1: 2013/11/21(木) 22:18:43 ID:AYUXyBdc
ハマーン「だからってわざわざ私の部屋に来ることはないだろう」

シャア「いいではないか、近くにこたつ出してる奴がお前しかいないんだ」

ハマーン「なんだ、みんなまだなのか?」

シャア「アムロの所もカミーユの所もみんなまだだな」

ハマーン「まさかわざわざ行ったのか・・・」

シャア「まったく無駄足だった。こたつくらい出しておくべきだろうに」

ハマーン「人の家にわざわざ邪魔しにいく奴が何を言うか」

2: 2013/11/21(木) 22:21:51 ID:AYUXyBdc
シャア「ときにハマーン」

ハマーン「なんだ」

シャア「もうちょい温度あげてくれ。寒くて仕方ない」

ハマーン「そうか?私にはちょうどいいんだが」

シャア「こう見えて寒がりなんだ」

ハマーン「ほう、意外だな。赤い彗星だけに冷えるのも3倍というわけか」

シャア「・・・・・・ん?」

ハマーン「いや・・・何でもない忘れてくれ」

5: 2013/11/21(木) 22:25:02 ID:AYUXyBdc
シャア「頼む、この通りだ」

ハマーン「まあ、貴様からここまで頼まれるのも珍しいからあげてやろう」カチッ

ボワァーーー

シャア「あー・・・いい感じだ」

ハマーン「暑い・・・」

シャア「暑ければこたつから出ればいいだろう」

ハマーン「まあ・・・そうなのだがな。今は入っていたい気分なんだ」

シャア「おかしいやつだな」

6: 2013/11/21(木) 22:29:56 ID:AYUXyBdc
シャア「ところでハマーン、あれはないのか」

ハマーン「あれ・・・とはなんだ、シャア」

シャア「こたつと言えばあれだろう?常識じゃないか」

ハマーン「ああ、なるほどな。おいマシュマー!あれを持って来い!」パチン

ダダダダッ  ガラッ

マシュマー「はっ、お待たせいた・・・ハマーン様、なぜそのような者がお部屋に?」

ハマーン「気にするな。それよりあれはどうした?」

マシュマー「はっ・・・これでございます」スッ

7: 2013/11/21(木) 22:34:03 ID:AYUXyBdc
ムキムキ パクッ

シャア「んー、やはりこたつにはみかんがないとな」モグモグ

ハマーン「それには同意だな」モグモグ

シャア「ところでこのみかんは旨いな、どこのやつだ?」

ハマーン「ニホン産の有名なアリタミカンだ。わざわざ取り寄せたんだぞ、感謝しろシャア」モグモグ

シャア「どうりで甘いはずだな。流石だハマーン」モグモグ

ハマーン「ふん、礼にはおよばんさ」

8: 2013/11/21(木) 22:37:20 ID:AYUXyBdc
シャア「ふう・・・」ダラー

ハマーン「なんだシャア、だらしないな」

シャア「いいではないか、こたつはグダグダしてこそだろう。そういうお前も今くらいダラけてみろ」

ハマーン「確かにな、何だか改まってたのが馬鹿みたいだ」グデーン

ハマーン「はぁ~・・・・・・あー」ダラーン

シャア「あー・・・・・・」ダラーン

10: 2013/11/21(木) 22:40:40 ID:AYUXyBdc
~数時間後~

シャア「・・・・・・んー・・・?」ガバッ

シャア「何だ、いつのまにか寝てたのか・・・」グー・・・

シャア「・・・腹減ったな。おいハマーン」

ハマーン「むにゃあ・・・」スヤァー

シャア(あれ、可愛いぞ・・・こんな顔するのだな、こいつも)

シャア「っと・・・見とれてる場合ではないな。おいハマーン!」ユサユサ

ハマーン「んん・・・なんだ・・・起こすな眠いんだ・・・」

シャア「そろそろ夕飯の時間だぞ」

11: 2013/11/21(木) 22:45:14 ID:AYUXyBdc
ハマーン「なんだ・・・寝てたのか?」

シャア「そうだ、もうすっかり暗くなってしまったぞ」

ハマーン「そうか・・・それでは夕飯の準備でもするか」スック

シャア(寝癖で髪ボサボサのハマーン・・・ありだな)ピキーン

ハマーン「あまり髪をジロジロ見るでない、癖がついてるから恥ずかしいではないか」

シャア「いや、それはそれで可愛いぞハマーン」

ハマーン「か、かわ・・・?ふんっ!冗談言ってる暇があれば貴様も手伝え!」プイッ

ハマーン(くそ、なぜこんなにも体が熱いのだ!)カァー

12: 2013/11/21(木) 22:53:40 ID:AYUXyBdc
シャア「してハマーン、今日の夕飯はなんだ?」

ハマーン「今日は鍋にしようと思う」

シャア「いいな、こたつに鍋は鉄板だ。温まるしな」

ハマーン「貴様は座って待ってろ。台所は女の戦場だからな」

シャア「そうか、ならお言葉に甘えて待っていることにしよう」スタスタ



ハマーン「・・・さて、腕の振るいどころだな!」グイッ

13: 2013/11/21(木) 22:59:48 ID:AYUXyBdc
~数十分後~

ハマーン「待たせたなシャア、完成だ」グツグツ

シャア「やっとできたか、もう腹と背中が引っ付きそうだ・・・」

ハマーン「そこまで冗談が言えるなら大丈夫だ、さあ食べるとしよう」

「「頂きます」」

シャア「ふむ・・・水炊きだな。ちなみに私は味にはうるさいぞ」パクッ

ハマーン「・・・・・・」ドキドキ

シャア「んー・・・・・・うっ!」

ハマーン「ど、どうしたシャア!水持ってくるぞ!?」

シャア「う・・・旨い!こんな旨い水炊きは初めてだ!」

ハマーン「そ、そうか・・・よかった!」ホッ

14: 2013/11/21(木) 23:03:15 ID:AYUXyBdc
シャア「うむ!旨い旨い!」ガツガツ

ハマーン「お、おい落ち着けシャア。まだ沢山あるからゆっくり食え」

シャア「そうか・・・?しかし箸が止まらん!」モグモグ

ハマーン(よかった・・・シャアが喜んでくれている)

ハマーン「・・・ふふっ」

シャア「どうした?私の顔に何か付いているのか?

ハマーン「い、いや何もないぞ!」ワタワタ

15: 2013/11/21(木) 23:08:52 ID:AYUXyBdc
シャア「ふうー・・・ご馳走様だな」カラン

ハマーン「よく食べたな・・・まさか〆のうどんまで全部食べるとは」

シャア「言っただろう?私は味にうるさいと」

ハマーン「訳がわからんな」

シャア「つまり旨かったってことだ」

ハマーン「貴様の口にあってよかったよ、作った甲斐があったというものだ」

シャア「ハマーンは将来いい嫁さんになるな」

ハマーン「!?」ドキン

ハマーン(そ、それってどういう意味だ?私が嫁さん?シャアの?シャアと結婚?)カアァァー

シャア(あ、何だか壮絶な勘違いをしてそうだな・・・)

シャア「おーいハマーン、もどってこーい」

ハマーン「嫁・・・シャアの奥さん・・・結婚・・・」モンモンモンモン

シャア「・・・ダメだな、これは」

17: 2013/11/21(木) 23:13:38 ID:AYUXyBdc
ハマーン「・・・風呂!」

シャア「ん?」

ハマーン「お風呂、行ってくる!」ガラッ   ピシャン

シャア「あ、ああ」

シャア「・・・私は何か怒らせるようなことをしたのか?」



カポーン

ハマーン「・・・・・・ふう」ザバーン

ハマーン「・・・結婚、か」

18: 2013/11/21(木) 23:20:57 ID:AYUXyBdc
ハマーン(私ももう結婚できる年だし、別におかしい話ではないな)

ハマーン(しかし・・・シャアはどうなのだろう・・・、私はシャアにとってどう思われているのだろうか)

ハマーン(シャアと結婚・・・夢のまた夢なのか・・・?)

ハマーン(いや・・・でも・・・シャアはあのとおり鈍感だし・・・)

ハマーン(でも、いつかは私の気持ちにも・・・いや、私からアクションを起こさなければいけないのか?)

ハマーン(きゅ、急に・・・キス、するとか・・・)

ハマーン(・・・・・・・・・)

ハマーン「う、うわあああぁぁぁぁあああぁあぁ無理だあああああ」バシャンバシャン


ウ、ウワアアァァァァアアァァムリダアアアア  バシャンバシャン

シャア「騒がしいな・・・」

19: 2013/11/21(木) 23:25:11 ID:AYUXyBdc
ハマーン「ふう・・・ふう・・・」ゼェゼェ

ハマーン(落ち着け、落ち着くのだ私)

ハマーン(何も急にキ・・・キスからはじめることはないではないか?)

ハマーン(別に・・・普通に話したり・・・いやそれはいつも通りだな)

ハマーン(・・・・・・・・・後ろからハグ、するとか・・・)

ハマーン(ハグとはいかなくても、手を繋ぐとか・・・)

ハマーン(いける、これはいけるぞ!)グッ



ハマーン「今上がったぞシャア!」ガラッ

シャア「あ、ああそうか。やけにテンションが高いな」

ハマーン「ん、そうか?そんなことはないぞ!」

シャア(いや、絶対おかしい)

20: 2013/11/21(木) 23:36:02 ID:AYUXyBdc
ハマーン「それはそうと貴様もとっとと風呂に入ってこい、ふたは開けてるぞ」

シャア「なら冷めないうちに入るとしようか」ガラッ

ピシャン

ハマーン「・・・・・・ふふ」

ハマーン「ふふふ、ぐふ、ぐふふふふふ・・・・・・」

シャア「私としたことが着替えを忘れた」ガラッ

ハマーン「!!??」ガバッ

シャア「なんだハマーン、机にうつ伏して・・・」

ハマーン「な、何でもない!とっとと着替えを持って行け!」

21: 2013/11/22(金) 00:01:15 ID:MOPd58Ks
シャア「いいお湯だったな」ガラッ

ハマーン「お帰りシャア・・・」ウトウト

シャア「おい起きろハマーン、こたつで寝ると風邪引くぞ」ユサユサ

ハマーン「んん・・・」スゥー

シャア「はあ・・・仕方ないな」スッ

チュッ



ハマーン「なっ!!??」ガバァッ

シャア「なんだ起きたのkヘブゥ!?」パシーーン

ハマーン「シャ、シャシャシャシャア!いきいききいきなりなななにをををを!」ハァハァ

シャア「何がだ!?」

22: 2013/11/22(金) 00:11:11 ID:MOPd58Ks
ハマーン「い・・・いきなり何をする!」

シャア「それはこっちのセリフだ!!」

ハマーン「き、貴様!とぼけるのかあああぁぁぁ!」バシーン

シャア「へばぁっ!?」ガシャーン

ハマーン「大体貴様はいつもいつも自分の都合だけで・・・おいシャア!聴いてるのか!」

シャア「」ピクピク

ハマーン「・・・シャア?おいシャア!しっかりしろ!おい!」ユサユサ

23: 2013/11/22(金) 00:13:02 ID:MOPd58Ks
シャアが昏倒したので俺も寝ます

おやすみ

引用: シャア「そろそろこたつの時期だ」ハマーン「そうだな」