1: 2007/11/18(日) 21:20:21.12 ID:ICfvZJmv0
真紅「ジュン、私はボードゲームで決着をつける事に決めたわ。」
ジュン「は…?ボードゲーム?」
真紅「この平和な時代に戦闘で決着をつけるなんて美しくないわ。」
ジュン(えぇー…いまさらそれ…?)
真紅「1番大切なのは知性、それ故のボードゲーム…分かるわね?」
ジュン「…まぁ…何となく。でもボードゲームってもいろいろあるぞ?108つ位あるぞ?」
真紅「チェスに決まってるじゃない。私と言えば英国、英国と言えばチェス。英国生まれのゲームかは知らないけれど英国っぽい雰囲気だからチェスよ。」
ジュン「…ですよね。」
真紅「いい子ねジュン、ちょっとみんなを集めて話し合ってくるわ。」
――――――
ジュン「は…?ボードゲーム?」
真紅「この平和な時代に戦闘で決着をつけるなんて美しくないわ。」
ジュン(えぇー…いまさらそれ…?)
真紅「1番大切なのは知性、それ故のボードゲーム…分かるわね?」
ジュン「…まぁ…何となく。でもボードゲームってもいろいろあるぞ?108つ位あるぞ?」
真紅「チェスに決まってるじゃない。私と言えば英国、英国と言えばチェス。英国生まれのゲームかは知らないけれど英国っぽい雰囲気だからチェスよ。」
ジュン「…ですよね。」
真紅「いい子ねジュン、ちょっとみんなを集めて話し合ってくるわ。」
――――――
2: 2007/11/18(日) 21:22:47.27 ID:ICfvZJmv0
真紅「という訳なの。どうかしらこの提案。」
翠星石「翠はそれでもいいですけど…若干2名が…。」
水銀燈「馬ぁ鹿じゃないの!?何よボードゲームって!そんなもので決着をつけようなんて頭までジャンクになったんじゃなぁい!?」
雪華綺晶「…戦った方が早い…。」
真紅「二人とも聞きなさい。私達の目的はアリスになってお父様に会う事、そうよね?」
水銀燈「そんなの当たり前じゃない!」
雪華綺晶「…ええ。」
真紅「…アリス。無垢で一点の穢れもない至高の美しさを持った少女。
…がケンカ強いってどうなの?」
銀&雪「!!!!」
蒼星石「……盲点だったね。」
翠星石「恐ろしい程の説得力ですぅ…。」
翠星石「翠はそれでもいいですけど…若干2名が…。」
水銀燈「馬ぁ鹿じゃないの!?何よボードゲームって!そんなもので決着をつけようなんて頭までジャンクになったんじゃなぁい!?」
雪華綺晶「…戦った方が早い…。」
真紅「二人とも聞きなさい。私達の目的はアリスになってお父様に会う事、そうよね?」
水銀燈「そんなの当たり前じゃない!」
雪華綺晶「…ええ。」
真紅「…アリス。無垢で一点の穢れもない至高の美しさを持った少女。
…がケンカ強いってどうなの?」
銀&雪「!!!!」
蒼星石「……盲点だったね。」
翠星石「恐ろしい程の説得力ですぅ…。」
4: 2007/11/18(日) 21:29:00.87 ID:ICfvZJmv0
紅「分かってくれた様ね。今後のアリスゲームは戦闘は一切禁止。
決着方法はこの世で最も知性を要するボードゲーム、…言わなくても分かるわね?」
蒼(…あれか。)
翠(…あれですね。)
苺(…苺の産地当てクイズなのよ。)
銀(…ルールは分かる、って程度なんだけど…まぁなんとかなるわぁ。)
雪(…どの道、勝つのは私…。)
金(…ドール1の頭脳派にアレで勝負とはお馬鹿なやつらかしら♪)
紅「それじゃあ今日は一旦解散して明日から始めましょう。新たなアリスゲームを。」
――――――――――
7: 2007/11/18(日) 21:34:49.02 ID:ICfvZJmv0
翌日
紅「あら、まさか最初の相手があなたとはね、蒼星石。」
蒼「手強そうな相手から倒していこうと思ってね。」
紅「自信があるようね。…ところで、その両手に抱えているのは何かしら?」
蒼「本かや作りの最高級将棋板さ。これじゃないと調子が出ないんだ。」
紅「…しょうぎばん?…あなた、何か勘違いをしているんじゃなくて?」
蒼「?…最高の知性を要するゲームなんだから将棋でしょう?」
紅「しょうぎ?何なのそれは。知性と言ったらチェスに決まってるじゃないの!」
蒼「ちぇす?そんな不良の挨拶みたいな名前のゲーム、ルールなんて分からないよ!」
紅「な、なんですってーっ!?」
紅「あら、まさか最初の相手があなたとはね、蒼星石。」
蒼「手強そうな相手から倒していこうと思ってね。」
紅「自信があるようね。…ところで、その両手に抱えているのは何かしら?」
蒼「本かや作りの最高級将棋板さ。これじゃないと調子が出ないんだ。」
紅「…しょうぎばん?…あなた、何か勘違いをしているんじゃなくて?」
蒼「?…最高の知性を要するゲームなんだから将棋でしょう?」
紅「しょうぎ?何なのそれは。知性と言ったらチェスに決まってるじゃないの!」
蒼「ちぇす?そんな不良の挨拶みたいな名前のゲーム、ルールなんて分からないよ!」
紅「な、なんですってーっ!?」
11: 2007/11/18(日) 21:39:09.45 ID:ICfvZJmv0
蒼「…ご、ごめん言い過ぎた。落ち着いてよ真紅、言い争ってもしょうがない。まずお互いのゲームについて調べよう。」
紅「そ、そうね。ジュンのパソコンを借りましょう。」
蒼「あれ、電源が付いてるね。今日ジュン君は留守なんでしょう?」
紅「さっきまで翠星石が使っていたわ。えーと、将棋将棋…。」
―――。
紅「どうやら似たようなルールのようね。」
蒼「みたいだね。大まかに言えば取った駒を使うか使わないかの違いみたいだ。」
紅「ならこうしましょう。基本ルール・駒等は将棋を採用、取った駒は使えない、これでどう?」
蒼「面白そうだね。それでいこう。」
紅「慣れる為にも時間を空けましょう。3日後でどうかしら?」
蒼「そうだね、じゃあ3日後に。」
――――――――――――
20: 2007/11/18(日) 21:44:42.85 ID:ICfvZJmv0
銀「…奥が深いわぁ、囲碁。ネット対戦を見るだけでも随分勉強になる…。」
カチカチッ
銀「このTOUYAって奴強いわねぇ、ランクも永世名人だし。…あらまた対戦申し込まれたわ。
…名前はsai…。馬鹿なやつ、ビギナーランクでTOUYA名人にケンカ売るなんて。」
30分後
銀「な、なんなのよこのsaiって奴…。勝っちゃったじゃないの…!
…あら?…今度はsaiに対戦申込?」
40分後
銀「…完全に自信を無くしたわ…。TOUYA名人を倒したsaiより強い奴がいるなんて…。一体何物なの?
――sui――。」
――――――――――――
26: 2007/11/18(日) 21:49:14.39 ID:ICfvZJmv0
紅「あら、いらっしゃい雛苺。私を相手に選ぶなんて度胸があるのね。」
苺「近かったのよー。」
紅「同じ家ですものね。――始めましょうか。」
苺「――なの。」
紅「……何を広げているのかしら…?」
苺「人生ゲームなのー。」
紅「…どうやらあなたにもうまく伝わらなかった様ね。まぁいいわ、幼いあなたに免じて人生ゲームで勝負してあげる。」
―――
30: 2007/11/18(日) 21:56:07.97 ID:ICfvZJmv0
紅(こ、この子幼いわりになんて堅実人生なのかしら…。)
苺「昇進したのー!」
紅(アイドルで一山当ててしまってなんだか申し訳ない気分だわ…。でも勝負は勝負…。)
―――
苺「…うゅ…。」
紅「残念だったわね雛苺。私の勝ちだわ。」
苺「女はいさぎよくなの…大事にしてね…ヒナのローザミス…」
紅「そこまでよ雛苺。私にはローザミスティカなど必要ない。そのかわり、あなたの人生を頂くわ。」
苺「…え…?」
紅「私があなたから奪うのはこれだけで充分、
――この3人の子供達を乗せた、桃色の車だけでね。」
――――――――――――――
苺「昇進したのー!」
紅(アイドルで一山当ててしまってなんだか申し訳ない気分だわ…。でも勝負は勝負…。)
―――
苺「…うゅ…。」
紅「残念だったわね雛苺。私の勝ちだわ。」
苺「女はいさぎよくなの…大事にしてね…ヒナのローザミス…」
紅「そこまでよ雛苺。私にはローザミスティカなど必要ない。そのかわり、あなたの人生を頂くわ。」
苺「…え…?」
紅「私があなたから奪うのはこれだけで充分、
――この3人の子供達を乗せた、桃色の車だけでね。」
――――――――――――――
33: 2007/11/18(日) 22:03:24.83 ID:ICfvZJmv0
雪「かわいそうなお姉さま…心が折れたあなたでは、私には勝てない…。」
――白いいばら。
銀「…フン、ネットの奴らが異常なだけよ。お前で自信を取り戻してやるわ。
…て、あなた何取り出してるのよ…。」
雪「オセロ…。」
銀「…何で…?」
雪「白黒、つけにきた…いろんな意味で…。フフ…。」
銀「その上手い事言ってやったって顔ムカつくわぁ…!!」
雪「それ、囲碁板…?」
銀「そうよ、知性のゲームと言ったら囲碁じゃないの。」
雪「なら、囲碁板と碁石でオセロ…。」
銀「…!面白いじゃない…!真っ黒に染めてあげる!!」
―――
35: 2007/11/18(日) 22:08:25.30 ID:ICfvZJmv0
銀「…長いわよ…。」
雪「ネジ…切れそう…。」
銀「中断してあげるからマスターに巻いてもらってきなさいよ…。」
雪「…寝てるから…無理…。」
―――ガクンッ!
銀「……。…勝った…。なんか釈然としないけど勝ったわ…。」
――――――――――――――
37: 2007/11/18(日) 22:10:55.55 ID:ICfvZJmv0
翠「翠星石に勝負を挑んで来るとは大馬鹿やろうですね、
――金糸雀。」
金「カナの戦略を前に無様に散る姿が見える…今夜枕を涙で濡らすがいいかしら!」
――バンッ
翠「…何勢いよくトランプ出してるですか…。」
金「…その白黒のは何かしら…。」
―――
――金糸雀。」
金「カナの戦略を前に無様に散る姿が見える…今夜枕を涙で濡らすがいいかしら!」
――バンッ
翠「…何勢いよくトランプ出してるですか…。」
金「…その白黒のは何かしら…。」
―――
38: 2007/11/18(日) 22:13:44.98 ID:ICfvZJmv0
翠「囲碁に決まってるですよ!」
金「いご?ローザミスティカの代わりにダイヤの1から7を集めたら勝ちってルールじゃ…。」
翠「…どこをどう聞いたらそうなるですかお馬鹿ナリア…てかボードゲームですらないです…。
まぁいいですよ、トランプの何で勝負するですか?」
金「当然7ならべかしら!」
翠「(…サシで?)かかってきやがれです!」
――――
翠(マズイです…最っ高にマズイですぅ…。)
金(8が3枚、6が2枚…もらったかしらっ!)
―――
42: 2007/11/18(日) 22:19:05.44 ID:ICfvZJmv0
翠「…地方ルールとかはどうするですか?」
金「そんなの全部ありでいいかしら!始めるかしら!!」
――――
金「どうやら手も足もでないようかしら、翠星石。」
翠「汚いですぅ!!とっとと8出しやがれです!!」
金「出せと言われて出す奴はいないかしらー♪2でも置いとくかしら。」
翠「くうぅっー!………あれ?」
金「??何を止まってるかしら?」
―――
47: 2007/11/18(日) 22:27:28.26 ID:ICfvZJmv0
翠「くくっ…、くっくっく…、策に溺れたですねぇ金糸雀ぁ…。」
金「な、何言ってるかしら…?」
翠「確か地方ルールはありでしたねぇ、翠がこの1を出す事で反対の13と繋がる、
逆に金糸雀が止めてやがる8は出せなくなるですよ!!」
金「…ま、待つかしら…。」
翠「待てと言われて待つ奴はいないですぅー♪
そーら、パスって言ってみなですぅ!!」
―――
51: 2007/11/18(日) 22:32:40.80 ID:ICfvZJmv0
金「ぱ…パス3かしら…。約束通りカナが持つダイヤの2は翠星石に…」
翠「いるかボケェです!!とっととローザミスティカを出しやがれですぅ!」
金「うぅ…分かったかしら…。」
翠「と、言いたい所ですけど、翠星石も鬼じゃないです。」
金「…え…?」
翠「これから金糸雀は翠星石の下僕となって残りのアリスゲームを手伝うです。
頭脳派気取るなら頭で役に立って見せろです。」
金「…わ、わかったかしら!ドール1の知能犯の実力、見せてやるかしら!」
―――――――――――
55: 2007/11/18(日) 22:37:49.29 ID:ICfvZJmv0
紅「さて、準備はいい?――蒼星石。」
蒼「ああ、――始めよう真紅。」
ジ(…なぜ僕の部屋で…。)
――
紅「…その手は読み筋よ。」
―パチン
蒼「…っ、やるね。…でも!」
―パチン
ジ(うわぁ…こいつらレベル高ぇー…。
いや、本当はあんまり分からないけどなんかレベル高いような気がする…駒の持ち方とかが。)
――――
56: 2007/11/18(日) 22:40:46.38 ID:ICfvZJmv0
蒼「…これで決まりだ。」
―パチンッ
紅「……。惜しかったわね、蒼星石。」
―パチン
蒼「…何だって?…はっ!!しまったっ!」
紅「そう、あなたのその手は持ち駒の香を置けてこそ生きる手。でもこのゲームでは、」
蒼「…そうだったね。土壇場で無意識に持ち駒を戦略に組み込んでいた。――僕の負けだ。」
――
―パチンッ
紅「……。惜しかったわね、蒼星石。」
―パチン
蒼「…何だって?…はっ!!しまったっ!」
紅「そう、あなたのその手は持ち駒の香を置けてこそ生きる手。でもこのゲームでは、」
蒼「…そうだったね。土壇場で無意識に持ち駒を戦略に組み込んでいた。――僕の負けだ。」
――
60: 2007/11/18(日) 22:45:33.66 ID:ICfvZJmv0
紅「あなたは私に敗れた。力を貸して頂戴、残りのアリスゲームを勝ち抜くために。」
蒼「…ローザミスティカを奪うんじゃないのかい?」
紅「私は私なりのやり方でアリスゲームを制す。そこにはローザミスティカは必要ないわ。」
蒼「…君らしいね。分かった、協力するよ。」
紅「翠星石と争う事になるかもしれない、それでもよくて?」
蒼「あぁ、覚悟はできてる。でも気をつけて、翠星石の前のマスターは確か…」
―――
63: 2007/11/18(日) 22:51:22.14 ID:ICfvZJmv0
銀「あらぁ、真紅辺りが来るかと思ってたけど。あなたとはねぇ、――翠星石。」
翠「囲碁板まで用意して準備万端ってわけですか。――でも残念です水銀燈。」
銀「何ですって?」
翠「囲碁では翠星石には絶対に勝てない。先ほど師匠を越えてしまった翠星石では、尚更ですぅ。」
10分後
翠「翠星石の勝ちですね、水銀燈。」
銀「…そ、そんな、この打ち筋は…っ!まさかアナタが!?」
――
蒼「――本因坊という名前の囲碁の神様だ。」
紅「…どうしてもチェスで勝負する気は無いようね…。」
――――
68: 2007/11/18(日) 22:58:52.32 ID:ICfvZJmv0
蒼「囲碁勝負になったら絶対に勝てない。
いや囲碁とはいえあのレベルの打ち手がルールを覚えたらチェス勝負だってきっと…!」
紅「――安心しなさい、蒼星石。私の前のミーディアムはね、あるコンピュータ開発チームの主任技術者だったの。」
蒼「コンピュータ?」
紅「思考力を高めるため私はよくチェスの相手をさせられたものだわ。
生まれたてでまだ名前の無かったそのコンピュータは私と競い合い、お互いに成長していった。」
蒼「……。」
―――
いや囲碁とはいえあのレベルの打ち手がルールを覚えたらチェス勝負だってきっと…!」
紅「――安心しなさい、蒼星石。私の前のミーディアムはね、あるコンピュータ開発チームの主任技術者だったの。」
蒼「コンピュータ?」
紅「思考力を高めるため私はよくチェスの相手をさせられたものだわ。
生まれたてでまだ名前の無かったそのコンピュータは私と競い合い、お互いに成長していった。」
蒼「……。」
―――
69: 2007/11/18(日) 23:00:03.21 ID:ICfvZJmv0
紅「年月を重ねるごとに下がっていった私の勝率がついに5割を切った時、コンピュータは完成した。その時彼はこう言ったの、
『こいつはお前のライバルだ。〝真紅〝のライバルだから…そうだな、〝ディープ・ブルー〝という名前にしよう。』、と。」
蒼「ディープ・ブルー?…それって確か!!」
紅「――こちらも読み合いで負ける気など全くないわ。
とはいえチェスと囲碁では勝負はできない。全く別のゲームで決着を付けるしかない様ね。」
――――――
74: 2007/11/18(日) 23:12:23.87 ID:ICfvZJmv0
翠「聞きましたよ真紅…、超超得意ジャンルで勝負しようとしてたですね。
なんですかあのスーパーコンピューターってのは…wikipedia見たですよ。」
紅「…翠星石だってそうじゃないの。私だって調べたわ。…何なのよ本因坊秀策ってのは。まるきり神扱いじゃないの…。」
翠「…で、どうするですか?囲碁なら翠星石の勝ち、チェスなら真紅の勝ちで決着つかないですよ。」
紅「見たところ、金糸雀と水銀燈を倒したようだけど…雪華綺晶はどこ?」
銀「…寝たわ。」
紅「そ、そう。私は雛苺と蒼星石を倒した。ちょうど3対3ね。それぞれ意見を出し合ってその中から決めましょう。」
――――
76: 2007/11/18(日) 23:15:22.58 ID:ICfvZJmv0
テトリス 1
麻雀 1
将棋 1
マリオカート 1
オセロ 2
紅「オセロね。これはどういうゲームなの?
というかテトリスとマリオカート書いた奴出て来なさい。」
銀&金(ビクッ!!)
――――
麻雀 1
将棋 1
マリオカート 1
オセロ 2
紅「オセロね。これはどういうゲームなの?
というかテトリスとマリオカート書いた奴出て来なさい。」
銀&金(ビクッ!!)
――――
78: 2007/11/18(日) 23:17:23.52 ID:ICfvZJmv0
紅「なるほど、理解したわ。挟んで裏返すだけの単純なルールね。
解説本参考になったわ。ありがとうジュン。」
ジ「いいよ別にそれくらい。(今度はオセロか…ヒマだなこいつら。)」
翠「さて、ルールも理解した所で始めるとするですか、究極の読み合いを。」
紅「――来なさい、翠星石。」
――――
解説本参考になったわ。ありがとうジュン。」
ジ「いいよ別にそれくらい。(今度はオセロか…ヒマだなこいつら。)」
翠「さて、ルールも理解した所で始めるとするですか、究極の読み合いを。」
紅「――来なさい、翠星石。」
――――
80: 2007/11/18(日) 23:19:01.97 ID:ICfvZJmv0
ジ(こいつら確か幻の人形なんだよな…なんで僕の部屋に6体も集まってんの…?)
紅(…C-7に置いて様子を見ましょうか。)
翠(…さて、いつ仕掛けてくるですかね。…置いてくるとしたらD-2かG-5ってとこですか。)
ジ(…まぁいいや、呪い人形にツッコミなんて無駄だよな…。黒が真紅か。)
――――
紅(…C-7に置いて様子を見ましょうか。)
翠(…さて、いつ仕掛けてくるですかね。…置いてくるとしたらD-2かG-5ってとこですか。)
ジ(…まぁいいや、呪い人形にツッコミなんて無駄だよな…。黒が真紅か。)
――――
81: 2007/11/18(日) 23:20:19.45 ID:ICfvZJmv0
中盤
翠(またまた端の列いただきですぅ、簡単ですねオセロ。)
紅(…端の列を優先してきているようね。ここはD-2かしら?
…あまり良い手では無いけれど、翠星石次第ね。)
銀「やっぱりオセロは8×8くらいがちょうどいいわぁ…。」
金&苺「??」
――――
翠(またまた端の列いただきですぅ、簡単ですねオセロ。)
紅(…端の列を優先してきているようね。ここはD-2かしら?
…あまり良い手では無いけれど、翠星石次第ね。)
銀「やっぱりオセロは8×8くらいがちょうどいいわぁ…。」
金&苺「??」
――――
82: 2007/11/18(日) 23:22:55.05 ID:ICfvZJmv0
終盤
蒼(枚数は白の翠星石が圧倒的に多い。けど…、)
苺「翠星石は強いのねー。」
金「ほとんど白なのかしら。」
翠(…違う…マズいです、…取らされてる…。)
紅「――もう逆転の目はないわ、翠星石。」
翠「…!!」
紅「あなたはもうパスするしかない。オセロはね、”取りに”いってはいけないゲームなの。
…と、本に書いてあったわ。」
黒54:白10
ジ(――真紅の勝ちか。)
――――
蒼(枚数は白の翠星石が圧倒的に多い。けど…、)
苺「翠星石は強いのねー。」
金「ほとんど白なのかしら。」
翠(…違う…マズいです、…取らされてる…。)
紅「――もう逆転の目はないわ、翠星石。」
翠「…!!」
紅「あなたはもうパスするしかない。オセロはね、”取りに”いってはいけないゲームなの。
…と、本に書いてあったわ。」
黒54:白10
ジ(――真紅の勝ちか。)
――――
83: 2007/11/18(日) 23:25:42.85 ID:ICfvZJmv0
紅「勝ったわジュン。」
ジ「よかったな真紅。…でもちょっと聞きたいんだけどさぁ、」
紅「何かしら?」
ジ「お前らボードゲームで決着つけるって勝手に決めてたけど、ホントにそれでアリスとかいうのになれるのか?」
蒼「そういえばそうだね…、それに真紅が話していた『私なりの方法』って何なの?」
紅「…話さなければいけないわね。ローザミスティカを集める事とは別の私なりの考え…それはね、
7体のドールが媒介を共有する事よ。」
ジ「よかったな真紅。…でもちょっと聞きたいんだけどさぁ、」
紅「何かしら?」
ジ「お前らボードゲームで決着つけるって勝手に決めてたけど、ホントにそれでアリスとかいうのになれるのか?」
蒼「そういえばそうだね…、それに真紅が話していた『私なりの方法』って何なの?」
紅「…話さなければいけないわね。ローザミスティカを集める事とは別の私なりの考え…それはね、
7体のドールが媒介を共有する事よ。」
84: 2007/11/18(日) 23:29:28.04 ID:ICfvZJmv0
ジ「ちちちょっと待てーっ!!勝手に進めるなよ!3体でもうすでに瀕氏なんだぞ!?」
翠「…今の真紅と翠星石みたいにですか?」
紅「そう。一人は1/7、7人は1。翠星石との契約で形を変えたジュンの指輪を見て思ったの。
おそらくは7体全員と契約を結んだ人間の薔薇の指輪が、扉を開く鍵なのだと。」
ジ「スルーかよっ!!」
翠「…そういえば指輪が豪華になってたです。」
紅「…それにね、私は信じたいの。ローザミスティカを奪う事=ドールの命を奪う事。
お父様が、自ら生み出した人形の氏の先にしかない決着を望む様な人間ではないという事を。」
蒼「…そうだね。」
銀(…命を、奪う…。)
翠「…今の真紅と翠星石みたいにですか?」
紅「そう。一人は1/7、7人は1。翠星石との契約で形を変えたジュンの指輪を見て思ったの。
おそらくは7体全員と契約を結んだ人間の薔薇の指輪が、扉を開く鍵なのだと。」
ジ「スルーかよっ!!」
翠「…そういえば指輪が豪華になってたです。」
紅「…それにね、私は信じたいの。ローザミスティカを奪う事=ドールの命を奪う事。
お父様が、自ら生み出した人形の氏の先にしかない決着を望む様な人間ではないという事を。」
蒼「…そうだね。」
銀(…命を、奪う…。)
87: 2007/11/18(日) 23:32:48.02 ID:ICfvZJmv0
金「…でもカナはみっちゃんともう契約しちゃってるかしら…。」
紅「今すぐにというわけじゃないわ。それに契約を解いたとしてもそれで何が変わるわけじゃない、
お父様と会った後でまた一緒に暮らせばいいの。あなたは彼女の大切なお人形なのだから。」
金「…うん。分かったかしら。」
銀「…そこのメガネ。さっさとこの指輪をはめなさい。」
ジ「メガ…!?」
紅「?…すぐじゃなくてもいいのよ、水銀燈。」
銀「いいわよ別に。引きこもり先が自室か病室かの違いしかないもの。本っ当、ミーディアム運がないわぁ。」
ジ「サラっと禁句を言うなーっ!!」
紅「………。」
銀(…めぐ。命は私じゃなく、時間に吸ってもらいなさい。出来るだけ…出来るだけ長い時間に。)
90: 2007/11/18(日) 23:38:30.45 ID:ICfvZJmv0
紅「雪華綺晶は眠っているんだったわね。ちょうどいいわジュン、ネジを巻きにいきましょう。」
ジ「勝手に決めるなよ!!嫌だね絶対に!!」
紅「本当にいいの?7体揃えると願いが叶うわよ?」
ジ「…え?」
翠「7色の薔薇の龍が出てくるですよ。」
ジ「…嘘だよな?」
蒼「ううん本当。すごく綺麗だよ。」
ジ「……。…行くだけ行ってみようかな。」
苺(ヒナも龍見てみたいのよー。)
金(あっさり騙されたかしら…。)
紅「いい子ねジュン、行きましょう。」
銀「そういえばアナタ達、直ぐにでもネジを巻き切りたかったらいいゲームがあるわぁ。ゴセロっていうんだけど――」
――おわり。
ジ「勝手に決めるなよ!!嫌だね絶対に!!」
紅「本当にいいの?7体揃えると願いが叶うわよ?」
ジ「…え?」
翠「7色の薔薇の龍が出てくるですよ。」
ジ「…嘘だよな?」
蒼「ううん本当。すごく綺麗だよ。」
ジ「……。…行くだけ行ってみようかな。」
苺(ヒナも龍見てみたいのよー。)
金(あっさり騙されたかしら…。)
紅「いい子ねジュン、行きましょう。」
銀「そういえばアナタ達、直ぐにでもネジを巻き切りたかったらいいゲームがあるわぁ。ゴセロっていうんだけど――」
――おわり。
95: 2007/11/18(日) 23:49:30.64 ID:ICfvZJmv0
>>93-94
ありがとう~!
そう言ってもらえるとうれしいです。
ありがとう~!
そう言ってもらえるとうれしいです。
97: 2007/11/18(日) 23:58:55.14 ID:EmsY7XTQ0
乙ですぅ~
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります