1: 2013/04/05(金) 02:11:51.78 ID:p/0lRQwJ0
ある日 午後
真紅 「はぁ…」
雛苺 「はぁなの…」
ジュン 「どうしたんだ」
真紅 「退屈… 退屈なのよ
退屈 そうそれは停滞
見なさい 空はどんよりと鉛色をして
町は氏に絶えた氏骸の様」
雛苺 「しがいのようなの」
ジュン 「…何を言ってるんだ?」
真紅 「この様な日は何か事件でも起こらなければならない…
そう 私は事件を求めているのよ
コカインを打った時
神経が一斉に目覚める様なそのような事件を!
ちょっと氏になさいジュン」
雛苺 「それは面白い事件になりそうなのー」
真紅 「はぁ…」
雛苺 「はぁなの…」
ジュン 「どうしたんだ」
真紅 「退屈… 退屈なのよ
退屈 そうそれは停滞
見なさい 空はどんよりと鉛色をして
町は氏に絶えた氏骸の様」
雛苺 「しがいのようなの」
ジュン 「…何を言ってるんだ?」
真紅 「この様な日は何か事件でも起こらなければならない…
そう 私は事件を求めているのよ
コカインを打った時
神経が一斉に目覚める様なそのような事件を!
ちょっと氏になさいジュン」
雛苺 「それは面白い事件になりそうなのー」
3: 2013/04/05(金) 02:17:10.20 ID:p/0lRQwJ0
ジュン 「いやいや…大変な事件になるだろ…」
真紅 「はぁ… 何とキレの無い返答…
部屋の中でも貴方にだけ薄暗いもやが掛かっているのではなくて…
貴方は何かないの…翠星石…」
雛苺 「面白い話してー!翠星石ー!」
翠星石 「ふゆ? 面白いはなし?」
真紅 「はぁ… 何とキレの無い返答…
部屋の中でも貴方にだけ薄暗いもやが掛かっているのではなくて…
貴方は何かないの…翠星石…」
雛苺 「面白い話してー!翠星石ー!」
翠星石 「ふゆ? 面白いはなし?」
5: 2013/04/05(金) 02:23:16.28 ID:p/0lRQwJ0
翠星石 「えー… あうー…
これと言って面白い話もないですけど…
先日少し変わった事ならありましたよ」
ジュン 「ほう…どんな事があったんだ」
翠星石 「ええ… 実はですね
先日ウメダのヨドバシカメラまで
電車でお買い物に行った時の話です」
真紅 「ふむ…」
雛苺 「わくわくするのー!」わくわく
ジュン 「いやいやちょっと待て おかしいだろ」
これと言って面白い話もないですけど…
先日少し変わった事ならありましたよ」
ジュン 「ほう…どんな事があったんだ」
翠星石 「ええ… 実はですね
先日ウメダのヨドバシカメラまで
電車でお買い物に行った時の話です」
真紅 「ふむ…」
雛苺 「わくわくするのー!」わくわく
ジュン 「いやいやちょっと待て おかしいだろ」
7: 2013/04/05(金) 02:33:24.51 ID:p/0lRQwJ0
翠星石 「え? 何がですう?」
ジュン 「色々突っ込み所満載だったんだが…
まず何を買いに… いやそもそもお前らって金持ってたのか…」
翠星石 「ふゆ?持ってますよ?ポケットマネーですけど…」
真紅 「おろかねジュン…」
ジュン 「そ そうなんすか… ちなみに何を…」
翠星石 「べーつにーですぅ 翠星石は何を買おうと
お前の知ったこっちゃないですう
それに真紅に頼まれてコンビニに本を取りに行かないと
いけなかったですから」
ジュン 「そ そう…」
ジュン 「色々突っ込み所満載だったんだが…
まず何を買いに… いやそもそもお前らって金持ってたのか…」
翠星石 「ふゆ?持ってますよ?ポケットマネーですけど…」
真紅 「おろかねジュン…」
ジュン 「そ そうなんすか… ちなみに何を…」
翠星石 「べーつにーですぅ 翠星石は何を買おうと
お前の知ったこっちゃないですう
それに真紅に頼まれてコンビニに本を取りに行かないと
いけなかったですから」
ジュン 「そ そう…」
8: 2013/04/05(金) 02:38:45.22 ID:p/0lRQwJ0
ジュン 「ちなみに真紅さんはコンビニでどのような本を…」
翠星石 「ええと… シューティングゲームサイドvol.0
という本でしたよ」
真紅 「ちょ ちょっと翠星石 自分の買ったものを
言わないでおきながら私の買った本を話さないで…」かあ…
雛苺 「それはとっても恥ずかしいのー めっめっよー翠星石ー」
ジュン 「ええー…」
翠星石 「ええと… シューティングゲームサイドvol.0
という本でしたよ」
真紅 「ちょ ちょっと翠星石 自分の買ったものを
言わないでおきながら私の買った本を話さないで…」かあ…
雛苺 「それはとっても恥ずかしいのー めっめっよー翠星石ー」
ジュン 「ええー…」
10: 2013/04/05(金) 02:42:05.31 ID:p/0lRQwJ0
翠星石 「どうしてあの本を買ったのですか真紅?」
真紅 「そうね… 強いて言えば…
グラディウスの記事にひかれたのだわ…」
雛苺 「あれは良いゲームなのー」
ジュン 「ええー…」
真紅 「そうね… 強いて言えば…
グラディウスの記事にひかれたのだわ…」
雛苺 「あれは良いゲームなのー」
ジュン 「ええー…」
11: 2013/04/05(金) 02:44:10.78 ID:p/0lRQwJ0
ジュン 「えーと… 真紅さんシューティングゲーム好きなんですか…」
真紅 「? 私はシューティングゲームなどやった事が無いわ」
雛苺 「ヒナもやった事が無いのー」
ジュン 「えええー…」
真紅 「? 私はシューティングゲームなどやった事が無いわ」
雛苺 「ヒナもやった事が無いのー」
ジュン 「えええー…」
13: 2013/04/05(金) 02:54:43.88 ID:p/0lRQwJ0
ジュン 「えーっと…んんん?
いやいや…まあ良いや…
あともうこの際アレだけど…
最後に聞いておこう…
真紅さんのお金って…?」
真紅 「ええ… それは話せば長くなるけれど…
貴方の前のマスターは一人暮らしの寂しい老人だったわ
私の事それはそれは可愛がってくれたのだわ
でもある時病気で氏んでしまった…
氏ぬ間際あの方は私の手を取って言ったわ…
『本が好きなお前さんに…最後に何か渡してやりたい…』と
そしてAmazonポイントを残されたのだわ… ううっ…」ぽろぽろ
翠星石 「可哀想に…!さぞもっと一緒にいたかったでしょうねえ」ぽろぽろ
雛苺 「かわいそうなのー…」ぽろぽろ
ジュン 「ええー…」
いやいや…まあ良いや…
あともうこの際アレだけど…
最後に聞いておこう…
真紅さんのお金って…?」
真紅 「ええ… それは話せば長くなるけれど…
貴方の前のマスターは一人暮らしの寂しい老人だったわ
私の事それはそれは可愛がってくれたのだわ
でもある時病気で氏んでしまった…
氏ぬ間際あの方は私の手を取って言ったわ…
『本が好きなお前さんに…最後に何か渡してやりたい…』と
そしてAmazonポイントを残されたのだわ… ううっ…」ぽろぽろ
翠星石 「可哀想に…!さぞもっと一緒にいたかったでしょうねえ」ぽろぽろ
雛苺 「かわいそうなのー…」ぽろぽろ
ジュン 「ええー…」
14: 2013/04/05(金) 03:01:16.16 ID:p/0lRQwJ0
ジュン 「ええっと… じゃあちなみに翠星石さんのポケットマネーの方は…」
翠星石 「まーたちなみにですか
詮索が好きですねえ もう…
これは博打をやって稼いだ時のですう」
雛苺 「翠星石は博打が強いのよー!えいえいっ」ぶんぶんっ
真紅 「阿佐田哲也の麻雀放浪記の中に出て来る
『十三デブ』とは彼女の事よ」
ジュン 「ええー…」
翠星石 「まーたちなみにですか
詮索が好きですねえ もう…
これは博打をやって稼いだ時のですう」
雛苺 「翠星石は博打が強いのよー!えいえいっ」ぶんぶんっ
真紅 「阿佐田哲也の麻雀放浪記の中に出て来る
『十三デブ』とは彼女の事よ」
ジュン 「ええー…」
15: 2013/04/05(金) 03:07:12.34 ID:p/0lRQwJ0
翠星石 「あっ 話がそれちまってるですぅ!」
雛苺 「だっせんだっせん!大変なの―!」
真紅 「そうだったわね それで?翠星石
続きを話して?」
ジュン 「そ そうだったな よし…あれは半年ほど前の事だった…」
真紅 「だまりなさいジュン」
雛苺 「くそつまらないボケなのー モブキャラはあくまで
部屋の隅っこでじっとしてればいいのー」
雛苺 「だっせんだっせん!大変なの―!」
真紅 「そうだったわね それで?翠星石
続きを話して?」
ジュン 「そ そうだったな よし…あれは半年ほど前の事だった…」
真紅 「だまりなさいジュン」
雛苺 「くそつまらないボケなのー モブキャラはあくまで
部屋の隅っこでじっとしてればいいのー」
16: 2013/04/05(金) 03:17:41.57 ID:p/0lRQwJ0
翠星石 「いいですか? それでは…こほん
さっきも言ったようにある日私は
ウメダまで電車に乗ってお買い物に出掛けたのです…」
雛苺 「ふむふむ!なのー!」
ジュン 「…」 ←落ち込んで畳をむしっている
真紅 「ちょ ちょっとジュン… 暗い顔をするのはよしなさい…
こんな事でめげてしまってはだめよ
貴方ってちょっと何事でも気にしすぎるのだわ…」
翠星石 「大丈夫ですか?ジュン ちょっとふざけ過ぎたですね
ごめんなさいです」
雛苺 「ジュンあいとあいとなのー!
ちなみにヒナがくそつまらないって言った
あの気持ちは本当なのー!」
ジュン 「おっ お前ら… ありがとう… うっうっ…」ぽろぽろ
真紅 「さ… 元気を出して…」さすさす
ジュン 「うう… 真紅さんが背中をさすってくれるのが
きもてぃーよう…」ぐすんぐすん…
真紅 「さ 話を続けて 翠星石」
さっきも言ったようにある日私は
ウメダまで電車に乗ってお買い物に出掛けたのです…」
雛苺 「ふむふむ!なのー!」
ジュン 「…」 ←落ち込んで畳をむしっている
真紅 「ちょ ちょっとジュン… 暗い顔をするのはよしなさい…
こんな事でめげてしまってはだめよ
貴方ってちょっと何事でも気にしすぎるのだわ…」
翠星石 「大丈夫ですか?ジュン ちょっとふざけ過ぎたですね
ごめんなさいです」
雛苺 「ジュンあいとあいとなのー!
ちなみにヒナがくそつまらないって言った
あの気持ちは本当なのー!」
ジュン 「おっ お前ら… ありがとう… うっうっ…」ぽろぽろ
真紅 「さ… 元気を出して…」さすさす
ジュン 「うう… 真紅さんが背中をさすってくれるのが
きもてぃーよう…」ぐすんぐすん…
真紅 「さ 話を続けて 翠星石」
18: 2013/04/05(金) 03:24:58.32 ID:p/0lRQwJ0
ええ では行きますよ…
あの日は丁度今日みたいにどんより曇っていて…
おまけに雨でした
私はヨドバシで手早くお買い物を済ませて
帰りの電車に乗ったのです…
翠星石 「ふぅー ひどい天気ですぅ」バシャバシャ…
まだ昼だと言うのに
もう薄暗くなっていました
駅に着いてしばらくすると電車が来ましたので
かさをたたんで乗ったのです…
あの日は丁度今日みたいにどんより曇っていて…
おまけに雨でした
私はヨドバシで手早くお買い物を済ませて
帰りの電車に乗ったのです…
翠星石 「ふぅー ひどい天気ですぅ」バシャバシャ…
まだ昼だと言うのに
もう薄暗くなっていました
駅に着いてしばらくすると電車が来ましたので
かさをたたんで乗ったのです…
19: 2013/04/05(金) 03:30:29.35 ID:p/0lRQwJ0
ところで…「中津駅の怪談」って話知ってますか?
雛苺 「なかつえき?知らないのー」
真紅 「聞いた事無いわね… それと…か…怪談なの?
その場合ちょっと… その…
マイルドにして貰えるとありがたいわ…」
翠星石 「わかりました あまくちですね」
ジュン 「うん 僕もあまくちで」
翠星石 「はい」
雛苺 「なかつえき?知らないのー」
真紅 「聞いた事無いわね… それと…か…怪談なの?
その場合ちょっと… その…
マイルドにして貰えるとありがたいわ…」
翠星石 「わかりました あまくちですね」
ジュン 「うん 僕もあまくちで」
翠星石 「はい」
20: 2013/04/05(金) 03:36:22.50 ID:p/0lRQwJ0
それでですね… 中津駅の怪談のことですが
そんな噂があるのです
それはどんなのかと言いますと
ある雨の降る暗い午後の事でした
Aさんは電車に乗って大阪から帰るところでした
Aさん 「ふう… 酷い雨にあっちゃった…
傘持ってきてない… どうしよう…」
ザアア… ガタンガタン…
そんな噂があるのです
それはどんなのかと言いますと
ある雨の降る暗い午後の事でした
Aさんは電車に乗って大阪から帰るところでした
Aさん 「ふう… 酷い雨にあっちゃった…
傘持ってきてない… どうしよう…」
ザアア… ガタンガタン…
21: 2013/04/05(金) 03:42:12.28 ID:p/0lRQwJ0
ところがしばらくしてですね
車内が変な事に気が付いたのです
暗い雨の日ですので
明るい照明が点いていて車内は良く見えるのですが…
なんだか人がいないのです
普通は午後ですと結構乗ってるもんなんですがね…
その日に限ってがらんとして…
まるで車内に誰も乗ってない事に気付いたのです…
車内が変な事に気が付いたのです
暗い雨の日ですので
明るい照明が点いていて車内は良く見えるのですが…
なんだか人がいないのです
普通は午後ですと結構乗ってるもんなんですがね…
その日に限ってがらんとして…
まるで車内に誰も乗ってない事に気付いたのです…
22: 2013/04/05(金) 03:46:49.79 ID:p/0lRQwJ0
変だなーと思っていたんですが
かといってどうしようもないですから…
電車はどんどん雨の中を進んで行きました
ザアア… ガタンガタン…
するとですね
暗い雨の先から中津駅がぼんやり見えて来たのです
ザアア… ガタンガタン…
はじめはAさんはぼーっと見ていたんですよ
ところが変な物に気付いてしまったのです…
かといってどうしようもないですから…
電車はどんどん雨の中を進んで行きました
ザアア… ガタンガタン…
するとですね
暗い雨の先から中津駅がぼんやり見えて来たのです
ザアア… ガタンガタン…
はじめはAさんはぼーっと見ていたんですよ
ところが変な物に気付いてしまったのです…
24: 2013/04/05(金) 03:52:02.83 ID:p/0lRQwJ0
中津駅のプラットフォームはですね…
Aさんの車内と同じでがらんとしていたのですが…
一人だけ誰かが立っているのですよ
そのプラットフォームに…
ジュン 「ぎゃああああ!ちょ ちょっとタンマ!
とっトイレ行ってくる!」ダダダ…
翠星石 「ええー いくじなしですねえ」
雛苺 「むしろトイレが怖いの… くくくなの…」
真紅 「…」ごく…
Aさんの車内と同じでがらんとしていたのですが…
一人だけ誰かが立っているのですよ
そのプラットフォームに…
ジュン 「ぎゃああああ!ちょ ちょっとタンマ!
とっトイレ行ってくる!」ダダダ…
翠星石 「ええー いくじなしですねえ」
雛苺 「むしろトイレが怖いの… くくくなの…」
真紅 「…」ごく…
25: 2013/04/05(金) 03:55:05.06 ID:p/0lRQwJ0
ごばー! バタン ガチャ
ジュン 「はあー 大漁大漁! よーし戻ったぞー!」ぱんぱん
翠星石 「もう 手洗いは先に行っといてですぅ」
雛苺 「いっトイレですぅ」
真紅 「つ 続けて 翠星石…」
翠星石 「わかりました」
ジュン 「はあー 大漁大漁! よーし戻ったぞー!」ぱんぱん
翠星石 「もう 手洗いは先に行っといてですぅ」
雛苺 「いっトイレですぅ」
真紅 「つ 続けて 翠星石…」
翠星石 「わかりました」
27: 2013/04/05(金) 04:02:55.55 ID:p/0lRQwJ0
それでですね…
人が立っているのは…
別に変ではないだろうと思いますよね
まあ普通はそうです
ところがその日のAさんには
それが何だか異様に見えたのです
考えても見て下さい
暗い雨の日 車内にはなぜか誰もいない
そして見えて来た駅のホームには
ぽつんと誰かが立っている…
なんだかあれは自分を待っているのではないか?
そう思えてきてしまったのですよ
人が立っているのは…
別に変ではないだろうと思いますよね
まあ普通はそうです
ところがその日のAさんには
それが何だか異様に見えたのです
考えても見て下さい
暗い雨の日 車内にはなぜか誰もいない
そして見えて来た駅のホームには
ぽつんと誰かが立っている…
なんだかあれは自分を待っているのではないか?
そう思えてきてしまったのですよ
29: 2013/04/05(金) 04:16:48.99 ID:p/0lRQwJ0
ザアア… ガタンガタン…
そして電車が駅に近付いていきますと
その誰かもどんどん近づいてきて…
Aさんは何だか怖くなってきました
どうやら傘をさしている事だけは分かるのですが
なにしろ雨が地上ではじかれて
まるでモヤがかかったみたいでしてね…
たぶん気のせいなんでしょうが
Aさんはどんどん怖くなって…
外を見ないようにしたんです
電車はゆっくり止まりました
ガタン…
丁度その人が立っていた所ぐらいで止まりました
そしてドアが開きまして…
『おむかえだよ』
そして電車が駅に近付いていきますと
その誰かもどんどん近づいてきて…
Aさんは何だか怖くなってきました
どうやら傘をさしている事だけは分かるのですが
なにしろ雨が地上ではじかれて
まるでモヤがかかったみたいでしてね…
たぶん気のせいなんでしょうが
Aさんはどんどん怖くなって…
外を見ないようにしたんです
電車はゆっくり止まりました
ガタン…
丁度その人が立っていた所ぐらいで止まりました
そしてドアが開きまして…
『おむかえだよ』
30: 2013/04/05(金) 04:19:29.53 ID:p/0lRQwJ0
これが中津駅の怪談です
それでその日も丁度そんな
雨で真っ暗な午後でした
私が電車に乗りますと
妙な事に気付きました…
明るい車内には誰もいないのですよ
あれ?なーんか変ですね
と思ったです
それでその日も丁度そんな
雨で真っ暗な午後でした
私が電車に乗りますと
妙な事に気付きました…
明るい車内には誰もいないのですよ
あれ?なーんか変ですね
と思ったです
31: 2013/04/05(金) 04:25:03.61 ID:p/0lRQwJ0
でも電車はがたんがたん走り出しましてね…
私はしょうがないから長椅子にかけて
足をぶらぶらやってたです
翠星石 「はー… 何か滅入っちゃいますねー…
外がこう暗い雰囲気ですと…」
そんな事を言いながらですね…
ところが中津駅が見えてきますと
プラットフォームに誰かが立っているのです
私は自然中津駅の怪談を思い出しまして…
ちょっとびっくりしてしまったのです
席に登って外を見ていますと
どんどん電車は近付くです
その人もですね
かさをさしていたんですよ
翠星石 「あ…」
私はしょうがないから長椅子にかけて
足をぶらぶらやってたです
翠星石 「はー… 何か滅入っちゃいますねー…
外がこう暗い雰囲気ですと…」
そんな事を言いながらですね…
ところが中津駅が見えてきますと
プラットフォームに誰かが立っているのです
私は自然中津駅の怪談を思い出しまして…
ちょっとびっくりしてしまったのです
席に登って外を見ていますと
どんどん電車は近付くです
その人もですね
かさをさしていたんですよ
翠星石 「あ…」
34: 2013/04/05(金) 04:31:00.66 ID:p/0lRQwJ0
そして電車はがたんと止まって
ドアが開きました…
私は… 私はここが降りる駅でしたので…
翠星石 「ああう… でもでも…
えーい!」タタッ
私は思い切って外に出たのです
するとホームには
蒼星石 「やあ 傘持ってお迎えに来たよ」
って蒼星石が静かに笑って傘を差し出してくれたのですよー!
ドアが開きました…
私は… 私はここが降りる駅でしたので…
翠星石 「ああう… でもでも…
えーい!」タタッ
私は思い切って外に出たのです
するとホームには
蒼星石 「やあ 傘持ってお迎えに来たよ」
って蒼星石が静かに笑って傘を差し出してくれたのですよー!
35: 2013/04/05(金) 04:37:27.51 ID:p/0lRQwJ0
翠星石 「私と蒼星石はもちろんあいあい傘で
仲良く帰ったですよー!
ふぅ! あの時の蒼星石のぬくもりは
忘れられないですう!」
真紅 「…ほぅ…」
雛苺 「蒼星石のぬくもり それがポイントなのー!
翠星石は傘の中で蒼星石と抱き合っていた事を意味するのー!
ここがモエポイントなのー!」
ジュン 「ふぅ… 怖い結末じゃなくて良かった…」
仲良く帰ったですよー!
ふぅ! あの時の蒼星石のぬくもりは
忘れられないですう!」
真紅 「…ほぅ…」
雛苺 「蒼星石のぬくもり それがポイントなのー!
翠星石は傘の中で蒼星石と抱き合っていた事を意味するのー!
ここがモエポイントなのー!」
ジュン 「ふぅ… 怖い結末じゃなくて良かった…」
37: 2013/04/05(金) 04:40:49.07 ID:p/0lRQwJ0
翠星石 「どうです真紅 退屈しのぎにはなりましたか?」
真紅 「ええ ありがとう ではそろそろ引き取る事にするわ…」
ジュン 「お前足が震えてるぞ…」
雛苺 「これはヒナが抱いてやるしかないのー!」
蒼星石 「雛真紅だね わかるよ」
翠星石 「あっ 蒼星石ぃー! 何時の間にぃ!
じゃ 今日はこれでお終いですぅ!お休みなさいですよ!」
真紅 「ええ ありがとう ではそろそろ引き取る事にするわ…」
ジュン 「お前足が震えてるぞ…」
雛苺 「これはヒナが抱いてやるしかないのー!」
蒼星石 「雛真紅だね わかるよ」
翠星石 「あっ 蒼星石ぃー! 何時の間にぃ!
じゃ 今日はこれでお終いですぅ!お休みなさいですよ!」
38: 2013/04/05(金) 05:40:48.18 ID:p3Vaspmo0
終わり?
乙
乙
39: 2013/04/05(金) 06:21:47.10 ID:4Mpy7bah0
起きたら残ってた乙
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります