麗なノートに綺麗な姫神の字。ノート冥利に尽きるってもんだ」
姫神「ねぇ。私は?」
上条「ん?」
姫神「私は。綺麗?」
上条「綺麗ってよりかは可愛い、だな」
姫神「! あ。ありがとう」
上条「礼を言われるようなこと言ったか?」
姫神「うん。私も上条君はかっk――」
吹寄「姫神さん、ティッシュ持ってる? 今日忘れちゃって」
姫神「空気を読めよデコ助野郎ッ!!」
吹寄「え」
上条「なんかこう、気分が乗らねえなぁ……」
姫神「どうしたの?」
上条「前のノートが使い終わったから新しいノートを使おうと思うんだけど、このまだなにも書かれてない綺麗なノートを俺の汚い字で汚すと思うと気が重くて……」
姫神(微妙に工口く聞こえるのはどうして?)
姫神「そんなに気にすることないと思うけど」
上条「そうか? でもノートに気持ちがあるとしたら姫神のノートはきっと幸せだなんだろうな」
姫神「え。なにが?」
上条「綺麗なノートに綺麗な姫神の字。ノート冥利に尽きるってもんだ」
姫神「ねぇ。私は?」
上条「ん?」
姫神「私は。綺麗?」
上条「綺麗ってよりかは可愛い、だな」
姫神「! あ。ありがとう」
上条「礼を言われるようなこと言ったか?」
姫神「うん。私も上条君はかっk――」
吹寄「姫神さん、ティッシュ持ってる? 今日忘れちゃって」
姫神「空気を読めよデコ助野郎ッ!!」
吹寄「え」
50: 2010/07/17(土) 20:34:17.64 ID:L7Qz02DO
18、美術<アート>
上条「おっす」
御坂妹「おっす、とミサカは同じ形式で挨拶をします」
上条「こんなところでなにしてるんだ?」
御坂妹「ご覧の通りです、とミサカはスケッチブックと鉛筆を持ち上げます」
上条「絵を描いてたのか」
御坂妹「はい。ただ外をぶらついてても暇なので絵を始めて見ました、とミサカは少し恥ずかしげに答えます」
上条「ふーん、どれどれ?」ヒョイ
御坂妹「あん」
上条「……。絵なんてさっぱり分からないけど、俺はこういう絵好きだぞ」
御坂妹「あ、ありがとうございます、とミサカは言葉を詰まらせます」
上条「そんな大袈裟な。そうだ、せっかくだから俺を書いてくれないか?」
御坂妹「え?」
上条「俺さ、外で絵を描いてる人に自分を描いてもらうのが密かな夢だったんだよ」
御坂妹「そうだったのですか。うまく書けるかどうかわかりませんがいいのですか? とミサカは確認を取ります」
上条「ああ。楽しみにしてるよ」
上条「おっす」
御坂妹「おっす、とミサカは同じ形式で挨拶をします」
上条「こんなところでなにしてるんだ?」
御坂妹「ご覧の通りです、とミサカはスケッチブックと鉛筆を持ち上げます」
上条「絵を描いてたのか」
御坂妹「はい。ただ外をぶらついてても暇なので絵を始めて見ました、とミサカは少し恥ずかしげに答えます」
上条「ふーん、どれどれ?」ヒョイ
御坂妹「あん」
上条「……。絵なんてさっぱり分からないけど、俺はこういう絵好きだぞ」
御坂妹「あ、ありがとうございます、とミサカは言葉を詰まらせます」
上条「そんな大袈裟な。そうだ、せっかくだから俺を書いてくれないか?」
御坂妹「え?」
上条「俺さ、外で絵を描いてる人に自分を描いてもらうのが密かな夢だったんだよ」
御坂妹「そうだったのですか。うまく書けるかどうかわかりませんがいいのですか? とミサカは確認を取ります」
上条「ああ。楽しみにしてるよ」
51: 2010/07/17(土) 20:34:45.56 ID:L7Qz02DO
19、家庭科<ハウスワーク>
黄泉川「料理は任せるじゃん」
芳川「果たしてあれは料理と言えるのかしら」
黄泉川「炊飯器を舐めるなじゃん」
芳川「一度深く研究してみたわね」
黄泉川「掃除洗濯も任せるじゃん」
打止「私もお手伝いしてるよってミサカはミサカは出来る子をアピールしてみる!」
黄泉川「凄く助かってるじゃん」
打止「お世話になってるからこれくらい当然だよってミサカはミサカは当たり前のことを言ってみる」
黄泉川「きっといいお嫁さんになれるじゃん」
打止「えへへー」
黄泉川「教師とアンチスキルで稼ぎもいいじゃん」
一方「確かになァ。じゃねェと俺はともかく二人も養えねェよな」
黄泉川「そしてしっかり貯金もしてあるじゃん」
一方「ほォ、それは初耳だなァ」
黄泉川「おまけにスタイルもいいじゃん」
一方「まァどう思うかは人それぞれだけどなァ」
黄泉川「なのになんでいい相手が見つからねーじゃん!?」
一方「知るか」
黄泉川「料理は任せるじゃん」
芳川「果たしてあれは料理と言えるのかしら」
黄泉川「炊飯器を舐めるなじゃん」
芳川「一度深く研究してみたわね」
黄泉川「掃除洗濯も任せるじゃん」
打止「私もお手伝いしてるよってミサカはミサカは出来る子をアピールしてみる!」
黄泉川「凄く助かってるじゃん」
打止「お世話になってるからこれくらい当然だよってミサカはミサカは当たり前のことを言ってみる」
黄泉川「きっといいお嫁さんになれるじゃん」
打止「えへへー」
黄泉川「教師とアンチスキルで稼ぎもいいじゃん」
一方「確かになァ。じゃねェと俺はともかく二人も養えねェよな」
黄泉川「そしてしっかり貯金もしてあるじゃん」
一方「ほォ、それは初耳だなァ」
黄泉川「おまけにスタイルもいいじゃん」
一方「まァどう思うかは人それぞれだけどなァ」
黄泉川「なのになんでいい相手が見つからねーじゃん!?」
一方「知るか」
52: 2010/07/17(土) 20:35:26.38 ID:L7Qz02DO
20、教室<クラスルーム>
青髪「あぁ、なんや放課後の教室っていい響きやなー」
土御門「ほんとだにゃー。学校にしかない工口スを感じるぜよ」
上条「お前ら真面目に働けよ。こんなペースじゃ日が暮れるぞ?」
青髪「薄暗くなった放課後の教室ってもう工口スしかないやん!」
土御門「見回りの職員や部活動してる生徒が来るとか来ないとか!」
上条「ったく。工口スは程々にって鼻に傷のある人が言ってたぞ」
青髪「またまたカミやん、一人だけ紳士振ろうたってそうはいかへんよ?」
上条「はあ?」
土御門「薄暗くなった放課後の教室で教師と二人っきりの補習……ってのはどうぜよ?」
上条「べ、別にどうもしねぇよ」
土御門「その教師がねーちんみたいのだったらどうぜよ?」
上条「……」ゴクリ
青髪「カミやん、紳士(笑)なんて忘れて一人の男子高校生として話をしようや?」
上条「そ、そうだな。それもたまには悪く『くおぅらぁッ! まだ罰掃除してんのか貴様らは!?』」
上条青髪土御門「げぇ、吹寄!?」
吹寄「人を関羽みたいに言うなーっ!!」
青髪「あぁ、なんや放課後の教室っていい響きやなー」
土御門「ほんとだにゃー。学校にしかない工口スを感じるぜよ」
上条「お前ら真面目に働けよ。こんなペースじゃ日が暮れるぞ?」
青髪「薄暗くなった放課後の教室ってもう工口スしかないやん!」
土御門「見回りの職員や部活動してる生徒が来るとか来ないとか!」
上条「ったく。工口スは程々にって鼻に傷のある人が言ってたぞ」
青髪「またまたカミやん、一人だけ紳士振ろうたってそうはいかへんよ?」
上条「はあ?」
土御門「薄暗くなった放課後の教室で教師と二人っきりの補習……ってのはどうぜよ?」
上条「べ、別にどうもしねぇよ」
土御門「その教師がねーちんみたいのだったらどうぜよ?」
上条「……」ゴクリ
青髪「カミやん、紳士(笑)なんて忘れて一人の男子高校生として話をしようや?」
上条「そ、そうだな。それもたまには悪く『くおぅらぁッ! まだ罰掃除してんのか貴様らは!?』」
上条青髪土御門「げぇ、吹寄!?」
吹寄「人を関羽みたいに言うなーっ!!」
53: 2010/07/17(土) 20:38:52.47 ID:L7Qz02DO
以上でとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第二回目を終わりたいと思います
基本的にはオチもボケも弱いほのぼの路線です。ちなみに時系列などの話は細かいことってやつでお願いします
やっぱりカタカナが大変だ。単純な英語じゃなくて、かすった感じにするのがこれほど難しいとは思わなかった
基本的にはオチもボケも弱いほのぼの路線です。ちなみに時系列などの話は細かいことってやつでお願いします
やっぱりカタカナが大変だ。単純な英語じゃなくて、かすった感じにするのがこれほど難しいとは思わなかった
82: 2010/07/18(日) 00:39:31.41 ID:ysh3toDO
おかげさまでだったか
禁書「こーら、美味しいんだよ」
上条「それは醤油だ」
インデックス使うと全然普通だな
禁書「こーら、美味しいんだよ」
上条「それは醤油だ」
インデックス使うと全然普通だな
86: 2010/07/18(日) 11:12:00.22 ID:ysh3toDO
欠番が出たから81ですね。せっかくだからオチに使おうと思います
わっふるされたのでとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第三回目を始めたいと思います
わっふるされたのでとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第三回目を始めたいと思います
87: 2010/07/18(日) 11:15:37.13 ID:ysh3toDO
21、登下校<アップダウン>
上条「よっ」
御坂「……なんでアンタが常盤台にいるのよ」
上条「よく帰り道、御坂と遭遇するだろ? だからたまは俺から遭遇してみようかなと思いまして」
――ヒソヒソ、ヒソヒソ
上条「あれ、なんか様子がおかしいぞ……?」
御坂「と、とにかく今は帰ってちょうだい! アンタが今ここに居られたら迷惑なの!」
上条「う、物凄いアウェイな空気を感じるんですが……。分かったよ、じゃあな」
御坂「ま、待って!」
上条「ん? 帰れとか待てとかどっちなんですか?」
御坂「今は帰ってほしいんだけど……後でメール送るから、絶対見てよね」
上条「忘れなかったらなー」
御坂「忘れんじゃないわよ!」
――――
上条「お、メールか。どれどれ?」
御坂『さっきはどっち付かずなこと言ってごめん。あの場ではあーするしかなくて……。遭遇する時は私から遭遇しに行くから、あんな驚くことはもう無しね』
上条「……。おーい、わざわざ陰に隠れてメール送らなくても直接言えばいいだろ?」
御坂「い、いつから気付いてたのよ?」
上条「そっちに行った野良猫が逃げて来たからもしかしてと思ってな」
御坂「う。今日は驚かされっぱなしだわ……なんか納得いかない!」
上条「へ?」
御坂「アンタを驚かしてやるからちょっと私に付き合ってよ!」
上条「いや、これからスーパーの特売がありまして……」
御坂「私も一緒に行ってあげるから早く来る!」
上条「あ、おい! 引っ張んなよ!」
上条「よっ」
御坂「……なんでアンタが常盤台にいるのよ」
上条「よく帰り道、御坂と遭遇するだろ? だからたまは俺から遭遇してみようかなと思いまして」
――ヒソヒソ、ヒソヒソ
上条「あれ、なんか様子がおかしいぞ……?」
御坂「と、とにかく今は帰ってちょうだい! アンタが今ここに居られたら迷惑なの!」
上条「う、物凄いアウェイな空気を感じるんですが……。分かったよ、じゃあな」
御坂「ま、待って!」
上条「ん? 帰れとか待てとかどっちなんですか?」
御坂「今は帰ってほしいんだけど……後でメール送るから、絶対見てよね」
上条「忘れなかったらなー」
御坂「忘れんじゃないわよ!」
――――
上条「お、メールか。どれどれ?」
御坂『さっきはどっち付かずなこと言ってごめん。あの場ではあーするしかなくて……。遭遇する時は私から遭遇しに行くから、あんな驚くことはもう無しね』
上条「……。おーい、わざわざ陰に隠れてメール送らなくても直接言えばいいだろ?」
御坂「い、いつから気付いてたのよ?」
上条「そっちに行った野良猫が逃げて来たからもしかしてと思ってな」
御坂「う。今日は驚かされっぱなしだわ……なんか納得いかない!」
上条「へ?」
御坂「アンタを驚かしてやるからちょっと私に付き合ってよ!」
上条「いや、これからスーパーの特売がありまして……」
御坂「私も一緒に行ってあげるから早く来る!」
上条「あ、おい! 引っ張んなよ!」
88: 2010/07/18(日) 11:16:08.34 ID:ysh3toDO
22、クラブ活動<クラブ>
絹旗「浜面がバレーに興味あるんて超驚きました」
浜面「これでも真面目に学校行ってた時はバレー部だったしな」
フレ「あーいるよねー、こういう中途半端なバレー部員て」
浜面「今でこそこうだが当時は真面目にやってたっての」
滝壺「だからはまづらの手は厚いんだね」フニフニ
絹旗「ほんとですか? 私にも超触らせて下さい」フニフニ
浜面「なんか照れるなこれは。ははは」
フレ「男のゴツゴツした手になんて興味ない訳よ」
麦野「へぇ、それなら私の手で逝かせてあげようか?」
フレ「是非! じゃなくて麦野いつからそこに!?」
麦野「ついさっきよ。……ふーん、バレーか」
絹旗「浜面は昔、超バレー部だったみたいですよ」
麦野「ははぁん、確かに脚の見え方がバニーと少し被るわね」
浜面「」ピクッ
滝壺「はま、づら……?」
フレ「結局、男は下半身が本体って訳よ」
絹旗「手を超洗ってきます……」
麦野「あーイカ臭ぇ」
浜面「女尊男卑だあぁぁぁ!!」
絹旗「浜面がバレーに興味あるんて超驚きました」
浜面「これでも真面目に学校行ってた時はバレー部だったしな」
フレ「あーいるよねー、こういう中途半端なバレー部員て」
浜面「今でこそこうだが当時は真面目にやってたっての」
滝壺「だからはまづらの手は厚いんだね」フニフニ
絹旗「ほんとですか? 私にも超触らせて下さい」フニフニ
浜面「なんか照れるなこれは。ははは」
フレ「男のゴツゴツした手になんて興味ない訳よ」
麦野「へぇ、それなら私の手で逝かせてあげようか?」
フレ「是非! じゃなくて麦野いつからそこに!?」
麦野「ついさっきよ。……ふーん、バレーか」
絹旗「浜面は昔、超バレー部だったみたいですよ」
麦野「ははぁん、確かに脚の見え方がバニーと少し被るわね」
浜面「」ピクッ
滝壺「はま、づら……?」
フレ「結局、男は下半身が本体って訳よ」
絹旗「手を超洗ってきます……」
麦野「あーイカ臭ぇ」
浜面「女尊男卑だあぁぁぁ!!」
89: 2010/07/18(日) 11:16:41.77 ID:ysh3toDO
23、放課後<アフタータイム>
御坂「やっほー、遊びに来たよー」
白井「遊びにってお姉様、支部は溜まり場ではありませんの」
御坂「そんな! 私は黒子に会いに来ただけなのに……っ!」
白井「そういうことなら私も大歓迎ですの!」バッ
御坂「それじゃあお邪魔しまーす」ヒラ
白井「ぐぅ、テレポートして抱き付くべきでしたわ……」
佐天「おっじゃましまーす! って白井さんはなんでダイビングヘッドを決めてるんですか?」
白井「先頭打者は任せてほしいですの……」
佐天「はぁ、」
御坂「あ、私お茶入れるね」
初春「どうもすみません」
御坂「いいのよこれくらい」
佐天「私は手作りクッキー持って来ましたー!」
初春「うわぁ! ありがとうございます佐天さん!」
白井(なんという疎外感ですの……)
御坂「黒子ー、あんたも早くこっち来なさいよ」
白井「! 今行きますのお姉様ぁ!」
御坂「やっほー、遊びに来たよー」
白井「遊びにってお姉様、支部は溜まり場ではありませんの」
御坂「そんな! 私は黒子に会いに来ただけなのに……っ!」
白井「そういうことなら私も大歓迎ですの!」バッ
御坂「それじゃあお邪魔しまーす」ヒラ
白井「ぐぅ、テレポートして抱き付くべきでしたわ……」
佐天「おっじゃましまーす! って白井さんはなんでダイビングヘッドを決めてるんですか?」
白井「先頭打者は任せてほしいですの……」
佐天「はぁ、」
御坂「あ、私お茶入れるね」
初春「どうもすみません」
御坂「いいのよこれくらい」
佐天「私は手作りクッキー持って来ましたー!」
初春「うわぁ! ありがとうございます佐天さん!」
白井(なんという疎外感ですの……)
御坂「黒子ー、あんたも早くこっち来なさいよ」
白井「! 今行きますのお姉様ぁ!」
90: 2010/07/18(日) 11:17:18.54 ID:ysh3toDO
24、私服<セカンドユニフォーム>
垣根「なぁ、お前のその服って……」
一方「あァ? 文句でもあンのか?」
垣根「いや別にそういう訳じゃねえんだが」
一方「じゃあなンだっつンだよ?」
垣根「お前の服のセンスってよく言えばイメージを現してるよな」
一方「そりゃどォも。でェ、悪く言ったらなーンなンですかァ?」
垣根「悪く言ったら中二病っつーか……」
一方「ハァッ!? この服のセンスの良さがテメェには分かンねェのか!?」
垣根「正直さっぱり」
一方「これだからテメェは万年第二位なンだよォ」
垣根「その服のセンスで順位が決まるなら俺、第二位で構わねえわ」
一方「……。……そンなに変か?」
垣根「まぁ見る人によるとは思うが、少なくとも万人受けじゃないだろうな」
一方「そォか……」
垣根「……。最近隣の学区に『ファッションセンターはいむら』が出来たから行くか?」
一方「参考までに着いて行ってやるよ」
垣根「オーケー。飯はお前の奢りな」
垣根「なぁ、お前のその服って……」
一方「あァ? 文句でもあンのか?」
垣根「いや別にそういう訳じゃねえんだが」
一方「じゃあなンだっつンだよ?」
垣根「お前の服のセンスってよく言えばイメージを現してるよな」
一方「そりゃどォも。でェ、悪く言ったらなーンなンですかァ?」
垣根「悪く言ったら中二病っつーか……」
一方「ハァッ!? この服のセンスの良さがテメェには分かンねェのか!?」
垣根「正直さっぱり」
一方「これだからテメェは万年第二位なンだよォ」
垣根「その服のセンスで順位が決まるなら俺、第二位で構わねえわ」
一方「……。……そンなに変か?」
垣根「まぁ見る人によるとは思うが、少なくとも万人受けじゃないだろうな」
一方「そォか……」
垣根「……。最近隣の学区に『ファッションセンターはいむら』が出来たから行くか?」
一方「参考までに着いて行ってやるよ」
垣根「オーケー。飯はお前の奢りな」
91: 2010/07/18(日) 11:17:52.15 ID:ysh3toDO
25、友達<フレンド>
一方「へェ、結構安いンだな」
垣根「ファッションセンターはいむらのウリの一つだな」
一方「安いけど大丈夫なのか?」
垣根「高けりゃいいってものでもねぇよ。安くてもいいものはある。ま、ハズレは安いものの方が多いのは当然だがな」
一方「ふゥン」
垣根「ここは値段の割にはハズレが少ないから学生達には人気あるんだぜ? 見ろよこの賑わい振りを」
ワイワイ、ガヤガヤ
一方「確かに俺らにとったら消費税みたいな値段だが、一般人にとってはリーズナブルなンだな」
垣根「そうだ。それに種類も豊富だから掘り出し物も結構あるんだぜ」
一方「お前って結構常識人なのな」
垣根「常識が通用しねえのは俺の未元物質だけだ」
一方「それは悪かった」
垣根「気にすんな。さ、見て回ろうぜ」
一方「あァ」
――――
打止「どこに行ってたの? ってミサカはミサカは手に持った袋を見ながら聞いてみる」
一方「友達とちょっと服を買いになァ」
一方「へェ、結構安いンだな」
垣根「ファッションセンターはいむらのウリの一つだな」
一方「安いけど大丈夫なのか?」
垣根「高けりゃいいってものでもねぇよ。安くてもいいものはある。ま、ハズレは安いものの方が多いのは当然だがな」
一方「ふゥン」
垣根「ここは値段の割にはハズレが少ないから学生達には人気あるんだぜ? 見ろよこの賑わい振りを」
ワイワイ、ガヤガヤ
一方「確かに俺らにとったら消費税みたいな値段だが、一般人にとってはリーズナブルなンだな」
垣根「そうだ。それに種類も豊富だから掘り出し物も結構あるんだぜ」
一方「お前って結構常識人なのな」
垣根「常識が通用しねえのは俺の未元物質だけだ」
一方「それは悪かった」
垣根「気にすんな。さ、見て回ろうぜ」
一方「あァ」
――――
打止「どこに行ってたの? ってミサカはミサカは手に持った袋を見ながら聞いてみる」
一方「友達とちょっと服を買いになァ」
92: 2010/07/18(日) 11:18:31.20 ID:ysh3toDO
26、携帯電話<アイフォン>
神裂「ステイル、大変なことになりました!」
ステ「どうしたんだい? 血相かいて」
神裂「携帯電話が動かなくなりました!」
ステ「また充電し忘れたとかじゃないのかい?」
神裂「違います! ちゃんと電池はありますし、電波も入ってます!」
ステ「電波は関係ないんじゃ……」
神裂「と、とにかく見て下さい!」
ステ「はいはい」
神裂「……どうですか?」
ステ「あーこれはただキーロックされただけだね」
神裂「きーろっく?」
ステ「恐らく、なにかの拍子にボタンを長押ししてしまったんだろう」
神裂「これだから科学は……ッ!」
ステ「だから、らくらくフォンにしろって言ったのに」
神裂「私はまだ若い!」
神裂「ステイル、大変なことになりました!」
ステ「どうしたんだい? 血相かいて」
神裂「携帯電話が動かなくなりました!」
ステ「また充電し忘れたとかじゃないのかい?」
神裂「違います! ちゃんと電池はありますし、電波も入ってます!」
ステ「電波は関係ないんじゃ……」
神裂「と、とにかく見て下さい!」
ステ「はいはい」
神裂「……どうですか?」
ステ「あーこれはただキーロックされただけだね」
神裂「きーろっく?」
ステ「恐らく、なにかの拍子にボタンを長押ししてしまったんだろう」
神裂「これだから科学は……ッ!」
ステ「だから、らくらくフォンにしろって言ったのに」
神裂「私はまだ若い!」
93: 2010/07/18(日) 11:19:25.32 ID:ysh3toDO
27、メール<メール>
上条「なに書いてるんだインデックス?」
禁書「ハガキなんだよ」
上条「ハガキ?」
禁書「とうまの買ってきた雑誌についてきた懸賞応募用ハガキなんだよ」
上条「あーあれか。確かメールでも応募出来なかったか?」
禁書「メールよりもハガキの方がよく当たるって短髪が言ってたんだよ!」
上条「御坂が? そういやあいつ、そういう雑誌よく買ってるから詳しそうだもんな」
禁書「絶対に当てるからとうまは期待して待ってるといいかも」
上条「それは楽しみだな。それでなんの懸賞なんだ?」
禁書「お菓子の詰め合わせ缶なんだよ!」
上条「へぇ、なかなか悪くないな」
禁書「おっかし、おっかし、おっかーしー♪」
上条(欲丸出しだと当たらないって言うよな)
――――
禁書「当たったんだよ!」
上条「こいつの欲はレベル6か!」
上条「なに書いてるんだインデックス?」
禁書「ハガキなんだよ」
上条「ハガキ?」
禁書「とうまの買ってきた雑誌についてきた懸賞応募用ハガキなんだよ」
上条「あーあれか。確かメールでも応募出来なかったか?」
禁書「メールよりもハガキの方がよく当たるって短髪が言ってたんだよ!」
上条「御坂が? そういやあいつ、そういう雑誌よく買ってるから詳しそうだもんな」
禁書「絶対に当てるからとうまは期待して待ってるといいかも」
上条「それは楽しみだな。それでなんの懸賞なんだ?」
禁書「お菓子の詰め合わせ缶なんだよ!」
上条「へぇ、なかなか悪くないな」
禁書「おっかし、おっかし、おっかーしー♪」
上条(欲丸出しだと当たらないって言うよな)
――――
禁書「当たったんだよ!」
上条「こいつの欲はレベル6か!」
94: 2010/07/18(日) 11:20:09.04 ID:ysh3toDO
28、春<スプリング>
一方「オラァ、もっと飲めや三下ァ……」
上条「もう飲めねぇって! つーか俺達、酒飲んじゃまずいだろ!?」
浜面「散々飲んでおいてそれはちょっとおかしいんじゃないか、上条当麻さんよぉ……?」
上条「お前も出来上がってんのか!?」
一方「せっかく人が公園の桜を見渡せる最高の一室を用意したってのに水を差すンじゃねェですゥ」
上条「どこの翠の人形だよお前は!」
浜面「当麻。酒を注いで頂戴」
上条「お前は紅か!」
一方「今日は余計なこと忘れて飲み明かそうぜェ」
浜面「たまには男同士、腹割って話そうぜ」
上条「アルハラだーっ!!」
――――
上条「だからよぉ、俺はあれでもねぇこれでもねぇってそれから――」
一方(説教始めやがった……)
浜面(空き缶に向かってなにやってんだよ……)
一方「オラァ、もっと飲めや三下ァ……」
上条「もう飲めねぇって! つーか俺達、酒飲んじゃまずいだろ!?」
浜面「散々飲んでおいてそれはちょっとおかしいんじゃないか、上条当麻さんよぉ……?」
上条「お前も出来上がってんのか!?」
一方「せっかく人が公園の桜を見渡せる最高の一室を用意したってのに水を差すンじゃねェですゥ」
上条「どこの翠の人形だよお前は!」
浜面「当麻。酒を注いで頂戴」
上条「お前は紅か!」
一方「今日は余計なこと忘れて飲み明かそうぜェ」
浜面「たまには男同士、腹割って話そうぜ」
上条「アルハラだーっ!!」
――――
上条「だからよぉ、俺はあれでもねぇこれでもねぇってそれから――」
一方(説教始めやがった……)
浜面(空き缶に向かってなにやってんだよ……)
95: 2010/07/18(日) 11:20:44.11 ID:ysh3toDO
29、テレビ<テレビ>
御坂「なーんで私達の寮はテレビ禁止なんだろ」
白井「風紀を乱さないため、仕方ありませんの」
御坂「なくてもパソコンや携帯で見れるんだけど、やっぱりちゃんとした画面でリアルタイムで見たいわ」
白井「そうですわね。私のテレポートを使えば寮監の目は欺けそうですが、私がいない場合はどうしようもありませんの」
御坂「そうよねー。あ、そういえば寮監の部屋の奥の休憩室にはテレビあるらしいわね」
白井「んまっ。それは初耳ですの」
御坂「実はそこに住んでるんじゃないかって噂もあるらしいわ」
白井「まぁ、鋼鉄の処O<ダイヤモンドヴァージン>の異名を持つ寮監に帰りを待つ人なんていませんしね」
御坂「く、黒子」
白井「はい?」
御坂「うううう後ろ、後ろ」
白井「後ろ? ぎぇッ!?」
寮監「ふん」
白井だったもの「……」
寮監「御坂」
御坂「は、ひゃい!」
寮監「今ここで白井だったものにされたくなければ……分かってるな?」
御坂「課外学習頑張りますっ!!」
御坂「なーんで私達の寮はテレビ禁止なんだろ」
白井「風紀を乱さないため、仕方ありませんの」
御坂「なくてもパソコンや携帯で見れるんだけど、やっぱりちゃんとした画面でリアルタイムで見たいわ」
白井「そうですわね。私のテレポートを使えば寮監の目は欺けそうですが、私がいない場合はどうしようもありませんの」
御坂「そうよねー。あ、そういえば寮監の部屋の奥の休憩室にはテレビあるらしいわね」
白井「んまっ。それは初耳ですの」
御坂「実はそこに住んでるんじゃないかって噂もあるらしいわ」
白井「まぁ、鋼鉄の処O<ダイヤモンドヴァージン>の異名を持つ寮監に帰りを待つ人なんていませんしね」
御坂「く、黒子」
白井「はい?」
御坂「うううう後ろ、後ろ」
白井「後ろ? ぎぇッ!?」
寮監「ふん」
白井だったもの「……」
寮監「御坂」
御坂「は、ひゃい!」
寮監「今ここで白井だったものにされたくなければ……分かってるな?」
御坂「課外学習頑張りますっ!!」
96: 2010/07/18(日) 11:21:20.85 ID:ysh3toDO
30、ラジオ<ラジオ>
佐天「木山さんていっつも目の下に隈つけてますけど、やっぱり研究職って忙しいんですか?」
木山「研究している内容にもよるが、案外暇なものだよ」
佐天「どうしてですか? イメージとしては、ずぅっとパソコンとかを眺めてるイメージがあるんですけど」
木山「動かしてるのは脳だからね。それに忙しいっていうのは実はよくないことなんだよ」
佐天「へ?」
木山「忙しいという状態は大抵イレギュラーが発生した時だ。もちろん悪い意味でね」
佐天「なるほど。でもなにか実験が成功した時も忙しくなるんじゃないんですか?」
木山「誰も実験が失敗すると思って実験しない。成功すると思って準備を進め実験するんだ。だから成功したらすぐ次の研究が始まるんだ」
佐天「えーっとつまり、成功は通過点の一つに過ぎないからそこでいちいち止まるなってことですか?」
木山「あぁ、そうとってくれて構わない」
佐天「研究職が意外と暇なのは分かりました。それで結局、木山さん目の下の隈さんの正体はなんですか?」
木山「ふむ……恐らくラジオのせいだろう」
佐天「ラジオ? 深夜ラジオですか?」
木山「そうだ。最近はまってしまってな」
佐天「私も眠れない夜とかにたまに聴きますけど面白いですよね!」
木山「あぁ。ぼーっとデータ見ながら聴くとちょうどいいんだ」
佐天「木山さんていっつも目の下に隈つけてますけど、やっぱり研究職って忙しいんですか?」
木山「研究している内容にもよるが、案外暇なものだよ」
佐天「どうしてですか? イメージとしては、ずぅっとパソコンとかを眺めてるイメージがあるんですけど」
木山「動かしてるのは脳だからね。それに忙しいっていうのは実はよくないことなんだよ」
佐天「へ?」
木山「忙しいという状態は大抵イレギュラーが発生した時だ。もちろん悪い意味でね」
佐天「なるほど。でもなにか実験が成功した時も忙しくなるんじゃないんですか?」
木山「誰も実験が失敗すると思って実験しない。成功すると思って準備を進め実験するんだ。だから成功したらすぐ次の研究が始まるんだ」
佐天「えーっとつまり、成功は通過点の一つに過ぎないからそこでいちいち止まるなってことですか?」
木山「あぁ、そうとってくれて構わない」
佐天「研究職が意外と暇なのは分かりました。それで結局、木山さん目の下の隈さんの正体はなんですか?」
木山「ふむ……恐らくラジオのせいだろう」
佐天「ラジオ? 深夜ラジオですか?」
木山「そうだ。最近はまってしまってな」
佐天「私も眠れない夜とかにたまに聴きますけど面白いですよね!」
木山「あぁ。ぼーっとデータ見ながら聴くとちょうどいいんだ」
97: 2010/07/18(日) 11:25:14.64 ID:ysh3toDO
これでとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>第三回目を終わります。第四回目は夜にでも始めたいと思います
途中に上琴入ってるのは単純に俺が好きだからです
それと誰かカタカナのセンスを下さい。原子崩しでメルトダウナーとかみたいなセンスが欲しい
途中に上琴入ってるのは単純に俺が好きだからです
それと誰かカタカナのセンスを下さい。原子崩しでメルトダウナーとかみたいなセンスが欲しい
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります