106: 2010/07/18(日) 21:25:27.85 ID:ysh3toDO
花火が奇麗だった

ではこれよりとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第四回目を投下します

【禁書目録】とある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>【前編】

107: 2010/07/18(日) 21:26:43.85 ID:ysh3toDO
31、体操服<スポーツユニフォーム>


佐天「うーいはるーん!!」

初春「……」

佐天「あ、あれ?」

初春「どうかしまたか佐天さん?」

佐天「初春……あんたが短パン穿くなんてなんか色々間違ってるよ!」

初春「もう佐天さんにスカート捲られるのは嫌ですからね」

佐天「ちぇ。……はっ! まさか変わりに下着を穿いてないとか!?」

初春「ちゃ、ちゃんと穿いてますよぉ!」

佐天「ですよねー。でも短パンじゃつまらないな……」

初春「つまる、つまらいの問題じゃありません!」

佐天「そうだ! ブルマなんてどう?」

初春「えぇ!? ……なんか下着より恥ずかしいです……」

佐天「なにっ!? 恥ずかしい!? よし、じゃあ穿け!」

初春「お断りします!!」
とある魔術の禁書目録 31巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
108: 2010/07/18(日) 21:27:12.99 ID:ysh3toDO
32、プール<プール>


一方「ヒャッハァー!! 回れ唸れ捻れろォォォッ!!」

ワーワー!! ギャーギャー!!

一方「ギヒャハヒャフヒャヒャ!!」

――――

一方「はい。ほンとすいませン。調子に乗ってすいませン。しっかり弁償するンではい」

109: 2010/07/18(日) 21:27:52.01 ID:ysh3toDO
33、喧嘩<アサルト>


上条「なにかあるとすぐ電撃飛ばすのやめてくれねぇかな……」

浜面「お前はまだその右手があるからいいだろ。俺なんてなんもねぇんだぞ?」

上条「それでも大変なんだよ」

浜面「ばっかお前。それでも向こうが手加減してたらなんとか助かるだろ? 俺なんて穴開くの確定済みなんだぜ?」

上条「うわっ、痛そう……」

浜面「この間『尻の穴から口までを最短距離にしてやろうか』なんて恐ろしいことを言われたよ……」

上条「俺もこの間『アンタの体に流れてる脳からの生体電流、逆にしたらどうなるかしらね?』って言われたぜ……。右手どうこうの問題じゃねぇよ……」

上条・浜面「あぁ、不幸だ……」

一方「甘ぇ。甘ェよ三下共」

上条「はぁ? 打ち止めがなにかすんのか?」

一方「なにかってレベルじゃねェーよ」

浜面「お前の能力なら別にどうってことないだろ?」

一方「あるンだよ。それが」

上条「一体なにがあるんだ?」

一方「演算補助を切られるンだよ。動けねェわ考えられねェわ喋れねェわだで、テメェらよりやべェンだよ」

浜面「そ、それだけだよな?」

一方「はァ? ンなわけあるかボケェ。あのクソガキ、なンにも出来ねェ俺の顔に悪戯書きとかしてくンだよォ。うぜェったらねーわ」

上条・浜面(発想が子供でよかったな……)

110: 2010/07/18(日) 21:28:38.03 ID:ysh3toDO
34、体育祭<スポフェス>


土御門「アニメの二期に期待ぜよ」

上条「だな」

111: 2010/07/18(日) 21:29:08.64 ID:ysh3toDO
35、ニックネーム<ニックネーム>


麦野「私達って不敏なニックネームつけられてるわよね」

垣根「お前はまだいいだろ。俺なんか冷蔵庫とか家電で呼ばれてんだぞ?」

麦野「あーそれ、私だわ」

垣根「てめぇか!!」

麦野「はいはいめんごめんご」

垣根「チッ、まぁいい。そういや最近、麦のんからターミネーターとかになってんな」

麦野「あの表紙のせいだっつーの。私はただ浜面をブチ頃したいだけ」

垣根「なんかいいニックネームが欲しいな。しずりんとかどうだ?」

麦野「はぁ? そんな古臭いのいらないんだけど」

垣根「そんじゃあ、しずちゃん」

麦野「池袋か」

垣根「しずしず」

麦野「言いにくい。却下」

垣根「りんりん」

麦野「パンダか!」

垣根「ムギアーノ・シズリーヌ」

麦野「誰だよ!!」

112: 2010/07/18(日) 21:29:39.08 ID:ysh3toDO
36、更衣室<ドレッシングルーム>


上条「あのー……私、上条当麻はどうして縛られてるんでせうか……?」

土御門「LS防止委員会からのお達しぜよ」

上条「LS防止委員会? なんだなぁそりゃ」

青髪「ラッキースOベ防止委員会のことや」

上条「んなもん聞いたことねぇぞ!」

土御門「カミやん以外の男子は皆所属してるはすだから当たり前だにゃー」

上条「いつの間にそんなことが……」

青髪「普通の体育の着替えなら構わへん。けど今は女子の更衣室は電気系のトラブルで使えへんようになって教室で着替えてるんや。そんな状況にカミやんを野放しにしたら……」

上条「でもさ、俺がお前たちと一緒にいたら安全だろ? だからこれを解いてくれよ」

土御門「それは駄目ぜよカミやん」

上条「なんでだよ!?」

青髪「なんとなくや」

上条「お前ら後で覚えてろよ……!」

――――

上条「縛られてたから最後になっちまった。早く着替えねえと」

吹寄「上条当麻、ここにい……ななな、なんで着替え中なの!? ばかっ!」

上条「逆ラッキースOベですか!?」

113: 2010/07/18(日) 21:30:01.73 ID:ysh3toDO
37、身体測定<ボディーチェック>


御坂妹「身体測定の結果はどうでした? とミサカは興味津々で尋ねます」

御坂「……私の身体測定の結果がアンタになんの関係があるっていうのよ?」

御坂妹「大いにあります」

御坂「どこにあんのよ?」

御坂妹「クローンであるミサカ達の伸びしろはお姉様にかかっているのです、とミサカはない胸を見下ろします」

御坂「胸ならちゃんとあ、あるわよ!」

御坂妹「Aはある内に入るのですか?」

御坂「需要ならどこかにあるはずよ……」

御坂妹「おー、なるほど。とミサカはうまい切り返しに手をポンとします」

御坂「お母さんがそれなりにあるからまだまだこれからだと思うんだけど……」

御坂妹「ミサカは牛乳とキャベツをかかしてません、とミサカはお姉様とは違うところをアピールします」

御坂「あれ迷信よ迷信」

御坂妹「マジで?」

御坂「うん。ジャンケンの前に組んだ手を覗くと勝てる、くらいのレベルの話よ」

御坂妹「……ミサカの努力は一体……?

御坂「他にも方法あるんだから次頑張りなさい!」

御坂(言えない。私も試して体重が増えただけだったなんて言えない)

114: 2010/07/18(日) 21:30:29.23 ID:ysh3toDO
38、出欠<アテンダンス>


上条「不幸だ……」

土御門「まぁ色々仕方ないぜよ」

上条「それはそうだけど……」

土御門「向こうは向こう、こっちはこっち。一緒にしたら駄目なんだにゃー」

上条「お前はたまに手厳しいことをサラッと言うよな」

土御門「そうかにゃー? ま、そういう世界にいるんだから厳しくないとやっていけないんだぜい」

上条「そうだよな。あー、冬休み無しでいいから出席なんとかならねえかなー」

土御門「冬休みは冬休みでなにかあるんじゃないのかにゃー?」

上条「そういうフラグは建てちゃダメ、ダメなの、ダメなのですの三段活用!」

土御門「万が一のために確認したいことがある」

上条「な、なんだよ? 急にシリアスモードになって……」

土御門「留年したらちゃんと『先輩』をつけろよ?」

上条「なっ!?」

土御門「学年が違うんだから当たり前だろ?」

上条「その幻想をぶち壊す!」

土御門「あらよっと」ヒョイ

上条「え?」

青髪「ぶはぁっ!!」

上条「あ」

姫神「凄い出血!」

115: 2010/07/18(日) 21:32:07.13 ID:ysh3toDO
39、学級閉鎖<シャットアウト>


禁書「とうまでも風邪は引くんだね」

上条「とうまでもってなんですか!? まさかバカは風邪を引かないとか思っぶえっくしょん!」

禁書「とうま、騒いだから悪化するから寝てなきゃ駄目かも」

上条「あ、わりぃ。でも流行りの風邪で助かったよ」

禁書「どうして?」

上条「この風邪で学級閉鎖になったから出席が危うい上条さんにとっては凄くありがたいんですよ」

禁書「そう。でも無理しちゃ駄目なんだよ」

上条「分かってるって」

禁書「む、その反応は分かってないかも」

上条「分かってるよ。それに早く治してインデックスに飯作ってやらないとな。いつまでもインスタントだと飽きるだろ?」

禁書「それはそうだけど……ってこんな時に私の心配するなんてやっぱり分かってないんだよ!」

上条「う、」

禁書「私にだって風邪っぴきの看病くらいできるんだよ!」

上条「そっか。そんじゃあ色々任せるよ」

禁書「まっかせられたんだよ!」

116: 2010/07/18(日) 21:33:10.93 ID:ysh3toDO
40、保健室<セーブルーム>


芳川「もう一度教師、目指そうかしら」

黄泉川「やっと働く気になったか! 嬉しいじゃん!」

芳川「でも困ったわ」

黄泉川「なにがじゃん? 桔梗なら筆記は楽勝でパス出来るはずじゃん?」

芳川「そういうことじゃなくて」

黄泉川「じゃあなにを困ってるじゃん?」

芳川「ほら私って優しいじゃなくて甘いじゃない? だから教師になったとしてもクラスをまとめられる自信がなくて……」

黄泉川「うーん……でも桔梗と同じかそれ以上にパッとしない奴でも教師とアンチスキルやってるからきっと大丈夫じゃん!」

芳川「私よりって……その人は大丈夫なの? その、色々と」

黄泉川「端から見れば言いたいところは山ほどあるけど、一生懸命な人間を悪く言えないじゃん」

芳川「そう。でも私はそこまでアグレッシブにはなれないわ」

黄泉川「昔から桔梗はバタバタするようなタイプじゃないもんな。あ、そうだ。いいポジションを思いついたじゃん」

芳川「どこ?」

黄泉川「保健室の先生とかどうじゃん?」

芳川「なるほどね。悪くない選択だわ」

黄泉川「だろだろぉ? コネなら任せるじゃん!」

芳川「ありがとう。でも一つ致命的な問題があるわ」

黄泉川「ん?」

芳川「私にやる気がないことよ」

黄泉川「……。一方通行!」

一方「あン?」

黄泉川「やる気のベクトルって操作出来るか!?」

一方「そォいうのは専門外だ」

117: 2010/07/18(日) 21:34:25.01 ID:ysh3toDO
これでとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第四回目を終わります

てか投下少ないね。このままじゃ俺のスレになっちゃうよ

144: 2010/07/19(月) 13:09:09.73 ID:qd9DJEDO
そろそろ飽きた人もそうでない人もどうか読んでやって下さい
これよりとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第五回目を始めたいと思います

145: 2010/07/19(月) 13:09:54.24 ID:qd9DJEDO
41、図書室<ライブラリー>


佐天「今は色んなものがデジタルな世の中で、ここに来るとアナログを感じるよねー」

初春「なんだか都会と田舎の言い回しみたいですね」

佐天「そんな感じじゃない? 学園都市が発行してる本てあのー、データ書籍じゃなくて……」

初春「電子書籍のことですか?」

佐天「そう、それそれ! 電子書籍がデジタルとすると図書室の本はアナログじゃない?」

初春「言われてみれば確かに、科学の最先端の街でこんなにアナログなものがあるって凄いですね」

佐天「でしょ? あーぁ、ここにあるもの全部データ化すれば、本の整理なんてしなくてもいいのに」

初春「それはそうですけど、なんでもかんでもデータ化すればいいってものではありませんよ佐天さん」

佐天「どうして?」

初春「データは所詮は0と1の集合体で動力がなければどうしようもありません。ですから重要な資料などは何個バックアップを取り、コピーなどをして保管するんです」

佐天「そっか。その点、こういう本は中身が消えるとかないもんね」

初春「はい。それに御坂さんの電撃でおかしくなることもありませんし」

佐天「本人のいないところでは結構黒いこと言うよね、初春……」

初春「ほぇ? なんのことですかぁ?」

146: 2010/07/19(月) 13:10:32.05 ID:qd9DJEDO
42、夏休み<サマーライフ>


上条「来年こそは、楽しい夏休みを!」

小萌「上条ちゃんはきっと補習なのですよー」

上条「そりゃないっすよ先生!」

小萌「私はただ単に今までの上条ちゃんの学力から予想したまでです」

上条「何故ここまで差がついたのか。慢心、環境の違い……」

姫神「私が教えてあげようか?」

上条「いいのか姫神!?」

姫神「そのくらいなら構わない」

女生徒(お嬢様学校から来たからって……!)

上条「姫神は女神でもあったわけだ!」

姫神(なんでだろう。誉められてるはずなのに。この釈然としない言い回しは)

147: 2010/07/19(月) 13:11:06.56 ID:qd9DJEDO
43、冬休み<ウインターライフ>


上条「悪い、待ったか?」

美琴「もう、クリスマスって一大イベントに遅れるってどういうことよ?」

上条「来る途中の信号に全部引っ掛かってさ……」

美琴「こんな日まで不幸をよこすなんて、当麻の神様は一体どういうつもりなんだろうね?」

上条「さーてね。でも今日は美琴と今日という日を過ごせるなんて幸せだよ」

美琴「ななっ!? 急に恥ずかしいこと言わないでよ。ばかっ……」

上条「ははは。お、雪だ」

美琴「ほんとだ。まさにホワイトクリスマスね」

上条「それじゃあ、そろそろ行くか美琴」

美琴「うん。あ、当麻」

上条「ん?」

美琴「手、繋ご?」

上条「あぁ、いいぜ」

――――

ガバッ!!

上条(な、なんなんだ今の夢は!? ついに宇宙の法則でも乱れちまったのか!? あーダメだダメだ、寝よ寝よ。……。……寝れねぇ)

バサッ!!

御坂(ななななななな、なによ今の夢は!? ってか夢!? じゃあなんで目覚めてんのよ! バカバカ私のバカッ! もう一回寝れば! ……。……寝れない)

148: 2010/07/19(月) 13:11:40.95 ID:qd9DJEDO
44、春休み<スプリングライフ>


上条「春休みってなんか微妙な感じだよな」

青髪「せやなぁ。夏休みや冬休みとは違うノリやな」

土御門「課題が出ないだけマシだにゃー」

上条「俺らの高校じゃ出ないけど他じゃ出るみたいだぞ」

青髪「うわー、それは大変やなー」

土御門「それに春期講習なるものもあるそうだぜい」

上条「な、なんだそのおぞましい単語は……!」

青髪「あーっ! 僕の頭が侵食されていくぅ!!」

土御門「夏期講習……」

上条「やめてー! 上条さんのライフはもう0よ!」

青髪「ぎゃー! 全身が真っ青になってまうー!!」

姫神「私。それ。すっごく見てみたい!」

吹寄「こらこら、近付くとバカが移るわよ」

土御門「冬期講習……」

上条青髪「ぬわーっ!!」

149: 2010/07/19(月) 13:12:12.24 ID:qd9DJEDO
45、ゴールデンウイーク<ゴールデンウイーク>


姫神「ゴールデンウイークって単語。民放でしか使われてないって知ってた?」

吹寄「え、そうなの?」

姫神「うん。○HKでは使われてないの」

吹寄「そういえば大型連休って言ってるわね。でも、どうして?」

姫神「ゴールデンウイークは元々業界用語で。N○Kがその単語を使うと宣伝になることと。お年寄りや休みじゃない人に配慮して。大型連休にしてるの」

吹寄「へぇー。何気なく聞いてたけどNH○にはそんな理由があったのね」

姫神「そう。でも。あっちはそんなことどうでもいいみたい」
上条「やっぱり日本人なんだから漢字だろ。黄金週間!」

青髪「やっぱりかっこよく英語やって。GW!」

土御門「俺は舞夏と休みが合えばなんだっていいにゃー」

吹寄「男ってバカよね」

150: 2010/07/19(月) 13:12:47.87 ID:qd9DJEDO
46、避難訓練<テイクシェルター>


青髪「ぐわぁっ!!」

上条「青髪!? ちくしょう、タイミングよく天井がくずれやがって!」

土御門「大丈夫か青髪!? 今、どけるからな!」

青髪「うぐっ、僕はもう無理や……」

上条「なに言ってんだよ!? 絶対に生きて帰ろうって約束したじゃねぇか!?」

土御門「約束を破るなんて、お前それとも親友か!?」

青髪「……ごめん」

上条「いいって。よっしゃあ、瓦礫を持ち上げるぞ土御門!」

土御門「任せろ! 待ってろ、俺らが絶対助け出してやるからな!」

青髪「二人とも危ない!」

上条土御門「え?」

――スパーン! スパーン!

吹寄「なにやってんだ貴様らは!」

上条「いってぇ。なにって避難訓練だよなぁ?」

土御門「いたた。そうだぜい。もう少しで助けが来るところだったのにゃー」

吹寄「助け?」

姫神「怪我人はいませんかー!?」

吹寄「あんたもかっ!」

――スパーン!

151: 2010/07/19(月) 13:13:18.03 ID:qd9DJEDO
47、通知表<リザルト>


土御門「カミやんはなんだかんだ言って成績は普通だにゃー」

青髪「ほんまに?」

上条「ほらよ」

青髪「……ほんまや。これは意外やわー」

上条「日頃の補習も無駄ではなかったわけだ!」

土御門「理数系の悪いところをうまく他でカバーしてるぜよ」

上条「そういうのはいいんだよ。お前らはの成績はどうなんだよ?」

土御門「ほらよ」

上条「げっ! なんでお前こんなに成績いいんだよ……」

土御門「人は見かけによらないってことだにゃー」

上条「お前程そのセリフが似合う奴は知らないよ。青髪、お前はどうなんだよ?」

青髪「ほれ」

上条「……。お前、勉強出来んのに補習参加してんじゃねえよ!」

青髪「小萌てんてーの喜ぶ顔が見たくてついいい成績取ってしまうんや!」

上条「こうなったらまた姫神に頼んで……」

女生徒「え? 今なんて?」

上条「姫神また勉強教えてもらおうかなって……」

女生徒「ひーめがみさぁぁぁん?」

姫神「待って。話せば分かる」

女生徒「抜け駆けしてんじゃないよ!」

姫神「あうちっ」

152: 2010/07/19(月) 13:13:59.99 ID:qd9DJEDO
48、マラソン大会<マラソン>


上条「なんだよ。もうへばってんのか?」

土御門「カミやんは、なんでそんなに、元気、なんだにゃー」

青髪「しかも、息も乱れて、ないって、どういう、ことや」

上条「日頃色んな奴から追いかけ回されたり、追いかけたりしてれば体力もつくって!」

土御門「要は、体力バカ、ってことぜよ」

上条「なんだと!?」

青髪「声を荒げる、元気も、あるんやね」

上条「ははは! このまま15分説教も余裕だぜ!」

小萌「青髪ちゃーん! 上条ちゃんに負けちゃダメですよー!」

青髪「よっしゃああああっ! 任せろおおぉぉぉ!!」ダッ

舞夏「兄貴ー! 上条当麻に勝ったらご褒美なー!」

土御門「おっしゃああああっ! 待ってろ舞夏ぁっ!!」ダッ

上条「元気ありまくりじゃねえかよ!」

禁書「とうまー! 学食タダ券のために負けちゃダメなんだよー!」

上条「インデックスは食い物目的だろ……。だぁーちくしょう! 待てよお前らああぁぁぁぁ!!」ダッ

153: 2010/07/19(月) 13:14:47.88 ID:qd9DJEDO
49、文房具<ステーショナリー>


戦場ヶ原「私の良き戦友(とも)にこんな安っぽいカタカナを付けるなんて、よっぽど鋏まれたいのかしら? それともエグられたいのかしらね」

上条「あのー、どちら様でせうか?」

戦場ヶ原「あえて言うなら、本家様よ」

上条「本家、様……?」

戦場ヶ原「ええ。人は皆、プリティーでキュートな私をプリキュアと呼ぶけれど」

上条「絶対にそれはねぇよ!」

戦場ヶ原「あら、レディーに向かってプリティーでもキュートでもないって随分失礼ね。バ上条」

上条「バ上条って……」

戦場ヶ原「あら、気に入らなかった? そうね。ゴミ条……いえ、カス条なんてどうかしら?」

上条「どうしてわざわざ言い直したんですか!? しかも余計悪い方に!」

戦場ヶ原「それよりハゲ。いいえ上条君」

上条「なんつー間違え方だよ……。それで、なんですか?」

戦場ヶ原「私の名前は戦場ヶ原。戦場ヶ原ひたぎよ。よろしく」

上条「今更自己紹介ですか!? あー、知ってそうだけど上条当麻だ。一応よろしく」スッ

戦場ヶ原「……ごめんなさい。私、阿良々木君以外の男性とは触れられないの」

上条「そ、そうか。すまん」

戦場ヶ原「もっとも、そんなイカ臭そうな手なんて最初から触れたくもないけれど」

上条「大丈夫ですぅ!」

戦場ヶ原「そう? それじゃあそろそろ戻るわね。ばいびー」

上条「ば、ばいびー……。なんだろ、どんな能力者よりも手強かった気がする……」

154: 2010/07/19(月) 13:15:24.43 ID:qd9DJEDO
50、髪型<ヘアースタイル>


上条「御坂、お前髪伸びたか?」

御坂「最近、忙しくして切りに行く暇がないのよね」

上条「ふーん」サワ

御坂「ひぃ!?」

上条「悪い! つい……すまん!」

御坂「だ、大丈夫。少しビックリしただけだから……」

上条「そ、そうか」

御坂「だから、アンタが悪いと思うことないのよ。触りたかったら、さ、触ってもいいのよ?」

上条「じゃあお言葉に甘えて……」

御坂「うん」

上条「……。あ、」

御坂「ど、どうしたの?」

上条「枝毛」

御坂「枝毛? あー、髪長くなってくるとどうしてもね」

上条「へぇ。……」

御坂「あ、ちょ、裂かないでよ!?」

上条「もうおせーよ」

御坂「やぁ、ちょっとぉ」

155: 2010/07/19(月) 13:20:38.92 ID:qd9DJEDO
これでとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第五回目を終わります。第六回目は今夜にでも



カップリングについて→上琴は夫婦のSS書くくらい好きなので仕様です

魔術側について→基本的には学校に関係してるお題なので出しにくいのです

時系列やキャラ等々→細けェこたァいいンだよ

196: 2010/07/19(月) 21:57:51.83 ID:qd9DJEDO
解決編の投下はないのかな?
ないならもう少ししてからとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第六回目を投下したいと思います

198: 2010/07/19(月) 22:27:04.19 ID:Dzq2bYAO
小萌「それではワインの知識の復習を始めますよー」

テッラ「良いですねー始めて下さい」ヒック

小萌「テッラちゃん酔っ払ってるみたいなのですがー?」ヒック

テッラ「気にしないで構いません、それよりあなたの方が酔ってるみたいですがねー?」

小萌「普段はビール派なので少しペース配分を間違えてるだけなのですよー、いいからテッラちゃんは大人しく聞いてて下さい!」

テッラ「人に知識を与える女性は光り輝くものですねー、それでは可愛らしいお姿に免じて大人しく頭を垂れるとしましょう」

小萌「っ………」

テッラ「どうしましたー?」

小萌「……コホン、ワインの酒類は大まかに分けるとこんな具合になるのですー」



発酵中に果皮の色素が溶け出し赤色となったもの


果汁だけを発酵させたほとんど色のないもの

ロゼ
赤と白の中間のピンク色のもの

ヴァン・グリ
ロゼと白の中間の非常に色の薄いもの。(直訳は灰色)

ワインの種類は発泡性で分けると

スパークリング・ワイン 炭酸ガスを含み栓を抜くと発泡する

ペティヤン 炭酸ガスの圧力が弱い、弱発泡性ワイン

スティル・ワイン 炭酸ガスを含まないワイン


テッラ「いやー驚きました、それほど種類があったのですねー」ヒック

小萌「テッラちゃんはワイン呑みなのに何言ってるんですー?」

テッラ「安酒飲みですからねー」

小萌「なるほど良い機会ですー! 今宵は全酒類制覇するとしますよー!」

テッラ「素晴らしいですねー、小萌さんが人攫いに会わないようとことん御一緒するとしましょうかー」

202: 2010/07/19(月) 22:51:04.33 ID:qd9DJEDO
投下が無いようなのでとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第六回目を始めたいと思います

203: 2010/07/19(月) 22:51:52.62 ID:qd9DJEDO
51、委員長<リーダー>


上条「吹寄って委員長キャラだよな」

吹寄「そう? 別にそういう仕事は嫌いじゃないからいいんだけど」

上条「大変だったりしないか? 俺が言うのもなんだけど、このクラスはバカが多いしさ」

吹寄「主に貴様らだけどね。ま、大変じゃないと嘘になるかな」

上条「だろ? たまには男手に頼れよ」

吹寄「はぁ? 別にそんなことしなくても――」

――ガラッ

土御門「配布物の整理終わったにゃー」

青髪「指の脂吸われてぱっさぱさやー」

吹寄「あんた達、それ私の仕事!」

土御門「頑張りすぎはよくないぜよ」

吹寄「なっ!?」

青髪「やる気あるのはいいことやけど、たまに息抜きは必要ってことや」

上条「二人の言う通りさ。後は俺達がやるから、休んでていいぞ」

吹寄「……。勝手なことした貴様らを放っておけるか! ……でも感謝してる」

上条「礼なら姫神に言ってやってくれ」

吹寄「姫神さんに?」

上条「ああ。『最近。吹寄さんのおでこが輝いてないの。多分疲れてる証拠だから手伝ってあげて』って言ってたからな」

吹寄「確かに最近疲れて額に覇気が……ってなんじゃそりゃ!」

204: 2010/07/19(月) 22:52:22.31 ID:qd9DJEDO
52、不良<アウトロー>


浜面「常盤台にも不良っているのか?」

御坂「怖い人ってのはいますけど、浜面さんみたいな人はいないですね」

浜面「これは痛いところを……。まぁ確かに女の不良ってのも珍しいしな。スキルアウト時代、女は全くいなかった訳じゃないが、それでも大半は男だったな」

御坂「そういう女の人って大抵リーダーかリーダーとくっついてません?」

浜面「お、よく知ってるねぇ御坂ちゃんは。それでよくまとまってるグループもあるんだが、そのグループが崩れる時ってのは大抵女絡みだな」

御坂「男が悪いんですよ」

浜面「はは、また痛いところを……。だから女4人で構成されてるアイテムは強いのかもな」

御坂「浜面さんもアイテムですよね?」

浜面「下っ端だよ下っ端。いつもお嬢さん方のご機嫌取りだよ」

御坂「そうなんですか」

浜面「御坂ちゃんもグループ作ったらどうだ? あのジャッジメントの子と違う制服の二人を入れてさ。それで上条を下っ端に入れてしまえ」

御坂「それはいい考えかもしれませんけど、あいつは下っ端じゃなくて、私の隣に……」モジモジ

浜面「そうしたかったらもっとあいつの前で素直になるといいぜ」

御坂「分かってるんですけどなかなか……」

浜面(上条のやつもまんざらでもなさそうだけど、ここはあえて黙っておくか)

205: 2010/07/19(月) 22:52:54.83 ID:qd9DJEDO
53、階段<ステップ>


上条浜面「はぁ……」

麦野「なんで急に溜め息ついてんのよ?」

御坂「なにかあったの?」

上条「なにかって、なにかあったから溜め息ついてんだよ」

浜面「そうそう。こっちとしては溜め息もつきたくなるって」

麦野「なんでよ? 私らなんかした?」

浜面「ああ、したよ。上条の言葉を借りると幻想をぶち壊されたよ」

上条「俺らのときめきを返せってんだ」

御坂「ちょっと意味が分かんないんだけど……」

上条浜面「スカートの下に短パン穿いてんじゃねえよ!!」

御坂「アンタ達まさか階段で……?」

麦野「オイオイ、なに覗いてんだテメェら?」

上条「目が行っちまうんだから仕方ねえだろ!?」

御坂「開き直った!?」

浜面「男の性だ本能だ! 許せ!」

麦野「だぁぁァれが許すかッ!」

上条「逃げるぞ浜面!」

浜面「よっしゃぁ!」

御坂麦野「逃がすか!!」

206: 2010/07/19(月) 22:53:29.60 ID:qd9DJEDO
54、怪談<アフレイド>


神原「やぁやぁ、先日は戦場ヶ原先輩がこの世界にお世話になったそうじゃないか」

一方「誰だテメェ?」

神原「私か? 私の名前は神原駿河。年中乾き知らずな女だ!」

一方「そンな情報いらねェよ! つゥかなにしに来たンですかァ?」

神原「『怪談』と言ったら本家に適うまいと思ってわざわざ出張してきたのだ」

一方「そォかい。残念ながらここは科学の最先端の街だ。怪談なンてものは需要ねェぞ」

神原「なるほど。たがしかし、私は立派なアホ毛の幼女見るまで帰らないぞ!」

一方「立派なアホ毛の幼女だとォ? オイ、神原とやら。打ち止めになンの用だ?」

神原「打ち止めちゃんと言うのか! 随分と変わった名前だな。別に名前なんてどうでもいいから早く出すんだ! 取ったり食べたりするから!」

一方「テメェみたいな変Oに打ち止めを会わせられるかァ!」

神原「ああっ! 阿良々木先輩に変Oと言われるのもいいが、その一万人は頃してそうな声で変Oと言われるのもいいものだなぁ!」

一方「う、うるせェ! テメェはとっとと自分のところに帰りやがれェ!」

神原「いいや、その打ち止めちゃんとやらに会わせてくれるまでこの神原駿河、テコでも動かん!」

一方「あァッ! 助けてくれよヒーロー!!」

207: 2010/07/19(月) 22:54:47.30 ID:qd9DJEDO
55、青春<ユース>


小萌「最近、上条ちゃんの様子が変なのです」

黄泉川「変? どう変なんじゃん?」

小萌「なんかこう、いつも通りと言えばいつも通りなんですけど、クラスの女子としっかり線引きをしてると言いますか、以前より騒ぎが小粒になっているのですよ」

黄泉川「ふーん、あいつがねぇ。もしかすると好きな奴でも出来たじゃん?」

小萌「上条ちゃんに? ……なんだか大切な一人息子を奪われる感じがしてきました」

黄泉川「ははは、バカな子ほど可愛いって言うじゃん。にしても恋か……青春じゃん」

小萌「そんなさも昔のようなことを言ってはだめなのです。私達だってまだまだ現役ですよ」

黄泉川「でも、子供達の成長を常日頃から見てる立場としては齢を感じられずにはいられないじゃん」

小萌「そうは言っても――」

上条「小萌先生! 宿題やったけど忘れました!」

小萌「上条ちゃん? コホン。今日の放課後残ってやってもらいますから大丈夫ですよー」

上条「やっぱりですか!? ちくしょうインデックスの奴が朝からサランラップで遊ばなければ……!」

小萌「全く、上条ちゃんは成長してるんですかねー」

黄泉川「まだまだ小萌から離れなさそうにないじゃん」

208: 2010/07/19(月) 22:55:44.45 ID:qd9DJEDO
56、屋上<トップ>


ステ「なぁ、神裂」

神裂「なんでしょうステイル?」

ステ「虫刺されが気になるならその格好やめたらどうだい?」

神裂「これは私の術式に必要な格好です! やめるわけにはいきません!」

ステ「年頃の女子が太もも虫刺されをいくつも作るのはどうかと思うよ」

神裂「仕方ないではありませんか……。ステイルこそどうなのです?」

ステ「僕かい? 僕ならこういう格好だから大丈夫だし、それに僕の魔術の特性上、虫はよってこれないんだ」

神裂「そうですか……」

ステ「しかしあれだね。虫除けスプレーとかしてないのかい?」

神裂「いいえ。まさかこうなるとは思いませんでした」

ステ「……虫除けのルーンを作るからちょっと待ってなよ」

神裂「申し訳ありません……」

ステ「それにしても、くくっ」

神裂「なにがおかしいのですか?」

ステ「いやいや、聖人でも虫刺されはどうしようもないんだなって、くふっ」

神裂「わ、笑ってないで早く作ってください!」

209: 2010/07/19(月) 22:56:21.61 ID:qd9DJEDO
57、授業<レッスン>


上条「10分は経っただろ! って思って時計を見たら5分も経ってなかったってのは、どう考えても魔術師の仕業だと思うんだ」

土御門「体感的なものを操る魔術はあるにはあるんだが、絶対違うぜよ」

上条「分かってるって。例えだよ例え」

土御門「寝ると4、50分あっという間なんだけどにゃー」

上条「そうなんだよな。ってお前寝てんのか!?」

土御門「たまににゃー」

上条「サングラスか! そのサングラスだな!?」

土御門「ははは、そこに触れちゃいかんぜよ、カミやん」

上条「まぁサングラスいいにして、よくバレないな」

土御門「黒板とノートの間に視点置くといいぜよ」

上条「なんでだよ?」

土御門「先生が手を止めてこっちを見てるのに、ずっと下を向いてたら変ぜよ。逆に顔を上げてても、ノート取ってるのか疑われるんだにゃー」

上条「だからその間を取るのか」

土御門「そういうことだぜい

上条「よし、試してみるか」

――――

上条「……」カックンカックン

教師「上条! 起きろ!」

上条「は、はい!」

上条(中途半端に首上げてたせいでカックンカックンしたじゃねえか。どれどれ土御門は?)

土御門「……」

上条(しっかり固定されてる!)

210: 2010/07/19(月) 22:57:41.77 ID:qd9DJEDO
58、席替え<シートチェンジ>


浜面「席替えをしよう」

麦フ滝絹「は?」

浜面「いや、だから席替えをしようって……」

麦野「なんでよ?」

浜面「4人席のところをはみ出して座ってるのはもう勘弁だ」

フレ「だから席替えをしてちゃんと座りたいって訳?」

浜面「そうだ」

絹旗「超お断りします」

浜面「今日一日だけでいいんだ」

滝壺「そのくらいなら面白そうだからやってみよ。ね、みんな?」

麦野「今日一日で滝壺がそこまで言うならやってみるか」

浜面「ほんとか!? なんだよ、結構優しいとこあるじゃん!」

麦野「気まぐれだよばーか」

絹旗「とりあえず浜面のポジションは超お断りです」

フレ「私もー」

滝壺「平等にジャンケンとかでどうかな? 勝った人から好きな場所を取っていくの」

フレ「結局、それが一番て訳ね」

麦野「よーし、じゃあ始めるよ」

一同「オー!」

――――

浜面「くそっ! 三択の仕上と呼ばれたこの俺が最下位だと!? つまり同じ席! ガッデム!」

滝壺「大丈夫、私はそんなはまづらを応援してる」

211: 2010/07/19(月) 22:58:28.15 ID:qd9DJEDO
59、落書き<ジャンキーアート>


男生徒「上条、教科書忘れたからちょっと見せてくれね?」

上条「あいよ」

男生徒「サンキュー。……ぶふぅっ!!」

上条「汚ね!? どうしたんだよ突然」

男生徒「だって、この落書き。くくく」

上条「スペースがあったから下半身足してみたんだよ。なかなか可愛いだろ?」

男生徒「可愛いって、キモイだけだって。くくっ」

教師「こら、お前たちなにしてるんだ?」

男生徒「あ、いえなにも……」

教師「ん、上条。教科書は?」

上条「今貸してます」

教師「ふむ。これか……ぶはっ! か、上条! なんだこれは!?」

上条「あーえーっと……物足りなかったんで下半身を足そう思いまして……」

教師「くははっ。ま、まぁ今回は面白かったから見逃してやろう」

上条「マジですか! ありがとうございます!」

教師「ただし、小萌先生には報告しておくぞ」

上条「先生それ見逃してないです!」

212: 2010/07/19(月) 22:59:03.47 ID:qd9DJEDO
60、ゲームセンター<ゲームセンター>


御坂(あーもうっ! また落としちゃった。なかなかしぶといわねあのゲコ太)

御坂(小銭もなくなっちゃったし、かるーく電気流して操作――)

上条「こら、なにしてるんだ御坂」

御坂「うひゃぁ!?」

上条「……なにもそこまで驚かなくてもいいじゃねぇか」

御坂「ア、アンタが急に声をかけるからでしょ!? こっちは真剣だったんだからね!」

上条「分かってるよ。真剣に電気流して操作しようとしてたんだろ?」

御坂「うげっ!」

上条「俺は無能力者だからAIM拡散力場だとはよく分かんねえけど、御坂の電撃を出すタイミングはなんとなく分かるんだよな」

御坂「なんで、どうして分かるのよ?」

上条「さぁなんでだろうな。俺にもよく分からないんだよ」

御坂「よく分からないって……もしかしてアンタに能力使い過ぎた?」

上条「使い過ぎってもんじゃねえよ! こっちは何回氏にかけたと思ってんだよ!?」

御坂「ご、ごめんなさい……」

上条「? 今日はやけに素直じゃねえか。ゲコ太取れなかったのがそんなにショックだったか?」

御坂「……。ええ、大体はアンタのせいよ」

上条「やっぱりそうなるんすね……」

御坂「だからあのゲコ太取ってよ」

上条「なんでそうなるんだ?」

御坂「いいから、私を助けるためと思って頑張る!」

上条「いや、今日は持ち合わせががが……不幸だ」

213: 2010/07/19(月) 23:02:41.57 ID:qd9DJEDO
これでとある小咄の佰物語<ダブルオーストーリー>の第六回目を終わりたいと思います


今回もゲストが来ましたが元ネタの友情出演てことで
明日の第七回と第八回、明後日の第九回と第十回でこの話は終わります。もうしばらくお付き合い下さい

214: 2010/07/19(月) 23:14:19.80 ID:jdwRJAM0
乙乙
ほのぼのすなぁ

引用: 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-10冊目-【超電磁砲】